ついに、タンクトップの怪盗娘の肩がコンクリート壁に当たる。
驚きとわずかな絶望が混じった小さな悲鳴は、私に勝利の確信をもたらす。
「所詮はガキだな!」
両腕を広げ逃げ道を塞ぎつつ、じりじりと距離を詰めていく。
生意気な小娘は怯えの色が混じった目で私を睨んでくる。
消え去った逃げ道を辿ろうと、未練がましく踵(かかと)でかちかちと硬い壁を小突いているが、無駄な足掻きとしか言いようが無い。
やがて己の運命を悟ったのか、敵は観念したかのように腕を下ろし、うなだれるように顔を伏せた。
勝った。
汗が染みたタンクトップ。フリルがあしらわれた挑発的なミニスカート。
年不相応な色香を演出するコーディネートは、申し訳程度の隠された恥部への想像を掻き立てる。
薄く伸ばした真珠のような腹は汗で艶めいて、呼吸に合わせて小刻みにふくらんではへこんでいく。
甘ったるい吐息が微かにかかるほど距離を詰め、私の下半身はもはや遠慮なく怒張していた。
捕らえたらその世間知らずな幼い肢体をみっちり罰してやるーーー
かつてない高揚感と期待感に体に火が付いた思いで、滑らかでシミ一つない幼い女体へ覆いかぶさるようについに飛びついた。
「や!」