『あ、あー、そういえば説明を忘れていたね。タイムオーバーから5分動かずにいれば、機械は君の尻の穴を刺激する』

(ちょ……ホントに聞いてない、あ、うっ!)

これにはたまらない。ただでさえ10秒ごとに両乳首と股間部に舐めるような刺激が襲ってくるのだ。
その上、お、お尻の穴にまで、そんな、舐めるような……!
……しかし、わたしはこれをチャンスと捉えていた。
おそらく刺激に耐えられなくなった参加者たちは、飛び出してきて戦闘を始めることだろう。
そこが付け目。
彼女たちが戦い潰しあい人数を減らして疲弊するその瞬間を、
わたしは5箇所ものいやらしい衝撃に唇を噛み歯を食いしばり雑草を握り締めながら戦局を見守り、
明らかに弱り胸と股間を押さえ込んでる女性の背後に駆け寄って、
決して早くはない追い足だったが、彼女が反応したときには、手持ちのナイフが喉を切り裂いていた。