ドラゴンクエスト官能小説Part18
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0001名無しさん@ピンキー2011/10/18(火) 00:53:59.86ID:xebqXXWa
前スレ
ドラゴンクエスト官能小説Part17
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ドラゴンクエスト官能小説保管庫
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・僕の○○はこんなキャラじゃないもんとか言わない。
・作品が気に入らないならスルーしましょう。
0787名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 11:09:26.70ID:Hn37xN8I
ビアンカは主人公とも良いけど、彼女の「常識的・良識的雰囲気」「人間としての華やかさ」は、パパスや勇者も良い。
「過ぎた攻撃性」デボラも主人公と良いけど、結婚せず主人公と勇者の父子を味わうのも良い。
「良い意味で何かが抜けてそうで当たりのソフトな」フローラも主人公と良い。
でも主人公と結婚しなくてもお相手が居る彼女は特別な存在になっちゃったので、勇者とはどう転ぼうと不倫状態かー。

三人は年の差が気にならない良い女達でしょう、と書こうとした先に>>786が!
0788名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 12:12:48.17ID:Hn37xN8I
あ、そうか。主人公とフローラの結婚が決ればデボラは勇者の親戚か
0789名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:00:49.72ID:60fFZvgm
投下します。DQ5王女ネタで。
タイトル「反抗期のタバサ」
0790名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:02:02.19ID:60fFZvgm
 それはわたしが馬車で道具を整理していたときのことでした。
 緑の匂いがするやくそう、ルビーみたいに赤いエルフの飲み薬。
 そんな道具類の下に、すべすべとした生地の白い布が混じっていたのです。
「うわあ、すごいです」
 わたしはそれを両手で持ち上げて、思わずつぶやきます。
 だって、とても綺麗なレオタードなんです。
 ふわふわのフリルがふんだんにあしらわれています。ピンクと金色の緻密な刺繍が
かわいらしいです。背中あたりからは天空人の着るようなヒラヒラの二本の布が生え
ています。
 そこでわたしは思い出しました。
 昔、ピピンが見せてくれた防具カタログに載っていた『天使のレオタード』です。
 とても強力な防具のはずです。お父さんはいつの間にこんなものを手に入れたのでしょうか?
「おーいタバサ、道具整理終わったかー?」
 と、後ろからお父さんの声がしました。
 わたしはレオタードを抱えたまま振り返って、お父さんに言いました。
「お父さん、これわたしが着ていいですか?」
 おとうさんはびっくりした様子でしたが、すぐに慌てた様子で言いました。
「だ、だだだダメだ! それはお母さん用だから、ほら置きなさいっ!」
「ええっ。わたしも着れますってば、ほら!」
 わたしは布地に腕だけを通してみました。すると生地はキラキラと宝石のような光を
発しながら縮まっていき、わたしの腕にぴったりの大きさになりました。このぐらい
強力な装備になると、着る人のサイズに自動的に合う魔法がかかっているのです。
「だったらいいですよね? これ、わたしの今の服よりずっと強力ですから」
 ですがお父さんは首を横に振り続けました。
「ダメだ、ダメったらダメなんだ、絶対だめだっっっっ!」
 汗を流してすごく慌てた様子です。こんな慌てた表情は見たことがありません。
 ちょっと前までのわたしなら、そこで諦めていたかもしれません。
 でもわたしは、先月に誕生日を迎えました。
 つまり、おとなです。
 そしておとなは簡単にあきらめたりはしないものなのです。
 たとえ呪いで石像にされてしまったとしても、目的を果たすものなのです!
0791名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:03:09.30ID:60fFZvgm
「お父さん!」
 ずいっ! とわたしはお父さんに顔を寄せました。
「なっとくできません。お父さん、ろんり的にせつめいしてください。
 どうしてわたしが天使のレオタードを着ちゃダメなんですか」
 するとお父さんはぽりぽりとほおをかきながら、
「いやだってお母さんとの夜用のアレが染みつ……わ、わわわ今のはなしだっ!」
「夜用の?」
「だあああしまった! ええいこうなったら問答無用っ!」
 ぐわしっ。
 なんと! お父さんはレオタードを無理矢理奪い取ってしまいました。
 わたしは大きく口を開けました。こんなに強引なお父さんは見たことがありません。
 でも、わたしは諦めたりはしません。
「あーっ! お父さんおうぼうです! おんななかせです!」
「どこでそんな言葉を覚えたあっ!?
 とにかくタバサは子供なんだからこの服はダメだ! お父さん命令だ!」
 そしてお父さんは、ドタドタと早足で馬車の外に出て行ってしまいました。
 なんてひどい。お父さんは大好きですけど、今の態度はとても許せないです。
 レディーへの態度ではないと思います!
 わたしはぐっと杖を握りしめて、ある決意を固めたのでした。

 * * *
 
 そして夜の宿屋でのことです。
 みんなが寝静まったころを見計らって、わたしはぱちりと目を覚ましました。
 ぐーすかいびきを立ててるわたしの弟(弟ったら弟です)を起こさないようにこっそりと部屋を出ます。
 目的の『ぶつ』はもちろん、馬車の中にあるお父さんの袋です。
「グル?」
「ボロンゴ、しー」
「……グ」
 納屋の前で番をしていたボロンゴは、わたしと気付くとまた目を閉じました。
 スライム一匹通さないボロンゴですけど、わたしだけは見逃してくれるのです。
 ボロンゴはとっても親切で偉いですね(お父さんと違って)。
「こっそり、こそーり」
 納屋を通りぬけ、馬車へ入ります。中は暗かったので、呪文でホロに光をつけます。
 そうすると奥の方にお父さんの袋が見つかりました。
「あれですね」
 がさごそと中をあさると、あっさりと見つかりました。
 モフモフした空飛ぶ靴の下に、純白の天使のレオタードが!
0792名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:04:15.57ID:60fFZvgm
「やった!」
 作戦せいこう、ガッツポーズです。
 ではさっそく着てしまいましょう。いわゆる一つの《きせいじじつか》です。
 一度着てうまく戦闘してしまえば、お父さんもその防御効果を認めてくれることでしょう。
 わたしは服とパンツをそろそろと脱いで、レオタードを身にまといました。
 肩口から胸、太ももまでが、ピッチリした布地で覆われました。
「えへへへへー」
 くるりと回ると、ひらひらとした布が幻想的な光を残して馬車内を舞いました。
 きれいな光です。まるで天使です。
 今のわたしは天空城のルーシアさんにも負けない天使だと思います。
 ちょっと胸と足の露出が多いですけど……でもいまやわたしは、お母さんにだって
負けない立派なレディーなんですから、これぐらいの露出はへっちゃらなのです。
 どうですかお父さん。
 わたしタバサ・グランバニアは、ちょっとセクシーなレオタードの似合うレディーなのです。
 えへへ。むず。えへへへへ。むずむず。
 ……あれ。
「あれ……あ、ひゃう……?」
 何かがおかしいです。わたしは太ももをぺたりと床につけて寄せました。
 なぜなら太ももの付け根、お股の部分が、なんだかすごくむずむずしてきたからです。
 むずむず。じんじん。立っているのもきつくなる……かゆさです。
「あう……なにこれ、か、かゆいよお……っ」
 カラダが変になってしまったのでしょうか? とにかくかゆくてたまりません!
 わたしは手を下げて太股にやろうとして……その瞬間。ぎゅうっと手首に痛みを感じました。
「やっ、なにこれえ!?」
 振り向くと天使のレオタードのヒラヒラが、わたしの手首に絡まっていました。
 なんで? 助け呼ぼうとして――わたしはすぐにそれを止めました。
 騒ぎになったらお父さんが来ちゃいます。叱られちゃいます。
 そんなのレディーのプライドがゆるさないのです。
「やだあっ……」
 とにかくほどこうと試みますが、うまくいきません。
 ヒラヒラはまるで生き物のように動いて、わたしの指から逃れてしまいます。
 その間もお股のかゆさはどんどん大きくなって……じんじん、じんじんと責め立ててきます。
「はううう……そ、そうだ……床で……」
 わたしはパタンと床に伏せて、お股を木にこすりつけようとしました。
 ――その瞬間でした。
0793名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:05:02.35ID:60fFZvgm
 びくびくびくうっ!
「ひああああああっ!?」
 電撃の魔法を受けたように、わたしはビインと体を反り返らせました。
 すごい、すごい刺激が……かゆさが収まるどころか、ますます強いです。
 そしてそれ以上に……頭の奥にまで突き抜ける……なんか……すごい、何かが来ました。
 な、なんだったんでしょうか今のは。
 こわいです、こわいですけど……でも、イヤな感じではありませんでした。
「はう、あうう……も、もう一回だけ……」
 今度はそうっと、お股を床に添えます。すると……じゅううん!
「ひあううううう……」
 口がだらしなく開くのがわかりました。さっきよりはゆっくりとした感覚。
 それでも……なんだかすごいです、まるで意識が全部飛ばされちゃうような……。
 これはたぶん……気持ちいいんだと、思います。
 だって、幸せな何かが身体に広がっているのがわかりますから。
「あ、あう、あうう……」
 すべすべのレオタードごしにお股を木にこすりつけます。
 スリスリ、すりすり。するとまた気持ちいいのが広がっていきます。
 すごい、すごいです。なんでしょうこれ。こんなに気持ちいいの、生まれて初めてです。
「ひああああん……はあ、はあ、はあっ」
 ずりずりずりずり。わたしは一所懸命にこすりつけました。かゆさはぜんぜん収まりません。
 それどころか、擦り付けるたびに強くなっていっているような気がします。
 すりすり! もっと強く。ずりずり! もっと直接。
 手を一杯に動かそうとしますが、動きません。
 なんで、なんでわたしは動けないのでしょう。
 これはレオタードの効果なのでしょうか?
 それともわたしの体が突然おかしくなったのでしょうか?
 どっちでもいい気がしました。今はとにかく、もっと触りたいです。
 もっともっと、お股をすりすり、ごしごしとさわっていたいです。
「これ、これいい……これすごいよお……」
 腰をめいっぱいに床にこすりつけます。チカチカと目の前が点滅した気がします。
 床とレオタードが擦れる音が、夜の馬車に響きます。ずるずる、じゅるじゅる。ぬるぬる。
 あれ……?
0794名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:05:53.50ID:60fFZvgm
「……や、あれ、もれ……?」
 摩擦がやけにスムーズになったと思ったら、ぬるぬるした何かが股のあたりを濡らしていました。
 わたしのお股と太ももは、ナメクジみたいにぬるぬるになっちゃっているようです。
 なんでしょうこれは。レオタードから? それともまさか、わたしから?
 でも、それもどうでもいいことです。
「ひあああう……ぬるぬる、ぬるぬるもきもちいいよお……」
 声が出ました。ぬるん。ぬるぬる。じゅぷるじゅぷる。
「にゅるう……にゅるにゅるもっとお……」
 それはとてもとても気持ちのいい、ぬるぬるでした。
「あああ……あうう……」
 ずっとこうしていたい……でも……もっと強くしたい……。
 レオタード越しに床に押し付けたら、むずむずがじんじんに変わりました。
 もしも直接触れたなら……わたしはどうなってしまうのでしょうか?
 手は動かせません。でも、でも他の何かがないでしょうか……。
「はあ、はあ……あれ……」
 そのとき。わたしは頭の蕎麦にちょうどいいものが転がっていることに気づきました。
 ふわふわの毛並みをした『空飛ぶ靴』です。これに股を押し付ければ、もっと強い刺激になります。
 わたしは夢中で体をずりずりと這い回らせて、それを床下に押し付けました。
 そしてお股をその靴の上に置こうとした……直後のことです。
 ぎゅううううっ!
「ひゃああっ!?」
 股下に置こうとした『空飛ぶ靴』は、まるで吸盤のようにわたしの股にすいついてきたのです!
 右足用の靴はわたしの前側、左足用の靴はお尻がわに吸い付いています。
 しかも、それだけではありませんでした。
「はあああああああんっ!」
 ぺろぺろぺろぺろぺろっ!
 ニュルニュルぺろぺろぺろぺろん!
「や、やめ、な、なめちゃだめえええええっ!」
 ふわふわだったはずの毛並みはとても固くなっていました。
 『空飛ぶ靴』は吸い付くばかりか、その毛を一斉にうごめかせていました。
 ちろちろチロチロっ! にゅるにゅるぺろぺろ!
 お股の部位に、まるで大量のミミズがのたうちまわったような感覚。
 それはさっきの床へのこすりつけよりも何倍も強い、快楽でした。
0795名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:06:37.84ID:60fFZvgm
「あ、しゅご、すご、にゅるにゅる、しゅごいっ! しゅごすぎっ!」
 息が絶え絶えです。すごいです。わたしの想像をはるかにこえて、この靴、すごいです!
 しかも舐めるだけじゃありません。先端部から生える二本の触覚がシュルンと長くなると、
その先端を這いつくばるわたしの胸のあたりまで伸ばしてきます。
「ひっ……!?」
 魔物の口のような、紫色の先端でした。
 肉厚の唇のように丸い穴を持っていて、そこにヨダレを滴らせていました。
 わたしが不安と、怖さと、期待を持って見守っていると……ちゅぽん!
「やあああっ!?」
 わたしの両胸の先端が、いきなり、その口に吸われてしまいました。
 ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ、ぐちゅるぐちゅるぐちゅるぐちゅる!
 いきなりの責め立て。お股と同じぐらいの刺激が、上半身にもやってきてしまいました。
「ひいいいいいんっ! だめだめだめすっちゃだめええええっ!」
 頭が真っ白になりそうでした。わたしはたぶん泣いてました。
 それでも靴はとまりませんし、かゆみは強くなっていきます。
 気持ちよさもすごくなっていきます。
 ぐちゅ! ぐちゅ!
「だめ、だめ! お尻なめちゃだめっ!」
 レオタードの後方部をぐぐんっと触覚で持ち上げられて、中のきたない穴をぺろぺろぺろぺろんっ!
「ヒャあああっ! おまた、たて、たてなめたら、しゅごしゅぎだよおおおっ!」
 前の方も同じように持ち上げられ、直接さわられてしまいます。
 ずぽんぐちょんぐっちょんぐっちょん!
「むねええええっ! へん、へんになっちゃうっ! とんじゃうよおおおおおっ!」
 じゅぷるじゅぷるにゅるんにゅるん! ぐちょぐちょぐちょぐちょ!
 もうふやけそうになるほどにしゃぶられています。
 太ももが。股が。胸が。おしりが。
 すごい、すごい、すごいのれんぞくです。
 なんでこんな、もう、わたしたぶん、だめになってます。
 もう何もきこえなくなりそうです。わたしはもう――どこかに、飛んじゃいそうです。
0796名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:07:35.76ID:60fFZvgm
 そして、そのときはすぐにきました。
「ああああああああああああっ!」
 じゅるじゅるじゅるううううううううううううううっ!
 吸盤がわたしのお股を吸い上げた、その瞬間。
 わたしの頭で火花が散って。
「ひあああああ、もうとんじゃいますうううううっ!」
 しゅわああああああ!
 そのとき、きもちよさが、はじけました。
 はじけたきもちよさがからだじゅうにひろがって、もっときもちよくなりました。
「はあああああああああ……」
 すごい。こんなすごいの……すごすぎです……。

 意識があったのは、そこまででした。
 
 * * *
 
 翌日のお昼のこと。
「ええーい、イオナズンッ!」
 ずごばごーんと敵は吹っ飛びました。
 わたしたちの勝利です。
「ほらお父さん、だいじょうぶでしたよね?」
 振り返って、お母さんのマネみたいに勝利のウインクをしてみせます。
 お父さんは腕組みをしてぐむむむと黙りこんでしまいました。
「た、タバサ……本当になんともないのか?」
「なんのことですか? これ、とても戦いやすくてすごくいい感じです!」
 わたしは両腕を上げてくるりんっと回って見せました。
 フリルとヒラヒラ布が舞って、ぱちぱちとピエールから拍手が上がりました。
 その様子を見ては、お父さんもあまり強くは言えない様子でした。
 ぶつぶつとつぶやいています。
「むむむ……メダパニ呪文が切れてたのかなあ……勝手に着たって言うから
 心配したけど、なんともなさそうだし……何も起きないし……」
「お父さん、なにかおっしゃいましたか?」
「な、ななななんでもない! し、仕方ない」
 お父さんは何かを振り払うようにターバン付きの頭をぶんぶんと横に振りました。
「しょうがない。それはタバサにプレゼントするが、何かあったらすぐお父さんに言うんだぞ」
「はいっ」
「あとお母さんと一緒の時は、絶対に着ちゃダメだぞ!」
「はいっ!」
 そうしてしぶしぶ、お父さんはわたしに天使のレオタードをプレゼントしてくれました。
 わたしは内心でぴょんぴょんっと飛び跳ねていました。
 じゅじゅんっと股が濡れていくのを感じます。
 ふふ、えへへ、えへへへへ。
「これで――」
 ――あのきもちいいのが、今日もできちゃいますっ♪

(完)
0797名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 13:37:20.38ID:60fFZvgm
以上です。
大人しい性格の中でときおり見せる自己主張が好きなので、
書いてみました。では。
0798名無しさん@ピンキー2014/06/24(火) 09:43:31.28ID:diPUEOpf
書いた人はバカ(褒め言葉)だけど、これはさすがにバカ過ぎだw
頭の蕎麦って
0799名無しさん@ピンキー2014/07/01(火) 17:43:45.82ID:YKAybVMP
保守
0800 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:40:38.55ID:sWZSd4NN
>>797
乙 タバサの性への目覚めがエロい

デボラ×金髪王女ネタ投下
0801 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:41:51.78ID:sWZSd4NN
サラボナの街を訪れたアベルたちは偶然居合わせたルドマンの従者に案内され、ルドマンの屋敷に入った
「おおアベルさん、話は聞いております。ビアンカさんがさらわれ、あなたも8年間石にされていた、と」
「レックス、タバサ。この方がルドマンさんだ。」
と、タバサは自分の方を見る視線に気が付いた
黒く、艶のあるウェーブのかかった髪。派手な服装
「デボラ、お前は9年前も……」
「いいじゃない。いつ出てきても私の勝手でしょ。あんたたちがあいつの子供?」
「うん、双子なんだよ!」
レックスは元気に答えたが、タバサはそのデボラの顔に言い知れない不安を覚えた

その夜、ルドマンの屋敷の一室を貸し与えられたタバサ
ドアからノックの音がした
さすが大富豪の家と言うべきか、ノックの直後にドアの向こうのレックスが透けて見えた
そのような魔法もあるのか、感心しながらもデボラでなかったことに安堵し、扉を開いた
と、レックスは後ろ手にドアを閉めるとタバサにキスをした
0802 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:42:53.82ID:sWZSd4NN
次の日、
「いやあ、アベルさん。やはりあなた方は素晴らしく強い」
大勢の人と共にきらびやかなショーを見ながらの豪華な食事
ブオーンを再び封印したアベルたちは祝勝会ということでカジノ船にいた
「ねえ、あんた」
タバサが女性の声に呼ばれ、ギクリとして振り向いた
やはりデボラがいた
「ちょっとこっちへおいでなさい。それとも……」
「あんたがお兄ちゃんと仲がいいってことを、皆の前で言われたい?」
明らかに確信を持っていないと言われない言葉
「タバサ、どうしたの?」
近くにいたレックスが尋ねたが、
「う、うん……なんでもないの。お船って揺れるから……ちょっと気持ち悪くなっちゃって」
タバサはデボラについていき、ある船室に入れられた
デボラはかがんでタバサの頬に両手を添えると言った
「あんた、あの勇者様とベッドの上で仲よくしてるんでしょう?口止め料を払いなさい、悪いようにはしないから」
「は、はい。少ないですけど、私もお小遣いなら……」
腰に提げた袋から取り出した何十枚もの金貨。当たり前だが、子供の小遣いというには余りにも多かった
が、
「あのね、私たちの父さんは大富豪なのよ」
差し出された金貨を押し返し、袋に入れさせるデボラ
「お金ならいらないの。お金よりもね……」
デボラはタバサの両腕を押さえつけると、タバサの唇に口づけた
「あんたの母さんはさ、きれいな人だったのよ」
タバサはデボラにされたことが信じられないといった風情で、目を丸くしてデボラを見つめる
「あたしよりも……いえ、フローラと同じくらいきれいだったわ。
正直なところあいつがあたしたちを選ぶとき、あたしだけじゃなくてフローラが負けたことも納得できた
あんたもあんたの母さんと同じ。ただ一つ違うところと言えば、あたしが初めて会った時、あんたの母さんは大人だったけど、あんたはまだ子供。あたしはね」
デボラは唇をなめ、生唾を飲み込むと続けた
「あんたの父さんもいいと思ったけど、あんたの母さんもいいと思ったの。そしてあんたはあんたの母さんそっくり
大丈夫、あんたがあんたの母さんよりきれいになるようにしてあげるからあんたは世界一の美人になる。
あたしはあんたの綺麗な体を楽しむ。お互いにとって損はないはずよ」
デボラは服を脱ぎ去り、下着も外してあっという間に全裸になる
タバサは大人の、それも女性が自分を狙うという異常な状況に恐れているのか、
それともデボラの均整のとれたプロポーションを目の当たりにして感動しているのか、その二つの感情がないまぜになって足は震えるばかりだ
0803 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:43:31.58ID:sWZSd4NN
「ほら――あんたも脱ぎなさい」
タバサは耳元でささやきかけられる
「あぅっ」
耳を軽くかまれたタバサ
間髪入れずに首筋をなめられる
「そう、感じれば感じるほど、きれいになるの。いっぱい感じなさい」
タバサのベルトを外し、スカートから潜りこませたデボラの手が、タバサのわき腹をなでた
タバサの下着の中に指をもぐりこませ、感触を確認すると目を細めて言う
「もう濡れてきちゃったの。おもらししちゃったみたいにぐしょぐしょにしたい?」
したくはない。だが、首を振ればデボラは間違いなく脱がすだろう
自分で脱がされるのを選びたくはない、デボラはそんなタバサの葛藤を知りながらあえて聞く
「おもらししちゃいたい?どうなの?」
肩をつかまれておびえ、デボラの嗜虐心をあおりながら後退するタバサ
背中に冷たく固い壁の感触を感じると、逃れられないことを悟って強く目をつむってから首を小さく横に振った
「まずは触ってるところからよね」
スカートの中に手を突っ込むと、下着のゴムを広げながら足元まで下ろす
まず左足を上げさせられ、次に右足が下着の穴から抜かれる
「ほら、バンザイしなさい。汚れちゃうわよ?」
スカートの両裾をつかんで、腰までめくり上げられ、ある意味裸よりも無様な姿となってしまった
それを認めたくないためにタバサは小さく首を振るが、
「2回もしなくてもわかってるわよ。おもらししたくないんでしょう?」
タバサは羞恥から身をすくめる
デボラはタバサの正面に回ると、片手だけでスカートを持ち、もう片手をタバサの服に潜り込ませ、胸の先端に触れる
「ぁ……や……」
「そう、耐えちゃうの」
しばらくしても効果がないことがわかると、一気に服をまくり上げて寝台に放った
0804 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:45:17.73ID:sWZSd4NN
コンドームを取り出すと、指を入れて伸ばし、
「うぐぅっ!?」
そして指をタバサの尻穴にあてがうと一気につらぬいた
「こっちは初めてでしょ?」
指をぐねぐねと動かしてやると、タバサは気持ち悪そうに身をよじる
括約筋によって押し出されようとするのを逆に進んでいくデボラの指
「や、デボラさん、お腹、痛い……」
デボラは気にも留めず、タバサの秘所に顔を近づけると、一気に指を抜き出した
しばらくして、タバサのそこがうるみだす
「気持ちよかったでしょ?でも、少し痛いのは続いてて、お腹の中が熱い」
コンドームを「違う?」という一言と共にベッド脇のゴミ箱へ無造作に投げ捨てると、次は背中から胸を押し付ける

「お母さん……」
タバサは押し付けられたデボラの胸に母性を感じてつぶやく
「ねえ、あんた、あたしの「娘」にならない?」
「嫌です」
「そう。ところであんたのお兄ちゃん、あんたの父さんに似てるわね……」
「だ、駄目です!レックスとは大きくなったらカケオチしてでも結婚しようって約束してるんですから!」
レックスだけでなく、タバサもその意味は知らない。ただ、障害を乗り越えるぐらいにしか思っていないのだ
「へえ、あんた、あたしに魅力で負けると思ってるんだ?」
「う……」
「また来なさい、きれいにしてあげるから」
「…………何回したって、返事は同じですよ」
0805 ◆0wT8qFn8cStZ 2014/07/02(水) 02:49:20.56ID:sWZSd4NN
投下し終えてからデボラがタバサの前でレックスを誘惑してみせて、二度としないことを条件に性知識ゼロのタバサを調教するのもエロかったかな、と思った
0807名無しさん@ピンキー2014/07/04(金) 17:35:24.43ID:0qxrscJy
ところで、パイずりでいかせるのはあり?女遊び人が男武闘家にパイずりしたりキス責めしていかせるとかはどうなんあですか?
0810名無しさん@ピンキー2014/07/09(水) 22:13:44.64ID:67jXfIyF
3DSから10を始める予定だから楽しみ。
噂のズーボーが気になって仕方ない
0813名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 22:33:42.74ID:FA+wD6sM
ズーボーはホモじゃないぞ
0814名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 02:33:55.48ID:4GhGQR1w
新参です。
悪魔神官とナナの話を纏めで読んだんですがとても面白かったです。ドラマCDを聞いて好きになったカップリングがますます好きになりました。
完結はしていないんでしょうか?是非とも続きが読みたいです。
0815名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 10:17:53.86ID:t/n943a6
サンチョ「ふちゃんは度々王国の馬舎に訪れることがありました。不審に思った私が後を着けると、そこにはなんと・・・
ジャミの尻に激しく顔をグイグイ押し付けながら臭いを嗅いでいるフローラちゃんの姿があったのです(冒険の書が消えた時の効果音)。
夢中になって肛門の臭いを小刻みに嗅ぐ呼吸音は遠くから見ている私にも聞こえましたとも、ええ。
すると突然、ブブゥッ!という激しい音が聞こえました。はい、放屁をしたんですね、ジャミが。
肛門に鼻を押し当てていたフローラちゃんは直接吸ってしまわれたのでしょうか、口を開けながら白目を剥いてました。
しかしお気の毒だと思ったのも束の間、彼女は全身を大きくビクンと痙攣させ、絶頂を迎えたのです。
・・・どうしようもない淫売です」 
0816名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 13:13:08.70ID:CjL/4/82
フローラ物はジャミ×かルドマン×か光の教団での輪姦ネタがいいね
0817名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 17:19:13.58ID:kVQ86XzM
ルドマン×フローラはお嬢様が汚される&近親相姦という二重の背徳が味わえていい
デボラはキャラが派手だから逆にそういうのより主人公ものとかのが
実は純情みたいなギャップが活きるしエロく感じて萌える
0818名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 19:30:29.05ID:fwc5OZjt
金髪さんの輪姦や馬嫁ものの薄い本はNTRブームに乗ってやたら出てるからな
そっちはさすがにもうお腹いっぱい
もう書くなよ絶対書くなよ
0819名無しさん@ピンキー2014/07/13(日) 20:05:57.17ID:iVY6SuzX
フローラの馬物好き
一番フローラに似合うのは馬だと思う
0820名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 00:10:08.59ID:fKxWJtp0
主人公がフローラと結婚してフローラがジャミに浚われた後
フローラはジャミとセックス三昧になり
その感主人公はビアンカとデボラを3Pでヒィヒィ言わせる話が読みたい
0821名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 06:08:33.76ID:VeQlbyEZ
こういうところでも嫁論争持ち出す馬鹿は消えていい
投下しない口だけ野郎がエラそうに
0822名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 12:00:11.96ID:WuO8WqQ0
嫁まとめて馬に食われて傷心の主人公が実娘とのSEXに溺れていく話とか
0823名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 13:13:33.35ID:Hm5vqbW/
フローラと結婚した後にフローラの娘と関係を持って親子で愛欲の日々を送りつつ
フローラが石化している最中にデボラとビアンカの元に通い妊娠させ
そして生まれた娘たちがある程度成長したら引き取ってロリハーレムを作る
ロリ娘との肉欲近親相姦ライフ
0824名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 18:37:41.10ID:XMt6KYdg
ヘンリーとマリアの子供が娘だったらさらに楽しめただろうな
0826名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 21:08:44.16ID:6EvWFsQN
王子3人も調教しようぜ!
そして気が付いたら王子に王女が全員寝取られEND
0827名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 22:22:39.92ID:5uwVbRvf
アンディとフローラの間に娘が生まれてくれればさらに楽しみが増えるな
作中のロリは全部俺のもの計画
0829名無しさん@ピンキー2014/07/15(火) 11:06:46.49ID:nflNN0we
自分の子供、ヘンリーとマリアの息子、アンディとフローラの子供
ショタロリ全部手込めにする主人公か
0831名無しさん@ピンキー2014/07/19(土) 17:47:28.34ID:A7a3vnw4
子供の頃に妖精の国を救った主人公を、ポワン様が筆下ろし
青年期になって再度訪れた時にも、子供たちが寝静まった後で主人公とポワン様が愛し合うことに
それを見てしまったベラを、主人公とポワン様が二人がかりで躾るとか

DQ3の女勇者が旅立ちの際に、かつて父が魔物を倒したときに手にいれた強力な装備を母に与えられて旅立つも、その装備が魔法のビキニだった
元々気弱だった女勇者は魔法のビキニを装備したまま、スライムたちに集られてスライムを産んだり、アルミラージやグリズリーに無理矢理犯されたり、しびれくらげやクラーケンの触手で滅茶苦茶にされたり、やまたのおろちに犯されたりしていく話とか
0832名無しさん@ピンキー2014/07/19(土) 22:44:35.82ID:2laFoey6
女遊び人が男武闘家をパイズリでいかせる話が思い浮かばない(涙)。ここの人達の創作が凄い。
0833名無しさん@ピンキー2014/07/21(月) 20:19:18.35ID:KLPeW0Gb
コアなシチュばっかリクエストしてると普通のラブコメSS書きが尻込みしちゃうぞ
0835名無しさん@ピンキー2014/08/06(水) 20:17:05.47ID:5f5sFPUS
この空気だと俺の書いたアイラの純愛ラブラブエッチものが投下しにくい
0836名無しさん@ピンキー2014/08/17(日) 17:53:48.51ID:DDAI1W4M
0837名無しさん@ピンキー2014/08/20(水) 20:37:34.70ID:npUCUN2m
何気にW主(男)とルーシアの純愛ラブラブエッチものが読みたい
異父兄妹とかいとこ同士とか近親ちっくならなお可
0841名無しさん@ピンキー2014/08/30(土) 03:31:37.32ID:eezgO5CT
>>840
仲間がいた。僧侶系の2人いいよね
クリフトは家庭的で穏やかな気質のミネアに癒されると思う
ミネアも姉に振り回されてきたのでやさしく真面目なクリフトに
甘えていいと思うんだ
0843名無しさん@ピンキー2014/09/11(木) 16:59:46.08ID:mp6LZkfz
ビアンカ×ジャミでいいのありませんか?
0845名無しさん@ピンキー2014/09/17(水) 23:03:36.54ID:WWkjLLyj
モンバーバラ姉妹の百合を是非……と思ったけどスレチか

思ったのだが9のSSが少なすぎる
下級天使は上級天使に逆らえないって設定はもっと活きて良い
0847名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 02:35:08.66ID:7qhxtFgU
こきつかってくださいませ発言のあるロクサーヌはドM
いいキャラしてるよな―
0849名無しさん@ピンキー2014/09/27(土) 16:12:04.56ID:oYbcO7bO
配合ネタってニッチなのかな?
じごくのマドンナとかローズダンスとかが出てきたときに書く人が居るかと思ったんだが
0850名無しさん@ピンキー2014/10/08(水) 17:17:56.79ID:BVCpAwCc
ここに投下するのってエロないとダメ?
FFDQ板にSSスレあるがあっちはあからさまに人少なくて投下するのに迷う
0851名無しさん@ピンキー2014/10/09(木) 06:07:55.90ID:BsbbG/nJ
そらまぁエロパロ板やからね
匂わせるくらいでもいいからやってもらわないことには
0852名無しさん@ピンキー2014/10/13(月) 20:18:15.22ID:HQCXeLDC
0854名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 05:46:48.67ID:JpdbikEE
ガケっぷち村復興資金集めに奔走するヨシキリがリーネに囲われるおねショタも良い
0855名無しさん@ピンキー2014/11/14(金) 13:44:47.68ID:HT8zNfnL
誰か、川村美亜の小説を保存してないか?
ネットで探しても一部しかのこってないんだよな・・・
0857名無しさん@ピンキー2014/12/06(土) 22:13:32.62ID:Bs7f6bJd
>>841
このスレ的には、普段真面目でストレスたまりまくってる二人が
休みの日に激しいセックスで発散してるといいと思う
0859名無しさん@ピンキー2015/02/26(木) 21:28:01.53ID:JRHJESyV
DQヒーローズ進めてるけど、
もういっそのことV主人公は重婚すればいいと思った。
0861名無しさん@ピンキー2015/04/05(日) 23:58:29.86ID:+i12Ecw3
・大まかなストーリーはなぞる
・一部キャラにTSが入る
・モンバーバラ姉妹の扱いが悪い

という様な新約ドラクエWを思いついたが投下してもよろしいものか…。
0862名無しさん@ピンキー2015/04/07(火) 19:38:33.57ID:a9Eplmpb
ここまで過疎ってさえいなければ、どうぞ渋にでもお帰りくださいと言いたくなる内容だが
0864名無しさん@ピンキー2015/05/09(土) 22:57:28.96ID:e8tC2nUn
使い古されたカップリングですが、
DQ7の主人公(アルス)×マリベルの、
純愛?モノって重要ありますかね?
0865名無しさん@ピンキー2015/05/11(月) 21:35:40.37ID:HSqPXpAq
重要かどうかは人それぞれでしょうが需要ならあると思いますよ
7キャラものがそんなに使い古されてるとも思えませんし
というかクリアリだろうと主ビアだろうとテリバだろうともうどんどんどうぞ
0866名無しさん@ピンキー2015/05/12(火) 22:19:43.88ID:ayuCyzxL
>>865
ありがとうございます。
ご指摘のとおり、重要→需要のいきなりの誤字とかorz

細部の手直しが終わったら、
投下させてもらおうかと思います。
0867名無しさん@ピンキー2015/05/23(土) 20:38:14.05ID:Z4aqPfhb
遅くなりました。
ドラクエ7の主人公×マリベルネタです。

クリア後世界観の和姦系ネタになるかと思います。

結構な長文で、
紳士諸兄が冒頭から(*´Д`)ハァハァ
できるような類ではありませんが、
興味のある方は目を通して抱ければ、と。
では、投下しますです。
0868船と港と男と女2015/05/23(土) 20:40:51.73ID:Z4aqPfhb
青空に舞うカモメが、海面と、湾内に張り出した停泊所の間を
せわしなく飛び交っている。
エスタード島の南に位置するフィッシュベルの村は、
わずかな雲が漂うばかりの、晴れ渡った天気を迎えていた。

カモメ達が獲物の魚を得て、ときおり着地する停泊所の石畳。
その同じ石畳の上を、一人の女性が早足で歩いている。
いや、歩いているというより、同じ場所を、
グルグルと行ったり来たりを繰り返している、と言った方がいいだろう。
彼女のそばを、幾人もの水夫が、次々と通り過ぎていく。
彼らの顔には、やり遂げた仕事の充実感と、
それなりに深い疲労感が、併せて浮かんでいる。

「もうっ! おっそいわね!」
すれ違う水夫の姿を横目で見ながら、一つ癇癪の声を挙げると、
歩き回っていた女性―――マリベルは、ぷくっと頬を膨らませ、
今度は定められた方向に、一直線に歩き出した。
彼女が進める足の先には、先ほど港に帰ってきたばかりの、
一隻の大きな漁船がある。
0869船と港と男と女2015/05/23(土) 20:42:18.09ID:Z4aqPfhb
港に横付けされた船には、丸太を組み合わせた通路が渡されている。
その通路から降りたすぐそばで、
一際目立つ、がっしりとした身体つきの男が、
他の水夫に次々に指示を送っていた。
「おぅ、そっちの木箱の奴らは、グランエスタードの市場に送ってやるようにな。
 この木箱はフィッシュベルの分だ。間違えるなよ!」
彼の名はボルカノ。
この漁船の指揮を取る者で、フィッシュベルはおろか、
グランエスタードや、近隣の港にまで名が通った、一流の漁師である。
髪の毛には、既に幾筋か白い物も混じり始めているが、
その盛り上がった筋肉と、テキパキとした威勢の良い声からは、
漁の一線を退く姿は、全く想像できない。
「ほらそこぉ、仕分けは留守番役に任せておけって。
 漁に出てた奴らは、引き継ぎ済ませたらさっさと家に帰れよ!
 嫁さんや子供に、早く元気な顔を見せてやれ。
 …………おっと、こりゃマリベルお嬢さん」
「お帰りなさい、お養父様」
声をかけたボルカノに、愛想笑いを浮かべるマリベル。
内心のイラつきを抑えつつ、このような芸当ができるのは、
村一の網元のお嬢様として育てられた自負によるものである。
とはいえ、彼女の場合、その勝ち気に過ぎる性格から、
自制に失敗する事も少なくは無いのだが。
0870船と港と男と女2015/05/23(土) 20:45:07.59ID:Z4aqPfhb
マリベルの声に、ボルカノは見事に伸びたあごヒゲを触りながら、
照れくさそうに笑う。
「その、『お養父様』ってのは未だに慣れないですなぁ。
 いや、世間じゃあそれで通りますし、
 マリベルお嬢さんからすれば、当然なんでしょうがね」
「それなら、ボルカノおじ様―――これでいいかしら?」
「そうそう、そっちの方が、昔から呼ばれ慣れてまさぁ。
 で、わざわざこんなところまで何か御用で?」
「え、っと……あの人……アルスは?」
「あぁ、息子の奴なら―――」
やっぱり目的はそっちか、という顔をしつつ、
ボルカノは右手の親指を立て、自分の背後へ逆手に指差す。
「船倉の方で片づけしてるんじゃねぇかなぁ。
 まだ船から降りる姿は見ていないんでね」
「ふぅ…………そう。ありがとう、ボルカノおじ様。じゃあ失礼しますわ」
マリベルは、一つため息を吐くと、ボルカノへのあいさつもそこそこに、
船の後方にある、船倉への階段へと歩みを進めた。
ただ、ボルカノから離れていくほど、マリベルの足踏みが強くなっていくところに、
彼女の内心のざわめきが見て取れる。
マリベルを見送りながら、フィッシュベル随一の漁師は、
こちらもまた、ため息をついた。
「全くあのバカ息子は…………仕事熱心なところは買ってやるんだが、
 それにしたって程度ってもんがあるだろうに。
 さて、と…………おぅ、俺も帰るからな! 留守番してた奴らは、
 さっきの魚の仕分けと、船体の整備をしといてくれよ!」
合点です!―――と、複数の部下の声を聞き、それに頷くと
ボルカノも、妻・マーレの待つ家へ足を向けた。
0871船と港と男と女2015/05/23(土) 20:47:16.43ID:Z4aqPfhb
「うん、残った食料の片づけは向うの部屋の籠へ入れておくんだ。
 それから船内の掃除道具は、ここの隅にあるから―――」
船倉の中では、ボルカノの息子であるアルスが、
彼よりも一回りほど若い、二人の少年たちへ、指示を出していた。
水夫見習いの少年たちは、まだ慣れない手つきで、
物の場所を確認したり、思い出したりしながら、
先輩にあたるアルスの言葉に従っていた。
甲板から階段を下りたマリベルは、そんな三人の姿を見て、
低い声で自らの来訪を知らせる。
「あ〜る〜す〜……」
「あ、マリベル」
「『あ、マリベル』じゃないでしょ!!? あんた、何やってんのよ!
 私がどれだけ港で待ってたのか、わかってる!?」
呑気な声に、とうとう感情の爆弾を爆発させたマリベルが、
仁王立ちの姿勢から、長い瞳を釣り上げらせる。
彼女の全身から醸し出すオーラは、それまで和気あいあいとしていた船の一室を、
瞬時に凍りつかせてしまった。
「あ、あのぅ……アルスさん、あとは僕たちでちゃんとやっておきますから」
「……そ、そうですよ、残った片づけは任せておいてください」
彼女のただならぬ剣幕に押された少年たちは、気をまわしてアルスへ申し出る。
0872船と港と男と女2015/05/23(土) 20:49:28.91ID:Z4aqPfhb
「え、でもまだ教えなきゃいけない事が……」
「だ〜か〜ら〜、『でも』も、『まだ』も、ないっ! いい加減にしなさいっての!」
アルスは、いまだ後輩の世話に未練を残していたが、
彼の片頬に、マリベルの指が伸び、ギュッと捻りあげた。
「いっ!? だだだだ! いひゃい、いひゃい!」
「と、ゆーわけで―――」
隣で涙目になるアルスを尻目に、マリベルは少年たちへ、ニッコリと微笑みかけた。
「―――あとは、あなた達、しっかりとやってくれるわよ、ねぇ?」
笑みこそ浮かべているが、彼女の言葉は、お願いのオブラートに包まれた、
有無を言わさぬ命令以外の何物でもない。
役者の違いを悟った少年たちは、異口同音に屈服の声を返すしかなかった。
「「は、はいぃぃっ!」」
「そ。じゃあ、よろしく頼むわね。
 ……そーゆーわけで! アルスはさっさと荷物をまとめて船を出るっ!!」

船倉から甲板へ上がるわずかな間ですら、
アルスを蹴っ飛ばさんが勢いのマリベルを見て、
残された少年たちは、ぎこちなく顔を見合わせた。
「…………怖かったなぁ」
「うん…………俺、嫁さんをもらうなら、もっとずっと優しい人がいいな」
「いやー、マリベルさんほどはさすがにいなくても……フィッシュベルのコって、
 結構、気が強い人……多いぜ?」
「じゃあ、グランエスタードみたいな都会で探すか?」
「あぁ、それがいいかもなぁ……」
恋人もいない少年たちは、目の前で繰り広げられた痴話劇場と、
それに影響された、まだ見ぬ出会いに想いを馳せながら、
まだ山積している、船倉の片づけを続けるのだった。
0873船と港と男と女2015/05/23(土) 20:51:10.45ID:Z4aqPfhb
「……っ、ふぅ」
湯船につかったアルスは、快ちよさげな息を吐く。

ここは、村の片隅にある一軒家。
かつてはとある家族が住んでいた家だが、
彼らが他の町に移った後は、夫婦となったアルスとマリベルが帰るべき場所となっていた。

「ホントに、マリベルはせっかちなんだからなぁ」
家に入るなり、マリベルの『汗臭い!』の一言で、浴室に放り込まれたのだが、
何とも準備がいい事に、湯船の湯は良い加減に沸いていた。
恐らくは、前もってある程度沸かしておき、
二人が帰ってから、すぐさま、二度目の火を入れたのだろう。
それを考えると、帰宅を急いだのも、
こういった段取りが、ちゃんとしてあっての事、とも思えてくる。

……とはいえ、この家に帰るまでの間、手をつないだまま、
先を切ってズンズンと歩いていたマリベルと、
半ば引きずられるようだった自分の姿を脳裏で反芻すると、
成人を迎えた男して、気恥ずかしさが先に立つのも事実だった。
引きずり、そして引きずられて帰宅する二人の姿を見て、
周囲の人が、苦笑を見せるやら、生温かい目で見守るやらといった様子に、
マリベル自身はどれだけ気づいていたのか―――。
そう振り返るアルスもまた、苦笑いを浮かべるしかない。
0874船と港と男と女2015/05/23(土) 20:54:35.02ID:Z4aqPfhb
「アルス、湯加減はどう?」
マリベルの声に、アルスはふと我にかえる。
「あぁ、ありがとう。いい感じだよ」
そう返事をして、湯船の主は、ふと不審げな顔をする。
今のマリベルの声が、あまりに近いところから聞こえたからだ。
家の裏手に位置する、風呂釜の火を起こす場所で発したような、
周囲に響かせるような声ではない。
「……?  ―――!!」
反射的に、湯船で振り返ったアルスの目に飛び込んだのは、
タオル一枚を持ったまま、浴室の入り口に立つ、
一糸まとわぬ姿のマリベルだった。
既に、身体が結ばれている以上、その裸体は何度も目にしているのだが、
普段は見ぬ場所でのその姿は、アルスに驚きを与えるのに十分なモノだった。
「……何よ」
「あ、いや、別に……」
マリベルが、少しの気恥ずかしさを隠すように、口をとがらせると、
アルスもポカンとした口を閉じて、意味もない返事を返す。
「……背中、洗ったげるから」
「え?」
「背中、洗ってあげるって言ってるの。嫌なの?」
「い、嫌じゃないよ」
そそくさと、湯船から上がったアルスが、あぐらをかいて座るなり、
マリベルは彼の背中を、タオルと石鹸でゴシゴシとこすり始めた。
その間、しばし無言の二人―――。
0875船と港と男と女2015/05/23(土) 20:57:31.46ID:Z4aqPfhb
目の前の背中をこすりながら、マリベルは自問する。

いつだったのだろう。
小柄な少年が、マリベルの背を完全に追い越してしまったのは。
いつからだっただろう。
マリベルが、この身近な少年を、男として意識してしまったのは。

繰り広げた冒険の中、成長した少年のシルエットは、
さらに父親の漁のもとで鍛えられた日々で、茶色に日焼けしている。
かつての線が細い、少年時代の面影は全くと言っていいほどない。
ただ一つ、変わらないとすれば、やや童顔で柔らかな表情のみだろうか。
0876船と港と男と女2015/05/23(土) 21:01:36.99ID:Z4aqPfhb
「全く……船から出てくるのが遅いのよ。待ってる身にもなりなさい、っての」
マリベルが、洗い落とすアルスの背中に、男としての色気を感じながら、
それでも初めに口から出てくるのは、彼女らしい憎まれ口だった。
「ごめん……」
「それとも何かしら? こぉんな奥さんよりも、
 初めて世話する後輩の方が可愛いのかしら?」
一度、湯おけで背中の泡を流すと、マリベルは自らの裸体をアピールするように、
後ろからアルスを抱きすくめてきた。
アルスは、自分の背中に柔らかい肌と、
密着して押しつぶされた二つの乳房を感じながら、ゆっくり首を振って応える。
「違うってば…………マリベル、まだ怒ってる?」
「当たり前でしょ」
「……どれくらい怒ってる?」
「そぅねぇ…………アルスが初めて私を抱いてくれた時、
 全然優しくなくて、すっごぉく痛かったのに
 やめてくれなかった時ぐらいかな」
「なっ、だってあの時は!」
あまりにあけっぴろげに、過去の痴態の様子を持ちこまれて、
アルスも流石に動揺の声を挙げる。
確かにあの頃は、女性の身体もあまりよくわからなくて、
ひたすらに自らの昂ぶりを相手にぶつけるだけだったのだが……。
0877船と港と男と女2015/05/23(土) 21:41:46.12ID:rA9qcaIC
マリベルは、そんな様子が余程おかしかったのか、
クックッと小さな含み笑いを漏らす。
その笑いを収めると、自分のあごを、アルスの肩口に乗せて言葉を続ける。
「……でも、今日はもっと怒っちゃうかもね。このまま―――」
一度口を閉ざすと、マリベルはアルスの肩越しに視線を落とす。
「―――そう、そんな感じなのに、このまま何もしないんだったら、ね」
マリベルの視線の先には、ムクムクと成長を続ける、アルスのペニスがあった。
まだ、完全にいきり立ってはいないが、明らかに怒張している様子は一目でわかる。
マリベルは、そんな様子が余程おかしかったのか、
クックッと小さな含み笑いを漏らす。
その笑いを収めると、自分のあごを、アルスの肩口に乗せて言葉を続ける。
「……でも、今日はもっと怒っちゃうかもね。このまま―――」
一度口を閉ざすと、マリベルはアルスの肩越しに視線を落とす。
「―――そう、そんな感じなのに、このまま何もしないんだったら、ね」
マリベルの視線の先には、ムクムクと成長を続ける、アルスのペニスがあった。
まだ、完全にいきり立ってはいないが、明らかに怒張している様子は一目でわかる。
成年男子のそれは、仕事等で適度に疲れている時ほど、むしろ反応しやすい―――。
そんな、男の生理現象を知ってか知らずか、彼女は面白がる口調になる。
「まぁまぁ、日が昇ってるうちから、そんなにさせちゃって」
「……仕方ないだろ、マリベルが身体をくっつけちゃってるし」
「言い訳はみっともない」
ピシャリとアルスの言葉を遮ってから、マリベルはもう一度質問する。
「で、どうするの? 怒った私をそのままにしておくつもり?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
0878船と港と男と女2015/05/23(土) 21:43:42.88ID:rA9qcaIC
その言葉には直接は答えず、アルスは上半身をひねって、
マリベルの口に、軽く唇を重ねる。
それから一度口を離すと、今度は身体全体で振り返った。
そして、マリベルの顔を引き寄せて、
一度目よりずっと深く、ずっと長い時間交わされるキス。
互いの舌をからめ合い、たっぷりと、相手の唾液を味わってから、
アルスは改めて言葉を発した。
「しておかない」
「ん……よろしい」
わざと重々しく頷いてから、マリベルは愛する男へ身体を預けた。
0879船と港と男と女2015/05/23(土) 21:52:27.50ID:rA9qcaIC
抱き合ったまま、三度目のキスを終えてから、
アルスはマリベルの身体を反転させる。
そうする事で、マリベルはあぐらをかいたアルスに、腰かける形になった。
そうしておいてから、アルスは、マリベルの背後から、片方の手を彼女の乳房に、
もう片方を、内股に滑らせる。
「ふぅ……んん…………んっ!」
乳首の上で、円を描くように蠢いていたかと思うと、
時おり、キュッと乳首をつまみ、刺激を送る。
そのたびに、マリベルはピクン、ピクンと身体を揺らす。
「ね、ねぇ……胸、だけ?」
マリベルは、じれったそうに問う。
アルスのもう片方の手―――股間に近い場所に伸ばされた手は、
内股をさすってはいるものの、肝心な場所には触れようとしない。
適度な愛撫に感覚を尖らせながらも、快楽の次のステップには登れず、
マリベルは不満げに腰をくねらせる。
そうしながら、今度はマリベルの方から、アルスのペニスを触り始めた。
「う……」
「もう……アンタだって、こんな風になってるくせに」
赤みが増した顔で微笑みながら、いとおしげに、固くなった物を上下にしごく。
0880船と港と男と女2015/05/23(土) 21:58:31.04ID:rA9qcaIC
その動きが幾往復してから、お返しと言わんばかりに、
アルスは彼女の中心へ、指をうずめていった
「! はあぁぁ……」
一瞬、マリベルは身体を硬直させ、こぼれる吐息とともに、身体の力を緩めていく。
アルスの中指が軽く中をかき回したかと思うと、
今度は、人差し指と中指で入り口をゆっくりと開き、広げる。
「も、もっと深くでいいのに、それじゃあ…………あ!? あぁっ!」
プクリと顔を出したクリトリスに、アルスの指が触れると、
マリベルは一段と高い嬌声を挙げた。
アルスが、指の腹で、クリトリスを軽く押しつぶして刺激するたび、
割れ目からは粘着質の液体が溢れ、潤してゆく。
それを確認してから、先ほどまでは胸を触っていた手を、こちらも股間に伸ばし、
左右の手でクリトリスと、花弁の中を同時に触り、マリベルの反応を愉しむ。
「そこはっ! ダメ……いひっ、いいのぉ!」
強い快感に、反射的に腰が逃げようとするが、それもわずかな間のこと。
マリベルは、自分の手をアルスの手に絡め、自らがより感じるところへいざなう。
0881船と港と男と女2015/05/23(土) 22:01:08.90ID:rA9qcaIC
ハッ、ハッ、ハッ……。
愛撫の間も、時おり唇を合わせ、お互いの呼吸が乱れていくのを感じ取っていく二人。
ややあって、マリベルは絡めていた手を離し、少し身体を離そうとした。
「アルス、よ、横になって……お願い、私、上がいい……」
そう懇願されると、拒む理由も無い。
アルスは仰向けとなり、身体を横たえた。
アルスに背を向け、馬乗りの形になったマリベルは、彼の足の方を向いたまま、
ずりずりと腰を前にずらす。
そして、もう十分に固くなったアルスのペニスを握りしめると、
自分の割れ目の近くに導く。
「これ、もう欲しい……の……ンっ」
アルスのペニスは、生温かい部分に触れたところで一瞬止まり、
それからその感覚に全体が包まれた。
―――ああ、あぁぁぁぁ………………。
すぶぶ……と、マリベルがアルスのモノを呑み込み、
腰を十分に落とし切ると、マリベルは喉の奥から、歓喜の声を絞り出した。
同時に背中を弓なりに反らし、彼女は最初の挿入を身体全体で味わう。
0882船と港と男と女2015/05/23(土) 22:12:35.04ID:rA9qcaIC
「マリベル、鳥肌がすごい……」
「だ、だって……仕方ないじゃない……っ」
蒸した状態の浴室の中で、
それでもマリベルのお尻に鳥肌が浮かび上がったところを見ると、
相当な快感が巡っているらしい。
そう受け取ったアルスは、マリベルのお尻や腰のあたりを、
両の手のひらで優しく撫でまわす。
その仕草に感覚がほぐされたのか、鳥肌が消えていくのを待ってから、
マリベルはゆっくりと、楕円を描くように腰を揺らし始めた。
「あん……あ……あん……」
マリベルの泣き声に似たあえぎ声が、浴室でエコーする。
声と調子を合せるように、ゆらり、ゆらりと周回する腰の動きがひどく艶めかしい。
0883船と港と男と女2015/05/23(土) 22:15:13.23ID:rA9qcaIC
「アルスは…………イイ?」
「あぁ……気持ちいいよ……」
「う、嬉しい……なぁっ。私も、いい、これ、好きなの……」
切れ切れに、コミュニケーションを取ろうとするマリベルだったが、
次第に、そんな余裕も無くなっていった。
「ゃん、おっ…きい、すご、ぃぃいいぃ―――」
嬌声の間隔が短くなっていくとともに、マリベルの腰の動きも激しくなる。
先ほどまでの円に近かった動きは、上下の運動に集約され、
ダイレクトに欲情を味わおうとしていた。
アルスも、彼女の腰のくびれに手を置き、
下からペニスを動かす事で、シンクロした快感を送り込もうとする。
「あぁっ、やだ、それいいっ、もっと、いいの、もっとぉ!」
「こ、こう?」
「それぇっ、んぅんんっ!」
床に手をつき、マリベルはペニスを一本の支柱とする形として、
腰を持ち上げたかと思うと、次の瞬間にはグッと押し下げる。
花弁の入り口はその度にめくれ、
角度によってはクリトリスも同時に刺激する。
マリベルの脳内では、危険水域が近い事を知らせるシグナルが
音量を上げながら鳴り響いていた。
0884船と港と男と女2015/05/23(土) 22:28:22.14ID:1JFqVfCB
「ひ、ひぃぃぃっ、あああぁぁぁぁぁ!!」
マリベルは、ひたすらに男根を味わっていたが、
一瞬、悲鳴に似た叫び声をあげると、上半身を前に崩し倒した。
そのため、股間は繋がったまま、アルスの両足の間に身体を投げ出すような格好になる。
「だめ、私、ダメぇぇぇ…………」
訴えかけるような、脱力した声を漏らすマリベル。
ペニスを加えたまま、腰はビクン、ビクンと痙攣を続け、柔肌は小刻みに震えている。
頂きに達してなお、自分の意志とは離れたところで、
エクスタシーに浸ろうとしている証拠だった。
その痙攣が軽く収まってから、アルスはペニスを引き抜き、
互いの身体を離してやる。
マリベルはうつぶせから、お尻だけ軽く持ち上げた格好のまま。
形を崩した、土下座に近い状態のまま、昂ぶりを収めきれないでいた。
「ふ、ふぅ、ふぅぅぅ、はぁ………………あっ?」
深呼吸を幾度か繰り返していた彼女は、急に、鋭く驚いた声を出す。
休まったと思った自分のアソコに、また新しい刺激が加えたからだった。
その刺激の元―――アルスの指は、
マリベルの中をかき混ぜながら、時折指を曲げて、中の蠢く壁をこすってゆく。
先ほどの交わりで、薄く泡立った愛液が、だらしなく、陰唇の間から滴る。
「やめて……ねぇ、ダメ、そこはまだっ、まだキツイのっ!」
「そう? でも、だいぶ気持ちよさそうだけど」
「イイけどっ、強過ぎるぅ、おかしくなるぅっ!」
マリベルは、強烈に押し返してくる快楽の波に翻弄されながら、
身体をよじらせて、アルスの指の動きから逃げ出そうとする。
しかし、腰に力が入らない状態では、中途半端にもがく事しかできない。
0885船と港と男と女2015/05/23(土) 22:30:41.10ID:1JFqVfCB
そんな動きなんかも、ヤラシイんだけど―――。
そう呟いたアルスは、片頬に笑みを浮かべると、攻守が逆転した事を自覚した。
指を抜くとすぐさま、まだそそり立つペニスを割れ目にあてがい、
バックからそのまま、一息に貫いた。
「!! んんあああああ!!」
流石に刺激が急激だったのか、マリベルは声を裏返す。
そして、頭の中でスパークしたものを振り払うかのように、左右にかぶりを振った。
アルスも、強く打ちこんでからすぐには動かず、
いたわりの意思を込めて、彼女の首筋を右手で撫でてやる。
「う、う……うぅん」
マリベルのうめきが聞こえると共に、アルスは彼女の首にあてた右手を、
そのまま後ろから、彼女の頬、そして口の方まで伸ばす。
マリベルはその指のうちの二本―――人差し指と中指を、
おしゃぶりするように、軽く口に含んだ。
そうする事で、自分の気持ちを落ちつけようとしているようだった。
アルスの指を、舌で舐め、甘噛みをしていくうちに
マリベルの中の、痛みに似た刺激は、次第に緩やかになっていく。
四肢には再び、じんわりと快い痺れが満ち始めた。
「もう、動くよ?」
「う、うん」
マリベルの了解を待ってから、アルスは手を引き戻し、
彼女のウエストを抱えて、腰の動きを再開させる。
「は、あ……あぅ……んぁ……」
半開きとなった口から、意味の無い、くぐもった声が漏れる。
それは、彼女がまた、悦楽に囚われ始めた証拠だった。
0886船と港と男と女2015/05/23(土) 22:36:00.86ID:1JFqVfCB
ふと、マリベルは、自分の目の前にある、壁掛け鏡に目が釘付けとなった。
浴室に掛けられた鏡。
普段は、アルスが薄髭を剃ったり、マリベルが洗った髪を整える時に使う鏡。
しかし今は、上気した肌、だらしなく開いた唇、
四つん這いのまま、なすがままに貫かれている肢体。
…………そして、アルスに同調して、自分も腰を前後に動かしている様子が、
遠慮なく映しだされている。
(やだ……私……)
確かに、アルスと身体を重ねる事は、彼女の好むところだったが、
こうも、まざまざと自分が乱れる姿を見せつけられる事は、今まで無かった。
そしてその自覚が、さらに淫らな欲求を加速させる。
(もっと、もっと……もっと……!)
四つん這いの姿勢は保ったまま、震える右手を、股間の結合している部分へと伸ばす。
何かを探すように漂った人差し指は、もうすっかり露出しているクリトリスを探し当てた。
(ひっ……)
軽く触れただけ……ただそれだけで、身体は一度跳ねるが、
もう指の動きは止められない。
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