ときメモGSシリーズでエロパロ 15
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0001名無しさん@ピンキー2011/07/12(火) 22:09:26.19ID:VGligph9
素敵なエロ話でスカーッとしましょう♪
エロエロハッピーエロハッピー!!
○SSの神のご光臨お待ちしております。
○sage進行でおねがいします
○雑談OK!
SS貼り付け前や感想を言う前の“気配り”を忘れずに。
書き手にも読み手にもお互い“気配り”は必要です。
過去ログ及びローカルルールや
ローカルルールにするまでもない注意書きは>>2-10辺り
0378名無しさん@ピンキー2012/12/26(水) 16:47:14.67ID:Dbnw/oyr
真咲先輩の「あー……と。3分くれ。いや、1分でいいや」ってやっぱり勃起してるのかな
0381名無しさん@ピンキー2012/12/27(木) 18:56:30.62ID:WetlzM1r
>>378
それって何のときのセリフ?
このスレ的に考えれば「先輩も色々大変っすねw」って感じだよねw

同級生たちだったら、1分で足りるのかな……
0382名無しさん@ピンキー2012/12/30(日) 21:06:22.53ID:Fq8ZULKQ
>>379 >>381
確か大接近5回目?ぐらいの台詞だったかな
いきなり車止めて上記の台詞だから
てっきり下半身おさまるまで待て触るな喋るなってことかとw
0384名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 11:12:08.39ID:3OeA9/rd
主人公腐女子な話でもいいかなぁ
もしくは小悪魔主人公攻め
0387名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 20:06:59.37ID:3OeA9/rd
いや、あんあんは私も萎えるんで無理
ただ、キャラのあなる掘りたい( ´∀`)
0390名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 21:20:18.10ID:aWpBQzPl
>>338みたいなのはツンデレで
普段は腐ばっかり妄想してるんだろうなほんとにキモい
0391名無しさん@ピンキー2013/01/13(日) 22:43:24.38ID:I3rETWca
むしろ、キャラのにょた化が読みたいお年頃
バンビにばれないように、△コンビであたふた解決策を講じたりするのが萌る予感
0393名無しさん@ピンキー2013/01/14(月) 08:06:48.72ID:5Cpn4Mp/
801でも別スレたててるみたいだし、ここのタイトルがときめきメモリアルだし
やりたいなら別スレ立てるか乙女ゲー総合でやれば?
0394名無しさん@ピンキー2013/01/14(月) 15:45:37.92ID:QD01pl7a
激過疎ってるんだしここでいいよ
既存の801だったら801スレにいけばいいんだし
0397名無しさん@ピンキー2013/03/19(火) 14:04:41.10ID:jerIcBFM
ネタが久々に降臨した。やっぱゲームやりなおすといいね。
先輩△ごちそうです
0399息抜き/02013/03/22(金) 17:00:21.55ID:W/hqFaJW
書き込めるかな。

かなり変態でSな紺野が設楽に寝盗られる話です。
キャラ崩壊が甚だしいですが、広いお心でお読みください。
ブラックな紺野を認めない!という方は、読まないほうがいいかもしれません。
0400息抜き/12013/03/22(金) 17:00:54.09ID:W/hqFaJW
週一回の「息抜き」を終えたあと、運の悪いことに国語科の担当教諭に資料の片づけを頼まれてしまった。
こういうことを笑顔で請けあってしまうのは、もうほとんど地に染みついていて、たまに自分でも自分がものすごく善人に思えるほど。
でも僕はもちろん善人なんかじゃない。

もともと物事は丁寧に行いたいほうだし、やたらに悪意をふりまく意味もない。
勉強は好きだし、頼まれごとは面倒だと思わない。
評価が高いのは何事にも有利だし、わざわざそれをおとしめてもいいことなんてない。
そうやって出来上がったのが、外側からみた僕、「紺野玉緒」だ。

最後の資料を棚に戻し終え、僕はやっと一息ついた。
そして先ほどの「息抜き」を思い出す。次はどんなことをしてやろうか。
僕は固くいきり立つ自分自身に手をやり、ちょっと抜いてから帰ろうかな、と思った。そのときだ。

「……いいんです、気にしないでください、設楽先輩……!」
「いいからこっちへこい!そんな顔して!」
めったに人のこない書庫へ向かってくる、旧知の声。
僕はとっさに大きな戸棚と窓の隙間へ滑り込んだ。
戸棚の側面にカーテンが収納されていて、少々ほこりくさい。くしゃみを我慢する。
ほどなくして書庫のドアが開けられ、友人である設楽と「息抜き」でさっき会ったばかりの彼女が連れだってやってきた。
ここはめったに人が来ないから、逢引きには最適だと、茶化してこの悪友に伝えたのはいつだったか。
時計を確認する。西日はさす時間だけど、まだ下校点検には遠い。
僕は慎重に息をひそめる。
0401息抜き/22013/03/22(金) 17:01:36.18ID:W/hqFaJW
設楽が、僕が知る限りでは驚異的なほど優しく彼女へ語りかけた。
いわく、最近の彼女はようすがおかしい。ぼんやりした表情で帰るのをよくみかける。
自暴自棄になっている気さえする。気にいていたが、やはり様子が変だ。
「隠そうなんて思うなよ。そんなに目を赤くして、なにもないなんて言わせないぞ」
「隠してなんて……」
物陰からはうかがい知れないが、布ずれの音がした。……設楽が、彼女を抱きしめた?
さきほどよりくぐもった声の彼女が、ぽつりぽつりと話し始める。
ある人に、交際を申し込んだが断られてしまった。
受験生のうちは恋愛はしないと決めていると。
それでもあきらめきれないでいたら、「息抜きの相手」にだったら、してもいいと言われた。
恋愛感情は持たないし、恋人扱いもしない。割り切れないとつらいけど?と言われて、できると思った。

「息抜きって……まさかお前」
「いえ、そういうのじゃ。そういうのじゃなくて……触るだけ、って」
「触るだけ?」

そう。
僕が彼女に提案したのは、ときたま溜まる性欲を消化する相手にならないかということ。
挿入はしない。傷をつけるようなこともしない。汚れることもしない。
好きなだけ触り、それで僕がオナニーする。
彼女はぼくに触れない。線引きをせずに曖昧に触れ合ってセックスに至ってしまうと、いろいろなリスクがついて回るから。
もちろん触り方は優しくする。
性欲が解消でき、恋愛にのめりこんで勉学を忘れるようなこともなくなる、良い娯楽だったのだけど。
0402息抜き/32013/03/22(金) 17:02:16.46ID:W/hqFaJW
そこまで内容を話し終えた彼女は黙りこみ、すすり泣き始めた。
「わたし、汚いんです。不潔なんです。触られるだけって悲しいの、考えなくたってわかってたつもりなのに気持ちよくて」
悲しいのにやめられないんです。逢うの。
彼女の声に、ぽん、ぽん、と背中を叩く音が混じる。

「……んあっ」
すすり泣きに嬌声が混じる。
「ちょっ……設楽、先輩。やめてください、だめ……」
「どこをどう触られた?」
「え」
「胸は、服の上から?それとも、じかに?」

両方だ。
最近はじかに触るほうが多いが、彼女はそこまで詳しく申告しなかった。
感度が上がっているのだろう、少し揉みしだいただけで彼女は猫の鳴くような声を上げる。

「ほかにはどこを触られた?」

触れる場所はどこでも触っている気がする。
着衣はみださないように気をつけていたが、ブラウスはすべて剥いだこともある。
よく触れたのは、胸以外だと背中と、やはり局部だろう。
しかし彼女はそれをうまく説明できない。設楽は焦れているようだった。結局彼女の返答を待たずに、背中を撫ぜたようだ。
彼女はそれに感じているようで、「息抜き」がうまくいっているときのこらえるような声をあげていた。
こうなってからぷっくりと膨れたクリトリスを下着の上から触れると、なかなかおもしろい反応が見られる。
彼女から言葉での返答がなかなかもらいづらくなってきたのか、設楽は「ここは?」といちいち尋ね、順番に触れていた。
そしてクリトリスへ到達したのだろう、彼女がひときわ高い声をあげる。きっと背中がぐっと反って、顔が真っ赤なはずだ。
いつもの僕との「息抜き」ならば、もう終盤戦だ。あとはみずから僕が達するだけ。

しかしそこで設楽はこう尋ねた。
「おまえは、ここからどうしてほしい?」
彼女はその質問に虚を突かれたようだった。設楽はこう続けた。
「俺は、お前が好きだ。だから触れたし、できたらこのままセックスしたい。ここまで高まったら、我慢できない」
「幸い、避妊具の持ち合わせはある……使う機会があるなんて思ってなかったけどな。本当だぞ?」
「でも約束してくれ。そうしたら、もうそいつに体を好きにされないでくれ。……俺のために」
0403息抜き/42013/03/22(金) 17:02:48.54ID:W/hqFaJW
彼女から、声は聞こえない。
しかしコンドームの袋が取り出され、破られる音がした。そしてベルト。装着にもたついているのか、ビニル系の音が続く。
設楽は上着を脱ぎ、床に敷いた。ここに座れ、汚れたっていいから、と彼女をエスコートする。
きっとしとどに濡れているであろう下着を取り去り、指でかき回したのかぐちゃぐちゃぐちゃっ、という水音を立てた。
彼女が声をかみ殺している。
そして、設楽は布ずれの音とともにこう言った。

「今から、紺野にはされたことないことをしてやるから。俺のことだけ、考えてろ」


「―――――っ……!!」
声にならない彼女の声。
水音、そして打ちつけ合う体の音。キスを交わしているのか、様々な音が混じる。
ぼんやり思い出す。そういえば彼女とキスはしていなかったな。
僕は隠れたまま、彼らの行為を、彼女が設楽の名を呼び続けるのを聞き、ズボンの中で2度果てた。


予備校の自習室で携帯をいじっていると、予備校での「息抜き」相手が声をかけてきた。
いつもは予備校の、講義がない時間帯の人の来ないフロアのトイレなどでいろいろなことをしている。
相手がやはりその予定を伺ってきたので、僕はこう答える。
「唐突にいうけど、……今日の帰り、ホテルに行かない?」
「セックスはしない主義なんじゃなかったの?わたしは大歓迎だけど」
「気が変わったんだ」

きっと最中、彼女と設楽の行為を思い返すのだろうと思いながら、僕は彼女のアドレスを消した。
0408名無しさん@ピンキー2013/03/26(火) 09:47:00.92ID:rcs7GjSR
>>404

黒い玉緒さんも大好きですが、聖司さんの台詞に激しく萌えました
GJです。ごちそうさまでした
0411名無しさん@ピンキー2013/05/11(土) 21:46:35.64ID:YVoLda/3
尻叩かれ屋のニュース読んで、黒玉さんに思いっきり叩かれたくなった
あの人なら、大きな掌で躊躇なく振り切ってくれると信じてる
0415名無しさん@ピンキー2013/05/18(土) 21:08:05.73ID:iRWOn3Oq
過去スレに台風とか嵐の中のキテル小説あったと思うんだけど保管庫にある?
0416氷上×主 嫉妬12013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:Zv6Ny7Wn
嫉妬に走ったメッティネタです。
在学中でつきあってる(経験済み)設定。
最初だけ天地君登場。

体育祭まであと一週間。私は応援係になった。
放課後の校庭での練習も残りわずか。

「先パイ、お・で・こ」
二年生の天地君が額に手を当てながら話しかけてきた。
「へ?」
「もう、ハチマキが落ちそうだってば!」
そういうと手早くハチマキを直し、出来上がりとばかりに軽く頭をポンポンと叩いた。
彼は応援部からの助っ人で、可愛い顔に似合わずテキパキと仕事をこなしてくれるので大助かりしてる。
「あ、ありがとう、天地君」
「もう、先パイはうっかりさんなんだから」
「しっかりものの後輩君がいてくれて助かっちゃう」
褒められて天地君はまんざらでもなさそう。
「お礼はアナスタシアの新作ケーキで手を打っときます」
「もう、先輩にたかるなんて悪い子!」
軽く拳をあげ、ふり降ろそうとした瞬間に急に真顔になる天地君。
「先パイ、ところでさ、そろそろ行かなくていいの?」
促されてふと校舎の時計をみると、やばいっ。
約束した時間に完全に遅れてる。遅刻にうるさい彼のことだから少し怒ってるかもしれない。
しょうがない、着替えは後回しにしてでも早く行かなくっちゃ…。
「ゴメン、先にあがる。みんなもごめんね」
「やっぱり先パイはうっかりさんだな」
そうつぶやく天地君に小さくバイバイして、私は校庭を駆け抜けた。
0417氷上×主 嫉妬22013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:Zv6Ny7Wn
「遅れて…ハァハァ……ごめんなさい…」
勢いよく執行部室の扉を開けて、開口一番に謝った。
「副会長、予定より15分も遅れているが?」
パソコンのモニター画面が眼鏡に反射して光った。
「ご…ごめんなさい!走ったんだけど…ハァハァ…」
デートの遅刻は全然怒らないのに、執行部のことになると時間厳守。
公私混同はしないのは、氷上君の長所だと思ってる。
でも今日の氷上君の視線はなんだか痛いくらい厳しい。
その視線にとまどっていると、氷上君は取り繕うように発した。
「その…責めるつもりはなかったんだ…すまない…」
「ううん、遅れた私が悪いの」
「それじゃ早々だが、このプランを確認してくれないか?」
「うん」
気持ちを切り替えて私は氷上君の横に座った。
つきあって一年、執行部の仕事で毎日のように顔は合わせているけど、
新入生歓迎会や予算委員会とめまぐるしい忙しさで、恋人らしい触れ合いは皆無だった。
そのせいかわずか数十センチのこの距離がもどかしい。
「なにか僕の顔についてるかい?」
視線に反応した氷上君がこちらを向く。
私はもっと反応して欲しくてそっと口づけした。
今いる場所を忘れそうにないために軽く。
「応援の練習がなかったら、もっと一緒にいられるのになぁ…」
甘えたようにもたれかかると、合図のように夏服から伸びた腕が私の肩を引き寄せた。
いつもなら学校で軽くふれるだけですぐに拒否反応が出るのに、予想外の動きに固まってしまう。
「僕には君が練習を楽しんでるように見えるのだが?」
「練習は楽しいよ、楽しいけどっ…」
顔を上げたとたんに、たたみ掛けるように氷上君からの応酬。
さっきとは違う、むさぼり尽くすような口づけ。
どれくらい長く確かめたのだろう、唇が離れた途端にお互いの深い吐息が漏れた。
慣れないキスの仕方に緊張と期待が止まらなくなる。
「…君に、こうやって触れられないのは我慢できなかった」
とろけそうな感覚は徐々に体操服へと降りていった。
その感覚に翻弄されないようにするには、身をよじって反発するしかない。
「氷上君、嫌っ、離して」
少しでも嫌がるそぶりを見せたら「すまない」ってすぐに止めるのが常なのに
理性の塊のような氷上君がこんな風に迫ってくるなんて、今日の彼はおかしい。
「もう時間ないし、作業に戻ろうよ、ね?」
力一杯押し返して、とっさに窓を開けた。甘い雰囲気を壊したくて。
0418氷上×主 嫉妬32013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:Zv6Ny7Wn
「君から誘惑してきたんだろ?」
後ろから身動きがとれないように抱きしめながら、耳元でささやく。
「二人っきりになるの久しぶりだったし…だけど今はダメだって…」
「ふーん」
反応を確かめるように、氷上君の一差し指が首筋を往復する。
カーテンをつかんで、快感を悟られないように答えても逆効果だった。
「体操服姿だと誘っているようにしか見えないな」
ブラジャーごと上着をめくりながら、露わになった上半身をまさぐりはじめる。
どんなに言葉で拒んでも身体が指の動きに反応してしまう。
「応援の練習中に男子生徒と仲良さそうにしてたね」
「え?天地君のこと?応援部だから色々と…あん」
乳房を揉みし抱く手とつつくように這う舌、からみつく熱い体温は身体だけから発せられるものではなかった。
「も、もしかして見てたの?」
「ああ、ここから校庭はよく見えるからね」
少し乱暴に胸の突起をつまむ氷上君の指には、嫉妬の二文字がにじんでいる。
「……君に手が触れてたように見えたんだが…その…」
「鉢巻を…んんっ…直してもらっただけだよぉ……」
言い訳無用とばかりの強引さでハーフパンツを引きずり降ろされた。
「他の男性に触られても、こんなに濡らしてしまうのだろ?」
下着の中に乱暴に手を入れ、わざと音を立てるように指を動かし始める。
「ち、ちがうよ、氷上君だからぁ」
抵抗したい気持ちと裏腹に、だらしなく膝が開いていくのがわかった。
はしたない姿を軽く軽蔑するかのように氷上君の口元がゆがんだ。
「君はスキンシップが好きだから、誰でも良かったのではないか?」
「違うっ そんなことない…」
いつものような壊れ物に触るように優しく触れる愛撫とは違い、
激しい動きが敏感な部分だけを執拗にこねくり回してくる。
「君は僕だけのものだという自覚が足りないようだね」
「んっ…んんっ……」
思いっきり擦りあげられると私は声を殺しながら達してしまった。
0419氷上×主 嫉妬42013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:Zv6Ny7Wn
「窓の手すりに掴まって…そう、おしりを突き出すような形に」
気持ちよさに朦朧となりながら、魔法の呪文のように従ってしまう。
ぼんやりとみた視線の先には応援部がまだ練習してる姿があった。
「や、やだ!外から見えちゃう」
一瞬、我に帰ったと同時に熱いものがめりこんできた。
「だめっ、氷上く…っはん…」
「いつもよりここはあふれているね、いやらしいな君は」
まるで外に見せつけるように片足を持ち上げゆっくりと出し入れをはじめた。
「こんな明るいところで君を抱くのは初めてだったね」
閉め切った部屋で、遠慮がちにふれ合うことしかしらなかったのに
眩しいほどの夕日と外から聞こえる騒がしい声が羞恥心を煽る。
「そんなこと言わないで…んんっ」
「見られてると思うと締め付けてくるのか、条件が変わると違う反応をするんだな」
「そんなんじゃ…あぁ」
いつもより動きやすい体勢のせいか、毎回違う角度で打ち付けてくる。
「はんっ、待って!いつもより激しいっ」
「君がいけないんだ、僕の心をかき乱すようなことばかり」

動かす速度が増していくとともに絶頂がすぐそこまできていた。
「氷上君 もう…だめっ」
「そろそろいきそうなんだね?君の中気持ちよすぎて制御できない」
「で、でも、誰かが…んっ…」
「見てるかもしれないね、さっきまで一緒だった後輩とか…」
耳たぶを甘噛みしながら、ジリジリと私の心を責め続ける。
「あっ、や……っ」
ただ一人だけの熱さを感じたくて、氷上君だけを感じたくて貫かれたものに必死でからみつかせる。
「や…くんだけぇ…私には氷上君…だけ…なのぉ…」
「僕も…君だけ…だよ…」

何度も名前を呼び合ううちに、お互いの快感が混ざり合い、全てが白くはじけた。
0420氷上×主 嫉妬52013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:Zv6Ny7Wn
帰り道、散々謝った後に続いた突然の提案に驚くしかなかった。
「えっ?旅行に?」
「うん、夏休みになったら、その…二人きりでどこか遠くに行こう」
ほんのさっきまでの熱が身体をよぎる。
「違う場所での君の反応を知りたくなったんだ。女体の神秘、実に興味深いよ」
「だからって、さっきみたいに誰かに見られそうになるなんて嫌だよ」

「あの時間は逆光になってるから外からは見えない、だから乱れた君を見てるのは僕だけだよ…」
「で、でも声は聴かれてるかもしれないじゃない!」
ふてくされる私をよそに名案を思いついたようにつぶやく。
「そうだ、今度は君の声がよく聞こえるところにしよう、君の可愛い声を聞けるのも僕だけの特権だからね」
「氷上君の変態…」
私はうつむいたまま氷上君を見ることができなかった。


以上です。乱文失礼いたしました。
古いパソコンを修理したら、1,2キャラネタが発掘されました。
需要あるかな…。
0421名無しさん@ピンキー2013/07/07(日) NY:AN:NY.ANID:1NgtBt3c
タイミング良く投下されてたのでリロードしながら読んでました!!
最高でした!!
0425名無しさん@ピンキー2013/07/16(火) NY:AN:NY.ANID:/BMahC6N
>>420
>古いパソコンを修理したら、1,2キャラネタが発掘されました。
>需要あるかな…。

素晴らしい作品ありがとう
まだ未発表作品あれば読みたいです
0427名無しさん@ピンキー2013/10/21(月) 19:22:48.16ID:JN5DvJ4Z
ほしゅ
0429合コンキテル12013/12/25(水) 00:35:01.73ID:cmZSmYRn
いつもなら、断ってる。
合コンなんて行かなくても、たいてい向こうからちょっかい出してくるし、
彼女はいないけど……別に困ってもいない。
合コンパスしまくってたら「佐伯はあっちが好きなんじゃね?」
って変な疑いをかけられた。だから仕方なくだ。

ゼミが終わって開始時間から遅れること30分。
ちょっと顔出ししてすぐに帰ろうと思ってた。
安めの居酒屋はどこを向いても大学生の合コン会場。正直もう帰りたい。
「佐伯!こっちこっち」
お調子者のメンバーが大声で呼ぶ。
おまえら、はしゃぎすぎだろ。
「結構、盛り上がってるね」
俺は、よそ行きの笑顔で軽く挨拶した。

座敷に座った瞬間、間違いなんじゃないかと思った。
「なんでおまっ…じゃなくて、久しぶり」
周りに人がいることを思い出して、冷静を取り繕った。
向こうは一瞬キョドってから、小さくぺこりと会釈してきた。
卒業して2年ぶりに逢う…俺の……。
0430合コンキテル22013/12/25(水) 00:35:57.92ID:cmZSmYRn
目の前に置かれたビールをグイッと一気に飲み干した。落ち着け、俺。
卒業式の後、告白するつもりだった。でもすれ違いで探せなくて、
同じ一流大学に受かったはずなのに、少し離れた寮のある女子大に行ったと後から聞いた。
もう二度と会えないと諦めてた、つーか何でここにいるんだよ!

「女の子達、呑んでよ?」
連中があおる、合コンならフツーにある展開。
あいつをみると、顔を赤らめながら、美味そうにカシオレを飲んでいる。
酒なんか飲んでんじゃねーよ…って俺達もう高校生じゃないんだった。

あいつはずっとあの頃のままだと勝手に思ってた。
今日も俺好みのピュア系服だけど、うっすら化粧してるせいか妙に大人っぽい、生意気。
高校の頃はデートのたび、制服とは違うあいつにクラクラきてたけど、
あの頃とは違うあいつがいるのを俺は肯定できなかった。
0431合コンキテル32013/12/25(水) 00:36:39.56ID:cmZSmYRn
今だって男共にちやほやされてまんざらでもなさそう。クソッ、イライラする。
「それじゃ、王様ゲームはじめまーす」
定番中の定番かよ、と突っ込みをいれる間もなくクジを引く羽目になった。
俺の手持ちの棒には「6」とだけ書いてあった、はね学のプリンスが王様になれないってどういうことだよ。
お調子者が王様を名乗り、高らかに命令した。
「2番が5番にキス」
「5番俺!」
「2番って誰?」
みんなが辺りを見回すと、あいつがこそっと手を挙げた。こんな時にくじ運使うんじゃねーよ。
ひゅーひゅーと周りがはやしたてて、キスコールが始まる。
あいつは固まったまんまうつむいている。鳴り止まないキスコール。
「俺からキスしちゃおうか?」
瞬間、腰が半分浮いて飛びかかりそうになったところに、あいつの横にいた子がいった。
「ごめーん、この子まだ処女なんだ。まだキスもしたことないの」
それを聞いてざわつく連中!おまえらおぼえてろ。
0432合コンキテル42013/12/25(水) 00:37:11.37ID:cmZSmYRn
そーか、まだあいつ処女なんだ……。
あれから誰ともつき合ってなかったことを知って安心してる俺がいた。
キスもまだ?まてよ?それって俺とのキスがカウントされてないってことか?
俺は心の中であいつに百回チョップをくりだした。

「俺が初めてになってもいいけど?」5番がいう。
「は、初めては好きな人がいいので!」
あいつのピュアな返しに、ドッと笑いが起きた。
しょうがない……。俺は近くにあったジョッキを倒した。勢いよくテーブルを浸食していくビール。
「あーゴメン、ごぼしちゃった。えーと台ふきあるかな?」
気配りのあるあいつならすぐ機転をきかせるだろうと、目線を送った。
皆が慌てふためくなか、あいつはホッとした顔で台ふきを取りにいった。

かいがいしくテーブルを片付けるあいつをみながら、
男連中がコソコソしゃべり始めた。
あー思い出した。高校時代にもこんなことあった、意外とモテんだよな。
つーかこの展開やばい、あいつの良さを簡単に解られてたまるか。

俺が来てから1時間、居酒屋のルールで店をでることになった。この後はカラオケの流れ、定番過ぎ。

座敷を出て、靴をはいて立ち上がろうとした瞬間あいつがよろけるのを見逃さなかった。
横にいた野郎を押しのけて、捕まえる。
「おまえ、飲み過ぎ」
「さ、佐伯君には関係ないでしょ」
「ある!昔っから危なっかしいんだよ。今だってふらついてるし」
掴んだ肩を離したらもう一生捕まえられない気がした。
「痛いよ……」なぜか俺の心にも痛みが走った。
「話がしたいんだ」あいつはあの頃みたいに真っ直ぐな目で俺を見ていた。
0433合コンキテル52013/12/25(水) 00:37:51.85ID:cmZSmYRn
俺達は黙ったまま海浜公園まで歩いてきた。潮風に当たるとなんだか落ち着いてくる。
それなのに、いつものトーンで話しかけようとしたのを速攻で阻止した。
「ふざけんなよ……。俺とのキスはなかったことかよ!」
おまえに言いたことは沢山あったのによりにも寄って、口をついたのはこんな台詞だった。

「だって、あれはノーカウントだって…佐伯君が言ったんじゃない」
「子供の頃にだって…その…俺達してるよな」
思い出す、淡い感触。俺はどっちも忘れてない、おまえだから。

「第一、なんで合コンなんかにきてんだよ。」
「佐伯君だって…来てるじゃない」
「バーカ、俺は大人だからいいの!」
「私だってもう大人だよ?お酒だって飲めちゃうし」
「まだ処女のくせに?」
「佐伯君だってまだでしょ!」
「バカ!ちげーよ!!ばっ!」

あいつが急に笑い出した。あの頃みたいにけらけら笑う。
「高校の時も、いつもこんな感じだったよね。」
「おまえのイミフな質問とかな、ほんと笑える」
「あんなに一緒にいたのにね…」
「なんでだよ……」
0434合コンキテル62013/12/25(水) 00:38:26.66ID:cmZSmYRn
「卒業した後だって、おまえは勝手に遠くに行くしよ…」
「佐伯君のほうが先にいなくなったんだよ?」
そう…そうだ。俺がはね学も珊瑚礁も手放したんだった、そしておまえも…

「私、佐伯君のいない間、佐伯君のことずっと考えて…」
泣かせるつもりなんてなかった、でも俺の知らないところにおまえがいたことがくやしかったんだ。

「それでも…佐伯君のこと忘れらなくて、友達が合コン行ったら忘れられるかもって…、
今日初めて行って、そしたら目の前に佐伯君がきて…私……」

俺のことをずっと考えてた?忘れられなかった?
それって俺と同じじゃねーかよ、なんだよ、今言うのかよ。卑怯だろ。
じゃあ俺も今言う。
「あの日…卒業式の日。おまえに告白するつもりだったんだ…」
目をまん丸にして涙がひっこんだようだった。
遠くで遊覧船の汽笛がきこえる。

それを合図に俺はあの日するはずだった、三回目のキスをした。
「好きだ」とあの日言えなかったかわりに。
固まったあいつに俺は追い打ちをかける。

「なぁ、今夜おまえをお持ち帰りしてもいいか?」
「ん?さ、佐伯君、それって…」
「おまえ顔真っ赤!やらし〜」
「もうっ!」
思いっきり抱きしめながら、あいつの耳元にささやいた。
「合コンにお持ち帰りは定番だろ?」
0435名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 00:40:35.90ID:cmZSmYRn
以上で終わりです。
文字化けから起こしたので、文章変で済みません。
また発掘できたらきます。
メリークリスマス!!
0437名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 21:12:00.38ID:efCvxSG1
やったー!クリスマスプレゼントだー!サンタさんどうもありがとう!!
キテルがちゃんと「やらし〜」言っててよかった!
0438にゃあ!12013/12/30(月) 10:37:13.02ID:fraQ/4k2
※Sバンビ×にゃんこニーナ注意※




「アンタ、マジ可愛すぎ…チューして良い…?」
デートの最後、せっかくオレが真面目に言ってるのに先輩は無反応。
「…セ、センパイ!チューして欲しいにゃあ!!」
「ふふ、仕方ないなあ…」
この言い方をしてやっと満面の笑みでオレを見つめる先輩。
…あの時は混乱してただけなのに、このしゃべり方を先輩はやけに気に入ってしまった。
オレからおねだりする時はこの言い方にしないと聞いてすらもらえない。
恥ずかしいから言いたくなくて、でも我慢できなくなって押し倒そうとした時には、思い切りビンタを食らってしまった。
マジ痛かった…ビンタだけなら嵐さん超えてるんじゃね…?
「…んっ」
などと色々考えていると、先輩の方から唇をいきなり重ねられた。
柔らかい唇の中から柔らかい舌を伸ばして、まだ戸惑いのあるオレの舌をリードする。
「んっ…ん…」
頭が痺れそうなくらい気持ち良くて、男の癖に変な声が出そうになって、声を抑えるのが大変だ。
やっぱり、おねだりして良かった…
「ぷは…もういいかな」
先輩は突然、唇を離す。
えっ…オレはまだまだ…
0439にゃあ!22013/12/30(月) 10:41:40.38ID:fraQ/4k2
「センパイ…!」
「キスよりもしたいことがあるんじゃない?」
先輩はにやりとしてツン、とオレのパンパンになった股間をつっついた。
「っ!?」
バレバレじゃん。超恥ずかしい。でも…したいよ…
「…センパイに…オレの…オ○ン○ン…にゃでにゃでされたいにゃ…」
顔を真っ赤にして小声でつぶやく。
「ごめん聞こえなかった。もう少し大きい声で言って?」
先輩は悪い笑顔で返す。ぜ、ゼッタイ聞こえてただろ!
「なあ、ホテル行かねえ?オレ、我慢なんねーっつーか…ホテル代ならオレが出すし、ゴムも持ってるし!いや当たり前のことだけどさ!」
思わず素に戻って喋りだすと先輩は冷たい視線をオレに向けた。
「ホテル行きたいだけならテキトーにナンパでもしたらいいじゃない。ほら、あそこに可愛い子いるよ?」
もう!オレは先輩と行きたいの!なんで今さらナンパなんかしなきゃなんねーのよ!
いや、わかってる。先輩が言いたいのはそういうことじゃないことくらい…
「ボクね、センパイのこと大好きだから…センパイじゃないとダメにゃのぉ!!」
半ばヤケクソ気味にそう叫ぶ。
「行こっか」
先輩はそう優しく言うとオレの一歩先を歩きだした。
「あ、センパイ待ってにゃあ!」
何故かナチュラルに言葉が出ていた。
オレ、壊れちゃってるなあ…
でもまあ、先輩が喜んでくれるなら悪くないかな…ウン…
0440名無しさん@ピンキー2013/12/30(月) 10:42:47.82ID:fraQ/4k2
大接近で壊れたニーナが可愛すぎて書いてしまった

変だったらごめん
0442名無しさん@ピンキー2014/03/22(土) 20:43:10.93ID:8QnFJz1I
>>440
乙!ニーナ可愛かった
0445名無しさん@ピンキー2014/08/11(月) 22:08:00.60ID:HEOHI9Zc
保守
0446名無しさん@ピンキー2014/09/09(火) 06:20:35.93ID:bKqy6fno
保守
0449名無しさん@ピンキー2015/01/06(火) 18:00:33.74ID:lM18O0jc
保守&あけおめ
0450名無しさん@ピンキー2015/06/21(日) 14:13:29.47ID:jjs5Neuv
保守
0451名無しさん@ピンキー2015/07/19(日) 10:06:31.05ID:JiUtRnOV
保管庫が消えた
0453名無しさん@ピンキー2015/07/22(水) 20:16:23.03ID:6WLdzvXB
保管庫見れなくなってる
0454名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 16:11:41.58ID:ngHjtcbj
3スレでここのこと書くバカのせいで
妄想垂れ流し統失BBAが食いついたじゃないか
しかもキャラ×別シリーズキャラの話とか
0455名無しさん@ピンキー2015/08/20(木) 01:17:57.05ID:+0Dq6Uyy
久々に保管庫いこうとしたらなくなってる?ショックだ…
0456名無しさん@ピンキー2015/08/24(月) 23:20:13.90ID:s1tamiyP
保管庫なくなったのつらすぎ
0457名無しさん@ピンキー2015/09/04(金) 13:06:20.82ID:HuBfvcYA
久しぶりに起動して萌えて保管庫に行ったらなくなっているとか辛すぎる…
0459名無しさん@ピンキー2016/02/17(水) 13:12:41.34ID:pMAKxiVZ
保管庫なくなっちゃったんだね…残念…
試しに消えたホームページを閲覧するサイトを使ってみたけど、2年前の更新履歴の画面しか残ってなかった
0461名無しさん@ピンキー2016/05/10(火) 16:50:20.84ID:eUz/Stz6
保管庫なくなってしまったのですね。
すごい残念ですが今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。

保守がてらですが、氷室先生と1主の話です。投下させていただきます。



眼を閉じ、唇の柔らかさを堪能し、口の中を蹂躙し、昂ぶっていく自分の思考は白濁としていく。
突き動かされる衝動のままに組み敷いた体のしなやかさに、上がる声に、絡めた足。
合わされた肌はすれるたびに熱さをまし、胸元にかかる吐息もやけに湿り毛を帯びている。
自分の息の荒さが、やけに耳についてじりじりと余計に熱さを感じさせる。

せんせぇ、のどが……のどが乾くんです。

誘うように突き出された舌をすいながら、鼻にかかる声が胸の奥を焦がす。
もっと。……もっと。
甘えるように誘う指ととろけきった表情に、心が止めるより先に体は溺れ、
溶け合うようにひとつになりながら誘い、誘われ、煽り、煽られる。
熱い――
体の中の炎が、焦がし尽くせと後ろから囁く。
自分よりもずっと若く、まだ未成年の相手をいたわる余裕もなかった。
欲しい。ごまかし、否定して隠し続けていた感情の分だけ、反動は大きかった。
そうして欲望を体の中で解き放った瞬間、喉からもれた自分の声に夢から起こされていた。

はぁ、はぁ、という息使いとからからになった口内に、体中に浮かぶ冷や汗。
体を起こし、窓を見ればまだ朝日がでたばかり。普段の起床時間よりも1時間以上は早かった。
先ほどまでの醜態は現実でないのは明らかで、起こした体をもう一度ベッドに沈ませる。
大きくすった息を鼻からふぅっと長く吐き、眼を閉じ、額に浮かんだ汗を袖で乱暴にぬぐう。
べたべたした感覚が下半身にまとわりついている。
自己嫌悪に耐え切れず、シャワーへ向かうとまだ温まっていない水温にもお構いなしに体を流す。
すぐに給湯が追いついてお湯が出るようになったが、
体を冷やすのは良くないとわかっていてもまず頭を冷やしたかった。
水温の設定を思い切り下げて、一度ざっと体の汗を流すとタオルで体をぬぐう。
洗面台をみれば、先ほど夢の中で背中越しにみた自分の体があった。
夢の中で行った行為が脳裏にちらついて、残像を追い出すように顔を洗う。
そして乾いていた喉を潤そうと、冷蔵庫の中のミネラルウォーターを
コップについで一気に飲み干した。
0462氷室先生×1主2016/05/10(火) 16:51:27.05ID:eUz/Stz6
外は早朝にもかかわらず、むわっとした熱気に包まれていた。
季節はまだ初夏というのに、まったく爽快感がない。
いきなりの気温の上昇、それであんな夢を見たのだろう。夢は夢だ。問題ない。
夢とは、理不尽なものだ。そういうものだ。
そう理論を組み立て、混乱した思考を立て直す。
普段は登校時に出すごみを出してしまおうと手に持ったそれをもって、
エレベーターに乗り道路に面したゴミ捨て場へと運ぶ。
と、背中から「え?!わ、おはようございます!」とかけられた声に、
氷室零一の顔は少々引きつった。
振り向いたそこに、今だけは顔を合わせたくなかった人間がいたのだから。
「……おはよう。いったい、なぜこんな時間に君が」
気まずく、顔をそらしながら手にもつごみをステーションの収集庫に入れる。
「この熱さで変な時間に夢をみて起きてしまって、近所中をジョギングしてしていたところです!」
変な夢、という単語に、抑えてようとしてもとまらない夢の感触が蘇る。
「や、やめなさい……何時だと思っているのか、大体どれくらい走っていたのだ?すごい汗だ」
「あー……1時間くらい、でしょうか?体力的にはまだいけますけど」
でも先生が心配ならそろそろまっすぐ引き返して帰ります!
汗もかいたし、一度シャワーも浴びないとだめですよね、
確かにすごい汗かいて…と胸元をぱたぱたさせる姿にうろたえながら
「だからそれをやめなさい」
と告げると、彼女はよくわからないと困惑した顔ではい、と小さな返事をした後、
あ、と上気した顔でうつむいた。その顔に、私は凍りつく。浮かぶ荒い息、熱い肌。
やわらかく、自分の体の下で、自分の手でしならせた身体――
夢が、重なる。
「くらくら、してきました。か、帰ります……」
「ちょ、ちょっとまちなさい。私の家はここだ。水分補給をしていきなさい。
 この暑さでその状態では、そのまま帰っては倒れる」
考えなしに、本当に相手は若い子供の生徒なのだ。
その生徒相手に、夢の中でといってもなんと言うことをしてしまったのだろう。
勝手に思い出される夢の記憶を現実と重ねて、
私は一瞬とはいえ彼女に向けた眼は生徒に対して
向けていいものではないと罪悪感が膨らんでいく。
その罪悪感もあるが、熱気と汗に心配する心があるのも真実で、
「え”、私、すごい汗で……匂い、とか」
ちょっとよそのおうちにあがるには、とごにょごにょ小さな声で言う彼女を、
「倒れてからでは遅い」
と、むりやり首根っこつかんでマンションの自室に放り込む。
0463名無しさん@ピンキー2016/05/10(火) 16:51:49.86ID:eUz/Stz6
「これで汗を拭きなさい。冷房を入れた。少し身体を冷やしてから帰りなさい。
 スポーツドリンクを持ってくるのでおとなしく待つように」
タオルを渡し、流しの下にある粉末のスポーツドリンクを取り出しながらも
落ち込んだ気持ちはどんどん膨らんでいくばかり。
「はぁ……」
ついたため息に、ごめんなさい、朝から。とまだ赤い顔で答えた彼女に、
どうしても夢の中のあれこれが蘇っていく。
その彼女はきょろきょろと顔をを動かしたかと思えばタオルに顔をつっぷしたり、
気まずそうな表情でうわそわと落ち着かない様子を見せていた。
小動物のようなしぐさに、夢の中の彼女は私の現実とはかけ離れた欲望を反映させた
産物であり、失礼極まりない想像だと分析するしかない。
あんな、娼婦のような真似を――自分は夢の中で、させたのだ。
首を振った。
「どうした、飲みなさい」
氷を二つ落としたスポーツドリンクの入ったコップを渡しながら、
受け取るときにでた彼女の返事の声は裏返っている。
よくよく見れば内心本当に勝手な理由で戸惑っている私よりも、はじめからずっと挙動不審だった。
いや、いきなり担任の教師の家に上がらされて勝手がわからないだけなのだろう。
そう思っていたのに。
「……いえ、実は……夢が、氷室先生のお宅にお邪魔した、って夢で……」
その言葉に、息を詰まらせる。
「な、なんでもないです。忘れてください……」
待て。理性を総動員させてブレーキをかける、思考は止めた、フリーズしたようにとまっている。
「――どんな夢だった?」
そのはずなのに自分の喉からは、信じられないことに考えるよりも先に言葉が発しられてしまっていた。
喉が渇く。熱い。冷房から出る風は部屋の温度を下げている。そのはずなのに。
彼女はスポーツドリンクを一気に飲み干す。冷たい飲み物を飲み干して、潤ったはずなのに。
「夢の中で――熱いんです。どうしようもなく、今も」
私も、釣られるように作った同じものを一気に飲んで、
水分は補給されて、それでも――確かに熱い。

せんせぇ、のどが……のどが乾くんです。

零れ落ちた声に、眼を閉じて。
指と指を絡め合う。差し出された唇をついばみ、潤いを求めて舌を吸いあげる。
もっと。
続きを。

やがて二つの身体は、本当に溶けるように一つに重なった。
0464名無しさん@ピンキー2016/05/10(火) 16:52:50.39ID:eUz/Stz6
以上です。お目汚し失礼いたしました。
最初名前のところにカップリング入れ忘れました、
本当に久しぶりでうっかりしてましたすみません…。
0465名無しさん@ピンキー2016/06/21(火) 11:36:20.38ID:bWMuo8dt
>>464
GJすぎる!ありがとうございます
久しぶりに引っ張り出してやろうかな
0467名無しさん@ピンキー2016/11/07(月) 08:58:08.21ID:Kt4VrVln
だいぶ前から保管庫無くなってる
管理人さんはもうここを見てないのかな
保管を引き継ぎたい
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