ドラゴンクエスト官能小説Part18
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0001名無しさん@ピンキー2011/10/18(火) 00:53:59.86ID:xebqXXWa
前スレ
ドラゴンクエスト官能小説Part17
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ドラゴンクエスト官能小説保管庫
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・投下時にはトリップ推奨。
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・お子様は基本スルーしましょう荒れるもとです。
・僕の○○はこんなキャラじゃないもんとか言わない。
・作品が気に入らないならスルーしましょう。
0707「スーランしっぽ祭り・〜スラみ編〜」2014/04/10(木) 10:52:54.26ID:B/OvdD8M
そんな中――ガチャ!
玄関のドアが開く音がした。
あれ?もうだれか帰ってきたのかな?
「うわあ〜目が回る〜!ヒック!」
「ミ、ミイホンくん!しっかりするッス!」
ミイホンとドラおさんの声だ。
私は起きて玄関へと向かった。

「どっ、どうしたのミイホン!?」
ミイホンは顔が相当赤くなっていた。
「いや〜。隣のバーのみんながね……。
めでたいから、今日はお前たちも飲めって勧めてきて……。
僕は断ったッスけど、ミイホンくんはもうガボガボ飲んで……」
ミイホンがこうなった理由を説明し始めるドラお。

私は、頭の中であれこれと考えた。

(ふ〜ん、なるほどね……。
それで酔っ払っちゃったんだ、ミイホン……。
いいなあ……あたしもお酒、ちょっと飲んでみたかったなあ……。
さすがにあたしにはくれないと思うけど。
でも、あたしも行っていればひょっとしたら……。
……あれ?そういえばお兄ちゃんは?)

「よし。ちゃんと送り届けたッスからね!
じゃあ、僕はこれで帰るッス!」
「ねえ、お兄ちゃんはどうしたの?」
「スラリンくんッスか?さっきグランじいさんに呼ばれてたけど……」
なんせスラリンくんは今夜の主役ッスからね!」
0708「スーランしっぽ祭り・〜スラみ編〜」2014/04/10(木) 11:00:04.63ID:B/OvdD8M
そういえば、ドラおさんの言う通りだ。
大人たちがこんなに早く帰してくれるわけがない。
お兄ちゃんは町の英雄で、今夜の主役なんだから。
ということは、今晩はパパもママも帰ってこれないかも知れない。
だって英雄の両親だもんね。

「じゃあ僕は今度こそ失礼するッス!」
「は〜いっ!おやすみっ!」
ドアをバタンと思い切り閉めた。

そして目をミイホンのほうに向けると……。
「うわ〜っとっと〜……。」
ふらついて壁に触手をつくミイホン。
「ちょっとミイホン!危ないよっ!」
もう!しょうがないなあ……!よいしょっ。
お兄ちゃんのベッドに寝かしておこうっと。
「ほらミイホン!あたしにつかまって!」
「おう……ありがとよスラみ……」
0709「スーランしっぽ祭り・〜スラみ編〜」2014/04/10(木) 11:18:53.40ID:B/OvdD8M
そして私は、ミイホンを支えながら廊下を進んだ。
その時、事件は起こってしまったのだ――

ミイホンが一本の触手を滑らせ、
私の頭のリボンをキュッと引っ張った。
「きゃあっ!」
シュルシュルと音を立てながら、
結ばれたリボンがほどけてゆく……。

あられもない姿が花火の光の下に曝された。
生まれたままの姿にされた、私。
「ありゃっ、スラみ……!」
「や、見ないでぇっ……!」
恥ずかしくてたまらなかった。
家族以外にこんな恰好を見せたことはなかったから。
スラみは、頬を……いや、身体を、真っ赤に紅潮させていた。
その時のスラみの身体は、もはやスライムべスの色ではなかった。

それをモノに例えるなら、まるで熟れたトマトのような真っ赤な色味……。
0713名無しさん@ピンキー2014/04/11(金) 23:22:46.82ID:NqN97XHD
GJ
異様に上手くて吹いたw
スラみの容姿を知らない人ならいけるだろ!これ!
07157102014/04/27(日) 10:15:16.78ID:WZ14yCQD
やっぱだめだ……
ミイホンがスカーフを脱いで触手の一本を大きくさせるところまでは思いついたが
その後がまったく想像できねえ……詰んだ

スライムに穴なんてねえよな……
0716名無しさん@ピンキー2014/04/28(月) 01:10:38.20ID:3qb03B3+
>>715
ワロタwww
そうめげるな、おまいはよくやったよ…

しかしあえて言うなら、だ
穴がないなら、局所的にくぼませればいいじゃない
0718名無しさん@ピンキー2014/04/30(水) 08:54:30.03ID:lLefaomu
トロデがトロデーンのいばら大臣におしおきフェラする話ください
0721名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:02:42.10ID:+X1c8064
エラフィタの御神木の幹の元、何時間も続いた熱気溢れる宴会は徐々に静まり辺りは虫の鳴き声と風の音が響いていた。
月明かりが御神木の花に映える。


今夜はセントシュタイン王主催の宿王グランプリも終わりリッカの宿のグランプリ受賞を祝って
宿の従業員と天使のパーティで花見兼飲み会に来ていた。


宴会はリッカの挨拶に始まり一発芸、酒の席での無礼講、一気飲みバトルロワイヤルを経て
天使以外は皆酔いつぶれ寝息を立てている。

最後に生き残っていたルイーダも天使によって潰されてしまった。
彼は仮にも元天使、こう見えてこの中ではいちばん長く生きている。酒の強さは伊達ではなかったのだ。


天使は恋人の賢者を膝に乗せてルイーダやリッカたちを酔いつぶし今は一人星空を眺める。

美しい御神木と月それに星々……星にされてしまった天使たちは自分を見ているのだろうか?
そう思うと天使に寂しさがこみ上げる。

仲間たちがいて恋人がいても故郷と天使たちは恋しい。
天使はぎゅっと恋人を抱きしめた。

「……んっ。」
賢者は小さな声をあげるが目は覚まさない。
天使は賢者を地面に降ろし立ち上がって空を見上げる。


もう一度、天使界が消えてしまう前に、せめて皆にお別れをいいたかった。
だが、沈んだ気持ちが突如消える。天使は自分の腕に何者かが抱きつくのを感じた。

「ふふっ、捕まえた。天使クン。」
いたずらっ子のような、はしゃぐ様な声が天使の顔前から聞こえる。
目を凝らすと月明かりに少女の輪郭が見えた。
0722名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:05:22.77ID:+X1c8064
「パラディン。どうしたの、まだ飲み足りない?」
彼女は天使の腕に抱きつき天使の胸に顔を寄せる。まるで恋人に甘えるように。

「どうしたもこうしたもない。」
そういうと彼女は天使の首に両手を絡めてぶら下がる。
彼女の顔は笑みを浮かべ天使の顔前にある。


恋人以外にはない距離だ。

「………顔近いよ。」
そう天使が言うとパラディンはさらに顔を近づけ彼女の息が彼の顔にかかった。
彼女の表情は今まで見たことがないほど無邪気で魔法戦士のような顔をしている。

「こんな静かで月の出た夜に程よく酒の回った男女が二人きり……なのにそんなに身構えないで、
もっと近く寄って…。」
そういって彼女は天使の左手を掴み、握り締める。

二人の指と指が絡み合い彼女は微笑みながらにぎにぎと指を動かす。

「こういうことって男女の仲にあるものどうしがするんじゃないの?」
天使は少し困惑しながらもこの状況を楽しんでいた。

天使も男、女性と触れ合うことで先ほどまでの陰鬱な気持ちが薄まり少し気が晴れた。
彼女は長身茶髪の少女、賢者とは違った女性の魅力がある。

天使と共に前衛を務める高潔な騎士である彼女がこんな一面を持っていたのは意外だった。

だが彼女は酔っているのだろう、いつもと様子が違う。

「罪作りな男……。」
その言葉の意味は天使にはわからなかった。
天使の表情から言葉の意味を理解していないとみたパラディンは急に天使の両手を掴みながら回り始めた。
0723名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:08:46.82ID:+X1c8064
「私を……パーティに誘ってくれた……すごく……嬉しかったのに
……あなたは……最近……賢者と……一緒。」
彼女に振り回されながら天使は聞いた。

まるで今まで彼女の中にたまっていたものが溢れるようなそんな言葉を。

「一緒に……旅をして……私……あなたのことが……。」
彼女の言葉は一度そこで途切れた。

「あなたと……賢者が……仲良く……していると……なんだか……いらいらして。」
彼女の声が寂しく求めるような調子に変わる。

彼女が天使を振り回すスピードが次第に増し、彼は耐えられず地面へと倒れこんだ。
パラディンも天使の手を掴んだままであるので天使の上に彼女が覆いかぶさるような形になる。

「でも、今日はあなたと二人きり……。」
彼女は天使の手を強く握り、もう片手で天使を強く抱きしめ天使を見つめる。
はっきり伝えるなら今だ、彼女は覚悟を決める。

「好き……天使、愛してる……。」

パラディンはおもむろに天使の顔に口を近づけ目を閉じ、全身が熱く火照っていくのを感じる。
天使に自分の想いに気付いて欲しかった。

想いに応えて欲しかった。いつも賢者が近くにいて伝えられなかった自分の想いの全てを知って欲しかった。
0724名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:11:12.68ID:+X1c8064
「………………!!!」
だがパラディンの唇が感じたのは天使の手のひらの感触だった。
天使は彼女の口に手を押し当て制止する。

天使はパラディンの顔から血の気が引くのを感じた。
彼女の困惑した瞳には天使の顔が映る。

「パラディン……ごめん…。」
天使は目を逸らしながらいう。パラディンが何故こんな行動に出たのか彼はわからなかった。

自分と賢者が恋人同士なのは彼女も知っているはずだ。

「すごく……嬉しいよ。ボクのことをそんなに思ってくれていたなんて知らなかった。」
言葉を選びながら彼は言う。

「でも、ごめんね。好きな人は……他にいるんだ。
だけど君は大切な仲間だから…今夜のことは、このことは忘れて……また明日からも―――。」
天使はそういいながら彼女から離れようと体を起こすが彼女は両手を彼の胸に当て押さえつけ逃がさない。

パラディンは少し怒ったような表情で言う。

「まだわからない?」
彼女の言葉の意味は彼にはわからなかった。
困惑している天使を尻目にパラディンは彼の頬に唇を寄せる。

ちゅっとパラディンはわざと音を立てて彼の頬に口付けする。


「ちょっと!?パラディン!」
天使は自分の顔が一気に熱くなるのを感じ、状況が飲み込めず混乱する。

パラディンはそんな天使の頬に何度もキスをし、次第に彼の口に近づく。
彼女は長い指を器用に使い天使の両手を片手で押さえつけた。
0725名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:13:16.82ID:+X1c8064
「ン――――!」
パラディンと天使の唇が触れる。
彼女の舌はすぐに天使の口腔に侵入を始め、口をこじ開け歯の裏をなぞる。

天使は彼女を離そうとするが彼の両手はがっしりと押さえられ動かない。

天使にとって彼女の腕力が自分以上だとは想定外だった。
二つの口が斜めに重なり、強引で甘くはないキスが続く。


「天使クン、君キス下手だね……。」
息が苦しくなるほどの長いキスは終わり二人の口が糸を引きながら離れた。
無論下手なのは彼がパラディンから逃げていたからに他ならない。

息を整える天使は暫く呆然と宙を見ていたがパラディンが自分の上着のボタンを外し始め、ハッとしながら彼女を制する。

「パラディン!君は今酔っているんだ!こんな、こんなこ―――。」
今度は天使の口にパラディンが手を当てて制止する。

「大きな声をあげないで、賢者が起きてしまう。」
天使の耳元でパラディンは囁く。

天使もパラディンもこの状況を賢者に見られるのだけはなんとしても避けたい。

「戯れ事はやめてくれ…。これ以上は……。」
今はまず彼女から離れなければいけない。
これ以上は――――いや既にこれは賢者への裏切り。

はっきりと自分の気持ちを伝えるのがベストだと彼は勘定した。

「ボクはこういうことは賢者としかしたくない!」
その言葉に恐怖するかのようにパラディンはビクッと震える。
0726名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:15:58.39ID:+X1c8064
「私じゃ……ダメなの?」
まるで理不尽に突き放されたかのように彼女は狼狽した。

「どうして……どうしてなんだ!」
ここまですれば自分の気持ちに応えてくれるとパラディンは確信していた。しかし……。

「……わかった。じゃあ、あと一回だけキスさせてほしい……それで今日のことは全部忘れる…。」
『まだ』彼は理解してくれないのだ。なら気付いてくれるまで触れ合えばいい。

雲一つない星空の下、二人は暫く沈黙する。

「本当に…?」
彼は囁くように聞く。あとキス1回で済むのなら安い。

「……。」
俯き、天使の顔を見ずに彼女は頷く。

「わかった…。」
天使は自分とパラディン以外に聞こえないように彼女の耳元でいう。

パラディンは想いを伝えた後と同じように目を細めながら天使の顔に唇を寄せる。
天使も彼女に合わせ目を閉じる。

天使の唇が触れ柔らかい感触がゾクゾクと全身を巡る。
堪らずパラディンは天使の頭を抱きしめ何度も角度を変え貪る。

二人の舌が絡み合い彼女は天使の口内を愛おしく愛撫する。

天使と出会った時から欲しかった……彼との求め合う濃厚な口づけ。
これが天使との最後のキス、このキスで全てを忘れる……のは…嫌だ………。
0727名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:20:10.27ID:+X1c8064
「ふはっ……。」
痺れるような快感が唇から全身に流れた。

天使の息は荒く、彼にのしかかるパラディンにも少年の乱れた呼吸が触れた体から伝わる。

今度のキスはとろけるように甘く、彼の顔は上気している。
天使の胸に耳を当てパラディンは大人しくなる。

彼の胸の鼓動が聴こえ、パラディンは自分の想いをもう一度伝える。

「ずっと貴方が好きだった。」
同時に彼女は天使をぎゅっと抱きしめ、言葉は天使の心の深淵に響き、彼の体と心を硬直させる。

「セントシュタインで出会ったときからずっと私はアプローチしていたのに……。」
と出会ったときの記憶が蘇る。

ルイーダの酒場で彼女を旅の仲間に誘い、二つ返事で承諾してくれた。

「あなたは気づいてくれなかった…。」
そう、自分はあの時人間の感情をうまく理解ができなかった。

「貴方と賢者が男女の仲になって……自分は諦めたつもりだった。
でも、我慢できなくなった。貴方と賢者が毎日……しているのを……隣の部屋で聞かされて……。」
彼女の声に嗚咽が混じり、目からは涙が溢れた。

同時に天使の顔から血の気が引く。

泣かせてしまった罪悪感と自分と賢者の情事をパラディンに聞かれていた羞恥が天使の中に溢れた。

「貴方のことを今でも……自分が想っているのがわかった。」
この一言でようやく天使は彼女の『まだわからない?』の意味を知る。
0728名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:22:03.81ID:+X1c8064
「私も賢者も貴方のことを想っているのに……先に想いを告げたほうだけが貴方と結ばれるなんて我慢できない……。」
パラディンの言葉はそこで途切れた。


彼女は天使の胸で小刻みに震え、彼の上着は少女の涙で少しずつ湿っていく。
初めて見るパラディンの泣く姿と彼女の想いの全てを知り天使は得体の知れない罪悪感に襲われた。

自分を想う人が二人いてその片方にしか気付けなかった自分を―――許せなかった。
いや、確かに自分は感づいてはいたのだ。

だが、二人の女性を愛することはできない。

だから、パラディンの想いには気付かなかったふりをした。

彼女は人間の常識に疎い自分の世話をよく焼いてくれた。
自分の隣の席はいつも彼女と賢者だった。

二人とも自分のことをほぼ同時に好いて……世界を守るための戦いに身を投じた仲間。

賢者に告白されて彼女の想いを受け入れた後もしばらく、パラディンは諦めなかった。
賢者は幾度となく自分に触れようとするパラディンを制止して
睨み付けることが幾度となくあり、パーティ内がギクシャクしていた。

パラディンは凛とした表情で動じていないように見えた。
その裏で彼女は泣いていたのだ。

天使は自分がどうすればいいかわからなかった。今更、賢者と別れることは彼女への裏切り。

しかし、今ここで彼女の想いを受け入れなければ許されない罪を犯す気がした。
0729名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:41:02.45ID:+X1c8064
「……パラディン。ごめんね、気付いてあげられなくて。」
パラディンに掴まれ痺れる両腕をゆっくりと動かし天使は彼女を抱きしめ、優しく少女の頭を撫でたしなめる。

パラディンは天使の胸に押し付けていた顔を起こし天使と見つめあう。

パラディンがずっと求めていた天使が賢者にだけ見せる優しい顔……。
欲しかったものが目の前に現れた………。


瞬きもせずに自分を見つめる彼女の涙を優しくふき取り、今度は天使からパラディンの顔に唇を寄せる。


先ほどより優しく、だが……ずっと甘く。

桃源郷の空気に酔うがごとく彼女の眼はとろんと虚ろになり心地よい時間が二人の間に流れ始めた。
互いの肌の温もりが先ほどの愛憎の吐露による傷を癒していく。


天使はパラディンに仲間以上の感情が芽生えるのを感じ、
パラディンも天使に自分を女と認識してもらったことを理解する。
パラディンは天使の手を握り、指を絡めてにぎにぎと動かす。

彼女は彼の優しい抱擁と口づけに安堵し、落ち着きを取り戻した。


しばらくして彼女は天使の胸に押し付けていた顔を上げ、彼を見つめた。
パラディンは少し怒ったような、拗ねたような顔をしている。彼は不思議そうに首をかしげた。
0730名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:43:13.28ID:+X1c8064
「それにしても私のアプローチに気付かないなんてどれだけ鈍感なんだ、あなたは!」
「竜のしっぽの温泉で胸を押し付けても気付かないなんて!」
「!!?」
まだ天使だったときドミールに向かう途中に確かにそんなことがあった。


「仕方ないじゃないか、天使は性欲が弱いんだよ!
長生きの種族でそんなに子供を作る必要がないから。」
「あら?そのわりに賢者と最近は毎日……。」
「今は人間だからだよ。」
パラディンの言葉を遮る。


「変だな。天使ではなくなっただけでこんなになるなんて。」
パラディンはそういいながら天使の股間に手を伸ばし握る。


――――――こうなったら天使に直接いってやる。


一度深く息を吸い込んで、彼の目を見ながら一気にはき出す。


「素直に…私のことを受け入れて。」
羞恥の表情を見せながら彼女はいう。


パラディンは天使の耳に口を寄せ囁く。
「愛して。」


パラディンは天使の左手を掴み自分の頬に押し当てた。
天使は彼女の求めに応じ優しく頬を撫でる。
0731名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:46:25.82ID:+X1c8064
「強引だね。」
言葉とは裏腹に天使の顔は微笑んでいた。


「あら、毎日宿の部屋をギシギシいわせて私をこんなにしたのは貴方、責任はきちんととって……。」
感情や雰囲気に流されてしまうのはいけないことである。


しかし、今は彼女が……。

「君が欲しい……。」
天使は自分に正直に答えた。パラディンの想いは実を結び彼女の心を照らす。


「ありがとう……好きよ、天使。」
パラディンは天使の上にのしかかったまま結ばれた髪を解いた。
しなやかで少し癖のある髪の毛が巻き上げられ女性の甘い香りが漂う。


「もっと素直になって……。」
そういって彼女はズボンを脱ぎ下半身は下着だけになる。

妖しく優美な肢体が服の下からあらわになり、天使の全身に渇きが走った。
以前風呂を覗いたときや一緒に温泉に入ったときに見たが適度に締まり、
出るところは出ているその体は男の性を滾らせる。

男にとって下半身だけ下着姿の彼女は官能的すぎた。


普段は鎧の下に隠れていた彼女の四肢と凹凸に富んだ身体は魅力的で官能的で
……白い肌も……甘い香りのする髪も……引き締まった腕と脚も……かなり大きめの胸も……触れて、自分だけのものにしたい。

天使は彼女の背中に手を回し一気に引き寄せる。そして彼女をぎゅっと抱きしめ彼女の首筋にキスを繰り返した。


「んッ……、あぁ…天使……。」
最初は優しく、続いて跡が残るように強く。
0732名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:48:38.41ID:+X1c8064
「ぷ…はぁ、はぁ……はっ。」
二人の息が混ざり合い、体を火照らせる。
天使はパラディンの背中を、腕を愛撫し彼女に服の上から何度もキスをする。最初は重ねていただけの両手が何度も絡み合う。
指が絡むたびにパラディンは望んでいたものを手に入れた悦びに感慨深く浸る。

天使はパラディンと出会ったころからのことを回顧しつつ彼女をより一層愛しく想う。
今までの好意に感謝するように……炎のように激しく、熱く。

彼女ともっと深い関係になりたい
……水のように混ざり合い……体の心も……共有して……二人で一つのものに……。


天使は体をひねりパラディンの上にのしかかり彼女の股に自分の股間を押し付ける。
「あ…天使………。」


天使は彼女の上着に手を付け首から胸元までのボタンを外す。
上着がめくられ彼女の白い肌と黄色の下着が露出する。


「………………。」
普段、鎧を着ていて人前で肌を見せることはない。まして父親以外の異性の前で肌を曝すのは初めての経験だ。
パラディンは両腕で自分の上半身を抱きしめるように隠し、顔には羞恥心が溢れていた。


彼女の恥じらう姿は愛らしく、天使の保護欲をかき立てた。
出来る限りの理性で自分を抑えながらパラディンの鎖骨にキスをする。

「んッ!」
パラディンの可愛い声が天使を誘い、天使は二度鎖骨にキスをし、舌を這わせパラディンの胸へと移動する。


抵抗する彼女をやや乱暴に……両手首を掴んでパラディンの身体から引き離す。
下着の上から彼女の胸に舌を触れ、胸を甘噛みする。

女性の甘い汗の香りが天使の鼻に満ち布に覆われた柔らかな感触に思い切り吸い付きたい衝動に駆られる。
0733名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:53:57.94ID:+X1c8064
「もっと優しく……。」
優しくしてといったのに天使は攻めを止めず、彼女の下着に手を付けそっとボタンを外し剥ぎ取る。

彼女の形のいい胸が月の光に照らされる。パラディンは目をつぶり顔を横にそらして天使に身を任せていた。
彼女は彼の細く締まった体を愛撫することよりも天使に自分の身体のどこが気になるのか興味を抱く。


「パラディン…怖い?嫌?」
自分をただただ受け入れる彼女に天使は聞く。

正直、自分の行為を制止しないパラディンは物足りない。


「えっ!!……いや、そういうわけではなくて……その……。」
「言って、何が不安なの?」
「こんなことは初めてだから………優しくして欲しい。」
パラディンは目を逸らしながらいう。

彼と視線を合わせては言えなかった。
天使はパラディンの胸元に口を寄せ汗をふき取る。


「いいよ……。」
彼には優しくするつもりなど微塵にもない。

弱点を曝け出すような彼女の言動に少年は心の中でほくそ笑んでいた。


「あっ……ぁん、そんな…もっと優しく、あぁん!」
天使の手の中で彼女の胸は揉みしだかれていていた。
指が食い込むほど強く握られ、両胸を擦りつけられる。

天使は先端を指先で摘みクリクリと弄り回して彼女の甘い声と表情の変化を楽しむ。
引き締まった四肢に比べて胸は非常に柔らかい。
0734名無しさん@ピンキー2014/05/05(月) 23:58:46.56ID:+X1c8064
「……私の…胸がすきなのか?」
執拗に攻める彼は胸に口を寄せ彼女の胸の先端を口に含み、舌の上でコロコロと転がして味わう。
感度のいい大きく柔らかな彼女の胸はたまらない。


「嫌なら止めるけど?」
「はぁ…そんな……止めないでくれ。」
彼女は天使の頭を抱きしめ彼の顔に自分の胸を押し付ける。
天使に自分の胸をもっといじって欲しかった。

彼女の胸に挟まれた天使もまたパラディンと同じように相手の温もりと柔らかさを楽しむ。
息は荒く頭はクモの巣が張ったように上手く働かない。


パラディンの股間を下着の上からスジに沿って撫で始める。
彼女の顔は既に赤く指を動かす度に甘い声を上げる。

「いや、だめぇ。」
そういって彼女は天使の手首を握り彼の指の動きに弱々しく抵抗する。


上気したパラディンの額には汗も見え、天使が彼女の耳を甘噛みすると痙攣するように少女は震える。

見たこともない上気したパラディンの表情に天使は耐え切れず彼女の下着の中に一気に手を侵入させる。

「いやぁ……。」
言葉とは裏腹に甘い声がパラディンの口から漏れる。
しっとりと湿ったその場所に天使の指が触れ、慎重に指先を沈めていく。


「……指、冷たい。」
「我慢して……すぐに暖かくなるから。」
初めは優しくゆっくりと動かし彼女の様子を見る。
抱きしめるパラディンからは彼女が声を上げないよう耐えているのが伝わる。


こうやって守りに入られると本当にやりやすい。こちらは攻めればよいのだから。
天使は指を奥に向かって深く侵入させた。
0735名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:00:51.63ID:/b1/Tb65
「だ……めぇ……天使ィ。」
パラディンの目に涙が浮かび、泣き声で彼女は訴える。
経験したことのない股間を弄り回される感触は彼女にとって恐怖でもあった。


「ここを慣らしておかないと楽しめないよ。」
無論楽しむのは自分のためでもある。

ご満悦で自分を攻める天使にパラディンは色魔の顔を見た。


「あ、あぁ…何だか…変な……あ…。」
パラディンの限界が近づき快楽が加速度的に増す。
心なしかさっきよりも彼女の股間は湿っている。


「イきそうなの?」
楽しそうに天使は聞く。


「イクっていうのか?これ。あぁん!」
天使は指を動かす速度を上げ、彼女の胸に顔を埋め舌を這わせる。


「あん!……はぁんっ!あー……!」
パラディンは渦巻く快楽の波に埋もれ絶頂寸前に至る。


「天使ッ………。」
自分の胸を貪る天使の頭を彼女はきつく抱きしめ天使の名前を何度か言う。


もう少しなのだ。
0736名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:03:38.39ID:/b1/Tb65
「えッ……!?」
しかし、天使の指はパラディンから糸を引きながら離れた。
彼は彼女が絶頂に至る寸前で指を止めたのだ。


「ン………ハァ……ハァ…、どうして……?」
荒い息をしながらパラディンは抗議する。

目に涙を浮かべ、顔は上気し、お預けをくらった彼女の切なげな顔は天使にとって至上の光景だった。


「さぁね?」
天使は意地悪な笑顔でパラディンを見つめた。
情事のときは主導権を握り、相手を自分の手の中で意のままにする。


人間に堕ちた天使の悪癖だった。

毎晩、彼は隣の部屋で今のように賢者を攻めて主導権を握って
やりたい放題しているのはパラディンもよく知っていた。


こうして彼の黒い一面を見ると……何故かパラディンは気持ちが昂っていく。


………自分が賢者のように好き放題に出来るような女だと思われたら堪らない。


天使の股間にパラディンの手が伸びる。


「こんなにビンビンに張り詰めちゃって苦しそう……。」
ズボンの上からそそり立った天使が鷲掴みにされる。
彼と対等でいるには彼と同じように相手を攻めればいい。
0737名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:06:22.74ID:/b1/Tb65
「え!……ちょっと!?」
彼女の表情は先ほどの天使とよく似ていた。


驚く天使を尻目にパラディンは彼のズボンをずらし下半身を露にさせる。
彼は熱く脈打っていた。


「私ばっかり気持ちよくなったら不公平だから天使にもしてあげよう。」
そういいながら彼女は天使を擦り始める。
さすり始めるとさらに大きく膨れ上がり脈も激しくなった。


熱く、赤黒い天使をパラディンは両手で掴んで離さない。


「こんなに大きくなるまで我慢して……。一度抜けば楽になるんじゃないか?」
パラディンは顔前で擦り、天使の顔を見る。

彼にとって反撃された経験など皆無だったのだろう。
天使の表情からはかつてないほど混乱しているのがわかる。


「ちょっと!?パラディンやめ……。」
彼の顔を見るとさらに天使の悪癖に似た黒い感情がパラディンの中に生まれる。

彼女は天使を胸に挟み両胸で擦った。
彼が自分に手加減をしなかったようにパラディンも手加減はしなかった。


「……だめっ、離―――。」
彼女との前戯で既に限界に近かった天使は一気に絶頂に達する。


「きゃぁ!?」
熱く白濁した液体が飛び散り服のはだけた少女の顔にかかる。
0738名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:09:48.58ID:/b1/Tb65
「う……ぁ…。」
彼は呆然として荒い呼吸で彼女を見つめていた。

暫しの沈黙の後、白濁した液体を指でいじりながらパラディンは悪戯な表情で言う。


「ふふっ、可愛いな天使。」
彼女はまるで弟を小ばかにするような表情でいう。
何とも言えない敗北感が天使に伸し掛かった。


荒い息と焦点の合わない目で自分を見つめる天使。
パラディンは力なく垂れている彼の両手を握り、天使の上に伸し掛かる。

彼は彼女に上に乗られないように抵抗するがパラディンは強引に彼の上にかぶさった。


長い前戯ももう終わった。後は本番だけ……。


「私の初めては……天使にあげるとずっと決めていた。」
火照り、うっとりとした表情で彼女は天使を見つめる。
パラディンはいそいそと下着を脱ぎながら彼の上に跨った。


月明かりに微かに彼女の顔が見えた。
息遣いは荒く、顔は赤みがさしていたが上気し蕩けるように緩んで笑みを浮かべている。


「入…れるぞ。」
パラディンは秘所に指で押し広げていう。もう我慢できなかった。


「指より……天使のが欲しい……。」
そういいながらパラディンは自ら天使に身体を埋めていく。


「あぁ……パラディン。」
初めてのときは自分が上になりたかった……が今ここで中断すると興ざめだ。
渋々と天使は彼女の腰に手を添えて支える。
0739名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:12:07.15ID:/b1/Tb65
「きゃッ!」
天使の先端がパラディンの入り口に触れ、彼女は艶っぽい声を出す。
彼はパラディンに侵入を始め、彼女の体にズズズっと肉と肉が触れ合う感触が響く。

彼女のそこは既に緩々で天使の侵入をあっさりと許した。


「んッ……あぁ、熱い…。」
ズンっと少し深く彼が侵入しパラディンは耐え切れず喜声をあげる。
天使と自分が繋がり、彼は自分の中で熱く時々痙攣するのがよくわかった。


「ハァ……ハァ………ハァ。」
彼女の荒い息を上げる口を口で塞ぎ、天使は一気に奥まで侵入した。
彼女の中は暖かく、締め付けられる度に動いて絶頂に至りたくなる。


「!!!……ッ。」
パラディンの声は天使の口で封じられ声の代わりに舌と舌が絡み求め合う。
(天使のが……全部…私の中に。)


「ふはぁ……。」
口が離れ二人は手を取り合い、指を絡ませあう。
二人は一つになり快感は脳を酔わせ思考を鈍らせる。


「パラディン……気持ちいい?」
自我さえも曖昧で目の前の異性への愛と欲情に支配されて激しく、純粋な男女の世界があった。


「気持ち…いいよ。天使、キスして。」
パラディンは彼との馴れ始めをじっくりと味わいつつも悦びで満ちた心は渇き、天使を求める。

天使はすぐに応じ彼女と唇を合わせ、同時に腰を動かす。
0740名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:18:29.38ID:/b1/Tb65
「あ、あぁん!」
パラディンの艶っぽい声が辺りに響く。
天使はパラディンを求め彼女はビクッと震え体を仰け反らせる。

彼が腰を動かすスピードが増し、凄まじい勢いで快楽も増していく。
パラディンは先ほどお預けをくらったときに感じた快楽が自分の中に満ちていくのを感じた。


……いや、あのときのよりも何倍も気持ちがいい。

もうすぐなのだ。彼女は天使に合わせて腰を激しく動かす。
互いが狂おしいほど愛しい。


「んー!!!ッ……あああああぁんんん!」
パラディンは絶頂に至り激しく痙攣する。経験したことのない甘い感覚に体が悦びの声をあげゾクゾクと絶頂の波が体を巡る。
体の筋肉が激しく収縮し天使に握られた腕の痺れる感覚が遅れて伝わっていく。


「ッ、あぁ……!」
天使も彼女よりやや遅れて至る。彼もいつもの調子を乱されたが初めてではない分、パラディンとの行為を楽しむ余裕はあった。

頭の中は罪悪感よりも体中に染みついた彼女の汗の匂いに酔っている。

彼女の目からは涙が溢れ、口からは熱い吐息が漏れるが表情は歪みながらも満ち足りていた。


「……ハァ、ハァ……ありがとう。天使、大好きだ……。」
パラディンは涙を流しながら天使の頬にキスをする。
下半身に鈍い痛みがあり全身の筋肉が熱く疲れてはいたが、
初体験が自分の愛する人であった喜びに震えていた。
0741名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:21:33.78ID:/b1/Tb65
天使も彼女とより深く、愛し合う関係に発展したことを快く思う。
パラディンの頭に手を回し、自分の顔に引き寄せる。


「え!……んッ、ちゅッ……。」
パラディンは少し驚き、彼に口づけされながら目を見開くがすぐに目を閉じ彼の背中に手を回す。
腕は力なく疲れていてこれが精いっぱいだった。


濃厚ながらもゆっくりと舌が絡む口づけはどんな菓子よりも甘い。


事は終わり息が整うまでパラディンは天使の上に乗り彼の胸に耳をあて心音を聞いていた。

心に愛が満ち、先ほど欲望を貪りあっていたとは思えないほど二人の心は清らかで透き通っている。
パラディンはまるで猫のような仕草をしながら天使にのしかかり、彼も応じるように彼女の頭を優しく撫でていた。


稚児のように甘えながらパラディンは安堵していた。
彼とついに心まで分かち合う仲になれたのだ。


天使にパーティに誘われてからずっと心の片隅にあったよくわからない感情に気づいたのは
人の不幸を泣いて悲しむ彼を抱きしめた瞬間だった。


天使であり自分と同じ他者への博愛の心を持つ彼を天使界に戻すことが
パラディンである自分の使命だと勝手に思い込んでいた……。

自分と天使は種族も違う。それでも人間の不幸を悲しむ彼を抱きしめてなだめたとき、胸が高鳴った。


この気持ちを恋だと理解するのに時間はかからなかった。
0742名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:23:47.87ID:/b1/Tb65
天使が他の女性と話すだけで……気分が悪くなった。
言い出すことができず、ずいぶん遠回りをしたがようやく私は、彼と友達ではなく…仲間でもなく………



恋人なのだ。


もう一歩……踏み出そう。


「……決めたわ、あなたの前では気取ったしゃべり方はしない。」
唐突にパラディンはしゃべり出し、声の調子が年相応の少女の口調に変わる。


「そうそう、パラディンの他人行儀なしゃべり方ってずっと引っ掛かっていたんだ。」
自分と彼女の間に合った最後のものがなくなる。


「好きな人の前では本当の自分を見て欲しいから…天使の前では普通に話すね。」

「じゃあ一つ聞きたいんだけど……。」
パラディンが本当の自分を見せてくれるのなら一つ確認しなければならないことがあった。


「パラディンって今日……初めてだったんだよね……?」

「ん?……そうだけど。」

「それしてはキスが上手だったよね。もしかしてキスはしたことあるの?」

「ああ……ん―――と。」
彼女は口ごもる。


「怒らないから教えてよ。」

「実は……練習したの……魔法戦士で。」

「え!?」
予想外の答えが返ってきた。
0743名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:26:02.16ID:/b1/Tb65
「実はあの子、キスするのが大好きなの。みんなが寝静まった後、私たちとのキスを楽しんでいたの、
舌を入れるような濃厚なのをね。」
クスクスと笑いながらパラディンはいう。


「私もあなたもあの子にキスされていたの。」

「でも、普通そんなキスされたら目が覚めるよ。」

「魔法戦士はラリホーを私たちに何重にもかけてしていたの、抜かりないわね。あの子らしいわ。」
実に魔法戦士らしいやり方だ。


「でも私はエルフのお守りをしていたからラリホーがあまり効いていなかったの……。
みんなにキスしていたのがばれたときのあの子の泣き出しそうな顔は本当に面白かった。」
楽しい思い出を語るようにパラディンはいう。

天使は自分の唇があの無邪気な少女に何度も蹂躙されていたことを知り唖然とする。


「だからキスのことを秘密にしておく代わりに練習させてもらったの。」
彼女にとっては楽しい思い出だったようだ。


「魔法戦士ってどういう性癖なの?」

「あの子は男でも女でも自分が好きになった人だったら性別は関係ないみたい。
私とのキスの練習の時もまんざらでもないみたいだったし。」

「悪食だな。」
苦笑いをしながら呆れたように天使はいう。
0744名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:29:02.80ID:/b1/Tb65
「……でも。」
パラディンの声が急に艶めかしく変わる。


「賢者はどう思うかしら?あなたとキスしているのが自分だけじゃないって知ったら……。」
パラディンはこれから起こることを期待するように微笑む。

彼女はまだ熱い身体を天使にもたれ掛けた。
彼女とは逆に天使は先ほどまで火照っていた頭から血が引くのを感じる。


パラディンは明日から恋人として接してくるだろう……。

もう……言い訳ができないのだ。
0745名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 00:31:32.90ID:/b1/Tb65
朝日に顔を照らされ賢者は目を開いた。

意識が覚醒するにつれ感じる恋人のぬくもりに彼女の心は幸福感で満ちていく。
少しだるさも感じたが二日酔いの苦痛など物の数ではない。

賢者は天使の腕の中でいつものようにゆっくりと流れる時間を楽しんでいた。


「賢者……起きた?」
天使はもう起きていたようだ。

(昨日は皆で花見と宴会に来て……彼にたくさん飲まされて……そして……。)
賢者は自分の現状を思い出す。


「おはよう。」
賢者は恋人と暫し見つめあう。彼は何か寂しげな表情をしている。
賢者が首を傾げると天使は急に彼女を抱きしめた。


「どうしたの?」
彼は賢者の胸に顔をうずめて大人しくなる。


「甘えたいの?」
そういうと彼は二度小さく頷く。


「よしよし……いい子ね。」
賢者は天使の頭を優しく撫でる。
彼が自分に甘えるのは故郷を思い出して寂しいときだ。甘えさせてあげよう。

そうしているうちに日は昇る。皆が起きてくれば天使に抱かれた自分を見られてしまう。
羞恥の感情が彼女の中で生じるが、刹那に『見せてしまえばいい』と結論が出される。

賢者は再び目を閉じ、心地よい惰眠を貪ることにした。

だが、天使の隣に眠るのは自分だけではないのを賢者はまだ知らない。




「私だけって言ったくせに――――――――!!!」
という賢者の咆哮とドルマドンが炸裂するのはこの3時間ほど後のことである。
0746名無しさん@ピンキー2014/05/06(火) 22:25:47.67ID:/b1/Tb65
修羅場かwいいね
0747名無しさん@ピンキー2014/05/07(水) 18:36:36.70ID:zfMv4HNF
作者に質問なんだが最終的にどうなる

賢者?パラディン?
0748名無しさん@ピンキー2014/05/09(金) 23:44:49.97ID:/xivja4b
>「あの子は男でも女でも自分が好きになった人だったら性別は関係ないみたい。
>私とのキスの練習の時もまんざらでもないみたいだったし。」


(  ゚д゚)・・・・・・


( ゚д゚ ) 
0750名無しさん@ピンキー2014/05/10(土) 10:31:48.47ID:MBNFtyoy
この話9か?
リッカがヒロインじゃないのか
0751魔族に敗れた勇者の結末2014/05/10(土) 15:48:01.86ID:Nxm6+E9w
「クックックッ……無様なものよ、これが噂に名高き勇者とは……」

魔王・バラモスの低い声に、勇者は絶望の色に染まった顔を顕にする。
仲間たちは何れもバラモスにやられ、チリ一つ残さずに消されてしまった。

「あ、あぁぁ………」
「だが、今貴様を殺しても意味はないのだったな。ルビスとやらの加護の力のせいで、貴様や貴様の無能な仲間は黄泉返り、今一度我に抗うのだろう」
「こ、殺さないの…………?」

勇者の声は震えに震えきっていた。
勇者は見目麗しく性経験も豊富、男好きのする肢体と恵まれていたが、性経験の大半は敗れた魔物からの凌辱ばかり。
大王イカ、グリズリー、ボストロール、ミミック……数多の凌辱が、彼女をより美しくしていたのは皮肉な話である。

「殺す必要がない。殺し、黄泉返られるほうが遥かに厄介なのに違いない」
「じゃあ、私、助かるの………」
「何を甘いことを」

バラモスの爪が、鎧の下に着ていた下着を切り裂く。
既に砕けていた鎧が地に散乱し、爆乳とよんで差し支えない乳房が、肉付きの良い臀部が、バラモスの視線に晒される。

「貴様は数多の魔物を葬った。その罪を購わせてやろう」
「きゃあっ!?!」

バラモスの股間の肉棒が、俄に魔力を帯びる。

「やまたのおろち、ボストロールなど非にも成らぬ魔物を――我が子を孕ませてくれるわ!」
「んほおおおおおっ!?」

勢い良く子宮を突き刺され、勇者は瞳の艶を失う。
一瞬で今まで知らなかった絶頂を幾度も刻まれ、息をすることすら叶わない。

「ふかいっ!?ふかいのぉっ!!」
「それ、精を味わうが良い」
「くるの!?あついのくるのぉ!?」

子宮の入り口に無理矢理肉棒を捩じ込まれ、耳元でバラモスの囁きを聞かされる。
人間には解せぬ囁きに気を取られかけたが、次の瞬間に子宮を満たした灼熱に勇者は言葉を放つことすら出来ず意識を失ったのだった。

(先程の囁き……子を確実に孕むための呪であることに気付くまで、こやつは何度我が子を孕むであろうな……)

魔族の成長は早い。
数時間もすれば、バラモスの魔力を継いだ子の眠る卵を幾つも産み落とすだろう。
醜く膨らんだ勇者の腹を撫でながら、バラモスは隠し続けた欲望を勇者の未開通の尻穴で発散すべく、腰を掴んだのだった。
0752名無しさん@ピンキー2014/05/11(日) 11:19:22.51ID:8e6jlcto
>>745
結局、天使君は誰を選ぶの?

>>748
性別関係なしに相手を好きになるキャラはいてもいいと思うの

>>751
そこで終わりかよw
0754名無しさん@ピンキー2014/05/14(水) 00:36:35.67ID:cxrQEOde
投下乙
魔法戦士は「天使が好き」なのか「天使とキスするのが好き」なのか、どっち?
0755>>751の続き2014/05/14(水) 15:07:25.59ID:ChNmLFtH
勇者死す。
その報が世界を駆け巡るのに、たいした時間はかからなかった。
人々は絶望し、そして世界の崩壊が近いと予言する者すらいた。
しかし希望の種が全て失われたわけではなく。
一部の冒険者たちは勇者亡き世の平穏を求め、魔王バラモスに挑まんと旅に出た。
―――そして。

「そんな!魔法が使えない!?」
「私も!なんで!?」
美女たちの悲鳴が響く。
賢者たる美女が習得した魔法が、何ひとつ使えない。
美女の悲鳴に振り向いた武道家がバラモスの爪で切り裂かれ、地に伏し。
武道家の死を目の当たりにした戦士が動揺し、その隙にバラモスの唱えた魔法が彼を焼き付くす。
まさに虐殺と呼ぶべき圧倒的な蹂躙の手が自らに迫る瞬間、賢者と、彼女の親友の僧侶は絶望に顔を歪め、失禁してしまっていた。

「……情けない。その有り様で我が首を狙おうと思っておったか?」

魔王バラモスの低い声と同時に、その爪が僧侶と賢者の装備を切り裂いてしまう。
ビキニ姿だと戦士や武道家がやる気を出したために着ていたそれが、一瞬でただの布切れにまでされ。

「今貴様らを殺すのは容易い。が、貴様らは死ねば再び黄泉返り、我に歯向かうであろう?」
「いやぁ!死にたくない!死にたくないよぉ!」
「私だって死にたくないわ!」
「……無様な…」

バラモスが溜め息をつきながら、賢者と僧侶を眺める。

「貴様らは死なせん。我が牝奴とし、我が血脈を継がせる玩具にしてくれる」
「………え…?」
「歓喜せよ。貴様らはかの勇者を牝にした肉棒で愛でられる栄誉を受けるのだ」

バラモスは僧侶を掴みあげると、その未成熟な秘部を舐める。
僧侶は恐怖にかられてか、言葉を紡げずにいるばかり。
そんな凌辱を見ながら、賢者は力を失ったように座り込んでしまうのだった。
0756名無しさん@ピンキー2014/05/17(土) 01:05:34.69ID:Z3fFzEDz
相手はバラモスよりもゾーマのほうがよかったな

>>745
これ、誰選んでも鮮血エンドしか想像できないw
0757名無しさん@ピンキー2014/05/17(土) 14:32:39.57ID:Z3fFzEDz
ハーレムエンドでいいじゃん
0758名無しさん@ピンキー2014/05/21(水) 23:30:01.65ID:5k4TF9zS
いつの間にかいろいろ来てた、記念age
0759名無しさん@ピンキー2014/05/28(水) 11:07:40.86ID:YKjpRTpo
DQ10のセラフィでオナシャス
0760名無しさん@ピンキー2014/06/07(土) 23:02:03.91ID:DgZ2DAQe
10よりも5の幸せな夫婦が読みたいな
0763名無しさん@ピンキー2014/06/08(日) 13:54:29.19ID:JgHba4PS
男武闘家×女遊び人のエロパロが見たい
0766「二人達」 1/4 ─男武闘家×女遊び人─2014/06/09(月) 14:03:13.73ID:3lokkCbw
「ダメ!」
夜のアッサラームで商人に怒る勇者。
商人がパフパフへ旅立とうとするので必死にとめている。
「何でだよー。新手の商法じゃないか。俺の商売への学びをとめる気か」
「きっと詐欺なんだ!」
被害に逢うぞと、凛々しくむくれて勇者は言う。
「詐欺結構。欺瞞を知らず、学ばずに、正当な商道を歩めましょうか」
「あの道具屋で欺瞞は十分知ったじゃないか。あの時は無駄遣いしなかったのに」
「あんなおじさんに余分なゴールドを使う俺に見えますか?」
そう、商人男はアッサラーム道具屋の商法からは鮮やかに退店している。
つまり……彼は今、ただパフパフ娘と遊びたいように見えた。
そしてろくに遊べずに無駄なゴールドを払い、
「いやーゴメン、ゴメン。俺の小遣いしか減らなかったから勘弁してよ」
なんて勇者に釈明する未来の彼さえ見えるようだ。
「商人なのに…商売の町で詐欺に逢って無駄使いするとか、みっともないと思わないのかーー!」
「お前と言う勇者はパフパフにときめかんのか! それでも男か!」
「俺はベリーダンス派だーー!」
「言うよね!」

こんな…男勇者と男商人の…ゴールドとエロに塗れた会話の応酬を、仏像のような表情で見詰めている男武闘家。
彼の隣にはいつ何時も楽しそうな女遊び人が居る。武闘家は遊び人を引き掴んでアッサラームから出て行く。
武闘家は ─先を行く、イシスで待つ─ この別れの挨拶と、足取りが実に素早い。
待て待て、ちょっと待て─ と焦る勇者と商人だったが、彼らは武闘家に追い付く足を持たなかった。
「あーー! 忘れかけた時にあの二人は二人だけで行動して!」
「くそっ、エロそうでエロいあの二人組みが!」
素直にエロい二人なのだろう。
勇者と商人が恥ずかしい内容で喧嘩している間に、パーティは二手に別れてしまった。
真面目そうな格闘男がバニーガールを引っ張って行くと言う……アッサラームであろうと鮮やかに目立つ男女が成立してしまった。
それを見る勇者はしょんぼり。遊び人をまさか武闘家が奪って行くとは思わなかった。
「しょげるな、この町を見ろ」
商人はそう言って、勇者をまさに勇気付ける。
「この町には、この町の女性が居る。そしてお好みのベリーダンスもあるじゃないか」
「そうか……そうだよね!」
深い絆も二人だけの爽やかさも、エロスが切っ掛けで生れて行く嫌な男達。
0767「二人達」 2/4 ─男武闘家×女遊び人─2014/06/09(月) 14:04:16.55ID:3lokkCbw
そして商人はパフパフに騙され、勇者が観覧しに行ったベリーダンスの劇場へ足を運ぶ。
もう劇場は観客を呼べない深夜。勇者は仕事終わりの座長や踊り子達と語らっていた様子。
座長と語るバハラタやイシスの事。そして勇者はめでたく、踊り子達とも意気投合出来たのだ。
彼女らと一緒に、騙されてしょんぼりしている商人に嫌がらせする。

踊り子の服を着た勇者が商人の前で踊る。照明がなぜか彼にだけ当たる。
「アホー! ちっちゃくて逞しい男の半裸踊りなんか見たいか! やけくそすぎるだろっ!」
勇者はそれでも踊り続けた。商人を萎えさせる。
「踊り子達は可愛いけれど真面目で、俺は生殺しでした」
そんな言葉を商人だけに聞こえるよう呟く半分壊れかけた勇者。
もうヒドイ目に逢い、ヒドイ物を見せられ、完全に壊れそうな商人。
踊り子達は可笑しそうに彼らを迎えて、輪になって踊った。





そんな夜を知らない男女は朝を迎え、砂漠を行きイシスを目指していた。
纏う日除けのマントを適当に摘んで体を自由に扇ぎ、バサバサと涼む遊び人。
チラチラと乳房の上部だの、お尻の下部だのが武闘家に見えている。
注意する。すると彼女はへこたれた顔で言う。
「暑いんだもん」
呆れた顔で武闘家は、彼女の横だの後ろだのは諦めて、前に立つ事にした。
すると現れるスクルトの嵐。大蟹族の魔物、地獄のハサミ。
0768「二人達」 3/4 ─男武闘家×女遊び人─2014/06/09(月) 14:05:33.13ID:3lokkCbw
武闘家は空気を裂いて拳を繰り出す。
敵の甲羅へ強打。しかしダメージ1ポイント。
1…1…1…。
彼の攻撃はいつまで続くのか。端正な立ち姿で武闘家は拳を止めなかった。
遊び人は彼に付き合う。
彼女はホイミを使う遊び人なので武闘家のダメージを癒そうと控えていたが、彼は魔物からの攻撃を全て避けていた。
続くのは、武闘家だけの攻撃。
1…1…1…130!
地獄のハサミは武闘家の改心の一撃の前に敗れた。
武闘家の勝利にニコニコ微笑む遊び人に向かい、彼は感謝を示す。
ホイミを控え、付き合ってくれた感謝。武闘家のダメージは0だったのに。
「一緒に挑戦したかったの!」
遊び人はそう言って満面の笑みを見せる。
それに少し笑みを返して後、武闘家はまた仏像の如き顔に戻る。
「どしたの?」
あのモンスター。武闘家がダメージを受けない事に危機感を抱いていなかった。
つまり武闘家の強さを解っていなかった。
最後の最後に知った。逃げ場の無い一撃で。
ああした魔物、ああした戦いにまた何度も出会うだろうと思うと、石像や銅像の顔になる男。
「それが嫌なの?」
嫌だとか、感情はない。あぁそうなんだろうな…と理解するとこんな顔になる男だ。
「感情はあると思うよ。嫌そうだよ。見て見て、うっふ〜ん」
と武闘家の前でくねくねする遊び人。
「強さに気付けないなんて、そんな闘い嫌なんでしょ。あっは〜ん」
このエロい切れ者は、また武闘家の前で何を語るのか。
「こんな良い女を前にして何もしない貴方、良い女と気付けない貴方は、さっきの地獄のハサミと何か違うの?」
遊び人とはこうした女だ。
「もう一人の貴方に、嫌そうに見られちゃうよ。やーい、やーい」
そうかも知れないな。そうして武闘家は暑い砂漠で遊び人の唇と乳房に口付けた。


遊び人がくねくね誘惑したのが、オアシス近くだったのは狙いだったのだろうか。
(狙いじゃないです)
偶然だったとしたら、彼女はエロスの神に選ばれた女と言えよう。
これから二人で激しく汗をかいても、すぐに体を洗える。
0769「二人達」 4/4 ─男武闘家×女遊び人─2014/06/09(月) 14:06:30.35ID:3lokkCbw
「入んない…半分しか入んないよ」
武闘家は大きく硬く、子ウサギの如き私はいくら濡れても全て迎えられないと。
─必要以上に相手を恐れる事も無かれ─
武闘家はそんな事を言う。
彼は将来悟りの書を手に取り、賢者となる男。彼は彼女と同じ場所で語れる。
今はエロスについてしか語れない状況だけれども。

「そんな風に動かれたら、あたし…あたし…」
濡れて、熟れて、解れて、何度もヒク付いて、遊び人のそれは武闘家を根元までしっかり向えられるようになっていた。
「全部…入っちゃった……」
この彼女の声を合図にしたように彼は縦横無人に動き、遊び人は縦横無人に喘ぐ。
遊び人の改心の一撃はもう何度も何度も放たれ、武闘家にその震えを見られている。
これから武闘家の改心の一撃が放たれるのを待つような、男女の緊張感。
彼の一撃の後、何かが死ぬのだろうか。それとも。
「出して、奥に…」
武闘家との子供がこの身に出来たなら、この遊び人は産んで
「その子と一緒に、いっぱいいっぱい遊ぶの」
熱い声と呼吸の間で、彼女ははっきりとそう言った。
遊ぶ準備が整った彼女の奥へ、彼は初めて粘るように入り込んで行った。


武闘家とは暑い中いっぱい遊んだんだから
「その雫ちゃんといっぱい遊ぶのは当然ね」
雫ちゃんとは、ご縁があれば遊び人の胎から人としてこの世に登場するアレである。
彼女は将来ダーマ神殿に入った途端、そこに居る全ての神官に導かれて
「さぁ、良く学んで来た。どうぞこちらへ」
と体一つで賢者になる女。
彼女の知能、意識、精神性は高く、このパーティで一番賢い。
この先、賢者としての武闘家なら、彼女から学ぶ事の方が多いかも知れない。
オアシスに体を浸して洗う贅沢の後、男女は満足気に目を閉じた。





と言う夢を見たんだよ。
そんな事をイシスで合流した勇者と商人が聞いたところで
「どうして夢だと信じられるかっ!」
「ありもしない蜃気楼をそんなに克明に語れるものか!」
格闘男に向かい、勇気と商いの男はそうギャンギャン言う。
夢でも蜃気楼でも、見たなら詳細とて語れよう。しかも男女で同じ内容を見たとの事。
「それ…夢じゃなかったんだってぇ……」
「夢だとしても一緒に見たなら現実と同じだってぇ……なんかもうそれ以上だってぇ」
勇者と商人は泣きそう。いや泣いている。
アッサラームでの我等が見たのは、とんだ悪夢だったのにと泣く。
悪夢だろうと愛の夢だろうと…一緒に見て、二人の仲が深まったのは事実。
一方は二人で魘され、一方は二人で快感の波に身を震わせた。
それだけの違いではないか。
武闘家は真面目にそう言ったが、勇者の拳と商人の蹴撃を受けてしまう。
接近戦でつい不覚を取った、武闘家のイシスだった。
0772名無しさん@ピンキー2014/06/09(月) 22:07:20.54ID:7cO7Qlri
はええw
0774名無しさん@ピンキー2014/06/11(水) 03:52:19.87ID:BncHVwED
女遊び人と男武闘家のカプはありそうでないですね。
キスだけでいかされそうですが面白い良作でした。
07757702014/06/12(木) 21:05:58.11ID:mzAkzP6N
ありがとうございます。
久しぶりの板への書き込みで、即投下だったので
読み辛いところも多々あったかと思います。

遊び人の遊び応えのある、男遊び人×女遊び人とか
またギャップある二人組みとして、男武闘家×女僧侶とか
3シリーズ良いものですね
0776名無しさん@ピンキー2014/06/13(金) 20:49:33.35ID:sCh0h4D2
ローラ姫がドラゴンとラブラブな話とか書いた人はいたかな?考えてもみたが、在り来たり過ぎて被りそうだ
0777名無しさん@ピンキー2014/06/13(金) 21:56:44.81ID:1UGRVSds
モンスターなら裏切り小僧か使い魔とマーニャとか?マーニャとミスター・ハンとかが面白そうですね、只、女遊び人が男武闘家にまずはパイずりしてあげる話がいいですね。
0778名無しさん@ピンキー2014/06/13(金) 22:36:47.53ID:hBNpwAaq
>女遊び人が男武闘家にまずはパイずり

男武闘家×女遊び人の、もうやっちゃってる最中は良いんだけど、
それに到るまでの前戯やらパイずりやらは、男武闘家が恥ずかしそうで想像するだけで腰が砕けそう
0779名無しさん@ピンキー2014/06/15(日) 16:15:54.76ID:gMi6q4AD
0780名無しさん@ピンキー2014/06/15(日) 19:58:20.45ID:JhDNJE/c
カジノで全財産スッたマーニャがモンスターに犯されるネタで書いてたけど
よくよく考えてみたら4にボストロールいねえのな
0782名無しさん@ピンキー2014/06/15(日) 22:47:57.32ID:kwu0RdyG
性格自由なルイーダキャラでエロネタ書こうとすると自由すぎてドラクエじゃないんじゃないかと悩んで没る
ミレーユやフォズやアイラでエロネタ書こうとすると途中でどうもこれキャラ違うんじゃないかと疑い出して没る
ムーンやアリーナやマーニャや5嫁でエロネタ書こうとすると既に先駆者がいてパクリと思われるんじゃないかと疑心暗鬼になって没る
0783名無しさん@ピンキー2014/06/17(火) 00:07:36.96ID:I+nBRIrT
逆に考えるんだ、3や9はドラクエの世界観を使ってオリキャラを書ける貴重な手段だと
0784名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 00:52:36.39ID:/WhsLchX
最近の3や9のssは本編の補完とがサイドストーリー的な感じでいい
0785名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 06:42:20.99ID:UNPRaU4b
5主人公とフローラが結婚し、その間に生まれた勇者がビアンカやデボラとセックスし、子供とは思えぬ性豪っぷりと肉棒に虜になるとか
0786名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 09:40:49.92ID:2cTCXqHz
熟女の魅力あふれる金髪美女のビアンカさんはともかく
加齢臭撒き散らしてるデボラ叔母ちゃんとなんか…^^;
0787名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 11:09:26.70ID:Hn37xN8I
ビアンカは主人公とも良いけど、彼女の「常識的・良識的雰囲気」「人間としての華やかさ」は、パパスや勇者も良い。
「過ぎた攻撃性」デボラも主人公と良いけど、結婚せず主人公と勇者の父子を味わうのも良い。
「良い意味で何かが抜けてそうで当たりのソフトな」フローラも主人公と良い。
でも主人公と結婚しなくてもお相手が居る彼女は特別な存在になっちゃったので、勇者とはどう転ぼうと不倫状態かー。

三人は年の差が気にならない良い女達でしょう、と書こうとした先に>>786が!
0788名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 12:12:48.17ID:Hn37xN8I
あ、そうか。主人公とフローラの結婚が決ればデボラは勇者の親戚か
0789名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:00:49.72ID:60fFZvgm
投下します。DQ5王女ネタで。
タイトル「反抗期のタバサ」
0790名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:02:02.19ID:60fFZvgm
 それはわたしが馬車で道具を整理していたときのことでした。
 緑の匂いがするやくそう、ルビーみたいに赤いエルフの飲み薬。
 そんな道具類の下に、すべすべとした生地の白い布が混じっていたのです。
「うわあ、すごいです」
 わたしはそれを両手で持ち上げて、思わずつぶやきます。
 だって、とても綺麗なレオタードなんです。
 ふわふわのフリルがふんだんにあしらわれています。ピンクと金色の緻密な刺繍が
かわいらしいです。背中あたりからは天空人の着るようなヒラヒラの二本の布が生え
ています。
 そこでわたしは思い出しました。
 昔、ピピンが見せてくれた防具カタログに載っていた『天使のレオタード』です。
 とても強力な防具のはずです。お父さんはいつの間にこんなものを手に入れたのでしょうか?
「おーいタバサ、道具整理終わったかー?」
 と、後ろからお父さんの声がしました。
 わたしはレオタードを抱えたまま振り返って、お父さんに言いました。
「お父さん、これわたしが着ていいですか?」
 おとうさんはびっくりした様子でしたが、すぐに慌てた様子で言いました。
「だ、だだだダメだ! それはお母さん用だから、ほら置きなさいっ!」
「ええっ。わたしも着れますってば、ほら!」
 わたしは布地に腕だけを通してみました。すると生地はキラキラと宝石のような光を
発しながら縮まっていき、わたしの腕にぴったりの大きさになりました。このぐらい
強力な装備になると、着る人のサイズに自動的に合う魔法がかかっているのです。
「だったらいいですよね? これ、わたしの今の服よりずっと強力ですから」
 ですがお父さんは首を横に振り続けました。
「ダメだ、ダメったらダメなんだ、絶対だめだっっっっ!」
 汗を流してすごく慌てた様子です。こんな慌てた表情は見たことがありません。
 ちょっと前までのわたしなら、そこで諦めていたかもしれません。
 でもわたしは、先月に誕生日を迎えました。
 つまり、おとなです。
 そしておとなは簡単にあきらめたりはしないものなのです。
 たとえ呪いで石像にされてしまったとしても、目的を果たすものなのです!
0791名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:03:09.30ID:60fFZvgm
「お父さん!」
 ずいっ! とわたしはお父さんに顔を寄せました。
「なっとくできません。お父さん、ろんり的にせつめいしてください。
 どうしてわたしが天使のレオタードを着ちゃダメなんですか」
 するとお父さんはぽりぽりとほおをかきながら、
「いやだってお母さんとの夜用のアレが染みつ……わ、わわわ今のはなしだっ!」
「夜用の?」
「だあああしまった! ええいこうなったら問答無用っ!」
 ぐわしっ。
 なんと! お父さんはレオタードを無理矢理奪い取ってしまいました。
 わたしは大きく口を開けました。こんなに強引なお父さんは見たことがありません。
 でも、わたしは諦めたりはしません。
「あーっ! お父さんおうぼうです! おんななかせです!」
「どこでそんな言葉を覚えたあっ!?
 とにかくタバサは子供なんだからこの服はダメだ! お父さん命令だ!」
 そしてお父さんは、ドタドタと早足で馬車の外に出て行ってしまいました。
 なんてひどい。お父さんは大好きですけど、今の態度はとても許せないです。
 レディーへの態度ではないと思います!
 わたしはぐっと杖を握りしめて、ある決意を固めたのでした。

 * * *
 
 そして夜の宿屋でのことです。
 みんなが寝静まったころを見計らって、わたしはぱちりと目を覚ましました。
 ぐーすかいびきを立ててるわたしの弟(弟ったら弟です)を起こさないようにこっそりと部屋を出ます。
 目的の『ぶつ』はもちろん、馬車の中にあるお父さんの袋です。
「グル?」
「ボロンゴ、しー」
「……グ」
 納屋の前で番をしていたボロンゴは、わたしと気付くとまた目を閉じました。
 スライム一匹通さないボロンゴですけど、わたしだけは見逃してくれるのです。
 ボロンゴはとっても親切で偉いですね(お父さんと違って)。
「こっそり、こそーり」
 納屋を通りぬけ、馬車へ入ります。中は暗かったので、呪文でホロに光をつけます。
 そうすると奥の方にお父さんの袋が見つかりました。
「あれですね」
 がさごそと中をあさると、あっさりと見つかりました。
 モフモフした空飛ぶ靴の下に、純白の天使のレオタードが!
0792名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:04:15.57ID:60fFZvgm
「やった!」
 作戦せいこう、ガッツポーズです。
 ではさっそく着てしまいましょう。いわゆる一つの《きせいじじつか》です。
 一度着てうまく戦闘してしまえば、お父さんもその防御効果を認めてくれることでしょう。
 わたしは服とパンツをそろそろと脱いで、レオタードを身にまといました。
 肩口から胸、太ももまでが、ピッチリした布地で覆われました。
「えへへへへー」
 くるりと回ると、ひらひらとした布が幻想的な光を残して馬車内を舞いました。
 きれいな光です。まるで天使です。
 今のわたしは天空城のルーシアさんにも負けない天使だと思います。
 ちょっと胸と足の露出が多いですけど……でもいまやわたしは、お母さんにだって
負けない立派なレディーなんですから、これぐらいの露出はへっちゃらなのです。
 どうですかお父さん。
 わたしタバサ・グランバニアは、ちょっとセクシーなレオタードの似合うレディーなのです。
 えへへ。むず。えへへへへ。むずむず。
 ……あれ。
「あれ……あ、ひゃう……?」
 何かがおかしいです。わたしは太ももをぺたりと床につけて寄せました。
 なぜなら太ももの付け根、お股の部分が、なんだかすごくむずむずしてきたからです。
 むずむず。じんじん。立っているのもきつくなる……かゆさです。
「あう……なにこれ、か、かゆいよお……っ」
 カラダが変になってしまったのでしょうか? とにかくかゆくてたまりません!
 わたしは手を下げて太股にやろうとして……その瞬間。ぎゅうっと手首に痛みを感じました。
「やっ、なにこれえ!?」
 振り向くと天使のレオタードのヒラヒラが、わたしの手首に絡まっていました。
 なんで? 助け呼ぼうとして――わたしはすぐにそれを止めました。
 騒ぎになったらお父さんが来ちゃいます。叱られちゃいます。
 そんなのレディーのプライドがゆるさないのです。
「やだあっ……」
 とにかくほどこうと試みますが、うまくいきません。
 ヒラヒラはまるで生き物のように動いて、わたしの指から逃れてしまいます。
 その間もお股のかゆさはどんどん大きくなって……じんじん、じんじんと責め立ててきます。
「はううう……そ、そうだ……床で……」
 わたしはパタンと床に伏せて、お股を木にこすりつけようとしました。
 ――その瞬間でした。
0793名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:05:02.35ID:60fFZvgm
 びくびくびくうっ!
「ひああああああっ!?」
 電撃の魔法を受けたように、わたしはビインと体を反り返らせました。
 すごい、すごい刺激が……かゆさが収まるどころか、ますます強いです。
 そしてそれ以上に……頭の奥にまで突き抜ける……なんか……すごい、何かが来ました。
 な、なんだったんでしょうか今のは。
 こわいです、こわいですけど……でも、イヤな感じではありませんでした。
「はう、あうう……も、もう一回だけ……」
 今度はそうっと、お股を床に添えます。すると……じゅううん!
「ひあううううう……」
 口がだらしなく開くのがわかりました。さっきよりはゆっくりとした感覚。
 それでも……なんだかすごいです、まるで意識が全部飛ばされちゃうような……。
 これはたぶん……気持ちいいんだと、思います。
 だって、幸せな何かが身体に広がっているのがわかりますから。
「あ、あう、あうう……」
 すべすべのレオタードごしにお股を木にこすりつけます。
 スリスリ、すりすり。するとまた気持ちいいのが広がっていきます。
 すごい、すごいです。なんでしょうこれ。こんなに気持ちいいの、生まれて初めてです。
「ひああああん……はあ、はあ、はあっ」
 ずりずりずりずり。わたしは一所懸命にこすりつけました。かゆさはぜんぜん収まりません。
 それどころか、擦り付けるたびに強くなっていっているような気がします。
 すりすり! もっと強く。ずりずり! もっと直接。
 手を一杯に動かそうとしますが、動きません。
 なんで、なんでわたしは動けないのでしょう。
 これはレオタードの効果なのでしょうか?
 それともわたしの体が突然おかしくなったのでしょうか?
 どっちでもいい気がしました。今はとにかく、もっと触りたいです。
 もっともっと、お股をすりすり、ごしごしとさわっていたいです。
「これ、これいい……これすごいよお……」
 腰をめいっぱいに床にこすりつけます。チカチカと目の前が点滅した気がします。
 床とレオタードが擦れる音が、夜の馬車に響きます。ずるずる、じゅるじゅる。ぬるぬる。
 あれ……?
0794名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:05:53.50ID:60fFZvgm
「……や、あれ、もれ……?」
 摩擦がやけにスムーズになったと思ったら、ぬるぬるした何かが股のあたりを濡らしていました。
 わたしのお股と太ももは、ナメクジみたいにぬるぬるになっちゃっているようです。
 なんでしょうこれは。レオタードから? それともまさか、わたしから?
 でも、それもどうでもいいことです。
「ひあああう……ぬるぬる、ぬるぬるもきもちいいよお……」
 声が出ました。ぬるん。ぬるぬる。じゅぷるじゅぷる。
「にゅるう……にゅるにゅるもっとお……」
 それはとてもとても気持ちのいい、ぬるぬるでした。
「あああ……あうう……」
 ずっとこうしていたい……でも……もっと強くしたい……。
 レオタード越しに床に押し付けたら、むずむずがじんじんに変わりました。
 もしも直接触れたなら……わたしはどうなってしまうのでしょうか?
 手は動かせません。でも、でも他の何かがないでしょうか……。
「はあ、はあ……あれ……」
 そのとき。わたしは頭の蕎麦にちょうどいいものが転がっていることに気づきました。
 ふわふわの毛並みをした『空飛ぶ靴』です。これに股を押し付ければ、もっと強い刺激になります。
 わたしは夢中で体をずりずりと這い回らせて、それを床下に押し付けました。
 そしてお股をその靴の上に置こうとした……直後のことです。
 ぎゅううううっ!
「ひゃああっ!?」
 股下に置こうとした『空飛ぶ靴』は、まるで吸盤のようにわたしの股にすいついてきたのです!
 右足用の靴はわたしの前側、左足用の靴はお尻がわに吸い付いています。
 しかも、それだけではありませんでした。
「はあああああああんっ!」
 ぺろぺろぺろぺろぺろっ!
 ニュルニュルぺろぺろぺろぺろん!
「や、やめ、な、なめちゃだめえええええっ!」
 ふわふわだったはずの毛並みはとても固くなっていました。
 『空飛ぶ靴』は吸い付くばかりか、その毛を一斉にうごめかせていました。
 ちろちろチロチロっ! にゅるにゅるぺろぺろ!
 お股の部位に、まるで大量のミミズがのたうちまわったような感覚。
 それはさっきの床へのこすりつけよりも何倍も強い、快楽でした。
0795名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:06:37.84ID:60fFZvgm
「あ、しゅご、すご、にゅるにゅる、しゅごいっ! しゅごすぎっ!」
 息が絶え絶えです。すごいです。わたしの想像をはるかにこえて、この靴、すごいです!
 しかも舐めるだけじゃありません。先端部から生える二本の触覚がシュルンと長くなると、
その先端を這いつくばるわたしの胸のあたりまで伸ばしてきます。
「ひっ……!?」
 魔物の口のような、紫色の先端でした。
 肉厚の唇のように丸い穴を持っていて、そこにヨダレを滴らせていました。
 わたしが不安と、怖さと、期待を持って見守っていると……ちゅぽん!
「やあああっ!?」
 わたしの両胸の先端が、いきなり、その口に吸われてしまいました。
 ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ、ぐちゅるぐちゅるぐちゅるぐちゅる!
 いきなりの責め立て。お股と同じぐらいの刺激が、上半身にもやってきてしまいました。
「ひいいいいいんっ! だめだめだめすっちゃだめええええっ!」
 頭が真っ白になりそうでした。わたしはたぶん泣いてました。
 それでも靴はとまりませんし、かゆみは強くなっていきます。
 気持ちよさもすごくなっていきます。
 ぐちゅ! ぐちゅ!
「だめ、だめ! お尻なめちゃだめっ!」
 レオタードの後方部をぐぐんっと触覚で持ち上げられて、中のきたない穴をぺろぺろぺろぺろんっ!
「ヒャあああっ! おまた、たて、たてなめたら、しゅごしゅぎだよおおおっ!」
 前の方も同じように持ち上げられ、直接さわられてしまいます。
 ずぽんぐちょんぐっちょんぐっちょん!
「むねええええっ! へん、へんになっちゃうっ! とんじゃうよおおおおおっ!」
 じゅぷるじゅぷるにゅるんにゅるん! ぐちょぐちょぐちょぐちょ!
 もうふやけそうになるほどにしゃぶられています。
 太ももが。股が。胸が。おしりが。
 すごい、すごい、すごいのれんぞくです。
 なんでこんな、もう、わたしたぶん、だめになってます。
 もう何もきこえなくなりそうです。わたしはもう――どこかに、飛んじゃいそうです。
0796名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:07:35.76ID:60fFZvgm
 そして、そのときはすぐにきました。
「ああああああああああああっ!」
 じゅるじゅるじゅるううううううううううううううっ!
 吸盤がわたしのお股を吸い上げた、その瞬間。
 わたしの頭で火花が散って。
「ひあああああ、もうとんじゃいますうううううっ!」
 しゅわああああああ!
 そのとき、きもちよさが、はじけました。
 はじけたきもちよさがからだじゅうにひろがって、もっときもちよくなりました。
「はあああああああああ……」
 すごい。こんなすごいの……すごすぎです……。

 意識があったのは、そこまででした。
 
 * * *
 
 翌日のお昼のこと。
「ええーい、イオナズンッ!」
 ずごばごーんと敵は吹っ飛びました。
 わたしたちの勝利です。
「ほらお父さん、だいじょうぶでしたよね?」
 振り返って、お母さんのマネみたいに勝利のウインクをしてみせます。
 お父さんは腕組みをしてぐむむむと黙りこんでしまいました。
「た、タバサ……本当になんともないのか?」
「なんのことですか? これ、とても戦いやすくてすごくいい感じです!」
 わたしは両腕を上げてくるりんっと回って見せました。
 フリルとヒラヒラ布が舞って、ぱちぱちとピエールから拍手が上がりました。
 その様子を見ては、お父さんもあまり強くは言えない様子でした。
 ぶつぶつとつぶやいています。
「むむむ……メダパニ呪文が切れてたのかなあ……勝手に着たって言うから
 心配したけど、なんともなさそうだし……何も起きないし……」
「お父さん、なにかおっしゃいましたか?」
「な、ななななんでもない! し、仕方ない」
 お父さんは何かを振り払うようにターバン付きの頭をぶんぶんと横に振りました。
「しょうがない。それはタバサにプレゼントするが、何かあったらすぐお父さんに言うんだぞ」
「はいっ」
「あとお母さんと一緒の時は、絶対に着ちゃダメだぞ!」
「はいっ!」
 そうしてしぶしぶ、お父さんはわたしに天使のレオタードをプレゼントしてくれました。
 わたしは内心でぴょんぴょんっと飛び跳ねていました。
 じゅじゅんっと股が濡れていくのを感じます。
 ふふ、えへへ、えへへへへ。
「これで――」
 ――あのきもちいいのが、今日もできちゃいますっ♪

(完)
0797名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:37:20.38ID:60fFZvgm
以上です。
大人しい性格の中でときおり見せる自己主張が好きなので、
書いてみました。では。
0798名無しさん@ピンキー2014/06/24(火) 09:43:31.28ID:diPUEOpf
書いた人はバカ(褒め言葉)だけど、これはさすがにバカ過ぎだw
頭の蕎麦って
0799名無しさん@ピンキー2014/07/01(火) 17:43:45.82ID:YKAybVMP
保守
0800 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:40:38.55ID:sWZSd4NN
>>797
乙 タバサの性への目覚めがエロい

デボラ×金髪王女ネタ投下
0801 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:41:51.78ID:sWZSd4NN
サラボナの街を訪れたアベルたちは偶然居合わせたルドマンの従者に案内され、ルドマンの屋敷に入った
「おおアベルさん、話は聞いております。ビアンカさんがさらわれ、あなたも8年間石にされていた、と」
「レックス、タバサ。この方がルドマンさんだ。」
と、タバサは自分の方を見る視線に気が付いた
黒く、艶のあるウェーブのかかった髪。派手な服装
「デボラ、お前は9年前も……」
「いいじゃない。いつ出てきても私の勝手でしょ。あんたたちがあいつの子供?」
「うん、双子なんだよ!」
レックスは元気に答えたが、タバサはそのデボラの顔に言い知れない不安を覚えた

その夜、ルドマンの屋敷の一室を貸し与えられたタバサ
ドアからノックの音がした
さすが大富豪の家と言うべきか、ノックの直後にドアの向こうのレックスが透けて見えた
そのような魔法もあるのか、感心しながらもデボラでなかったことに安堵し、扉を開いた
と、レックスは後ろ手にドアを閉めるとタバサにキスをした
0802 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:42:53.82ID:sWZSd4NN
次の日、
「いやあ、アベルさん。やはりあなた方は素晴らしく強い」
大勢の人と共にきらびやかなショーを見ながらの豪華な食事
ブオーンを再び封印したアベルたちは祝勝会ということでカジノ船にいた
「ねえ、あんた」
タバサが女性の声に呼ばれ、ギクリとして振り向いた
やはりデボラがいた
「ちょっとこっちへおいでなさい。それとも……」
「あんたがお兄ちゃんと仲がいいってことを、皆の前で言われたい?」
明らかに確信を持っていないと言われない言葉
「タバサ、どうしたの?」
近くにいたレックスが尋ねたが、
「う、うん……なんでもないの。お船って揺れるから……ちょっと気持ち悪くなっちゃって」
タバサはデボラについていき、ある船室に入れられた
デボラはかがんでタバサの頬に両手を添えると言った
「あんた、あの勇者様とベッドの上で仲よくしてるんでしょう?口止め料を払いなさい、悪いようにはしないから」
「は、はい。少ないですけど、私もお小遣いなら……」
腰に提げた袋から取り出した何十枚もの金貨。当たり前だが、子供の小遣いというには余りにも多かった
が、
「あのね、私たちの父さんは大富豪なのよ」
差し出された金貨を押し返し、袋に入れさせるデボラ
「お金ならいらないの。お金よりもね……」
デボラはタバサの両腕を押さえつけると、タバサの唇に口づけた
「あんたの母さんはさ、きれいな人だったのよ」
タバサはデボラにされたことが信じられないといった風情で、目を丸くしてデボラを見つめる
「あたしよりも……いえ、フローラと同じくらいきれいだったわ。
正直なところあいつがあたしたちを選ぶとき、あたしだけじゃなくてフローラが負けたことも納得できた
あんたもあんたの母さんと同じ。ただ一つ違うところと言えば、あたしが初めて会った時、あんたの母さんは大人だったけど、あんたはまだ子供。あたしはね」
デボラは唇をなめ、生唾を飲み込むと続けた
「あんたの父さんもいいと思ったけど、あんたの母さんもいいと思ったの。そしてあんたはあんたの母さんそっくり
大丈夫、あんたがあんたの母さんよりきれいになるようにしてあげるからあんたは世界一の美人になる。
あたしはあんたの綺麗な体を楽しむ。お互いにとって損はないはずよ」
デボラは服を脱ぎ去り、下着も外してあっという間に全裸になる
タバサは大人の、それも女性が自分を狙うという異常な状況に恐れているのか、
それともデボラの均整のとれたプロポーションを目の当たりにして感動しているのか、その二つの感情がないまぜになって足は震えるばかりだ
0803 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:43:31.58ID:sWZSd4NN
「ほら――あんたも脱ぎなさい」
タバサは耳元でささやきかけられる
「あぅっ」
耳を軽くかまれたタバサ
間髪入れずに首筋をなめられる
「そう、感じれば感じるほど、きれいになるの。いっぱい感じなさい」
タバサのベルトを外し、スカートから潜りこませたデボラの手が、タバサのわき腹をなでた
タバサの下着の中に指をもぐりこませ、感触を確認すると目を細めて言う
「もう濡れてきちゃったの。おもらししちゃったみたいにぐしょぐしょにしたい?」
したくはない。だが、首を振ればデボラは間違いなく脱がすだろう
自分で脱がされるのを選びたくはない、デボラはそんなタバサの葛藤を知りながらあえて聞く
「おもらししちゃいたい?どうなの?」
肩をつかまれておびえ、デボラの嗜虐心をあおりながら後退するタバサ
背中に冷たく固い壁の感触を感じると、逃れられないことを悟って強く目をつむってから首を小さく横に振った
「まずは触ってるところからよね」
スカートの中に手を突っ込むと、下着のゴムを広げながら足元まで下ろす
まず左足を上げさせられ、次に右足が下着の穴から抜かれる
「ほら、バンザイしなさい。汚れちゃうわよ?」
スカートの両裾をつかんで、腰までめくり上げられ、ある意味裸よりも無様な姿となってしまった
それを認めたくないためにタバサは小さく首を振るが、
「2回もしなくてもわかってるわよ。おもらししたくないんでしょう?」
タバサは羞恥から身をすくめる
デボラはタバサの正面に回ると、片手だけでスカートを持ち、もう片手をタバサの服に潜り込ませ、胸の先端に触れる
「ぁ……や……」
「そう、耐えちゃうの」
しばらくしても効果がないことがわかると、一気に服をまくり上げて寝台に放った
0804 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:45:17.73ID:sWZSd4NN
コンドームを取り出すと、指を入れて伸ばし、
「うぐぅっ!?」
そして指をタバサの尻穴にあてがうと一気につらぬいた
「こっちは初めてでしょ?」
指をぐねぐねと動かしてやると、タバサは気持ち悪そうに身をよじる
括約筋によって押し出されようとするのを逆に進んでいくデボラの指
「や、デボラさん、お腹、痛い……」
デボラは気にも留めず、タバサの秘所に顔を近づけると、一気に指を抜き出した
しばらくして、タバサのそこがうるみだす
「気持ちよかったでしょ?でも、少し痛いのは続いてて、お腹の中が熱い」
コンドームを「違う?」という一言と共にベッド脇のゴミ箱へ無造作に投げ捨てると、次は背中から胸を押し付ける

「お母さん……」
タバサは押し付けられたデボラの胸に母性を感じてつぶやく
「ねえ、あんた、あたしの「娘」にならない?」
「嫌です」
「そう。ところであんたのお兄ちゃん、あんたの父さんに似てるわね……」
「だ、駄目です!レックスとは大きくなったらカケオチしてでも結婚しようって約束してるんですから!」
レックスだけでなく、タバサもその意味は知らない。ただ、障害を乗り越えるぐらいにしか思っていないのだ
「へえ、あんた、あたしに魅力で負けると思ってるんだ?」
「う……」
「また来なさい、きれいにしてあげるから」
「…………何回したって、返事は同じですよ」
0805 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:49:20.56ID:sWZSd4NN
投下し終えてからデボラがタバサの前でレックスを誘惑してみせて、二度としないことを条件に性知識ゼロのタバサを調教するのもエロかったかな、と思った
0807名無しさん@ピンキー2014/07/04(金) 17:35:24.43ID:0qxrscJy
ところで、パイずりでいかせるのはあり?女遊び人が男武闘家にパイずりしたりキス責めしていかせるとかはどうなんあですか?
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