おっさん×女性の小説
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0001名無しさん@ピンキー2011/01/31(月) 01:17:02ID:mZ/HwmDn
渋いおっさん、かっこいいおっさん、可愛いおっさん、ツンデレおっさん、ヤンデレおっさん、
昼行灯おっさん、ヘタレおっさん、熱血おっさん、人外おっさん、
年齢差に悩むおっさん、ょぅι゛ょとおっさん…etc.etc.…

枯れていようが枯れてなかろうが素敵なおっさん絡みの小説を取り扱うスレッドです
二次創作も歓迎ですが801は無論スレチです
0173此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:06:17.67ID:mMkwq0Fy

ずぶずぶずぶ…
「あっ…ああっ…ぁぁぁっ…っっ!」
「ずいぶん、楽に入っていくねぇ……身体の具合がっ……いいみたいだ……」
ブチっ…
「あうぅぅぅッッ!!」
「膜、破っちゃったよ……痛かっただろう? ごめんなぁ〜……」
「だいッ、じょう…ぶ……です……ちょっと……痛かったけど…っ…っっ」
「そうかぁ……それじゃあもう奥までいくねぇ〜?」
じゅぷん!
「アアっっ…っ! あ…あッ ……ん」

身体の相性が良く抵抗も感じないため止まることなく処女膜を貫通した彼は、流石に痛みを感じた双葉に謝りながらも竿の残り三分の一を一気に挿入させて、自身の股間と双葉の股間をしっかりと重ね合わせた。

「ふう〜、もう大丈夫だ……全部入ったからなぁ……」

彼の熱い男性器を感じながら身を震わせる双葉。
確かにしっかり入っている。彼の肉棒が膣の中に、身体の奥深く……子宮に届くような奥の奥まで肉の塊が挿れられている。
ざわざわうごめく襞が硬い肉の棒に絡みつき、初めて入ってきた異性を歓迎していた。

「か、身体の中にっ…っっ、おじさんが…居ます……っ、」
「ああ、居るよ双葉ちゃん……双葉ちゃんの中は温かいねぇ〜、こんな温かい双葉ちゃんが恐怖に怯えているなんて間違ってる……さあ、いま追い出してやるぞぉ〜……」

言うやいなや彼は腰を動かし抽挿を始めた。

ずぷぅ…じゅぶぶ……
「あっ んっ……はあっっ、あっ…っ、」
「どうだぁ〜、双葉ちゃん、気持ちいいかぁ〜?」
「ひっ ああっ! き、もち、いいっ…っ」
「そうかぁ、気持ちいいかぁ〜……おじさんも気持ちいいんだよ……一緒に気持ちよくなろうなぁ」

カリ首から根本までの間を双葉の膣内でゆっくりと出し入れさせる。
襞は粘膜同士の触れ合いを求めて動く肉の塊の、竿、亀頭、問わず絡みつき、彼に極上の電撃を流して快楽の坩堝に導いていく。

「あっ んん! はあっ…あっ! あ、あぁ…っっ!」

そんな絡みつく襞を強引に振り切って肉棒を動かし続けることで、膣内の粘膜が強く擦られ双葉に性の快感を与えていた。
彼女の口から甘く蕩けるような喘ぎが自然に零れ、熱い吐息を規則正しく吐き出しながら、襲い来る快楽の波に逆らわず、ただ彼の抽挿に身を委ねて抱かれ続ける。

「双葉ちゃん……」
「あっ んっ ううっ…っっ おじっ、さ…ん…っ…」

仰向けで寝かせている双葉の背に手を回して抱き起こし、更に深く挿入して子宮の入り口を小突き回す。

「お、奥ぅっ、奥が、痺れ…てっ、あっ…あァ…!」

双葉も彼を求めるように両手を彼の背中に回して、身体全体を押しつけながら性の快楽に身を委ねる。
脂肪の付いた脂ぎったお腹が双葉の細いお腹と触れ合うと、彼女の身体が脂肪に押されてぽよんぽよんと撥ね、腰の突き込みと併せて長いポニーテールが波打つように揺れた。
彼の身体に押しつけられた二つの乳房も二人の身体に挟まれる形でぐにゅぐにゅと形を変え、勃起した乳首が彼の脂肪の付いた胸板に擦りつけられる。

「あっ ンッ、ああっ…っ! はあっ、あッああっ! お、おじさんの、おちんちんが…っ、あッ、あッ、か、身体の奥にっ……コツコツっ、コツコツあたってる…っ…っ」

既に彼の全身からは太った身体と年齢に相応しい量の汗が噴き出して、畳の上にぽたぽた落ちている。
その汗にはしっかり抱き締め合って性の交わりをしている双葉の汗も混じっていた。
彼と双葉は身体だけではなく、汗でも交わり溶け合っているのだ。
0174此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:06:51.51ID:mMkwq0Fy

「おじさんっ、おじ…さんっっ!」
「はあっ、はあっ、双葉ちゃんっ、双葉ちゃんっ、」

ぐちゅっ ぐちゅっといやらしい水音を奏でる股間の結合部からは、二人が流す汗に負けないくらいの愛液が溢れ出ている。
それを一心不乱に掻き出しているのは彼の肉棒。肉棒の出し入れと、膣襞との擦れ合いにより、止め処なく愛液が分泌され続けているのだ。
肉と粘膜の擦れ合いが続く結合部から押し出される愛液が、彼の膝と双葉の膝の双方を伝い落ちて、まるで二人してお漏らしをしているかのように脚や畳をびしょびしょに濡らしてしまう。
彼が双葉の中でおしっこをし、双葉が刺激によって膨れた肉芽から漏らしているかのように。
下半身がそんな恥ずかしい状態になっているにもかかわらず、気にも留めずに一心不乱に腰を押しつけ合って性交に励む彼と双葉。

「あっ あっ んんっ んはァっ  はっ…あァ、あァっ!」
「ああ、ああ、双葉ちゃん……おじさんもう限界だっ……出すよっ、出すよ双葉ちゃんっ、このまま中にっ、双葉ちゃんの子宮の中にっ、おじさんの精子を出すよっ、」

頬をリンゴのように赤く染め、大量の汗を流して彼のセックスを受け入れる双葉には、それに対して返事をする余裕など残っていない。
股間から頭のてっぺんまで異常とも言える電気的な痺れに貫かれているのだ。
返事こそ出来ないが双葉の方も既に限界へと到達していた。それを示すように膣肉が擦れ合う肉棒を絡め取りながら、射精を促すように締め付ける。
それは最早無言のサインだ。

「いいんだね? いいんだね双葉ちゃん? 中に出すよ? 出しちゃうよ?」
「あッ! ひぅッ! あッ…あァァッ!」

ぱんぱんぱんぱんと、遠慮無く腰を打ち付け続けた彼は、限界を悟って締め上げる襞を振り払い、最後に思い切り腰を突き上げて、閉じた子宮口を強引に押し広げた。

「おじさ…ッッアアァァ〜〜ッ」
「うおおおお――ッ!」

子宮口が大きく開き、肉の先が子宮内まで入り込んだのをイヤでも理解させられた双葉は、その瞬間絶頂に達して彼に身体を抱き締められたまま、大きく背を反り返らせた。
一方の彼も、絶頂にビクビク震える双葉の身体をしっかり抱き締めたまま――

ドクンッ
「く、」
どくんどくん……びゅくびゅく、びゅるるる〜〜ッ
「ああアアァァァァァァァ――――――ッッッ」

どろどろの、非常に濃い精液を彼女の子宮の中に直接注ぎ込んだ。

「うう、くううう、双葉ちゃんどうだァァ、おじさんの濃い精子はァァ!」
「あ…つッッ……あつい……おじさんの……せーし……ッッ…ッ どろどろで……ッ…ッ…あつ…いぃぃ〜〜ッ」
「熱いかぁ? その熱い精子が……双葉ちゃんの怖いのをッ、全部取ってくれるからなぁ〜ッ、」

身体の中に勢いよく入ってくる彼の精子。噴水のように吹き出す精液は勢いのまま子宮の壁にぶち当たり、全体へと飛び散っていく。
それを胎内に受け入れ、溜め込みながら、双葉は身体から力を抜いて彼の肩に頭を乗せて熱い吐息を吐き出す。

「ハアッ、ハアッ、ハアッ、おじさ…ん、私の…呪いは…? 怖いの…は?」
「ああ、ああ取れたぞ、取れたともっ、おじさんが頑張って……双葉ちゃんもこれだけ頑張ったんだっ、取れないわけがないだろぉ〜?」

彼は未だ身体を結合させたまま、自分の肩に頭を乗せて荒い呼吸を繰り返す双葉のポニーテールを触ると、背中に向けてゆっくりと撫で下ろし、彼女を落ち着かせる。
やがて落ち着き呼吸も鼓動も元に戻った双葉の心は、もう死の恐怖を感じることはなくなっていた……。
0175此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:07:22.28ID:mMkwq0Fy




人生で初めてとなる熱く激しい性の交わりを体験し、行為を終えた双葉は、彼の肩に頭を乗せて身体を休めていた。
髪を撫でてくれる彼の手の温もりと感触が心地良い。
脂肪たっぷりのお腹は柔らかく、くっついていると気持ちよくて眠気が出そうになるものの、彼女はそれを吹き飛ばして抱き合ったままの性交後の余韻を楽しみながら思いを巡らせる。

落ち着いてくると自分がしたことの、されたことの意味を冷静に考える余裕も生まれるというもの。
双葉はまだ16とはいえ、感受性も高く物事を冷静に見つめるという面も持っている。

そんな彼女が考えるのは、生まれたままの姿にされて、セックスという男女の交わりまでしてしまった、されてしまったことだ。
セクハラ程度のものではない。エッチ、セックス、男と女の交わりである性交。
冬休みの合宿で水泳部の先輩である石井伊都子が山内にされたのと同じ行為。
ただ伊都子と違うのは無理矢理犯されるのではなく、流されるままの状況であったこと。
そして抵抗しようとか、嫌だとかいう気分にならなかったことだ。

それはきっと、自分のことを三度も助けてくれた彼が相手だったから。
山内にセクハラされていた時に、死神の呪いに怯えていた時に、そして部長に殺されそうな処を颯爽と助けてくれた彼だから。
今また死の恐怖に怯える自分を助けようとしてくれた。
そんな彼を拒否するなど双葉にはできないし、結果的にできなかった……。
ブサイクだとか気持ち悪いとか、親子以上に年齢が離れすぎているとか、そんなものは些細なことでしかない。
大切なのは、自分の初めての相手が抱かれてもいいと思う相手か? 抱かれてみたいと思う相手か?
いや―――抱いてほしい相手かだ。

冷静になって落ち着いて考えたからこそ双葉にはハッキリと分かった。流れに身を任せてしまったのは彼だからこそだと。
どんなに格好良くても、どんなにお金持ちでも、どんなに偉い人でもダメなのだ。
彼でないとダメなのだ。彼に初めてを捧げたいのだ。自分のことを何度も助けてくれた優しいおじさんに……。
その結果として性的関係を持ってしまった。

「私……、私…おじさんが好きです……」

気が付けば口にしていた。彼が好きなのだと。
未だ彼と抱き締め合ったままの体勢で……。
0176此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:11:33.86ID:mMkwq0Fy

コレに面食らったのは彼だ。エッチをしようとしたのは双葉の恐怖を和らげるためというのもあるのだが、多少男の欲望も混じっていた。
自分はそういう人間であるし、見てくれも年齢も性格も、凡そ女子高生に好かれるものではないと理解している。
それがここ数日交流を持っただけの双葉に好きだと言われたのだから驚くなという方が無理だろう。
そもそも双葉の親より二十歳ほども年上の自分を好きになるなんて、どう考えてもおかしい。

「い、いやいや、こんなところで冗談を言わなくてもいいんだぜぇ?」
「冗談なんかじゃ……ないです……ホントにおじさんが好きなんです……っ」

(好きだぁ? 双葉ちゃんが俺を? ま、まじかぁ〜?)
多少のことには動じない彼も、流石に混乱してしまう。そうしてる間にも彼の肩に頭を乗せているだけだった双葉は少し身体を離して彼を見つめていた。
裸で抱き合っているのを忘れたかのような真剣な眼差しにたじろぐ彼だが、覚悟を決めてその目を見返した。
唇が僅か数センチの距離にあり、鼻は触れ合うという極々至近な距離で、互いの瞳を交差させる。

「……俺ぁそんな上等な人間じゃねえぞ?」
「それでも……好き…なんです……」
「はぁぁ……。こんなキモい、六十前のおっさんのどこが好いんだよ? 双葉ちゃんくらいかわいけりゃあ、いい男なんぞ幾らでも見つかるんだが」
「おじさんじゃないとダメなんです」
「う、う〜ん、でもなぁ〜」
「私が、私がおじさんを好きになっちゃ……ダメなんですか……?」

真っ直ぐ見据える意志の強い瞳。引けない何かの時、人は皆こういう瞳をするのだろう。
その瞳と見つめ合えば嫌でも理解させられるというものだ。双葉は絶対に引かないだろうと……。
僅かな押し問答。自分と双葉じゃ釣り合わない、おかしい、と言った彼は、その瞳を見て大きなため息を付き、そして―――諦めた……。
何を言っても無駄だろう。それに――

「わかった、俺の負けだ。ただ、俺がイヤになったら、嫌いになったらいつでも遠慮無く言ってくれ」

こんな真剣な瞳をする女の子を拒否するなど不可能だ。

「イヤになんか、嫌いになんかなりません。ずっと、ずっと一緒にいてください……」

告白が受け入れられたことで嬉しさの余り抱き着いてきた双葉をしっかり受け止めた彼は、彼女と将来を誓い合うような優しいキスを交わした。
0177此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:20:09.50ID:mMkwq0Fy




彼と双葉が結ばれてから暫く経ったある日――

「ほ〜らココだぁ、ココに入れるんだぞ?」
「う…ぅぅ…っ」

彼は転校生、桃井恵の部屋にて一人の女生徒を背後から羽交い締めにしていた。
腰まで届く黒髪のロングヘアが印象的なその少女は、此花学園水泳部に所属する3年生、石井伊都子。
彼女は素っ裸にされて脚を開かされているのだ。

「ココだぞ、この穴が膣口だ。ココに恵くんの肉棒を差し入れてやるんだ。間違えるんじゃあねえぞ〜?」
「は、はい、」

肩や恵の方も素っ裸。この部屋で服を着ているのは管理人のおじさんだけだ。

「石井先輩……」
くちゅり
「あっ…ぅ!」

伊都子の膣口に押し当てられる恵の肉棒。

「もも…い……くん…」
「石井先輩……いくよ…」
ずぶぅぅ
「あっ…あぁァっ…っっ」

恵は期待に膨らみきった己が肉棒を、伊都子の膣に挿入し、全て埋め込んだ。

「奥まで入れたな? 後は腰を前後に動かして肉棒を出し入れさせながら、恵くんのペースで伊都子ちゃんを気持ち良くしてあげるんだ」
「はい、頑張ります…っ、」
ず…じゅぷっ
「ああっ……あっ……め、めぐる…くん……っっ…ダメ……イヤ……あっ……ぁっ…あっっ」
「伊都子っ……伊都子っ……」

伊都子を気遣い優しい動きで抽挿を繰り返す恵。
初めてするセックスは何とも言えない甘美な感触と背徳感を齎し、思わず欲望のままに伊都子を味わいたくなってしまうが、恵はぐっと堪えて彼女を気持ちよくさせることに神経を集中させる。
0178此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:21:01.47ID:mMkwq0Fy

この二人、桃井恵と石井伊都子が抱き合うことになったのは、恵が管理人に相談に行ったのが切っ掛けだ。
あの死神事件の最中、恵を伊都子の部屋に放ってきた結果、二人は親しい友人関係を築くに至ったのである。
おかげで以前よりも明るくなった伊都子だったが、やはり山内に強姦されたショックは大きく、今でも時折塞ぎ込んでしまうというのだ。
そんな伊都子をどうにかしてあげたいと思った恵が、彼女と知り合う切っ掛けを作った管理人に相談した際、「これはもうショック療法で同じことをして癒すしかない」と言われてこうなったのである。
どうやら伊都子は恵に好意を抱いているようなので、多少は無茶をしても大丈夫だろうと考えての提案だったのだが、結果的に正解のようだった。
二人はまだ若く性のことが分からない可能性があったので一応、恵が伊都子の膣に挿入し姦通させるまで手伝っていたのである。

「あッ あッ あッ ひぐ…うう…ッ んああッッ アアッッ」
「うっ、くっ、も、もうっ、限界ですっっ、」


必死に腰を打ち付けていた恵は限界を訴える。もう持たない、出そうだと。
頬を赤く染めて身体から汗を流しながら、突き込みによる振動で大きな胸をたぷんたぷんと揺らしていた伊都子も同じく達しそうな様子だ。
喘ぎがもう嬌声を通り越して悲鳴に近くなっている。

「よ〜し、じゃあ奥まで入れるんだ。奥までしっかり入れて、伊都子ちゃんの子宮を清めるんだ。山内の汚い性の残りカスなんざ洗い流してやれッ!!」

小心者の山内は万が一があってはマズイと中出しだけはしていなかったらしいのだが、伊都子が彼に汚されたのは事実。
だからこそ恵は彼女の身体を綺麗にしてあげなければならない。それが出来るのは恵だけなのだから。
そう言い聞かされた恵は射精の瞬間、言われた通り根本まで突き込んだ。

ずぶぅぅぅ!
「あッアアアアァァ〜〜〜〜ッッ!!」
どくどくッ、びゅううううう〜〜〜ッ
「めぐるくんッ…熱いッッ、熱い〜〜〜ッ」
「伊都子、伊都子の中ッ、伊都子の身体はッ、僕の精子で綺麗に洗ってやるッッ 伊都子ッ…伊都子ぉぉぉッッ!!」
どくッ どくッ どくッ……
0179此花トゥルーリポート おっさん×藤崎双葉2012/08/01(水) 17:23:48.27ID:mMkwq0Fy




二人の絶頂を見届けた彼は「良いことしたぜぇ〜」と意気揚々と管理人室に戻ると、待たせていた恋人を抱き締めた。

「ただいまぁ〜双葉ちゃん」
「おじさん遅いですッ!」
「悪い悪い、ちょっと若者の手助けをしていたんでねぇ」

彼は遅いと怒る双葉の長いポニーテールの髪を優しく撫でながら、彼女の唇にそっと口付けた。
甘えてくるかわいい恋人は、後二年もすれば彼の妻となる。
なにせ彼と双葉は、双葉が此花学園を卒業すると同時に結婚しようと約束しているのだから。
そのとき、双葉のお腹には彼の子供が出来ていたりするのだが、今はまだ知る由もなかった……。

今日も管理人室の奥で還暦を迎えるおじさんと、16歳の女子高生――藤崎双葉は愛し合う。

一見すると不釣り合いな二人。
だが、これほど深く愛し合う男と女はそうはいない。
理想的な恋人、理想的な夫婦となる二人の愛の日々はまだまだ始まったばかり……
0184名無しさん@ピンキー2012/11/10(土) 01:09:21.15ID:x++rEbJa
此花のエロパロなんか無いだろうなと思って探してたら・・・GJ過ぎ!!
おじさんに甘える双葉がかわいい!でもすごい年の差婚w
漫画もゲームも知ってるけど幸せな双葉が見れて嬉しい限りです
あと恵くんと伊都子もよかった!
0186名無しさん@ピンキー2013/05/18(土) 10:55:07.88ID:0ZsHWjWj
保守
0187名無しさん@ピンキー2013/08/01(木) NY:AN:NY.ANID:aEqqz/I7
昔ごっつええ感じで「トカゲのおっさん」って名作があったなぁ
0189名無しさん@ピンキー2014/01/01(水) 01:47:26.65ID:3JD1Or5y
年齢差に悩む「おっさん」いいなぁ
年の差スレだと、幼い子と大人、とかだから…

女性の方はもう成人してるんだけど、
おっさんからしたら悩むには十分な年の差
「もう私、大人なんですよ!成人してるんですから!」って言われても、
「親子って言ってもありっちゃありだろ!18歳差だぞ!?」とか。

「18歳でお父さんになるのはそんな一般的なことじゃないです」
「でも可能だろ!?…だいたいお前、俺が高校卒業した年に生まれてんじゃねぇか…」
みたいな。
0192名無しさん@ピンキー2014/08/04(月) 22:25:30.40ID:H6yJ3d2t
最近ファイアーエムブレム覚醒を始めてみたが、
傭兵のおっさんを幼女や女騎士や獣娘とくっつけるゲームで至福。
問題は一周に数十時間かかることだが……

こういう「おっさんをカップリングできるRPG」
ほかにもプレイしてみたいんだけど、なにかないかな?
0193虫の七夕1/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 19:53:34.59ID:gpmwaRRv
保守代わりに。老医師×若い人妻
やや触手要素がありますので、苦手な方は「虫の七夕」でNGしてください。

**

僕がT村の診療所で働き始めたのは、決して崇高な志からではなかった。
任期は三年と聞いていたし、それくらいの期間なら山奥にこもるのも悪くない。
なにより、当時の僕は人間関係に疲れ果て、どこでもいいから逃げたいという気持ちでいっぱいだった。
家族や親しい友人は
『見通しが甘すぎる』『都会生まれ都会育ちでうまくいくわけない』
と反対したが、反対されればされるほど意地になり、それらを振り切って旅立ってしまったのだ。
実際、考えが甘かったと思うことも、精神的・肉体的にへこたれることもあったが、
結果的にはよかったと思う。
ただ、ここで求められているのが『新米医師の感動成長物語』ではないとわかっているので、
筆を割くのは止めておこう。また、以下の地名・人名はすべて仮名である。

僕が村に溶け込めたのは、前任者であるS医師の存在が大きい。
S医師はもう定年は過ぎていたが診療所で働き続けていた。
それがI県に住む息子夫婦と同居することになり、後任として僕が呼ばれたのだ。
僕と同じく都会出身のS医師に、なぜ村に移住しようと思ったのか聞いてみると、こんな答えが返ってきた。
「避妊に失敗したからだ」
鼻白む僕にS医師は皮肉っぽい目を向ける。
「お前は気をつけろ。今の村にいる若い女はみんな既婚者だからな。面倒を起こすなよ」
そう言うS医師は細面に長い手足を持ち、若い頃はさぞ異性にちやほやされただろうという面影を残していた。
いや、その当時でさえ診療所に通う中高年の女性患者はほとんどS医師目当てだった。
若さで言えばS医師の半分以下の年齢の僕は歯牙にもかけられず、
僕は助かったような、悔しいような複雑な気持ちを抱いていた。
前述の言葉は彼流の照れ隠しで、夫人との間に三人の子供をもうけ、
夫人の死後十五年も独身を貫いて村で働き続けていたと知ったので余計だ。
どうせなら、ただただ嫌味な元イケメンであって欲しかった。

僕が着任してまもない頃、S医師はこんな問いを投げかけた。
「虫は平気な方か」
「好きでも嫌いでもないです」
都会育ちということで誤解されがちだが、僕はそう虫が苦手ではない。
ゴキブリやゲジゲジも何とか対処できる。
村で暮らしていると一週間に一度はあいつらと戦う羽目になるので、だんだん慣れてきた。
そう答えるとS医師は肩をすくめる。
「なら、次に患者が来たらやってもらうかな。正直、虫はもう沢山なんだ」
虫と患者、どう関係するんだろう。虫刺されということだろうか。
尋ねてもS医師は「そろそろ、そういう季節だから来る」としか言わなかった。
0194虫の七夕2/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 19:59:03.90ID:gpmwaRRv
書き忘れてた(汗 濡れ場は9〜19辺り
**

それから少し後。梅雨がもうすぐ明けるかという季節。
「先生!」
「先生、急患です! 開けてください!」
切迫した叫びに僕はすすっていたうどんを吹きそうになった。
ちょうど昼休みだったのだ。
近所に食べに行ける店などないので、僕とS医師の昼食は基本自炊だった。
通いの看護師と事務員(ふたりともオバ……妙齢の婦人だ)がおかずを差し入れてくれていたが、
彼女たちは昼休みには自宅に帰り農作業をしている夫と昼食をとる。
診療所にいたのは僕たちだけだった。
この村に来て初めての急患に僕はすっかり浮き足だっていた。
しかも、呼びかける声は若い女性のものなのだ。
S医師はと言えば、うどんをすするのをやめず、あごを入り口にむけてしゃくった。
すっかり落ち着きはらっているのを、憎らしくも頼もしく感じる。

診療所の扉を開けると、ぶつかりそうなほど近くに三人の女性がかがみこんでいた。
小雨まじりの涼しい日だったが、彼女たちの周りにだけ熱気がこもっているようだ。
「どうしました?」
声をかけると、三人のうち二人が途方にくれたような顔を向ける。
中央の一人は顔を伏せ、荒い息をついたままだ。
「わ、若先生」
「S先生はお留守ですか」
自分じゃ頼りないか、と内心むっとするが、もちろん顔に出さない。
中には面と向かって「S先生に変えてくれ」という患者もいるんだから。
だがこの三人、村でもっとも若く美人の若妻たちにそう思われているのは、若干、しゃくに障る。
地元の大山主の嫁、西田春奈
農家の嫁で村役場で働く、南原秋乃
そして中央で顔を伏せているのが、村唯一の雑貨店の嫁、東山夏だ。
歓迎会で顔を合わせたきりだが、よくおぼえている。
なにしろ、ほかに若い女は五歳になる春菜の娘、るるなちゃんしかいなかったのだから。

三人とも地元出身だというが、おっとりしてはなやかな春奈、知的で清楚な秋乃、健康的で肉感的な夏、
とそれぞれ際だった容姿で、こんなところで落ち着かなくてもと、失礼なことを考えてしまう。
「うちは美人が多い土地柄なんだよね」
と言ったのは当の夏だった。
「お盆過ぎたら、ここ出身の女の子たちが里帰りしてくるからさ、それまでがまんしなきゃだめだよ。
春奈たちに粉かけても無駄だからね」
「夏さんならいいんですか」
とやくたいのないことを言ってしまったのは酔っていたからだろう。
こういう歓迎会の常として、僕は胃どころか脳までアルコール漬けにされた有様だった。
「だめだめ。あたしは『一筋』なんだから」
僕は服の上からわかるほどの筋肉に包まれた夏の夫を思いだし、聞かれていなかったかと冷や汗をかく。
夏の視線をたどると、大いびきをかいて転がる夫と、渋面で焼酎をすするS医師の姿があった。
0195虫の七夕3/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:07:26.71ID:gpmwaRRv
僕はそんな歓迎会の思い出を頭にしまいこみ、改めて夏を見る。
夏は赤く染まった顔で、ぎゅっと目をとじている。時折、ぐっと歯をかみしめる様子が見えた。
額に手を当てると「ひぅっ」とかすかな声を出して震える。
高熱というほどではないが、じっとりとした汗をてのひらに感じた。
「S先生はお留守なんですか」
秋乃がいらだった様子で言い、春奈はおどおどと診療所の奥をうかがっている。
これはもしかして、夏の持病なのだろうか。ならば掛かり付けのS医師に託したいというのも無理はない。
「今呼びます。とにかく中へ」
夏の身体に手をかけ、持ち上げようとする。
「んああっ」
「だめっ」
夏がうめくのと春奈が制止するのは同時だった。
「な、夏ちゃんは男の人だめなんです。私たちが運びますから」
春奈はすまなそうな顔を向けつつ断固として僕を払いのけ、秋乃は非難するような視線を向ける。
そこまで警戒しなくても。少しいらっとしたが、一方で疑問も残った。
夏はそんなに、男性が苦手だっただろうか?
歓迎会や道で何度かすれ違った程度の付き合いだから、くわしく知っているとはいえないが、
夏はいつもきさくで、ちょっとあけっぴろげなくらいの女性だった気がする。
歓迎会でも男衆たちのお酌に回っていたし、冗談まじりに尻にさわられても笑ってひっぱたき返していた。
女性陣によって長椅子に横たえられた夏は、荒い息をつき頬を紅くそめている。
そう暑い日でもないのに、じっとりと汗がにじみ、首すじを伝っていた。
薄手のブラウスが透け、チェリーピンクの下着がかすかに見える。
意外とかわいいデザインのものをつけているな、と考えてしまった。
いかんいかん、相手は患者だ。しかも、目の前で苦しんでいるのに。

S医師はと言えば、待合室の入り口で苦虫をかみつぶしたような顔で立ち尽くしていた。
早く来てくれ、と目で訴えかけるが、動く様子がない。
おかしいな。S医師はフットワークが軽い方だし、どんな患者にも毒づきながらも丁寧に接する。
だが今日は彼女たちに近づこうともしない。
「症状と、どんな状況でそうなったか聞いておけ」
そう言って診療室に入っていってしまう。
僕も驚いたが、それ以上に狼狽していたのは付き添いの二人だった。
「先生は診てくれないんですか!?」
そう秋乃に詰め寄られても答えようがない。
「と、とにかく、症状を教えていただけませんか。いつから、どのような?」
尋ねると、二人は気まずげに視線をかわしている。
なんだこれ。
まるで大きな隠し事があるように感じる。
0196虫の七夕4/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:13:00.13ID:gpmwaRRv
「え、ええっと、山で、虫に刺されたんです。さ、山菜とりで! この季節はワラビが旬なんですよ!」
「こ、この土地にしか生息していない虫なんです。
古語では『七夕虫』と呼ばれ、その珍しさから朝廷に献上されたこともあると土地の記録に」
しどろもどろに説明を始めた二人をよそに、すっと背筋が冷える。
この土地にしか生息していない虫、少ない症例。油断ならない事態だ。
「どのような症状が出ていますか」
二人はまた意味ありげな視線を交わす。
「か、身体が熱くなったり……」
「春奈!」
「だってほんとじゃない! あとはええと、かゆくなったり……」
「熱が出て、発疹、ですか、かぶれるような」
「え、ええと、うまく説明できないなあ」
頭上の騒ぎに夏がうすく目を開ける。
視線は僕たちを通り過ぎて、遠くの空を眺めているように見えた。

「せんせい」
舌ったらずの声は、いつもとは別人のようだった。
いつもふりまいている生命力が消え、はかなくかよわい少女のようだ。
「診てくれないんですか」
そう言いながらブラウスのボタンを外し始める。
今は服ごしにも使える聴診器があるから、脱ぐ必要はない。
そう言おうとしたが、それ以上に横の二人の制止は強烈だった。
「待って待って夏! 先生じゃないから、ね!」
「夏ちゃんしっかりして! 目を覚ましてっ」
二人の叫び声に夏はわれにかえったようで、まじまじと僕の顔を見る。
くちびるに皮肉っぽい笑みが浮かんだ。
「なあんだ、若先生かあ」
「すいませんね」
さんざんな扱いについ嫌みを言ってしまう。
「ああー、なんかごめんね、若先生がだめってわけじゃなくて、さあ」
だが、夏に熱があるのは事実のようだ。
われにかえったあとも、どことなくぼんやりした様子だった。
「熱をはかりましょうか」
そう声をかけると、少し間をおいてからうなずく。
「そだね。そのほうが病院っぽいね」
0197虫の七夕5/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:18:46.58ID:gpmwaRRv
「病院っぽい」ではなく病院なんだが、と思いながら体温計を用意する。
「口とわきのした、どっちがいいの?」
「消毒してありますから、どちらでも大丈夫ですよ」
答えると夏は無造作にブラウスのボタンを外し始めた。
すけていたブラがあらわになり、あわてて目をそらす。
「夏ちゃん、わきのしたじゃなくて口にしよ? ねっ」
春奈があわてて前を押さえ、体温計を口につっこんだ。
秋乃が僕を片隅にひっぱっていき叱りつける。
「気をつけてください。夏は今、普通じゃないんですから」
自分に言われてもと思うが、夏が正常な状態でないのは事実だった。
予想以上に高熱なのかもしれない。
「あと、夏は連れて帰ります」
「えっ」
「S先生に診ていただけないなら、無駄足ですから」
秋乃は言い過ぎたというような顔になる。
「若先生が悪いわけじゃないんです。ただこれはS先生じゃないとだめな病気、みたいなもので……
今日は帰らせて寝かせておきますから」
「いけません」
思ったより強い声がでた。
「素人判断をしないでください。たとえちょっとしたことだと思っても」
「もう! これは毎年あることなの! 半日も寝てればなんとかなるから!」
春奈まで口をはさんできたが、よけい信用ならない。
虫さされ、発熱、判断力の低下、どれも危険な兆候に思える。
煮詰まった空気を破り、体温計がアラームを鳴らした。

「拝見しますね」
夏がぼんやり動かずにいるので、口から直接体温計を取る。
先端からとろりと唾液が糸を引いた。
夏はしゃぶっていた飴を取られた子供のような目を向けている。
どこか背徳的なことを考えてしまうな、とどきりとしながら体温計に目を落とした。
「?」
36.7度
平熱とそう変わらない。
念のため額に手を当ててみたが、上気していても熱がある様子ではない。
0198虫の七夕6/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:23:22.32ID:gpmwaRRv
「ほ、ほら、熱はないんですから! 今日はもう帰ります!」
「夏ちゃん、帰って寝てよ、ね?」
確かに熱はない。だが息が荒く、あきらかに苦しげだ。
「夏さん、身体に異常はありますか? 息が苦しいようですが、胸に痛みは?」
「ああもう、若先生はいいですから」
「ねえ、もう説明しちゃおうよ」
「だめよ! よその人なんかに!」
この二人はどうしても夏の前に立ちふさがってくる。
そんなに自分が信用ならないのだろうか。
「二人ともちょっと黙って。若先生困ってるよ」
静かだが断固とした夏の言葉で、ようやく二人は口をつぐんでくれた。
夏はしばらく息を整えたあと、話しだす。

「今日は朝八時くらいに家を出て山に入ったの。春奈が言ってたとおり、山菜取りね。
十一時半を過ぎたくらいでお昼にしようってことになって、その前にトイレすませとこうと思って」
「夏さん?」
「もちろん公衆トイレなんてないからその辺で、だよ。
若先生は慣れないかもしれないけど、あたしたちは山育ちだからねえ。だからまあ普通のことだよ。
行儀わるいとか思わないでね」
「その、夏さん? 体調は?」
夏はとうとうと今日の行動を説明しているが、こちらの声が聞こえていないようだ。
平熱だったが、軽い錯乱状態にあるのかもしれない。
「ちゃんと、気をつけてたんだよ。それ、S先生にも言ってね。
気をつけていたけど、七夕虫にかじりつかれたの。絶対にわざとじゃないから」
わざと虫に刺されたりしないだろう。
しかしこの様子では『七夕虫』とやらには幻覚作用がある毒が含まれているのでは、と疑いたくなる。
自分のとぼしい経験では、そんな症例にであったことはない。
僕は内心の動揺をあらわさないよう、ゆっくりと唾を飲みこんだ。

「それから、パンツとズボンを上げて、二人に助けてもらって山を降りたよ。
最初は歩けてたんだけど……立っていられなくなっちゃって……
いつものことだけど、二人には悪いことしちゃったな……」
今にも死んでしまいそうなことを言うので心臓に悪い。
「これで、説明おわり、かな」
夏はふんわりと笑って上目遣いに僕を見る。
0199虫の七夕7/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:28:57.59ID:gpmwaRRv
「説明したから、先生診てくれるよね?」
「え? ええ、まあ、はい」
どうやらさっき『症状と状況を聞いておけ』とS医師が言ったのをおぼえていて、説明してくれたらしい。
「あー、症状も説明した方が、いいのかな」
「夏、そこまで言わなくていいから」
なんでさっきから秋乃が口をはさんでくるんだろう。そろそろ退出ねがってもいいんじゃないだろうか。
「だめっ」
夏の叫びに、秋乃は横面をはたかれたような顔をする。
「説明、しないと、先生きてくれない」
夏の方はべそをかく寸前だった。
子供にもどったような言動に気をのまれる。
「だって、今年で最後、なのに。先生じゃないと、やだ」
大きく開かれた目に涙がうかび、張力を失って頬をつたう。
僕はそのとき初めて、夏が軽く化粧をしていると気づいた。

「ぐだぐだうるさい。いつまで騒いでる」
S医師が診察室の戸を開いたのはそんなときだ。
僕は涙を流す夏と心底不機嫌なS医師をまじまじと見比べてしまった。
どちらも初めて見る様子だ。
S医師は毒舌家だが、患者の前でいらだちをあらわす人ではない。
どうしたのだろう。
「先生」
夏の変化は劇的と言っていいほどのものだった。
雲間から射す陽光のように、顔をぱっと輝かせる。
「ちゃんと説明してたよ。診てくれるよね?」
「そういうことじゃねえんだがなあ」
S医師は頭をばりばり掻き、深いため息をついた。
「とりあえず、虫は取ってやる。付き添いは帰れ」
その瞬間、待合室に安堵の空気が流れた。
付き添いの二人に至ってはよかったねと言って手を取り合って喜んでいる。
なんなんだこの雰囲気。
「ベッドまで運んでやれ」
釈然としないながら上司には逆らえず、僕は夏に肩を貸して立ち上がらせた。
じっとりと汗のにじむ肌と弾力のある身体、なによりはじけるような胸の感触にどきりとする。
夏は熱い息を僕の首筋に吐いて囁いた。
「変なことに付き合わせてごめんね」
「病人なんだから気にしなくていいよ」
そう言うとかすかに息を飲む気配があって、額が僕の背に押しつけられる。
「ほんとに、ごめん」
変なことを言っただろうか。
案じつつも、つい密着した身体の方が気になって、僕はふわふわした気分で夏を診療室に運んだ。
0200虫の七夕8/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:33:39.49ID:gpmwaRRv
入り口からは春奈がくれぐれもよろしくおねがいしますと言っている声が聞こえる。
診療室の戸をがらっと開けて秋乃が顔を出したので飛び上がりそうになった。
「若先生、夏にへんなことしないでくださいね」
「はあ?」
「じゃあ、ご迷惑おかけしました」
そう思うならなぜ一言多いのか。
なんなんだ本当に。
閉まる戸を憮然として見送る僕に夏が声をかける。
「秋乃のこと、怒らないでね。ちょっと心配性なだけだから」
「怒ってはいないですけど……」
親しい人間が病気なのだ。不安にもなる。そういう患者の家族に対応するのが初めてというわけじゃない。だが。
「なにか隠していることがあるんじゃないですか?」
再び、戸ががらっと開いたので飛び上がりそうになるが、顔を見せたのはS医師だった。
「ああ、うるさかった。若い娘っていうのはなんでこう騒がしいのかね」
「もう、若い娘って歳じゃありませんよ」
反論した夏にS医師はじろりと目を向ける。
「小娘さ。俺が村に来たときは生まれてもいなかったんだから」

「で、だ」
S医師は薄手のゴム手袋をはめ、ぴんとしわを伸ばしてから切り出した。
「知っての通り、俺はもうすぐこの村を出ていく。後任はコイツだ」
僕はあわてて背筋をのばした。
「俺は後任者にできる限りの知識を引き継ぐ責任がある。たとえば、この村固有の病、とかな」
夏は固い顔でうなずく。
「今回の治療にはコイツも立ち会う。それが嫌ならなしだ」
「『なし』って……」
戸惑う僕にS医師は疲れたような顔を向ける。
「帰って寝てろという意味だ。命に関わるような病気じゃない。半日も寝てればおさまる。
……おまえの対応は正しかった。未知の症例にはああするべきだ。患者の言うことなんぞ聞くな」
赤面する僕にかけられた声は優しく、かえって居心地が悪かった。

夏はくちびるをかみしめてうつむいている。
考えてみれば若い女性なのだ。
年輩のS医師ならば平気でも、歳が近い僕だと気まずくて診てほしくない、ということもあるだろう。
僕の方も、村に来てから若い女性を診る機会はなかった。
都会の病院に居たころは慣れて割り切っていたが、間があくと意識してしまう。
「いいですよ、それでも」
夏が熱い息とともに言葉を吐き出すと、僕はついため息をついてしまった。
横を見ると、S医師は僕より深いため息をついていた。
なんとなく、S医師は夏が断ることを期待していたんじゃないか、と思った。
0201虫の七夕9/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:39:01.72ID:gpmwaRRv
「じゃあ、脱ぎますね」
夏がジーパンのボタンに指をかける。
そういえばトイレのときに刺されたと言っていたな、とどぎまぎした。
ベッドの上で、むちむちした肉体の美女がうごめいているというのは、かなり目に毒だ。
しかも寝ている体勢のまま、ややきついサイズのジーンズを腰から引き下ろそうとしているので、
なかなか脱げない。
もしもプライベートだったら『じらしてんのか』とつっこみを入れる場面だった。
「じらしてんのか」
思ったことが口から出てしまったのか、と一瞬あせるが、言葉はS医師の口から出ていた。
「ち、ちがうよ! くっついてうまく脱げないだけだから!」
「太ったからだろ」
「ふ、ふと……ふとってないよ! 適正体重だし!」
「女子高生のときみたいに、夕飯の前にお好み焼きとか食ってんじゃないか?」
「し、してない」
S医師は僕の方を見て言う。
「正月は気をつけろよ。こいつ餅の食いすぎで担ぎこまれてきたことがあるから」
「なんでそういうこと言うの!」
「仕事の引継ぎだ。教えとかなきゃな」
「だいたいそれ、一昨年の話だよ!」
最近じゃないか。
つっこみたいのを我慢する僕の横でS医師は軽く肩を回す。準備運動だろうか?

「とにかく、待ってられんからな」
おもむろにジーパンを、いやその下にはいていた下着ごとひきおろした。
目をそらしたが、まっしろなふとももが目にやきつく。
「で、これがだな」
S医師はそのまま彼女のひざをつかみ、左右に開く。
僕は迷った。これは治療のためであって、決してよこしまな行為ではない。
だが彼女が若く美しい女性ということもあって、見てはいけないもののように感じてしまう。
「おい、ちゃんと見とけ」
「は、はい」
見てしまった。
彼女の陰部は左右に割り開かれ、はぜた実のように赤い。
バルトリン腺液がたっぷり分泌されているのはすぐにわかった。
クリトリスも大きく、異常なまでに大きく肥大している。これが『七夕虫』に刺された症状なのだろうか。

鈍い僕も、さすがにこの時には察していた。
『七夕虫』に刺された症状は、興奮・発情状態になることだ。
これでは秋乃たちが、僕に任せられないのも無理はない。
付き合いの薄い若い男だ。勢いでなにをするかわからないと思われたのだろう。
たしかに。
僕はつばを飲みこむ。
一人だったら理性が負けてしまったかもしれない。
S医師がいてくれてよかった。
0202虫の七夕10/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:44:49.43ID:gpmwaRRv
「だから、ちゃんと見ろ」
いや、もうたっぷり見ました。これ以上は彼女に悪いし……
理性ではそう思っていても、目はひくつく大陰唇や、勃起したクリトリスに釘付けになってしまう。
しかしいくらなんでも肥大しすぎ、というよりもう婦人科の領域ではないだろうか。
ぴくぴくと、それ自体別の生き物のように震えるそれ。
「んー、これじゃわからんか」
S医師は無遠慮に「それ」の根本をつまむ。
「それ」から角が生えた。
二本、細くてやわらかそうな角が。
いや、カタツムリの目みたいなものが……

気がついたときには部屋の反対側の壁に張り付いていた。
「若先生すごい悲鳴」
「うるさい。耳がつぶれる」
二人の言葉にようやく口から悲鳴があふれていたとわかる。
「な、なん、なん」
「安心しろ。大した害はない」
害がないと言われても。
僕は自分が彼女と恋人同士で、事に及ぼうとするところを想像した。
高まるムード。密着した身体。互いの汗のにおい。下腹部から生える謎の器官。
無理。
彼女の旦那さんもこのことを知っているのか?
どう割り切っているのだろうか?

「おまえ、虫は平気だと言ってたじゃないか」
「はあ?」
「後学のためだ、近くでじっくり見てみろ」
僕はすっかり腰がひけた状態で彼女にじりじり近づき、押し出されるままに彼女の股をのぞきこんだ。
傍から見たらまったく言い訳のきかない体勢だ。
それ以上に、この未知の生物が恐ろしい。
女のアソコがグロくて怖い、なんて中学生か! と自分につっこみをいれつつも怖い。
それでも職業意識を振るい立てて注視する。
「それ」はやっぱり二本の角を振り立てて別の生き物のようにうごめいている。
色は赤みがかった紫で、粘液がじっとりにじんでいた。
よく見ると「それ」は一つではなく、彼女のわき腹や内ももにぽつぽつとある。
やはり別の生き物のように這って身体に粘液の線を残し――

別の生き物だ。
よく見ればクリトリスも「その生物」が貼り付いている形だった。
0203虫の七夕10/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:47:39.00ID:gpmwaRRv
「……何すかコレ」
「地元の人間が言うところの『七夕虫』だ。正式名は……タナバタホトビル、だったかな」
「タナバタホトゴノミヤマビルです」
「そうそうそれ」
S医師と彼女の説明を、僕は口を半開きにしたまま聞いていた。
何だコレ。
「虫さされ」と聞いていたから、『七夕虫』は蜂のようなものだと思いこんでいた。
目の前でうにょうにょしているものと結びつかない。
「コレ、どうするんですか」
「取るだけだが」

僕はS医師の指示に従い、アルコールランプとピンセットを用意した。
S医師はランプの先から立ち上がる炎にピンセットをかざす。
室内に炎が燃える音と降り始めた雨の音、そして彼女の荒い息づかいが響いていた。
「じゃあ、わかってると思うが動くなよ。やけどするからな」
S医師の言葉に彼女はこくこくとうなずく。
もう声を出す気力がないのだろうか。
考えて見れば、彼女はずっとこの虫に局所を愛撫され続けているのだ。
よく今まで正気を保てていると感心してしまう。
「んあっ」
彼女があげた声にびくっとした。
よこしまなことを考えちゃだめだ、と自分に言い聞かせる。
この状態は純然たる事故の結果だ。
ここで恥ずかしい場所を他人である僕にさらしているのは、彼女の本意じゃない。
それを好奇の視線で見たり下卑たことを考えるのは、人として間違っている。
ああでも、間違いなく夢に見るだろうなあ。
このところご無沙汰だったし。
僕は彼女の嬌声を頭から締めだそうと、S医師の手元に集中した。

「……」
こっちはこっちで、悪い夢に出てきそうな光景だ。
焼けたピンセットに摘まれたヒルがびちびちともがき、体液をはね散らしている。
B級ホラー映画ならギュエエエエエとかいう悲鳴を上げている場面だろう。
幸い、発声器官はついていなかった。
どうやらヒル本来の色は青のようだが、人間の血を吸って紫の体色に変わっていたらしい。
体液の色は血がまじった薄い紫色だ。きれいなラベンダーカラー、と言えなくもない、が原料が原料だ。
「案外きれいな色だろう。昔は染料として布を染めたりしたらしい」
S医師は指に力を入れ、ヒルの頭をピンセットで潰そうとする。
ヒルは身体の一部を彼女に貼り付かせつつ、頭を振って逃れようとする。
「だが着物一枚のために何百匹ものヒルを潰す必要があったから、非常に高価な品だったそうだ。
またヒルだけでは紫色にならないので、村の娘をヒルが詰まった樽に入れて」
「先生、それは秋乃が書いた同人誌の話です」
「おや、そうだったかな」
二人がそんなやりとりをしている間にヒルは動きを止めた。
辺りにタンパク質が焼けたいやな臭いがただよう。
S医師は焦げしなびたヒルを膿盆に捨て、またピンセットを熱しはじめた。
0204虫の七夕12/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:52:06.76ID:gpmwaRRv
前レスは「虫の七夕11/22」です。重ね重ね申し訳ないorz

「で、夏。虫はあと何匹いるんだ」
「え、ぁ、よくわかんない」
「背中は」
「せ、背中にはいない、と思う」
「胸は?」
「……いる。さっきから、ずっと、吸われて」
言いながら彼女は左の乳房をわしづかんだ。
そのままもみ始める。
たわわに実った胸が形を変える。
思わず凝視してしまった僕に、S医師が非難の視線を向けた。
あわてて目をそらす。
「夏、人が見てる」
「でも、かゆくて」
S医師はため息をつくと、彼女の上着のボタンを無造作にはずし始めた。
「腕を押さえてろ」
そう顎をしゃくられ、僕は寝台の枕側に回り、彼女の両手首をつかむ。
まったくしゃれにならない体勢だ、とまた思った。

彼女の目は外されていく服のボタンに向けられていて、僕が腕をつかんでも意識していない様子だ。
もう下半身はまるだしであるが、胸を見せるのはまた別種の恥ずかしさがあるのだろう。
間近に立つと、彼女の耳も、目元も、頬も、首筋も赤く染まっているのがわかった。
シャツの下から現れたチェリーピンクのブラにS医師は対して感慨は見せず、
彼女の身体を軽く浮かせて背中をさぐる。
「あの、ホック、前です」
「そうか」
ホックをはずされると彼女は軽く声をあげた。
ブラの下にあるのは粘液でよごれた白い乳房と、ゆっくりと伸び縮みするヒルだ。
ヒルは二匹おり、一匹は谷間というべきところ、もう一匹は左の乳輪をふちどるように貼りついていた。
薄紅の乳首はぷっくりと、はちきれそうなほど膨らんでいる。
勃起しているのだ、と考えると自分のものも硬くはりつめるのがわかった。
もうヒルがいようとどうでもいい。ちょっと、触ってみるくらい、かまわないだろう――

「触ってみるか」
「えっ」
「場所変わってやる」
「え」
狐につままれた気分で寝台の横に移動する。
人から言われると、職業的な倫理感がよみがえった。本当にいいんだろうか?
「ええと」
助けをもとめるつもりで彼女に視線を送った
が、ぼんやりした目を頭上に向けていて、こちらを見る気配もない。いや、気づいてもいないかもしれない。
まあ、いいか。じゃあ、ちょっとだけ
0205虫の七夕13/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 20:56:06.58ID:gpmwaRRv
「いっっぎゃあああっ」
誰の叫びかって? 僕の叫びだ。
手のひらに、クリップではさまれた感覚を百倍にした痛みと熱が突き刺さる。
その手のひらからは紫のガムのようなものが伸び、彼女の乳房に伝っていた。
ひきはがそうとする手は強固に貼りつくガム――いや、もちろんヒルだ。谷間にいた方――に縛られたように動かない。
「やあ釣れた釣れた」
横でげらげら笑うS医師に殺意をおぼえる。
「こいつはそれが目的の生物なんだよ。くっつかれたものは興奮状態になり別の異性を誘う。
それに釣られた異性が近づいてくると、今度はそっちにくっつく。
そうやって血を吸ったり生息範囲を広げたりしてたわけだ」
「いっづぅあああいだいだいだい」
「安心しろ、すぐに麻酔性の毒液を注入してくる。そうすれば痛みが快感に変わるから」
「いだいぃぃ」
「聞いとんのか人の話」
聞けるかバカ。
ああもうこんな場所にいられるか。今日にも辞表を書いて午後四時の終バスで出てってやる。
幸い、そう口にする前に、じゅっと音をたてて焼けたピンセットがヒルに押しつけられる。
傷口をしぼるような痛みのあとに、ぽろっとヒルは落ちた。
痛みはだいぶおさまったが、じんじんする熱が手に残る。

「自分で消毒しとけよ」
人にやらせておいて、と怒りがわくが、ふと考える。
S医師は、僕の邪念に気づいて釘をさしたのではないだろうか?
あのままだったら、S医師に言われずとも手を伸ばしああなっていたはずだ。
僕が医者として足を踏み外そうとしているのを止めてくれたのでは?
「あ、消毒ちょっと待て」
「なんですか」
「せっかくだから、もう一匹も釣ってみてくれないか」
「お断りします」
やっぱり違うか。
0206虫の七夕14/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:00:22.01ID:gpmwaRRv
乳房に顔を近づけ、どこからヒルをつまんだものかと思案するS医師の挙動は助平親父のようだったが、
表情は乾いていた。
彼女が生まれる前から村にいたと言っていたし、彼女を異性として認識していないのかもしれない。
その平常心がうらやましい気もしたが、そんなに枯れられるものだろかという疑問も生じる。
「ねえ、先生」
「なんだ」
「おっぱい、さわってくれないんですか」
そんなようなことを、潤んだ瞳の美女に熱い吐息とともに囁きかけられても、
本当になんとも思っていないのだろうか?
「痛いからいやだ」
「先生は若いころからヒルに噛まれつづけてるから平気だ、っておばあちゃんが言ってたよ」
「それはデマだ」
「おばあちゃんともおかあさんともおばさんともおじさんともしたんでしょ」
「人聞きの悪い。ヒルを取っただけだ」
かなり聞き捨てならないことを言っているなと、思わず耳をすませてしまう。
「あたしとも、してよ」
僕は汗に濡れてうごめく彼女と、大きく息をつくS医師の背中をおそるおそる見守った。
「タオル、取ってくれ。あと、熱してないピンセット」
「は、はい」
よけいなことは考えるな、命令されたことだけしよう。
彼女だって、まあ、こんな状態なのだ。
あらぬことを口走ってしまうのも仕方ないだろう。
それに乗って職分を踏み越えてはいけない。
ぴんと伸びたS医師の背は、僕にそう言い聞かせているように感じられた。

S医師はタオルで彼女の顔をぬぐい、それから口元に当てた。
過呼吸をしずめるような感じだな、と思った僕の前で、S医師は彼女の乳首をピンセットでつまむ。
「―――――っ―――――っっ」
えびぞりになり、タオルを噛んでけいれんする彼女を僕は口をぱくぱくさせながら見守った。
物欲しげに突き出された腰は、がくがくと何度か上下したあと電池が切れたように動かなくなった。
S医師はそれらを感情のこもらぬ目で見下ろしている。
「おとなしくなったな」
そう言ってから熱した方のピンセットでヒルをつまんだ。
ヒルは直前の彼女のようにびくびくと震え、すぐに動かなくなった。
0207虫の七夕15/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:05:09.32ID:gpmwaRRv
「あの」
「なんだ」
「いくらなんでも、今のは……」
もごもごと言う僕をS医師は一瞥した。
「ピンセットを間違えるなよ」
「え?」
「熱い方と、冷たい方とを、だ。昔、間違えたことがあってな。あのときは本当、悪いことをした」
僕は彼女の乳首をつまんだものと、ヒルをつまんだものが逆であるところを想像する。
そんな状況、するのもされるのもいやだ。
いや、そういう話ではなく……
「と、とにかく、さっきみたいなセクハラは」
「来年はおまえがやる」
「えっ」
「来年から、こういう患者の面倒を、おまえが看るんだ」
僕はかすかにふるえる彼女を見下ろした。
来年から? 僕が?
「間違いは起こすなよ」
S医師はぼそりとつぶやき、内股で粘液にまみれるヒルをつまむ。
「この子はおまえの嫁さんでも恋人でもない。それを忘れなければまあ、つとまるさ」
乾いた響きの声は、どこか自分自身に向けられているように感じられた。

「で、だ」
「はい」
「最後の一匹だが」
「……はい」
僕とS医師、大の男二人は横たわる女性の秘所を凝視していた。
「……どうやって取るんですか」
「そこなんだよな」
最後の一匹。それは僕に悲鳴をあげさせた“角のあるクリトリス”だ。
赤紫のヒルは彼女自身にぴったりとはりつき、離れる様子はない。
そのまま焼けたピンセットでつまんだら、彼女にもやけどを負わせてしまうだろう。
「やっかいなこと、してくれるもんだ」
そんな彼女のせいみたいに、と僕は非難の視線をS医師に向けるが、彼は難しい顔をしたままだった。
「おまえだったらどうする。考えてみろ」
「えっ、僕ですか」
そうだ。来年はもうS医師はいない。自分一人で対処しなくてはいけないのだ。
「む、胸のときみたいに、自分の手で触って」
「50点だな。ありはありだが完璧じゃない。あのときのことを思い出してみろ」
そう言われても、痛かったことしか思い出せない。いや、そういえば
「僕も噛まれたけど、夏さんの方にも貼りついたままでした」
「そうだ」
0208虫の七夕16/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:09:40.05ID:gpmwaRRv
S医師は指をヒルに近づける。
ヒルは頭をもたげそれを狙ったが、その動きは彼女に刺激を与えるには十分だった。
彼女はまたタオルを噛みしめて低い叫びをあげ身をよじる。
S医師は手をひらめかせてそれらをよけた。
まるでヒルが彼女の身体ごととびかかってきたような光景だった。
「この通り、患者もじっとはしていられないし、生きのいい奴はそう簡単に離れない」
ならば、どうすればいいのか。
僕の期待をこめた目にS医師は軽いため息で返した。
「ヒルというのは血を吸うために付いているので、満腹になれば離れる」
「そうか、じゃあ待てばいいんですか」
「ああ。あと一時間くらいかな」
一時間。僕はまじまじと彼女を見てしまった。彼女の顔ではない。
今もびくびく震え透明な液を垂れ流す彼女の陰部をだ。このまま、一時間。この状態のままで。
S医師は皮肉っぽい目を僕に向ける。
「もちろん、待ってもいい。
聞いた話では山で遭難して三日間貼りつかれたままだった者も、最終的には正気に戻ったらしいと聞いている」
「らしいって……」

僕はその状況を想像してしまった。
誰一人いない山中で身をよじる彼女。
自ら胸をもみしだき、樹木に股間をこすりつける彼女。
そこに、あとから、あとから、降り注ぎ貼りつき身体を舐め回していくヒルの群れ。
「もちろん患者の消耗は激しい。だから俺は別の方法を取るが、おまえのときは好きにしろ」
「どんな方法ですか」
そんないい方法があるなら迷わずそちらを選ぶべきなのに、妙にはぎれが悪い。
「ヒルを満腹にさせるには、その場所の血のめぐりをよくしてやればいい、とでも先人は考えたのかね。
そういう民間療法さ」
血のめぐりをよくする。
僕は現在、自分の血液が身体のどこに集中しているかを考え、なんとなくいやな予感がする。
「先生、まさか、その」
「セックスすればヒルは落ちる」
ああやっぱりまさかだった。
0209虫の七夕17/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:15:06.38ID:gpmwaRRv
「だ、だけど、さすがに、だめです。それは黙認できません」
限度というものがある。いや、先ほどのセクハラだって自分には容認しがたい行為だ。
「勘違いするな。本当にそんなことするわけないだろう」
S医師はうるさげに手を振り、自分の事務机に戻った。一番下の引き出しを開け、中身を物色し始める。
「仮に、そうしたところを想像してみろ。今度はおまえの側にヒルが付くだろう」
なんで僕と彼女がやるところになってるのか。
「ま、昔は二人分の血を吸わせることでヒルが早く満腹になるという考え方もあったみたいだがね」
S医師は引き出しの奥から小さな箱を取り出し、箱の中身を消毒し始めた。
背を向けているので、僕の場所からはなにを消毒しているかはわからない。
「先生、それやだ」
彼女にもS医師がなにをしているか見えないはずだが、過去の経験から知っているのだろうか。
「先生のがいい、先生のち」
「今日はもう帰るか」
S医師の返事は彼女の声にかぶせるようだった。
「嫌なら無理にする必要もない。寝てりゃ治る」
「やだ」
子供のように首を横に振る彼女の口から出たのは次の言葉だった。
「先生のちんぽがいい。い、いれてくれるまで帰らない」
あんまりな発言にぽかんとする僕にS医師は鋭い目を向ける。
「聞き流してやれ」
「あ、はい」
彼女は今、正気ではないんだしな、と何回目かの言い訳を頭の中で繰り返す。繰り返すが、
いくら鈍い僕でもわかる。彼女はS医師に特別な感情を抱いていると。

「先生、の、じゃなきゃ」
きれぎれに、言葉とよだれを口からこぼしながら、必死で腰を持ち上げる彼女はS医師から目を離さない。
「先生の」
「それ以上言ったら帰ってもらう」
対するS医師の顔は冷たくこわばっていた。
いや、今日彼女が来てからずっとこわばった顔で、無理に表情を作っていたのだと、そのとき気づいた。
「じゃ、じゃあ、いつもので、いいよ。いつもの、入れて」
「こいつが見てるが、いいのか」
「いいっ、いいっからあっ」
S医師が僕を指さしても、彼女は視線さえ動かさなかった。
僕の存在など、おぼえているかも怪しい。
「じゃあ同意は得たってことで、いいな?」
「はい。……えっ」
無意識に返事をしてから気づく。
まずい。確かに同意の上であり、彼女もそれを望んでいたようであるがまずい。
真っ昼間の、こんな場所で、あと一時間もすれば老人たちが井戸端会議を繰り広げる診療所で、そんなことを。
だいたい人妻だから手を出すなと言っていたのはS医師ではないか。
そうぐるぐる考える間にも、S医師は彼女の両足を抱え、がにまたに開かせた。
「挿入れるぞ」
止める間もなく、中心に突き立てる。
バイブを。
「え」
バイブから伸びたコントローラのスイッチをばちんと入れ、強度をいきなり最大にする。
0210虫の七夕18/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:18:20.05ID:gpmwaRRv
「あーっあっあっせんせ、あっあああああっ」

僕は獣のような声を上げ始めた彼女と、疲れた顔でコントローラを手にするS医師を見比べた。
「なんだ」
「あ、その……セックス、しないんですか」
「これも広義で言えばセックスだろう。旦那には見せられないな」
S医師はそう言ってから、非難の目を向けた。
「不満そうだな。物足りないか?」
「い、いいえ」
S医師はコントローラの強度を一瞬最小にし、最大に戻してから言う。
「一応、もう一度念を押しておくぞ。この娘はおまえの恋人でも嫁さんでもない。
向こうが頭とまんこに血を昇らせて、抱いてくれと言ってきても応じるな。あとで後悔するのはこの娘だ」
「こ、うかい、なんて」
あえぎ声にまぎれた言葉をS医師は気づかない様子で、視線も向けなかった。
「まあ、だいたいの相手はヒルを取るだけで満足するから、ここまですることはあまりないだろう。
そういう相手には指か、まあコレだな。使用前も使用後も、しっかり洗浄しろ。
あと、わかってると思うが処女には使うなよ。今はこうしてるが、こいつが処女の頃は指で済ませたもんだ」
「こうかいなんてしない」
「村の人間も承知しているから、一線を越えなければなにも言ってこない。
多少ひやかされる程度かな。来たばかりのころは戸惑ったが、慣れたよ」
「しないよ、だから」
「のど乾いたな。茶入れてきてくれ」

コントローラを弄ぶS医師と、あえぎ声の隙間から言葉を絞り出す彼女に気を取られ、
とっさに指示を理解できなかった。
目でうながされて、ようやく流しに向かう。
あえぎ声がこだまする中で茶を入れるのは初めてだったので、茶葉はこぼすし湯で火傷はするし散々だった。

茶を入れている途中、ふと振り向いてみた。
S医師は先ほどと変わらずコントローラを手に寝台の横で立ち尽くし、
彼女も変わらずカエルのように足を広げ腹を波打たせていたが、一つだけ違う点があった。
彼女がぎゅっと、S医師の白衣の裾を握りしめていたことだ。
S医師がそれに気づいていたかはわからないが、僕は気づかなかったことにしようと思った。
0211虫の七夕19/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:22:44.14ID:gpmwaRRv
「そろそろかな」とS医師が言ったのは、二人で急須の茶を飲み終えるころだった。
S医師に勧められるまま自分の湯のみにも茶を注ぎ、ちびちび飲み続けていたが、人生でもっともまずい茶だったと断言できる。
部屋いっぱいに広がる汗と淫水のにおいが凝縮され、液体となって配合されたような味だった。
「見てみろ」
S医師の指す先には彼女の股間があり、その上でふくらむヒルの姿があった。
当初は小指程度の太さだったヒルは親指くらいにまで膨らんでいる。
赤紫だった体色はさらに赤みを増し、濃いピンク色になっていた。
しかしなんだか
「子供のちんこみたいだろう」
言わないで欲しかった。言われるともうそれにしか見えない。
豊満な美女の下腹に「それ」が付いている構図は強烈な違和感といかがわしさがあった。
彼女が荒く息をついているのが、精を吐き出しきって力尽きているように見える。
もうバイブの電源は切られていたが、なお快美感が残っているらしく、時折身体を震わせた。

「もう、取れるでしょうか」
「そうだな。焼いていないピンセットでもいけるだろう」
S医師がピンセットでつまんでも、ヒルは大儀そうに蠕動するだけだった。
そのまま手を持ち上げると、ヒルは彼女の下腹から、ちぢれた毛から少しずつ身体を引きはがされていく。
その刺激で、また彼女はかすかにうめいた。
ヒルが全部はがれ落ちる、と思ったときだ。
「あ」
それまでじっとしていたヒルは突如として頭を振り、S医師の親指の付け根に取り付いた。
そのまま、ゴム手袋の上を滑るようにして、手袋と袖口の間、わずかにのぞく素肌に張り付く。
「だ、大丈夫ですか」
S医師は歯をくいしばったまま無言だった。
その目はじっとヒルに注がれ、かすかに細い喉首が上下するのが見えた。

少しの間のあと、S医師は腕を持ち上げた。ヒルはそれに引っ張られて彼女から離れる。
S医師はもう片方の手で腕からぶら下がるヒルを握りつぶし、膿盆に捨てた。
「あとは身体を拭いて、消毒すれば終わりだな。タオルを濡らして持ってこい」
指示の声がかすかに上ずっていて、S医師でもヒルに噛まれれば痛いのは同じなのかと僕は思う。
その一方でこうも思う。
彼女が言っていた通り、長年ヒルに噛まれ続けて耐性ができていたとしたら?
毒が痛みに変わる前に快感に変わっていたとしたら?
くだらない邪推だろう、と僕はその考えを捨てた。
0212虫の七夕20/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:26:18.81ID:gpmwaRRv
その後は淡々としたもので、夏は自分で身体を拭き、
S医師もまるですりむいた膝でも看るような調子で身体の各所を手早く消毒した。
夏は帰り際にはいつものからっとした笑顔を見せ、「お世話になりました」と言って去っていった。
あまりの落差に僕は呆然とし、片づけも忘れて座りこんだ。
二十分後、昼食から戻ってきた看護師と事務員に
部屋が臭い窓を開けろシーツを洗濯かごに入れろとせっつかれると、ようやく正気を取り戻す。
「今日、夏ちゃん来たでしょ」
「なんで知ってるんですか?」
「いつもこの時期だもの。気をきかせて遅めに来たのよ」
看護師のおばさんはげらげら笑う。
「あたしたちがいると先生、照れてすごい雑にやるしね。
一度ヒルが付いたままなのに無理矢理帰したこともあったし」
「あのときは結局一晩がまんして翌朝かつぎ込まれてきたのよね。おもしろかったわあ」
その惨状を『おもしろかった』の一言で済ます事務員のおばさんに戦慄する。
「あたしたちも若いころはよくやったもんよ。
『今日は先生にヒルを取ってもらった』って言えば夜盛り上がるからさ」
「夏ちゃんの旦那、相変わらずキャバ通いでしょ? これくらい刺激があった方がいいのよ」

げっそりした気分で横を見ると、S医師はすべてをあきらめきったような顔で昼食のうどんをすすっていた。
長い中断を経たせいでうどんは伸びきり、ぼそぼそとくずれている。
くずれるうどんとヒルの姿が重なり、また一つくだらない考えが浮かんできた。

あのとき、ヒルはS医師の手に噛みついていたが、身体の一方は彼女に貼りついたままだった。
あの瞬間は、ヒルを通して二人は繋がり、体液を交換していたとも言えるわけだ。
思いついてから、あまりのくだらなさに首を振る。
交換もなにも、ヒルから人間へは毒液しか流れない。
ヒルは二人それぞれの血を無為に吸い、潰されて、膿盆に捨てられる。
ただそれだけなのだ。

それから一月ほどの間、散発的に「ヒルに噛まれた」患者が訪れたが、梅雨が開けた頃にはあらわれなくなった。
後で聞いた話だが、あのヒルは名の通り「七夕の時期」だけが活動期間で、
その期間の短さ故に生息地域をせばめてきたらしい。
その絶滅危惧種をこんなことに使ってバチが当たらないのか、と思いながらヒルを焼き潰す日が続いた。

次に僕が夏と顔を合わせたのは「ヒルの季節」が終わった後、よく晴れて蒸し暑い日のことだった。
0213虫の七夕21/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:31:17.38ID:gpmwaRRv
「このあいだは、変なところ見せてごめんね。いやだったでしょ」
そう言われても答えづらい。
狭い車内に充満する彼女の体臭ばかり意識してしまう。
町に行くバスに乗り遅れ、次のバスが一時間後であることに落胆していたところを拾ってくれたのは感謝している。
彼女の自家用車は年季の入った中古車だが、運転は丁寧だ。
だが気まずい。やっぱり乗るんじゃなかったという後悔ばかり湧いてでる。
「ここが嫌になったり、してない?」
「い、いえ、そんな」
正直だいぶ落胆していたが、
ここを出てどうなる、ヒルの一件をのぞけばみんないい人じゃないか、と毎日自分に言い聞かせている。
「でも、その」
「なあに?」
「夏さんは、先生のこと」

狭い村だ。いくらでも噂は入ってくる。
中学のころからS医師につきまとってきたとか、夫はああ見えて遊び人で隣町に恋人がいるとか、
夏と結婚したのは浮気してもうるさいことを言えない女だからだろうとか、
知りたくなくても耳に入ってくるのだ。
「先生って、本当はものすごく虫が苦手だって、知ってた?」
「えっ」
「初めてヒルをつけた患者が来たときは、どうしてもヒルが見れなくて目をつぶりながらやってた、
っておばあちゃんが言ってたよ。
今でも触るのは無理なんじゃないかなあ。ゴム手袋つけてるでしょ。
あれは治療用じゃなくて、部屋にゴキブリが出たときとかも特に意味もなくつけちゃうんだって」
「そうなんですか」
「私と会うときも、いつも手袋はめてる」
どう答えたものかわからず、僕は押し黙った。しばらくして、夏はぽつりと口を開いた。
「ヒルと同じくらい、嫌われてるならいいのにな」
「……どういう意味ですか」
「それぐらい嫌われていた方が、きたない、気持ち悪い、うっとおしい、浮気性の、どうでもいい女なら、なにをしてもいいと思ってくれるでしょ」
僕は隣でハンドルを握る夏を見つめた。
まっすぐ前を見つめる彼女からは張りつめた気配と、濃密な生命力が感じられた。
甘い匂いにからめとられ溺れるような、全身を焼けつく痛みに覆われるような錯覚をおぼえる。
小さな中古車の中を、ヒルで満たしたようなドライブだった。
0214虫の七夕22/22  ◆vpePLp7Z/o 2014/10/19(日) 21:32:54.79ID:gpmwaRRv
それから特に波乱はなく、S医師は遠くの町に旅立っていった。
夏にしても、夫の浮気が時折話題に上るものの別れる様子はない。
むしろそれを理由に羽を伸ばしているようで、春奈や秋乃たちと旅行に行ったり、好きにやっているようだ。

自分一人になって最初の七夕を僕は戦々恐々として迎えたが、
ヒルに噛まれた患者は一人しか来ず、それも偶然噛まれた林野庁の役人だった。
「別にほら、若先生がだめってわけじゃないのよ?」
看護師のおばさんに慰められるとかえって屈辱的な気分になる。
「まだ若すぎるっていうか、洒落にならなそうっていうか……きっとあと十五年くらいしたらモテるわよ」
「そんな年齢になってモテてもしょうがないよ」
そういうと看護師はぷっと吹き出す。
「同じこと、先生も言ってたわ」

こうして、村にはなんの変化もなく時が流れているが、外界にはわずかな変化が起きているようだ。
それは地方医療をテーマとするマイナーな学術誌の記事だった。
『拡大する害虫被害 その対処とは』
小さな記事に載せられたモノクロの写真だが、見慣れた目にはわかる。
『……このタナバタホトゴノミヤマビルはN県T郡の固有種であったが、
近年I県T市周辺で生息が確認されている。
距離の離れたN県とI県の間をどう伝播したかはわかっていない』

僕はS医師の現住所はI県のどこだったか、思い出そうと少し考えたあと、思い出さないことに決めた。
0215名無しさん@ピンキー2014/10/19(日) 22:15:27.80ID:rlhcS8F7
GJ  ( …それにしても、良くこんな話を思い付くもんだわ いや、これは褒め言葉ですよw
0218名無しさん@ピンキー2014/10/26(日) 00:48:14.82ID:rgJxZmm/
乙でした。

「妙齢」とは、若い女性のことを表す言葉です。お間違いなく。
0222名無しさん@ピンキー2019/08/24(土) 23:42:05.55ID:GdTE6CqS
アゲ
0223名無しさん@ピンキー2019/08/31(土) 14:27:48.00ID:1gudl1Wb
良スレ
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