デート当日の朝のらんまは機嫌が良かった。本人は奴に吠え面をかかせるのが楽しみといっていたが、どうみても彼氏とのデートが楽しみにしている女の子にしか見えない。
らんまは今まで九能と女の子としてデートしたことが何度かあったがこんな状況は初めてだ。
らんまは自分が極めて危険な領域に入っていることがわかっていなかった。それが更に危険に拍車をかけていた。

あかねの不安そうな視線に気付かす、らんまは、いってきまーすと元気よくデートに出掛けた。