ガンガン系漫画でエロパロ
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0001名無しさん@ピンキー2009/11/17(火) 00:42:21ID:51gBAI3i
いつの間にか落ちたみたいなので立ててみました
0108名無しさん@ピンキー2010/12/31(金) 17:22:04ID:e1Jd1vRX
ぱにぽにスレ落ちたからここで投下していいよな
0110刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:35:13ID:dH04V2ze
>>108 新しいスレ無いならいいんじゃないかな

夜麻みゆき作品エロパロの保管庫で無いのを考えた

刻の大地 十六夜×リーノア
0111刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:37:54ID:dH04V2ze

オッツ・キイム4996年 


薄暗く深い森の中を一人の少年が歩いて居た。
昼間だと言うのに深く暗いこの森は、魔物や野生の動物も多く、
いつ何時襲われ、場合によっては命を落とす事になるか分からない。
子供は勿論、大人でも常に危険が付きまとうような、
少なくとも進んで入る子供は居ないと思われる場所である。
当然この少年も進んで入ったのではなく、例に漏れず迷っていた……。

「ココどこ〜?」

進めど進めど開けた場所に出ることはなく、逆に森の奥へ奥へと入って行っているかのようだ。
この少年の名は十六夜。歳は13。癖のある黒い短髪で身長は145センチと低く体重も軽い。
その幼く可愛らしい外見からは到底13歳には見えず。性格、思考も年齢以下。
平和をこよなく愛し、いつもぽよぽよと脳天気。
誰とでも――たとえ魔物とであっても仲良くなれる、なろうとする。そんな心優しい少年だ。
十六夜は迷子だった。自分の家も町も、どこの地方にいたのかもまったくわからず
あてもなく歩いていて、気がつくと森に迷い込んでしまっていたのだ。



そんな迷子の十六夜が森の中を彷徨っていた時、一人の女の人と出会った。

「こんにちはーお姉さん!!」
「え? ……あ、こんにちは」

リボンでポニーテールに纏められた女の人の髪は、それでも膝下まで届いているくらいに長い。
その為か更に背中と腰の二箇所をビーズの髪留めで束ねられていた。
センターで分けられた前髪の下、額に見えるのは宝石の付いたサークレットに同じ宝石のイヤリング。
そして上部の十字になっている部分の先端が丸い円になった杖を手に持つ、
僧侶などの聖職者が着るような服を着た年の頃は18、9くらいの女性。
事実、彼女は聖職者である。修行中の身である為、聖職者と言い切ることは出来ないのだが……
彼女は声を掛けてきたのが小さな少年である事に少し驚いているようだ。
だが、それも仕方のない事だろう。
誰もこんな深い森の中で十六夜のような子供と出くわすとは思わない。

「僕はねー、十六夜って言うんだ。お姉さんも迷子なの? 」

その女性が森の中を一人で歩いていたので、十六夜は自分と同じで迷子なのかと思い聞いてみた。
彼女はもう大人だ。ならば一人旅をしている等その他の可能性も有るというのに 
一人=迷子の単純な結論に思い至るのは、良くも悪くも脳天気で純粋な十六夜らしい。

「ええ、連れとはぐれてしまって……。もしかして貴方も? あ、私はリーノア。僧侶の修行のために旅をしているの」

彼女――リーノアは旅の途中、この森でルブルという共に僧侶の修行をしている友達とはぐれてしまい
迷子になってしまったのだ。
そして連れのルブルを捜している時、偶然十六夜と出くわしたのだという。
それを聴いた十六夜は自分も迷子だというのに唐突に「僕も一緒に探す」と言い出した。
普通は(可哀想)(大変だ)と思いはしても、自分自身が楽観的ではない状況に置かれて居る場合は
自分を優先するのが人間という物だ。
振り返って見れば十六夜は迷子であり、決して楽観的な状況ではない。
しかし優しい……優しさの塊で出来ているような十六夜は困っている人を放って置く事など出来ず、
自分よりも他人を、それが人間でも魔物でも関係なく相手を優先してしまう。
一緒に探すと申し出られたリーノアの方も、十六夜もまた迷子である事が分かったので放って置くことは出来ないし、
彼女自身一人で彷徨い続け、正直心細く寂しかったのでお願いする事にした。

0112刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:39:11ID:dH04V2ze


幸いな事にリーノアの連れのルブルとは森を抜けた平原で再会する事が出来た。
あれだけ森の中を彷徨い続けていた二人がどうしてこうも簡単に森を抜ける事が出来たかと言うと、
ルブルを探している最中に十六夜が助けた傷だらけの動物――魔物のおかげだった。

森の中でケガをした魔物が横たわっているのを見つけた十六夜が、その魔物に駆け寄り手当をしたのだ。
もちろんリーノアは「危ないから近寄ってはダメッ!」と注意したのだが、素直で純粋で優しい十六夜には
“魔物は危険な存在”などという考えは元々無く、傷ついている魔物が“痛そう かわいそう”と思い
リーノアの制止を訊かずに自然に助けるという行動を取っていた。
彼にしてみればいつもと同じ事をしているだけに過ぎない。
しかし、リーノアに取ってはそうではない。
ハラハラしながら心配そうに見守るリーノアに十六夜は言った

“みんなと仲良くしたい”と
“人間と魔物だって仲良くなれるし助け合う事が出来るはずだ”と。

それはとても甘い考え それはただの理想 そんな事は不可能
魔物は凶暴で人間を襲うというのがこの世界の常識だ。
毎日のように世界の何処かで魔物に襲われ傷ついている人が居る。
場合によっては命を落とすことさえ有り、その数も決して少なくはない。
十六夜の考え方は世界中何処に行っても通用するものではなく、酷い言い方をする人なら
「頭がおかしい」とでも言うような考え方であり、異端中の異端。
場所によっては迫害されてもおかしくない。
自分達人間を襲い、傷つけ、殺すような存在と仲良くしようというのだから……。

リーノアの頭の中で次々と否定の言葉が浮かんでは消える。
彼女自身この旅で何度も魔物に襲われそうになったのだ。
自分の実体験を通しての事であるので彼女が十六夜の考え方を否定するのは至極当然の事。
しかし、目の前で必死に魔物の手当をしている少年を見ていると、
本来ならば正しいはずの自分の考えの方が間違っているような――そんな気にさせられるのだ。
十人が十人「リーノアが正しい」そう言うだろうにもかかわらず……。


やがて手当を終えた十六夜はその小さな魔物を抱きかかえ、警戒しているリーノアに見せた。

「ほら、危なくないでしょ」

ニコニコと笑顔でそう言う十六夜の腕の中で魔物は大人しそうにしている。
確かに襲い掛かってくるような様子ではなく、逆に自分を助けてくれた十六夜に懐いているようにも見えた。

「リーノアも撫でてあげて」

そう言う十六夜に若干警戒心を緩めたリーノアもおずおずと手を伸ばして撫でてみる。
彼女が撫でてあげると魔物は気持ち良さそうに喉を鳴らせて猫のように頭を擦り付けてきた。

(私……魔物を触っているんだ)

凶暴で危険な魔物の筈なのに……それなのに何故か怖くない。
今まで一度たりともそんなことは考えた事もなかったと言うのに。
リーノアは唯々不思議で仕方がなかった。
こんな状況を簡単に作り出し、本来ならば不可能とさえ思える魔物と心通わせてしまう十六夜が……

0113刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:41:07ID:dH04V2ze



その後、十六夜がその魔物を地面に下ろし、離してあげると、魔物は二人の少し前まで歩いて振り返り
まるで「ついてこい」と言わんばかりの行動を取り始めたのだ。

「ついてきてって言ってるよ」
「で、でもっ、」

多少警戒心を緩めた物の、魔物の恐ろしさを知っているリーノアは逡巡していたが

「リーノア、行こうよ」
「う、うん……」

大丈夫だとでも言うように自分の手を握ってきた十六夜に促され、
彼に手を引かれるまま魔物についていった。


こうして魔物の案内で森を抜ける事が出来たのだ。
そして気づく、これは助けられた事に対する魔物からのお礼なのだと。
二人が後ろを振り返ると魔物はまるで“気をつけて”とでも言うように
一声鳴き声を上げ、そのまま森の中へと引き返していった。

「魔物さんありがとーっ!」

手を振る十六夜と森に引き返していった魔物を交互に見ながら、(不思議な事も有るんだな)とリーノアは思った。
たとえ僅かな時間だったとは言え自分たち人間と、人間に取って凶暴で怖ろしい存在でしかない魔物が心通わせ助け合ったのだ。
何よりも不思議なのはそれを当たり前と考えて受け入れる十六夜という少年。
リーノアは自分でも気づかない内に十六夜に惹かれ始めていた。
このポカポカと温かい気持ちにさせられる、不思議で心優しい少年に……



ルブルと合流出来たリーノアは、ルブルと話しをした後「私達と一緒に行こう」と十六夜を誘った。
十六夜の話を聴くと迷子は迷子でもあの森で迷子なのではなく、
自分の住んでいた家も町も地方も分からないという、とんでもなくスケールの大きい迷子であったのだ。
と言う事は、このまま十六夜と別れると彼は家に帰れる目処も立たないまま彷徨い続け、
やがては野垂れ死にしてしまうかも知れない、という不吉な結論に辿り着いてしまう。
その為リーノアは、もし彼が一人で行くと言い出しても無理にでも連れて行く気で居た。
それに何故か“このまま十六夜と別れたくない”とも思っていたのだ。
尤も、リーノアと友達になった十六夜が彼女の申し出を断る事など無く、
「うん! 僕もリーノアとルブルと一緒に行くー!」そう言ってリーノアに抱き着いて嬉しそうにしていたが。

一安心した彼女は内心ホッとしながら満面の笑みを浮かべて言った。

「これからよろしくね」
「よろしくねー」

自分に抱き着いたまま同じように満面の笑みで返事をする十六夜。
一見微笑ましい光景であったが、敏い者が見ればリーノアの頬に赤みが射している事に気付いただろう。
自分に抱き着く十六夜に極めて普通に接しているつもりだったリーノアだが、
彼女の胸は熱くなってきており、ドキドキと高鳴る鼓動のリズムは明らかに平常時よりも早くなっていたのだ。

(あれ……? どうしたのかしら?)

この時、無邪気に笑う十六夜を見ていた彼女の心には小さな灯火が付いていた。
まだ本人も気づかない程の小さな種火は彼と接し続ける内に、少しずつだが確実に大きくなっていた……。


0114刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:42:36ID:dH04V2ze



それから十六夜、リーノア、ルブルの三人は世界を回り旅をした。
リーノアとルブルは僧侶の修行、十六夜は故郷を探すために。
様々な国、様々な町、様々な地域を旅する内に、三人は最近魔物が凶暴化してきている事を知る。
十六夜達も凶暴化した魔物に襲われたりもした。
そしてその原因は邪神竜ディアボロスだと言われている。

邪神竜ディアボロス――全ての魔物を束ねる悪の権化。
オッツ・キイム4982年に勇者ザードに倒されたと伝えられるが、4年前……4992年に突如復活したと言われ、
その頃から比較的大人しくなっていた魔物達が再び凶暴化し、以前にも増して人間を襲うようになったらしい。
これを知った十六夜は「ディアボロスに会いに行く」と言い出したのだ。
魔物達が凶暴化した原因と言われているディアボロスに会って、魔物と人間「みんな仲良くしよう」と説得するのだという。
当然リーノアもルブルも反対した。
旅の途中、十六夜が襲われ怪我をしながらも魔物と仲良くなるのを幾度となく見ていた二人は、
魔物と人間が仲良くするのは決して不可能な事では無いと考え始めてはいた。
特に十六夜が助けた魔物によって自らも助けられたリーノアは、(十六夜なら出来るかも知れない)との思いがより強い。
しかし邪神竜ディアボロスを説得しに行くとなると話しは別だ。
伝えられる話を聴けば聴くほど怖ろしい存在であり、とても話しが通じるとは思えない。
それ以前に辿り着けるかも分からない。何せ何処に居るのかも分からない上に姿を見た者さえ居ないのだ。
もし辿り着けたとしても生きて帰れる保証など何処にも無い……

再三思い止まるように説得するリーノア達だったが、十六夜の決意は固く絶対に行くという意志を曲げなかった。





**





とある町の外れを歩く十六夜とリーノア。
あれから数ヶ月。
結局、十六夜は故郷を探すよりも先にディアボロスに会いに行く事にしたのだ。
勿論、十六夜を一人で行かせられないリーノアも彼の旅に同行する事にし、自らの僧侶の修行を一時中断。
ルブルもそんな二人が心配で旅に付いて来て居たが、彼女の場合は自身の修行を続けなければならない為、
この町で二人と別れる事になっていた。
今日はそのルブルとのお別れ会。
二人はお別れ会の為の必要な買い物を済ませた後、宿に向かってのんびりと歩いていた。
町外れまで来ていたので辺りに人影は少なく、それ程人口の多い町ではない事も相俟って辺りはとても静かだ。
だからなのだろうか? 何か秘密の事をする場所に適しているのは。
その声が聞こえてしまうのは。
二人が歩いている道のすぐ横に有る茂みの中から、声が聞こえてきたのは……

0115刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:43:31ID:dH04V2ze



“ん、はっ、あん”

二人の耳に聞こえてきたのは女の小さな喘ぎ声。

「にょ〜? 何してるのかなぁー」
「こ、これって…」

好奇心を刺激された十六夜は茂みの中を覗き込む。
こういう人気のない静かな場所で有る以上、その声から何をしているのか予想は付いていたし、
“十六夜が見る物じゃない”と思いつつ、
年頃の女性であるリーノアも気にはなるので、思わず彼と同じように覗いてしまう。
するとそこには……予想通り、男と女が裸で絡み合う姿が有った。

男が一心不乱に腰を突き込み、女は気持ち良さそうに喘ぐ。
深々と咥え込まれた男の肉棒。咥え込んでいる女の割れ目。
男と女が行う性の営み。
二人ともバッチリそれを見てしまう。

「ダ、ダメ十六夜っ! 見ちゃダメっ!」

何をしているのかハッキリと分かり、リーノアは慌てて十六夜の目を手で塞いで見えないようにして
彼を引っ張り、茂みから離れた。
向こうには此方の声は聞こえていなかったようで、男と女は何事もなく性交を続けているようだ。

「ねえリーノア、あれってえっちでしょー? 僕知ってるよ」
「え、ええっ!?」

十六夜の知ってる発言に驚くリーノアだったが無理もない。
いつもぽよぽよと脳天気で歳の割には幼い雰囲気の彼が、
まさか男女の秘め事を知っているとは思ってもみなかったからだ。
そもそも彼女自身あの行為を見るのは初めての事。
しかし当の十六夜はそういう行為を見たことがあった。
自分の父と母がしていたのと同じ行為だからだ。
勿論、当時初めて目にして気になった彼は、父にそれがどういう行為かを訊いた事もあった。

「えっちって良い事なんでしょ? お父さんが言ってたよ?」
「え、えーと、それは…」

そんな十六夜にどう答えていいのか分からないリーノアは、このまま此所に留まる訳にもいかないので、
とりあえずその場を離れようと彼の手を掴んだまま足早に歩き出した。


0116刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:44:39ID:dH04V2ze



「上手くいってるかな…」

その頃、宿で留守番をしていたルブルは二人の事を考えていた。
彼女は何かにつけて十六夜とリーノアが二人きりになるように仕向けている。
今日、二人に買い出しに行って貰ったのもそうだ。
それは親友であるリーノアの幸せを考えての事。
彼女はリーノアが十六夜に好意を抱いている事を以前から知っていた。
本人から直接告げられた訳ではなかったが、十六夜への接し方や彼を見つめる瞳など、見ていれば自然に分かるものだ。
一つ問題が有るとすればそれは十六夜。
彼はとても純粋で、リーノアにも良く「大好き」と言っているけど
それは人が好き、魔物が好き、生きとし生ける全ての存在が好きという“好き”であって
男女間の恋愛感情的なものではないだろう。
彼の場合、普段の様子を見ているだけでは分からないのだ。
そもそもいつも脳天気で子供っぽい(実際に子供)彼には、まだ恋愛感情は分からない物かも知れず、
余計にルブルを焦らせている。
それこそ直接訊くしかないのだが、それを訊くのは自分ではなく、リーノアが訊かなければ意味がない。
彼女が焦る一番の理由は明日には二人と別れる事になるからだ。
当然、これからはリーノアの背中を押してあげたり、何かをする事が出来なくなってしまう。
奥手なリーノアが自分の気持ちを伝えられるか不安なルブルは、
明日までには何とか決着を付けさせてあげたいのだ。

(何か切っ掛けでも有れば……)

そんなことを考え、妙案が浮かばないまま徒に時は過ぎていき、
とうとう二人が帰ってきてしまった。

「ただいまー♪」
「お帰りなさい」

明るく元気な声でただいまを言った十六夜に返事を返しながら
良い案が想い浮かずに内心落ち込み気味だったルブルがふと彼と一緒に部屋に入ってきたリーノアを見ると、
何故か彼女は口を引き結んで黙っていた。
顔はリンゴのように真っ赤で様子がおかしい。

「どうしたのリーノア?」
「えっ!? う、ううんっ、何でも……ないの、」

何でもないことは無いだろう、現に焦ったように言い繕っている。
十六夜と二人きりだったからという訳でもない。
それならば二人きりになるたびにそうなるはずである。
ひょっとしたら何か二人の仲が進展したのかも知れないと考えたルブルは
もしそうなら自分が居たら邪魔になると思った。
若干、希望的観測が入ってはいた物の打つ手がない以上、良い方に考えて掛けてみるしかなかった。

「十六夜、リーノア、私も買わなければいけない物があるの忘れてたからちょっと出掛けてくる」
「にょ? ルブルもお買い物があったの?」
「ええ」
「そーなんだ。いってらっしゃいルブル」


0117刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:47:25ID:dH04V2ze


「えっ! 待ってルブルそれなら私が…」

先程男女の情事を見てしまったリーノアは十六夜と二人きりになるのが何となく恥ずかしかった。
その為、出掛けようとするルブルを引き留めて自分が行こうとしたのだが、ルブルは「リーノア…頑張って」
と一言応援の言葉を残して出て行ってしまい、残されたリーノアは再び十六夜と二人きりになってしまったのだ。
いつもなら嬉しいというのに今は気恥ずかしくて仕方がない。
するとベッドに腰掛けて休憩していた十六夜が

「お兄さんとお姉さん、気持ち良さそうだったねー♪」

と明るく無邪気に言った。

「そっ、そうね、」

さっきもそうだったがリーノアはどう答えていいのか悩んでしまう。
この手の話しは付き合いの長いルブルともしたことがない。
知識としては知っているし、見た事もあるのだがどうも苦手なのだ。
ましてや自分が好意を抱いている十六夜とこんな話しはとても出来そうにない。

「ねえリーノア。えっちって良い事なんでしょ?」

そんな彼女の思いを無視するように、男女の行為についての話しばかりする十六夜。
勿論リーノアは純粋な彼に下心が無い事など分かりきっている。
だからこそ、どう返事をしたら良いのか判断出来ないのだ。

「あ、あのね十六夜、それはね…」

わてわてと焦りながら答えようとするリーノアに、十六夜は続けて言った。
それは彼女が予想もしてなかった衝撃の一言。

「僕もしてみたいなー。 リーノア、僕リーノアとえっちしてみたいっ!」
「なっ?!」

いきなりそんなことを言われたリーノアは混乱してしまう。
十六夜にエッチをしたいなんて言われるとは思ってもみなかったから当たり前だ。
話しの流れから十六夜がそう言うのは分かりそうな物だが、どうしても普段の彼を側で見続けている
彼女には、十六夜がこんな話しをするなど想像出来ないのだ。


0118刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:49:12ID:dH04V2ze


「あ、あのね十六夜…、その… エッチはしたいからするっていうものじゃなくて…」

好きな相手と性行為の話しをするのはとても恥ずかしくて、彼女は上手く話せないでいた。
もちろん恥ずかしいとは言ってもリーノアは十六夜に求められて嬉しいと思っているし、
もしも恋人になれたらそういう事もするんだろうなと考えた事もあった。
森の中で迷っていた時に出会った少年、十六夜。
旅の途中、何度も遭遇した魔物……その全てに話し掛け、理解し、心を通わせた不思議な少年。
そんな誰とでも、魔物とでさえ仲良くしようとする心優しい彼に惹かれ、好きになってしまったのだから。
それ故に大好きな彼に求められるのは嬉しい……。
でも、だからこそ興味本位でしようとするのには応えられない。
彼女はそれを伝えようとした。だが…

「知ってるよ。好きな女の子とだけしかしちゃいけないんでしょ? 僕はリーノアのこと好きだよー」
「っ!?? えっ? あ…、え?」

“リーノアが好き”その言葉は彼女が一番欲しい言葉だ。
その欲しかった言葉が今言われたのだ。彼女の混乱はピークを迎え言葉詰まって出てこない。
しかし一方でその“好き”という言葉を軽い感じで言う十六夜に思わず考えてしまう。
その好きは“友達”の好きではないのかと。
良くも悪くも純粋で無邪気、そして子供っぽい彼は普段からこうなのだから。
それではダメだ。男としての十六夜が、女としての自分を好きでなければ性交に応じる事は出来ない。
正直を言えばこのまま彼に身を委ねてしまいたいと思わないでもない。
“好きな人に抱かれたい”女なら誰しも思う事だ。何より自身がそれを望んでいる。
でもやはり二の足を踏んでしまう。
僧侶を目指すリーノアに取って男女の交わりはそれだけ慎重になる物なのだ。
目まぐるしく変わり続ける彼女の心は不安をかき立て、
正常な判断も、答えも出せないままで居た。
だが、そうした彼女の不安になってしまう心を救ったのは、やはり思い人から掛けられた言葉だった。

0119刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:52:10ID:dH04V2ze



「うん、リーノアってとってもいい匂いがするし、暖かいし、リーノアのこと考えてるとドキドキポカポカするし大好きだよー」

いつもと同じで無邪気に言う十六夜。
とても愛の告白や想いを伝えるようには見えないその言葉。
しかし、リーノアには分かった。
十六夜が本当に自分を想ってくれている事が。
何故なら彼の言った事と同じだから……十六夜の事を考えるといつもドキドキと胸がときめく。心が暖かくなって嬉しくなる。
そう、全く同じなのだ。十六夜がリーノアの事を考えているときと、
リーノアが十六夜の事を考えているときに感じる物が。
そんな自分が感じるのと同じ想いをストレートにぶつけてくれる十六夜に
リーノアの顔は真っ赤に染まり、言いたいことが言えなくなった。

「それでね。えっちは好きな人に好きって伝えることだから、とっても良い事なんだって」
「う、うん、」

緊張と戸惑いを隠せないリーノア。

「だからね」

そんな彼女にいつものように明るく無邪気に話し、それでいて真剣そのものの十六夜は靴を脱いでベッドの上に乗り
ベッドに腰掛けたままのリーノアの腰と背中に手を回して抱き付く。
彼女の身体が “びくっ” と震えた。緊張が最高潮に達している。

「僕、大好きなリーノアとえっちがしたいんだー」
「い、いざ…よい……あっ…。んうっ?!」

そこまで言うと、十六夜はリーノアの唇を自分の唇で塞いだ。
もう言葉はいらない。それに言葉だけでは上手く言えない。
リーノアのように恋に臆病でもなければ、恥ずかしいから口に出せない訳でも無い十六夜だったが、
彼の場合、言葉の表現が拙く“ぽわぽわ”や“ふわふわ”といったような言葉で表すので伝わりにくい物が有るのだ。
勿論既にリーノアを好きな気持ちは彼女にしっかりと伝わっているので、
結局最後の一押しは行為を持ってするしかなかったのだが。

0120刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:52:34ID:dH04V2ze

「んちゅ んむぅ んんっ 」

温かく湿ったリーノアの唇の味は甘酸っぱく、十六夜は昔聴いた“キスは甘酸っぱい”というのは本当だったんだと思った。
唇を啄むような口づけをした後、リーノアの口の中に舌を入れ、彼女の舌に自分の舌を絡ませる。
突然キスをされたリーノアは戸惑いと嬉しさで心の中がゴチャゴチャになり、何も考えられなくなっていた。
二人は共にこれが生まれて初めてのキスである。
ファーストキスの意味、大切さは思考が幼い十六夜には理解出来て居らず、
“キスとエッチは好きな女の子とする物”というのが分かっているだけだ。
しかしリーノアに取っては非常に大切で、“嬉しい”という感情のメーターを振り切るには十分過ぎる物。
その為、嬉しさの余り涙まで溢れていた。

「んくっ んふぅ あむっ」

積極的に口づけ続ける十六夜はリーノアに好きという気持ちを目一杯伝える為に、
中々キスを止めようとしない。
思考が極めてお子様な十六夜がここまでするのは、“リーノアが好き”というただ一点のみからくる行動で
下心など全くなかったりする。
そもそもエッチな事を考える事がないほど頭の中がお子様でお花畑なのだ。
だからリーノアとのエッチに拘っているのも、それが愛情表現であるからしたいのであって
性欲からくるものではなかったりする。
それにエッチをする事で大好きなリーノアを気持ち良くさせてあげたいのだ。
以前両親がしていたのを見たときの記憶は随分と薄れていたが、今日見た男の人と女の人は
とても気持ち良さそうにしていた。

(あのお姉さんみたいに、リーノアが気持ち良くなるように僕 頑張る)
「ん、ふぅ、んん……」

十六夜はキスをしながらそんな事を考えていた。


0121刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:55:10ID:dH04V2ze




漸くリーノアとの長いキスを終えた十六夜はゆっくり唇を離した。

「えへへ、リーノアの唇とっても美味しいんだねぇ」
「……」(い、十六夜と…。き、キス……したんだ…。)
「レモンの味がしたよ」

唇が美味しいと言う十六夜だったがリーノアの耳には入っていない、ずっと好きだった十六夜にキスされた彼女は
ポーッとなって頬を赤らめたまま何も答えない。
十六夜は十六夜で美味しいリーノアの唇を味わえて満足げに笑っている。

「リーノア!」
「ひゃいッ!」
「僕とえっち……してくれるでしょ?」

小首を傾げ、つぶらな瞳で見つめてくる十六夜にリーノアは断る事など出来ない。
お互いに想い合っている事が分かり、気持ちを確かめ合ったとは言え
こういう事はまだ早いと彼女は思う。
十六夜については実年齢的にも、精神年齢的にも早すぎる。
しかし、早いと思いつつも彼女には了承する以外の選択肢は残されていない。
何せ十六夜はリーノアを想うが故にエッチがしたいと言っているのだから。

「ん……うん」


リーノアの返事を聴いた十六夜はそのまま彼女の服に手をかけ脱がし始めた。
パサッ パサッ…
次々と衣服を剥ぎ取られていくリーノア。了承した以上は抱かれる、若しくは抱き合う覚悟は出来ている。

0122刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:55:38ID:dH04V2ze


最後の一枚を脱がされ、服の上からでは分からなかった大きく豊かな二つの実りが外気に曝された。
緊張のせいか身体が熱くなっているので、服を脱がされても以外と寒くはない。
リーノアが身体を動かせば“ぷるん”と音を立てて揺れそうな大きな胸を見た十六夜は早速その膨らみを触ってみた。

「んっ、」

“ぺたり”と十六夜の手の平がリーノアの乳房に触れた。
彼の温かい手が自分の肌と触れ合い、更に身体が熱くなってくる。
胸を触られるのが初めてだからなのか、彼女は敏感に反応してしまう物の、
不思議と恥ずかしいという感じを抱く事はなく、逆に心地良く、そして嬉しくなってきた。

「わぁー。リーノアのおっぱい大きいね〜」
「そ、そうかしら、」

十六夜は相も変わらず無邪気に言うと、リーノアの乳房に触れている手を“ギュッ ギュッ”と握り、
彼女の乳房を揉みし抱いた。
彼は粘土遊びをするかのように乳房を捏ねくり回し、勃起した乳首を摘んでコリコリと
愛撫してみたりと自分の思うように彼女の胸を揉んでいく。
どうすればリーノアが気持ち良くなるのか? 
それを彼女の反応を見ながら手探りで実践しているのだ。

「あうぅっ! ひぁぁっ!」

当然そんな揉み方をされてリーノアが何も感じない筈は無く、与えられる快感に嬌声を上げていた。
十六夜はその気持ち良さげな声に一様の満足を覚えながらも、まだまだ足りないと思い、
再び買い物帰りに見た光景を思い出してリーノアの股間に目を向けた。
散々胸を揉みし抱かれ、感じさせられていた彼女の股間からは愛液が染み出していて、
それを見た十六夜は(リーノア、お漏らししてるのかなぁ〜?)と見当違いな事を考えたりしていたが、
如何に思考がお子様でも彼の身体はキチンと反応を示し、男としての機能を発揮させ始めた。

(あれぇ〜? 僕のおちんちん、立っちゃったよ?)

股間の性器が勃起したのがそれ程不思議なのか、彼はリーノアの胸を揉んでいた手を止めて自分の性器と
彼女の股間に有る穴を交互に見ながら、これでエッチの準備が出来たのだと本能的に理解して、
大きく勃起した性器をリーノアの女性器に添えてみた。


0123刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:57:49ID:dH04V2ze



「んっ! い、十六夜っ…」

股間に触れた亀頭の感触に“びくんっ”と身体を震わせたリーノアは、十六夜が自分の膣に挿入しようと
している事を理解し、心の中を不安に支配されながらも逃げたりしないでその瞬間を待った。
受け入れる覚悟と態勢の整ったリーノアの入り口に数回スリスリと亀頭の先を擦り付けた十六夜は、

「リーノア、気持ち良くしてあげるね♪」
一言彼女に伝えて腰を前に出し、
“つぷっ”
「んんっっ!!」

膣口に添えていた性器を中に潜り込ませる。

“ずず… ずぷずぷずぷ…”
「んはぁぁぁっ あっ ああぁぁぁっ!!」

男性器を初めて受け入れる事になった膣は侵入を拒否するかの如く、
きつく締まって奥へ進むのを邪魔してくる。

「にゅ〜っ 入らない〜っ」

膣の中に挿れた瞬間から感じた温かく湿った粘膜の感触に心地良さを感じていた十六夜は、
急にきつく締まって進みにくくなった事に苛立ちを覚えながらも、めげずにグイグイと腰を押していく。

「アアッ! 痛ッ! アアアッッ!!」

窮屈な膣内を力任せに入ってくる性器に、無理に押し割られる形となったリーノアはベッドのシーツを
掴んで歯を食いしばりながら痛みを堪える。
普段ならその様子に気付いていただろう十六夜は、奥に入れる事に集中して彼女が痛がっている事に気付かない。
しかし気付いたら気付いたで自分が痛いのもリーノアが痛いのも嫌な心優しい十六夜の場合、
途中で止まって性行為自体を止めてしまう可能性がある。
その為、リーノアの痛みに彼が気付かなかった事は幸いとも言えた。


0124刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:58:14ID:dH04V2ze



十六夜はそのまま膣奥に入れていき、もう進まない所まで入れてしまうと一度動きを止めてリーノアの顔を見る。
キュッと口を引き結んで目を閉じ、何かを堪えている彼女はとても痛そうな感じがして、
自分が考えていた“気持ちいい”とは真逆の表情に漸く気付いた十六夜は、悲しくなって目を潤ませた。
気持ち良くしてあげたいのに痛い思いさせてしまったのだから無理もない。

「うにゅう〜、痛いのリーノア?」

初めて性交を行う時に女性なら誰しも味わう破瓜の痛みは悲しいかな男の十六夜には分からない。
ましてや性の知識など皆無に等しい彼は初めては痛いという事自体知らないのだ。
しかし、どうして痛いのかが分からずとも自分のした事が痛みに繋がっている事くらいは分かる。
心配して声を掛ける十六夜は既に泣く一歩手前だ。

「だ、大丈夫っ!」

そんな事で十六夜に心配を掛けさせたくないリーノアは痛みを堪えて微笑み痛くないと伝えた。
女である以上一度は通る道なのでどうすることも出来ないのだから。

「ホントに?」
「うんっ、ホント…っ」

それにこれは彼女に取って本当に嬉しい痛みなのだ。
何せこの痛みは好きな人と一つになれた証でもある。
嬉しく思う事は有っても苦しいなどとは絶対に思わない。

0125刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 18:59:31ID:dH04V2ze


「良かった〜」

十六夜も彼女の言葉を聴いて安心したようで溜まっていた涙が引いていき、いつものニコニコした笑顔に戻る。

「一緒に気持ち良くなろうねリーノア♪」
「ええ、い、一緒に…」

さっき言った気持ち良くしてあげるではなく、一緒に気持ち良くなろうと微妙に言い方を変える十六夜は、
こうしてリーノアと身体を一つにしてみて分かったのだ。
自分も気持ち良くしてもらうという事に。
実際に膣内に挿れている性器から伝わってくる感触は、今まで感じたどの気持ちいいという感触より“気持ちいい”のだ。
それ以前に比べる対象が無いほどの快感で、とても自分だけが気持ち良くしてあげるとは言えず、
まさに“自分も一緒に”なのであった。

“ずずず…”
「ァァ…っ」

十六夜が腰を手前にゆっくり引いていくと埋没していた肉の棒が穴から抜き出されていき、
根元の方から顔を覗かせた。
挿れる前とは違ってべちょべちょに濡れているそれは、宛ら樹液や蜂蜜が掛かっているかのようにも見える。

「うわぁ、僕のおちんちんべちょべちょ〜」

勿論、十六夜には自分の性器に蜂蜜を掛けたりする変な性癖など無いので、
自分のモノがこうなるのは初めての事だ。
それが不思議なのかリーノアの膣口から竿の部分だけが覗く自分の性器を物珍しそうに見ている。

「そう…ねっ…っ」

一方のリーノアは膣内の粘膜が十六夜の性器に擦られた事で来る痺れるような快感に、
言葉を返すのもやっとという感じで声を震わせながら応えた。

“じゅぶぅぅ…”
「あぅぅぅっ!」

続いて十六夜は腰を前に出し、カリ首が顔を出すギリギリの処まで抜き出ていた性器を、
再び膣の中に挿れていき股間をぴったりくっつけた。
擦れ合う粘膜はリーノアと同じく十六夜の身体にも電気が走る感触を与えて、
彼に性の悦びを教えていた。

0126刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 19:00:42ID:dH04V2ze



「気持ちいいね〜」

それを言葉にすると更に快感は増すようで、十六夜は“もっともっと”とおねだりするみたいに
性器の抜き刺しを繰り返す。

「アアっ! ふぁぁっ あんっ!」

自分の思うように腰を動かす十六夜は、身体だけではなく耳から入ってくるリーノアの喘ぎにも
心地良さを感じた。それが性交の気持ち良さから来ている物である事が分かっているので尚嬉しい。
十六夜の性器は年齢的な物もあってそれほど大きい物ではない為、
初体験のリーノアには丁度良い大きさだったので、始めこそ痛みを感じた物の直ぐに快感のみを感じるようになり、
自分の方からも腰を擦り付け十六夜を求めるようになっていた。

「ンッ ンッ アアッ アッ ソコッ 十六夜ッ ソコぉ!」
「ココが良いの?」 
「アアッ! アアアッ!」

リーノアは奥の方で抽挿を繰り返していた十六夜に最も感じた場所を伝える。
指示された場所を擦ると彼女は大きな声で喘ぎ、より深く繋がり、感じたいのか
十六夜は小さな身体を強く抱き締められた。

「うにゅ? 何か狭くなってきたよ?」

彼女が感じるという一番奥で一突する度に膣が収縮していき、徐々に動き辛くなってくる。

「でも……とっても気持ちいい」

動きにくくなっては来た物の、それとは逆に感じる気持ち良さは正に極上の物となっていた。
腰に力を入れなければ動けないので自然に強く早い突き込みへと変わっていき、粘膜同士の摩擦も激しくなる。

0127刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 19:01:54ID:dH04V2ze


「あうッ! んんッ! イッ、イクッ! いざよ…いッ! イクぅッ!!」

当然ながらそれは二人を絶頂へと誘導する物であり、性器と性器の擦れ合いによってもたらされていた快楽は、
遂に弾ける時が来た。

「うう〜ッ、僕も、僕も何か出ちゃうッ おしっこが出ちゃうよ〜ッ」

限界の訪れた十六夜はリーノアの膣に挿れている性器から何かが出そうになっているのを感じて必死に堪えていた。
彼はそれを小水と勘違いしているのだ。
セックスという行為について“好きな男と女がするもの”と認識し、知っている十六夜ではあったが、
生憎と性交の果てに出る物については知らなかった。

「ち、ちがッ あうッ 十六夜ッ! 違うからッ! それっ はッ おしっこじゃないッ…からッ!」

射精を我慢する十六夜に間違いを指摘して我慢するのを止めさせるリーノア。
女ではあっても、出せないのは苦しいらしいという事くらい知っている。

「いい、の? 出していいのッ!」
「ええッ、出していい…のッ!」

出そうになっている物が小水ではないと教えられた十六夜は、性器を根元まで挿れた瞬間、
我慢して力んでいた力を抜いた。

“ドクゥッ”
「ァァッ!」
“ドクン ドクン ビュクビュク…”
「アアアァァ〜〜〜ッッ!」

我慢に我慢を重ねた事で溜まりきっていた精液は爆発的な勢いで亀頭から飛び出し、
亀頭の先とくっついていた子宮口からリーノアの子宮内へと飛び込み、内部を白く染め上げていく。

「中に…ッ 私の中に……いっぱい…ッ」
「うう〜、何か気持ちいいよ〜、」

ただ精子を出すというだけで気持ちが良いのを不思議に思いながら、出てくる物が無くなるまで出し続ける十六夜も、
子宮に溜まり続けている熱い物を感じ取っているリーノアも、共に満足感と幸福感、そして愛情を共有しながら、
初めての性交を終えた……。

0128刻の大地 十六夜×リーノア2011/01/19(水) 19:03:14ID:dH04V2ze


想いを伝えて十六夜と抱き合ったリーノアは、暫くの間彼と二人して余韻に浸り幸せな気分を味わっていたのだが、
ルブルが出掛けてから結構な時間が過ぎている事に気付いて、
依然裸のままで居た十六夜に服を着せ、自らも手早く服を着ると、
先程まで十六夜と共に熱い時間を過ごしていたベッドのシーツや布団を急いで元に戻す。
いくらルブルが親友だとはいえ、流石に抱き合っていた痕跡を残して知られたくはない。
そう、知られたくはなかったのだが……帰ってきたルブルに十六夜が、

「ぐちゅぐちゅーで、べちょべちょーで、どくどくーだったんだよ〜♪」

と嬉しそうに話してしまったのだ。
勿論その言葉だけでは普通分からない物だが、言われてしまったリーノアが顔を真っ赤にして
“わてわて”と大慌てで誤魔化そうとしたせいで、余計なヒントを与えてしまい、
結果的にルブルに知られてしまった。
まさか一足飛びでそんな事になっているとは想像してなかったルブルも、行為に及んでいる二人を想像して固まってしまい、
大人二人が赤面して、お子様一人が冷静? になるという実におかしな場が出来上がってしまうのだった。



翌日。

「それじゃここでお別れね…」

二股に分かれる街道でルブルは十六夜とリーノアに別れの挨拶をした。
今日此所で二人と別れる事になるルブルは寂しい気持ちでいっぱいではある物の、
懸案だった二人が結ばれた事で思い残す事はなかった。

「うん、ルブル…色々ありがとう」

ルブルの手を握って別れを惜しみながらもさよならを言うリーノア。
ルブルが居なければ、応援してくれなければ、自分と十六夜が結ばれる事はなかったと感謝の気持ちを込めて
お礼の言葉を述べる彼女の目には涙が浮かんでいた。

「うにゅう〜…ルブル、また会おうね」

十六夜も目を潤ませながらルブルに抱き着き、小さな身体全体で悲しみを表現する。
しかしながら彼は二人と違って「また会おう」と言った。
これは別れなどではなく、また会う為の出発なのだと。
そして十六夜とリーノアは北、ルブルは南とそれぞれの行く道に歩み始めた。




北を目指して歩き始めた二人は間もなく出会う。
たった一人のダークエルフの剣士と、悩み続けて答えを探す陽気な剣士に。
その二人との出会いこそが、十六夜とリーノアの旅の真の始まり。

「リーノア、手繋ごうっ」
「うん」

新たな気持ちで歩き始めた二人は手を繋ぐ。
この先何が有っても離れないようにと……

0129名無しさん@ピンキー2011/02/11(金) 11:37:46ID:/PaM6g7Z
十六夜がHしてるの想像したらなんか微笑ましい GJ! しかもリーノアって何気に俺得だしw
0134名無しさん@ピンキー2011/03/17(木) 01:34:50.97ID:v1+CFtst
同じくいぬぼく希望
0137名無しさん@ピンキー2011/03/30(水) 18:27:10.30ID:lobuvvP8
絵とかってスレ違い?
0138名無しさん@ピンキー2011/04/04(月) 05:50:16.55ID:fXu0/lTz
ほっしゅ
0141名無しさん@ピンキー2011/04/08(金) 04:33:35.65ID:TTMTTOhJ
懐かしいといえばナーガスやZマンの女キャラってエロかったよな

どちらの作者も今では普通にエロいの描いてるけど
0143名無しさん@ピンキー2011/04/28(木) 06:47:59.07ID:ytmdx2is
ほしぅ
0145妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:49:22.75ID:FVFz4x7G
投下させて頂きます。

「妖狐×僕SS」
御狐神双熾×白鬼院凜々蝶 です。
0146妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:51:15.39ID:FVFz4x7G

☆☆
――今日は日曜日。
空は雲一つ無く・透き通る様な綺麗な水色が広がり・太陽はかんかんと照っている。
僕はというと、、相変わらず部屋に閉じ篭もり、御狐神くん用のコーヒーの思案中に、
『こんな素敵な日に部屋に閉じこもってるのはヤメよ〜☆』
と言い出した夏目くんのパシ……じゃなかった、彼のメッセンジャーとなった反ノ塚からそれを聞いていた所だ。
「僕は別に構わないが。 それで、どこに行くんだ?」
「あー…映画館らしいぞ」
「……それ、どっちにしろ閉じこもっていないか?」
「んで、その後遊園地に行くって計画らしい。 ミケには伝えて来たから、お前は準備してたらミケが来るんじゃないか?」
「…そうか。 御狐神くんも来るのか……」
御狐神くんに対する言葉を呟くと、頬や首筋がかぁっと熱くなってくる。 まぁ、、彼にはどんな返事をしても付いて来るのだろうが。
「分かった。 準備しておこう」
そう言うと、反ノ塚は微笑みながら「じゃ、俺は先に行くから。 下でみんなと待ってるからな」と言い。 伸びをしながら僕の部屋を後にした。

0147妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:52:44.54ID:FVFz4x7G

「――…なぁ、御狐神くん……」
「はい。 どうかなされましたか?、凜々蝶さま」
「……君は、、一体何をしているんだ?」
「ええ。 凜々蝶さまを抱きしめて、凜々蝶さまの軟らかな甘い匂いと・元気良くリズムを鳴らしている心臓の鼓動を感じ・思春期の少女特有のやわらかさを堪能しているのですが」
彼は相変わらず病んでいた。 むしろ日に日に悪化している様に感じる。 何で彼を好きになったんだろうとか思ったりする事もあるが、、まぁ、それはとうの昔に過ぎた事だ。
それにしても、こんな台詞を爽やかに微笑みながら言える事が逆に凄い。
まぁ…まぁ、それ自体はいい。問題は――……、

「……何で玄関先で抱きしめる必要があるんだ…?」

「……駄目、なのでしょうか?」
「いや、駄目等という問題じゃなく!」
そう、丁度靴を履いて扉を開けようとしていた時の事だった。 彼に、突然、抱きしめられたのは。
嫌と言う訳じゃあない。 嫌じゃあないのだが……。
「み、みんな…そ、外で、、待っているから…す、するのなら……夜でも…いいじゃないか……」
「分かりました。 では、手早く済ませましょう」
彼が僕の髪の匂いを嗅ぐ仕草をしながら言う。
「 な ん で そ う な る っ ! 」
「……では、凜々蝶さまはこのままで宜しいのですね?」
彼が、耳元で甘い掠れる声で囁く。 その仄甘い吐息が身体の中を巡り侵していく感覚が走り・びくびくと体に反応が出る。
その感覚のせいか、急に彼の顔を見たくなり、切なげに振り向くと、彼は優しげに微笑んでいた。
あぁ、心地良い……。。 ――何時からだろうか。 彼にぎゅうっと抱き締められ・振り向いた際の彼の微笑顔が僕の一番の癒しの空間となったのは。
「は、ぅ……んっ……」
僕の顔を確認した彼はつうっ……と背中に指を這わせる。 すると、何とも言えない快感が疾走り、気持ちを昂ぶらせていく。
「…っ、ん……ぁ、みけ、つかみ…くん…っv……」
だが、彼はそこから動こうとしなかった。 ……あぁ、御狐神くんお得意の焦らし、か。
……まぁ、、何だ、うん。 堪らなくなって来たし……手早くと言うのなら……懇願しても――…、
しかし、玄関だからか……寒いな。。 まるで扉が開いてる様な――……。

「 「 「 ……………… 」 」 」

「…………反ノ塚…。 キミ…何時から見ていた……?」
「あー…『いや、駄目等という問題じゃなく』からだな。。 お前ら遅かったから心配して来てみたんだが……」
…………………………………………つまり、、
扉が開いてる様な ではなく、 扉は開いていて …挙げ句、友人に僕の痴態をみ、み、見られっ……、、
「み、御狐神くんっ?! キミはっ、きづ、気付いてっ……!」
「ええ。 先程、、凜々蝶さまよりも前に気付いてはいたのですが、この儘、お兄さまに凜々蝶さまの淫美な表情を堪能して頂くのも良いかと思いまして」
「アホかキミは?!?、どこに友人に自分の痴態を見せ付けたい者がいるんだ!?」
「申し訳ございません。 嫌いにならないで下さい……。 僕は凜々蝶さまの前ではほんの少しの衝動と好奇心を抑える事すら出来ない卑しい犬でございます…っ!、あぁ!、嫌いにならないで……」
「だから何でキミはそうなんだ?!」
「お二人さん。 漫才はそれくらいにして早く下に来いよな」
0148妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:54:41.29ID:FVFz4x7G
反ノ塚は気怠げに欠伸をしながら離れ、階段を降りていく。 その様子だと興味はなさそうだが、、本当に興味が無いのか・どうなのかは知らないが……まぁ、とにかく有り難い。
「……その…ごめん、なさい…後でなら、幾らでもシていい…から、その…今は、我慢して、、くれないか…?」
出来るだけ彼の目を見ながらそう謝り、頭を下げる。 恐る恐る彼を見ると切なく苦しげな表情をしていた。
何だか悪い事をしている様で申し訳なくなる。 だからといってこの場で衝動に身を任せていたら、大変な事になっていただろうし……。。
……でも、後でと言っているから大丈夫…だよな?
「…後でなら……良いのですね?」
「あ、あぁ……うん……」
僕の言葉を聞いた彼は、背中と太腿に回していた手を離し、僕から少し距離を置いて軽めの咳をする。
そして、ネクタイを締め直し、スーツをぴしっと正して深呼吸。その動作の数秒後、彼は口を開いた。
「皆様が待っております。 さぁ、急ぎましょう。凜々蝶さま」
「……その言葉、そっくりそのままキミに返していいか?」

急ぎ足で階段を駆け降り、いつぞやのタイムカプセルの件で集まった中庭へと走る。
そこには既に、反ノ塚・雪小路さん・髏々宮さん・渡狸くん・夏目くん・小人村さんが待っていた。
どうやらあの男はいないらしく、ほっ…と胸を撫で下ろす。
みんな怒っているモノと思っていたが、見る限りには怒っている様子は特に感じられない。
「ふん、みんなして待たせてしまったな。 ごめんなさい」
「あら、ちよたんとそーたんったらだいたーん☆カムヒアー♪」
僕たちを見付けた夏目くんが何事かを呟いた。 …………どうやら、やはりと言うかバレている……らしい。
「いや、俺は何も言ってないぞ」
「…まだ何も言ってないんだが」
夏目くんの発言の直後、反ノ塚がすかさず言う。 僕はそれに言葉を返した。
……大方夏目くんが能力で観たのだろう。後でどうにかしなければ。。
「成る程……早くこの火を消して、か。 玄関先で弄ばれる少女、、メニアック……」
雪小路さんは相変わらずだから何も言わなくてもいいだろうか…。

そして、渡狸くんは――…。
「卍ちゃんはいつ見てもかわいね〜」
「バッキャロっ!、お、俺は不良だ!、近付くと怪我すんだぞ!」
「そうやって怒るとこもかわいいね〜」
彼は、小人村さんに弄ばれていた。
彼女は普段見ないお洒落な格好をしていて、ピンクの花柄ワンピースが可愛さに一役買っていると思える程で。
「…駄目。 渡狸は、私の…」
「カルタ……!」
「え〜、卍ちゃんはみんなのモノだよ〜」
「…駄目。…渡狸は、私の…。 …渡狸が居なかったら、私の宿題は誰がするの…?」
「 お 前 だ よ っ ! ! 、というかさっきから俺の人…妖権どこいった?!」
渡狸くんは渡狸くんなりに幸せそうだから大丈夫そうだ。 ……本人からしたらどうなんだろうとは思うが。
「さて、」
みんなの言動を観ていた夏目くんがようやく口を開いた。
「やっと今日はそーたんを意識して似つかないアダルティなパンティを履いてるちよたんとそーたんも来た事だし……映画館にレッツらゴ〜〜☆」
「おい、ちょっと待て」

0149妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:56:44.97ID:FVFz4x7G

それから僕たちは童辺さんの運転するワゴン車に乗って映画館へと向かった。 童辺さんは 「ったく。 何でアタシがこんなコト……」 とぶつぶつ呟いていたが。
車内では、雪小路さんや小人村さんが先程の事を聞こうと積極的に話しかけて来ている。
だが、僕はそれをどこか上の空で聞き流してしまっていた。
「……はぁっ…」
何をしていても・どうしようか考えていても、頭の中を先程の御狐神くんの愛撫が・抱き締められた感覚が巡る。 彼にされた事でこんなにもぐるぐると巡っているのは初めてかもしれない。。
「……凜々蝶さま」
彼に触れられた感覚に浸透っていると、耳元で彼がこそこそと囁いて来た。 その表情にはどこか余裕が無さそうに見える気がする。
「……何だ?」
「…堪らなくなって来てしまいました。 此処で凜々蝶さまにシても良いでしょうか?」
「…………玄関を出て・ワゴンに乗ってからまだ10分も立ってないんだが」
「――でも、凜々蝶さまも我慢出来そうにないですよね?」
前言撤回。 ……どうやら僕の目は腐っていたらしい、彼はいつもの調子だった。
しかし、だ。 いつもの様子ではない彼に見透かされる程、僕は挙動不審だったというのか?

「……ともかく、ここでスるのは今後の事を考えると避けたいのだが」
「では、もう少しで目的地ですし、、わた、僕にいい考えがあります」
「……分かった。 君に任せる」
…………………… 君に任せる って冷静に考えると、、彼とスる為の場所の確保を御狐神くん自身に任せるって意味になるのか……。。
………………………………………………。。
「ふ、ふおおおおおおおおおおおおぉぉぉ……っ?!」
「…ちよちゃん。…どうしたの…?」
「な、何でもない……」
髏々宮さんが心配したのか声をかけてきた。 だが、言えるわけがない……。 冷静になって思うととんでもない事を彼に言ったというのに今更気がついたなんて……。。
「ふふ、自分の欲望の大きさに気付いてない女の子……メニアック…!」
……とりあえず雪小路さんは無視しておこう。
「お、もうそろそろだね〜☆」
目的地の映画館が近付き、夏目くんが僕の目をニヤリと見つめながら言葉を発した。
「楽しみ〜。 何を観るかもう決まってるんですか〜?」
「ううん☆、全然¥」
「おい、ちょっと待て」
そして、夏目くんと反ノ塚が言い合っている中映画館に着いた。 その途端。

「凜々蝶さま?!、顔色が優れてませんがどうかなされたのですか?!?、あぁ!、早く医務室に連れて行かなければ!!」

正に迫真の演技。 彼の凄まじい演技に呆気に取られている内に、身体を担がれ・俗に言うお姫さまだっこの体勢で・彼はそのまま路地裏へと走っていく。
「……そーたん、そっちは医務室じゃあ無いよ★」
0150妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 11:58:18.53ID:FVFz4x7G

「キミはバカか?!、あからさまに怪しすぎるじゃないか!?」
路地裏の奥に連れ込まれ、お姫さまだっこ状態から解放された僕は、思わず御狐神くんに詰め寄った。
「ええ。 ……ですが任せると仰ったのは凜々蝶さまですよ?」
「確かに言ったけども!、まぁいい。 ……な、なるべく手早く済ませるぞ」
「手早く、ですか。 ……この時間帯ですと、全ての映画が30分程余裕が有りますが」
彼が腕時計を観ながら言った。 …まさか御狐神くんと夏目くんは最初からこれを狙っていたんじゃ……。。
「狙っていませんよ」
「心を読むな、心を」
まあ、彼の言うことを信じよう。。 ……夏目くんの場合は分からないが。 しかし、どうするか……?
「……だが、手早く済ませた方が良いだろう。 幾ら何でも時間を掛け過ぎると怪しい」
「…凜々蝶さまは30分丸々愛でられて欲しかったのですか?」

「だから!、そうじゃ――」
その先の言葉は言う事は叶わなかった。
――彼に唇を、愛しい彼の唇で塞がれたから。
「……は…ん、んん……っ…」
待望んでいたからなのだろうか?、既に僕の頬は蕩けきり・頭の中は幸福感でいっぱいになっていく。
長く続くキスの中、強く抱きしめられる。 背中に回された手からじんわりと伝わる体温が、僕をより蕩けさせていく。
「んっ……っあ…ん、ぅ……」
息継ぎの為か、彼の顔が離れた。 僕の顔……というか口はぽかんと開いており、涎がだらしなく垂涎れているのが理解る。
「…もっと…ぉ……v」
「先程、凜々蝶さまは手早くと仰られましたが?」
「…全く。 つくづく意地悪だな…君は……」
彼はくすりと微笑い。 顔が近付き・そして再び唇が合わさった。 今度は、おま○こや全身への愛撫付きで。
「っv…ぁ…く、は、ぅん……v」
激しいキスとは裏腹に、肌への愛撫はまるで艶めかしく・絹に触れる様に繊細で・優しく撫でられて。
まずは背中。 そこから、徐々に下に下がっていき・手はお尻へとたどり着いた。

「ひ、んっ……ぁっ……」
お尻に触れている手は、お尻の穴へと至る溝を辿り・そこからおま○この近くへと人差し指を持っていく。
おま○こ全体を愛撫するには手が届かないのか、人差し指は触れるか触れないかの処を仰ぐだけで、ぞくぞくとした快感が身体の中を疾走るだけだ。
だが、これだけは理解る。 僕のおま○こは、既に充分に濡れていると言う事は。
「ふふ、凜々蝶さまは淫乱やらしいですね。キスだけでこんな事になるなんて」
僕のおま○こをなぞっていた御狐神くんが妖しく耳元で囁く。 彼の声が直接脳に届いた様な感覚がして、僕は先ほどよりも蕩け・力が抜けていく。
「…玄関先で君に抱き締められた時から響いているんだ。 …仕方ないじゃないか……」
「……それなら、昨日の夜から溜め込んで堪らなくなっている僕のモノにヨガられても、仕方がないという事になりますね」
彼が手を解き・僕から少し離れ・スーツズボンのファスナーを降ろす。 既に盛り上がっていたソレは、出口を見つけ、更に膨らみを増し……。
まだソレは完全に姿を現していないのに・そこからは男の匂いが漂い始める。
0151妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 12:00:19.83ID:FVFz4x7G
「…ごくっ……」
思わず息と唾を飲み込んだ。 彼のは何度か観てはいるものの、まだ慣れているとは言い難く、未だその姿に圧倒されるばかりだ。
その内にボクサーパンツの窓が開かれ、彼のペ○スが顔を出した。 僕は再度、ごくりっ……唾と息を深く飲み込む。
「……凜々蝶さま。 後ろを向いて下さいませんか?」
その言葉に頷いて・彼に背を向け・両腕を壁の前に出し・彼に向かってお尻を突き出した。
「うん。 ……これで、いい…か?」
「ええ。 大丈夫ですよ」
返事をしながら・彼は僕のパンティをずらし・自身のペ○スでおま○この入口をちろちろとなぞる。
「…っはv、ぁあv…んぁ、んぅっ……」
「では――」
その言葉と共に、急にお腹の中に異物感が込み上昇がって来た。 ――挿入れられたのだ。 愛しの彼の、太く・熱く・逞しい肉棒が。
「 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?! 」
瞬間。 稲妻に撃たれたかの様な衝撃が身体の中を疾走け巡る。 挿入れられただけなのに、びくッびくッと身体は反応し・喋ろうとしても、快感に浸透りすぎて呂律が回らなくなり・動悸がばくッばくッと稲妻の様に凄い。
……まさか、あぁ、まさか、、これは――…。。
「挿入れただけで、イくだなんて……。 あぁ、僕を置いて、イかれるだなんて……」
彼の表情は見えないが、声の調子からして完全に想定外だったらしい。 ……僕もまさかこうなるとは思わなかった……。

「………………」
暫く声がしなくなった彼を不審に思っていると、急に腰を突き上げられ・袖送が開始された。
「…ひゃっ、ぁv、ぅんっ……v」
お腹の中の異物感が凄いスピードで行ったり来たりしていて、中の襞をぐりぐりと擦って、その度に亀頭が襞に引っかかって、凄く堪らない。
「あぁ、凜々蝶さまはっ、僕の事がっ、お嫌いなのですね?」
その言葉と共に彼は腰を突き上げた。 瞬間、僕の中には快感と・混乱とが入り混じり、上手く思考が出来ない。
「……僕の事がっ、嫌いな凜々蝶さまには、罰として…僕がイくまでっ、イき続けて貰います…っ!」
耳元で半ば叫ぶ様に発せられた言葉にぞくぞくしながらまたイくと同時に、切なさが込み上昇がって来る。
「違っ…ちがぁっv、違うっ…ぁ、ん、、んんっ、ぁっ……v」
未だ呂律が回らない。 上手く言葉が出せれない。 っ……涙が出そうだ。
「…ちがっ、ぁ…みけ、すきっ…、御狐かみっ、くん、すきぃっ……v!」
ぐちょ…ぐちゅ… という僕と彼の液が混合ざりあう淫靡な音が・甘美な匂いが、僕の耳を・脳を・心を巡り、侵していく。
太腿は既にがくがくと震えており、彼の支えがないと立っていられない。
「…っすきv、すきっv、すきぃっv、好きっぃっv!、っ好きぃっv!、らい好きぃっv!!」
――あぁ、御狐神くんっ。 御狐神くんっっ! 御狐神くん…っ!!
「 っらいしゅきぃいぃぃいぃぃいぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っv!!!! 」
刹那。僕の膣奥に熱い熱い幸せの素が勢いよく注ぎ込められた。 僕の身体は思いっきり仰け反っていて、気付くと空を見上げていた。
空は青く、何とも言えない爽快感が空と下からやってきた。 …あぁ…………。彼のが、、まだ中で脈を打っているのを感じる。。
「僕も…大好きですよ。 凜々蝶さま……」
御狐神くんは耳元でそう囁いて、頬にキスをした。 ……あと、何分残っているのだろう。 また遅れる訳にはいけない…。

あぁ……でも…。。 まだ彼と、繋がっていたい――。。


その後、映画を見て・遊園地へ行ったものの、膣中から垂れ落ちて来る精液が気になって集中出来なかった事は言うまでもなく――……。
0152妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶2011/05/16(月) 12:02:09.36ID:FVFz4x7G
ありがとうございました。
これは、某所に投稿したモノを修正したモノとなります。 新規のモノじゃなくて申し訳ありません。

それでは、失礼しました。
0153名無しさん@ピンキー2011/05/17(火) 22:28:24.61ID:6WFkOgNh
おおおおおおおおおおお!!!超GJ!!!エロかったよ!
0154名無しさん@ピンキー2011/05/20(金) 19:53:47.14ID:QOJeGoqS
>>145-152
ありがとう、ここあたん好きだから美味しかった。
挿絵支援する
ttp://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima109643.jpg

2ちよで描いてしまったけど、よく考えたら1ちよなんだよな、切ないw
0155名無しさん@ピンキー2011/05/20(金) 21:17:28.28ID:TrTUxAIl
ぴ○しぶの人か!!!
いぬぼく大好きです、感謝!!

>>154
えろすww
これはいいりりちよ様…!
0156名無しさん@ピンキー2011/05/20(金) 22:27:41.19ID:QOJeGoqS
>>155
普段は嫁しか描かないヘタレ絵描きの一人です。
多分これはpixivにはうpしませんw

妖狐×僕SS、流行るといいですね〜
0157名無しさん@ピンキー2011/05/21(土) 07:45:10.97ID:4YcvwPIl
>>145の小説ピクシブでもみてたよ〜!!
またいぬぼく小説書いてくれないかと期待してますww

>>155イラストうま!!
立ちバック凛々蝶かわゆす最高ww
pixivにはあげないのか〜、勿体ないというか残念というか…

しかしこの2人身長差あり過ぎて色々と大変そうだww
0158妖狐×僕SS 御狐神×凜々蝶 作者2011/05/22(日) 11:54:15.55ID:sActrGZW
うおおおおおおおおおお?!、まさか挿絵を描いて頂けるとは!
>>154さん・感想を書いて下さいました皆さん、ありがとうございます。

確かにこの2人、身長差ありすぎて犯罪的ですね・・・w
0160名無しさん@ピンキー2011/05/24(火) 04:28:13.49ID:qYPyoHfM
お言葉に甘えて投稿してきました
R18だと妖狐×僕SSはまだまだ少ないですねー
0161名無しさん@ピンキー2011/05/28(土) 18:51:37.47ID:P3NcG+Mt
0162名無しさん@ピンキー2011/05/31(火) 07:20:49.16ID:koRvNwHs
しゅ
0171名無しさん@ピンキー2011/09/10(土) 12:07:47.05ID:nQfp1Qm9
ほす
0174名無しさん@ピンキー2011/10/13(木) 00:37:39.98ID:eEi8jH+h
ほし
0175名無しさん@ピンキー2011/10/19(水) 20:09:47.39ID:UxHvFB1c
取り敢えず読んでみたいと思う話を羅列しておく
・ヤンデレ彼女 あまりにヘタレ過ぎる白鳥を押し倒す聖
・まほらば 白鳥君と梢ちゃんとらぶちゅっちゅ
・パンツァークライン 天然セクハラをしてしまう本上に、まんざらでもないほのか
0177名無しさん@ピンキー2011/11/19(土) 01:57:49.04ID:kQ6SYy+P
ここって陵辱おk?
純愛モノ多くて鬼畜なの書くのが申し訳ないんだがw
0178名無しさん@ピンキー2011/11/22(火) 02:10:52.64ID:GQ4QHlry
保守
>>177 ガンガン系なら何でもいいんじゃないか?
とくに注意書きがあるわけでもないし

にしても椎名くんとか斬郎汰とか懐かしい作品が多いな
刻の大地とかいつか連載再開されると信じて待ってたなあ…

俺も本上とほのか読んでみたい
0183妖狐×僕SS カルタ陵辱2011/12/07(水) 00:40:17.33ID:mKnjH9rS
人少なそうだし需要あるかわからんけど
妖狐×僕SSの髏々宮カルタで投下します

【注意】

・モブによるレイプ・輪姦(和姦書こうと思ったらネタが浮かばなかった)
・初めてだから、優しくして…?(上手くないし、あんまりエロくないかも)
0184妖狐×僕SS カルタ陵辱12011/12/07(水) 00:43:42.19ID:mKnjH9rS

時刻は夕方。学校からの帰り道をカルタは一人で歩いていた。

(渡狸は、先に帰っちゃったのかな…)

幼なじみである少年の顔を思い浮かべる。口は悪いけれど、優しい幼なじみ。
いつもはカルタが遅くまで教室にいても待っていてくれて、一緒に帰っているのに。でも今日は気がついたら教室に渡狸の姿はなく、カルタが用事を済ませ終わっても彼は現れなかった。渡狸は、もう学校にはいない。そんな気がして、カルタはひとり教室を後にした。

口に含んでいた棒つきのキャンディーを、コリッと音を立てて噛みくだく。
飴は甘くて美味しいけれど、やっぱり一人は寂しい。帰ろう、早く。みんなの待っている妖館へ。

そう思って少しだけ足を早めた矢先、曲がり角から3つの人影が現れた。
見知らぬ顔、3人とも男。年は自分と同じか、少し上くらい。
カルタは――同じ状況ならば誰でもそうするだろうけれど――目の前の男たちを警戒する。

「髏々宮カルタ、だよな?」

男の中の一人が前に進み出て問う。確信を持った問い方。
この男たちはカルタの正体を知っている。カルタの本能が彼女にそう告げていた。
しかしここは人目のない裏路地、危なくなったら変化して、男たちを追い払ってしまえばいい。
カルタが普通の少女であればその場所にいたことが不幸となるのだが、がしゃどくろへと変化する能力を持つ彼女にとってこの状況はむしろ好都合だ。
しかし、そんな彼女の考えを読み取るかのように男はにやりと笑った。

「変化しようなんて考えるなよ?そんなことしたら――」


カルタの背後で靴音がした。反射的に振り返ったカルタが目にしたのは、


「渡狸……!」

顔に無数のあざを作った幼なじみが、気を失った状態で別の男に羽交い絞めにされている姿だった。
0185妖狐×僕SS カルタ陵辱12011/12/07(水) 00:45:39.11ID:mKnjH9rS


先祖返りの中には、悟ヶ原家の管理下に入らず独自に生活している者がいると聞いたことがある。
遠い昔に絶縁状態になり、今どこに存在するかもわからない先祖返りたち。
目の前の男たちがまさにそんな先祖返りなのだとカルタは彼らの会話から知ることができた。
そして彼らが妖怪としての能力を使い、くり返し女性を襲っていたという事実も。

「でも普通の女ってちょっとチカラ使って脅したら抵抗しなくなるしさー、飽きてきたんだよね」
「たまには同類の女っていうのもスリルあっていいかなぁ、なーんて」
「だからちょっと調べさせてもらったわけよ、この辺に住んでる先祖返りを」

男たちはそう言って下卑た笑い声を上げた。彼ら以外誰もいない、いつ使われているのかもわからない倉庫の中で笑い声はいっそう響き、カルタを不快な気持ちにさせた。

「なかなか可愛い顔してるよな」
「背ぇ低いわりに胸あるじゃん、すげえ俺好み」

品定めするように無遠慮な視線を投げかけられる。普段あまり表情の変わらないカルタの顔に、わずかに嫌悪の色が浮かぶ。
でも、その嫌悪感を口にに出してはいけない。下手に抵抗してはいけない。今も渡狸は気絶したまま、首筋に刃物をあてられているのだから。

(……だめ、渡狸は私が守る。これ以上、危ない目になんか合わせない)

「渡狸を…放して…」

男たちの視線に怯まず、カルタはまっすぐ男を見つめ返してそう言った。
そのセリフを待ってましたといわんばかりに、男たちは顔を見合わせ笑った。

「…俺たちの命令、聞くって言うなら考えてやるよ」

カルタは無言でこくり、と頷いた。頷く以外、選択肢はなかった。
0186妖狐×僕SS カルタ陵辱32011/12/07(水) 00:48:25.89ID:mKnjH9rS
「まずは服を脱げ。下着もだ」

開口一番、欲望に忠実な命令。言われたとおり制服に手をかけながら、カルタは渡狸の方に目を向けた。
薄暗い倉庫の中でも、彼の顔に作られた痛々しいあざがくっきりと見える。

(ごめんね、私のせいで。この人たちが私に言うこと聞かせるために、渡狸に痛い思いさせて)

表情を変えぬまま、一枚一枚衣服を脱いでいく。屈辱を感じながらも、それを表に出さないように。
カルタの足元にひらりと落ちるブラウス。下着だけの姿になったカルタを男たちはにやにやと眺める。

(お願い渡狸、起きないで。私のこと…見ないで)

ついに下着も取り払われ、一糸まとわぬカルタの肢体が卑猥な視線に晒される。
さすがのカルタも恥辱に耐えかね思わずぎゅっと目を閉じた瞬間、男たちの手が伸びてきて、無理やりその場に座らされた。

「…………!」

倉庫の床の無慈悲な固さと冷たさが、カルタの肌に直接伝わってくる。それとは裏腹に、カルタの肌を撫でまわす複数の熱い掌。
振り払いたい衝動に駆られたが、男たちのうちの1人が常に渡狸のそばで見張っていることを思うと抵抗はできない。

1人がカルタの背後にまわり、両手首をつかんで腕を上げさせる。これでもう、彼女は自分の身体を隠すこともできなくなった。
ぷるんと揺れる形の良い乳房と、その先端の可愛らしい乳首を目にした男たちが唾を飲む。

「服着てたときよりさらにデカく見えるよな」
「ロリ顔巨乳とかマジやらしー」

口々に下品な感想を言い合い、2人の男はそれぞれ胸元に手を伸ばす。1人はカルタの左胸を、もう1人は右胸をつかんで揉みしだく。
男の手の動きに合わせてやわやわと形を変える左右の乳房。手の動きも、息遣いも、だんだんと荒くなっていく。

「……ひあっ……!」

渡狸の耳に届かないように声を抑えていたカルタの唇から甲高い声が漏れた。
右の男がカルタの胸の敏感な部分、先端の蕾をつねったからだ。それはもちろん驚きと痛みから声を上げただけなのだが、男たちは調子づいて一段と激しくカルタの乳房を嬲る。左側の男は乳頭に舌を這わせる。
ちゅ…ぴちゃ…といやらしい水音が聞こえ――わざと聞かせているのかもしれないが――カルタは耳を塞ぎたくなるが背後の男がしっかりと彼女の手首を捕まえ、それを許さない。

「……ん……やぁ……」

「や、じゃないだろ。勃ってきてるぜ、乳首」
「へへ、なんだかんだで感じてんじゃねーか」

そんなやりとりを見ていたもう1人の男、すなわち渡狸のそばで見張りをしていた男がカルタに群がる3人に声をかけた。

「おい、そろそろこっちと代われよ。野郎が寝てるの見てても面白くもなんともねえっつの」

「悪ぃ悪ぃ。つい遊びすぎちまった…つーかさ、」

左側にいた男が立ち上がり、渡狸を一瞥したあと意地の悪い笑みを浮かべてカルタを見下ろす。そして言った。
それは、情け容赦ない宣告。

「そいつ、起こした方が面白いんじゃね?」
0187妖狐×僕SS カルタ陵辱42011/12/07(水) 00:53:33.20ID:mKnjH9rS
「だめっ…!起こさないで…」

見られたくない。こんな姿。渡狸には、渡狸だけには。それまでだいすきな幼なじみのため、健気に屈辱に耐えてきたカルタがわずかに取り乱す。
こんな、知らない人たちに、裸にされて、触られてる姿なんて。
しかし男はカルタを無視し、渡狸に歩み寄る。そして彼の胸倉をつかんで起き上がらせたかと思うと、その頬に平手打ちを浴びせた。

「これからカノジョがヤられるってのに、いつまでも寝てんなよ!」

「………っ!」

渡狸が、痛みに顔をしかめながら目を覚ます。顔以外も殴られていたのだろう、体を動かすのもつらそうだ。
一瞬ここがどこかわからず辺りを見回そうとしたが、桃色の髪が視界に入った瞬間、自分がどこにいるのかなどという疑問は頭から吹き飛んだ。

「か……るた……?」

見慣れた幼なじみの、見慣れない姿。隠されていない肌。今にも涙が溢れそうな赤茶色の瞳。
それを囲んでいるのは男。放課後自分を呼び出し、気絶するまで殴り続けた男たち。
今、カルタが、自分が、どんな状況に置かれているかなんて聞くまでもない。

「おまえらカルタになにしてんだ……!……ぐっ!」

カルタに群がる男たちに飛び掛ろうとした渡狸を、そばにいた男が押さえつける。
男の腕は獣の腕へと変化していて、長く凶悪にとがった爪を渡狸に向けた。どうやら、それが先祖返りとしての能力らしい。

「大人しくしてろよ。見てろとは言ったけど、手ぇ出せとは言ってないんだからな」

「ふっざけんなよ!カルタっ!カルタ…っ!」

押さえつけられながらも、凶器を向けられながらも、それでも渡狸はカルタを救おうともがく。
その姿を見たカルタの頬を、一筋の涙が伝った。

(ごめんね、渡狸。こんなところ見せちゃって…。でも、私が絶対守るから)

渡狸から顔を背け、男たちに向き直る。

「渡狸には…なにもしないで…」

私には、何をしてもいいから。暗にそう伝えると男たちはますますつけあがる。
先ほどまで渡狸の見張りをしていた男が、おまえら焦らしやがって、と呟いてカルタの膝を持ち上げる。
そして、力まかせに足を開かせた。

「…………!」

薄桃色のうっすらとした茂みに隠れていた秘部があらわになる。誰にも見せたことのない場所。カルタ本人ですらよく見たことのない場所。
それが、名前も知らない男たちの眼前に晒されている。

「なんだ、案外濡れてねーな」

男が指でカルタの花弁を割り開く。男を知らないそこはわずかに湿りはしているが、これからの行為を容易に受け入れられるほどには濡れていない。

「もしかして、こいつ処女なんじゃねーの?」
「おいおいマジかよ…こんないい体したカノジョがいてまだヤってないとか、ひょっとして不能?」
0188妖狐×僕SS カルタ陵辱52011/12/07(水) 00:56:08.32ID:mKnjH9rS
カルタの背後にいる男が後ろから手を回して、カルタの豊かな乳房を指が食い込むほど強く揉みながら嘲笑う。
残りの男2人は太ももを撫でまわしたり、膣孔に指を突き入れたりと好き勝手にカルタの身体を蹂躙している。

「……ぁ……はぁっ、はぁ……」

3人の男に同時に身体を弄られ、触れたことのなかった膣内まで指で掻き乱され、カルタの息も少しずつ荒くなってくる。

「…ん、あうぅ……ふぁっ…!」

男の1人がカルタの膣に差し込む指を1本増やした。
小さな穴に無理やり挿入された2本の指が、膣肉を割り広げて壁を擦り、それまで精一杯声を抑えていたカルタは苦痛に耐え切れず声をあげる。

「…ああっ…いや、いやぁ……!」

苦痛と屈辱のあまり無意識に体をよじり、抵抗するカルタ。そうはさせないといわんばかりに、男たちの手の動きは激しさを増す。
小柄なわりに豊かな乳房。白く、程よく肉のついた太もも。誰も触れたことのない綺麗な性器。
カルタの体の大事なところも何もかも全て、男たちの手によって穢されていく。

「ちっ、めんどくせぇ。とっととブチこんじまおうぜ」

それでもなかなか濡れないことに痺れを切らした男が性器から指を引き抜き、ズボンのファスナーを下ろした。
取り出した男自身をカルタの秘裂にあてがう。凶悪なまでに太く黒々とした肉棒と、穢れのない桃色の花弁のコントラスト。
こんなモノで貫いたら、小柄なカルタなど簡単に壊れてしまうように思えた。
他の男たちが外道ー、ハジメテなのにー、と囃し立てる。周りの声を無視し、男は挿入しやすいようにカルタの膝を持ち上げ、花弁に自らの性器からにじみ出る先走りの液をこすりつけ始めた。
にちゅ、にちゅ。触れ合う部分から水音が鳴る。
0189妖狐×僕SS カルタ陵辱62011/12/07(水) 00:58:05.66ID:mKnjH9rS

(いや…いやだよ、渡狸…)

大切な人の目の前で奪われる純潔。
しかし、その大切な人を守るためには今まさに与えられている屈辱にも、これから襲い来るであろう痛みにも耐えなくてはならない。

「やめろ、やめてくれっ……!」

渡狸の必死の懇願も空しく。

「挿れるぜ…痛くされたくなかったら力抜いてろよっ…!」
「ああぁ……っ!いや、いやぁっ……!!」

肉槍が一気にカルタを貫いた。狭く、濡れてもいないそこに無理にでも押し入ろうと、男は乱暴に腰を進めていく。
みちみちと体内に押し入られ、大事なところを引き裂かれる感覚。白い肌の上を血が伝い、ぽつりと床に落ちた。

「い、いたい、よ……!わたぬき、わたぬき……!いやあああっ……!」
「カルタ、カルタああああ!!!」

2人が必死に名を呼び合う声も、男たちにとっては場を盛り上げるためのBGMにしかならない。
絶望する渡狸に見せつけるように、男根は容赦なくカルタの身体に侵入する。処女膜を破ってもなお、さらに奥へ、奥へと。
カルタは涙を流しながら身をよじるが、他の男にしっかり押さえつけられているせいで逃げることなど当然できない。

「うわ、きつきつ…やっぱり処女は違うな…」
「しっかり見とけよ!カノジョが他の男に犯されてるところを!」

渡狸は血がにじむほど自らの唇を噛みしめた。

(守るって言ったのに。カルタのことは、俺が守るって)

幼い頃からずっとそう思ってきたのに、大切な幼なじみは目の前で男たちに犯されている。
華奢な体に、深々と男根が突き刺さる様は直視できないほどに痛々しい。

(なんで守れなかったんだ、なんで…)

「ほら、奥まで入ったぜ。まだまだお楽しみはこれからだけど、な!」
「あっ…はぁ……んんっ……!?」
0190妖狐×僕SS カルタ陵辱72011/12/07(水) 01:00:16.44ID:mKnjH9rS

最奥まで挿入し一度動きを止めた男が、腰を前後に動かしてカルタの体を揺さぶり始めた。
さらに固くなった肉棒を、抜いては刺して、抜いて、さらに奥まで突き刺す。

「ああぁ、いやっ…いやあぁっ……!!」

胎内をえぐられる感覚に、カルタは悲鳴に近い喘ぎ声をあげる。カルタに与えられるのは苦痛のみ。
それに構うことなく、男は自らの欲望のためだけに腰を動かし続ける。
それまで傍観していた男もいつのまにかペニスを取り出し、それをカルタの手に握らせしごかせていた。

「すげえ締め付け…マジで気持ちいい…」

(やめて。もうやめて。痛いよ、渡狸。渡狸…!)

抵抗もできず、ただ身体を杭のようなモノで蹂躙される。いっそ気を失ってしまいたくなるほどの痛み。
そんななか脳裏に浮かぶのは渡狸の存在。これ以上、見られたくなかった。自分が犯されているところなんて。

ピストン運動を続けるうち、腰の抽送が少しずつスムーズになり、結合部分からくちゅくちゅと音が聞こえてくることに男たちが気がつく。

「お、やっと濡れてきた」
「ヤられて感じてるのか、可愛い顔して淫乱だな」

それはもちろん快感からではなく、激しい摩擦から体を守るため、本能的に施された潤いだったが、男たちはそれに気がつかない。
カルタの秘部から溢れる液体を潤滑油にして、男は腰の動きを早め、カルタの身体をがくがくと揺さぶる。
0191妖狐×僕SS カルタ陵辱82011/12/07(水) 01:02:07.28ID:mKnjH9rS

初めてにも関わらず容赦のない責めを受け続け、カルタの意識は次第に朦朧としてきた。
倉庫の中で反響するのは、男が腰をカルタの身体に打ち付ける音、そしてカルタの唇から漏れる喘ぎ声。

「はぁ…ふあぁ…んっ……」

「そろそろイきそうだ…中に出してやる…!」

その言葉に、自分の中で感じた脈動に、カルタの意識は一気に現実に引き戻される。

「しっかり全部、注いでやるからな…!」

「いや、だめ……やめて……」

その行為がなにをもたらすのか、それくらいはカルタだって知っている。
もう、ここまでされてしまったけれど、それだけはやめて。それだけは。
そんなカルタの願いも男には届かない。ラストスパートとでもいうようにいっそう激しく腰を動かし、
そしてカルタの中でペニスが一瞬膨らんだかと思うと――


「やぁ、いやあああっ……!!」


びゅくっ。膣内でなにかが爆ぜる音を聞いた気がした。胎内に打ちつけられる熱い白濁液。
男は絶え間なく精液を注ぎ込み、カルタの下半身を熱いもので満たしていく。

「あ、あぁ……いや、いや……」

カルタの体の中にどんどん染み込んでいく熱い欲望。お腹の中に向かって流し込まれていく。

(この人たちの…赤ちゃんできちゃう…いやだよ……)

「だいじょーぶだって、もしできちゃってもカレシが一緒に面倒見てくれるってさ」
「他の男のガキでも気にしないよなぁ、カレシくん?」
「じゃあ、次は俺の番な」

カルタの膣からずるりとペニスが引き抜かれる。そこからは汚らわしい白濁と、処女だった証である赤い血の混じった液が溢れ出た。
すぐさまそこに別の男がいきり立つ肉棒をあてがう。
他の男たちも先ほどの行為を見て興奮しているため、すでに準備は万端だ。

「次は、もっと気持ちよくさせてやるよ」


――陵辱は、まだまだ始まったばかり。
0192名無しさん@ピンキー2011/12/07(水) 01:07:09.96ID:mKnjH9rS


以上です。お目汚し失礼しました。
あと番号間違えました、申し訳ない!

上の方でりりちよ様が幸せなエッチをしているというのに…w
アニメ化したら職人が増えることを祈ります。
0193名無しさん@ピンキー2011/12/26(月) 23:12:29.48ID:9ZPm7hnD
失楽園のカリンとソラ
キッドとマカ
反ノ塚と凛々千代

キボンヌ
0194名無しさん@ピンキー2011/12/26(月) 23:17:48.29ID:9ZPm7hnD
後は尚と月宮
ケルベロスジャムの眉毛なしと関西弁

ブラッドパレードの吸血鬼部下とヒロイン
0195名無しさん@ピンキー2011/12/31(土) 16:01:36.39ID:UWrREotu
0196名無しさん@ピンキー2012/01/01(日) 23:26:33.67ID:zgZl+Qfv
あげ
0197名無しさん@ピンキー2012/01/11(水) 13:00:16.61ID:K4Eqvg6Q
ほしゅあげ
0198名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 00:33:34.95ID:l0HZ6fCG
ガンガン系ってヤンガンとかでも大丈夫なの?
0202名無しさん@ピンキー2012/01/19(木) 00:53:00.45ID:NaUi6zcU
>>198 別に大丈夫だと思う
自分はヤンガンも結構読んでるので何か投下するなら楽しみにしてる
0204名無しさん@ピンキー2012/01/31(火) 23:38:54.04ID:/bFVph8k
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!の智子と智貴で書こうと思っているのだが、
ここは近親相姦はいいのかな?投下の前に注意書きはするつもり。
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