君に届けでエロパロ★6
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0101ナニか届け2011/02/18(金) 23:34:20ID:TXYymqWl
凄いよ龍編

ちづ「っかー!!くっそうまた負けたぁぁ。
   何で龍には勝てないんだぁっ!!お前のチンコ何なんだよー。」
矢野「ちょっとちづ、もう程々にしなよ。もう腕ボロボロじゃん。」
(」-」-)「……。」(ちょっと得意げ)
ちづ「だってーやべちん、あたし男にも腕相撲負けなしだったんだよ?
   龍に何にも勝てないとか、あたしの勝気が許さん!」
龍「あー。お前のこと考えて練習中もバット代わりにしてたからな。」
龍「最近打率上がったし。」

ちづ&やべちん「「す、すげぇ。」」


凄いよピン編

ッタッタッタッタ
やべちん「っく!なんなのコイツ切っても切っても…」
ピン「アッハッハッハッ!!存在が〜奇跡〜♪」

タタタタタタ
やべちん「ちづ!!あんたも手伝って!なんなのよコイツキリないんだから。」
ちづ「えーやだよー。ピンの、切っても切っても一向に伸びてんじゃんー。」
ピン「やっぱ、俺ぐらいの教師になると
   チンコぐらい切ってもすぐ生えるんだよなー。やっぱ俺奇跡。」
やべちん「いいから、ちづ。あんた龍のお父さんから出刃借りてきなさい。」
ちづ「あーもー帰りたいー!!ラーメン!!」
0102ナニか届け2011/02/19(土) 00:00:22ID:TXYymqWl
凄いよ風早編A

爽子母「あらー、風早くんじゃない!!」
風早「あ、おかおかお母さんっ!」
爽子母「今日は爽子と一緒じゃないの?」
風早「はい、今日は黒沼は放課後風紀委員の用があったんです。」
爽子母「あ!そーだ良かったら、爽子に内緒でお家に上がってビックリさせない?」
風早「え!!…あ、いいんでしょうか。」
爽子母「爽子の驚く顔ちょっと楽しみなのよねっ」
風早「あ、ではちょっとすぐに親に連絡して聞いてみます!」
爽子母「今日はねー、また美味しい和牛を買ってきたのー!!スk」
風早「親子丼。」

爽子母「ん?今日はまた前みたいに皆でスキヤk」
風早「親子丼。」

爽子母「………爽子が好きなシラタキも…」
風早「親 子 丼 。」

爽子母&風早「…………。」


凄くない健人編

健人「お!?くーるーみーざーわ♪元気してるー?」
バシッ
健人「…え俺なんでいきなr」
バシッ
健人「なんで!?俺なんでビンt…」
バシン!バシン!
健人「俺なにも立ってないじゃん!!イタ、俺何も立ててないじゃん!!」
バンバンパーン
0108名無しさん@ピンキー2011/02/20(日) 23:54:43.74ID:dYWiojW4
色々笑えたよw
過疎ってるからギャグでも読めればいい
0111名無しさん@ピンキー2011/03/08(火) 03:40:55.46ID:9qYXLswz
みなさまgjです!
特に>>11さんの話は定期的に読み返してしまうくらいすきですw
あああもう。かわいいなあ。
龍ちづをどなたかお願いします!
0113名無しさん@ピンキー2011/03/21(月) 21:06:41.98ID:IbNvU7Yo
爽子って「結婚するまではだめなので!」とか言わないかな
初体験後も、結婚するまではあんまりさせてくれなさそう
0115名無しさん@ピンキー2011/03/22(火) 01:32:40.84ID:tw2CpULJ
逆に、
風早「黒沼! お、おれ、結婚するまでは、その・・・そういうことしないから!」
爽子「・・・うん。ありがとう、大事に思ってくれて
   (うぅ・・本当は辛抱たまらん私っていやらしい子!orz)」
0116名無しさん@ピンキー2011/03/22(火) 02:20:34.85ID:kp3e7zkA
でも挿入しなければいいよね!
と69プレイやらアナルセックスに興じてる二人
0118名無しさん@ピンキー2011/03/26(土) 21:04:45.55ID:vy4Jf5Xp
最近投下すくないね
0119名無しさん@ピンキー2011/03/27(日) 03:50:21.32ID:ynAWhw+I
ひもパンていうから、サンバカーニバルみたいなパンツ想像してたわ
0120名無しさん@ピンキー2011/03/27(日) 04:06:07.94ID:R9ZxduVl
ひもパン履かせてデート中にその紐を解いてスカートの下ノーパン状態にさせる風早
爽子は耳まで真っ赤にしながら震える足でよたよたと風早に腕をとられながら歩く

公園のベンチで休んでるときも隣に座った風早がスカートをまくったりスカートの上から刺激したりして
もう爽子はメロメロ
0121名無しさん@ピンキー2011/03/29(火) 23:12:58.73ID:MZ9gcMGD
>>120
神の降臨を待つ
0122名無しさん@ピンキー2011/04/06(水) 00:59:57.08ID:Su3yDFRI
春の女神待ち
0124名無しさん@ピンキー2011/04/13(水) 04:50:55.51ID:ze4cwod4
>>122
「いいだろ?爽子」
「…で、でも、恥ずかしいしっ」
「オレ、いつでも爽子のことを思ってるんだ。離れてて姿が見れないときでもいつでもずっと。だから、そんな可愛い彼女の可愛い姿をいつでも見たいんだ」
「……」
「ダメかな?もしダメだったらもう二度とこんなこと言わな「…いいです」」

え?

「しょ、翔太君が…わ、わたしの…え、え、えっちな、す、姿…いつでも見ていたいって、い、言うのなら…」





とまあそんな感じに、爽子がおっぱいをあそこを丸見えにした姿でケータイで写真を撮られてしまうSSマダー?
0126名無しさん@ピンキー2011/05/01(日) 23:21:20.54ID:krVIx1fI
連休中に投下こないかな、お待ちしてます職人様、神様〜
01275月16日2011/05/16(月) 23:46:18.94ID:+5VzXiOL
昨日は俺の23歳の誕生日だった。

4月から2人そろって無事社会人になった。
俺の会社の研修がGW明けまであったこともあり、この週末まで爽子とゆっくり会える日がなかった。

もちろん電話やメールは毎日欠かさなかったけど、こんなにも会えない期間ははじめてで。
研修内容に日々翻弄されながらも、禁断症状がでてしまう。

…笑顔がみたい。会って抱きしめたい。

そんな中迎えた俺の誕生日。

「誕生日プレゼントは何がいいかな?翔太くんが本当に欲しい物あげたいの」
なんて質問に
「爽子と一緒にすごせればなんにもいらないよ」
って答えたのは、カッコつけたわけでもなく本当の気持ちだから。

とはいえ、爽子お手製のご馳走やケーキ、初任給で買ってくれたプレゼントもほんと嬉しかったんだ。

01285月16日A2011/05/17(火) 00:01:07.64ID:vlHXkplW
ちょうど週末と重なったこともあり、久しぶりに2人でゆっくり過ごすことができた。
金曜日の夜からずっと2人きり。

…ゆっくり…させてあげられなかったかもしれない…

一度抱きしめてしまったら、タガがはずれた。
久しぶりに爽子に触れられるのが嬉しくって、何度も何度も求めてしまった。

一緒に風呂に入ったり、朝や昼間っから求めてしまったり、新しい体位で攻めてしまったり…。
すっげー幸せだったけど、俺どう考えてもやりすぎだよな。
ムリさせちゃったんだろうな

でも…

社会人になった爽子は、毎日が新しいことだらけで充実しているそうだ。
楽しそうに話す笑顔が可愛くて抱きしめてしまう。
「充実はしているけど、翔太くんにあえなくて淋しかったの」
恥ずかしそうに俯く姿が可愛くて抱きしめてしまう。
01295月16日B2011/05/17(火) 00:07:39.94ID:vlHXkplW
…ごめん。やっぱりガマンできなかったんだ。


やばい、昨日あんなに摂取したのにもう禁断症状かも。
爽子に会いたくなった。抱きしめたくなった。

わがままかもしれないけど、素直な気持ちをメールしよう

「昨日はありがとうな。今日会える?今日も会いたくなった」
01305月16日C2011/05/17(火) 00:11:14.04ID:vlHXkplW
**爽子側**

昨日は翔太くんの23歳の誕生日でした。

翔太くんは会社の研修、私も赴任先の学校で覚えることがたくさんありゆっくり会える日がなかなか
ありませんでした。
毎日電話やメールしていたけど、やっぱり会いたいなって思っていたの。

…あの笑顔がみたいな。触れたいな。

翔太くんの誕生日は一緒にお祝いできることがわかって、すっごく嬉しかったの。
初めてのお給料もいただいたし、翔太くんが喜ぶことうんとしてあげたい!
でも、
「誕生日プレゼントは何がいいかな?翔太くんが本当に欲しい物あげたいの」
って聞いてみたら
「爽子と一緒にすごせればなんにもいらないよ」
って、お返事が!それは私の台詞だよ。嬉しくて涙がとまらなくなって困らせてしまった。
01315月16日D2011/05/17(火) 00:14:42.58ID:vlHXkplW
私にできることは精いっぱいしようと、翔太くんの大好きなお料理ばかりを用意することにしたの。
プレゼントは名刺入れに。これからお仕事でいっぱい使ってもらえますように…。

今年のお誕生日は日曜日だったので、金曜日の夜からお部屋におじゃまして
久々に2人でゆっくり過ごせて幸せだったな。

で、でも…ずっとゆっくり…というわけでもなかったかな…

何度も何度も求めてくれた。
いっぱい愛してくれたの。

一緒にお風呂に入ったり、明るいうちにえっちしてしまいました。はじめてのことをいっぱいしたような…。
今思い出すと、すごく恥ずかしいいのだけど、翔太くんといられるのが嬉しくって、すっごく幸せで…
あぁ、はしたない子って思われちゃったかな
01325月16日D2011/05/17(火) 00:17:49.43ID:vlHXkplW


でも…

4月から会えなかった分いっぱい触れたかった。
翔太くんへの下心はずっと消えません。


翔太くんのこと考えてたら、また会いたくなってしまった。
昨日まであんなにいっぱい一緒にいたのに!

困らせちゃうかもしれないけど、素直な気持ちをメールしてみよう

「月曜日からごめんね。今日会えますか?今日も翔太くんに会いたくなったの」
0133名無しさん@ピンキー2011/05/17(火) 10:04:16.46ID:YDfb/ryK
アンリミテッドエネルギーサンダー!?♪。
0136名無しさん@ピンキー2011/06/01(水) 02:44:19.54ID:0xAheqz/
おぉ!誕生日SSが来てた!!乙でありますwww
0137名無しさん@ピンキー2011/06/02(木) 10:34:31.22ID:WC0EMvmm
君に届けとTUBEが好きな私のブログ
ttp://d.hatena.ne.jp/sawalove/
0138名無しさん@ピンキー2011/06/08(水) 01:53:20.54ID:V5U0oLtD
>137
見た。驚いた。
フランスパンやばい。
0142名無しさん@ピンキー2011/11/03(木) 17:25:29.92ID:gGdFw3Aq
あげ
0143名無しさん@ピンキー2011/11/06(日) 00:51:29.03ID:xUbk8deZ
小ネタです。
・風早×爽子
・高3の冬くらい
・北海道はもう寒いんだろうな。早くまたらラブラブになってね。という気持ちを込めました。

「冷え込んできたね。今夜は降るかな。」
爽子は白い息を吐きながら空をみる。

「んー。ぽいかな空暗くなってきたし。」
隣で翔太も同じように空を見上げた。
隣に並んで下校するのは、もう当り前の光景になっていた。

「爽子、寒い?」
「えっ?ちょっと冷えてきたなぁと思っただけ!平気だよ!」
目の前でぶんぶんと手を振る爽子の前に、翔太はすっと手を差し出した。

「こうするとちょっとあったいでしょ?」
爽子の手のひらに指を絡めるようにして手を繋ぐ。
二人の距離もぐっと近くなる。

「う、うん。」
何度も同じ行為を繰り返しているのに、爽子は嬉しさと恥ずかしさで頬を赤らめる。
「しょうた君あったかい…」

爽子の小さな呟きに、今度は翔太が頬を染める。
「俺は爽子の作ってくれたこれがあるからさ」
それは、バレンタインとクリスマスにプレゼントしてもらった手編みのマフラーと手袋だ。

「だから爽子のおかげ」
にかっと笑った顔を見て、爽子の体温はあがる。
「ううん。やっぱりしょうた君があったかいからだよ」
「なーに、そんなことないってば・・・」
「あのね、しょうた君にぎゅってしてもらうと身体も心もぽかぽかになるの」
「なっ・・・それは爽子のほうだよ!」
繋いでないほうの手を口元にあて、翔太は耳まで顔を赤くする。
脳裏に浮かぶのは、あのときの爽子の体温や声・・・

「あ、あと、しょ、しょうた君が入ってくるととっても熱いもの!」

もう完全にノックアウト

「…今日さ、商工会の会合で父ちゃんと母ちゃん遅くなるんだ。とたも一緒に連れていくって言ってたし…」
絡めた指に力を込めた。

「爽子、うちこない?ふたりであっためあっこしよっか」
翔太の発言の意味を理解し、真っ赤な顔で爽子が頷いた。
0145名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 19:05:22.75ID:QgTlgcXG
>>137
昔、よく見に行ってたサイトがことごとく休止してるだけに
今も更新してるってなんかすごい新鮮
0147sage2011/12/01(木) 21:21:52.82ID:mD2MdeK9
ほしゅ
0148名無しさん@ピンキー2012/01/05(木) 23:23:20.40ID:0znLgCoJ
ほしゅあげぇぇぇ
0149名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 12:17:05.41ID:1FsaOVU3
過去スレで読んだエピに萌えた勢いで膨らませてリライトさせていただきました
・風早×爽子 (爽子目線)
・大学生(どちらかがひとり暮らししてるイメージ)

既読感ありまくりだと思いますが、保守に免じておゆるしください
職人さんホントにすいません&燃料ありがとうございました

 ***

試験期間が終わった週末。
久しぶりに会えた彼はよほど疲れていたのか、
少しのおしゃべりのあと、着替えもそこそこに
倒れ込むようにベッドに入ったと思えばすぐに寝息が聞こえてきて。

無防備な寝顔に、しあわせと、ほんの少しの寂しさを感じながら
わたしも彼の隣にそっと滑り込む。

いつもなら彼のぬくもりに安心して、すぐに眠りに落ちるのに、
今日はなんだか目が冴えてしまって。

触りたいな。

指先だけ絡めてみる。
ぜんぜん足りない。

すりすりとすり寄って胸元にもぐり込んでみる。
彼はよく腕枕をしてくれるけど、それに少し似てる。かな。いいかも。
でも……もうちょっと。

片腕だけ彼のからだに回して抱きしめてみる。
幸せ。 だけど、またすぐに足りなくなって。
…どうしたんだろう、わたし。

起きて…くれないかな。

穏やかな寝息をたてる彼を見上げながら
ついそんな事を考えてしまう。

触れて…ほしいな。

あなたの優しい手で。唇で。
髪に。頬に。唇に。そして――――

うー。やだ。恥ずかしい。
わたし。いったいナニを考えてるんだろう。
0150名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 12:19:46.95ID:1FsaOVU3
もぐり込んだときと同じように
そっと彼から逃げ出して、くるりと背を向けると、
「…爽子…」
寝ぼけた声がそう呼んで、ゆるゆると後ろから抱きしめられる。
ん…あったか…い…そのまま再び眠りに落ちそうな声。

パジャマの裾から入り込んだ手が器用に、おそらく無意識に、
わたしの肌をすべっていく。

…っ…は。

彼が触れたところから順に熱が灯り、
一人泣きそうになりながら気づかれないよう吐息を逃がす。
…このままじゃ眠れないよ。ちゃんと、触れて欲しい、のに。
抑えきれない熱が声にうつる。 と。

ぴくりと彼の腕がふるえて、
「…さわ…こ?」
目覚めきれてない低い声が問う。

っ!!!! …きこえてた?

あまりの恥ずかしさに
彼の腕から逃れようとちいさくうずくまるけど
そんなわたしを彼が逃がすわけも無く。
さっきよりしっかりと意思のある腕が伸びてきて
再びくるりと彼の胸の中に閉じ込められた。

「…俺…夢を見てたのかな…?」
寝起き特有の、のんびりした声音で

「爽子がね。もっと触って欲しいって…」
いじわるなことを言う。

「…今のはおねだり? 」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っく!!



彼の腕の中で悶絶していると、ふふっと髪にかかる笑いのあと
ちゅ。と音のするちいさなキスが降ってきた。
あたまのてっぺんに。おでこに。こめかみに。瞼に。頬に。

…気持ちいー…
0151名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 12:36:39.87ID:1FsaOVU3
ぎゅっと瞑っていた目をほどくと、すぐ目の前にやさしい眼差し。
お互いを見つめ合ったまま、ちゅ。ちゅ。ちゅ。何度も何度も唇を寄せて。

ああ。だいすき…だなあ。って。
キスの合間に、思わず声に出てたみたい。

彼は一瞬くるしそうに眉根を寄せると
次の瞬間、唇は深く重なって、押し入ってきた舌が絡みついて
あとはもう、息をすることもわずかな声を漏らすこともできなくなる。

そうしてお互いの熱に神経が焼き切れそうになる頃、
彼の唇はわたしの首筋を辿ってささやかな胸に辿り着く。

やわやわと形を変えながら大きな手のひらに捏ねられて、
噛み付くように胸の先を責められて、
ちりっと焼けるような痛みを残しながら、あちこちに吸い付くその痕を、
あたたかな舌でなだめられて…。 そうなるともう、
わたしはただ啼きつづけることしかできなくなる。
それがどれほど彼を煽ることになるか判っていても。

いつの間に入り込んだのか、脚の付け根のいちばん柔らかい場所に、
ちりっとまたあの鋭い痛みが走り、刹那温かな舌に癒される。

愛しくてたまらない。

わたしは融けかけた意識のまま、
足の間にある彼の髪をくしゃりとかきまぜる。
続きを期待して。促すように。励ますように。

いちばん敏感な部分に吐息がかかる。でもそのまま彼は動かない。
焦れて焦れて、腰から下腹部にかけて痛みにも似た鈍い疼きが篭るけど
それでも彼は動かない。やがて、じんわりとあふれてくる気配に羞恥する。

ぺろり。

思わず悲鳴を上げかけたけど、その声は
とっさに伸ばされた彼の左手に遮られ出口を失う。
代わりに溢れ出すわたしの「欲」は、こぼれ落ちる前に大きく舐めとられ
唇を割り込んだ彼の指が、あやすように叫びを飲み込ませる。

何度も。何度も。何度も。何度も。

気が。狂うかもしれない。
せつなくて。もどかしくて。くるしくて。 きもち…いい…
0152名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 12:38:41.98ID:1FsaOVU3
彼の右腕がわたしの腰をしっかりと抱え込んで、逃げ道を塞ぎ
彼の舌は、核心に触れること無くわたしを昂らせて
わたしは、はやく「そこ」に触れて欲しくてどんどん余裕を無くしていく。

かりりっ。口の中の彼の指に歯を立てると、
手がゆるんだほんの一瞬、わたしの言語能力が回復した。

お願…い…もう。だ、め…っ!!

あえぐ隙間に、消え入るような声で懇願する。触れて欲しくて。
ちゃんと触れて感じさせて欲しくて言葉を紡ごうとすると、
自分の味のする彼の口にしっかりと塞がれた。
と同時に右脚に充血して質量を増した彼自身が押し付けられる。
それによってもたらされる熱を予感して身を捩ると
唇を触れたまま甘く掠れた声がささやく。
「…さわこ…すんっげえ可愛い…」

いつもの彼とはまるでちがう、暗がりでにぶく光る眼。
ぞくり。と背筋を這い上がるこの感覚がすき。

「…しょう…たく…すき…」
うわ言のように彼の唇にのせた言葉がスイッチを押した。

抱き潰す。
という言葉がぴったりなくらいに強く強く抱きしめられて、
待ちわびた彼のユビがわたしの中に差し込まれ、ゆるゆると探られる。

増やされたユビが生き物のように蠢くと、
動きに合せてあられもない声がこぼれる。
その声をすべて呑み込むように彼はわたしの舌を吸い上げる。
たすけて。もう。我慢出来ない。

さわっって!

わずかな呼吸の合間に鋭く叫ぶと
つんっとカラダの芯をはじかれた。

ゃあぁあっっ!!
ぶるっと慄く体を押さえ付けるように力強い左腕がわたしを抱き込み、
手のひらが膨張した敏感な部分を押し潰しながら揺らす。
長いユビに弱い所を的確に突かれると、ちかちかと視界がはじけだす。
焦点の合わない眼を彼に向けると 「いいよ。イって。さわこ。」
湿ったつぶやきと一緒に耳の中をねぶられる。

……っ…………あ……ぁ…っっっ!

がくがくと身を震わせながら、声にならない叫びを天に放ち、
押し寄せる波にさらわれながら必死に彼にしがみつく。
0153名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 12:43:03.20ID:1FsaOVU3
涙のにじんだ目尻をちろりと舐めとられ
落ち着く間もなく再び彼の指が動き出す。
熱く潤みきったそこに隠れる蕾のまわりを
くるくると円を描くように指を滑らせるものだから
達したばかりの体が二度三度と跳ねてしまう。

やっ…!さわ…ないでっ…!

強すぎる刺激に抗議すると、
彼はその声を受け入れる替わりに膝のあたりに手をかけ。
入れるよ。痛かったら言って。と囁く。
いいの……早く…抱きしめて!と手を伸ばす。と
ごめん、手加減できないかも。と短く返された。

一瞬体がこわばるけど、っん!と息をはく瞬間に合わせて、
一気に押し込まれる熱い塊を受け止める。
せつなげな吐息を漏らす彼をしっかり抱きしめて、体の奥の奥まで導く。

ゆらゆらと揺すられながらうすく目をひらけば
わずかに眉根を寄せて見下ろす彼の視線とぶつかる。
指を伸ばして汗ばんだ彼の額をそっとぬぐい、
そのままするりと頬を撫でた。「…さわこ?」
短く息を切らしながら怪訝な顔で問う彼に微笑む。

見つめる彼の顔がゆらりとぼやけたけど、今だけは素直に心を言葉に載せる。
「うれしい。しょうたくん、とっても、優しい」
大きな手が、潤んだ目元をいたわるように撫でて、
こぼれた雫をすくい取る。少し硬い指先が温かくて気持ちいい。
身の内に在る彼がいとしい。このまま壊されてもかまわないと思うほどに、
彼を愛してる。こんなにうれしくて気持ちいいの、知らなかった。

彼の首に腕を回してキスを強請ると、やさしく唇が重なる。
指が、唇が、肌が。触れるそばから、嬉しくて切なくて幸せで、
心臓が破裂してしまいそう。こんなあふれるようなつよい気持ちが
自分の中にあったなんて、知らなかった。

彼がそばにいてくれるから、何も怖くない。
彼を大事にしたいから、彼にずっと恋していたいから。
強くなる律動にかすむ意識の下、この思いがぜんぶ伝わればいいと願いながら
完全に意識を手放す前に彼の背にすがった。

 ***

オハリです
職人さんは爽やかエチーでしたがクドくしてしまいました…
や、ほらアパートじゃあんまり大声は出せないよねえとw
爽やかイメージぶちこわし&お目汚し失礼しました

最後まで読んで下さってありがとうございます
神待ちに戻ります
0154名無しさん@ピンキー2012/01/31(火) 22:43:14.93ID:/4gQdKFZ
>>149-153
GJ!
読み応えあった〜

寝言でも爽子爽子言ってるあたり、大学生になっても抜群の安定感だなぁ風早はw
0156名無しさん@ピンキー2012/02/19(日) 11:21:58.30ID:JlmYwejJ
>>149-153
素敵!GJ!

相も変わらず風早は爽子の言動に振り回され気味で
「敵わないな」って照れながら髪を撫でてるところまで電波を受信出来た
0157名無しさん@ピンキー2012/02/21(火) 15:41:23.67ID:amrYO9dj
>>149-153の続きを考えてみました。149-153さん、勝手にすみません。 <(_ _)>
初めての作文でお見苦しい点も多々あろうかと思いますが、保守替わりにでも。

*******************************************************************************

「スゲー……」

はぁっと大きく息を吐き出しながら、彼は言った。

「気持ちよかった」
「…うん」

仰向けの彼の胸元に顔を埋めながら、わたしは小さく頷いた。
ベッドの上に二人横たわり、全てを差し出して全てを受け取った後の、心も身体も無防備な状態。
無防備だけど、不安にさらされることなんて何ひとつ無い。あるのは幸福感だけ。

わたしの頭を撫でていた彼の手がそのまま指に髪を絡ませ始めた。
この時間いつもする彼の仕草だ。

幸せ過ぎて溶けちゃいそう……。

そんなことを思って一人頬を緩ませていたら、彼が顔をこちらに向けた。
何だか妙に真剣な表情で、じっとわたしの顔を見つめてきた。

「……声」
「え?」
「声聞きたい」
「……」
「オレ、爽子の我慢してない声聞いてみたい」
「えぇっ?」

や、ちょ、ちょっとお待ちください。
やっと息が整って、脳もようやく動き出そうかというこのタイミングで、大事な大事な彼が
何だかとんでもないことを言い出した!
内容が内容なので真意を確かめようと、思わずじっと見つめ返してしまった。
彼は少し照れた様子ながら、視線を逸らすことなく続けた。

「…いや、オレは今でも十分気持ちいいしスゲーんだけど……ホントは……し、してる時
抑えてほしく、ない、んだよなぁ…」

わたしの髪を巻き付けたままだった指でつんつんと引っ張りながら、静かに続けた。
最後の方は呟く感じになったけれど、しっかり届いた。
声が少し硬い? 翔太くん緊張してる?
引かないで聞いてほしいんだけど、とか、こういうことって話し合っていかないと、とか
もしょもしょ言いながら、彼は頬を赤らめつつ更に言葉を継いだ。

「お隣りとか気になってつい口塞いじゃうけどさ……爽子はどうなんだろって考えちゃって。
…うん、ゴメン。本音は爽子の声聞きたいし、何より出させたい」
「え」   しょ、翔太くん…
「気兼ねなく、いっぱい声出してほしいし思いっきり感じてほしいしメチャクチャになってほしい!」
「えぇっ?」   翔太くん…!
「…爽子はさ、声出したくない? 出すのイヤ? 環境が整えばOK?」
「ええぇっ?!」   翔太くん!!
0158157続き2012/02/21(火) 15:46:04.36ID:amrYO9dj

どうしよう、わたし今、絶対顔赤い。真っ赤だ。
い、色々考えてくれて嬉しいんだけど…話題がわたしの『声』のことで…しかもアノ時の『声』のことで
でも彼は真っ直ぐに見つめてきて…わたしも見つめ返してて……ああ息ができない。
固まったわたしを見て彼はふふっと笑うと、空いてる方の手で熱い頬を包んでくれた。

「さーわ、落ち着いて。さっきから『え』しか言ってない」

そして、揺るがぬ決意を秘めた宣言口調で言い切った。

「オレ、もっと爽子の全部が欲しい。
じっくりたっぷりしっとりねっとりがっつりどっぷり……爽子と色々したい!」


ということで、翔太くんの翔太くんによる翔太くんとわたしの為の
『思いっきりH in the HOTEL』計画
が発動しました。しょ、翔太くん……。

今、彼はすっごく張り切ってホテルの情報収集してる。
だ、大丈夫かなぁ。いえ、私としても賛成の方向で考えてはいるんだけど、正直に話せば
実はちょっと楽しみでもあるんだけれど

「覚悟しといて」

なんて言われたものだから、ちょっと心配。

わたしが今出来ることって何だろう? ……体力づくり?
栄養ドリンクを買っておくとか?
ホテル行き直前の世のお嬢さん方は、一体どうしているのだろう…?


END

*******************************************************************************

声って意外と漏れるものだから、二人には何の心配もせずに心から楽しんで欲しいw
という思いを込めて捻り出してみました。

サッと選んでスッと入れ大げさに考えるなw、とは思いますが、ささやかなことも
イベントの一つとして過ごしてほしいのですよ。

あやねとの会話で何かの拍子に一部始終を白状させられ、「どうしよう?」と相談したら
「元野球部の彼氏持ちの方が(野獣)対処法アリなんじゃない?」とか言われればいい。
結局ちづにも相談し、最終的に龍にまで伝わってしまえばいい。
0160sage2012/02/26(日) 04:25:51.54ID:CmosgfIe
>>149 >>157 ひっさびさに来てみたら、ぐっじょぶが2件も!
ホテル編へ続け!ほ。
0161名無しさん@ピンキー2012/03/05(月) 11:04:00.37ID:31TXaRy3
彼女を見ると  触れたくなる

彼女を意識してから、世界で一番幸せにしたいという気持ちは、ずっと変わらない
少し猫目の黒い瞳でじっと覗き込まれると、何も考えられなくなり、唇を押し付ける

瞬間、彼女の体が震える

それは本能的な拒絶なのか  という頭の隅にのこる疑念を無理やり打ち消しながら倒れ込む
世界で一番幸せにする を 世界で一番の悦びを与える に勝手に変換して

0162名無しさん@ピンキー2012/03/05(月) 11:04:34.83ID:31TXaRy3
回を重ねるごとに、彼女の反応は明らかに早くなった

もっと、もっと、彼女をヨロコバセタイ
夢中でその肌を開発していく

けれども、それはイヴをエデンの東に追放するような行為にも感じて、いつも後悔と自己嫌悪を伴う

自分の考えはただ自分自身を満足させるためのものではないのか
彼女自身はどう思っているのか… 本当は…

彼女は自分がやることに抵抗をしない

けれどもそれが彼女が本当に望んでいることなのか、自分は勝手に幸せにしていると勘違いしているだけなのではないだろうか

…心を溶かす一遍の穢れも知らなかった笑顔を、おれは今でも守り続けることができているのだろうか…



「…爽子…」

少し眠っていたらしい彼女がこちらに体を向きなおす気配がする


「結婚して欲しい」



瞬間、彼女の体が震えた

二の腕に触れていた指がが下に降りていき、おれの指を探り当てると、ギュっと握りしめてくれた


    そっか あれは、拒絶ではなかったんだね…

暗闇の中、約束の口づけが終われば、ようやく安心して深い眠りに付くことができた
0164新発見の「好き」12012/03/17(土) 19:59:29.06ID:9ryBJjfo
・風早×爽子で風早視点。H直前まで。
・大学生かも。多分お互い一人暮らし。

*******************************************************************************


自分は「うなじ好き」なんだと発見した。

あ、訂正―――「爽子のうなじ好き」、だ。
彼女の長い髪を掻き分けて、うなじに静かにキスするのが好きだ。わざと音をたててするのもいい。

一番気に入ってるのは舌でゆっくりと首筋を辿ることだけど、それをすると爽子は瞳を潤ませて
オレの名前を囁くから、こっちは自制心が粉々になっちゃって、後はもうお決まりの
押し倒して剥ぎ取って絡み合って溺れ尽くすパターンになだれ込む。

いつもは下ろしてる髪を上げてうなじが露出してる姿なんて、とんでもない吸引力だ。眼が離せない。
女の子の髪型について考えたこともなかったけど、もしかしてオレって、ストレートのロングが好み?
いや、爽子がショートカットだったら、そっちを好きになってんのかな。
なってるだろうな多分、分かんないけど。


「……他にもあるよ? 翔太くん、気付いてない?」

恥ずかしそうに、伏し目がちで爽子が言った。
そんな『好きなモノ』話を、オレの部屋でコーヒー飲みながらしてた時のことだ。

…正直に言おう、うなじを始点にしてそういうムードにしてちょっと妖しい方面に持って行って
彼女をそういう気にさせてそのままベッドへ誘って最終的には…で、できたらいいなーと、思ってた。
ああ思ってたとも。

―――だけど、爽子は特製爆弾を炸裂させた。
忘れてたよ、オレの彼女、独自の切り口が持ち味じゃん。

「翔太くんは、あの…ス、ストッキングが好きだと思う、なぁ……」
「えっ」
「ほ、ほら、あの…太腿までのシリコンストッパータイプのストッキング! いわゆるパンストじゃなくてっ!」

と説明された。
思いがけない返しに言葉を失ったものの、ああアレね、とすぐ頭に浮かぶ程度の知識はあった。

「そのタイプの時、脱がすの嬉しそう……です」

とも言われてしまった。
言い終わった後、頬をほんのり染めて上目使いで見つめられ、脈が速くなった。
0165新発見の「好き」22012/03/17(土) 20:12:19.64ID:9ryBJjfo

…喰い付きが違うのかな、自覚無いけど。
あ、ヤバイ顔つきになってんのか? 自覚無いけど。

うん、確かにストッキングは好きだ。つーか脱がすのが好きだ。クルクル丸めて下ろしていくのは超楽しい。
はっきり言って、脱がすの嫌いな男なんていないだろ。しかも相手は大好きな彼女だぞ。
エプロンの紐を解くのもブラのホック外すのも、スカートたくし上げるのも好きだ。大好きだ。
言っとくけど、爽子にしかしないから。

―――って、何ぶっちゃけてんだオレ!!

でも、爽子の白い肌を剥き出しに出来るのはオレだけだって思うと、もううわぁーっと気持ちが溢れて
いつも手の暴走は止まらない。
暴走するのは手だけじゃないけど、それはこの際置いておこう。

…ヤバイ、自分の中でスイッチ入ったのが解る。
爽子が両手で包み込んでいるマグカップをローテーブルの上に戻しながら、彼女をソファの上に押し倒した。
無言のままテレビのリモコンを掴んで電源はオフ、ついでに携帯の電源も切った。
何物にも邪魔はさせない。余計な音はいらない。聴くのは爽子の声だけでいい。

何か言おうとする爽子の口を自分の口で塞ぎ、そのまま唇をこめかみや震える睫毛、滑らかな頬に移していく。
片手で頬を包み、もう一方の手はニットの裾から忍び込ませ、柔らかなふくらみを収めて楽しむ。
ああ爽子だ。
オレだけが触れるのを許されてる、温かでなめらかで豊かで愛しいオンナの肌。

キスの場所をどんどん下げ、顎をたどって喉へと滑らせる。
この細い首筋に舌を這わすのも、艶やかな黒髪が身体の下敷きにならないように掻き上げるのもオレの特権。
オレだけの特権だ。
爽子の目を見つめたまま手を動かし、掌中の感触を堪能する。もちろん特権も行使しながら。

「あ……」

爽子の、つい洩れたという感じの喘ぎ声が更にオレを煽る。
後はもういつものパターン。

オレは自制心を手離した。


END

*******************************************************************************

今、本誌の風早くんが「……ふれられない」とのことなので、ここではある意味
思いっきり触れてもらいました。
ギクシャク早期解消を願いつつ投下します。
0166名無しさん@ピンキー2012/04/13(金) 10:27:43.09ID:cBQZ+CkT
久しぶりに来た。楽しませてもらいました
書き手さんたちどうもありがとう
0168或る夜の AM 1:30 12012/06/15(金) 07:46:03.88ID:XJvMwzOI
・風早×爽子。お互い一人暮らしで、どちらかの部屋を想定。(爽子の部屋?)
・大学生か社会人。思いっきり事後。

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背筋がゾクゾクする感覚で、爽子は浅い眠りから覚めた。
指が背骨をなぞっている。

―――私より長くて骨っぽい、男の人の指。

ゆっくり目を開けると辺りは真っ暗で、カーテンの隙間から街灯の光が射し込んでいるのが見えた。
目覚まし時計の秒針音が響く静かな部屋の中には、濃厚な蜂蜜のような空気が微かに残っている。
背骨を辿っていた悪戯な指は、今度は手のひら全体で静かに背中じゅうを彷徨う。
思わず甘い溜め息がこぼれ、俯せの状態から寝返りを打ち風早の方へ向き直った。

「ごめん……目、覚めちゃった?」

爽子の左肩に軽くキスをしながら謝る風早に、大丈夫と微笑んで聞いた。

「いま、何時頃かな…?」
「さっき確認したら1時半だった」

ああ、眠っちゃったんだ……。
身体が気だるい理由―――少し前の熱くて激しいひとときを思い出し、爽子は頬が熱くなった。


最近、恋人とのベッドでの時間が濃密になった気がする。

彼が爽子に施すコトだけじゃなく、もう何もかもが、以前より露骨で熱が増したと感じるのだ。
風早の、揉みしだいたり暴き立てたりする手つきや、捻じ込んだり這い回ったりする舌、言葉や視線、
探り当てたり掻き回したりする指、そういったあらゆるものが、不埒で器用に変化したと思う。

さんざん焦らした後の満足げなオトコの顔も、我がもの顔で翻弄する強引さも、以前は知らなかった。
内を満たされ、こすられ、攻め立てられ、熱く弾ける感覚も彼に教えられた。

―――昔はこんなこと考えなかったのに……。

身体が敏感になって、気持ちも変化したのかな。
私より私の身体を知っている人……まるごと自分のものにしたいと思った、誰よりも愛しい人。


ブランケットを胸元に引き寄せながら、爽子はベッドから起き上がった。
頭に浮かんでいた思いを振り払うように、急いで着る物を探した。

「飲み物取ってくるね。翔太くんは?」
「ん、お願い」

何やら一心不乱に手探りする様子を見て、風早は「はい」と自身のTシャツを手渡した。

「そのままでいいのに」

横たわったまま枕を抱え込んで笑う風早に

「は、恥ずかしいからっ……着ます!」

焦ったように呟いて着ようとするものの、まだ爽子の身体は目覚めていないのか手間取っている。
0169或る夜の AM 1:30 22012/06/15(金) 07:54:06.81ID:XJvMwzOI

「んー、じっとして」

手を止めさせ、風早は寝転んだまま自らの手で爽子の頭に被せる。
裾を引っ張り腰まで下ろしてやると、爽子は、ほう…と息をつき、出会った頃と変わらぬ
あの真っ直ぐな瞳で風早を見つめ、微笑んだ。

「ありがとう」

サイズの合わない襟ぐりからは綺麗な鎖骨が覗き、思わずむしゃぶりつきたくなる。
ちょっとした格闘で赤らんだ顔と乱れた呼吸、もつれた髪は全部Tシャツの中に入り込んでふわりと撓み、
むき出しの太腿は白くなめらかで、所どころに、風早の口が刻んだ小さな印が浮かび上がっていた。

―――ちょ……これはクル。

思わず喉が鳴った。
再び熱が灯り始めた風早に気付かない爽子は、ベッドの上にぺたりと座り込んであまりにも無防備だ。
くにゃりと力の抜けた全身からは、満たされた艶やかさが滲み出ていた。
少し漏れ入る灯りのせいか、妖しい空気さえまとって見える。


風早は、キッチンへ行く彼女の後ろ姿を目で追いながら起き上がり、
芸能人の誰かが、首回り緩くて胸の見えそうなTシャツを 【チャンスTシャツ】 とか言ってたなー
などと、どうでもいいことを考えた。

―――うん、確かになかなかのアイテム……爽子の部屋着、全部俺のに変えちゃおっかなー。

一人でニヤニヤしているところに、2つのペットボトルを持った爽子が戻って来た。

身に着けているのは風早のTシャツだけだ。
裾は膝近くまで届いていたが、歩を進める度に太腿の動きが分かり、布地越しならではの色っぽさだ。
今は見えないその奥がどれだけ熱くきつく自分を包み込むかも思い出し、また風早の喉が鳴った。
その時どれだけ自分が硬くなるか、どんな感じで締め付けられるのか、ありありと甦った。


何気なさを装い自分のすぐ隣をポンポンと叩くと、爽子は素直に従った。
これでいいかな、と手渡されたスポーツドリンクのペットボトルには

『運動するカラダをサポートします。』
『発汗状態におかれている方に最も適した飲料です。』

の文字が見えた。

「運動、発汗……か」

またもやニヤつきながら、並んでボトルに口をつけている爽子の耳元に顔を寄せた。

「いっぱい動いて汗かいたもんな」

ブホッ
爽子は盛大に噎せ、ミネラルウォーターを胸元にこぼした。

「これで補給して再開しろってことなら、彼氏としては受けて立つよ?」

咳き込む爽子の顔を上げさせ、笑いながら筋張った甲で頬の水滴を拭き取る。

「ねぇ、俺…お誘いと受け取ればいーの?」
0170或る夜の AM 1:30 32012/06/15(金) 08:03:26.43ID:XJvMwzOI

頬を撫で続けていたら、口元から目が離せなくなった。

喘ぎ声を洩らして風早を煽り、悪戯を仕掛けて興奮させ、戸惑いながらも色々と喜ばせてくれる、
爽子の恋人で良かったと、オトコで良かったと心から思わせる口。
小さく開いた唇は濡れてつややかに光り、奥には自分だけが知る、慎ましくも奔放にもなる舌が
ひっそりと息づいているのだ。

―――ふたりで何年もかけてここまで来た。

触れたいのに触れられない頃があった。
距離を縮めたいのに恐くて、できなくて、しちゃいけないとまで思って、煮詰ってしまった昔むかし。
こんなことを言えるようになった『今』が愛しい。この関係が嬉しい。


ジッと見つめていたら、爽子が面映ゆそうにそうっと伏し目がちになった。

―――マジでクルんですけど……。

風早はドリンクを急いで飲み干し、空いたペットボトルをベッドサイドに置いた。

「これはここ」

爽子の手から水を取り上げ、同じ場所に並べる。

「これは無し」

着せたばかりのTシャツをたくし上げ、頭から抜き取る。
ほっそりした裸身を目にした途端その場に押し倒し、高ぶった身体を爽子に押し付けた。

「しょ、翔太くん! あの…腿に……あの…」
「だね」
「でも、も…もう寝た方が……」
「だね、じゃあ 『寝よう』 か」
「で、でもでも、さっき……」
「だね、じゃあもう1回」
「…うっ」

一連の言葉に抵抗は無駄と悟ったのか、爽子はゆっくりと恋人の首に両腕を回し
はい、と頷いて引き寄せた。

彼女の腿の間にいそいそと身体を割り込ませた風早は、あーでも1回で済むかなーと
モゴモゴ呟いたが、果たして相手に聞こえたかどうか―――。


もうすぐ2時になる部屋の中、今はただ、密やかなふたつの囁き声のみ。



END

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本誌での風早くんの動きがもどかしいので、ここでは動いてもらったw(主にベッドで)

数年後にはこんなカップルになって、イチャイチャイチャイチャすればいい!
そんな一念で書きました。保守替わりに投下。

スペシャルサンクス: ア●エ●ア● / ポ●リ●エ●ト / 田●亮
0171名無しさん@ピンキー2012/06/15(金) 09:42:12.47ID:WWquCsEu
うああああああ超乙!GJ!
原作モヤモヤの先の希望が見えたぜ
0172風早翔太という男 12012/06/27(水) 19:13:18.10ID:Dna7j8S/
・全くエロくないアホ小噺。日常ネタ。
・風早は大学生。友人らの証言内に間接登場。

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友人、吉田は言う。「風早は、あそこまで愛執の念を持てるならもう誇っていいと思う」

「グラビア雑誌なんて、一人暮らしの男の部屋にはあって当たり前で、もちろん風早も持ってるわけよ。
この話が出た時、女子から 『いやーっ!』 とか 『えー意外……』 とか声上がってたけど
風早にどんだけ夢見てんだっつーの。あいつはフツーにスケベだ。

ま、それは置いといて、グラビアな。
雑誌って、開きグセつくじゃん? よく見るページっつーか、よく使うページっつーか…。
で、遊びに行った時ふと思いついちゃって、テキトーに1冊拾って、テキトーに放り投げたんだけどさ、
どうなったと思う?」

思わせ振りに一旦話を切ると、吉田は軽く肩をすくめたあと続けた。

「そう、ご想像通りの顛末ですよ。意外性も何もあったモンじゃない、フツーの顛末ですよ。
パカーッと開いたページには、サラッサラのロングでつやっつやの真っ黒な髪のコが、シャツ1枚でバーン!
何度やってもシャツイチパカーッ! 黒髪バーン! 清楚なコがドーン! 毎回毎回同じ箇所。

『 おまえ… 完 全 に こ の ペ ー ジ だ ろ 』 っていう………ブフッ。

ほ、他の雑誌も…試してみたら、み、見事にぜーんぶ……黒髪ロングの、清楚系が…お出むかブッ……」

後はもう言葉にならず、腹を抱えて笑う吉田の姿があった。
何でそんなコトしたんだこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ケロリと答えてくれた。

「え? だって面白そうだったから! テンパったあいつ、からかい甲斐があるんだよ。
でも風早、最初は焦ってたのに最後は開き直って『ベタ惚れなりの事情があんだよ!』って叫んでた」

最後に涙を拭きながら吉田は言った。

「よく分かんねーけど、ありゃ三次元に持ち込んでるとみた。ほんと、ブレないよな、風早は」



友人、福田は言う。「風早って、酔った時の爆発力がシャレになんねーくせに基本ピュアなんだよ」

「野郎飲みしてたら元カノ話になって、風早が 『元カノいない』 とか言い出したの!
で、普段は自分のこと滅多に話さない奴だから、皆ここぞとばかりに喰い付いたわけ。
昔からモテてただろう男が、『爽子としか付き合ってない』 なんてぶっちゃけやがったから、何かスゲー
盛り上がっちゃって、酒ガンガン飲ませてベロンベロンにさせて……。あのノリ何だったんだろ」

思わせ振りに一旦話を切ると、福田は軽く首を捻ったあと続けた。

「『一人かよ、風早! 知ってるオンナ一人だけかよ!』とか『もっといろんな女とヤってると思ってた』
とか、みんな散々ツッコんだんだけどさ、風早の返しがまた……『抱き尽くしてないのに飽きるわけない』だの
『まだしてない体位あるから爽子とキワめる』だの、『あげねーかんな、ぜってーあげねーかんな!』だの
『俺だけが知ってる爽は〜ひ・と・り・じめ〜』だの、名言迷言の大サービス。いやぁ、酒って怖いねぇ」

呆れたように笑いつつも、どこか羨ましそうな福田の姿があった。
どんな心境で話してんだこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ニヤリと答えてくれた。
0173風早翔太という男 22012/06/27(水) 19:17:57.33ID:Dna7j8S/

「俺、聞いたんだよね。 『俺ここ行ったことある』『私まだなんだけど誰と行ったの?』的な喧嘩も、
寝惚けて名前間違えちゃった失敗も無いのかって。そしたら即答、 『あるわけないだろ』 だってさ!
最終的にあいつ、『【 着 痩 せ 】ってゆ〜、チョ〜神様感謝な単語知ってるかぁ〜?』の一言後撃沈」

最後に大きく息をつきながら福田は言った。

「あの様子じゃ風早の経験人数、増えそうに無いな。―――と言う俺はゼロなんだけどね、あはは」



友人、池田は言う。「風早の、集中時の周りの見えなさは危険過ぎて恐怖を感じるね」

「珍しくあのカップル―――風早と爽ちゃんが学内カフェで喧嘩してたんだよ。
お互いムキになって声高に言い合ってんの。あまりに強烈で、内容覚えてるよ。確か……こんな感じ。

『風早くん、一回始めるとすっごく長いし、私が動かそうとすると呻くし…つ、疲れちゃった』
『爽子だって、もう一回って何度もおねだりしてきたじゃん! 俺眠たいって言ったのに……!』
『だって……したかったんだもん! 風早くんとしたかったんだもんっ!!』
『だからって一晩中はヒドくね? 俺もうクタクタ…』」

思わせ振りに一旦話を切ると、吉田は軽く脱力したあと続けた。

「もちろんオチはあるよ、どうしようもないオチがね。ほんと! マジで! どーしよーもねーオチが!!
後で分かったんだけど、二人は一晩中 【 将 棋 を 指 し て た 】 んだと…」

当時を思い出したらしく、少々げっそりした池田の姿があった。
よく細かく覚えてるなこの男―――そんなこっちの気持ちを察したのか、ボソリと答えてくれた。

「想像してみてよ。割と混んでるカフェ内で、【将棋】という単語が出てこないままのこのやり取り…。
あの時の、周りの人たちの何とも言い難い空気……ああ、表現しきれん! もう二度と体験したくねぇっ!
隣にいた福田が『童貞の俺にはキツイなー』って呟いてたけど、押しなべてキツイっつーの、ボケ」

最後に頷きながら池田は言った。

「いやー、風早のあの周りの見えなさはヤバイって。まぁ、爽ちゃんも大概だけどな…」



END

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『一回始めると(長考に入って)すっごく(対局時間が)長いし、私が(駒を)動かそうとすると呻くし…』
『もう一回(対局したい)って何度もおねだりしてきたじゃん! 俺眠たいって言ったのに……!』
『だって……(将棋を)したかったんだもん! 風早くんと(将棋を)したかったんだもんっ!!』
『だからって一晩中(の対局)はヒドくね? 俺もう(頭使い過ぎて)クタクタ…』

カフェでの風爽のやり取りはこういうコトですw
くだらない話ですみません。
爽子は実はそこそこたわわバディ、福田はジョーポジションという、どーでもいー設定w
悩み過ぎの傾向にある風早くんに、これっくらい明るくアホな大学生活を送ってほしくて投下。

吉田が語るところの風早くんは、前スレでツボったお話から浮かびました。ひとこと御礼をば。
0174或る夜の AM 1:30  おまけの2:00過ぎ2012/06/27(水) 21:44:04.95ID:Dna7j8S/
>>172-173だけじゃあまりにもエロく無いので、>>168-170の続きをちょっと。

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風早が爽子の上からどこうとすると抱き締められ、もう少し待って、と整わない息で告げられた。
思わず頬が緩み、可愛いおでこに口づけてから押し潰さないよう身体をずらし、繋がったまま横向きになった。
そんな中、爽子が呟いた。

「…翔太くんの、大きいね」
「………」

……何というか、発言の破壊力が凄まじい。
二人で蕩けそうな時間を過ごした直後、しかもまだ風早は中に入ったままなのにこのセリフ。
昔なら顔が真っ赤になって声も乱れて、【あせり早取り乱し太】 になったかもしれないが、今はもう
燦然と輝くお付き合いの歴史、二人の日々がある。免疫は充分だし、少しはオトナにもなったと思う。

「……おおきい? 今?」

―――さっきまでの方が、断然『大き』かったよな…。

そんな疑問を浮かべつつ敢えて確認してみた風早だが、言葉に刺激されたのか早くも身体が反応し始めた。

―――あー…また大きくなりそう。替えないとヤバイ!

「ゴム、まだあったよね」

早速引き抜こうとした風早の動きと言葉に、爽子は何やらハッと気付いた様子だった。

「やっ…ちが、違うの! Tシャツ! お借りしたTシャツ!! …ですっ!」
「……」
「ヒジ、ヒジまでなの、私が着たら。しょ、翔太くんには半袖なのに…だし、長くて、太腿は隠れるし、だし……」

あの…おっきーなーと思ったの、と、顔だけじゃなく耳も首もピンクに染めてしどろもどろだ。

「翔太くんのア、アレは…ただ『大きい』って言うより、な、長くて太くて硬、く……――わーーーっっ!
いやっ…ダメッ!! ダメダメ! もうダメ、今のナシっ……! 絶対ナシ…う゛〜〜〜」

己の発言内容に衝撃を受け、爽子は風早の目から逃れようと必死になった。
慌て過ぎて自分の顔を隠す事に思い至らず、見つめてくる視線を遮る為に風早の顔を両手で覆った。
「忘れて…」と涙ぐみながらぺたっと手のひらを押し付け、全身から湯気が出そうなほど体温を上げた。
恥ずかしがるそんな姿が可愛くて、風早はただ笑って爽子のしたいようにさせた。

―――こういうの堪んねぇって思うの、変? つーか、もう完全復活なんだけど気付いてんのかな。

爽子の中で質量が増し、図らずも言葉通りの―――長くて太くて硬い状態になった。
急いで身体を離して新しく付け替え、再び奥深くまで突き入れた。あまりの気持ちよさに思わず声が漏れる。
もうダメはこっちの台詞、そう思いながら円を描くように腰を回し、何度も強くこすり付けた。

「……なんか、一晩中ヤれそうな勢い」

風早が顔を近づけ爽子の唇の上で呟くと、彼女は何も言わず、ただきゅうっと瞼を閉じた。



END

----------------------------------------------------------------------------------

二人揃ってオカシな方向に……。すみません。
0176名無しさん@ピンキー2012/07/21(土) 01:15:28.77ID:rNOc8qXA
HO
0178名無しさん@ピンキー2012/08/20(月) 23:45:10.61ID:BWlgqitI
保守
0182名無しさん@ピンキー2012/10/18(木) 18:55:17.37ID:CKp3/EUg
「ん、しょた、くん・・やだ・・」
「や、じゃないでしょ」

「ん・・も・・えっち」


っていう、二人をください。
0183名無しさん@ピンキー2012/10/19(金) 00:46:01.93ID:gfgvG4en
「こういうの、イヤ? こんな俺…キライ?」
「そんなことないよ」

「じゃ、これは?」


っていう感じで、考えてみます。
期待せず気長にお待ちください。
0184名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 17:11:38.70ID:b7Ptrvor
初投下です。やってみたかった。
いろいろ中途半端でごめんなさい。




   +++++

「翔太くん、あの・・」
腕の中に閉じ込めた爽子が身じろぎしながら
遠慮がちに口を開く。

「ん?」
「シャワー・・借りてもいい?」

「んー・・・ちょっと待って、風呂沸かすよ」

ふにゃふにゃになってる爽子をベッドに残して
風呂場に向かう。

ざっと浴槽を流して
風呂に湯をためながら

さっきまでの幸せな事情を思い出して
顔が赤らむ。

まだ、慣れた、とは言い難い程
行為を重ねるのは指折り数えるほどで
いっぱいいっぱいの中でも
精一杯大事にしているつもりだけれど

今日は、なんか、たまらなくて
部屋について早々、求めてしまった。

シャワー浴びてから・・と、制止する声を無視して
貪り尽くすように、キスをして
身体を開かせた。

強引だったと思う。
まだ、爽子にとっては気持ちいいだけではないだろうその行為。
だけど、早く、俺だけのことしか考えられなくなるぐらい
とろけてほしくて
とろけて早く一つになりたくて

頭から、足の先まで
くまなく、愛して

おいしそうな胸の頂や
かわいいおへそや
俺を受け入れてくれる泉に
指や舌で、愛して、愛して。
0185名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 17:13:43.34ID:b7Ptrvor
「は、・ん・・・」

苦しそうにゆがむ顔。
伸ばされる、手を
背中に回してあげると

せがむようにぎゅっとつかんで

「しょ、たくん、おねがい・・」

初めて、爽子から、求められた。


つん、と立った胸の頂が触れて
俺の胸にぷにゅっと押しつぶされて

「いい?」
ときくと、こくこくうなずいてくれるから
避妊具を取り付けて
そのまま、あとは文字通り一つに。

十分に潤ったそこで
受け止められると、意識が飛びそうなほど気持ちがよくて
「は・・あ、あん、」

いつも控えめな爽子の声も
いつもより甘く響いてて

「きもち?」
って聞くと
うるんだ目で
「ん・・」

ぎりぎりまで抜いて
入れて
そんなことを繰り返して

いやらしい水音と
爽子の声にならない声だけが
暗い部屋の中で
甘く一つに溶け合った。


強引だったかな、って思うけど
行為を重ねるのも受け入れてくれるのも
初めてのことじゃないけど

こんな風に、二人で甘く溶け合えたのは
はじめてのような気がして

マジで幸せで、なんか、泣きそう。
0186名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 17:14:35.53ID:b7Ptrvor
ベッドに戻ると、俺のシャツを羽織った爽子が
「あ、ごめんね、借りちゃいました」
と軽くシャツをつまんで、俺を見上げる。
爽子のワンピースも下着も俺が脱がせてベッドの下に散らかったまま。
一番近くにあったシャツを慌てて着たんだろうけど
それがまた、めちゃくちゃこっちを煽ってることなんて
わかってないんだろうなー

「いいよ」
って平常心装いながら、冷蔵庫をあけて
ペットボトルのお茶を持ってベッドに戻る。

はい、と渡すと
ありがとう、と受け取って
シャツからちまっと出た
両手でこくこくと飲む姿もまたかわいい。


かわいいのに
シャツから除く鎖骨も
俺がつけまくったしるしも
伸びた足も

やばいぐらいに色っぽい。


隣にじっと座ってるなんてできなくて
思わずぎゅっと抱きしめれば
びっくっとするるからだ。

「もうすぐ、お風呂わくから」
「う、うん」

それまでこうしてていい?
って耳元できけば、こくんとうなずく爽子。

お茶をとりあげて
キスを交わすと
ひんやりとした舌が絡まる。

「湧いたら一緒に入ろうね」

俺の言葉に固まる爽子を強引に抱き上げて
風呂場に連れて行って

そのあと、お風呂でまた
仲良くする、





そのあとの話は想像におまかせします。おわり。
0187名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 21:34:20.56ID:tbtHYz5x
>>184-186
GJ!
仲良くすればいいよ!
ああ、すればいいさ!!

一緒に入るか入らないかで一モメしたり
浴室の灯りつけるか消すかで一モメしたり
「身体洗ったげるよ」と爽やかスマイルで言っても警戒されたり
盛り上がり過ぎて結局ベッドに舞い戻る羽目になったり…

思う存分イチャイチャしまくってください。
0188名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 20:37:27.49ID:+3PLp54G
ありがとう。調子に乗ってちょっとだけ続きかけたから。
ちょびっとw


   +++

お風呂が沸く音がしたのは、そのあと間もなくのこと。
ゆるゆると抱きしめていた身体を離せば、今だ俺の言葉に硬直して赤くなってる爽子。
「あ、あの」
何か言われる前に、抱き上げる。
「わわっ!!」
「暴れると危ないよ。ちゃんとつかんでて」
慌てる爽子を、しれっとたしなめると
素直にぎゅっと首に抱きついてくれるからまた可愛い。
ほほをくすぐる髪とか、シャツ一枚隔てただけの体の柔らかさとか
片時も離したくないものが腕の中にあって、またどうにかなりそ。
お姫様抱っこで、狭い部屋を移動する。

浴室の前で、ゆっくりおろしてあげると
腕をつかんだまま、困ったように眉を下げて、
「あああ、あの、ほんとに・・・入るの?」

その顔を見れば
あぁー困ってるなぁーってわかるんだけど
ここでひいたら、この先、いつになったら
願いが叶うのかわからないし、そのタイミングを今後どう計ればいいのかもわからない。

だから、いつもだったら
爽子の願いはなんでもきいてあげたいって思うけど

今日は・・・だめ。
まだ、ひけない。
0189名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 20:38:07.77ID:+3PLp54G
前髪をかきわけておでこに、かわいく見上げる瞼に
ピンク色のほっぺに、ちゅ、ちゅっとキスを落として
こつんとおでこをぶつける。

「うん、俺は入りたい」

ねだるように、顔を覗き込んで

「・・爽子は、嫌?」

嫌って、言わないで。
ずるい聞き方をしてるのはわかってるけど、爽子を逃がしたくなくて
一本一本左手の指を絡めてくと
困ったように眉を下げた爽子は
「い、嫌っていうか・・・」

―――・・・・恥ずかしいの。

小さく消え入りそうに、そういって俺の胸に顔をうずめる。

「うん、わかった」
右腕をそのまま頭に回す。
「じゃあ、いいよ。」
優しくそういうと、固まっていた身体がほっと力が抜けたようになるけど

「電気消す?」

また、びくりとして、え、え、っと慌てる爽子。

「だって、嫌なわけじゃないんでしょ?」
嫌じゃないなら、ひかない。
うん、っていうまで離してやらない。

「恥ずかしいなら早く慣れちゃったほうがいいよ?
 これから一緒に入ること多くなるんだから」

爽子が腕の中でうううと唸って、
観念した様に小さく絞り出す

「じゃあ・・電気、消して」

可愛いお願いに破顔して
爽子を腕の中から解放して、パチンと浴室の電気を落とす。

ついで、爽子のシャツも頭から抜き取って
手を引いて浴室に連れ込んだ。

ただ、一緒にお風呂に入りたかっただけ・・・なんだけど、ね。
あんまり可愛くて、お風呂でまた、仲良くしちゃうのも
しょうがない、はなし。



おわり。
0191名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 17:20:39.77ID:ktjuPC5x
初めて投下します。
携帯からなので、改行等おかしかったらすみません。

風爽です。高3くらいのイメージです。
0192名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 17:27:51.20ID:ktjuPC5x
「風早くん…DVD見ないの…?」
「いーよ。後で見たら」
「……っ…うん…」
俺の腕のなかで、黒沼が小さく動く。

今日はテスト最終日。午前中で学校が終わり、俺の家でゆっくりDVDを見る事にした。
ベッドを背もたれにして並んで座ったら、映画の内容なんか最初っから頭に入らなくて。
気が付けば黒沼をぎゅっと抱きしめ、キスをしていた。
キスはどんどん深くなる。
「っ…ん…」
小さな声を漏らす黒沼に煽られるように、舌を絡め、手は制服のボタンに手をかける。
おでこや瞼にキスを落としながら、彼女の服を脱がしていく。
黒沼をベッドに押し倒して、首に舌を這わせ、胸を手で包み込む。
「あっ…ん…」
一度身体を離し、黒沼が着ていたものを全て取り、全身にキスをする。
「…か…ぜはやくん」
潤んだ目で見つめられ、どんどん余裕を無くしていく。

また、唇にキスをして、足の間に手を伸ばし、敏感な所を優しく撫でる。
「まって…まって…」
構わずに続ける。
「ひぁっ…やっ…」
黒沼は枕に顔を半分埋め、シーツをぎゅっと握っている。
足の間に顔を埋めて口を寄せると、彼女が震えた。
「あっ、だ駄目!あっ…んっんっ…」
俺の髪をそっと掴み身体をもじもじと動かす。
「やぁん…あっ…だめ…」
続けていると黒沼の声が高くなり、俺の髪をぐしゃぐしゃと混ぜる。
0193名無しさん@ピンキー2012/11/18(日) 17:31:00.31ID:ktjuPC5x
彼女のそこは、もうしっかりと濡れていたので、自分の準備を済ませて、黒沼の顔を覗く。
「くろぬま?いい?」
ぎゅっと目をつぶって頷いたので、ゆっくりと彼女の中に入っていく
「……っ……」
あまりの気持ち良さに声が出た。
息を吐いて、自分を落ち着かせる。
それから、彼女を抱きしめ、揺らす。
「んっんっ…」
「黒沼っ!黒沼っ!」
「んっあぁっ…んっ」
ぎゅっと縋るように黒沼の腕に力が入る。
そんな彼女の行為にますます煽られ、動きが強くなる。
「風早くんっ…も、もう無理っ。駄目っ…あぁっ…」
「黒沼っ。こっち。俺を見て…」
黒沼のおでこに自分のおでこをつけ、じっと見る。
顔は赤くなっていて、そっと目を開けて、俺を見つめ返す。
「あ…もう…無理……やっ…むりぃ…」

黒沼は無理とか駄目って何度も言うけど、表情も身体も俺を求めてるようにしか見えなくて。
俺も、黒沼を離す事なんて出来なくて。
行為を続けていたら、回されていた手に力が入り
背中にピリッとした痛みが走った。
0195名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 05:52:10.45ID:abWS8UHh
<<192-193の続きです。
エロくないですが。


ベッドが揺れる音で目が覚めた。
ぼんやりとした視線の先には広い背中に赤い傷。
すぐにその背中は白い布で覆われる。
しばらく眺めていると、風早くんの背中で彼がシャツを着た所だと気がつく。
まだ、ぼんやりしたまま視線を移すと、机にはペットボトル。テレビはDVDのメニュー画面になっている。

……あぁそうか、風早くんの家に来てたんだった……。

少しづつ頭の中がはっきりしてくる。

「あ、起きた?」
「…うん…」
風早くんは顔を覗き込んで、なんだか心配そうな顔をしている。

「温かい飲み物いれてくるけど、黒沼も飲む?」
「うん、ありがとう」

風早くんが一階へ降りていったので、その間に起きようとしたけれど。まだ怠くて、枕を抱えて横になる。

……DVDどんな内容だっけ?見たの最初の30分くらいかな……

そんな事をぼんやりと考えていたら風早くんが戻ってきた。
「黒沼、起きれる?」
「うん」
手を引かれて起き上がる。
制服は皺になるからと貸してくれたパーカーを着て、ベッドに腰掛けた。

「大丈夫?」
温かいミルクティーを手渡されながらきかれる。
「ん?大丈夫だよ??」
風早くんはほっとした顔になって、自分もマグカップに口をつける。
0196名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 05:53:10.45ID:abWS8UHh
「そうだ。風早くん。背中に傷があったよ?引っ掻いたみたいなの。マルちゃんとじゃれて引っ掻かれた?」
何気なく疑問を口にすると、風早くんの顔が赤くなる。
「覚えてない?これ、黒沼が今したんだよ??」
「……私?!」

今?そんな傷が出来るぐらい掴んだの??え??

覚えが無くて、パニックになる。

「今日、俺、無茶したかな…?」
「無茶?」
「うん。黒沼さ、その…してる時さ…何度も無理って言ってたから…」
そんな事、言った気もする。
「あと、駄目とか嫌とか」
…そんな事も言った気がする…
「でも、止めらんなくて…嫌だった?」

さっきまでしてた事を徐々に思い出して、顔が赤くなる。

「あのね、今日はいつもと違って、辛かった…んと、違うな。無理というか、いっぱいいっぱいというか…」
「……うん」
「嫌じゃなかったよ。でも…限界って感じで…ただ必死で…」
そうだ、それで風早くんの背中に縋り付いて。
「ごめんね。背中に傷つけて。」

風早くんを見るとさっきより真っ赤になっていて、手で口を押さえていた。
0197名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 05:55:57.75ID:abWS8UHh
「いや、凄く嬉しい。」
「う、嬉しい?なんで?痛かったでしょ?」
「だって、気持ち良かったって事でしょ?」
………気持ち……えっ?…
「違う?」
風早くんが私を覗き込む様に見る。

そっかあの感覚はそういう事なのか。
「違わないです…」
恥ずかしくて小さく答える。

風早くんは私に腕をまわし、きつく抱きしめてくる。
「嬉しい。俺、すげー嬉しい。」
「嬉しいの?」
「うん。黒沼が気持ちいいって。」

風早くんは体を少し離して、おでこにキスをする。
「風早くんも?」
「え?」
「風早くんも気持ちいいの?」

頬に手が添えられ唇にもキスをされる。

「うん。無茶苦茶、いい。」
「なら、私も嬉しい…よ?」

キスが段々と深くなり、ベッドに押し倒される

「黒沼…」

名前を呼ばれただけなのに、彼が言いたい事が伝わってきて
私も同じ気持ちだったから、返事の代わりに、風早くんの頬にキスをした。

おわり
0198名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 11:12:37.61ID:9scqW2/7
>>192-193>>195-197
GJ!
本物wの制服エッチは、この時期しかできないから
お二人さん、楽しんで!!

風早翔太18歳・背中に爪痕を残す男、か。
風早のくせにww
0199名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 12:36:00.89ID:SzD/f+nv
初めてここ見たけど、制服エッチか...
風早の家で、家族の留守のあいだに風呂まで使ってとか、
いまいちリアリティーに欠けるんだがなあ
夏休みで両親と弟が町内会旅行、風早だけ予備校のため
参加せず、みたいな設定を、せめて冒頭にさらりとして
おいたらいいと思うよ

それでも、もう「数回いたしている」ってのはどうだろ?
風早の母って専業じゃないの? そんな留守がちなのかな

冷や水を浴びせるようでごめん
ただ、親の目を盗んでというならそれなりの背徳感もある
だろうし、爽子の性格的に、そういうシチュエーションで
エッチするのをよしとしない気がしてね
0200名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 16:53:21.41ID:0R8h0yD1
>198
風早のくせにwwに吹いたw

風早のくせにwwけしからんのもっとくださいwww
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