ショタとお兄さんでエロパロ10
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0001名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 01:11:01.14ID:q/hXub9N
ショタ×ショタだろうが、ショタ×おっさんだろうが、
あなたがショタとお兄さんだと思うものならスレテーマに沿っています。
だからといって「ワシらも60年ぐらい前はショタっ子でならしたモンよ」
と豪語する兄(78)と弟(76)の絡み、とかいうのは勘弁な!

投下は二次・オリジナル問わず、エロ重視・ストーリー重視・萌え重視・
ショタ受・ショタ攻・SF・妖怪・擬人化・モンスター・触手責めetc …どんな作品でもおk。
但し二次モノ投下の際はできるだけ元ネタの表記をお願いします。
また、人を選ぶ要素がある場合は前書きに明記して下さい。
(例:ショタ攻め、スカトロ等)

・sage進行推奨。荒らしと広告は各自でスルー。
・次スレは>>975、またはスレ容量490KB辺りで適宜建てること。

【保管庫】
http://www39.atwiki.jp/55syota/

【過去スレ】
前スレ ショタとお兄さんでエロパロ9
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296899056/
ショタとお兄さんでエロパロ8
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1279285110/
ショタとお兄さんでエロパロ7
http://yomi/bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/125883511/
ショタとお兄さんでエロパロ6
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249810825/
ショタとお兄さんでエロパロ5
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1239018201/
ショタとお兄さんでエロパロ4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232162378/
ショタとお兄さんでエロパロ3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1220795350/
ショタとお兄さんでエロパロ2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199276452/
初代スレ お兄さんとショタでエロパロ(二次オリ問わず
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1152429072/
0002前スレ6032012/01/14(土) 01:14:39.65ID:q/hXub9N
すみません。
残り容量を完全に見落としてました…
とりあえず、残りです↓


「ココ…気持ち良い……?」
「う、ん…ふぁっ」
「あぅ、あ…ん」
「ミカエ…ル。僕…もう……」
「良いよ。受け止める…から。全部っ……!」
鼓動が一気に跳ね上がる。
ココの快感が頂点に達した証だった。
「うぁ、ああぁ!」
「ああぁっ、ココ……っ!」
大雨で決壊したダムの様に、ミカエルとココは同時に達した。
身体を支え切れなくなり崩れるココを、ミカエルは白濁した斑点ごと受け止める。
先刻宣言した通り、ミカエルはココの想いを全て受け止めたのだった。
「ミカエル」
「…何?」
「ごめんね」
「どうして謝るのさ」
「だって、僕はミカエルをいっぱい傷付けたから」
胸の内の行方が、決して報われるものでは無い事。
それを知った上でミカエルにぶつけてしまった事。
それを何一つ逃さずに受け止めてくれた事。
「これで…本当に良いの?」
「言わないで。もう僕は迷いたくない。叶わないなら、いっそ何も無かった事にしていたいから」
「…そういう考え方は、ぼくは嫌いだな。だけど、ぼくもその方が良いと思う」
「そう言ってくれると嬉しいかな。少しだけ」
どうせ傷付くのなら、少しだけで良いから救われていたい。
それはミカエルも同じだった。
だからこそ、ココを愚行と切り捨てずに交わる事が出来たのだ。
お互いの傷を舐め合えるのなら、それで良い。
(ジャックだったら、こんな時どうするのかな…)
この場に居ない想い人の姿が映る。
いつもの爛漫に咲き誇る笑顔では無く、何処か寂しげな笑みが。
陽炎の様に、像が揺れる。
それは自分の描いた虚像では無く、本当に視界が揺らいでいたからだった。
「ミカエル、泣いてるの?」
「え…?」
透明な雫が奇跡を残してココの腕を伝う。
「あ、あれ…? 変、だな…止まらな、い……」
ヒトは何故涙を流すのだろう。
目にゴミが入ったとき。
嬉しいとき。
それとも―
0003名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 01:16:54.58ID:q/hXub9N
そんな訳でここで終了です。
まさかスレを跨いで投稿する事になるとは思いませんでした。
こんな形で新スレを建ててすみません。
0006名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 19:36:14.27ID:MK7tlYV/
>>2
あけましておめで乙
素晴らしかったぜ





容量落ちってことは前スレの内容濃かったんかな
0007名無しさん@ピンキー2012/01/15(日) 09:40:14.78ID:9gClT8K7
>>3
乙。
文章は好きなんだけど元ネタ分からないとつらいっす。
ぜひオリジナルも読んでみたいです
000812012/01/16(月) 00:05:18.91ID:ES0sO+Gq
即死回避って必要だったよなぁ……
不安に思いながら専ブラの書き込みウインドウを開く。
ブブブ、ブブブ、断続的な振動音に驚いて机の上に放り投げていた携帯の着信を確認する。
アイツからだ……
無視をしたらしたで、またひどい事されるんだろう、半ばあきらめた心持ちで電話に出る。
「よぉ、新スレ立ったなぁ。するんだろう?即死回避をよぉ」
くそっ!保守だけじゃなくてこんな時までアイツが出てくるのかよ。
怒りと焦りの混ざった感情がこみ上げて言葉に詰まる僕を他所にアイツは言葉を続ける。
「だんまりか、まあいい。保守も俺に手伝ってもらってるお前じゃ即死回避は荷が重かろう」
手伝い?うそだ!いつも僕の保守の邪魔ばかりしてるんじゃないか!
「今すぐ行くから、待ってろよ。職人さんのための新スレを落とすわけには行くまい?」
ブツッと電話が切られたかと思うと、背後のドアが乱暴に開けられてヤツが入って来た。
逆らって容赦の無い張り手を幾度と無く食らった記憶が、僕の体を硬直させる。
ヤツは僕の両肩越しに腕を絡め、耳元でしゃべり始めた。
「即死回避にゃ書き込みだ。ある程度レスがつけばいい。さあ、お前も書き込めよ」
ヤツはキーをゆっくり一つずつ押して、開いていた書き込みウインドウに書き込みをする。
>>1 新スレ、投下乙
「さてと、ここで一つ気になる事があるんだが」
そうだ、コイツがこのまま書き込みボタンを押すわけがない。
「お前の即死判定を俺がしてやらないといけないんじゃないかと思っているんだよ」
耳元で囁くようにしゃべるたび、耳に当たる息がくすぐったくて、わき腹から腰、腿の内側へとぞわぞわっとした感覚が走る。
そして、アイツは抵抗できない僕を椅子がら引き摺り下ろし、あっという間にズボンとブリーフを脱がせてしまった。
「20もレスがつけば安泰だが、それまでに落ちたら即死判定に引っかかったって事だな」
言いながら、たくさんのローターを袋から床にぶちまけた。
「そら、一つレスを付けてやろう」
ヤツは床にぶちまけたローターの一つを拾い上げ、僕のTシャツをたくし上げて乳首に当てた。
「ひゃっ!や、やめっ」
堪らずに声をあげるも、お構いなしのアイツは手を止めない。
乳首に押し付けられたブルブルと震えるローターをガムテープで固定されてしまった。
000922012/01/16(月) 00:06:18.74ID:ES0sO+Gq
「さあ、もっとレスをつけないと落ちてしまうな」
片方の乳首に与えられる刺激にもだえる僕を押さえつけて、アイツは次々に拾い上げたローターを僕にくっつけていく。
2レス目はもう片方の乳首へ、3レス目から5レス目までの3つをちんちんを囲むようにつけられた。
与えられる快感に任せて、アイツの思うままにイカされてしまうのだけはダメだ。
今まで反抗するたびに叩かれた恐怖で抵抗できなくても、心だけはアイツを受け入れないんだ。
そんなことを考えていつもイカないように頑張るんだけど、結局イカされてしまう。
今日も最後はイカされてしまったとしても、自分から射精したい衝動に駆られて快感を求めてしまうのだけはないように、なんとか堪える。
アイツに感じるようにされてしまった乳首とちんちんへの直接の刺激が一緒になるとかなりキツいけど、この気持ちだけが最後の砦なんだ。
「おやおや、まだ5レスしかついてないのに落ちてしまいそうだ。急がないとなぁ」
膝を折りたたんで刺激に耐える僕のお尻にひんやりとした感覚を伴ってぬるぬるとした液体が塗られた。
アイツはその液体のついた指を、僕のお尻の穴に少し突っ込んで、内側にまでぬるぬるを塗りたくる。
「ほらよ、6レス目はお前が一番好きな場所に入れてやるよ」
ダメだ、もう乳首とちんちんだけでもイキそうなのに、ソコだけは……
ブルブルと震える感触がお尻の穴に押し当てられると、ぐいっと力を込められてソレはぬるりと僕の中に飲み込まれて行った。
アソコにローターが入って行く感触だけで、透明な汁がだらりと垂れて、僕の腿の内側に貼り付いた。
ぶるぶると振動が体の中と外から伝わって、一瞬でヤバいところに持ってかれてしまう。
「はぁっ、あぁぁっ……」
床で体の左側を下に膝を抱えるような姿勢でブルブルと体を震わせながら僕はついに射精してしまった。
腿に当たった精液はかなりの量で、どろりと滴り落ちて床に水溜りを作った。
「おいおい、即死判定早すぎだろう。急いでも6レスしか付けられなかったじゃないか」
ニヤニヤと笑いながら僕を見下ろすアイツを視界の端に捉えながらも、僕は睨み返すほどの力も出ない。
「さて、大事なスレの方の即死回避だが、20レスもつけば安心だ。即死しちゃったお前は罰として20レス付くまで、そのローターは外すなよ」
そう言ってアイツは書き込みボタンをクリックした。
そのまま出て行くかと思ったら、今出した精液を拭き取ることも無く、ローターの付いたままの僕に無理矢理ブリーフとズボンを穿かせて、たくし上げられたシャツを下ろす。
「20レス付いてるのを確認したら、外しに来てやるから、そのまましてるんだぞ」
言い残して出ていったアイツを僕は小刻みに震えながら目で追うことしか出来なかった。
どうせ見てないから外してしまえばいいのに、それが出来ない。
受け入れているんじゃないんだ、僕はアイツに与えられる恐怖に支配されているだけ、決して与えられる快感を受け入れているんじゃないんだ……

>>1 新スレ、投下乙
0012名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 17:37:23.12ID:YAvRIJ4F
>>2
元ネタを知ってるから切なく楽しませてもらったよ
>>8-9
これはテンプレ化しても良いくらいだw
>>1
0013名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 19:05:50.02ID:xZkTSWvJ
高校生くらいの育ちのいい高齢ショタにルサンチマンを爆発させるようなエロが足りないと思わないかね?
0014名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 20:48:15.62ID:vq2hOwaU
ホモスレ行け
すごく子供っぽい高校生じゃないとショタとは言えんな
0015名無しさん@ピンキー2012/01/18(水) 21:38:04.48ID:3//AcOAe
どうしても高校生がいいなら、飛び級で入って来た天才12歳クンと彼にイケナイ感情を抱いて
発散するために突然校庭を周回しはじめるスポ根系男子とかいいかもね
0016名無しさん@ピンキー2012/01/20(金) 01:30:53.26ID:PxTIG7F2
アニメやラノベなら高校生普通だろ
相川歩 高坂京介 丹羽真 桜満集とか
0017名無しさん@ピンキー2012/01/20(金) 01:52:43.81ID:9o6YYWdS
アニメやラノベの話じゃなくてショタとお兄さんでエロパロスレの話なんだけど
0023名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 17:45:42.48ID:MoncwMec
ロリババァみたいな外見ショタ中身老人なショタ爺はこのスレ的にはありなの?
0024名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 17:48:35.24ID:LWBWCy3H
ありなしじゃないんだよ
良く>>1を読もう

>ショタ×ショタだろうが、ショタ×おっさんだろうが、
>あなたがショタとお兄さんだと思うものならスレテーマに沿っています。
>だからといって「ワシらも60年ぐらい前はショタっ子でならしたモンよ」
>と豪語する兄(78)と弟(76)の絡み、とかいうのは勘弁な!
0025名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 18:05:17.48ID:MoncwMec
>>24
なるほど、明らかに限度を超えなければ大丈夫っぽいか
ショタとお兄さんというと、両者の年齢に何となく固定概念があるな
0026名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 18:37:35.24ID:LWBWCy3H
大丈夫ってのはまた違うだろ
んで、これから書くの?それとも書いたやつの投下場所としての確認?
どっちにしても、受け入れられない人も居るだろうから、叩かれても泣かないように
0027名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 18:47:23.02ID:MoncwMec
まーそんなにカリカリしないで落ち着いてよww
どう受け取るかをこっちに委ねたんじゃ相違が出ることもあるよ

でも投下するときは気をつけるわ、明らかにここのメインストリームじゃない内容だし
0028名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 18:59:30.86ID:LWBWCy3H
ちょw
どこをどう読んでカリカリしてるように取られたんだw
お前が落ち着けw
0031名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 01:57:44.16ID:tZtKkeCG
あなたがショタだと思えば誰も彼も何もかもショタと言えるでしょう
ただし他人の同意が得られるとは限りません

個人的にはショタらしい描写さえしてくれれば年齢だの何だのは飾りになっちゃうと思いますけどね
0032名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 09:26:45.30ID:PZDBARGu
個人的にはショタ
というか前書き書けば嫌な人は避けるからたぶんあんまり気にしなくていい
0033名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 22:02:10.58ID:kLcHMtoW
書こうと思ってるんだか、書き上げたんだかわからんが、コレは大丈夫?コレはスレ的にあり?とかいちいち聞いてくるのうざい
>>1と投下された作品を見て自分で判断して、これで叩かれたら仕方ないくらいの覚悟をその判断に持たせて欲しい
0034名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 23:18:30.87ID:L32jVk1x
あの、二次元系ものを書きたいですけど………いいですか?
0035名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 23:26:36.28ID:L32jVk1x
あ、私。ショタコンガールなんです。なので……、しばらくここに居させて貰います。
0036名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 23:27:28.43ID:L32jVk1x
皆さん、よろしいでしょうか?
0037名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 23:45:51.13ID:ltTNK9YA
>>36
結構結構。需要はあるぜ。
ただ、>>1に書いてある通りsage推奨だからな。
sageが何か分からないって言うならググッてくれ
0038名無しさん@ピンキー2012/01/23(月) 23:54:23.32ID:ArX0AUgN
>>36
過去にゴッドメロディという名前で書いてた人ならROMでお願いします
違うならウェルカム
0040名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 00:23:15.59ID:LLJmfCmS
前スレの二大邪神降臨の時も>>34-36のような連レスからだった
シビルドン、ゴッドメロディの悪夢を忘れてはならぬ
投下してくれるだけでうれしいなんて甘い言葉を与えたらおしまいだぞ

>>39
たしかヤツも二次創作の二次と二次元を混同した発言をしてた
限りなくクロに近い
0043名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 18:31:00.78ID:JFnr9DdV
あ、私は新人です。別人です!
0044名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 22:09:19.14ID:LLJmfCmS
新人?
まだひとつも投下してないのに何の新人よ?
ROMっていて欲しい
あとPINKは18歳未満はダメだから
0045名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 22:34:35.45ID:pXhzPFIj
>>43
まぁ、新人かどうかはさて置いて…
どんな検索で此処に辿りついたかはわからんが、正直お前さんまだちょっと2chに慣れてないんだよ。
だからROM(=書き込みせずにスレの雰囲気を眺めて慣れる)ことを勧めるよ

そしてもし18未満なら直ぐに立ち去ってくれ。
18歳未満の若いお方にはこんなスレに張り付いているより有意義なことが沢山あるんだ…。
0047名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 03:52:40.12ID:0tGvy5J9
「兄上、ご無事で」
 今こうして目前に菊之助を見て、なんと声をかけてよいのか、浪乃進の喉はからからに
干上がったように、声を発することができない。
『菊之助は、まだこんな無防備な子供の声のままでいたのか?どれほどの屈辱を受けただ
ろう。それなのに、この子は、何一つ失っていない、仇討ちに出る朝、母上が涙した、あ
の幼い素直さのままではないか。』
 ようやく、しぼりだすように、
「これへ、おいでなされ…」
 そう言ったとき初めて、菊之助の腰に細縄がかかり、それを人相の悪い三下のような者
が握って、縁の端に控えているのに浪乃進は気づいた。菊之助の半身は今にも座敷に飛び
込んで浪乃進の膝元にすがろうとするように見えたが、実際は縁に座り込んだまま動くこ
とができないのだった。
 
 そして、障子の向こうから、聞き覚えのある嫌な声がした。
「浪殿、あれ以来だな。」
「中坪っ、…の親分」
「菊之助はな、重四郎の道場から連れてきて、東廓の座敷牢に放り込んだんだがな。兄上
に会わせろとうるさくてな、ちいっと顔を見せにきたのさ」
 その憎憎しい顔を見た途端、浪乃進は自分の声を取り戻した。
「ひさしぶりの兄弟が語り合おうというのも妨げなさるか?」

再会(「なんとか峠」第三部) その16
0048名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 03:56:32.02ID:0tGvy5J9
 中坪は浪乃進の言葉に答えるでもなく、縁からのそのそと歩いてくるとしげしげと座敷
を見回して、座敷の畳に斜めに腰掛け、
「ご隠居もなかなか気難しくって浪殿も気苦労じゃあねえかい。それとも、すっかり可愛
がってもらって気が合っちまったか。
 それにしても、ますますお美しくおなりですな。御髪(おぐし)も随分長くなられて、
いい具合だ。 
 まったくなあ、そう何気なく着こなしてるが、半襟からのぞいた首筋なんぞすがりつき
てえような色気だぜ。まあ御老人の趣味で俺に言わせりゃやや地味だが、その藤の小袖も
なかなか粋じゃねえか」
 このガマに藤の意匠が見分けられたのは上出来、まあばくち打ちなんだから、萩、藤、
桐、柳、は花を引いて覚えるのかも知れない。浪乃進は、そう思って、中坪にただ冷たい
横顔を向けただけだった。
「…、」
「何ね、仇討ち騒ぎの時にゃあ、この小僧の金玉すっぱりと切り取って豚の餌にでもして
くれようと思ったがよ。とっ捕まえてみりゃあこの器量良しだ、ちいっと惜しいわな。
 紅くも屋の上客の旦那方には、結構こういうお小姓好きがいてなあ。旦那方を可愛い尻
で接待させて、この際菊之助を上物の尻穴女郎にする手だと。
 それで、俺も儲かるし、こいつだってきれいな着物着て楽しい暮らしができるんだ。ぶ
っ殺せと息巻いている、熊造や重四郎の旦那がやっかいなんだが…。
 菊之助をこれから磨きあげてお前さんに負けない上物に仕上げる気で俺はいるんだがね。
こいつが、素直にならねえのさ。」
 縄付きで縁に座り込んだ菊之助の肩が、屈辱に震えていた。
 中坪は言い聞かせるように
「『菊之助は尻穴女郎になります綺麗なおべべ着ておしとやかにして、お尻でお客様を接
待いたします』といいさえすりゃあ、座敷牢から出してやって、ここで大好きな兄上と一
緒に暮らさせてやってもいいんだぜ」
 菊之助がさっと跳ね上がるように半身を起こして、
「だ、誰がそんな変な、シ、シリアナジョロウなんてものにものになるものか!私は武士
の子だっ。」
再会(「なんとか峠」第三部) その17
0049名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 03:59:53.38ID:0tGvy5J9
 しりあなじょろう、という言葉の下劣さに浪乃進の胸は痛んだ。袖の内側のこぶしは怒
りに震えたが、中坪の言葉の裏には「菊之助の命は自分の胸先三寸にあるんだ」という脅
しがあることは明白で、その一点において浪乃進は怒りを爆発させることができなかった。

 中坪は菊之助の直截な少年らしい拒絶に、
「ほれほれ、ずっとこの調子だ。いつまでもそういう態度じゃあ、おめえは、雲助共に投
げ与えてぼろぼろに弄ばれたあと、豚の餌にでもするしかあるめえ、惜しいこった」
 中坪は嫌な目つきをして、そのせりふをむしろ浪乃進に向かって言っている。

 中坪は冗談めかしているが、その残忍な本心を感じて、浪乃進は寒気を感じた。
『この子を、この菊之助を失えるものか。もはや仇討ちも、お家の再興も問題ではない。
この菊之助の命を奪われては、ならない。自分はいかようにも、尻穴女郎の勤めとても果
たすまでだ。このガマにとりすがっても、菊之助を守らねばならぬ』

 浪乃進は蒼白な顔で、
「お、親分。お話が、しばらくこちらに…」
 と浪乃進は中坪のそでを取って奥座敷にと促した。中坪は、傍に寄った浪乃進の香りを
不恰好な鼻の穴に吸い込んで、早くも目がとろんとしている。
再会(「なんとか峠」第三部) その18
0050名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 04:04:12.18ID:0tGvy5J9
奥に入ると浪乃進は、気味悪く毛が生えたぶよんとした中坪の手の中に、あえてその白
い手を差し出した。
「菊之助は年端のゆかない者、まだまだたいした思案もありませぬ。」
「むう、…」
「菊之助の了見違いは、いかようにも私が叱りましょう。お腹立ちの段は、深くお詫び申
し上げます。あの子の身を…」
「俺はお侍じゃあねえ、仇討ちだ返り討ちだとこだわる気はあまりねえけどよ。重四郎の
ほうは、いつ始末するんだとうるせえんだ」
「そこを、親分さんのお力でおさめてくだされば…。私ども兄弟はどんなに有難く思いま
すことか。親分さんの本心は、浪と菊を可愛い者とお考えくださっていると、…そう」
 中坪の胸板ににじり寄って、白い首筋を折り寄りかかる。
 ここで、浪乃進は中坪を、計算された媚を込めて上目遣いに見る。
「…」
 浪乃進に近々と寄られると、一種の匂いに包まれる。わざとらしい脂粉のにおいではな
い、控えめな不思議に甘い匂いだ。浪乃進の濃い睫毛の震えを間近に見、白魚のような手
を自分の無骨な手にゆだねられると、中坪の単純な頭脳はいっぺんに熱くなってしまい、
下劣な思案が駆け巡り始めた。
再会(「なんとか峠」第三部) その19
0051名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 04:10:36.08ID:0tGvy5J9
『馬鹿な、こいつは女じゃねえんだぞ。しかし、しかし、…半月前の浪殿から較べてもこ
の、ここにいる浪殿の美しさ、艶っぽさはどうだ!ああいい匂いだ。
 竹内のご隠居の野郎、何をどう仕込んだんだ?』
 中坪は、浪乃進に体を寄せられて、正直うろたえていた。
『もともと器量良しだったが、今は、加えて、この優雅、この可憐さ、そのくせ滲み出す
色気。どうにもそそる。
 天女か?ば、ばかな。こいつが欲しい…。ああ、そうだ、女よりもすげえ宝物まで持っ
てるんだ。俺としたことが、浪の足元に這いつくばってしまいそうだ。この浪の股間にぶ
ら下がってるものを、舐めてぇ…、ああくそっ
 粘土みてえにおしろい塗って気取ったつもりの花魁なんぞ足元にも及ばねえ。畜生め、
竹内に預けたのが正解だったのかもしれんが、惜しいぜ、俺のものにしてえ!』
再会(「なんとか峠」第三部) その19の2


「な、浪殿、菊之助のこたあ俺にまかしておきな。重四郎なんざに四の五の言わせねえ。
お綺麗な人が、そんなに悲しそうな顔するもんじゃねえぜ。ああ、お前さんの手握ってる
だけでむずむずしてくる。」
 あっけなく前言を翻した中坪は、こそこそと着物の前をはだけ、妙な腰つきで浪乃進に
擦り寄ってくる。
「浪殿、俺らあ、もよおしちまったよ。ち、ちょっとでいいからよ、俺の男をその白い手
で握ってくれねえか、ちょっとだけでいいんだ。」
「そ、そのような…、ご隠居様がなんとおっしゃるか…」
「ご隠居には内緒さ。頼む、菊之助を殺させたりはしねえからよ」
 威張り返っていたかと思うと、もう、大きくしてしまった自分の男根の面倒を見てくれ
と言い出す。しかも、人の弱みに付け込むやり口だけは同じだ。浪乃進はこのガマを心の
底から軽蔑した。だが、菊之助への危害をちらつかせられては、しかたがない。
..再会(「なんとか峠」第三部) その20
0052名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 04:14:06.83ID:0tGvy5J9
 中坪がそわそわと下帯のあいだから取り出した物は、目を背けたくなるような代物だっ
た。カエル腹の下にざわざわと茂った赤っぽい陰毛の中から、太い薪のような男根が突き
出し、不快な黒ずんだ紫色の亀頭が早くも頭を上げ始めている。その根元には雑巾の袋の
ような汚らしい睾丸がぶら下がっているのだった。
 一目見て浪乃進は背筋が凍る思いだったが、手を引くことはできなかった。おそるおそ
る握るとそいつは握られたことで一層脈打つように猛り、浪乃進の手にねとねとした粘液
を付着させながら動く。
 中坪は浪乃進に男根を握らせると、ガマ顔を快楽のしわで一杯にゆがめて、
「ああ、ひいいっ、いいぜえ。すべすべしたお手々。いい香りだ、もちっとお顔寄せくれ。
ああ極楽だ。ぎゅっと握ってくれ、おお…」
 その赤黒い顔をあお向けるようにしながら、中坪は浪乃進にますます下腹を押し付ける
ようにするので、浪乃進は座敷の奥の壁にまで追い詰められてしまった。
再会(「なんとか峠」第三部) その20の2
0053名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 04:17:35.53ID:0tGvy5J9
「中坪の、元気かい」
 と言う声に、壁際まで浪乃進を押し詰めていた中坪はぎくっとして、振り返った。
 敷居に竹内が立っていた。
「おう大将何の騒ぎだ。浪殿はおれが面倒見ることで、金目の筋も通したし、証文も入れ
たはずじゃねえかい。妙な真似してくれちゃ困るぜ、中坪」
「あ、ご隠居。いやいや、ぜんぜんそういうんじゃねえんだ。菊之助がこっちへ来たんで
な、顔を見せて、ちいと相談があって…」
 そう赤い顔で弁解する中坪の着物の前ははだけたままで、とっさのことで奮い立ったと
ころから急にしおれた醜い男根がだらんと下がっていた。
「おめえも相変わらず難儀な男だな。久しぶりに顔を合わせる兄弟にゆっくり話をさせて
やろうてえ殊勝なはからいかと思や、…。とんでもねえ。所かまわず見苦しいものぶらぶ
らさせてはぁはぁするのは、いい加減にしな。」
 中坪は大慌てで、男根を下帯に押し込み、それでも潰れるほどの体面も持たぬ男なよう
で、しれっとして、
「竹内の、そう頭ごなしは勘弁してくれろ。ご隠居にも自慢かたがた見せたくってな。ど
うだい菊之助の可愛らしいこと。この玉ばっかりは、この俺の手元で仕込んでやろうと思
ってな」
 どうやら、中坪は浪乃進を竹内にとりあげられて、菊之助ばかりは渡さねえぞと先手を
打っているらしい。
再会(「なんとか峠」第三部) その21
0054名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 04:28:38.03ID:0tGvy5J9
菊之助が紅くも屋に移された以上、この西奥でいっしょに暮らしたいというのが浪乃進
の願いだった。
 しかしその日、菊之助とは満足に会話もできず、中坪に連れられて東の廓に戻されてし
まった。
 浪乃進の不安は募った。なによりも、菊之助の目は、「諦めていない目」だった。菊之
助は屈服していない、まだ闘っている。
 菊之助は何故あんなに幼く勇ましいのか、幼いから勇ましいのか。浪乃進は思う。
 『自分は、そう、たぶん屈服した。武士としてどころか、人として堕落した。男に抱か
れるために髪をすき、肌を磨き、陰毛まで整え、尻穴を磨き…、そうして命ながらえてい
る。
 男の手が、自分の乳首に触れてくるのを思って一人心を乱すなど、かつての自分には想
像もできまい。外見はこうしてしおらしく座って、仇討ち失敗の悲嘆という衣の下で、敗
北に身を任せて、でも私の肛門はひくひくと何かを待っている、ああ、堕落しきったのだ
私は、』
 菊之助の不屈の目が、浪乃進は怖い。菊之助は、兄の堕落を、ふしだらを見抜いている
だろうか。でも、菊之助、そんな目をしているそなたは、あやうい…、
再会(「なんとか峠」第三部) その22

 中断長かったけど、俺は相変わらずだらだらエロ書いてます。
 かなり先までできてるんですが、一気に投下すると、怒られるかも
 しれないので、自粛して小出しにまとめます。 log2-256のオニ
0055名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 06:31:34.51ID:LtR7kKQY
イイネ! 同好のご先祖様の時代にタイムスリップしたみたいなリアリティが素晴らしいヽ(・∀・)ノ
0056名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 10:35:27.92ID:Toks+1fl
時代物はあんまり好きじゃないんだけど、ついついはまり込んで全部読んでしまったよ
素晴らしいね。うん、好きだ
0058名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 17:58:13.45ID:R7FWlFoo
久しぶりすなあ 乙
でも雑巾みたいな玉袋想像したらワロタw
0059名無しさん@ピンキー2012/01/27(金) 22:03:26.80ID:3fs9jxNj
お久しぶりです、待ってました!
相変わらず素晴らしい文章でマジ乙
0061名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 14:20:11.82ID:JBfXIuvf
1年ぶりくらいかな…
何かにおびき寄せられるように立ち寄ってみれば…

ご来訪お待ちしておりましたあああ!!!
明日の仕事の活力ですよマジ乙です
0062名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:30:15.18ID:xG8ruaoi
 菊之助は紅くも屋に移されてから、ここ東廓の座敷牢にいる。先日行った西奥の兄の座
敷の明るさがまだ目に残っていた。ここは座敷ではあっても、襖の周囲を太い木の格子で
囲んだ牢である。採光は悪く昼の数時間以外は行灯が必要だった。ああ、あの座敷で兄上
のもとで暮らしたい。
 「尻穴女郎」とかになると言えば、そうさせてやる、と中坪は言う。菊之助はそれに抗
し続けている。私がそういう者になったと知れば、母上はどんなにお悲しみになられよう
か、と菊之助は思う。そのあたりが、菊之助の幼さではあった。
 
 しかし、兄に会い、一つ屋敷内に兄がいることで、菊之助の一緒にいたいという気持ち
は増幅された。それにしても、あの兄の美しさは驚きだった。
 『兄上は、あのような着物を着て、中坪がいうように本当に、男の慰み物になっている
のだろうか?』
 兄はもとより眉目秀麗で家中で評判の若衆だった。ごく普通に菊之助にもそれが自慢で
あった。
 それにしても、あの座敷に座っていた兄の姿は、なんともいえず優しくなよやかだった。
それは今まで菊之助が知っていた美しさではない。
 あの時菊之助は、敷居際に座った一瞬、座敷の奥に若々しい母上が憂いに満ちた表情で
座っていらっしゃると感じたほどだった。そうだ、西奥の座敷で、浪乃進に感じたのはそ
ういう女性的な何かだったことは確かだ。

 着替え、食事は、下男の権助が持ってくる。洗顔、湯で体を清めることも、下男の権助
を呼ばねばならない。権助は、無口で貧相な中年の男で、このろくでなし揃いの廓の内で
さえ、まともな人とは扱われないほどの身分の低い者だったが、仕事は熱心にやった。菊
之助の食事の膳の上げ下げ、襦袢、下帯類の替えも常に洗濯も権助が清潔なものを整えて
くれる。
「権助、書き物をしたい」といえば、紙すずり筆を持ってくる。「権助、茶」といえば土
瓶に入れた茶のような物を持ってくる。
「権助、かゆい」
 といえば、あわてて蚊を追って部屋中をばたばたし始める。
「私がかゆいのだ、背中を掻け」
 といえば。かしこまって「へえ、ここで?、」とおずおずと着物の上から菊之助の背中
を掻く。
「馬鹿、着物の上から掻いてもまだるこしいだけだ。着物のわきから手を入れて掻け」
 と言うと、権助は緊張で手を震わせながら、八つ口からそろそろ手を入れて、そろりそ
ろりと菊之助の背中の肌をかいた。そして、顔を赤らめている。
「そろそろ掻いてもますますかゆいばかりだ、ばりばりと掻け権助」
 と言うと、わずかに指をたてて撫でる様に掻いた。

再会(「なんとか峠」第三部) その22
0063名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:34:43.39ID:xG8ruaoi
 就寝前の着替えの時に権助は、着替えた衣類を持って座敷牢の外に出る。鍵を掛けて、
下帯類は廓の洗濯場に出せばよい、あとは洗濯女がやるはずだ。しかし、権助は菊之助の
襦袢と下帯を持って自分が寝倉にしている箒小屋に持っていく。
 菊之助の襦袢を広げて権助は無精ひげのざらつく顔面をそこに埋めた。素敵な甘い匂い
がした。権助の息はせわしく苦しげになってくる。
「きくのすけさまぁ、きくのすけさまぁ、きくさまぁ…はあ、はあ、あああ…」
 菊之助の脇から手を入れたときの、あたたかい柔らかい感触を思い出した。権助は、寝
藁の上に、菊之助の下帯をそろそろと広げた。しわの深いあたりは、こころなしか黄色味
を帯びている。見つめているうちに権助の呼吸はせわしなくなり、やもたてもたまらずか
すかな匂いの中心に鼻先をうずめていった。(注1)
 そして、垢じみたひとえの裾から黒いひからびた蛇のような性器が首をもたげた。権助
はそれを握り、ちぢこまるように身をかがめ、細かく体を震わせ始めた。
 権助の脳裏にはほの白い菊之助の尻が漂い、高貴な月の様に浮かんでいた。醜く下賎な
自分を意識すればするほど権助はその月の輝きが増すように思えた。権助は、いつまでも
いつまでも座敷牢で菊之助のお世話をしたいと願っていた。

(注1)
 平中の昔から日本にはフェティシズムの伝統はあるが、こうした行為の同性間での発露
を記した文献はそう多くはない。
 ちみに、中世では暁明寺伝、園城寺塔頭青鐘院文書など、近世黄表紙では…
 いやいやそこまでがらくたに手を伸ばさずとも、源氏にも仄めかされた記述は見出せる
ではないかとの意見もまたある。空蝉の描写をあげることもできよう。
 ただ、偏見かも知れぬが女流のフェティシズムはどこかうそ臭い。それが、式部であろ
うと、松浦理恵子だろうと。
再会(「なんとか峠」第三部) その22の2
0064名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:38:39.80ID:xG8ruaoi
 菊之助が座敷に顔を出してからは、その目の必死さが浪乃進の目に焼きついている。あ
の子を自分は守ってやれるだろうか。自分自身が、囲われ者のような立場でどうやって菊
之助を守ってやれるのだろう。
 菊之助が突っ走ってしまうような気がした。

 三日もしないうちに浪乃進の危惧は現実のものとなった。中坪がまわして来た回状は
「急告
 戸山菊之助殿、年少ながら御仇討ちの御決心固く。最後の仇討ちの機会を熱望すること
頻り也。その殊勝なる心根に感じ、卒爾ながら中坪、熊造と菊之助殿の再試合を、御とり
はからひ申し候。
 期日 翌十日 
 場所 紅くも屋南庭
 得物 木刀
 立会人 熊造に 重四郎、菊之助に 不肖中坪
 
 菊之助殿本懐遂げ候あかつきには、御家再興のため江戸にまかるも苦しからず。但し、
不首尾なる程には、紅くも屋にて尻穴女郎の研鑽を積む約定。右、武士に二言無きことを
誓約候こと、まことにいさぎよく天晴れの所業、云々…」

 三文仇討ち芝居にはまった米屋の手代が書いたような、あやしげな文章だが、中坪の手
下にも文字の書ける者が居るらしいことは分かる。そして、中坪の企みは明白だった。
 三次はこの回状について、 
「こりゃとんだ茶番だ、浪殿。中坪は、菊之助殿の客になりそうな旦那衆をこの試合見物
に招待してるって話ですぜ。
 まだ抵抗している菊之助殿をおとなしくさせ、同時にその可憐なお姿を旦那衆におひろ
めしてようって魂胆だ。ガマの癖によく知恵が回るぜ」
再会(「なんとか峠」第三部) その23
0065名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:48:18.15ID:xG8ruaoi
 三次が翌日の朝やってきて、
「浪殿、竹内のご隠居が晩から中坪に談判してこの茶番に待ったをかけようとしたんだが、
中坪は、菊之助のことには一切口出しは無用の一点張りでらちがあかねえ。ご隠居はすっ
かりご立腹で、浪殿には済まねえことになったと言っておりやした。で、そろそろ南庭で
はじまりやすが、どうなさいます?」
 浪乃進はここに座っていても気が気でない。三次に付き添われて、回廊にまで出て行っ
た。

 「南庭」は廓の奥座敷に面した砂地の庭で、紅くも屋の連中はたわむれに「おしらす」
などと呼んでいる。南庭の一方は座敷の広縁に面し、三方を回廊が取り巻いている。
 今日、座敷には、中坪や、上等な着物の旦那衆、太夫なども出て、もう酒盛りを始めて
いる。回廊には、紅くも屋の女郎や芸者、三下やくざなどが一杯に席を占めている。回廊
に上がれない下女や下働きの男などは回廊の下の植え込みの間に群がって、庭をとりまい
ているのである。
 
 浪乃進の姿を座敷から目ざとく見つけた中坪は上機嫌で、
「おお、浪殿。遅いじゃねえか。そんな廊下の端っこにいるもんじゃねえや。こっちだこ
っち。常陸屋の旦那のおそばがいいんじゃねえか。」
 と手招きする。
 しかたなく、浪乃進は、座敷に上がって常陸屋のそばに座った。着物は上物だが猿顔の
常陸屋は、さっそく浪乃進にお酌をさせて醜い顔を赤らめている。


 中坪に、もう一度だけ命がけの勝負をさせろと、執拗に懇願していた菊之助さえ、急に
昨日中坪が、「もう一度熊造と勝負させてやる」と言い出したのには驚いた。
 ただ、菊之助は裏を読んだりしない少年だけあって、勝負の期待に喜び勇んでいた。最
後の機会が訪れたのだと思う。ここは、なんとしても勝たねばならぬ。
 権助が格子の向こうから、「食事をお持ちしました」と告げる。
 権助が持って来た膳には、いつもの粥、漬物の他に、焼き栗が置いてあった。
「権助、これは?」
「へえ、本日は菊之助様が念願の仇討ちに参られます。権助が庭の落ち葉で焼きました栗
を 『勝ち栗』とお見立てくださいますよう。」
「おお、権助。…」
 菊之助は権助の暗い表情の無い顔面をしばらく見て、ここに意外な忠義者がいたことに
気づいて涙ぐんだ。
「もののふを知るは草莽辺境を異とせず、とは父の教えであったが、ここでお前のような
誠を持つ者に出会えるとは、…」
..再会(「なんとか峠」第三部) その23の2
0066名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:50:44.91ID:xG8ruaoi
食後権助は衣類箱をととのえて戻ってきた。
「御召し替えを、下のものはすべて洗い立てがよろしいかと」
 下帯や襦袢は昨日の今日であるから、陽に干す暇は無かった。夜中に洗い、権助はこれ
を抱いて寝、体温で乾かしておいたのだった。
「おお、すまぬ」
 菊之助はすっぱりと着ていたものを脱ぎ捨てた。権助は膝をついて、召し替えを手伝う。
薄暗い座敷牢の中で菊之助の裸身は青白い妖精のようだった。菊之助が締めていた下帯を
解くと、股間の宝物がぷるんとぶら下がった。
 菊之助は下帯の締めから権助の手に任せた。これを忠義の儀式ととったのだ。権助は息
も詰まる思いで、洗い立ての下帯を持って。
 権助が、下帯を持って膝を突き、菊之助の股間に布を回した。何の疑いも持たない菊之
助は、
「しっかり締めて、勝負の気合を入れてくれ」
「ははっ」
 
 菊之助の美しい尻の半球に一端を挟み入れ、股間に通した布で、雄雄しい印を包み込ん
でいく。権助の手は震え、自分の股間の醜いものが密かに硬直するのを覚えた。菊之助の
睾丸の袋を布にうまく包み込んで締めにかかる。この微妙な温かみと柔らかさ、充実した
感触、その感触に権助は戦慄した。布を回して、菊之助の尻を通す段で、権助は思わず、
そのふくらみを手の甲で広げるようにした。谷に潜んでいた、薄紫の蕾がちらりと見える。
痺れるような欲望が彼の体を走り、権助の動作は一瞬硬直した。目からは涙がこぼれた。
菊之助は決戦前の高ぶった心で、これを忠義の涙と見た。
「権助、よい身支度をしてくれたな。菊之助はなんとしても勝ってくるぞ。」
再会(「なんとか峠」第三部) その23の3
0067名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 17:56:23.26ID:xG8ruaoi
 これから南庭に出て行こうとするところに中坪が顔を出して、
「菊之助、お前の望みどおりの勝負だ。一言だけ言っておくが、約束をたがえるなよ。約
束をたがえば、兄上にその責任をとってもらうからな」
 菊之助は、兄上の身に危害を及ぼすくらいなら、自分が死ぬほうがよっぽど楽だと思っ
ている。それほどに、彼は兄を愛していた。
 
 熊造は襷掛け、着物は尻はしょり、脚には脚絆の雲助姿で庭に下りてきた。
 つづいて、菊之助が木刀を持ち、襷掛け、袴の股立ちを取った姿で現れると。見物から
はため息のような声が洩れる。小姓髷でなく、洗い髪を単純に後ろに束ねた姿は、むしろ
この少年の美しさを引き立てているように見える。
 遠目にも彼のばら色の頬には睫毛の影が濃い。きびしい表情の横顔も見る者に甘い感情
を呼び起こしてしまう美しさだった。物見遊山の見物人の中にも、その菊之助を一目見て
不思議に切ない気持ちになってしまう者が多かった。
 菊之助自身は座敷や回廊の見物人を軽蔑するように流し目で一瞥しただけで、敵の熊造
に目を据えたまま、庭に下りてきた。

 一般の見物人の、あっぱれ美少年剣士、というような視線ではなく、異様にねっとりと
した視線で菊之助を見ている人物も居る。中坪の上客である常陸屋である、常陸屋は猿の
ようなしわの寄った醜い顔の人物だが、体裁は立派である。帯も羽織も、上方風の一級品
で渋く決めている。常陸屋は菊之助の姿に目をらんらんとさせて、
「おお、あれがお菊か。可愛いものじゃのう。あんな顔をして、けっこう憎まれ口をたた
くそうじゃないか、中坪」
「旦那、けっこうどころの話じゃありませんぜ。あっしまで、ガマだの豚だの、臭い体で
近づくなだの、。あの首斬りおとしてやろうかと何度思ったことか。ああ可愛くなきゃあ
とっくに殺っちまうとこでさ、」
「馬鹿者。お前のような乱暴だけが取り得の男に、お菊の美しさの価値はわかるまいよ。
お前みたいな奴とは、もともと菊之助は別の生き物なんだ。おお、早くにこの膝の間に座
らせて可愛がりたいものじゃ。あの白い首筋から手を入れて、この手でとくと…」
 
 傍らの座に居る浪乃進は、常陸屋の淫らな言動にも吐き気を覚えたが、「斬る、殺る」
のことばには強く怯えた。自分が斬られるのはなんでもないが、菊之助の死を思うと怖い。
やはり自分は弱い人間になってしまったと、手が震えるのを抑えていた。
再会(「なんとか峠」第三部) その24
0068名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:01:12.94ID:xG8ruaoi
 立会いがはじまった。
 木刀と言う武器を、剣術をあまり知らない人は、「練習用道具」のように考えるかもし
れないが、これは使い手によっては致命的な武器である。そして、若年ながら菊之助はそ
うした腕を持っている。しかし、真剣とは違うことも事実だ。真剣ならば菊之助にかなり
のチャンスがあったろうが、…、浪乃進の冷静な心はそう筋書きを読んでいた。

 熊造には重四郎がついて、ずいぶんと知恵をつけてきている。菊之助とまともに打ち合
う気は始めから無い。菊之助の剣先が自由になる間合いでは、頭への斬撃と、首への突き
だけを避けて肩でも腰でも打たせる、つもりだ。
 菊之助は背筋のぴんと伸びた素直な正眼で、じりじりと間合いを詰め、果敢に真っ向か
ら打ち下ろした。熊造がこれをまともに受ければ、受ける瞬間に刃筋をずらして横にはじ
く、そして間髪を入れずに横面に切り返す。熊造の技量ではこれを受けきれず頭をスイカ
のように割られることになる。
 しかし、熊造はみっともなく頭をだけ守って、肩でも腕でも打ちやがれと前に突っ込む。
つんのめったついでに菊之助の脚を払いに行く。
 これを牛若丸のようにかわした菊之助はツバメのよう身を翻し、刃を返して下段からき
りあげる。
まともな剣術ならこれを剣を横に立て返して受けるところだが、熊造は脚絆の脛を上げて
この剣を蹴り飛ばしながら、木刀をぶん回した。菊之助はたくみに脛をすりぬけて切り上
げ熊造の股間を打った。その瞬間熊造の木刀のどこかが菊之助の顎をかすった。相打ちだ。
「げっ、き、金玉つぶすきかっ、この野郎っ」
 熊造の悲鳴交じりの怒声が、上がる。
 

 菊之助の鉢巻がとんだ。熊造は受けるでもなく突進するでもなく絡み付いてくる。もう
ひと間合いがあれば菊之助は熊造の脳天を砕けそうなのに、その間合いに一瞬早く熊造は
もぐりこんで、恥も外聞もなく背を打たれながら足を払いに来たり、袴を掴んで押し倒し
に来る。
 『いけない菊之助、真剣ではないのにお前は刃筋を使っている。刃筋にかまわず打ちこ
んで間合いをとれっ!』浪乃進はそう心に叫んだが、声は出なかった。
 
 熊造は間合いが詰まるともう押しに押して離れなかった。重四郎の読みどおりだ。真剣
ならば鍔がぶつかる程の間合いからでも、押されつつ柔らかく手首を返して一瞬に刃筋を
相手の頚動脈に押し当て、これをを切り裂くことができる。
 幕末の京、杉岡源蔵の鷹司卿殺しで有名である。鷹司は公家のくせにかなりの使い手で
襲ってきた杉岡を逆に御所の塀際に追い詰めた。塀の影に入るまでは優勢だった鷹司が、
不意に倒れ、月明のなかに出てきたのは襟元から返り血を浴びた杉岡だったという。しか
し、木刀では、この手は使えない。
再会(「なんとか峠」第三部) その25
0069名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:06:26.07ID:xG8ruaoi
 熊造は木刀など捨てて菊之助にしがみつき押し倒した。
「くっ、卑怯なっ」
「うるせえ、もう一回いいことしようぜ坊や」
 熊造は菊之助にかぶさるようにのしかかると、袴のひもをひき外しにかかった。
「あっ、何をっ」
 熊造が思い切り引くと袴の紐はあっけなく切れてしまった。それでも菊之助は鮎のよう
に俊敏に熊造の腕に袴を残してすり抜けた。
 しかし、砂地に立った瞬間、菊之助の下半身は下帯だけになっていた。半身を晒して衆
目の中に立っている。それを自覚した瞬間に躊躇した。それがいけなかった。トカゲのよ
うに這い寄った熊造が、菊之助の細い足首を掴み引き倒した。足をすくわれて倒れた菊之
助は砂地とはいえ頭を強く打ち朦朧となってしまった。
 熊造は先ほど下段から切り上げられた陰部が痛いらしくしきりに毒づきながら、菊之助
にのしかかり上の着物を剥ぎ取り、髪をつかんで乱暴に怒鳴りまわした。
「まったく、何度も何度も世話の焼ける小僧だぜ。くそ、おいっ。俺の金玉、腫れ上がっ
てきたぜ、てめえのも潰してやるっ」
そこで声がかかった。
「そこまでっ、勝負はそこまでだっ」
 中坪は大声で熊造を制した。思惑どおりの展開になったが、熊造に大切な菊之助を傷つ
けられたくはない。
再会(「なんとか峠」第三部) その25の2
0070名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:15:17.58ID:xG8ruaoi
 「菊之助、終わりだ。仇討ちは終わりだ。お前は負けたんだ。」
 ようやくに意識がもどってきた菊之助は呆然と座り込んで中坪の方を見た。
「わ、私は負けた、負けた…」

「そうだ、負けたんだ。見ろ、お前は着物も着ていない、下帯ひとつに剥かれて、お前の
剣はどこかへ飛んじまってる。負けだな。誓約書は覚えているな、立会いに負けたら俺の
言うことは何でも聞いて、女郎の修行に入るって。誓約を破るようなら大好きな兄上にも
害が及ぶんだぜ。」
 菊之助はやっと現実を把握しはじめた。菊之助の大きな目が瞬いて美しい涙をこぼした。
「なにを泣くことがある。女郎といってもな、行儀作法をちゃんとすれば、お前なら紅く
も屋の最上位の太夫と張り合えるぜ。つらいことばかりじゃねえよ坊ちゃん。ここにいら
してる常陸屋の旦那なんかすごく優しくしてくれるはずさ。お行儀よくなったら、そこの
太夫みたいに綺麗な着物も着れるんだぜ。」

この時、熊造がむくむくと起き上がって
「おうおう中坪の、黙って聞いてりゃ随分調子のいい話じゃねえか。俺はこいつに金玉切
り上げられてずきずきしてんだ。仇討ちは終わり、はいご苦労様でたまるもんかい。立会
いの相手は俺なんだ。この小僧、俺が煮ようと焼こうと勝手なはずだぜ。」
再会(「なんとか峠」第三部) その26
0071名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:21:03.31ID:xG8ruaoi
 中坪のガマ顔が赤黒くゆがんだ。熊造は重四郎の下郎で、直接の子分ではない。

「わかったよ、熊造。菊之助よ、こういうわけだ。熊造の兄イは金玉が痛えとさ。女郎は
男に優しくするのが第一だ。そこで兄イの痛んだ金玉を優しく舐めて手当てしてやんな。
早速修行の始まりだ。約束だぜ、さあ、ぐずぐずするない」

 熊造は、単純にころりと機嫌を直した。衆目の中だろうとこの男には恥ずかしさなど無
い。薄汚れた下帯を取っ払う。そして、ぼんやり立っていた菊之助の髪つかむとを無理や
りひざまづかせた。
「ほれ、血はにじむは、腫れるはで痛くてしょうがねえ。舐めな、小僧。」
 菊之助の気力の全てを占めていた仇討ちの失敗が、この少年の手足の力をほとんど奪い
去っていた。涙を恥と心得ていたものが、今はとうとうと流れて止めようがない。
 膝が砂地に食い込む。まるで糸の切れた操り人形が、頭だけ掴まれてぶら下げられてい
るような姿だった。菊之助の目前に、渦巻く毛だらけの男の股間が覆いかぶさってきた。
同時に、胸の悪くなるような性器の臭いが菊之助の鼻孔を襲った。

 庭を取り巻いている回廊の見物人は、意外な展開にじっと成り行きを見ている状態であ
る。こういう行為を期待していた男共は、興奮で身を乗り出して来る一方、露骨な行為に
赤面して顔を伏せる女などもいる。
 浪乃進は、あまりのことに胸の中が火の様になって、こぶしを握って膝を立てた瞬間、
後ろから三次の手にがっしりと押さえられた。それを、横目で見て中坪はにやりと笑う。
再会(「なんとか峠」第三部) その27
0072名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:25:17.25ID:xG8ruaoi
 熊造の陰茎は、いわゆる長棹で勃起前でも菊之助の顔の長さほどある。それが、菊之助
の鼻先で、黒みがかった紫の亀頭をゆっくり持ち上げた。その胴は爬虫類的なてかりを見
せ、汚らしい斑点までついている。その恐るべき首長竜はもう菊之助の、上品な唇あたり
に、ぐにぐにと先端を押し付けて、恥ずべき行為を強要していた。
 菊之助は髪を両手で掴まれていて、厭々することもできない。
「ほれ。てめえがやった玉ぶくろの傷の手当てだぜ」
 熊造の睾丸の袋には、木刀がかすめた擦り傷があって、皮の一部が青黒い筋になり出血
もしていた。
「口をあけろっ。かわりにてめえの兄貴にここで舐めさせるか?」
 菊之助は涙にぬれた顔をきっと上に向け、熊造を振り仰いで、
「こ、この立会いは、わたくしの一存でお願いしたもの、兄とは別のこと。わたくし一人
の責任でございます。」
 そして、頬を真っ赤に染めて、胸の悪くなるような匂いを我慢して、熊造の睾丸に花び
らのような唇をつけていった。この男の股間全体に密生した陰毛は、睾丸にさえわさわさ
と生えていて、不潔感を増幅している。そろりと舐め、菊之助は不潔な睾丸の皮膚のぶつ
ぶつした陰毛の毛根を舌で掻き分けるように舐め、その先に傷を探り当てた。
「そうだ菊之助、そうやって手当てするんだ。お前のいい匂いのつばきをたっぷりと出せ、
ぱさぱさの舌で舐めるんじゃねえ。たっぷりと口に溜めて、そうだそうだ…」
 菊之助は泣く泣く懸命に唾を口に溜め、その唾を睾丸の傷に注ぐように、醜怪な下郎の
性器を舐め上げていった。
再会(「なんとか峠」第三部) その28
0073名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:28:24.50ID:xG8ruaoi
 座敷でも回廊でも、この行為を前にして、人々は騒ぐというより目を奪われて静まり返
った。嘲笑よりも罵倒よりも、この沈黙の場は、浪乃進と菊之助にとって、赤恥で炙られ
る鉄板のようだった。

 ようやくに、ひそひそと、声が出始めた。
「武士の子が、あんな…」「舌を噛んで死ぬぜ普通」「いや、それをやりゃあ兄貴が引き
出されるって因果を含めてるんでしようがないのさ」「それにしても、なんて綺麗な子
だ」「花びらのような唇で…」「あんな、汚らしいものを」「天女にどぶねずみでも咥え
させるようなもんだぜこりゃあ」「あの雲助の野郎、鼻の穴三倍くらいおっ広げて、さぞ
気持ちいいんだろう」「あの唇やわやわで、唾をたっぷり含んで、絶品だろうな」
「あれあれっ、なんだぁ。熊の野郎。調子に乗ってお道具の本体まで構えてやがるぜ」
「汚らしい亀頭で、菊之助殿の顔面を嬲りまくってるぜ」「げす野郎め、菊之助殿があん
なに泣いて眉をしかめているのに」「傷が治ったどころか元気付いてるじゃねえか、しよ
うがねえな熊の野郎」「菊之助殿、息もできないご様子じゃないの、目に一杯涙を溜めて、
ああら可愛い」

 熊造の首長竜は鈴口からエイリアンの様にねとねとの液を吐きながら、菊之助のまぶた、
頬、鼻の穴と転げまわってますます元気付いていた。
「坊ちゃんよ、おめえの治療が効いたぜ、俺の玉ぁ治っちまったようだぜ。だけんどよ、
治り過ぎてよ棒のほうが暴れ出しやがった。こっちも鎮めてくれなきゃあ片手落ちだぜな
あ。それ、口をがばっと開けな。小僧、開けねえかいっ」
 熊造はじれて、菊之助の素直な鼻をぐいっと摘み上げ、苦しがって可憐な唇が開くのを
狙う。それは本当に小さな京人形のような口だったから、最後に熊造の陰茎が押し入った
時は無惨にも、顔全体が歪むかと思われた。
 突き上げるように勃起した上向き状態で入った陰茎は、菊之助の口蓋の上を削るように
掘っていきなり扁桃腺まで突いた。
「げふっ、…っ、…」
 菊之助は地獄の中にいた。息が詰まる。喉を突かれて強い吐き気が襲う。うつくしい白
い眉間に筋が立つ。必死で鼻から吸う息が「ひゆーっ」と哀しい細い音をたてた。
..再会(「なんとか峠」第三部) その29
0074名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:32:09.60ID:xG8ruaoi
 亀頭は快楽に狂うように、菊之助の喉から、舌、口腔の側面と暴れまわり転げまわった。
『苦しい、苦しい、もうだめだ、息が詰まる、もうやめて』
 熊造は気持ちよさに、陰毛の茂みに菊之助の顔面を埋没させるまで押し付け、男根を根
元まで押し込んだから、菊之助は鼻の穴からさえ息が吸えなくなった。
 『苦しい、もう、もうだめだ』
 菊之助が窒息する寸前、
「いいぜ坊や、気持ちえかった」
熊造は腰を引いて唾で濡れ赤っぽい物をぬらりと菊之助のおちょぼ口から引き出した。
 ジュボっと下品な音がして、唾液がだらだらと菊之助の口から溢れて熊造の陰毛に滴り、
砂地に落ちた。荒い息をつく菊之助の唇から、唾液が糸を引いて熊造の亀頭に橋を架けて
いた。しつこくちじれた熊造の陰毛が菊之助のおちょぼ口に何本も絡んでくっついている
のがいかにも無惨だった。涙が、溢れた。
 菊之助はやっとまともに息がつけたが、髪をつかまれていて顔を熊造の股間から遠ざけ
ることは許されなかった。だから、やっと吸い込んだ空気は熊造の毛だらけの股間の腐っ
たような雄臭だった。
「ああ、後生だから、…もう、もうやめて」
再会(「なんとか峠」第三部) その30
0075名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:35:13.91ID:xG8ruaoi
 熊造は無情である、男根への奉仕を終わらせる気は無い。
「一息ついたら、お菊よ、舌を使え。玉も棒も舐めあげてくれや」
 菊之助が男の物を口に咥えるなどもちろん生まれて初めてだが、この地獄の中で菊之助
は本能的に、熊造が、この醜怪な器官に求めている何かを理解した。その淫らな欲求を満
足させてやる以外にこの地獄は終わらない。
 『回廊にいる男達が女達が見ている。自分は、下帯一つでひざまづいて、この下郎の臭
い男根を舐めて、見世物になるのか…。下帯だけのお尻をみんなに見せて。こんな菊之助
を見られ、嗤われ、哀れまれ、赤恥を晒して…でも、兄上の身に万一のことを引き起こし
てはならぬ…』
 こみ上げてくる羞恥の感情と、目の前の物の強烈な臭気を、すべて涙と共に呑み込んで、
菊之助は唇を開き、子猫のように小さな舌を出し、そして、けなげに熊造の性器をそろり
そろりと舐め始めた。玉袋がしわしわと股根にぶら下がるどす黒い部分。その下の膨れた
睾丸。筋立った気味の悪い男根の側面。裏筋、鈴口へと、ぴちゃぴちゃと音をたてて舐め
ていく。
『こうすればいいんでしょう?はやく、はやく終わってください。早く終わって、おねが
い…』
 男根に這う太い血管は、菊之助の舌に反応してびくりびくりと脈打つ。
 
 この稚拙な舌技が、思いの他熊造を追い込んだようだった。
「おーっ、ああ、お菊、いい子だ、おお、うまいじゃねえか」
 熊造は気持ちよさで有頂天になり、腰を右に左にくねらせながら、菊之助の髪を掴んで
自分の不潔な股間に思いっきりその顔面をこすりつけるように押し付けた。そしてもう一
度その凶器を菊之助の喉に突き入れた。更に膨張した物を根元までこじ入れられ、顔面か
ら熊造の陰毛の股間に押し付けられて、菊之助は再び息ができなくなった。
 酸素不足、吐き気、その上に巨大な陰茎の圧力で菊之助の顎は外れるかというほどに広
げられ、熊造の股間に顔を挟み込まれたまま、細い体は危険な痙攣状態を示していた。
「お菊、行くぜ。おお、おおおっ」
..再会(「なんとか峠」第三部) その31
0076名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 18:43:23.79ID:xG8ruaoi
 熊造が、菊之助の口に大量の精を放ったとき。口いっぱいを熊造の膨張した性器にふさ
がれていたため、喉に収まりきらない精液は、菊之助の鼻から逆流して噴出した。熊造が
満足して手をはなすと、菊之助は仰向いたまま、空中に白い液を噴きながら、倒れた。遠
目には小さな花吹雪を舞い上げて、倒れたように見えた。
 回廊から眺めている女共からは、悲鳴があがった。美しく可憐な者が、言いようもない
程ひどい仕打ちを受けたのだ。太夫は、袖で顔を覆ってしまった。下働きの女共さえ、ほ
とんど顔を伏せた。気の毒なお小姓のために泣いている者もいる。

 菊之助は砂地に倒れて、口と鼻からは黄色がかった糊のような液を大量に吐き、少年の
繊細な頬から顎は、その汚らしい液がくねり流れ、ねとねと汚されていた。着物も袴も引
き剥がされていたから、白い下帯だけがその股間を守っていた。倒れた菊之助の体つきは
思った以上に幼い華奢な体をしている。しきりに咳き込むたびに揺れる肉の薄い腰、真っ
白な肌に浮いたあばら、薄い肩は細かく細かく震え、それがすすり泣きに変わって行った。
 
 回廊の下から一部始終を凝視していた権助が泣きながら飛び出してきて、菊之助の体に
すがり羽織をかぶせた。
 中坪も、ここに至ってこの仇討ちの淫猥な結末に、満腹したらしい。これを制止するこ
とはなく。三下共に指図して
「権助に手を貸して菊之助を、座敷牢まで運ばせろ」
 と命じた。
再会(「なんとか峠」第三部) その32

 エロに辿り着くまでに、大変な字数がかかるのが
 俺の悪い癖で、こんな長たらしいのにつき合って
 もらえるのか?それとアク禁来ませんように.
 log2-256のオニ
0078名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 20:18:02.46ID:K5YvXRQr
読ませるねぇ、嫉妬さえ覚えるよ
嫉妬しても憎しみが湧かずに、ただ続きが欲しくなる
そして俺の首長竜もガマン汁を吐き出すのだ
0080名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:25:46.80ID:0mNRMn0s
上のほうでラジアータ書いてた奴です。
最初また二次で行こうと思ってたんですけど(サモナイとかスタオーとか)やたらと説明臭くなりそうなんで無い知恵絞ってオリジナルです。
一応エロ進行考えてはいるんですけど多分物凄く時間掛かると思うんでそれでもOKな心が海の如く寛大な方以外は見ない事をオススメします(以上注意書き)。


空はまだ夕の帷を下ろす直前だった。
日差しと日陰のコントラストは未だ鮮明で、気温もまだまだ下がる気配は無い。
子供達は授業と言う枷から解放されて、これから何して遊ぶか等自由な時間をいかに消化しようかと画策する。
そんな往来であるにも拘わらず、一人の少年が入り組んだ住宅街を疾走していた。
年端もいかない子供の一種の象徴とも言える真っ黒なランドセルが、少年の背中で激しく上下に揺れていた。
そして、その少年の後方で彼と同い年程度の少年が二人。
やはり二人も彼と同じく住宅街を疾走している。
それは旗から見てもおいかけっこなどという生ぬるいものではないのは明白だった。
前方の少年に対し、明らかに何かしらの敵意を読み取れる。
「待てよ、ユウ!」
後方で声を張り上げられ、ハルと呼ばれた少年は走っていたにも拘わらず一瞬竦んでしまう。
だがそれよりもずっと深くに潜んでいる少年の『何か』が、更なる警鐘をならしていた。
「うっ…」
「はぁ…はぁ…。やっと止まって…」
「うああぁぁ!」
「あ、おい!」
肩に触れられる直前のほんの刹那とも言える間に、硬直から解放された少年は再び走り出した。
不意を突いた事もあり二人の少年は完全に引き離された。
「くそっユウの奴…っ!」
「こうなったら無理だって。諦めろよもう」
一人は電信柱に八つ当たりをしながら、もう一人はそんな少年を宥めながら『ユウ』が消えて行った先を見つめていた。


片瀬悠葵(かたせゆうき)が漸く足を止めたのは、展望台替わりになっている公園に足を踏み入れてからだった。
既に何人かの子供達が公園で遊んでいたが、自分には関係の無い人間ばかりなので気に留めないようにする。
切り開いた山に建てられた住宅街の頂上に位置するこの公園の、更に木々の茂みの奥へと悠葵は足を踏み入れる。
明らかに人が通るような道では無く、鬱蒼とした草木を悠葵は慣れた足取りで乗り越えていった。
やがて、地層が剥き出しになった小さな崖の麓に抜ける。
その場所だけは雑草が殆ど生えておらず、邪魔な枝も無い。
暖かい陽の光がカーテンが波打つ様に降り注ぐ。
誰の人目にも触れない、ここは悠葵のお気に入りの場所。
自分以外誰も知らない、稚拙な秘密基地。
“誰かと居る事”が怖くなると、悠葵は決まってこの場所を訪れる。
そして、独りで膝を抱えて泣き続ける。
最早これは日課になってしまった。
0081名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:28:11.65ID:0mNRMn0s
「うっく、うぇ…」
大声を出すとこの場所がばれてしまうので、出来る限り声を抑える。
それ故にに気持ち悪いモノを発散出来無い歯痒さが、彼を更に蝕んで行く。
啜り泣きに泣いて顔の前の酸素が足りなくなると、悠葵は顔を上げた。
「へ…? うわっ!」
大きく息を吸い込もうと体を反って崖に凭れ掛かろうとしたその瞬間、悠葵の体は更に角度を広げる。
何故か本来そこにあった筈の地層の壁が無くなり、悠葵の身体をすっぽり覆う程度の幅の洞穴が出来ていた。
ほんの一瞬の出来事で思考回路が十分に機能せず、悠葵はただその洞穴の深みへとどんどん落ちて行く。
「うわわわっ何で、あたっ!」
滑り台を仰向けで、しかも頭から勢い良く滑り落ちると言う最悪の体勢だったが、漸く終点に着いた時の痛みは余り無かった。
柔らかい草花の甘い匂いがした。
「あたた…。何でこんな穴が。それに、わあ…」
つい先刻泣きぐずっていたのは何処へ行ったのか、悠葵は思わず感嘆の声を溢した。
背中や膝の泥を払い、改めて景色を見渡す。
見渡す限りが一面の緑色の野原。
よく目を凝らして見ると、緑色の中に点々と白や黄色の小さな花が咲いているのが分かる。
それとは対照的に軽く突き出た小山の背景に映える、正に絵の具で塗ったかの様な一面の青空。
何よりも山の上に一本だけ生えている大きな樹には目を奪われた。
「すごい…。すごく、きれいな場所」
低学年の子供ながら、その芸術的な絶景の良さは理解出来る。
本能に釣られるまま悠葵は山の上の一本樹へと歩き始めた。
近付けば近付く程視界を覆う巨大樹にだんだん早足になり、気が付けば悠葵は駆け出していた。
「はぁ…はぁ…。すごい、本当におっきいなぁ」
遂にその樹の根元へと到達する。
樹齢と言う言葉は悠葵にはまだ解らないが、凡そ数百年は経ったであろう巨大樹に、悠葵は完全に心を奪われていた。
木陰を作る光の雨が辺り一面に降り注ぐ。
冬も本格的に真っ盛りだと言うのにこの場所の気温は暑くも寒くも無く、心地好い空気が流れていた。
「誰?」
「え…?」
深呼吸をしてみようと目を閉じると、突然悠葵は誰かに声を掛けられる。
身体が強張り、心臓が跳ね上がる。
公園の子供達とは違い、今度は自分に対して掛けられた言葉なのだから。
それでも声を掛けられからには振り向かない訳にもいかず、悠葵は恐る恐るゆっくりと振り返った。
次第にその声の主が視界に入るにつれ、悠葵は目を見開く。
「君、は…」
声の主が驚いた様な呟きが聞こえた。
その時、二人の間を暖かい風が吹き抜けた。
幼い声の主は意外にも紺色のブレザーを身に纏い、首元に赤と黒のラインが刺繍されたネクタイを絞めた男性だった。
その服装から察するに、中〜高生程度の年齢はあるのだろう。
しかしその厳格な雰囲気のある服装と、それを纏う身体は最早常に不釣り合いとしか言い様が無い。
先ずはその一瞬の目測だけでも直ぐに華奢と分かる小柄な体格が、制服との相対印象を完全に引き下げている。
袖から覗く小さな指は白くか細く、少し力を入れてしまえば簡単に折れてしまうだろう。
何より彼の中性的でふんわりと整った顔立ちが、余計にそのギャップを引き立ててしまっていた。
それでも辛うじて男性と見れるのは、悠葵もまた似た境遇にあるからだろう。
(何だか、可愛い人だな)
「どうやって君はここに来たの?」
「え? あ、えっと…」
問答に気付くまで彼に見入っていた悠葵の返事は、何とも歯切れの悪いものだった。
そう、見入っていた。
他人との接触を何よりの恐怖と感じてしまう自分自身が、一番驚いていた。
「?」
「あ、その…。変な穴に、落ちて…」
遂に彼が怪訝な表情を浮かべてしまったので、悠葵は結局歯切れの悪い返答をしてしまう。
「穴?」
「うん。公園の藪の中に崖があって、何故か変な穴が空いてて…」
「公園…崖……」
眉を潜めて彼は考え込む様に唇の下に人差し指を当てた。
0082名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:28:51.88ID:0mNRMn0s
「まさか…今更僕にどうやって…」
「え?」
「ううん、ごめん。何でも無いんだ。それより、何で君は独りでそんな所に居たの?」
「それは…」
尤もな疑問だった。
そんな常識的に考えて誰も踏み入らない場所に居て、その事故によってここに来てしまっているのだから。
「学校が終わって帰ろうとしたら、クラスの子にいきなり話し掛けられて。それで…怖かったから、逃げて来たんだ」
「怖かった?」
「その…ぼく、誰かと一緒に居るのが恐くて。誰かに触られたり声を掛けられたりすると…」
「そうなんだ。じゃあ一つ聞くね。今僕とこうして話している間も、君は怖いって思ってるの?」
無言で悠葵は何度も首を横に振る。
自分でも不思議で仕方が無いのだが、彼に対しては恐怖も何も感じない。
寧ろよく解らない何かに惹かれている気がして、それもまた不思議だった。
「そっか。良かった」
そう言って、彼は柔らかく微笑んだ。
胸が高鳴った。
自分の顔が変に熱くなっていた。
(何だろう。すごく、ヘンな感じ。だけど、イヤじゃ無い…)
「え、えっと…。じゃあ、お兄ちゃんはどうしてここに居るの?」
「僕は、そうだね。ある人を、待ってるんだ」
「ある人…?」
「そう」
いろんな選択肢が頭に浮かんだ。
彼の両親か兄弟か友達か。
少しませた考えを付け加えると、恋人もあり得る。
「いいな…」
「どうして?」
思わず呟いた言葉が、どうやら聞こえていた様だ。
ここは正直に白状するのが正解だろう。
「お兄ちゃんは自分で待てる人が居るんでしょ? ぼくにはそんな人は居ない。待ってても、ぼくは逃げてしまうから」
「だろうね」
「う…」
あっさり同意されてしまうのも複雑な心境だが、その通りなので言い返せない。
また、藪の隠れ場の時と同じ様に悠葵の表情は沈んでしまう。
俯いた景色は日陰の草花と彼の身体の下半分だけ。
「大丈夫だよ」
「え? はわっ…」
暖かい感触が頭の上に伝わる。
彼の儚く小さな手が、悠葵の頭をゆっくりと撫でていた。
「君は分かっているんだよね。本当は自分自身でその恐怖を乗り越えなきゃいけないって。その気持ちがあれば、きっと大丈夫」
「お兄ちゃん…」
もう一度、彼は優しい微笑みを向けてくれた。
鼻の奥がつんとなり、視界が歪む。
0083名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:31:16.69ID:0mNRMn0s
「ふぇ…えっぐ…」
「我慢しなくて良いよ。今は気持ち悪いモノを全部流して、これから頑張ればきっと大丈夫だから」
「わあああぁぁ!!」
綻びかけていた緊張の糸は呆気なく引き千切られた。
隠れ場で棄てきれなかったモノが全て押し流されていく。
自分が嫌いだったモノが全て吐き出されていく。
見た目は自分よりもほんの少しだけ上に見えても、彼の胸の中は広く暖かかった。
言葉にならない声で「ごめんなさい」と何度も繰り返す。
仕方が無かったでは済まされない、今まで自分が無下に扱ってしまった者達へ。
本当を圧し殺していた自分自身へ。


「少しはすっきりしたかな?」
「うん。その、あり…がとう」
顔も目も真っ赤になった悠葵は、深々と頭を下げる。
「そんなにいきなり畏まらなくても。僕はただ君の話を聞いただけだから」
「でも、ぼくたくさん泣いちゃったから。だから聞いてくれたお礼」
「あはは、参ったね…」
何とも微妙な笑みを彼は浮かべていた。
直前まで大きく頼もしく思っていたのに、慣れない境遇におどおどするその様が、変に可笑しくて仕方が無かった。
「もう、帰らなきゃ。おばさんが心配するから。本当にありがとう」
もう一度深くお辞儀をして、悠葵が回れ右を終える直前。
「待って」
彼に呼び止められ、上半身だけもう一度振り返った。
「また、この場所に来ると良いよ。どうすれば良いか迷ったら、いつでも教えてあげるから」
「本当!?」
「本当だって。だから、頑張ろ?」
「うん! やったぁ!!」
「うゎっとと…」
嬉しさの余り、悠葵はまた彼の胸に飛び込む。
咄嗟の出来事で彼の対応が間に合わず、二人諸とも草原に倒れてしまった。
「痛…どうしたのさ、いきなり」
「あぅ、ごめんなさい。だけど、やっぱり嬉しいんだ。またこれるのも、お兄ちゃんに会えるのも」
「嬉しい?」
「よく分かんないけど、ここって本当は来たらいけない場所なんだと思う。でも、こんなに綺麗な所なのにもう来れなくなるのは残念だもん」
「綺麗…」
「そうだよ。でも一番の理由はね、お兄ちゃんとたくさん話をしたいからなんだ。ぼくの怖がりを治すとかじゃなくて、えっと…とにかく、いろんな話をお兄ちゃんとしたいから」
「あ、ありがとう…」
悠葵の素直な気持ちをストレートにぶつけられた彼は見事に赤面していた。
当然と言えば当然なのだが、それをそうと感じる程まで悠葵は成長してはいない。
子供のシンプルな好きと嫌いの単純選択。
「…そろそろどいてくれると助かるんだけど」
「あ、ごめんなさい! …あはは、何かぼく謝ってばかりだよ」
「だね。でも、それは決して悪い事ばかりじゃ無いんだよ。君の言葉には、本当に「ごめんなさい」って気持ちがある。うわべだけで謝るよりずっと大切な事だよ」
「うん」
膝小僧の土を払い落としながら、悠葵は大きく頷いた。
「そうだ。ぼくまだ名前を言ってなかったね。えっと、ぼくの名前は片瀬悠葵。お兄ちゃんは?」
「な、名前? 僕は、そうだね…」
何故か彼は考え込む仕草をする。
そして、何かを思い付いたらしく微かに口元が動いた。
「欅。そう呼んでくれないかな」
「けやき…? うん、わかった。じゃあこれからよろしく。欅お兄ちゃん」
「こちらこそ。宜しくね、悠葵君…」
0084名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:32:05.45ID:0mNRMn0s
来た道を引き返し、坂道の途中でもう一度振り返る。
欅と名乗った彼はまだ自分に手を振り続けていた。
迷わず自分も大きく手を振り返す。
若干の名残惜しさを感じながら、これからの日々に期待を募らせ悠葵は草原を駆ける。
そして、あの長い滑り台の様な洞穴に到着する。
正直な所登り切る自身は全く無い。
しかしここを登らないと家に帰る事は出来無くなってしまうので、覚悟を決めて洞穴へと潜る。
「あ、あれ…?」
意外と攀じ登るのは容易で、しかも行きの時程時間は掛からなかった。
西日と呼ぶにはまだ早い光が悠葵を出迎える。
かなり長い時間をあの草原で過ごしたと思っていたが、まだそれ程時間は経過してはいない様だった。
「不思議な所だったな…」
やはり底が深い洞穴を覗き込む。
まるで夢の様な一瞬を過ごしたこの穴が、明日には無くなっているのではないかと不安になる。
「大丈夫。また合おうって、言ってたから」
置き去りにされたランドセルの葉を払い除け、悠葵は立ち上がる。
誰にも見付からないように公園の歩道に抜けると、足早にその公園を去る。
家に帰るまで下校している子供達と鉢合わせしない様に、悠葵は一通りの少ない道を選んだ。
幾ら自分を変えようと言っても、これではまだまだ時間が掛かるだろう。
そんな自分がまた嫌になって、家の扉の前で深く溜め息を吐いた。
何も言わずに扉を開けると、沢山の野菜を煮込む匂いが広い廊下を満たしていた。
既に誰か帰って来てるのだろう。
取り敢えずその匂いの元を覗いてみる事にする。
「あら、帰ってたの?」
自分の足音に気付き、大きな鍋の中をかき混ぜながら鼻歌を歌っていた20代後半位の女性が自分に振り返った。
物腰落ち着いた雰囲気の彼女こそが、今の悠葵の実の育て親に当たる梓(あずさ)である。
「え…あ…。うん……」
「丁度良かったわ。今日の晩御飯のメニュー、カレーにするかシチューにするか迷ってたんだけど。悠葵君はどっちが良い?」
「別に、どっちでも…」
「そう…」
平静を装ってはいるが、明らかに落ち込んだ彼女を見て、悠葵ははっとする。
(駄目じゃないか。変わるって、決めたんだから…)
ここから変えていかない事にはきっと自分は一生変われない。
(本当の気持ちを伝える事が大切だって、お兄ちゃんも言ってたから)
「あ、じゃ無くって…その……」
「え?」
「ぼ、ぼく! か、カレーが…良い、な…」
この時の梓の驚愕した表情は、恐らくこの一生涯忘れる事は無いだろう。
精一杯いつもの落ち着いた表情を保とうと涙を堪える彼女が、悠葵の目に深く焼き付いた。
(「ごめんなさい」って、ちゃんと謝ったから。だから…)
「はいはい。もう少し待っててね」
この日、いつも静かな食卓が少しだけ賑やかになった気がした。
0085名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:37:14.42ID:0mNRMn0s
何も説明できてないし何も解決してませんが今回ここまでです。
正直偉大な古参様の後の投稿で胃が痛いです。
時代劇風な描写は難しくて羨ましい…。
0087名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 00:54:01.99ID:pGzCjg6m
投下乙、と言いたいところだが……
だったら投下やめちゃえばぁ?
前書きと後書きで台無し
そんなことないですよ!続き楽しみにしてます!ってコメントを期待してる誘い受けだな
サモナイとか好きな俺と嗜好が合いそうなのに余計なこと書いてるせいで萎える
描写も脳内で情景が描かれるんだろうけど、伝わりにくい
それにせめて最初のエロパートまでは書き上げてから投下して欲しいわ
0088名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 01:53:24.68ID:vnk0y//P
まぁそんなに責めずに。スレ諸兄の叱責もむべなるかなと思うけど

>>80 謙遜や自虐は度が過ぎると嫌われるよ 
導入がきっちりしてるとエロに入った時引き立つから前フリ長めなのは問題ない
作品作ったら投下の仕方まで考えて頑張って欲しい
0090名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 12:33:25.98ID:pf7Yk/r8
イチモツの先端に先走りが....
0091名無しさん@ピンキー2012/02/09(木) 22:52:23.71ID:aZT61b+e
これから大体13レスほどの中編を投下します。

・ショタっ子達が変態銃を使ったキャットファイト競技で戦います。
・前スレ>>551の続きです。
・今回はバトル成分多め、エッチ成分は次回最終回で。
0092CoD:NW2 その12012/02/09(木) 22:53:02.29ID:aZT61b+e

 時は近未来、かわいいショタ少年を集めて擬似銃撃戦をさせる賭博競技が、空前のブームを迎えていた。
 FPS(First・Pyuppyu・Shooting)。
 相手をピュッピュさせて倒し、最後まで残った者が勝者となる、シューターゲーム。
 その中でも特に高い人気を誇る競技ルール、Call Of Doutei(コール・オブ・ドウテイ)。
 厳選された童貞のみによる、エリート選手たちのゲーム。
 
 oNinninwoWanwanfera2(オニンニンヲ・ワンワンフェラ2)




 …ポポッポポッ…ステキヨゥ……ポ、ポポポポポッ……チンチンマーックス……
 散発的な戦闘音が、遠くから聞こえてくる。味方が戦線を押し上げているのだろうか。
 遠くに見える巨大な電光掲示板には、両チームの点数が表示されていた。
「こっちが少しだけリード、か」
 三戦線の一つを制した状況で点差は僅かとなると、他の戦線は拮抗か形勢不利なのだろう。
 
 右翼での掃討戦を終え、駆け足で中央戦線に到着したソープランド。
 辺りには白くべたつく何かで濡らついた、敵味方の『死体』が幾つも転がっている。
「先輩っ!」
 カマーインの真剣な、焦りを滲ませた声。息を弾ませながら、こちらへ走ってきた。
「状況は?」
 それに対して、見た目とは裏腹の、歴戦の軍人のような落ち着いた声が問いかける。
「左翼は拮抗してますが、中央はMCが張り付いてて押されてます」
 やはり連中か…マッチョカンパニー(MC)の四人組の顔が頭を過ぎる。
0093CoD:NW2 その22012/02/09(木) 22:55:00.35ID:aZT61b+e
 
「僕たち右翼の残りは、中央へ……」
「駄目だ、直ぐに全員左翼に回せ」
 話を途中で遮り、左翼への全力攻撃を指示するソープランド。
「MCにルーキーをぶつけても、点数を稼がれるのがオチだ。それよりも全力で左翼を潰せ」
 ポーンチ、Gスポットの『死体』はここへ来るまでに確認している。
 至近距離からのハムハム弾で股間を一発ずつ。腕の立つ二人をあっさりヤレるような競技者はそうはいない。
「でも、連中は…」
「奴らを引き付けるだけなら、俺一人で十分だ」
 幼さの残る競技者への返答は、危険な単独作戦。
「でもっ!」
 これまでにない強い調子で、カマーインが反論の声を上げる。
「でもは無しだ、このままじゃチーム得点で逆転されるだけだぞ」
 二人の視界の中で、相手側スコアボードに点数が入り、両者の差が縮まっていく。
「中央と右翼を集めて、全力で左翼に突っ込ませろ、急げっ」
 カマーインも納得していない表情だが、彼とて競技者だ。
 今は時間をかけたベストより、早期のベターが必要と言うことは理解していた。
 
「先輩…」
 諦めと共に、ソープランドの身を心配する、不安げな色の浮かぶ瞳。
 視線を合わせながらカマーインが一歩、ソープランドの方へ歩み寄り…
 チュッ
 唇と唇の軽い触れ合い。ソープランドも、至近距離からの奇襲には対応できなかった。
 プチュッ…
 そして下半身では、二本のショタチンが口づけを交わしていた。
「んっ…」
「あぅっ…」
 先端のおちょぼ口による啄ばむ様なキスに、二人の口から鼻にかかった声が漏れ出た。
 
 だが二人の肉が繋がりあうのは一瞬のこと。カマーインが身を離し、一時の接触が終わる。
 ツゥ…唇と唇の間に透明なアーチが架かり、股間でも尿道口同士を、少し濁った我慢汁の糸が二人を繋いだ。
「…あんな変態たちにイカされちゃ、絶対に…絶対に、ダメですよ?」
 だが味方とは言え、こうもあっさり上下の唇を奪われては少々ばつが悪い。
「調子に乗るなっ」
 やられっ放しも癪なので、返事代わりに軽い頭突きを食らわせる。
 痛そうに額を押さえるカマーインを放置したまま踵を返すと、勃起した肉幹をブルンブルンと振りながら走り出した。
「いっ痛ぅ〜ひどいよ先輩ぃ」
 背後からカマーインの間抜けな声が聞こえるが構わない。目指すはMCが待つ、中央戦線。
0094CoD:NW2 その32012/02/09(木) 22:55:26.65ID:aZT61b+e

 MCを見つける事自体は簡単だった。
「ヘイ!獲物が全然いないじゃないかよ!すっからかんの一文無しだ!」
「俺たちゃ全員、男相手ばかりのタマ無しだ」
「だまれっ、聖水。俺の引退試合で負けは御免だぞ」
 MCのメンバーの無駄話が、彼らの居場所を教えてくれる。
 音源は前方の半壊した建物の中。割れかけの粗末なベニヤ板が、壁の穴を塞ぐ向こう側。
 
(向こうは、こちらに気づいていない……やってみるか)
 銃の照準をベニヤ板に合わせると、引き金を引いた。
 ポポポポポッ!
 放たれるシリコン製オナホ弾の連射。威力は実際の銃弾とは比べ物にならないが…
 バババ、バギュッ!
 同一点に何発も叩き込めば、壊れかけの薄板を打ち破るぐらいのことはできる。
「ぐ、ぐぁっ…ぁあっ!!」
「ちくしょうっ、ワンダーン!」
「見れば分かる、隣だぞ!」
 ラッキーパンチだが、まずは一人。
 
 いきなりの奇襲を受けたMCだが、流石に慌てて銃を乱射したり飛び出す様な事はしない。
(建物の周りには、迂回できるような地形は確か無いはず…)
 過去の記憶からこの地形を引き出して検証したが、唯一正面玄関の近くまで、塹壕のような溝が走っているだけで、他に遮蔽物は無し。
 睨み合いが続きそうな戦況だが、それを良しとする者は、この場に誰一人としていない。
「おい、一人相手に何時までトロトロやってるつもりだ!」
 あわよくば建物から釣り出せればと、軽く挑発してみる。
 安っぽい台詞だが、こちらが一人だと分かれば強襲策に訴えるかもしれない。
「いくら30フレームだからって酷すぎだろう、ええ!?」
 30フレームと言うのは、BF(ブッカケフィスト)競技者の蔑称で、競技の流れの遅さを皮肉った呼び方だ。
「進歩の無い同じような試合ばかりで、よく飽きないな?IW瓦解おめでとう!」
 チーム随一のお喋り、ホーリーウォーターのこれまた安っぽい挑発が返ってきた。
0095CoD:NW2 その42012/02/09(木) 22:55:53.34ID:aZT61b+e

(安易に突っ込んで来るようなタマなら、苦労しないか)
 こう言う時は、先に動いたほうが負け。それが戦場の鉄則だが…
 地面に転がっている『死体』から、サブマシンガンと予備の弾倉を拝借する。
 インポラムFUCK10(通称ファック10)。
 小型サブマシンガンの先駆けであり、シンプルなT字型のスチール製ボディは、競技者以外の一般人にも良く知られた有名な銃だ。
(連中が、このまま睨み合いを続けてくれるとは、思えないからな…)
 FUCK10の弾倉を新品のものに代えると、腰のポーチから細いロープを取り出す。
 引き金に紐を結びつけると、ロープの一方を銃の後端にある折りたたみ式ストックへ通す。
 銃の後ろを支点にして、引き金にくくり付けたロープを引っ張れば、引き金が引かれる。
 軽くストロークの少ないこの銃の引き金なら、こんな小手先芸でも弾を撃てるはずだ。
 準備は出来た。右手にタマボール、左手にFUCK10を構えると、忍び足でMCの待つ建物へ向かった。

 溝を通って、建物の開放された正面入り口まで3mという位置。
(バレてるな…)
 入り口付近に感じる、複数の人間の気配。おそらく扉の両脇に一人ずつ、奥に一人。
 この場で撃ち合えば二人ぐらいは倒せる。いかに名だたるチームでも、残り一人になればチームはチームで無くなる。
(ここで待ち伏せも……いや、無理だな)
 相手が正面から来るならともかく、側面に回られたらL字砲火の良い的だ。
(なら、やってみるか)
 素早く決断すると、そろりそろりとニンジャウォークで溝から這い出した。
 外へ出ると、身体を屈めた姿勢で直ぐに溝へ戻れるよう注意しながら、様子を探る。
 人の気配はするが、出てくる様子は無い。こちらから仕掛けさせるつもりなのだろうか。
(なら、あまり待たせるのも悪いな)
 左手をアンダースローで振りかぶる。その手の中には、先ほど拾ったFUCK10と、引き金にかかったロープの端。
 そして後ろから前へと振られた手の先から、鈍い鉄色の角材が空中へ放られた。
0096CoD:NW2 その52012/02/09(木) 22:56:15.39ID:aZT61b+e

 銃口を左に向けたまま、緩い縦回転を続けるFUCK10。
 視界の中で放物線を描く鉄塊は、スローモーションの様にゆっくりと建物へ向かう。
(………………)
 FUCK10を凝視するソープランド。これが入り口から入った瞬間が勝負の時。
(……………)
 あと9cm……足から余分な力を抜き、下肢のバネだけを溜める。
(勝負だ…)
 あと5cm……左手はロープを握って何時でも引けるよう準備している。
(………)
 あと1cm……右手はタマボールを構えて射撃に備えた。
(……)
 入った。
 
 左手のロープを軽く引く。
 ポポッ!
 FUCK10の軽い引き金はそれだけで弾を発射し、発射火薬の勢いは銃を反対側に吹き飛ばした。
 その瞬間、足に溜め込んだバネを開放し、低姿勢のまま一気に建物へダッシュをかける。
 後はこちらの細工が功を奏していることを祈りながら、ビルの内側へ躍り出た。
 
 侵入した先に待っていたのは、やはり入り口脇に張り付いた二人だった。
 アナードとホーリーウォーターは、驚愕に顔を歪ませ、銃口はあらぬ方向を向いている。
 トラップで仕留めることはできなかったが、牽制の役目は十分果たせたようだ。
(上出来だ!)
 得物を右側のアナードへ向けると、至近距離から一斉射を叩き込む。
 ポポポポッ!
 ターゲットが目と鼻の先ならば、不安定な姿勢からの射撃も関係ない。
 四発のうち一発がアナードの勃起を捉え、更にもう一発が強制射精スイッチに命中した。
「アルピージー!アール、ピー、ジー!!」
 ソープランドの知らない国の言葉だろうか。意味の分からぬ叫び声と共に、股間から白濁の飛沫が舞い上がった。
0097CoD:NW2 その62012/02/09(木) 22:56:47.34ID:aZT61b+e

 後二人。正面隣の部屋への戸口に陣取るエッチオルドと、左のホーリーウォーター。
 反対側のホーリーウォーターへ銃を振り向ける時間はない。
 正面のエッチオルドは、よほど意表を突かれたのか、まだ銃をこちらに向けていない。
「ヘイッ!」
 低い姿勢のソープランドへ向けて、ホーリーウォーターのライフルの銃口が下りてくる。
 バシッ!
 空いた左手で銃身を跳ね上げ、その奥の射精スイッチに手を伸ばそうとする。
「!!」
 その時、彼の背中を寒気に似た何かが駆け抜ける。何も考えず、躊躇無く左へ飛び退いた。
 ババババッ!
 0723ヒギィトン弾の斉射が、ソープランドのいた場所を乱暴に洗う。
「SHIT!」
 悪態の主、エッチオルドのSEXーM8アサルトライフルから、硝煙が上がっていた。
 銃を素早く彼に向けると、数瞬で狙いを付け、正確な速射を撃ち込んできたようだ。
 古参の競技者にとって最大のアドバンテージ、経験による勘働き。
 正面にフリーの敵を置いた状況を、無意識の経験則が危険と判断したのだろう。

 飛び退いた先は入り口の左奥、ホーリーウォーターの真後ろ。
 まんまとホーリーウォーターの背中を取ると、素早くタマボールで狙いを付ける。
 相手も振り向きながら、SCAT−Lカービン銃(通称スカトロ)を振り向けようとするが、間に合わない。
 ポポポポポポッ!
 気の抜けた発砲音と共に、横向きのホーリーウォーターへ銃弾が走る。
 サイドからでは強制射精スイッチは狙えないが、それ以上に容易なターゲットが丸見えだ。
 六発のロングバーストが向かった先は、ホーリーウォーターの肉棒。
 横合いからでは嫌でも目立つそのシルエットへ、柔らかな死の飛礫が殺到した。
「ヒット、アトヒット!」
 初弾は肉柱の根元下側に命中するが、続く二発はペニスの上下へと逸れてしまう。
 だが四発目が裏筋を舐めるように弾き、彼にこそばゆい快感を与えながら、勃起を強制的に上向かせる。
「アッー!」
 五発目がカリ裏、六発目が尿道口をそれぞれ掠め、そこから生じた喜悦が止めとなった。
 ドピュウゥッ!!
 絶叫を発砲音に、白濁の銃弾が天井へ向かって撃たれた。
0098CoD:NW2 その72012/02/09(木) 22:57:21.61ID:aZT61b+e

 新たにキルスコアを伸ばしたが、仕留めた相手には構わず、即座に身を守る遮蔽物を探す。
(何か盾代わりはっ!)
 咄嗟に飛び退いた先。偶然にもコンクリートの瓦礫が、小山のように積まれていた。
 此処しかないと跳躍の勢いを殺さず、目に付いた遮蔽物へ慌てて隠れようと…
 バババッ!
「くっ!」
 ソープランドの腰から太腿にかけて、オナホ弾のバーストが直撃する。
 だが、オナホ弾が射精スイッチを捉える前に、瓦礫の後ろへ転がり込むことができた。
 
『ソープランド選手、MCの三人をあっという間にダウン!』
 奇襲も一息ついたと判断したのか、アナウンスががなり立て始める。
『あの強豪チームを一人で食ってしまうとは、ソープランド…恐ろしい子!』
 大して高さのない瓦礫では、急造の遮蔽物としても長くは持ちそうにない。
「うおおぉっ!」
 残るエッチオルドもここが勝機とみたのか、間髪入れずにこちらへ突撃して来る。
 身を起こし、慌てて狙いを付けるソープランド。その照準の向こうには、同じくこちらを狙う銃口が見えた。
 
 ポポポッ!!
 二つのライフルデュオが奏でる、銃弾の協奏。
 両者の放った弾丸は互いのライフルを直撃し、手の中から得物を弾き飛ばした。
「おおぉっ!」
 それでも雄叫びを上げながら、突撃を止めないエッチオルド。
 ノーマルショタが筋ショタと接近戦を演じるのは危険だ。慌てて後ろへ飛び退くが…
 ドンッ!
 そこは部屋の端、無骨なコンクリート壁が彼を乱暴に受け止めた。
 
 ガシッ!
 身体ごと突っ込みながら、掴みかかってくる両手を払い退けようとするが、捌ききれずに組み合いになだれ込んでしまう。
「ぐ、ぐぅっっ…!」
 エッチオルドの露出した手足に力が入り、血管を浮き立たせながら筋肉が膨らむ。
 ステロイド等を使った見せかけだけの肉体とは違う、本物のマッスルショタ。
 脂肪や余分な筋肉の見当たらない、鍛えられた戦士のシャープな肉体美が、今は凶器としてソープランドに襲い掛かる。
0099CoD:NW2 その82012/02/09(木) 22:57:56.25ID:aZT61b+e

『おおっと、ソープランド、エッチオルド両選手、組み合いにもつれ込んだぁ!』
 両手で組み合ったまま、相手を押し潰そうと全身に力を込める二人。
「くっ…うぅ…!」
 だが均衡は早々に破れ、徐々にソープランドが押されていく。
(まずい、まずいぞ…!) 
 急に力を抜いたり、腕を横に払って受け流そうとするが、逆に押し込まれてしまう。
 このまま力比べを続けても、ジリ貧なのは明らかだ。

(なら…三本目だ!)
 腰をクイッと突き出し、股間に屹立した三本目の腕を、腰付近の射精スイッチへ突き込む。
 エッチオルドも攻撃を予測していたのか、自らの肉棒を器用に使って、ソープランドの突きを払い退けた。
「…っ!」
 だが、払い退ける際に敏感なカリ裏を当ててしまい、微弱な性感が筋ショタを襲う。
 小さな性感は、戦闘へ向けられていた思考にノイズとして入り込み、腕の力が少し抜ける。
(っ!今だ!) 
 ほんの一瞬だけだが腕の力が抜けたのを、ソープランドは見逃さなかった。
「ぐおおぉぉ!」
 四肢全てを使って両腕を押し込み、相手の体制を崩しにかかる。
 慌ててエッチオルドも力を込め直すが、かなり不利な体勢にまで押し込まれていた。
 
(このまま押し潰せば…!)
 不利な接近戦に勝機を見出すソープランドだが、相手も負けてはいない。
 今度はエッチオルドの肉槍が、ソープランドの射精スイッチを狙って伸びてきた。
(やらせるか!)
 敏感な亀頭を避け、竿部分で払おうと腰を横に振るが、それがエッチオルドの狙いだった。
 進撃コースを突如変えた相手の勃起が、ソープランドの高まりに近づくと円を描く。
「んっ!」
 ソープランドの口から漏れる、押し殺した呻き声。
 相手の竿部分がソープランドのカリの段差をなぞり上げ、彼の心にピンク色の隙を作る。
 狙いは射精スイッチではなく、ソープランドのペニス。形勢は再び逆転した。
0100CoD:NW2 その92012/02/09(木) 22:58:31.16ID:aZT61b+e

『素晴らしい、両雄の激しいナイフバトル!戦いの基本は格闘、武器に頼ってはいけない!』
 一進一退を続けるナイフ格闘。股間を中心に、快感は確実に積み上がっていく。
 だが、互いに快感を与え合う消耗戦は、ソープランドには不利だった。
(っ…あの時のアナルファックが…)
 右翼最後の戦い、敵の強烈なアナルの締め付けは、未だに彼の勃起を燻っていた。
 ナイフ戦の前からかなりの刺激を受けていた彼と、ダメージ0のエッチオルド。
 既にスタートの時点で明確な差が存在していた。
「く、うぅ、うおおぉっ!」
「ぐっ、ぅあっ…ああぁっっ!」
 牡器官による鍔迫り合い。敏感な箇所を責めようと、竿同士を合わせてせめぎ合う。
 肉のナイフが敵の弱点を突く度に、相対する肉幹は震え、熱を帯びた声が上がった。
(これ以上は…まずいっ…!)
 いつも冷静さを欠かさないソープランドも、不利な状況に追い詰められて焦りを隠せない。
(一か八か……いってくれ!)
 そして、彼らしくも無い博打的一撃を打ち出してしまう。
 残った腰のバネを総動員してのショタチン突き。狙うはへその横にある強制射精スイッチ。
 
 だがそれこそが、エッチオルドの待っていた一撃だった。
 ソープランドの狙いがへそ右側のスイッチと分かると、右腕を思いきり引っ張った。
「んなぁっ!?」
 筋ショタの右側へ泳ぐソープランドの身体。
 さらに右足を崩れかけたソープランドの足に掛けると、合気道の技のように引き込む。
(しまった!!)
 二人の力全てが、ソープランドの身体を一方向へ受け流していく。
 気づいた時には、エッチオルドは彼の後ろについていた。
「もらったぁ!!」
 勝利の雄叫びを上げながらソープランドの腕を掴み、両足を絡ませて動けなくする。

(…まさか!?)
 射精スイッチを使わず後ろを取る。これが何を意味するかは、彼自身も良く理解していた。
 ピトッ…
 自分の尻穴に、熱い何かが触れる。自分も良く知っている『牡』の血の熱さそのもの。
「くそっ、やめろ、やめろぉっ!」
 少し前に行われたアナルファックとは攻守逆の状況。
 このまま無様なホモセックスで、糞ったれな観客どもを喜ばせる…
 彼の中に怒りと憎しみ、そして恐怖に似た嫌悪が急速に膨らむ。
「やめろおおぉぉ!!」
 死力を尽くして懸命にもがくが、不利な体勢に加えて元々の膂力の差もあり振り解けない。
 ズニュ…
 ソープランドの牡穴に、エッチオルドの亀頭が埋まる。
「俺は今日が引退試合なんだ…すまないな」
 吐息と言葉。熱の篭った二つと共に。
 
 ズプゥッ!
 牡の怒張がソープランドの中を抉った。
0101CoD:NW2 その102012/02/09(木) 23:00:53.02ID:aZT61b+e
 
「うああぁぁっ!!」
 腹の底から搾り出した絶叫が、ビルの中だけでなく周辺にまで響き渡る。
『ソープランド選手、遂にケツを掘られたーっ!今日はケツホリデーでキモティー!』
 出番を見つけたアナウンスが、ここぞとばかりに彼の恥辱を煽り立てる。
 しかし秘穴を穿った肉槍はそんな事には構わず、ソープランドの中を的確に責めた。
 投薬によって強制的に発情状態にされている肛門は、エッチオルドのやや乱暴なピストンを受けても、持ち主に妖しい快感を与える。
「うあっ、あっ、あぅっ!」
 心は自らを突き刺す男性自身を拒み、手足を暴れさせて激しく抵抗する。
 だが内心とは裏腹に、彼の肉壺は敵の男根を柔らかく受け止め、舐めしゃぶる様に味わう。
 あらん限りの声で拒絶を表す姿には、せめて心だけは守ろうと言う必死さが見て取れた。

 パンッパンパン!パンッパンッ!
「あっ!あがっ、んなぅっ!」
 牡幹が侵入する度に絶叫が途切れ、直腸は勝手に蠢いて不埒な曲者の逞しさを楽しむ。
 責め側も快感を感じているが、体位も主導権も握られては彼の不利は変わらない。
(くそっ、こうなったら責めるしか…)
 徐々に冷静さを取り戻しつつあったソープランドだが、なかなか妙案は思い浮かばない。
 危険だが、エッチオルドを責めて隙を作るしかない…覚悟を決めると、尻穴に力を込めた。
「んぐっ!?ん、んんっ!?んあぁ…ぐっ!」
 いきなりの締め付けに、ソープランドを責める声がはっきりと荒くなってきた。
 だが腸内粘膜を締めれば、より強く相手の勃起を感じることにもなる。込めた力に相応しい快感が、ソープランドを襲った。
 
 ソープランドの捨て身の反撃に、だがエッチオルドは隙を見せない。
 彼自身も辛い状態で、もし反撃に失敗すれば、おそらく次を考える余裕は無い。
 チャンスは後一回…その一度きりの瞬間を探して、ピストンのタイミングを計る。
「ぐっ、がふぅっ!っ、あぐっ!」
 しばらく為すがままに突きまくられ、相手の挙動を調べる内に、一つの隙を見つけ出した。
 どうやらエッチオルドの抽挿は、引き抜く寸前に一時停止をする癖があるようだ。
 前立腺を嬲りながら奥まで突き込むと、少し時間を置いてから引き抜く。
 そして肉竿を三分の二ほど抜くと、間髪いれずに再び挿入する。
 狙いは一息ついた後の引き抜く時。敏感なカリ裏を予想外の締め付けで責めれば、或いは…
(これで駄目なら、もうそれまで…か)
 ふと頭の隅に、自分を先輩と呼び慕う少年の顔が浮かぶ。
『…あんな変態たちにイカされちゃ、絶対に…絶対に、ダメですよ?』
 らちも無い感傷だろうか。こんな時に思い浮かぶ相手があの新米とは…
 ささやかな衝撃を感じつつも、突き込みの動きに注意しながら反撃の時を待った。
0102CoD:NW2 その112012/02/09(木) 23:01:11.86ID:aZT61b+e

 精神力の全てを投入して、尻穴の感触から肉棒の動きを追うソープランド。
 全てを傾けた精神集中のせいか、時間経過が著しく遅くなったような気がする。
「っ…!ぐぅっ…!」 
 スローモーションの世界でも感じる、自分の中をズリズリと掘り進む熱い肉塊。
 悦びを訴える肉体には構わず、恥ずかしい穴を肉棒で満たされながら、その時を待つ。
 ズッ…
 そして遂に抽挿が止まり、肉柱の全てが穴の中に収まりきった。
(まだだ……)
 ワンテンポ置いてからの引き抜き。その時をギリギリまで待つ。
 そして僅かな時を空けて、再びエッチオルドの高まりが外へ向かって這い出した。
(まだ…)
 どんどん早くなる引き抜き速度が、最高になる寸前…
(ここだ!)
 全身の力を尻肉に集め、括約筋を限界まで締め付けた。

 ギュギュウゥッ!
 肉棒を食い千切らんばかりの締まりが、秘穴を突き刺す男根を襲う。
 その力は、筋ショタとして名をはせたエッチオルドの腰使いにブレーキを掛ける程だった。
「ぐ、ほぉっ!」 
 急激に狭まった肉壁が、カリ首の段差を裏返さんばかりの勢いで抉り出す。
 さしものMC隊長格も、自らを保ち続ける事はできなかった。

 遂にエッチオルドの四肢から力が抜け、拘束が緩む。
(!!)
 ここでヤる…例えこれがフェイクだとしても、仕掛けられた罠ごとぶち抜くまで。
 両腕を勢いよく手前に引いて、腕の拘束を外すと、逆に相手の両手を掴んで拘束する。
 同時に右足を上げて、緩く絡みついた相手の足を引き抜くと、右足を相手の右足に掛ける。
「!!」
 エッチオルドの筋肉が硬直するが、それは驚愕が緊張を呼んだだけで、力は入っていない。
「やああぁぁっ!!」 
 裂帛の声と共に、右足を柔道の一本背負いのように大きく跳ね上げた。
0103CoD:NW2 その122012/02/09(木) 23:01:56.51ID:aZT61b+e

「うおわぁっ!?」
 左足の拘束は役目を果たさず、そのまま身体ごと跳ね上げられる。
 ジュポッ!
 浮き上がる下半身に、筋ショタの怒張がソープランドの中から、卑猥な音を立てて抜けた。
 両足は地を失い、空中を舞うエッチオルドの身体。飛翔する先は、無骨なコンクリート壁。
 ドガッ!
 天地逆のまま激突する、筋肉に包まれた背中と冷たい石壁。だが勝負はそれで終わりではない。
 目の前に曝されたエッチオルドの勃起にむしゃぶりつきながら、ホルスターから拳銃を引き抜く。
「ぐ、くうっ!!」
 投げの衝撃とフェラチオの快感がエッチオルドを苛み、即座に動くことができない。
 この機を逃さず、拳銃を筋ショタの尻に持っていき、使い込まれた穴に銃身を突き刺した。
 ジュプッ!
 フィストファックに慣れた窄まりは、黒光りする大型拳銃でさえ容易く飲み込んでしまう。
 相手が元BF競技者では、まだイカせるには足りない。
(だが、内部からの零距離オナホ弾なら…)
 愛銃M1919(通称ガバガバマンチョ)の引き金に力を込める。
「はっふぁと、ひんはいひふぉ!」
 さっさと引退しろ…せっかくの決め台詞も、肉棒の裏筋をペロペロと掃くように舐めながらの為、奇妙な発音になってしまった。
 
 ポフッ!
「ひゃぼおおっ!!」
 くぐもった発砲音に、奇妙な呻き声が被さる。
 口元の高まりが電気ショックを受けたように跳ねるが、まだ精液は出てこない。
 ボフッ!ボプッ!
 さらに二発。オナホ弾のシリコン製ボディが、エッチオルドの直腸を、前立腺を深く抉る。
「ふぉはひら!」
 終わりだ、と言う掛け声と同時に、最後の一発を叩き込んだ。
 ボピュッ!
 
 ビュルルウゥッ!
「あわびゅおぉぉっ!」
 エッチオルドの怒張から、敗北の証が勢いよく噴き出る。
 射精を続ける肉棒に、今までの復讐を果たさんとばかりに舌を這わす。
 ビュッ、ビュルッ!
 快感を享受するだけの存在に成り果てたショタチンは、もう彼の脅威にはならないだろう。
『勝者はソープランド!なんとたった一人で、MCを殲滅してしまいました!』
 そして姦しいアナウンスが、この局地戦の勝者の名を高らかに告げた。
0104CoD:NW2 その132012/02/09(木) 23:02:22.22ID:aZT61b+e

 ドサッ…
 長い射精を終え、気を失ったエッチオルドの身体が、地面に倒れ込む。
「ふぅ…っ……」
(ギリギリの戦いだった…)
 深く息を吐きながら、今の戦いを振り返る。
 だが彼のダメージも深刻で、身体を動かした振動だけでも若幹が爆ぜそうになる。
 二擦り半もあれば、簡単に射精してしまいそうだ。
(あとは、他の連中に任せるか…)
 左翼は戦力的にもかなり優位なはず。勝ちは揺るがないだろう…そんな心の間隙を突いて。
 
 バッ!
 
 彼の左肩に、オナホ弾が命中した。
「……なっ?」
 まったく予測していなかった、敵の攻撃。だが発砲した相手は探すまでもなかった。
「は、外れちゃった、ど、どうしよっ…」
 部屋の入り口に立つ少年。緊張を隠さない口調とガチガチの動きは、如何にも初心者だ。
(まだ敵が残っていたのか!?)
 だが、ソープランドも動けない。
 足を伸ばそうとするだけでも射精しそうな、性的に追い詰められた肉体は、歩くことさえ許さなかった。

「よ、よし…もう一発…」 
 呑気に狙いを付けると、もう一回引き金を引き…
 カチッ
「あ、あれ?あれ?」
 弾の出る様子の無い銃を、ガチャガチャと弄り始める。
 相手の銃は、L8585ブルパップライフル(通称弾の出る鈍器)。
 小型化が容易なブルパップ形式なのに、通常のアサルトライフルより1kg以上重い重量。
 さらには弾を数発撃つたびに排莢不良が発生して、最後には工場送り級の故障を起こす。
 付いたあだ名が、『時々』弾の出る鈍器。もはや銃とは見られていない棍棒モドキだ。

(こんなクソな組合わせに…!)
 もうM1919の残弾は0、予備のマガジンもない。
 近くに銃は無い。タマボールも、エッチオルドのSEX−M8も、部屋の反対側だ。
(そうだ、FUCK10は…) 
 部屋への突入時に使ったサブマシンガンを思い出し、首を巡らす。
(……糞ったれ)
 敵選手の足元に、黒いつや消しの短機関銃が横たわっていた。
 
(ここまで、ここまで生き残ったのに、最後でこれかっ…!)
 彼の心の中を、絶望の闇が覆っていく。
『おおっと、ソープランド選手動けないのか!?このまま撃たれるのを待つしかないのか!』
 やがて排莢不良に気づいた敵選手が、コッキングレバーを引いて挟まった薬莢を取り除く。
(畜生っ…!)
 棒立ちのまま、敵前で悠長に狙いを付ける相手に、だが彼は何もできない。
「畜生ぉ!!」
 ポンッ!
 そして、身動きの取れないソープランドの股間へ、狙い済ましたオナホ弾が放たれた。
 
 
 続く
0105名無しさん@ピンキー2012/02/09(木) 23:03:24.90ID:aZT61b+e
以上です。
0106名無しさん@ピンキー2012/02/10(金) 08:07:37.84ID:8CV1UgC1
GJGJGJ!!!!!


ふぅ。
エッチオルドたんのショタスジ筋おいしいです
0112912012/02/11(土) 11:06:05.49ID:i3eq51AE
>>106-111
読んでもらって、ありがとうです!
筋ショタで抜きどころを1つぐらい作れば良かったかも。

>>110
次回で最終回です。
0115名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 11:14:17.61ID:pOLFsO4x
ナイフ戦がエロ緊迫しててイイ
乳首や脇や局部が露出したエロ甲冑着たショタ騎士が
股間の剣技を競うフェンチングとかいけそう
それぞれの剣が槍のように長いとか棍棒のように太いとか
0116名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:01:07.45ID:DbCZVq3A
一部始終を特等席で見ていたのは座敷の連中だった。浪乃進の顔からはすっかり血の気
が引いていた。彼が、立ち上がって全てを振り捨てて庭に乱入しなかったのは、これでと
もかく菊之助の命が当分助かるのか、という意識があったからだった。武士の見栄など捨
ててもいい、このうえ恥など何ほどのものかと思いつつも、菊之助の悲痛を思うと浪乃進
は耐え難かった。
 太夫は目に涙を溜めて、杯に手を触れようともしない。
 それに較べて、中坪の招待した旦那連はどうか。多くは顔面を紅潮させて醜いばかりの
興奮を浮かべ、不自然に膨らんだ着物の股間をしきりに握っている。互いに「あの瞳の美
しいこと」「未熟な桃のような尻じゃったな」「泣き顔がえらくそそりますな」「細い泣
き声もたまらない可愛さで」「熊に胸をはだけられたとき見ましたかい、ぽちりとついた
乳首の可愛いこと」「あの上品な唇に熊の野郎けしからんな、あんなものを突っ込んで」
「わしなら、こう優しくあのおちょぼ口を吸って進ぜるがの、」「いやいや、ああいうお
小姓は甘くしてはいけません、厳しくしつけるのが肝要」「下帯の下にどんなものが下が
っておるんでしょうな」「それをいうならあんた、桃尻の間の蕾のことを考えると…わし
は」「まったく、わくわくしますな」とか、薄汚い欲望を交歓し合っていた。
 常陸屋などは、猿顔を欲望で歪ませて、
「ああ、あれはよい。飛び切りのお小姓だな、…。あの尻も、私の手で開いてみたいぞ。
さぞ可愛いことだろうて、いや誰にも渡すものかこの手で、この手で…」などと憑かれた
ように一人で呟いて、
 中坪が席に戻ると、
「いつわしの座敷に上げられる?ああ金か、金はいくらでも出すさ、」
 と中坪に交渉に入っている。


再会(「なんとか峠」第三部) その33
0117名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:02:50.93ID:DbCZVq3A
 浪乃進は自分がどう足を運んでいたのか、自覚がない。それでも中坪たちの目に入らぬ
ところまではと涙をこらえて廊下をたどった。西奥に近づくと、視界が涙でゆがみ、ふる
ふると揺れるようだった。幽霊のように、廊下を通り抜け、西奥の座敷に戻ると、奥の畳
にうつぶせに倒れこんだ。たぶん、そこまで三次が手を貸して寄り添って来てくれたのだ
ろうと思ったが、それも覚えていない。
 心がずたずたに引き裂かれ、菊之助とそして自分とが哀れで、悶えるように泣いた。袖
の十日菊の小紋が、滴るほどに濡れ、暗色の中に沈み、畳の上で乱れた髪がそれに打ち重
なって覆いかぶさっていた。

 座敷に明るく差し込んでいた陽がゆっくりと縁を斜めに退いていき、それに連れて陰が
部屋を少しずつ満たしていった。そしてずいぶん時が経って、夕陽が障子の一画を赤く染
めるようになった頃、浪乃進の嗚咽はようやくに音のみは衰えたようだった。だが、浪乃
進は畳に蹲ったまま、声の無い慟哭から抜け出すことができずにいた。
 何時からだったか、その暗い座敷にもう一つの影があらわれた。竹内老人である。長い
間、消えかかった嗚咽にじっと耳を澄まし、打ちしおれた浪乃進を見下ろしていた。浪乃
進の白い手が畳を這い、打ち乱れた袖の中から長い髪の端を掴むようにしたまま、力なく
折れ曲がったように見えた。その手は体から外されてまるでそこに打ち捨てられたように
半開きで、…それにしてもほっそりと形が良い、
『ああ、この人は、心がどこかに行ってしまい抜け殻のようになってさえ、ほとんど無意
味なほどに美しい』
 この時、夕陽の幾ばくかが直に差し込んで、浪乃進の投げ出された手の先、その爪の先
で燦燦と輝いた。
 立ち尽くしていた竹内は不意に、蹲った浪乃進の背後に、ひざを突いて腰を下ろした。

再会(「なんとか峠」第三部) その34
0118名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:04:53.72ID:DbCZVq3A
竹内は、いきなり浪乃進の着物の裾を探り、下の絹ごと後ろから捲り上げた。不意に外
気に晒された浪乃進の尻に乾いた手が触れてきた。
「はっ、だ、誰っ!…、えっ、ご隠居様!」
 竹内は、無言で浪乃進の腰をがっしり押さえ込み、自分の骨ばった腰を、露にした浪乃
進の白い尻に押し付けに来た。悲しみに苛まれながらも、浪乃進は身を揉んで抗った。
「そ、そんなっ。きょ、今日だけはそのようなこと…、そのようなことは、今日だけはお
許しくださりませっ」
「浪殿。お前さんの、悲しみ、嘆きは、わかっている。悲しんでいる浪殿が、あんまり美
し過ぎるのさ。快楽できりきり舞いするお前さんも良いが、悲しみで身も世もなく泣き崩
れるお前さんは、もっと良い。俺は鬼だ、お前さんの心からの美しい悲しみを喰らいに来
た鬼さ。こんなご馳走を鬼が逃がすわけねえじゃねえか」
竹内はそう言って、浪乃進の引き締まった下腹に手を回して掴み、ぐいっと引き寄せた。
「いや、いやぁあ」
「そうだ、そうやって泣くと、お前さんの腹はびくびくと勢いのいい魚みてえに動くぜ、

 竹内の一方の手は、浪乃進の尻に鷲のように掴みかかり、ぐいと尻肉を広げた。
「おお、いい震え方してるぜ、肛門も泣くたびに動く動く、おお、肛門の皺がぐぐっ、ぐ
ぐっと沈む様だぜ」
 自分の肛門の動きなど、実況される屈辱にたまらず、浪乃進は、顔を畳にこすり付けて
嫌々をした。

再会(「何とか峠」第三部) その34の2
0119名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:07:25.55ID:DbCZVq3A
竹内はいつになく性急だった。
 愛撫も何もない。捲り上げた浪乃進の硬質な白い尻の間に、既に鋼のようになった陰茎
をぐいと挿し入れて来る。
「ああっ、いやいや、今日はいやでござります。お願い。今日一日でよろしうございます
からっ、浪乃進を一人で泣かせて置いてくださりませっ。」
 浪乃進は、自由の利きにくい姿勢のまま、かすかに尻をよじって、老人の陰茎の先が、
尻の中心に侵入するのをかわしていた。どうしても、今はそういう行為をしたくなかった。
 尻の谷の内側、右を、左を、老人の槍先がかすめる。すぼまった菊の蕾を危うくこすっ
て過ぎる。
「いや、いや、ほっておいて、いやいやいやぁ」
「そうだ、そうやって泣くんだ。本気で歯を食いしばって泣きな。本気で悲しんでいる天
女のような若衆のケツ…よだれが出るぜ。こんな美しい悲しみは天上の酒のようさ…、お
お、うまくケツの穴を逃げるな、おっと、まだにげるか、こう突くとどうだ、」
「あっ!」
 浪乃進の菊門はつかまってしまった。ずぶりと老人の陰茎が入る。菊の輪が、にうーー
ーーと広がる。 
「ああ、はああああーっ」
 竹内は形を決めると、そのまま浪乃進の後ろから腰を沈め、その男根を根元まで深々と
打ち込んだ。
 浪乃進は『ああ、この大蛇がまた浪の体中に入ってきた。また戻ってきた。戻ってきて
自分が主人だと宣言して、浪のお尻の内側で暴れ始めた。泣いても叫んでも、この大蛇は
そこにとぐろを巻いて、浪のお尻を…』、そう思わされる理不尽さに歯噛みした。

再会(「なんとか峠」第三部) その35
0120名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:10:05.57ID:DbCZVq3A
畳に四つ這い姿勢の浪乃進を、後ろから串刺しにした竹内は、貧欲に今度は目の愉しみ
を求めた。臙脂ぼかしの地に十日菊の小紋、あでやかなその着物が引き破れるのも構わず、
力任せに引き剥ぐ。着物は、左袖から引き裂かれた。袖の残骸が浪乃進の腕を滑って落ち、
老人の眼下で、浪乃進の白い首筋が瀕死の白鳥のようにしなって伸びた。その下の薄い絹
の襦袢をずるりとはがすと、美しい稜線の肩、なめらかな白い背中が半ば露になった。
 
 抜き取った帯締めを竹内は、その白い背中に振りかぶって打ち下ろした。
「あうっ、くっ」
 浪乃進の背中がその苦痛にくねり、背がうねって、脊椎の陰が美しいS字を描いた。
「弟の菊之助は、今日何をさせられた?兄は見ていたろう」
 その言葉は、鞭の苦痛よりも鋭く、浪乃進の背に降りかかった。
「さあ、答えよ。菊之助は、みんなの前で何をした、いわぬかっ」
 言葉をのがれようとしてか、浪乃進はちぎれ残った小袖に顔を押し付けて泣いた。
「そ、そんなっ。そんな、そんな」
 びしっと、帯締めの鞭がその首筋から鬢を襲った。
「言えっ。菊之助は、熊造の、言わぬかっ」
「ああ、は、はい、菊之助は熊造の、の物を…みなの前で…、」
「さあ、ちゃんと言え。菊之助は、熊造の、臭いきんたまの袋を舐めました、だ」
 浪乃進は顔面を畳に擦り付けるほどに悶え、身を震わせて、
「きくの、きくのすけは。くまぞうの、くさいきんたまの、ふ、ふくろを、なめ、な、め、
ました、うううっ」
「そうだ、もっと言え、私の可愛い弟は、熊造の肉棒を咥えて、下郎の雄汁を飲みました、
だ」
 激しく、帯止めが打ち下ろされ、浪乃進の肩に血がにじむ。
「ああ、わたくしの、かわいいおとうとは、くま、ぞうの、にくぼうを、く、わ、え、て、
げろうの、おす、おすじるを、の、み、ました、ああ、ひっひどうござります、ひどい」

再会(「なんとか峠」第三部) その36
0121名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:12:15.65ID:DbCZVq3A
「さあ、それを見せられた兄のお前は、お前は今どうなっている。さあ、言ってみろ」
 背を丸め、襲い来る鞭と言葉の刃にきりきりと悶えながら浪乃進は、引きつった高ぶっ
た声で、吐しゃするように言葉を吐き出してしまうのが信じられなかった。
「ああ、おとうとが、げろうの汚いちんぼこをすわされて、みんなの前で、腹いっぱいお
すじるを、呑まされて。それを、それをみたあとで…、ああ、兄の私は、あああ、犬のよ
うに、お尻を、ご隠居様のおおおっ、かたいおおきなおちんちんで、お尻、はああっつ、
突き刺されて、兄は尻穴を犯されておりまするっ。」
 竹内老人が、腰を活発に振って突き回すたびに、浪乃進のことばは途切れ、かすれ、悲
鳴と重なって恥を倍加した。
「そうだ、それでおとうとは、これからどうなるんだ?」
「もう、お、おとうとは、じ、じょろうに、…」
「言葉をごまかすんじゃない!旦那衆のための尻穴女郎だろう。兄のお前は、剣術の稽古
のかわりに、爺いどもから尻を犯される作法の稽古をつけてやるんだ。尻穴の手入れから、
いい声の出し方まで、教えてやるんだ。それが、お前さんの役目だろう。
 そうだろう?そうしなければお前の可愛い菊之助は、金玉を斬りおとされちまうんだ。
ちゃんと言わぬか。」
 そう言って、竹内は鬼の形相で、腰紐を後ろから浪乃進の首に掛け、絞りあげた。
「かっ、あひひひぃぃーっ、く、苦しゅうございます。ああ、弟は、菊は、しりあなの、
しりのあなのお女郎になって、旦那衆に、お尻でおつかえもうします。
 あ、浪は、兄の浪はお尻の女郎のお作法を、ああ、ああ、教えないと、…ひいいいっ、
ひどいことを、ひどおござります、あんまり、ひどうござります。もう堪忍。」

再会(「なんとか峠」第三部) その37
0122名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:14:13.38ID:DbCZVq3A
浪乃進の尻を後ろから貫いたまま、老人が言った。
「さあ、体を起こすんだ。浪殿」
 浪乃進はこの受難の間じゅう、畳に投げ散らされた自分の衣類の残骸にすがるように顔
を押し付け、それを涙でぐしょぐしょにしながら恥辱に堪えてきたが。今度は、それすら
手放さねばならない。涙に濡れた顔をあげ、膝をついて老人に尻を犯されたまま、上半身
をふらふらと起こしていった。 
 その半身は、優雅な骨格を上質で繊細な白い肌が包んだ芸術品だった。今やうす暗さの
増した座敷内にもかかわらず、大理石のトルソのように、白い輝きを放っていた。美しい
白い体には、紐で強く打たれた条痕が赤く走っていたが。赤く痛々しい痕さえも、その優
雅な腰と背の連なりに纏われると、紅玉をちりばめた宝飾であるかとさえ見えた。
 竹内の骸骨のような手が、背後から白い胴を抱いてくる。ぞくり、と悪寒のような、快
感のようなものが浪乃進の体を走った。わき腹から、あばらの窪みを辿り、彫り込みの深
い腋の下へと、手は大蜘蛛のように這って来る。
 浪乃進は、一本の男根の燭台に刺され、斜めに傾いで身を震わせている蝋燭のように、
熱い蝋涙をたらたらとしたたらせる。体の中心を男根にあずけ、祈るように両の手を頭上
に差し伸べて、深い息をはいた。
深く尻穴を貫かれた感覚は独特のもので、内部を突かれているくせに同時に自分の腸が
太い物を産み落としているようにも感じる。激しく肛門を収縮して抵抗しているつもりな
のに、穴を思い切り開いて、尻の内部を展覧に供しているような感覚も同時に存在してい
る。

再会(「なんとか峠」第三部)その38
0123名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:16:21.03ID:DbCZVq3A
座敷の敷居際に、いつの間にか、三次が居た。画帳を広げて、憑かれたような目つきで、
浪乃進の恥辱を、手練の筆で写し取っていた。
『この姿を、このわたくしの恥ずかしい姿を、描こうと!』
『ご隠居が、過度に芝居がかった残忍な鬼であるのは、そうだこのためなのだ。この二人
は、あの絵巻を追っている、幻影のような背徳の美を追っている。ご隠居様はそうおっし
ゃる。求めているのは美だとおっしゃる。
 それこそ絵空事!。浪乃進を弄んだうえ、美なんて、おだててからっているだけ。
 でもこの絵空事は、この浪乃進の恥辱を構図とし、血と涙を画材としてつづられるのだ
から。私はお遊びで済みやしない。肌の痛みも、尻を貫く痛みも、そして心の痛みも、こ
れは現実のこの、浪乃進の痛みなのに!その上、汚らしい快楽なんてものさえ、私は快楽
なんてものさえ感じさせられる。
 いったい、美しさとは誰のもの?誰の、誰の…?絵師のもの?絵を眺める誰かのもの?
描かれる浪のもの?…』

 老人の突きに堪えかねて、浪乃進は膝立ちのまま上半身をうしろに反り返らせた。膝が
畳にめり込むようになり、かろうじてそのバランスを支えたまま、腰は強く押されていた
から、体は弓のように美しく湾曲した。老人に後ろから乳を掴んで抱かれているから倒れ
ることもできない。その時、三次が浪乃進の腰に絡んでいたうす絹に手を伸ばし、あっさ
りと引き落としてしまった。
 浪乃進は反り返った無理な姿勢のまま、夕陽の残照に、一叢の陰毛と明らかに硬化した
男根を突き出すように晒すことになった。

再会(「なんとか峠」第三部) その39
0124名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:20:23.01ID:DbCZVq3A
菊之助の受難に続く浪乃進の悲嘆。深い悲嘆のどん底で、浪乃進の男根は盛んに勃起し
ている。老人が、尻穴へもう一突きしても、胸乳へ一揉み加えても、浪乃進は暴発して精
を放つだろうことは、浪乃進自身が分かっていた。
『哀しかったのに。浪乃進は一人で泣いていたかったのに。
 淫らごとに巻き込まれて、素裸にされて、
 浪乃進は、このまま、夕陽の中に、恥の精を吹き散らすのでしょうか?』
 浪乃進が反り返って突き出す股間を見上げる位置に座り込んだ三次がいる。
『それとも…、三次はこの恥ずかしい勃起に手を出したがっている?
 もしかしたら、吸い上げてくれるのだろうか?
 願わくば、優しく、優しく果てさせて…。』
 浪乃進の心を、冷たい畳の上に精を撒き散らす空しさが、よぎった。
 そんな結末の行為への想像と期待は恐ろしいほど淫らで、許しがたいほどに恥ずかしく
て、…
心が震えるほどの快楽の甘さを帯びていた。
 
しかし、竹内は非情だった。今日、鬼の心にあった構図は、射精の無惨図だったのだろ
う。
「三次っ、盛大に吹き出させるぞっ。描けよっ」
 そして、がんと腰を出して浪乃進の尻穴を突き、同時に小さな乳首を後ろから伸ばした
手でちぎり取ろうとするかのように、手加減なしでひねり上げた。
「ひ、あうっ、」
 射精の瞬間、浪乃進の陰茎はほとんど天井を向いて突き上げていた。後ろに反った無理
な姿勢の浪乃進の視界に、白く輝く飛沫が舞った。
 三次は、白く芳しい香りの蓮華が、燦爛と身に散りかかる幻影に陶然としながらも、筆
を放すことはなかった。

再会(「なんとか峠」第三部) その40
0125名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 12:33:09.32ID:DbCZVq3A

 その晩、湯から戻って、浪乃進は一人で床に就いた。遅い月がひさしの向こうに、姿を
見せた頃には、いつになく苦しい夢を見るでもなく、浪乃進は眠りの中にいた。まだ少し
湿った洗い髪を枕元に巻きのばして、穏やかな寝息をついていた。
 
 足をしのばせて様子を見に来ていた三次は、その寝顔の気品に打たれて、しばらくは見
とれていたが、静かな様子に一安心して、下がっていった。
 三次の絵師としての心は、あの夕陽の中の射精図に占められていた。張り詰めたバラン
スを支える浪乃進の膝、腿から、腰、腹部へとつらぬく力、強くしやなかな姿。それでい
て、その心身に潜んでいた弱弱しい何かが、その裸体の崩壊をせつない美に昇華させてい
た。
 最後の瞬間に剣のように振り上げられた輝く男根、金色の光の中に吹き散らした無数の
白い宝石。男性の射精する姿が、どんな美になりうるのかと、人はいうかもしれぬが。三
次は、思う。そのはかない美はあの時三次の眼前に、たしかにあったのだと、あらためて
自分に確認してみている。
 自室に戻って、三次は、下絵を並べて座り込み、じっと動かなかった。何度も何度もあ
の映像を心で辿っていた。それが、消え去ってしまうのが怖かった。
 もはや、三次には、竹内と計画している絵巻の素材として、その映像があるのではなく、
むしろ、あの映像を失わないために、せめて絵巻を残したかった。
『しかし、…、どうやって、あれほど淫らな美、清らかな美、刹那であって永遠であるよ
うな美を、描ける?』
三次には、その自信がなかった。

再会(「なんとか峠」第三部) その41

ああ、終わらない話だなあ。
 まだ「再会」の再会たる主題に行き着いていない…
 もうちょっとつきあってください。 log2-256のオニ

0129エーミール20992012/02/25(土) 18:07:15.41ID:Ux77c4Ob
どうも、エーミール。18さいの女の子です。私、ショタコン娘なんですよね。よろしくよろしくお願いします。
0131エーミール20992012/02/25(土) 19:37:19.77ID:Ux77c4Ob
あと、イナズマイレブンは二次元ですし、元ネタにするんですよね!?
0132名無しさん@ピンキー2012/02/25(土) 21:05:15.52ID:x2CW0kqH
お引取り下さい
シビルドンさん、ゴッドメロディさん、エーミールさんにはもっとふさわしい場所がございます
ココはあなた様の来る様な場所ではございませぬ
どうか、どうかお引取りを
0135名無しさん@ピンキー2012/02/25(土) 22:21:59.89ID:9Y0EaWZR
名前変えても言ってる事が全員同じ(そして全員同じ単語の意味を勘違いしてる)って
逆にすがすがしいよな
0136名無しさん@ピンキー2012/02/25(土) 23:29:19.69ID:NyPF8AWV
必死チェッカーもどき使ってみたけど、他のスレにも色々書いてるね
もしかして本当に日本語がちゃんとできない外国の人かも?
0137名無しさん@ピンキー2012/02/26(日) 01:20:05.86ID:/YK91Y+Z
昔仕事で付き合いがあったフィリピン人が書いたメモの文章と似てる
0139名無しさん@ピンキー2012/02/26(日) 02:47:14.70ID:tEToE26h
「まいったなぁ、またこの人かぁ」
僕は見覚えのある誤用された言葉と、それを含んだ文章を見ながら呟いていた。
記憶を頼りに専ブラの前スレを探すと、やはり1月4日の書き込みにほとんど同じ内容のレスをみつけることができた。
おかしな人が居ついちゃうと職人さんも投下しづらくなったりしないかなぁ……
こういう人への対応が原因で住人同士がケンカしちゃうこともあるから心配だ。
それに何より、いつもの雰囲気を保っていたスレに急に異物が混じったみたいで気持ちが悪い。
一言注意してやろうか……
半年ROMれ
専ブラの書き込みウィンドウに入力したところで不意に肩に手を置かれた。
僕はビクリと身体を震わせて後ろを見る。
もう何度も見た顔、それでも見慣れることのない顔、目に入ったヤツのニヤケ面に僕の身体はヘビに睨まれたカエルのように動けなくなってしまう。
「異質なモノ、そこにあるべきでないモノ、そんなものは排除したくなるよなぁ?しかし『半年ROMれ』なんて10年前の煽り文句だな」
ヤツはそう言って、僕の肩を掴んで力いっぱい引っぱった。
椅子から引きずりおろされ、床に打ちつけた腰をさする僕を見下ろしながらヤツは言葉を続けた。
「異物が侵入してきた時の対処をわかってないお前は、身をもって経験して考えるのがイチバンだな」
言いながらヤツは僕のハーフパンツとブリーフをいっぺんに脱がして放り投げてしまった。
「お前自身がスレッドになったつもりで、どう対処するべきか考えてみろ。基本はスルーだ、スルースキルを身につけろ」
ヤツは何度も聞いたような御託を並べながら、僕のお尻の谷間にプラスチックのボトルから取り出したぬるぬるの液体を塗りたくる。
「ほら、平和だったスレに異物が侵入するぞ、ちゃんとスルーできないと荒れるからな」
その言葉が終わると同時に僕のお尻の穴に固い感触がピタと当たった。
「まずは痛い自己紹介だ。もちろんコテハン付きだぞ」
いいながら僕の中に押し当てられていたモノが侵入してくる。
ローションをたっぷりと塗りこまれた僕のお尻の穴は、反射的に侵入を拒もうとしても大した抵抗にもならずにそれを受け入れてしまう。
「次は用語の誤用を含んだワケワカラン書き込みだ」
そう言ってヤツは僕の中に半分以上入り込んだ器具についているスイッチをカチリとONの方に切り替える。
ヴィーン、ヴィーンと規則的なモーター音とともに、僕の中のモノが振動してお尻の中の一番敏感な部分を刺激する。
「ン……、アッ」
僕は堪えきれずに声を漏らしてしまった。
正直に言えば漏らしてしまったのは声だけではなく、それの侵入を許してしまった時から硬くなってしまった僕のおちんちんからも、透明なおつゆがポタポタと漏れ出てしまっているんだ。
「この程度がスルーできないでどうする?普段はスレの保守をしたりして投下する職人さんの味方気取りのクセに、こんなのに反応してたらスレが荒れてしまうぞ」
そんなことを言われても、これはスルーできるような刺激じゃない。アイツはわかってやってるんだ。
「反応があれば相手はよろこんで次の手を打ってくるぞ」
その言葉と同時にカチリとスイッチが動かされる音が聞こえて、僕の中のモノの動きがさらに強くなった。
ヴィヴィヴィヴィと小刻みに、でも絶え間なく続くモーター音に連動して僕も声をあげてしまう。
「まったく、堪え性の無いヤツめ」
ヤツはそう言いながら激しく振動するソレを前後に動かし始めた。
ただでさえ堪え切れないようなお尻の中の刺激が増幅され、僕はついにその時を迎えてしまう。
「あぁっ、だ、だめぇっ……」
びゅっ、びゅっと二度、三度と吐き出された僕の精液が顔から胸、おへその周りへと飛び散る。
「まったく……、スルースキルのない厨房はこれだからな。しばらくそのまま反省しておけ」
ヤツは僕のお尻が咥え込んだままのモノを引く抜くことなく部屋を後にした。
バタンと乱暴に閉められたドアの音の後には、静寂の中にかすかなモーター音と僕の荒い息遣いだけが響いていた。
0142便乗ネタ、ショタ攻め2012/02/26(日) 22:43:56.26ID:ofGdYtaO
こいつ、何度も名前を変えてショタスレに出没していた奴だったのか。
中学生ショタが大量出演するサッカーアニメ『イナズマイレブン』の風丸一郎太はスマホを片手に呟いた。
主人公の親友でブルーの長髪、しかも女性にはウブな美少年だったため、かつては攻受自在のBL要員筆頭を地で行っていたが、
物語中で10年の歳月が流れ、風丸は24歳のお兄さんになっていた。

2月11日。
いつものスレに「彼」が初めて長文を投下した。
何だ、このただ者じゃない文章。
気になって眠れない。
「こんなのSSじゃねえ!!!」昔だったらそう怒鳴っていたことだろう。
しかし過疎状態の飢餓感を知っている風丸には完結SSというだけでありがたく、書き込んでしまった。
「乙」と。

スレ住民は何度も懇切丁寧にsageやまとめ投下などを説明し、彼をたしなめたり注意したりしていた。
しかし「まとめて作品を投下してはいけないんですね。」という謎の勘違いに遂にブチ切れる住人もおり、
半年ROMれと言われた挙句、彼はとうとう修行に旅立ち、スレを去っていった。(追記:と思われたが再来した。)


シュゴボオオォォォォォォォ!!!!
一度聞いたら忘れられない轟音。それはシュートの音ではなく射精音である。
過去に投下されたSS中でクスリ漬け、洗脳、緊縛放置など多岐にわたる過激プレイを経験した風丸の脳は、
その爆音を快刺激と受け取った。
風丸はその書き手の顔を思い浮かべた。
きっと、例の長文の中で犯される少年のようなクールな美貌のショタ。
それでいて「コテハン」「リアルタイム投下」という言葉の意味すら知らない、もどかしい奴。
公式で変な石中毒+欝状態だったことのある風丸を、禁断症状が襲いはじめる。
陵辱されるショタにかつての自分を重ね合わせ、風丸はSSを読みながら自分を慰めるようになった。
0143便乗ネタ、ショタ攻め2012/02/26(日) 22:45:36.75ID:ofGdYtaO
「ああっ…邪神…」
風丸は名も知らぬ「彼」を呼ぶ。
すると背後から現れた真っ白な髪をした少年が、物凄い力で風丸を引き倒し、
着ていた洋服を破るように剥ぎ取った。これは「彼」ではない。『イナズマイレブンgo』の尊大系ショタ、白竜である。
白竜は、例の長文で名無しおっさんに犯された憤りに肩を上下させている。
「邪神とは何だ」
風丸は言葉を濁す。
「あ…アレなエロSSの書き手のことだ」
「アレとは何だ。はっきり言え」
風丸は真面目で空気の読める大人だ。躊躇なく非難めいた物の言い方をできるタイプではない。
「言えないなら、俺と同じ目に遭ってもらおうか」
白竜という名の少年は、自分が味わった屈辱を拭い去ろうとするように、
風丸の尻穴に自分の肉茎を突き入れた。
既に知っているアナルの感覚を呼び覚まされた風丸は、快楽に叫びそうになりながら尋ねる。
「スルーを決め込んだのが…まずかったのか…?」
「スルーは結果としてSSを投下する隙を与えた。親切なアドバイスもやめるべきだ。
今度来たらできるだけ早く帰ってもらうのが得策だ」


多量の精液を放出して自分を見下ろす少年に、風丸は言った。
「逆上されてスレを荒らされるのが一番怖い。既に荒荒スレとか質問スレに不満を書いているようだし」
白竜はすぐに回復した自分自身を、風丸の口に押し込みながら冷たく言う。
「最初の対応が優しすぎたな。もう奴は俺たちのスレに住みついてしまった。思い知るがいい」
眉を寄せて恥辱に耐えた風丸は、一連の行為が終わると、白竜を連れてバスに乗り、スレに帰って行った。       終              
0146名無しさん@ピンキー2012/03/05(月) 22:16:30.21ID:6A6QoGVu
wakfuのユーゴくんがかわいすぎる
好きすぎてSSのネタにはできないほどになってもうた
字幕つけてニコ動にあげてくれてた人も途中でストップしてるし、この気持ち、どうすればいいんだ
0148名無しさん@ピンキー2012/03/07(水) 12:43:58.65ID:hMefAIgg
>>146
初耳だったので、探して途中まで見た
確かにかわいいな
日本で放送して欲しい
0150名無しさん@ピンキー2012/03/14(水) 22:23:41.30ID:ZycT+VrS
age
015312012/03/26(月) 20:52:35.73ID:F1APX2k9
家のチャイムが鳴る。

はやる気持ちを抑えつつインターホンのモニタを見ると、そこには黒いスーツを着た長身の男が映っていた。
通話ボタンを押し、返事をした。
「ご注文の品を、お届けに上がりました」
男はこちらの名前の確認もせず、そして自分の名を名乗りもせず、そういった。

「すぐ行きます」
俺はそう応えて、言葉通りすぐに玄関へ行く。
2つある鍵を回し、玄関の厚い扉を開くと、そこにはやはりモニタに映っていた男とーー少年がいた。
長袖のシャツに半ズボンの、おとなしそうな少年で、男の斜め後ろで下を向いている。
インターホンから見えなかったのは、男の陰になっていたからだ。

「こちらにサインを」
男はバインダーに挟んだ書類をペンとともに差し出した。
「あ、はい」
俺は何年も使い続けてきた名をさっと綴った。
「これで契約は完了となります。」
男が一歩下がり、相対的に少年が前へ出た。
「おいで」
俺は少年を手招きした。
見るからに緊張している少年は、ほんの1mこちらに寄った。顔は依然、下を向いている。
男は無言で頭を下げた。
扉を閉めるまでそうしていそうな雰囲気だったので、俺は少年の肩に手をやり中へ入るように促し、扉を閉めた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
015422012/03/26(月) 20:56:37.03ID:F1APX2k9


「おいで」
もう一度そう言って、その金の一部で買ったマンションの一室の長い廊下を、少年を連れて進んでいく。
突き当りの扉を開けると、リビングである。
俺は少年をその部屋のソファに座らせ、自分は台所に向かった。
用意していたジュースをグラスに注ぎ、少年の元へと戻ってきた。
グラスを手渡すと、少年は黙ったまま会釈した。

「そんなに緊張しないで、これから一緒に暮らすんだから。家族みたいなもんだよ」
「……はい」

初めて少年の声を聞いた。震えた、か細い声である。

「名前は何て言うの?……いや、今日からは名前を変えよう。ずっと前から考えてたんだよ」
俺は注文をしたときから、これから新しい生活を送るこの少年の名前を考えていた。
少年のかつての生活を振り返りさせないために。
「ショウ、だ。漢字は羊に羽の字な」
「しょう……」
少年は戸惑の目をこちらに向けながら、新たな自分の名を呟いた。
「そうだ、ショウくん。よろしくね」
「……。」

「いきなりなんだけど、これから守ってほしいことがある。
まあありきたりなんだけど、『言うことを聞く』っていうことだ。
勿論ムリなことはさせない。これだけ守ってくれる?」
「はい」

今度はさっきよりもはっきりした声だ。

「さ、とりあえずゲームだな。マリカするぞー」
「……!」
「そうだな、ひとつめの『言うこと』は『ゲームをする』だ」

突然の発言に、少年は少なからず驚いたようだった。
しかしこのくらいの男の子と打ち解けるには、この方法が最も簡単で、早い。
俺はすぐにテレビを起動し、ゲーム機の電源を入れコントローラを手渡した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
015532012/03/26(月) 21:01:11.88ID:F1APX2k9

俺はこの少年を買った。
売春ではない。聞こえは悪いが、人身売買だ。
数年前にかなりの大金を手に入れた俺は、ついにこの少年を買うことができた。
もちろん違法であるが、闇市場では人権は金によって無いものにされる。

少年は、両親の残した借金のカタとして闇市場に出品された。
まだ12歳で、その年齢のために性経験もない。
その手の用途としては、経験のなさすぎる"商品"は価値が低い。
調教師と呼ばれる者がこういった商品を仕入れ、付加価値をつけてからもう一度出品するのが普通だが、
俺は敢えてこの未経験(無経験)の少年を買ったのだった。

そしてまたこの少年は出品時に既に自分の境遇ーー人身売買されたことを理解していたようだった。
どんな目に遭うのだろう、そう思っていたに違いない。
そのために、俺の言葉に面食らったのだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ああー負けちゃったなあー」
「もう何回もやってるもん」
2時間もすると、ショウは(おそらく)元の明るさを見せていた。
はじめは俺が連勝していたが、何度もプレイしているうちに、ショウは上達してきたのだった。
「そろそろ別のゲームもしたいな」
少年はそう言いながら、3杯目のジュースを飲み干した。
「ま、今日はこれくらいにしておくか」
「えー」
初対面であんなに緊張していたショウは、最早俺に文句を敬語なしで言うほどにまで俺に慣れ、心を許していた。
「あ、トイレどこ?」
「廊下でて左二番目の扉」
「お腹痛くなっちゃった」
「ジュースの飲みすぎだろー」
俺はゲーム機とテレビの電源を切りながら応えた。

楽しげなBGMがぷつりと途切れ、ショウは廊下へ出ていった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
015642012/03/26(月) 21:04:13.88ID:F1APX2k9

ショウが部屋に戻ってきたとき、俺は一人がけのソファに座っていた。
「おいで、話をしよう」
「話?」
ショウはやはり気さくな物言いをしながら、こちらに近づいてきた。
「ここ、ここ」
「えー、こっちでいいじゃん」
俺が自分の膝をパタパタと両手で叩いて膝に座るように促すと、ショウは向かいのソファに座ろうとした。
「いいから、こっちおいで」
ほんの少し語気を強くすると、ショウは素直にそれに従った。

若い少年の、やわらかい尻の肉が俺の膝に触れる。
俺は両腕をショウの腹の前に回し、そのままショウの身体を引き寄せた。

「まず、これからの君の名前は?」
「えっ、と、ショウ」
「そう。じゃあひとつだけ守ることってのは?」
「『言うことを聞く』?」
「そうそう。ではこれから、ショウのことを知るために質問をしていきます。素早く答えてください」
俺はクイズ番組の司会者のように敬語を使って言った。

「それって『言うことを聞く』に入るの?」
「そうだな、『質問に答えろ』だ。ショウは、何歳?」
"カタログ"で、当然既に知っていることを尋ねると、ショウは短く応える。
「12歳」
「好きなゲームは?」
「マリオとかかな」
「好きなフルーツは?」
「グレープフルーツ」
「えー、あれ酸っぱくない?」
「酸っぱいのがいいんじゃん」
「じゃあ、ショウはブリーフ?トランクス?」
「え、なにそれ」
「俺はボクサーだけどね」
「トランクスでーす」
笑いながら、ショウは答えた。
「じゃあさ、一週間にオナニーは何回やってる?」
「……」
ショウは口を開かない。
「俺はほとんど毎日かなー」
「えっほんとに?」
「回答者も早く答えてください」
「……んと、2回……くらい?」
「そっか、じゃあ昨日はした?」
昨日どころか、ここ何日も"業者"のもとにいたはずのショウに、自慰をする時間などなかっただろうが。
015752012/03/26(月) 21:07:22.88ID:F1APX2k9

「いや、最近は……」
ショウの答えは、語尾に向かって小さくなる。
俺はショウの腹に回していた腕をほどき、ショウの膝の上にのせた。
「じゃあ実はやりたかったりして」
俺はそう言いながら、今度は両手をショウの股間に近づけ、触れた。
「やっ、ちょっ」
「恥ずかしい?」
「やめてよ!」
「じゃあ次は、『抵抗するな』だな」
「えっ」
「『言うこと聞け』って」
「そんな……!」
ショウの股間を軽くさすってみた。
ショウの小さなソレが、確かに感じられたが、すぐに大きくなった。
「気持ちいい?」
「……っ」
「『答えろ』って」
「別に……」
ショウなりにプライドを保持しようとしたのだろう、そう答えた。
「そっかー、ショウが気持よくないんじゃあダメだよな〜」
俺はそう言って、ショウの半ズボンとパンツを一気に膝まで下ろした。
勃起してなお小さく可愛らしいソレがあらわれた。
「ちょ、ちょっと!」
「『抵抗すんな』って言っただろ?」
自分の勃起した股間など、誰にも見られたことなどないに違いない。ショウは顔と、耳をも赤くさせた。
そして俺は直にショウのソレに触れる。ここ何年もの念願が叶った瞬間である。


親指から中指の3本の指でこすり続ける。
「ん……んっ……」
ショウは「言ったことを守り」、抵抗しなかった。
しかし、今にでも逃げ出したい気持ちであることは、顔の見えない今の体勢でも容易に分かった。
ショウの後頭部に鼻を押し付けてみると、若々しい皮脂の臭いがした。
しばらくすると、ショウのソレの先端に水滴があらわれた。
俺はその液体を人差し指で亀頭に塗り広げた。
「やぁっ、あっ、それっ」
亀頭への刺激のせいか、先端から出てくる液体が少し増えた。
「気持ちいい?」
もう一度そう聞いてみた。ショウは答えなければならないことを理解していた。
「あ、あの……ちょっと痛い……」
「そう?これは気持ちいいときに出てくるのに、もっと出てきたよ?」
「そんなこと、ないっ……あっ……」
俺は亀頭を触るのをやめ、再び3本の指でこすり始めた。
015862012/03/26(月) 21:10:35.71ID:F1APX2k9

それから30秒もして、もう間もなくだろう、そう思っていると。
「あっ、あのっ、もう……」
「ん?どうした?」
「出ちゃう、よ……」
「おう、出しちまえ出しちまえ」
「そん、なっ、あっ!」
ピュッ、ピュッと、ショウは精を吐き出した。白く濁った液体が、俺の手とショウの腹にかかる。
「おー出たな」
「ごめ、んなさい……」
「謝んなよ、俺の手で出してくれて嬉しいよ?」
俺はショウの精液のついた手の薬指で、ショウの腹についた精液を拭い、舐めた。
少ししょっぱい、そして口の中に張り付くような感じがした。

「気持よかった?」
舐めてから、最後にもう一度聞いた。射精をしておいて、否定はできまい。
「…うん……」
小さな小さな声で言った。
「あーちょっとイタズラが過ぎたかなぁー」
俺は近くに置いてあったティシューで拭き取りながら、わざと大きな声で言った。
「さ、立って、ご飯作るからな」
ショウを立たせて、トランクスとズボンを上げた。
「ごめんな、いきなりこんなことしてな。でも言うこと聞いてくれたのはえらいぞ」
ソファから立ち上がりながらショウの頭をワシャワシャと撫でたが、ショウはずっと無言だった。
俺はショウをその場に残し、スタスタとキッチンへ向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺は金はあったが、それでも自分で料理をするのが好きだった。
そして作ったのはオムライス。これが嫌いな子供はきっといない。
2つの器とスプーンを持って、ダイニングテーブルについた。
ソファに座り、ずっとうつむいていたショウを手招きする。
「おいで」
ショウをこの家に入れたとき、そして膝に座らせたときと同じ言葉を掛ける。
そしてその両方と同じように、ショウはこちらにやってきた。
「そっち座って」
俺は自分の椅子の向かいの椅子を指してそう言い、スプーンを手渡した。
「いただきまーす」
「……いただきます」

「おいしい?」
俺が聞くと、
「うん……」
確かにそう応えてくれた。


つづく
0161名無しさん@ピンキー2012/03/27(火) 17:30:40.84ID:px4AActo
萌えるわ。
こっから甘々な展開になっていくのもみたいし、
逆に段々と鬼畜な展開に堕ちていくのも見たい。
0166名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 01:45:07.21ID:aOsahld3

 菊之助は、西奥の兄といっしょに暮らせるようになった。身だしなみ等のしつけは西奥
で兄に任すが、女郎としての訓練は東廓で中坪の監督下で行う、ということになった。中
坪としては「粋な計らい」のつもりだろう。
 結局、中坪には兄の浪乃進への未練がまだ多分にある。一度は竹内に、高額の金と引き
換えに譲り渡したはずだ。ところが、手放した浪乃進は、竹内のもとでどんどん洗練され
美しさを増していく。磨きがかかっていく。正直、浪乃進が廊下に立った後姿を庭を隔て
た敷居から見るだけで中坪の股間はかりかりに立ち上がるのだ。
 紅おしろいを塗りたくった女郎が、しなをつくってみたところで、浪乃進が何気なく端
然と座した姿の前では興ざめたような感じさえする。
 あれほど女好きな男がと、自分でもあきれる中坪だが。教養がないために、これだけ隔
然とした違い、圧倒的な高貴さを説明することができない。群雲から抜け出した青い十日
の月を、泥池から口を開いて仰ぎ見ているガマのように、別世界の美にぽかんとしている
のが中坪だった。
 しかし、中坪は肉欲と肉欲へのがむしゃらで恥知らずな邁進だけはやめられぬ男だ。こ
こで、少し浪乃進に恩を売り、また西奥に顔を出すネタをつくっておきたい。竹内の隙を
狙って、浪乃進にちょっかいをだすこともできるかもしれない。せめて浪殿の袖の匂いな
ぞでも嗅ぎたい。そういう下心が見えている。

再会(「なんとか峠」第三部) その42

0167名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 01:47:07.16ID:aOsahld3
南庭での立会いのあと、座敷牢に運び込まれた菊之助を、権助はほとんど偏執的に清め
た。湯を張った盥を持ち込んで、自分の宝物の隅々まで清めていった。熊造の汚らしい体
液のどんなかすかな臭いであっても、菊之助の周囲から排除せねばならぬ。菊之助は人形
のように権助の清拭に身を任せた。
 菊之助は泣くだけ泣いて朝になり、座敷牢を出て兄と暮らせると知らされて単純に嬉し
かった。それが少年というものだろう。ただ中坪に、妙にしなしなの柄の派手な女の着物
を着て、紅を付けろといわれたのは閉口した。

 やっと、菊之助が西奥にやってきた時、浪乃進は覚悟していたとはいえはっとした。弟
は、茶屋風俗らしき射越の帯、毒々しい友禅の振袖を着せられている。嫌々付けさせられ
た紅を手の甲でかなぐり落としたらしい。にじんだ紅が、却って菊之助に妖艶さを添えて
いる。
 西奥は、なんといっても薄暗い座敷牢とは違う。明るく風通しもよい。菊之助のために
と三次が用意してくれた絵草子などもあった。読んでいて分からない言葉など浪乃進のと
ころへ持っていって教えてもらうこともできた。兄の膝に寄り添うようにして絵草子を広
げたり、庭に降りてくる鳥の名や、前栽の木の名前を指差して尋ねたりして、今このとき
菊之助は幸福を感じていた。
 もちろん、菊之助にとまどいはあった。浪乃進の身辺には、微かなしっとりした香りが
その髪にも指先にも漂っている。立ち居の際に裾を合わせる指の動きにも、巻紙に心覚え
をしたためる筆の持ち様にも、茶を喫する際器につける唇の閉じ具合にも、浪乃進の所作
には、かってない柔らかさ、秘密めいた丁寧さがあった。その上、今や菊之助の体や心に
対して浪乃進は非常に気を配っていた。
再会(「なんとか峠」第三部) その42の2
0168名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 01:51:01.39ID:aOsahld3
仇討ちの旅に出た頃、浪乃進は菊之助が痛いのかゆいのなど言ってもとりあってくれな
かった、また菊之助が多少の切り傷など作っても気にもかけなかった。
 あの日、「なんとか峠」で、群がるやくざ共をつむじ風のように斬り倒していった兄。
手には血肉まみれの「天斬」を下げていた。
 後に罠にはまって、重四郎に取り上げられてしまったが、家伝の銘刀、相模鍛冶惟綱
「天斬」は江戸期に作られた洒落た美しい刀剣とはちがう。飾りも何もない分厚い刀身で
骨ごと人間を叩き斬ってきた履歴をもつ中世の戦太刀(いくさだち)で、世に言う「兜割
り」である。
 ぼんくら旗本などでは抜けもしまいが、持つべき侍が持てば、鎧の草擦りの上からでも
腰骨まで斬れる。真っ向から兜を斬っても、馬上からの三叉槍の直撃を受け止めても刀身
はびくともしない。
 「なんとか峠」で、あの日死んだやくざの半数は、頭蓋ごと割られるか、粉砕されてい
た。浪乃進の真っ向の斬撃をかろうじてかわした者も、手一本、脚一本、骨ごと持ってい
かれていたらしい。赤鰯の長どすなど振り回して浪乃進の斬撃をまともに受けようなどと
した間抜けな三下は、即座に頭からあばらまで断ち割るようにして胃の腑まで切り下げら
れていた。
 その惨劇の後、現場に遅れて駆けつけた三次は、信じがたい惨状に、膝をついて胃の腑
の中身を吐き尽くした。そのあと、がけ下に転がって腰を抜かしている中坪を引っぱり上
げねばならなかった。
 重四郎はといえば、浪乃進の太刀筋を一目見て、後ろも見ずにさっさと逃げていた。彼
は、臆病というより、むしろさすがに物が見えている、それなりの漢(おとこ)だといえ
よう。重四郎が、執拗に浪乃進を始末することを主張するのは、恨みというより、浪乃進
が生存していること自体に、根本的な怖れを感じているからかもしれない。

 剛刀をふりまわし、血を払って振り向き「菊之助、離れるな」と言った兄。あの修羅場
で、兄の口元は笑ってさえいた。
再会(「なんとか峠」第三部) その42の3 
0169名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 01:55:56.04ID:aOsahld3
そして今は、浪乃進は座敷に置いた文机にすこし寄りかかるようにして、何かを巻紙に
したためている。少し左肩を落とした、頼りなげな弱弱しい浪乃進に見えた。
 菊之助は、座敷に差し込む日脚の暖かさを裾からのぞかせた素足で感じながら、畳に広
げた絵草子を見ていた。
 浪乃進は文机から、半身振り向いて、流し目で菊之助に向かって巻紙をつと流した。
「わたつみのさびしき浪の寄る辺なき
     ゆめにもきくぞめずらしきかな」
 「きく」は聴くでもあり菊でもある。「菊ぞ愛ずらし」に、菊之助はにっこりとした。
それにしても、これはまた流麗な女文字のかな書きである。いつ兄はこのような字を習得
したのだろう。
 浪乃進の裾近くに擦り寄り、そのお行儀の悪い姿勢のまま菊之助は、うすい墨で、巻紙
の端に書き流した、

 「みをつくししほじのあとをたどりきて
      はてのはてなる西の海みゆ」
「潮路のあと」は涙のあと、「西の海」はむろん「再会」にかけてある。
 
 浪乃進と菊之助は、互いのまだ濡れた筆のあとを見つめて、ふふふ、と笑った。重なり
合った袖の下で、二人の指が軽く触れ合わされていた。

 縁側にいた三次は、貴賓の姉妹の密やかな遊びを盗み見たようで、嬉しくもあり、どこ
か怖ろしくもあった。
再会(「なんとか峠」第三部) その43
0170名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:01:13.83ID:aOsahld3
の晩、浪乃進のところに竹内老人が来て遅くまで話し込んでいた。老人は、浪乃進
にある微妙な問題の処理について話した。二人の話は、何度も何度も同じ部分を堂々巡り
しているようであり、浪乃進は躊躇する様子だったが、老人が宥め、浪乃進が頷く形にな
った。また、道具箱か薬箱のようなものを預けていったようだった。
 
 次の日の昼前、浪乃進が菊之助に「お湯に行くから一緒に参ろう」と声をかけた。
 菊之助は、二人のお湯道具を持ち、浪乃進は昨夜老人が置いていった箱を袖の下に抱え、
連れ立って廊下に出た。廊下を西の端まで行って、屋根のついた渡り廊下に出る。ブナの
葉の茂りが近くなったところから小道に降り、石段を下った。二人が降りるにつれ谷の水
音が大きくなり、やがて盛んな湯気の漂いが感じられた。また、谷風がすいすいと通って
行く。
 ふと、つぶやくように浪乃進が吟じた。
 
 またいかなる日にか渓谷を廻る
 風過ぎ来たりて少年の素足白きを看ず
 
 菊之助はその大きな自然石を組んだ湯船に目を見張った。湯に入って温まり、温まりす
ぎて体が火照ると、菊之助は湯船の向こうに飛び出して谷川の流れに入った。すんだ冷た
い水がたちまちにその体を冷やす。けれど菊之助にはそれが気持ちよかった。浪乃進の心
配げな制止もあらばこそ、谷川の大石の下の深みにまで沈んでみた。魚のように身をくね
らせて深い緑の水のなかに浮き沈みしている菊之助を眺めて、浪乃進は微笑んだ。その白
い裸体は、妖精のようにそれ自体がぼおっと光を発しているように輝いた。
 この美しさのゆえに、菊之助の命は繋がれたが、この美しさのゆえに谷の上のあの世界
で淫らに虐げられるのであろう。
再会(「なんとか峠」第三部) その44
0171名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:07:24.07ID:aOsahld3
浪乃進は、腕白小僧に戻ってしまった菊之助を、なんとか湯船まで戻らせ、今一度首ま
で湯につからせた。
「こんなに体を冷やしてしまって!」そういってきゃしゃな弟の肩を抱いて兄は、湯で暖
まらせた。優しくしてくれる兄が嬉しくて、菊之助は浪乃進の肩口に頬を預け、湯の中で
裸の体をぴったりと寄り添わせた。
 菊之助自身は、もう本当は幼くはないと思っているが、幼い菊之助に戻りたいことはあ
る。そして思う。
『兄の体はこんなにすべすべして柔らかかっただろうか?』
『お庭で相撲を取って押し返されたりしても、剣術でぶつかっていった時も、鋼のように
強く雄雄しいのが兄上と思っていた』
『なんだこれしきの打ち込みしかできないのか菊は、と言って弾き飛ばされた。かつての
兄上のなされ様は、そういうものだった。それが兄の菊之助に対する愛情だと受け止めて
いた。小さい傷など、振り向いてもくれなかったが、それでも兄の愛情を疑ったりしなか
った。するはずがなかった』
『でも、この紅くも屋では、菊之助をひどく幼い者のように扱う。危うく、傷つきやすい
人形であるかのように。兄は何かにおびえている。兄の心向きはまるで母上のように、菊
を心配する心に変わってしまわれた?』
『それにしても滑らかで柔らかくて、兄上は以前からこんな肌をお持ちだったろうか?、
 剣でも、弓でも、家中の若衆に遅れを取ったことはない兄は、その内側にこんな肌を隠
していた?だから、そのお心の内にも、外からは窺い知れなかった何か、壊れやすい繊細
な御気性もまたあったのかもしれぬ。
 でも、今はただ、いつまでもすがり付いていたい、このすべやかなお体にすがりついて、
こうしてで温まっていると、ほんの二三日目前まで居た座敷牢のことは、前世のことのよ
うに思えてくる。』
再会(「なんとか峠」第三部) その45
0172名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:09:21.18ID:aOsahld3
湯でまたすっかり上気してうす桃色になった菊之助の頬に唇を寄せて、浪乃進は
「菊之助、ここにある壷をごらん。ご隠居様がくださったのだ。この中にはほら、お薬が
入っている」
「お薬?、ふうん、ねとねとしていますね」
 浪乃進は、壷の中に指を入れて、ねっとりとしたものを指に掬って見せた。
「そう、菊之助。これは油と蜜と薬草を練り合わせたもので、お前のからだが傷つくのを
守ることができる。」
「…」
「これから兄がお前にすることに驚いてはならぬ。兄は、お前を守らねばならぬ、恥ずか
しくてもつらくても、ここでの流儀でここで生きぬいておくれ、お前を失うことはできぬ。
さあ、立ち上がってごらん」
「…え、兄上、なんのことでございましょう」
 そう言いながら、菊之助が縁石近くの浅い湯の部分から立ち上がった時、浪乃進は菊之
助を抱きすくめながら、一方の手を菊之助の股間に潜らした。薬の載った浪乃進の長い指
は、的確に菊之助の小さな蕾を捉えた。薬の滑りもあり、指はするりと菊之助の内部に入
り込んだ。
「あっ、兄上ぇ、あっ」
「驚かないで、菊。ほらじっとして。」
 菊之助の蕾は僅かにほころんで、侵入した指にうごめいた。指は白い蛇のようにくねり
ながら、内部を登っていく。後ろから抱きすくめられたまま、菊之助は裸の尻をいやいや
するように振りもがいた。それは、拒否のしぐさのようにも見え、また、兄の太ももに尻
をこすりつける様子が、たまらぬほどの快楽を伝えているようにも見えた。
再会(「なんとか峠」第三部) その46
0173名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:15:52.36ID:aOsahld3
「そんなにうごいてはならぬ、菊之助」
 菊之助の頬に唇を寄せたまま、そう囁くように叱る浪乃進の言葉は、不思議な振動で菊
之助の体に伝わった。」
「でも、でも、でも…」
 すり抜けようともがく菊之助の半身を、浪乃進の腕ががっちりと押さえる。
「菊、そんなに胸をどきどきさせて。怖がらなくてよいのだ。ほら、薬がしみこんでお前
の中がゆるゆると柔らかくなる。これからは、毎日このお薬をお尻に入れて、自分で柔ら
かくしなければね、」
 とくん、とくんと、打つ菊之助の鼓動が、肌から肌へ浪乃進にも伝わっていく。その左
胸をなだめるように兄の手が覆う。菊之助の左乳のぽっちりとした尖りは、にわかに立ち
上がって、兄の掌を内から突いた。
 それに気づいた浪乃進は、滑るように手を往復させて、手中の可憐な物をゆるゆるゆる
と弄んだ。
「あっ、はぁぁぁ」
 もはや、菊之助は素直に直立していられない、上半身をよじるようにすると、おのずか
ら浪乃介の胸のうちに体の正面からすがり付くような体勢になっていく。
 浪乃進は、巧みに一方の手で菊之助の尻穴を貫いたまま、懐のうちで菊之助をくるりと
反転させて、ぴたりと体の正面を付け合う形で抱きしめた。菊之助の膝にはもはや力とい
うものが入らなかった。視界を占めるもうもうとする湯気が頭の中にも充満しているかの
ように、何一つ確かなことが考えられなかった。その状態で菊之助は足元の湯の中に崩れ
落ちる寸前に、浪乃進の腕に抱えられた。
再会(「なんとか峠」第三部) その47
0174名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:19:24.56ID:aOsahld3
浪乃進の腕で支えられ、そのすべやかな胸に火照りきった頬を押し付けて深い息をつい
たその時、菊之助の尻の間もようやくに緊張を解いた。菊之助の尻の穴は一瞬ふうと喘ぎ、
内部に充満した蜜をねっとりと吐く。その蜜穴を貫いたままの浪乃進の指に、ゆるゆると
その熱い蜜が絡んで滴った。
「そうだ、菊、それでよい。そなたの尻の井戸も柔らかく暖かくなって、熱い泉ともなろ
うよ、それが身を守るのだ。そうしてどんなものであれ柔らかく受け入れることがここで
生き抜く方法なのだ。ここで、ここの流儀で生きてくれるな菊之助」
「ああ、兄上、菊は、菊は…お女郎というものに…なるのでしょうか?」
「よいか菊之助。この浪乃進こそすでに、男に抱かれるお女郎なのだ。
 もはや、何も隠さぬ。
 夜には、ご隠居や三次に男のしるしをいじられ、射精を披露し、尻を弄ばれ、私は舌を
噛むでもなく生きている。尻はむごく貫かれて、女のような泣き声をあげさせられる、…
紅くも屋の廓では、芸者ややくざの前で、私は晒しものになり、小水を洩らす様まで見世
物にされた。そこまで堕ちたのだ」
「そんなこと、それは、兄上が悪いのではございませぬ。あの者共が悪いのでございませ
ぬか、兄上の罪ではございませぬ」
「いやいや、私は良いも悪いも、もうどちらでもよいのだ。
 恥ずかしいことだが、わが身がいとしい。立派な自分がではない。恥より死を選ぶとい
う勇ましい浪乃進は、私は嫌いになった。めそめそしている自分が、浪がたまらなくいと
しい。
 股間の物をいじられて、嫌がって顔を背けながらも私の腰は勝手にくねくねと動いてい
る。ご隠居の手で、三次の手で、男の物を揉みしごかれ、気が狂うほどに昂ぶって、恥ず
かしい精を噴出してしまっている。蔑んでくれい。
 さんざん泣いて、拒絶して、尻の穴を奥の奥まで突き通されて、身体全体が痺れたよう
になる、…、その時はもう、…なんと言ったらいいだろう、私は涙を流しながら、叫びな
がら、気違いのように快楽にのた打ち回っている」
「…」
 菊之助は喉に何か詰まったように言葉が出ない。
再会(「なんとか峠」第三部) その48
0175名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:23:52.36ID:aOsahld3
「身体を弄ばれるために、ここで飼われ、贅沢をして暮らしている。そのために毎日湯で
体を磨くのだ。
 こうして湯に漬かって、尻の穴を指で探り襞のひとつひとつまで秘薬を塗り込み、夜に
はその恥部を鬼どもに剥き広げられるのかという想像をすると切なくて、正直、胸がきゅ
んとなってしまう、同時にこのあたり…、乳首が硬く尖ってくる。それが、お前の兄なの
だ」
 細い、幼い泣き声が菊之助から洩れた。
「泣きたくば、泣くがよい。もはや、侍の子はどうとか、武士の面目とか…、もはや私に
何が言えよう。兄上などと呼ばんでくれ、浪とでも呼び捨てにしてくれ。
 だが、全てを失った私に残されたのは、お前の命だ。お前に生きていて欲しいのだ。
 辱めを受けるなら死ねとの、父母の教えであった。この際父母の教えに反しても生きて
くれ。お前が美しい限り、健勝であるかぎり、あの連中は、金と欲のためにお前を生かす
だろう。お前の体を美しく、保つのだ。この髪も、この肌も、この口も、この尻も、この
肛門も、美しく、柔らかく保つのだ。そして、生きるがため、私もそなたも、男の慰み者
になるのだ…私を蔑んで、恨んで、そうしてくれ」
「ああ、…、兄上。何を恨み蔑むことができましょう。兄上がそうおっしゃるなら、菊之
助はそのように生きまする。兄上と引き離されるのはもう嫌でございます。生きて、そし
て、兄上が死ぬときだと、おっしゃれば、その時ご一緒に参ります」
「そう、そう言ってくれるのか、よき子だ、菊之助」
 仇討ちの昂揚、惨めな敗北、屈辱、羞恥、呪詛、諦め、懺悔。色々なものが兄弟の胸に
去来した。そして、残されたのは、兄弟の命を繋ぎ止めたいという願いだった。騙まし討
ちにあった父は無念であったろうが、こんな悲しみはなかったろう。ここにいる二人だけ
がこの悲しみと涙を共有している。
 そして、それは単なる涙ではない悲しみでもない、父にも母にも想像にもできなかった
もう一つの世界がこの兄弟には開かれつつあった。
再会(「なんとか峠」第三部) その48の2
0176名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:26:34.51ID:aOsahld3
泣き尽くした涙の池の底には、痺れるような虚脱と、静謐、それから意外にも甘い何か
が潜んでいた。自分達への憐憫は、美しいがために滅びていくという悲しみと手を組んで、
その裏側に一種の傲慢と甘えがある。正しさを貫いたがために負けたのだというのも一種
の言い訳で、どことなく甘い自己陶酔がある。そのうえ、性の対象物として玩具のように
翻弄されるという不幸な運命は、マゾヒズムの堕天使として、申し分のない刻印を授けて
くる。
 菊之助も浪乃進も抱き合ったまま、その甘い何かが罪深い匂いを持っているとを分かっ
ていた。迫害する者の非道を、泣く泣く受け容れる、という体裁の下に、体の奥では隠微
で狡猾な快楽を味わっている。
 いずれにしろ、浪乃進も菊之助も、もはや罪にも禁忌にも堕落にも、躊躇しなかった。
二羽の蝶々は、毒のある蘭から蜜を吸うように、素直にそれを受け容れて、罪の甘さに痺
れていった。

 もうもうと吹き上がる湯気の中で、ひしと抱き合うほどに、菊之助のとろけそうに脆弱
な腹部や腿の肌は、浪乃進の陰茎の先端に柔らかな感触で押し付けられてきた。菊之助の
方でも、兄の陰茎が脈打つように硬度を増し熱を帯びてくるのを、下腹と腿に感じる。そ
のどきどきするような兄の一部を、腿の内側に誘い込むように思わず知らず腰が動いてい
るのだった。
 行儀良く脚をそろえて立つ姿勢に二人ともじれったさえ覚えた。浪乃進の腿の内側に菊
之助の腿がそろそろと入り込む。兄の張りのある腿が玉袋の裏側をこすりあげ、圧迫して
くる感触。菊之助はもっと密着したいと願った。涙はまだ収まらなかったが、二人の股間
は隙間もないほどに押し付けられた。そこから、そして下半身全体から、甘い痺れるよう
な感覚が二人をじーんじーんと貫き始めた。
 菊之助の可愛らしい陰茎が、自分の陰茎に絡んでくる感触を察した浪乃進は、菊之助の
尻を掴んで、弟の華奢な腰を引きずり込むように自分の下腹に抱き入れてしまう。柔らか
い毛と径の違う肉の器官が擦れあい、絡まりあった。二人の足元がふらふらとおぼつかな
くなり、膝下あたりの湯は小さな渦になって乱れる。
「んっ…!」
「あぁぁ…」
 兄にすがるようにしがみついた菊之助が、のけぞるような姿勢で顔を仰向ける。その唇
が湯気の中でふっと持ち上がって、何かを待ち望んでいた。唇はたっぷりと露を含んで、
きらきらと光り、湯気の中に滲むように開花した。
 浪乃進のきりっとした形のよい唇がそれを上から迎えに行く。避け難い力が引き寄せる
かのように、その美しい二花は接近し、触れあい、絡み合って吸い、吸われた。
再会(「なんとか峠」第三部) その49
0177名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:29:44.38ID:aOsahld3
菊之助はふっと上下左右の感覚が失われ、湯気に満たされた空間がぐるりと回転するの
を感じた。浪乃進と菊之助は口を吸いあったまま、縁石の傍に崩れるように倒れこんだ。
 二人は浅い湯の中に半身を浸し横たわった。まるで若鮎が浅いよどみに身を寄せ合って
いるようだった。浪乃進は目を閉じていたが、触れ合った下半身の肌を通して、菊之助の
脈動が活き活きと打ち寄せてくる。肌を隔てて二人の命が生々しく響きあっているのだっ
た。
 横たわった浪乃進がゆっくりと腕を上げると、菊之助はするすると兄の脇の下に潜り込
むように頬を密着させた。湯でも流しつくせない香気が浪乃進の腋下には籠っていた。菊
之助はそこに鼻を押し付け、不思議な香気のなかで、喘ぐように舌を伸ばすと浪乃進の腕
の下、腋、体脇から美しいあばらの窪みへと舐め味わっていった。腋の深いところに、か
すかなそり残しの柔毛があり舌に絡む。ついッとその一本を歯にかけて、引いてみる。か
すかに眉をしかめた浪乃進は、
「そこの毛を綺麗にしておくのは、浪殿としてのたしなみだそうな。これからはお前に手
伝ってもらえるね」
 と浪乃進が言う。菊之助はさらに浪乃進にすがりつきながら、
「よろこんでいたしましょう、ふふ。でも…、ふふ」
「なにがおかしい、なに?」
「腋は綺麗にされても、こちらの毛は、残されまするか」
 菊之助はそう言って、兄の下腹の柔毛をいとおし気に撫でさすった。
「ああ、そこはご隠居が、浪の飾り毛の茂り具合が良いとお好みでな。指で撫でては愉し
まれるのだ。剃らずに綺麗に調えてくれよと申すので…」
 そう言って、浪乃進はぼうっと頬を赤らめた。竹内老人の骨ばった手が、下腹を這って、
肉茎の根元から、ゆるゆると毛を撫でさすってくる、じれったい様な感触を思いだす。そ
の時を待って隠しどころの恥毛を梳って調えておく自分というものを思うと、恥ずかしさ
がこみ上げてきた。
再会(「なんとか峠」第三部) その50
0178名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 02:39:38.85ID:aOsahld3
「ほんに、手で掬ったりかきあげたりするのによい心地な毛ですね。兄上のここの毛を剃
るのはもったいのうございます」
「恥ずかしきことで兄と呼ばれると辛い、私のことは浪と呼んでくれと、言ったではない
か、お前のことは菊と呼ぼう」
「そうおっしゃるならば。浪様と、」
「菊。そなたは素直だ。あんなことがあったのに元気を失わぬ。私を卑怯者となじりもせ
ぬ」
 そう言った、浪乃進の瞳は潤んでいた。
「兄上、いえ浪様を、菊はお慕い申しておりますもの。お父上ご訓育の忠義も菊にはよく
わかっておりません。浪様が忠義に反するとおっしゃるならば、そうなのかもしれませぬ
が。菊が浪様をお慕いするのに、忠義も正義もありはしませぬ。もう、浪様に甘えても、
淫ら事をおねだりしても、菊は叱られぬなら、…菊はそれでよいのです。」
 菊之助はそう言って、浪乃進の滑らかな身体にすがって、唇を押し当てていった。手は
浪乃進の股間に降りて、そこの大切なものを緩やかに掬い上げる。
先ほどからの刺激で十分に勢いのある浪乃進の陰茎は、菊之助の手に余るほどだった。
「ああ、素敵なお道具。」
 そう言って、菊之助はつと屈んで、その白鳥のような美しい性器を唇で覆った。滑らか
で柔軟でしかも強靭な勃起は菊之助の口の中で徐々に猛った。
「お菊、お菊、ああ心地よい、…そのように巧みに浪を慰めてくれるか…おお、」
 浪乃進の先端は深く菊之助の喉へと入り、菊之助は息が詰まった。けれど、菊之助はこ
のまま息が詰まって死んでしまうこと以上の幸福はないように、思えるのだった。
                再会(「なんとか峠」第三部)その51
  再会 完
  
  完結しました。というか、投下しないで持っていると、
  俺は際限なく書き換えてしまい、終わりが永遠に来ないのです。
                   log2-256のオニ
   
0179名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 08:44:22.88ID:S6YCaf+w
乙です。
いやあ牝に墜ちるショタは最高にエロいですね!
0180名無しさん@ピンキー2012/04/11(水) 10:39:40.87ID:be1CJSSC
乙でした
美しくもエロチックな物語堪能させていただきました
0184名無しさん@ピンキー2012/04/15(日) 06:29:13.57ID:PSNvroe5
おっさんがパンツをカウパーで湿らせているという情報は、いったい誰が得をするんだ?
0185名無しさん@ピンキー2012/04/15(日) 07:02:57.46ID:YdrbPB3m
>>184 ひょっとしたら、>>183 が、びくびくと周りの目を気にしながら
でも、ガマンできずにこっそりスレを見に来てしまう、
繊細なくせに意地っ張りな半ズボン着用のショタかも知れないじゃないか!
0188名無しさん@ピンキー2012/04/27(金) 20:46:58.42ID:1uGrAKy3
これから大体13レスほどの中編を投下します。

>>91の続き、CoD最終回です。前回から間が空いてしまい、申し訳ないです。
・今回はバトル無し、ソープランド達のえっちぃ回になります。
0189CoD:NW3 その12012/04/27(金) 20:47:21.66ID:1uGrAKy3

 時は近未来、かわいいショタ少年を集めて擬似銃撃戦をさせる賭博競技が、空前のブームを迎えていた。
 FPS(First・Pyuppyu・Shooting)。
 相手をピュッピュさせて倒し、最後まで残った者が勝者となる、シューターゲーム。
 その中でも特に高い人気を誇る競技ルール、Call of Doutei(コール・オブ・ドウテイ)。
 厳選された童貞のみによる、エリート選手たちのゲーム。
 
 oNinninwoWanwanfera3(オニンニンヲ・ワンワンフェラ3)




「畜生ぉ!!」
 遮る物もない室内。棒立ちのソープランドの股間へ飛来する、一発のオナホ弾。
 ゆっくりと時が流れるスローモーションの世界で、はっきりと視界に映るピンク色の物体が、焦らすように少しずつ近づいてくる。
 
  ── あと3m
     何か、何か方法は…0%の可能性に意味を与えようと頭を働かす。

  ── あと2m
     あの時、あの状況で…後悔の念が、嵐となって彼の心を吹き荒らす。

  ── あと1m
     金髪の後頭部が、目の前を掠める。

0190CoD:NW3 その22012/04/27(金) 20:47:51.67ID:1uGrAKy3

「!!」
 ポポポポポッ!
 L8585ライフルの使うヒギィトン弾とは違う、拳銃弾の軽い連射音。
 視界を遮る何かが、視界の左に飛び去った後。そこには彼を狙うオナホ弾はなく。
「んああぁぁっ!」
 銃を手に持ったままの敵選手が、弾けるような勢いで精液を放っていた。
(…な、何が………!?)
 首を左に向けると、彼の視界を塞いだ『何か』…身体を丸めて蹲る一人の少年がいた。
(まさか…っ!)
 見覚えのある後姿。切り揃えた柔らかそうな金髪。小柄な体躯から伸びる、競技者らしからぬ細い手足。
「カマーインっ!」
 小刻みに震える身体が仰向けになると、そこには見慣れた横顔があった。
 
 慌てて駆け寄ろうとするが、少しの衝撃でも射精しかねない身体では、下手に動けない。
 ズリズリと膝を擦るようにして、その小さな身体へ近づいていく。
「カマーイン、無事か!?大丈夫なのか!?」
 敵を仕留めたMANP5サブマシンガンは、カマーインの手から離れ、地面に横たわったまま銃口から硝煙を放っている。
(……!)
 視線を下半身に向けると、そこで驚愕に目が開く。
 少年の股間。牡の象徴があるべき場所に、ピンク色の丸い物体が覆い被さっていた。
 オナホ弾の直撃。敵の最後の一発は、一番当たって欲しくない場所を正確に捉えていた。
「今救助する、大丈夫だ」
 股間へ顔を寄せる彼に向けられたのは。
「…ダ…ダメ……っ…!」
 明確な拒否の一言。ソープランドを慕い、性的にも狙っていた彼らしくない言葉。
「まさか……」
「…僕っ、んっ!っ、もう……んんっ!」
 救助済み…既に他の仲間に射精を助けられている。
「先輩に、して欲しかった、っ、なぁ……ん!」
 射精を無効化できる救助行為は、一人につき一回のみ。カマーインにはもう使えない。
0191CoD:NW3 その32012/04/27(金) 20:48:10.59ID:1uGrAKy3

(くそっ、終了まで大して時間は無いはずだ…)
 試合時間をカウントする大型スクリーンには、残り時間1分を告げる文字が描かれている。
「あと1分だ、傷は浅い、この調子なら何とかなる、がんばれっ」
「んう…っ……嬉し、い…先輩が、僕の為に…!」
 下肢の筋肉を総動員で力ませ、込み上げる絶頂感を強引に封じ込める自称後輩の顔には、喜悦とは真逆の苦しげな微笑みが浮かんでいた。
「馬鹿野郎が…なんで俺の盾になったんだ、俺はまだ救助されてないんだぞ」
 FPSルーキーの給与体制は、過酷な労働内容に対して、お世辞にも良いとは言えない。
 ランクの低い選手は戦死時のペナルティーが大きく、文字通りただ働きの時すらある。
「だ、だって…っ………だって…先輩だったから…」
 微かに聞き取れるぐらいの、弱弱しい呟きが返した答えは。
「先輩を、あんなヤツらの、っ、前でっ…くぅ…っ、イカせるなんて…できません…!」
 ソープランドに、ささやかな衝撃をもたらした。
 
「なっ……」
 今まで誰にも語ったことの無い、自らの誓い。
 一つは、絶対にFPSの観客に、連中が望む自分の情けない姿を見せない事。
 もう一つは、同じFPS競技者を頼らない事だった。
 同性愛に対する嫌悪感と、自分と同じ境遇の者たちに、助けを求める事への拒否感。
 FPSという世界全てから自分を隔絶する為の、最後の防壁である孤独の誓い。
「先輩の事…分かってるつもり、っ…ですよ……!っぐ、うぅぅ!」
 少し気が緩んだのか、ふとした微笑みを見せるのと同時に、絶頂感が彼を苛んだ。
「だから、僕もいるから、んっ!ひ、一人だけで戦ったり、っしないで…あぅっ、んっ!」
 同じ境遇の者故の同情と、一種の同属嫌悪が合わさった複雑な感情。
 それが半ば無意識のうちに、単独戦闘を好む彼の戦闘スタイルを形成していた。
 FPS競技者を選んだ以上、無茶と分かっていてもこんな誓いを立てたのは、最終的な犠牲者は自分一人だから。
 なのに、自分のエゴの為に誰かが犠牲に…自分の為に。
 それは、必死に孤独を貫いてきた彼には、耐え難いことだった。
「先輩、そんな顔、しないで…っ…」
 目尻を下げた少し悲しそうな目が、ソープランドを気遣わしげに見つめる。
 少年の群青の瞳に、今のソープランドはどのように映っているのだろうか。
「だったら、先輩…んぅ……ご褒美に僕を、っ、抱いてくれたら、それで…っ!」
 言葉の中身だけなら、軽い冗談を言うような普段どおりの台詞。
 だが、身体を震わせ、涙の浮かぶ目で無理に作った笑顔は、痛々しいだけだった。
0192CoD:NW3 その42012/04/27(金) 20:50:27.53ID:1uGrAKy3

 大型掲示板を見ると、試合時間は残り15秒。既にカウントダウンの段階だ。
 顔をカマーインに戻すと、そこには牡の摂理を、力技で封じて苦しみ悶える姿があった。
(………)
 悶える少年を見守る彼の心にあるのは、憐憫か、後ろめたさか、それ以外の違う何かか。
「馬鹿野郎…」
 口調とは裏腹に、どこかスッキリした雰囲気の声色が、金髪の後輩に語りかける。
「本当にお前は、碌なことをやらない」
 自分の肉棒を軽く握ると、カマーインの下半身へ近づき、仰向けになった少年の頬へ静かに顔を寄せる。
「えっ……先…輩?」
 戸惑いと困惑を浮かべたカマーインの表情。
「今だけ…だぞ」
 ソープランドの硬い先端が、後輩の濡れた窄まりに触れると、カマーインの表情に、喜びと期待が急速に溢れ出す。
『時間切れです、試合終了ーっ!』
 戦いの終わりを告げる、かしましいアナウンスと同時に。
「んっ…!」
 二人の唇が、しっかりと合わさった。

 ソープランドにとっては初めての、試合以外での男との口付け。
 だがその光景は、外側からは見えない。彼の両手が衝立の様に顔を包み込んでいた。
「んんんっ…!」
 口を塞がれながら、くぐもった驚きの声を上げるカマーイン。
 しかし、驚愕と歓喜の混ざった少年の目を、さらに見開かせる追撃が加わる。
 少年の太腿を両手で掴み、優しく動かして足を開かせると、腰を少しずつ前に進めた。
「んむっ、ふぬぅ…!」
 口を塞がれた後輩が何かを言うが、構わず腰に力を込め、徐々に牡穴を犯し始める。
 ツプツプと抵抗無く牡を受け入れる男の肉穴。亀頭の三分の一程が埋まったところで…
「っ、く…っ!」
「んんーっ!」
 ズプゥッ!
 ソープランドの高まりが、唐突に最深部まで突き入れられた。
 
 ソープランドにとっては初めての、自分の意思でする男との行為。
 カマーインにとっても、大好きな先輩との初めての交わり。
 二人にとって意義深い時間は、しかし直ぐに終わりを見せる。
「!…ぐっ…ぅ!!」
「んむぅぅっ!!」
 荒れ狂う射精感を、我慢に我慢を重ねて何とか堪えてきた二人。そんな状態で繋がってしまえば、どうなるか。


 ビュチュルルゥッ!!
 ドビュピュウゥッ!!
 同時に昇天する、二本の少年器官。
 ビクビクと震えるソープランドの肉棒の先から、煮えたぎった欲望が続々と吐き出され、後輩の肉穴を濁った白で満たしていく。
 射精の間も、必死に腰を突きあげて奥地を目指す動きは、種付けと呼ぶに相応しい姿だ。
 オナホ弾を貫いたままの若茎も、ビクビクと上下に暴れながら精液を吐き出し、二人の身体に白い紋様を描いた。
「はっ…ふっ…ぁぅっ、はっくぅっ…!」
 二人の上げるイキ声も外へ漏れ出ることはなく、ぴったりと繋がる唇を通して、恥ずかしい性の雄叫びを互いの喉奥へ響かせた。

 ビク…ビクッ……ビクッ…
 暫く射精の律動に身を任せる二人。じっと息を潜めて、残り火の様な肉悦を感じ合う。
 媚薬に蝕まれた肉体から、欲望が燃え尽きることは無いが、精液を吐き出したことで多少は下肢に篭った熱情も遠のいた。
 ある程度静まった身体を、地面に横たわったままの少年から離し、二人の唇を囲っていた手を解く。
 眼下の後輩は、驚きと混乱、そして喜びの混ざった表情をソープランドに見せていた。
0193CoD:NW3 その52012/04/27(金) 20:51:55.14ID:1uGrAKy3

「あ、あの…」
 精を放ち合った後。嵌ったままのオナホ弾を投げ捨てたカマーインの一言は…
「フラグ……キタコレ?」
 折角のいい雰囲気で言うような台詞とは、かけ離れた駄言。
「馬鹿野郎っ」
 ふざけた発言に思わずツッコミを入れるが、未だに心の整理ができていないソープランドには、その砕けた話し方は多少救いになった。
「ツンデレ、あたっ!」
 なおも言い募る金髪に、ポコッと可愛い擬音の出そうな小突きをくれてやる。
「ここまで来たのにツンのままなんて…デレ期は何時なんです?」
「助けられた借りを返しただけだ、そんなものは無い」
 にべも無くぶった切るソープランド。とりあえずこの場はそういう事にして、自分の中で折り合いをつけたようだ。

「二人の初めてがこんななんて…イヤですダメですっ。無し無しっ、ノーカン!」
「あー…分かった分かった…今だけ言う事を聞いてやる。それで良いだろ」
 流石に挿入即発射で終了では納得できないらしい。ソープランドも不憫と思ったか、必死にごねる後輩に代替案を示した。
「んん〜だったら……そうだっ」
 少しの間考え込むと、何か一案を思いついたらしい。
「恋人を抱くように、優しく抱いてください。こ・い・び・と・を、抱くように、ですよ?」
 大事なことなのだろう、恋人の部分を殊更に協調しながら、自分を抱いて欲しいとソープランドに迫る。
「…自分からはしなくて良いのか?」
「はい、いつか先輩より強くなって、強引に頂いちゃいますから」
 入れる側にならなくていいのか…一応気を利かせて聞いてみると、返ってきたのはとんでもない答えだった。
「試合中メタメタになった先輩を、物陰に連れ込んで…優しくしてあげますからね?」
 戯言を垂れ流す口を閉じるには、これが一番…腰のバネを使った一撃を繰り出した。
「んうっ!…」
 だが競技者たる彼の肉体は、鋭い抽挿も容易に快感へと変換し、背を軽く仰け反らしながら鼻に掛かった声を上げてしまう。
 ピクピクと肉棒に伝わる肉穴のバイブレーションが、ソープランドを熱くさせるが、金髪の少年には不満があるらしい。
「お望みどおり、だろ?」
 しかし彼を見上げるカマーインの目には、『NO』と書かれた文字が見えそうな勢いだ。
「優しく、の部分は?」
 返事の代わりに、己の肉棒でゆっくりと後輩の牡穴を穿り、二人の肉同士を馴染ませた。
 グチュ…グチュッ…
 熱い肉道の中で攪拌されるソープランドの白濁が、粘着質な音を立てる。
 肉棒を受け入れる少年のペニスも、少し先細り気味ながらも包皮をピチピチに突っ張らせ、
 まるで先輩に届けとばかりにその身を伸ばしていた。
「んっ…」
 結合部から聞こえる粘っこいノイズに、密やかな喘ぎ声が重なる。自分を優しく突き責める男を見上げる。
「合格か?」
 ソープランドの問いに、微笑みで答えを返す。
「んぉっ…!」
 だがカマーインもやられっ放しではない。抜き始める瞬間を狙って尻穴を締め付け、愛しい牡の象徴にプレスを仕掛けてやった。

 グプゥッ…プフッ…グプゥッ…
 恋人同士の睦み合いを思わせる、穏やかなピストン。しかし一度精を放ち終えた二人には、程良い刺激。
 重なる二人の手は、もう二度と離さないとでも言うように、互いの指と絡み合っていた。
「………確か……だろ……」
 交尾の音に紛れて、人の話し声が聞こえる。今日のエースを迎えに来た仲間達だろう。
 どうするか逡巡を見せるソープランドに、彼に組み敷かれた後輩は、止めないでと目で訴えかける。
「そんな目をする…なっ」
 時々変化を混ぜつつもスローペースを守っていたピストンに、素早い一撃を入れ込む。
「あっ!ん…っ、あうぅ…っ!」
(ったく、可愛い声だけ出してれば、少しは…)
 良いところを責められて喜悦に綻ぶ顔が、ふくれっ面に変わる前に、一段階ペースアップして激しく責め始めた。
0194CoD:NW3 その62012/04/27(金) 20:53:29.91ID:1uGrAKy3

「…そう、そこだ。おおい、ソープラ…っと」
 やって来たのは、敵味方両方の選手たち十数名。左翼戦線の生き残りだった。
 そこで目にした光景に一瞬驚きはするが、試合後に堪らなくなった選手同士の行為など、FPSでは珍しくも無い。
 しかし、彼らの目の前で行われている行為は、見慣れたものとは少し趣が違っていた。
 相手をイかせることを目的としたファックとも、性欲の捌け口を求めての腰振りでもない。
 まるで恋人同士のように手を握りながら、相手を優しく昇天へ導こうとする肉棒捌き。
 受け入れる側も、ペニスの出入りに合わせて中を蠢かせて、牡の快感を十全に感じさせている。
(いいなぁ…愛あるセックスって)
 性そのものを売りとする競技であるが故に、絶対にこんな所では見ないはずの代物。
 二人の周りには、いつのまにか無言で彼らを見つめる群集が出来ていた。

 ソープランドも周りの連中の様子には気づいていたが、敢えて放っておいた。
 万が一集団レイプに発展しても、試合後の強制行為を禁止する運営サイドが黙っていない。
 それに今は、自分の下で快感に悶える少年に、可憐なボーイズソプラノを歌わせることの方が遥かに重要だった。
「すご、っ、すごいっ…!、先輩っ、すごいよぉ…っ!」
 多数のヒダやイボの配されたオナホの複雑な形状とは違い、ストレート一本のアナルは起伏に乏しく、変化も少ない。
 しかし、直腸粘膜の生々しい熱さと挙動の読めないランダムな締め付け、そして腰のストロークに反応して迸り、
 彼の耳を楽しませる喜声は何者にも代え難かった。
「はぁっ…っ、くっ、ふっ…うん!」
 嫌悪していた男同士の行為。一旦事に及べば昂ぶりを抑えられない彼も、必ず拒否感の欠片が心のどこかに残っていた。
 だが今は、心に刺さった苦味の棘は抜け落ちてしまったようで、競技で鍛えた性技を、後輩の身体に存分に披露した。
「先ぱ、いっ…!僕、勘違いっ、しちゃいますよっ、くっ、ん!いいん、っ、ですか!?」
 試合中とは全く違う暖かい繋がり。彼が、貸し借りだけで偽りの幸福を演じられる男ではない事は、カマーインもよく知っている。
「違うって言わないとっ、っ!け、決定ですよ!先輩はっ、僕のことが好っ…ンムゥ!」
 さらに言葉を紡ぐ少年の口を、ソープランドの唇が再び塞いでしまう。
「プハッ!…意地悪っ、先輩のいけずぅ、あぅっ!」
 確かな繋がりが欲しいが故に、明確な言葉を欲する少年と。
 確かな繋がりを築くことに不安がある為に、言葉を語らぬ少年。
 ギリギリの平行線で交差しない二人の行為は、まだまだ続くようだ。

 一方、彼らを見守る出歯亀達も、何時までも傍観者でいられるほどの余裕は無い。
 ただでさえ投薬による強制発情状態なのに、滅多に見られない睦み合いを見せられ、抑制が利かなくなっていた。
「んっ……ふぅ、っ…」
 一人で股間に手を伸ばす者。
「なぁ、やろうぜ…」
「…うん…じゃあ、最初に入れて」
 適当な相手を見つけて、欲望を解消しようとする者。
「あの、俺……お前と、お前だけとしたい」
「えっ…!……それっ…て……」
 中には、空気に満ちた熱気を後ろ盾に、秘めた想いを伝える者もいた。
 試合を中継していたカメラは、依然として彼らの姿を撮影しているが、構いはしない。
 アナウンスも空気を呼んで沈黙を保つ中、少年達の試合後のお楽しみが始まる。
0195CoD:NW3 その72012/04/27(金) 20:54:00.12ID:1uGrAKy3

 パンパンッパンパンッ…
 ジュプッ、クチュチュッ、ブプッ…
 二人を取り囲む音の数々。周りでは、いつの間にか乱交パーティーが始まっていた。
「いいよ…!カルロの脇、気持ちいいよぉ!」
 声の主は、先ほど愛の告白を果たした二人の片方、告白を受けた少年だった。
 褐色の肉体美を見せる筋ショタの脇。そこから頭を覗かせるピンク色の生ショタチン。
 可愛らしい少年器官の持ち主は、筋ショタの脇に向かって、背後から狂ったように腰を振るい、大きなよがり声を叫び散らしていた。
「好きっ…っ!カルロ、大好きだよぉ!」
 恋人への想いを伝える上擦った嬌声に、色白の腰と浅黒い上半身がぶつかる肉の炸裂音が混じり合う。
 垂れ下がった玉袋が、ピストンに合わせてぶつかって来て、何ともこそばゆかった。
(メイトのチンポ…すげぇガチガチだ)
 余り気味の包皮を脇で挟んで固定して、腰を前後に動かす、包皮を巧みに利用した脇コキ。
 こんな部位での行為を求められた時は、彼も最初は面食らってしまったが、今では脇の下に感じる熱さを愛しく感じていた。

「ごめんねっ、んっ、脇じゃないと、っ!ダメな変態で、変態でえぇぇっ!!」
 出来たてカップルの初エッチとしては、あまりにも特異な行為。
 だが、FPS競技者にそんな偏見があるはずもない。ましてや、それが愛した相手ならば。
 時間と共にこの変則的な愛撫にも慣れ、恋人の痴態を楽しむ筋ショタ。
 脇に力を入れて締まりに緩急をつけたり、亀頭が飛び出した瞬間に指でサッと撫でるだけで、面白いように反応が返る。
 パンパンッパン、パムッ……
 ふと、脇へのピストンの音色が聞こえなくなる。
 脇コキを受け入れていた少年が、腕を上げて相方の勃起を開放していた。
「!な、なんでっ…!」
「あの……さ」
 戦う為の筋肉に覆われた右腕。その先の、幼い年齢にしては太い指が摘むもの。
 彼自身の力強い怒張。色白い少年の、カリ首の出っ張りも低く、手を離せば直ぐに皮が戻ってしまう仮性包茎に対して、
 ズル剥け、開ききった肉傘、浅黒い竿は、まさに正反対の逸物だった。
「俺も、一緒に気持ちよくなりたい…メイトの、脇で」
 唯一、二人の肉棒で似通った箇所。刺激に弱そうな肉色の亀頭には、大量の先走りが塗されていた。
「…う、うんっ!」
 メイトと呼ばれた少年の顔に、向日葵の花が咲き乱れた。
0196CoD:NW3 その82012/04/27(金) 20:54:19.68ID:1uGrAKy3

 他方では、一人の少年を囲む三人のショタが、高まった自分自身を扱いていた。
 競技用ボディアーマーを外して、透けるような肌を曝す少年を生オカズにしての、集団オナニーの様相だ。
 見られる側の少年は、如何にも儚げな美少年といった風貌で、パッチリと開いた大きな瞳は、恥ずかしそうに伏せられている。
 時折、チラチラと上目遣いの視線を送る可愛い仕草が、少年達の昂ぶりを燃え上がらせた。
 ハッハッ…ハッ、ハッ…
 獣じみた息を撒き散らし、欲望にギラついた目でオカズの少年を視姦する三人。
 弄られる勃起を見られた少年は、皆揃って浅ましい一人遊びを見せつけようと腰を突き出して、必死に手首をシェイクさせる。
 逞しくも健気な三本のオチンチンを横目に、今度はオカズ少年が自分の乳首に手を伸ばして、クリクリと弄り始めた。
「ん、んっ……あぅっ…」
 小さな突起を摘み、二本の指で乳首を擦りたてると、鼻に掛かった細い声が上がる。
 羞恥に性感の火照りが加わった表情と、胸からの切なさにくねるエロティックな腰つきが、若い牡達の上下運動をさらに荒ぶらせた。
 
「っ、もうヤバ…イキ、そう…っ!」
「ダメ、まだイッちゃ…もっと我慢してからの方が、気持ちいいよ?」
 三人組の一人から、切羽詰った声が限界を告げる。
「でも、ぉ…!んぅっ!」
「もっと我慢できたら、ご褒美あげるから…ね?」
 ご褒美…その一言が、発射へ向けて強めの扱きを加えていた少年の手を止めさせる。
「もっと溜めに溜めてドッピュンできたら…ピュッピュしてる時の先っぽ弄ってあげるから。
お漏らし途中の一番敏感なトコを手でグリグリして…好きだよね、そういうの…」
 普通の男にとっては、下手な拷問よりも余程苦しい射精直後の亀頭愛撫。
 だが彼にとっては素晴らしいご褒美であるらしく、肉棒から手を離して自ら作り出した絶頂感を必死に耐えていた。
 その様子を見た周りのショタ達も、手を離して無防備な牡幹をビクンビクンとわななかせる。どうやら後の二人も限界が近かったらしい。
「うん…いい子いい子…」
 三人の発情した牡に囲まれながら、しかしその満足気に呟く口調は、まさに幼子のお守りをする優しいお兄さんそのもの。
 この場を支配しているのは、周りのショタ達では無く、オカズにされている少年のようだ。
0197CoD:NW3 その92012/04/27(金) 20:55:09.56ID:1uGrAKy3

 乱交パーティの中心。ソープランドとカマーインの二人にも、終わりが迫っていた。
(くっ…もう…っ…)
 ソープランドの下半身の奥の奥。急激に存在感を増していく内圧の高まり。
 彼の下で上擦った泣き声をあげる後輩も、直腸の強力な締め付けでカウントダウン開始を伝えてきた。
 パンパンッパンパンッ…
「ん、あくっ、先輩っ、先っぱ、いっ!」
 射精を前に敏感になった肉棒を、シンプルな肉穴に向けて荒々しく突き込み、切れ切れのよがり声に肉のぶつかり合う鈍い音を織り交ぜる。
(くっ…そろ、そろっ……)
 予め目をつけておいた近場のボロ布に手を伸ばすと、二人が隠れるように肩から羽織る。
 圧し掛かって腰を使うソープランドを頂点に、即席のテントで外からの目を遮断すると、
 残った理性の箍を外した全力ピストンでカマーインの中を穿り返した。
 
 ソープランドらしくない、快楽を得る為だけの獣の如き腰振り。技巧や緩急もない責めだが、カマーインにはそれが嬉しかった。
(先輩がっ、僕を求めてる…全部、曝け出して…っ!)
 試合中どころか私生活でも中々見せない、全ての鎧を脱いだ無防備な痴態。
 こんな姿を見ていいのは自分だけと、ボロ布の壁が間接的に教えてくれる。
(先輩…僕だけの、僕だけの先輩っ!)
 カマーインも、直腸粘膜と前立腺への刺激、そしてなによりも精神的な昂ぶりが、自分の奥底の白いマグマを沸騰させていた。
 もう、これ以上は…ソープランドの手をギュッと握ると、彼も力強く握り返してきた。
 先輩の何よりの反応に、少年の精神は絶頂の境界線を跨いだ。
 
 手を握り返したのを境に、直腸内の断続的な締め付けが急に多くなり、締まりも強くなる。
 後輩の絶頂を内側から感じ取った瞬間、ソープランドの牡の本能も限界を迎えた。
「もうっ、出るぞ!」
「来て、中にっ!来てぇ…っ!」
 遂に、睾丸に蓄えた生殖の為の白濁粘液が、力みきった牡幹の中をひた走り、ガチガチに硬くなった肉竿が、限界を超えてブワッと膨らむ。
 金髪の少年も、彼の孕ませ汁を注ぎ込んで欲しくて、熱烈な絶叫を繰り返した。
「出るぞ、っぐ、イクっ、出、るぅ、っ…!!」
「大好き、先輩っ、好きっ大好きぃっ!」
 解き放たれるイキ声の二重奏。二人の意識を、法悦の白い閃きが焼き尽くした。


 ビュルルゥッ!!
「く、うぅっ…っ!!」
 後輩に先んじて、ソープランドの勃起の先端から、純白の弾丸が発射される。
 暖かな直腸へ注ぎ込まれる白濁は、二発目で粘度が薄まっている分、勢いは凄まじい。
 ローションと一発目のザーメンに濡らつく中に、さらに新鮮な種付け汁を継ぎ足して、カマーインの体内を自身の遺伝子で溢れさせた。
「一緒に、んあっ!一緒にぃっ、ソォープっ!!」
 自分の尻穴に吐き出されるホットミルクの感触に、金髪の少年も性の頂きへと昇り詰めた。
 ビュウゥッ、ビッ、ピュウゥ!!
 菊門から来る背徳の刺激だけで、屹立する少年器官から白い樹液を撒き散らす。
 トコロテン発射特有の、勝手に漏れ出る様な力点のずれた射精感と、直腸粘膜の熱い感触。
 アナル絶頂で急激に締まりの増した窄まりが、射精途中の無防備なペニスに襲い掛かった。

「先、輩…っ!」
 カマーインの視線の先には、顔を歪めて必死に喘ぎ声を堪える少年の顔があった。
 身体中を力ませて快感に抵抗し、それでも全神経を下半身の一点に集中して、牡の悦びに身を委ねるソープランド。
 精悍な彼の姿しか知らない少年にとっては、初めて知る憧れの人の痴態だった。
(必死に我慢して、なのにビクビクって感じちゃってる…先輩、可愛い…!)
 こんな事を言ったら、きっと容赦なしの拳が降って来るに違いない。
 だから、今は大好きな人の素敵な瞬間を、記憶に焼き付けよう。
 自らも射精の快感に心身を乱されながら、懸命に目を凝らして、自分の中でよがり悶える想い人の姿を心に刻んだ。
0198CoD:NW3 その102012/04/27(金) 20:56:01.31ID:1uGrAKy3

 周りに集う少年達も、二人の絶頂の気配を感じたのか、次々に白い祝砲を打ち上げる。
「カルロォーッ!!」
「イクっ、イぐぅ…うぅっ!!」
 横になって互いの脇にペニスを差込み、脇を使った変則69のような体勢で昇天する二人。
 不自由な体勢で腰を使って、最後の一滴まで脇の間で精液を搾り出し、あられもない絶叫を相手に聞かせていた。
「出る、出すよっ、出っ…るうぅ…!」
 少年をオカズに自慰行為に浸っていた三人も、次々とドロドロのカルピスを噴き出し、眼前の少年へ欲望の塊をぶっかけていく。
 秘めやかな笑みを浮かべたまま、降り注ぐ白い雨を甘んじて受け止めるオカズ少年。
 だが、一人の吐精の勢いが衰えてくると、一息ついた牡幹に手を伸ばして…
「んく…っ!?あ、があぁぁっ!!」
 亀頭を握り締め、グリグリと握り潰さんばかりに手首を力強く回し始めた。
 空気の流れさえも十分な刺激になる、射精直後の神経過敏な亀頭への力攻め。
 痛覚神経を直接触られたに等しい灼熱の苦しさを、他の二人のペニスにも加えていく。
「ぎゅ、んぐ、ぐむううあぁ…!!」
「っ!!……!!!」
 両手と口を動員しての亀頭責めに、だが止めようとする者も逃げ出す者もいなかった。
 皆身体をガクガクと大きく震わせ、苦悶に満ちた絶叫を張り上げている。
 だが同時に、誰もが手をきつく握り締めて地面に足を踏ん張り、少年が責め易くする為に腰を前に突き出していた。
 彼らの姿を見て満足げなオカズ少年の目に、淫靡な妖しい光が灯る。
 三人の口から噴き出る、地獄か或いは天国の咆哮は、当分止みそうに無い。

       ・ 
       ・ 

0199CoD:NW3 その112012/04/27(金) 20:56:45.36ID:1uGrAKy3

「先輩っ」
 今日の参加競技全てが終わった後、殺風景な通路を一人歩くソープランド。
 競技場から外へ繋がる、剥きだしのコンクリートで出来た関係者用トンネルの中ほどに、自分を先輩と呼び慕う一人の少年が待っていた。
「あの……そこまで、一緒に行きませんか?」
 もたれかかっていた壁から離れ、ソープランドの1mほど手前まで近づく。
「…勝手にしろ」
 何時もながらの突き放した対応に、だが後輩は嫌な顔一つせず、二人の距離を30cmにまで縮めた。

 試合が終わった後は、二人とも特に話しはせず、更衣室でも顔を合わせる事は無かった。
 ソープランドは、後輩にどんな顔で接すれば良いのか分からなかった。
 カマーインは、先輩がどんな風に自分に接するのか、確かめるのが怖かった。
 二人とも同じような躊躇いを抱えて、結局顔を合わすこと無く更衣室を出る。
 先に勇気を出したのは金髪の少年の方で、先に着替え終わると通路の途中に陣取り、ソープランドを待ち構えていた。
「ニュース…見ました?」
「ああ」
 国の議会で政権与党が提出した、事実上FPS競技を狙い撃ちにした通称FPS法。
 人権問題の観点から、幼い青少年達に準性的行為を強いるのは問題があるとして、FPS競技の健全化を目的とした法案だ。
「今になって人権団体が突き上げるわけは無いし……やっぱり原因って…」
(政府がビビるほど婚姻数が少なくなったのか)
 FPS愛好者には地位の高い人間も多く、人権関連のNPOや女性団体のトップが隠れFPSファンということも珍しくない。
 それ以外の団体も、FPSの膨大な利潤が生みだす金をつぎ込んで、強引に黙らせていた。
 だがFPSが大々的に開催されるようになった後、人口増加率や婚姻数が激減したというニュースは何度も報道されており、
 学会などでも指摘がされていた。
(競技が生む利益は美味しいが、人口推計がレッドラインを超えたと言うところか)
「国が率先してショタコンを作っておいて……はっ」
 ソープランドの顔に、皮肉気な嘲笑が浮かぶ。だが法案が成立すれば、今後の自分たちへの影響は大きいだろう。
 その影響は当然、二人の関係にも。
0200CoD:NW3 その122012/04/27(金) 20:57:33.72ID:1uGrAKy3

「……」
「………」
 静寂の漂う二人の空気。黙々と歩みを進める彼らの前に、出口の分岐が見えてきた。
 ソープランドのマンションは真っ直ぐ、カマーインの宿舎は右へ。
「…あの……」
 二人の分岐点を前に、足を止めた後輩が小さく声を掛けてきた。
 何時でもかしましい少年にしては歯切れの悪い言動だが、その求めるところは分かる。
(俺は……)
 何かしらの答えを求める後輩に、ソープランドはどうすべきか。
 明確な返答を避けていた彼への最後通牒。文字通りここが人生の分かれ道とさえ思えた。
(……………ったく)
 数秒間、足を止めて沈黙を保った後。
「…ぁ……」
 カマーインの小さな手が、より大きな掌に包まれる。
 
 自分の理解者に心委ねたい気分なのか、それとも身体を重ねたことで情が移ったのか。
 或いは、単に一人になりたくなかっただけかも…彼自身、自分の感情を持て余していた。
「あ、あのっ…今度こそ……フラグ?」
「…何がフラグだ。言っただろう、今だけは言う事を聞いてやるって」
 相変わらず馬鹿な事を言う後輩に、素早く突っ込みを入れるが、それでも二人の距離を0に縮めて触れ合う肩を、離す事はしなかった。
「それに何がフラグだ。死亡フラグばかり立てそうな名前のくせに」
「大丈夫です。だって僕の恋人は、基地にいるんじゃなくて…」


「いつでも僕の隣に居るんですから」
 肩越しに、照れた笑顔をソープランドに送りながら、終わりの見えない『今』を存分に堪能した。

0201CoD:NW3 その132012/04/27(金) 20:58:00.90ID:1uGrAKy3

 時は近未来、かわいいショタ少年を集めて擬似銃撃戦をさせる賭博競技が、空前のブームを迎えていた。
 FPS(First・Pyuppyu・Shooting)。
 相手をピュッピュさせて倒し、最後まで残った者が勝者となる、シューターゲーム。
 その中でも特に高い人気を誇る競技ルール、Call of Doutei(コール・オブ・ドウテイ)。
 厳選された童貞のみによる、エリート選手たちのゲーム。


 Call of Doutei oNinninwoWanwanfera3


 完 
0203名無しさん@ピンキー2012/04/28(土) 00:27:21.41ID:iTpoE9I3
ラブラブで良かったしすごい抜けました

欲を言えばバトルで負けて搾り取られちゃうソープランド君も見たかった…
0204名無しさん@ピンキー2012/04/28(土) 08:30:48.44ID:yG/TUqvu
どエロにも関わらずなんかラブだな!
設定もいいし、面白かったよ!

NTR属性のある自分もソープ君がピュッピュするのをちょっと見てみたかったww
02051882012/04/30(月) 18:53:36.78ID:E8p7D4Ty
>>203,204
感想ありがとうです!前回から二ヶ月以上かかってしまい、申し訳ないです。
別スレで、狙ったように前日マダーコメを頂いた時は、思いっきりビックリしましたww

相当先になりますが、このスレ向け作品の構想は既に動いているので、負けパターンは気が向いたら或いは、ぐらいで…
0207名無しさん@ピンキー2012/05/02(水) 05:16:05.46ID:aQz0OBbH
>>205
某スレから飛んできますた
めっちゃエロい(*´Д`)
少年たちの萌える戦いにハアハアしまくりでした。超乙!

しかし、ぶっ飛んだ設定といい、大真面目に馬鹿馬鹿しいことを卓越した文章力で描いてて、(もちろん誉め言葉です
この人はネタとシリアスを全部計算して書いてるんだろうか?と…
読んでてちょっと混乱したわw

ラブラブだったのもあってか、読後の満足感がすごかったぜ…
大ファンなので次回作も楽しみにしてます!!
0210名無しさん@ピンキー2012/05/26(土) 22:18:35.62ID:O7Uz2NuU
これから大体9レスほどの短編を投下します。

・一応ノーマルな性癖のショタが、好奇心から壁穴フェラの舐める側に挑戦します。
・続きを書くつもりはあるのですが、何時になるか分からないので一旦ここで終わりにしました。
0211壁の穴 その12012/05/26(土) 22:19:20.42ID:O7Uz2NuU

 この学生寮には、先輩から信頼のおける後輩へ、代々伝えられてきた秘密がある。 
 通称舐め部屋。壁に開いた穴からオチンチンを突き出して、それを反対側の人が舐める。
 ネットで調べたら、ラッキーホールって呼ばれてるらしい。こんなモノにまで俗称が付いてるなんて、なんだか可笑しかった。
 やり方は、寮内の掲示板に特定の書き込みをし合って、する人とされる人を募るだけ。
 今日僕が書いたのは…舐める側。一応言っておくけど、言い訳とかじゃなく、別に僕はホモじゃない。ただ、ちょっとだけお口の恋人…フェラに興味があったから。
 オナニーする時もフェラのシーンを見ながらすることが多くて、そのうち自分が舐める側だったら…って思うようになって。
 だから女の人には興味あるし、男相手のエッチなんて考えられない。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ舐めるのに興味があるだけで、ただの好奇心みたいなもんだと思う……多分。

       ・ 
       ・ 

 午前0時25分、寮内の今は使われてない空き部屋。ここが約束の場所。
 例の壁は厚さ1cmの硬いベニヤ板で出来ていて、一つの大きな部屋を分断する為に、後から備え付けた衝立だった。
 穴は置物で隠れる位置にあって、しゃがむと丁度目線位置の場所に開いてる。
 人がいる筈の無い時間帯だから、ライトは点けられない。窓から差し込む、やけに晴れ晴れとした満月の蒼い光だけが頼りだった。
 約束の時間まで後5分…相手はまだ来てないみたい。静かすぎてキーンと耳が痛いほどの寮内には、足跡や人の気配は全然しない。
 代わりに、ドクン、ドクンって、心臓が煩いぐらいに脈打ってる。それだけじゃなく、お腹がズンって重苦しい感じがする。
(これから知らない人のオチンチンを、舐めるんだよね…)
 今更だけど、すごい緊張してきた。少しは練習したけど、ちゃんとできるのかな。そもそも本当に…オチンチンなんて舐められるのかな。

 ッ…タッ…
(!!)
 弱気な考えが頭に浮かび始めた頃、ほんの僅かな物音が。
 リノリウムの廊下を進む忍び足。見回りは今の時間帯ここには来ない。間違いない。
(来たっ…)
 来ちゃった。相手の人が部屋の前まで来た……どうしよう、心臓がドクドクいって苦しいぐらいになってる。
 カラッ…カラカラッ……
 なるべく音を立てないように、部屋の扉をゆっくりと開け閉めする気配に続いて、ヒタヒタと室内のタイル敷きを歩く足音が、壁の向こうから近づいてくる。
 まずい、緊張しすぎて少し吐き気が……どうしよ、今なら止められるのかな、でもこのまま帰っちゃうのも拙いし…
 コン……コン……
 心臓が、大きく跳ね上がった。
0212壁の穴 その22012/05/26(土) 22:20:39.11ID:O7Uz2NuU
 
 壁を叩く二つの乾いた音。向こう側の相手が、目的の人かどうかを確かめる合図だ。
 どうしよ、こんな状態で初フェラなんて、僕も合図しないと、謝って止めにすれば…
 頭が酷く混乱して、何をすれば良いか分からない。したいって思う気持ちと、弱気な思いが入り乱れて、本当に頭が熱くなってる。
 でも、ふと気持ちが、とりあえず合図しないとって方向に傾いちゃって…
 コン、コン、コン
 舐める側のOKの合図、3回の壁叩き。
 しちゃった。勢いでOK出しちゃった。僕舐めるんだ。知らない人の…オ、オチンチンを。

 少しして、衣擦れの音が聞こえてきた。柔らかい生地の摩擦音が生々しい。
 武者震いか畏れか、足がガクガクする。ううん、ガクガクなんてもんじゃなくて、ガクンガクンってダンスでも踊ってるみたいに、足の震えが止まらない。
 心臓もバクバクいって、怖いぐらいの勢いで胸を上下にさせてる。
 あと少しで此処から、目の前の穴から、オチンチンが突き出るんだ。
 小さい包茎かな、それともおっきいズル剥けかな…暫くの間想いを馳せていたけど、肝心のモノはなかなか出てこない。
(どうしたんだろ…?)
 いくら何でも時間が掛かり過ぎる。最後の衣擦れが聞こえてから、1分は経ってる。
 緊張の代わりに困惑が先立ち始めた頃、不意に穴から『何か』が現れた。
「!」
 いきなりの出来事に、思わず息を呑む。
 オチンチン。まだ皮を被って小さいままのオチンチンが、月明かりの下に現れた。

 真っ黒な穴から突き出たオチンチンは、電灯は無いけど月の光が思いの外明るくて、十分に形を見定めることが出来た。
 大きさは多分僕の親指と同じぐらい。先っぽまでスッポリ皮を被っていて、色は多分……どっちかというと白っぽいかな。
 子供みたい…それが第一印象。小学生みたいなオチンチンだし、もしかしたら下級生かも。
 それでも、少し収まっていた胸の動悸がまた激しくなる程、僕には衝撃的だった。
 だって、トイレや大浴場で見かけるオチンチンとは訳が違う。今からこのオチンチンを、僕が気持ちよくするんだから。
 緊張もお腹の違和感も、今は大分弱まってる。足のガクガクも収まってきた。
 おっきな大人のじゃなくて、可愛い包茎オチンチンだから、少しは気が楽なのかな。
 もしかしたら、目の前のオチンチンに集中しすぎて、どうでも良くなってるだけかも。
0213壁の穴 その32012/05/26(土) 22:21:59.50ID:O7Uz2NuU

 近くまで顔を寄せて匂いを嗅いでみると、ほぼ無臭で僅かに石鹸の香りがする。
 ここに来る前に洗ってきたんだと思う。チンカスだらけで汚いのじゃなくて良かった。
 ピクンッ
 至近距離からの息に反応して、まだ硬くなってないオチンチンがピクってした。
(ちょっとだけ…可愛いかな?)
 まるで催促してるみたい。でも、そうだよね。触って欲しくて、舐めて欲しくて、此処に来たんだよね。僕もオチンチンを眺めてる間に、ほとんど緊張とか嫌な感じは無くなってた。
 だから……意外とスンナリできた。
 
「…っ!」
 手が触れた瞬間、相手の声が出掛かったけど、僕もそれを気に掛ける余裕なんて無かった。
 指先に感じる、自分以外のアレの感触。初めての他人のオチンチンの温かさ。
 皮の滑らかな手触りも、親戚の赤ちゃんの肌みたいにスベスベで気持ちいい。
 自分でも、いけない事をしてるって分かるけど、それでも…思いっきり興奮しちゃう。
(震えてる…)
 もう一つ分かったこと。オチンチンが震えてる。多分相手の身体が震えてるんだと思う。
(この人も…緊張してるんだ)
 そう思ったら、少し気が楽になった。緊張してるのは、自分だけじゃないんだって。
 もしかしたら相手の方も、今日が初めてなのかな。だとしたら、僕が初めてのお口の恋人…
 ムクッ
 そう思うと、何か僕も変な感じになってきて、その……おっきく…しちゃった。
 
 僕の方は万が一を考えて、何時でも逃げられるようにズボンは履いたまま。
 だから、狭いパンツの中でオチンチンがどんどん膨らんでくことに。
(…あっ、おっきくなってきた…!)
 相手のオチンチンも、風船みたくプクゥって膨らみ始めた。
 最初は柔らかかったのに、見る間に体積が増えていって、数秒もしない内に筋肉みたくガチガチに硬くなっちゃった。
 膨らみながら上向く勢いが早すぎて、指が振り解かれそうなぐらいだ。
(すごい…)
 本当にすごいの一言だった。自分ので慣れてるはずなのに、人のモノだと全然違う。
 見た目だけじゃなく、自分のに触る時はオチンチンにも触った感触があるから、指先にだけ硬くて体温より少し熱い特有の感じがするのが、予想以上に新鮮だった。
0214壁の穴 その42012/05/26(土) 22:22:21.23ID:O7Uz2NuU

 大きさは…10cmいかないと思う。カリ首って言うんだっけ?キノコの傘みたいな出っ張りも低い段差みたいで、棒の真ん中辺りが一番太くなってる。
 でも、グイって上斜めに反り返って元気一杯だし、先っぽの皮もピチピチに張り詰めてる。
 オチンチンの頭の肉も、僕のより硬い気がする。先っぽの三分の一まで後退してる包皮の上から触ると、指先を力いっぱい押し返してくる感触がちょっと気持ち良かった。
 
 今度は…包皮を剥いてみようかな。皮の上からじゃ舐められないし。
 カリ首の下辺りを指で摘んだまま、ゆっくりと扱き下ろしてくと、手と一緒に先っぽの皮が根元に下ろされてく。
「…っ!」
 ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ。でも確かに、喉奥で唸るような声が聞こえた…!
 声の感じは多分僕より年下で、まだ声変わりしてないのか、甲高いボーイズソプラノ。
 少し感じちゃったのかな、それともヒリヒリしたのかな。敏感そうだし気をつけよう。
 徐々に剥き上がってくオチンチン。でも途中からキツくなってきて、カリの一番太い部分の手前で、何かに引っ掛かったみたいな抵抗感が。
(どうしよ……剥いても大丈夫、だよね)
 少しだけ迷ったけど、このまま一気に剥いちゃうことにした。
 舐めるにはその方が良いと思うし、何よりこのオチンチンの中身を見てみたかった。

 意を決して手を少し強めに動かすと、意外とすんなり最後の一線を越えられた。
「…っ!」
 クリって弾けるような手ごたえで、皮がカリ首を乗り越えたんだって分かった。
 剥き上がったオチンチンは、月明かりじゃ色はよく分からないけど、少し濃い目かな?
(もしかして、剥けてから日が浅いのかな)
 裸の先っぽは自分のより一回り小さくて、何となくヌメヌメしてる気がする。
 あまり自信は無いけど、僕のが剥けるようになった直後に、何となく似てる。
(よかった、中もちゃんと洗ってくれてる)
 浅い段差の奥にチンカスは見当たらないし、あの嫌な酸っぱい臭いもしない。

(これが、人の勃起オチンチン…)
 どれくらい敏感なのか、先っぽの表側に、人差し指の先をちょんって触れさせてみる。
「づっ!……っ、くっ…」
 語気の強い呻き声。やっぱりココは敏感すぎるんだね…舐めるときは気をつけないと。
 触った感じは粘膜質そのものだけど、初剥けから数日って訳じゃないっぽい。
 少しは慣れたけど、まだまだ敏感要注意ってとこかな。
 今度は、根元を摘んでいた手を、カリの手前まで上げて皮を戻してみる。
 包皮を途中まで被せてくと、伸ばしたゴムが一気に縮むみたいにチュルン!って感じで独りでに先っぽまで戻っちゃった。やっぱりまだ剥き慣れてないんだ。
「…っ、んっ…」
 すっぽり覆われた皮を、またゆっくりと剥き出しては戻しを繰り返してみる。
 自分が何時もしてる皮オナみたく、カリの溝を包皮の綻び口でシコシコすると、包皮が行き来する時のクリクリした手ごたえが楽しい。
「ん、うぅ…っ……」
 それに手が上下する度に、ウッ…って抑えてるけど我慢し切れない声が聞こえる。
(良かった…ちゃんと気持ちよくなってくれてる…)
 敏感すぎて辛いって感じじゃない。キツそうな声色じゃないし、時々腰がうねってる。
 僕にも分かる。オナニーしてる時、気持ちいいと我慢できずにそうなっちゃうから。
0215壁の穴 その52012/05/26(土) 22:22:52.75ID:O7Uz2NuU

 手を数回往復させて、皮とオチンチンの感触を楽しんだ後、手を引いて包皮を剥き上げる。
 相手の…この子って呼び方の方が、多分あってるかな?この子のオチンチンもビンビンになって、準備完了。僕もやる決心はついてる。
 先っぽに触れないよう注意しながら口を寄せると、いきなり咥えちゃった。
「あむぅっ…」
 棒の中程に巻きつけた唇に、温かくて張り詰めた肉が触れる。
 口の中の温度が、数度上がったような気がした。
(本当に…咥えちゃった)
 サァ…って僕の中を、そよ風みたいなショックが駆け抜ける…そんな感じだと思う。
 最初は失敗しないか不安だったけど、僕の口の中に本物のオチンチンがある…それだけで、ちょっとした感動があった。
(こんなに脈打ってるんだ…)
 唇に当たる血管がドクンってするのに合わせて、オチンチンがピクンって動いてる。
 オチンチンをビキビキに膨らませる為の血が、ここを通ってるんだ…慣れ親しんだ現象のはずなのに、他人のってだけで全然違った印象だ。

(咥えたら、次は…)
 不用意に歯が当たらないよう気をつけながら、粘膜っぽい頭を舌先で突付いてみた。
「…っ…!」
 思ったよりも大きな反応に、慌てて引っ込めた舌先に塩っ気は欠片も無い。
(先っぽは辛いのかな。でも、濡らさないとちゃんとできないし…)
 本当は、もっと舐めてみたいだけなんだけどね。
 今度は、唾に濡れた舌の面を当ててみる。ダブルスローの慎重さで、剥き出しのお肉に舌をピトッてさせてみた。
「んっ!」
 鋭い吐息が聞こえて、オチンチンがビクビク跳ね上がる。でもそんなに口の中で暴れたら…
「っ!んうぅっ!」
 暴れまわるオチンチンの先っぽが頬肉や舌に擦られて、もっと大変なことに。
(もう少し気をつけてしよう)
 同じ場所へ、もう一度舌を当ててみる。唾で濡れてるから少しは大丈夫かも…
「ん…っ、んぁ……」
 オチンチンがピクピクってするけど、さっきよりは苦しそうな呻きじゃない。
 やっぱり濡らしたからかな。僕も先っぽはローションが無いと痛苦しいし。

 暫く肉色の頭に唾を塗しながら舐めてると、反応が少し変わってきた。
「ふぁ…っ……!…くふ…ぅ…」
 声色が少し穏やかになって、『はっ、ふぅっ』って気持ち良さそうな鼻息が出始める。
 舌の表面を当ててゆっくり擦り上げると、身体がガクガク震えるけど耐えられないって感じじゃない。それに、手でシコシコした時みたく腰がうねってきてる。
(先っぽペロペロされて、たまんなくなってるんだ…)
 そう思ったら、何か興奮しちゃって…僕のアレも、完全にビンビンになっちゃった。
 僕もオナニーしたい、シコシコして精液出したい…でも、したらきっと熱も冷める。
 抜いたら、今みたいに口でいやらしくシてあげられなくなる。
 今はもっとオチンチンをおしゃぶりしたい、僕の口で気持ちよくしてあげたい。
 だから、自分のをシコシコしたい気持ちを、口の中のオチンチンに全部ぶつけるつもりで、もっともっと舐め責めるのに集中した。
0216壁の穴 その62012/05/26(土) 22:23:11.32ID:O7Uz2NuU

 自分のを触ってる時は分からなかったけど、先っぽって意外と柔らかくてプニプニしてる。
「…っ、ぃひっ…!」
 体温より少し温かいお肉の頭。おしっこや精液が出る穴の辺りを、舌で掃く様に撫でると、甲高い声が漏れ出るけど、それでも腰を引いたり壁を叩いて止めようとはしない。
(何か……楽しい…かも)
 楽しい、楽しすぎる。ちょっと撫でただけでビクビクってオチンチンがおののいたり、声もAVのお姉さんよりエロく聞こえる。反応の一つ一つが、エッチで可愛すぎ。
 なにより、エロ可愛い反応を引き出してるのが僕の口だって事が、すごく嬉しかった。
 痴女のお姉さんが、小さい男の子にエッチな悪戯する気持ちって、こんな感じなのかも。

 先っぽは楽しんだし、次は棒を舐めてあげよう。舌を根元へ下ろしながら唾で濡らす。
 やっぱり敏感な頭よりは反応が鈍い。それでも、ため息みたいな声で反応してくれる。
 滑らかな表面の途中にデコボコした盛り上がりがあって、それが血管だって分かったのは、舌先にドクッドクッって鼓動を感じたおかげだった。
(すご……もっと血を集めて、硬くおっきくしちゃうんだ…)
 口内に溜まった唾を舌を躍らせて塗り広げると、舌を一旦奥に引っ込めた。
 でも、一息ついて少し休んでいる間も、口の中のオチンチンは収まってはくれない。
 唾だらけの勃起が、ピクンピクンって触って欲しくておねだりするみたく跳ねてる。
(待っててね。直ぐに口でシコシコしてあげるから)
 そんな事を考えてると、頭と脊髄が熱くなって、フゥ…って意識が浮き上がるようになる。
 エロ小説に出てくるお姉さんみたいに、小さな男の子をエッチな言葉で挑発する……本当にしたら、多分相手の子も興奮してくれると思うし、僕自身もきっと…
 でも言えない。掟の一つ、部屋の中では一切言葉を交わすなって不文律があるから。
 相手が誰か分からないからこそ、お互い気兼ねなく出来るんだし、下手に喋ってたら見回りに見つかっちゃうのは分かるけど…残念だなぁ。
 
 出来ないものはしょうがない。鬱憤晴らしに、唇で思いっきりシコシコしちゃおう。
(上手く出来るかな…)
 オチンチンの棒をピッチリと隙間無く咥えると、少し遅めに頭を後退させてく。
 中腹から頂上へ。濡らついたオチンチンの表面を、僕の唇が這い上る。
 鼻で息をしながらするって、慣れてないと意外とやり難いな。
「あ…んくっ、んなぁ…っ…!」
 アッとかウッっとか反射的に出たような声ばかりだけど、声色の性質が分かってきた。
 この少しうっとりした声は、慣れてるシコシコの快感に、安心して浸ってる感じ。
 力加減が分からないから、唇に力を入れずに這わせるぐらいだけど、丁度いいっぽい。
 でも、唇がカリの出っ張りにまで来ると…
「あっ!っ、んうぅっ!」
 声が1オクターブ高くなる。皮を剥かれた段差は敏感だからね。
0217壁の穴 その72012/05/26(土) 22:23:28.97ID:O7Uz2NuU

 出っ張りを乗り越えた辺りで頭を止めると、今度は逆方向へ。根元に向かって頭を下げる。
 男の子の声を聞きながら、口を棒の中程まで進めると、唾とは違うヌルっとした何かが…
(これって、もしかして…)
 先走り。我慢汁。オチンチンが気持ちよくなった証しが、垂れて棒を伝ってきた。
 舌を伸ばしてソレを舐め取ると、味の無いとろみが舌先に纏わり付く。
(味はしない…それに思ったよりネバネバする)
 自分のツユに触ることはあるけど、舐めたことなんて無いから知らなかった。
 とりあえず垂れてくるツユはそのままにして、さらに口の中を硬いお肉で満たしてくと、先っぽが口内の上側に当たる。
(そっか。反りがすごいから、喉より前に上っ側に当たっちゃうんだ)
 身体を動かして咥える角度を調整すると、一往復終わった頭を再び引いて二回目のシコシコを始めた。
 
 何回か唇でシコシコしてると、このやり方にも段々慣れてきた。
 最初は機械みたくぎこちなかった動きも、いくらかスムーズになった気がする。
 ジュプッ、プチュッ、ジュプゥ…
 棒の中程からカリを乗り越えた辺りの間を、何度も柔らかい唇でシコシコする。
 頭を振る度に汁っぽい音がして、唾がボタボタと床へ垂れてくけど構わない。
 口に溜まってきた唾を、エッチなツユごと飲み込もうとして吸い出すと、頬や舌がオチンチンにぺタって張り付いて、全身がすごくビクビク震える。
 ズズゥッって水っぽい派手な音を立てて、口の中の色んな液を喉に流し込む。
(オチンチンのツユ飲んじゃってる、僕の口も喉も、この子に犯されちゃってる…!)
 僕、おかしくなってる。普通は思いもしない、変態みたいなことばっか頭に浮かんじゃう。
 でも、エッチな事考えながらすると、すごく興奮して…だから、もっとオチンチン舐めるのに夢中になって、口の中の硬いお肉にむしゃぶりついた。

(今度は舌も使ってみよう)
 舌の表側で先っぽを包みながら頭を振ると、おしっこの穴やカリの下側をズルズルって舐め上げられたオチンチンが、僕の舌の上でピクピク跳ね踊る。
「……っ!っ、くぅ…!」
 本当は、声を出させるのはマズイって分かってる。分かってるけど…我慢できない。
 もっともっとエッチな声を聞きたいから、言わせたいから。
「んっ、んうっ、あぅっ!」
 だから、首を前後に振りまくった。柔らかい唇に少しだけ力を入れて、機械のピストンみたいにゴシゴシ擦りまくった。
0218壁の穴 その82012/05/26(土) 22:23:54.27ID:O7Uz2NuU

(さっきより硬いし、熱くなってる…)
 プニプニした先っぽが、弾けそうなくらいパッツパツに張ってる。
 気持ちいいのが溜まってきてるのかな。もっとがんばったら、そしたら…出ちゃうのかな。
 ビュルビュルゥーって熱くて白いのを…僕の口に、いっぱい吐き出しちゃうのかな。
(もっと頑張って、ピュピュってイカせちゃおう)
 気持ちよく射精して欲しくて…ううん、正直に言うと……精液が欲しいって、あの粘ついたドロドロで、口の中いっぱいにして欲しいって、本気で思っちゃってる。
「んん…!っ、んく、う…っ…!」
 そしたら願いが届いたのかな。大量のおツユが滝みたいに流れてきて、声の雰囲気も何かを我慢するみたく必死な気がする。
(もしかして…射精、しそうなの…!?)
 間違いない、もうすぐ出るんだ。先っぽから、精液ドピュウって出しちゃうんだ。
 
 こうなっちゃったら、出るまで少ししか時間は無い。
(え、えっとイメトレ通りに、最初はっ…!)
 急いで先っぽの切れ込みに舌裏を当てて、噴き上がる精液が喉を直撃しないようにすると、オチンチンがグイグイッって大きくしゃくり上げ始めた。
(もう…来そう!?)
 最後の瞬間に備えて頭の動きを止めると、ドクドク熱いのが湧き出てくるのを待ち受ける。
 イク時は唇でシコシコしてあげた方がいいのは知ってるけど、発射寸前のオチンチンを感じたかったから。ピュピュってする瞬間のオチンチンを、隅々まで全て知りたかったから。
 ググゥッ…
 カチコチだった棒が、力を入れてた唇を跳ね返すぐらいにもっと硬くおっきくなる。
 舌を当ててる先っぽも、ブクゥって風船みたいに膨らんできた。
 射精に向けて露骨に変化するオチンチン。口の中に感じる射精前の挙動一つ一つに舞い上がってると、棒の裏側が何かを送り出すようにプクって盛り上がる。
(来た、昇って来たっ!)
 『ソレ』が何なのか気づいた途端、先っぽの切れ込みがクパァって口を開けて、穴の奥から勢いよく熱い液体が飛び出した。


「っ、ふぁっ、んあぁっ…!!」
 ドピュルゥッ!
 僕の舌裏に、ベチャって熱い粘液が…!
(!!)
 イってる……この子、僕のフェラで気持ちよくなって、射精したんだ…!
(僕が…本当に僕がイカせたんだ…)
 ビクゥって大きくしゃくり上げる度に、先っぽから精液が勢いよく噴き出てくる。
 一回出したら、棒も先っぽも少し柔らかくなるけど、またビクってなる寸前に硬くなって、そしたらビュルビュルって新しい精液が発射される。

(すごいビクビクしながら精液出してる…今触ったら、どんな感触だろ?)
 射精中の先っぽを触るなんて、すごく辛いはずだけど……ちょっとした悪戯心で、先っぽの切れ込みを舌裏で撫でてみた。
「っ、ぁぐぅ…っ!!そこっ、そこダメっ!」
 初めて聞いた、この子の意味ある言葉。多分僕より年下の、大人しそうな声色。
 慌てて口をつぐむ気配がしたけど、聞いちゃった。イキまくってるオチンチンの先っぽ責められて、我慢できずに出した声、聞いちゃった。
「っ!…!」
 ギィッ、ギシギシッ… 
 もう一回聞きたいからと舐めてみても声は無く、壁がギシギシ軋むだけだった。
 
 もう何回目かも分からないビクビクがして、また新しい精液を吐き出すけど、オチンチンの脈も段々弱まってるし、射精も収まってきたみたい。
(これで終わり…かな?)
 口の中は精液で満杯だから、唇を棒に巻きつけたままシコシコする様に頭を後退させると、中に残ってた精液が、唇に絞られて漏れ出す。
「ん、ぐぅっ!」
 イッたばかりの先っぽに唇を当てたまま、絞るように口を窄めてくと、少し辛そうな声が…カリの段差を乗り越える時に、ちょっと強くし過ぎたかな。
 チュプッ…
 僕の唇と先っぽのおちょぼ口が、音を立てて離れた。
0219壁の穴 その92012/05/26(土) 22:24:10.77ID:O7Uz2NuU

 口から抜け出たオチンチンは、こんなにいっぱい出したのにおっきいまま。
 唾と精液でヌラヌラした表面が月の光に照らされて、まるでエッチな触手生物みたいにビクビクって震えてるのが、ちょっとだけ可愛い。
 けど、今はそれ以上に、口の中の大量の精液に圧倒されてた。
(う……口から溢れそう…)
 口の中を埋め尽くす程たっぷりの精液。鼻で息をすると、森っぽい特有の臭いがする。
 まだ温かいネバネバは飲むゼリーみたいにこってりで、少しだけ苦いけど味は殆どしない。
(…ちょっとだけ、飲んでみようかな)
 思い切って、ほんのちょっとだけ飲んでみた。
「んっ……ぅ」
 ゴッ…クン……
 粘ついて飲みにくいソレを喉に流し込む。
(うへぇ…っ、これっ…エグイ…)
 飲み込むと喉に絡みつくって言うか…妙にイガイガする。苦味が薄いのが逆に嫌な粘つきだけ強調するみたいでキツイ。こんなの飲めないよ…
 
 僕が粘ついた喉越しに悪戦苦闘してると、目の前のオチンチンが穴の向こうへ引っ込む。
 コン、コン…
 終わりを知らせる合図。相手も出し終わったみたいで、カサカサと衣擦れの音がする。
 …けど、僕のモヤモヤは晴れてない。部屋に戻ってからしようと思ってたけど、けど……
 ジィーッ…
 股間のチャックを、わざと音を立てて下ろすと、パンツの分け目から中に手を入れる。
 目的のモノ…おっきいままのオチンチンを取り出すと、包皮の剥けた硬い棒が、ブルンッて勢いよく飛び出してきた。
(いつもは手で剥かないと、皮被ったまんまなのに…)
 こんなにおっきくしたのって初めてだ。感覚だけで、力が篭りまくってるのが分かる。
 
 いつの間にか、隣から着替えの音がしなくなる。でも人の気配みたいなのはするから、部屋を出て行った訳じゃない。僕が何をしてるのか、チャックの音で気づいたのかな。
 普段はこんな変態みたいなことしない。けど、今は興奮しておかしくなってて、だから…
「んっ…」
 口を開けて、中に溜まった唾と精液を垂らす……僕の、おっきくなったオチンチンに。
 してる途中で思いついた方法。エッチ過ぎて、変態そのもののオナニー。
 本当ならこんなの考えるだけでも嫌だけど、今は、この部屋にいる間だけは…
 チュ…プチュッ、クチュ……
 派手な粘質音を隠さないで、両手でオチンチンにドロドロの粘液を塗り広げてく。
 僕が相手のオチンチンから搾り出したエッチな粘液を、僕自身のオチンチンに塗りたくる。
 壁の向こうからは吐息の音もしない。驚いてるのかな、それとも聞き耳を立ててるのかな。
 でも、部屋から出て行く様子は…無い。
(君の精液で、オチンチンクチュクチュしてる音、気持ちよくなってる音、聞いて…)
 オチンチンを握った両手を、上下に動かし始めた。


 終幕
02212102012/05/26(土) 22:31:21.66ID:O7Uz2NuU
すみません、一行毎の文字数未調整版を投下してしまいました。
一行の文字数が160以上の箇所もあるので、横がかなり延びるかもしれません。
0224名無しさん@ピンキー2012/05/27(日) 17:15:51.06ID:vEinIjoW
グレイダーで知り合った人と会う予定だったのに
GJすぎて二回連続で抜いた
0226名無しさん@ピンキー2012/05/29(火) 00:00:23.40ID:/XadmyvT
男の子にいたずらしてる感じがして萌えまくった…
言葉責めなしでこのエロさは至高。GJ!!
0229名無しさん@ピンキー2012/07/03(火) 00:43:36.92ID:dMTEiWYl
保守代わりに書きかけでボツにしたヤツを供養させてもらおうかな

森を貫く一本道、さっきまでの草原に比べると、強い日差しから守ってくれる木々とその間を抜ける風が心地よい。
背中では旅の相棒がのんきに寝息を立てている。
普段は俺も人間と同じように二本足で相棒の足に合わせて歩いているが、次の町までは遠い。
俺が四つ足になって背中に乗せた方が早いと提案してみたのだが、背中で寝ていいなんて言った憶えは無いんだけどな。
町では俺みたいな獣人の子供は相手にしてもらえないから、こいつみたいな人間の相棒は必要なんだけど移動でこれだけ楽をされるとなんだか不公平だ。
それにさっきから俺の体に起こっている問題のせいで、歩きづらいってのにコイツはお構いなしに背中でスヤスヤ、少しばかり頭にきてもしかたあるまい。
俺の体に起こっている問題 ―発情期― 生まれて初めて迎えたそれに、無駄に膨張して後足の間をぶるんぶるんと往復するモノが気になって歩く速度はガタ落ちだ。
あーっ、クソッ!もうダメだ!
俺は背中の相棒を落とさないように前足を背中に回してオンブする形になって後足で立ち上がった。
そのまま、膝を折って相棒を起こさないようにそっと地面に下ろす。
よし、こっそりそこの木の裏でスッキリしてくるか、なんて思ったところで相棒の服の裾から伸びる脚に目が行った。
すべすべして触り心地が良さそうだな、なんて思って肉球のところでさすってみる。
「う、う〜ん」
まずい、起きたか?と思ったが、またスヤスヤと寝息を立て始めた。
今まで意識したこと無かったのに発情期のせいだろうか、俺は相棒の脚を見て興奮している。
こいつは人間でしかもオスなのに、それ以上にずっと一緒に旅をしてきた相棒なのに……
そんな葛藤を抱きつつも俺は自分を抑えることができない。
黒い湿った鼻を腿に近づけて臭いを嗅ぐ。
そのまま服の裾に鼻先を突っ込んで股の臭いもクンクンと嗅ぐ。
旅の垢でくさいはずなのに、それを嗅ぐほどに興奮が増す。
俺はどうしてもそこの味を知りたくなって性器を包む布をペロリと長い舌でひと舐めした。
しょっぱいようなホコリっぽいような味がして、不味いはずなのにもっと舐めたくなる。
俺はペロペロと舌を這わせながら舐める場所を腿の内側へと移動させた。
腿の間に顔を埋め夢中になって脚を舐めながら片方の前足で自分の性器をこねくり回す。
いつしか相棒の寝息は耳に入らなくなり代わりに聞こえるのは俺のハァハァと言う吐息とピチャピチャ、クチュクチュ、そんな湿った音だけだ。
あぁ、イキそう……、もうチョイ、あとちょっとで出る。
「おい……」
誰かに呼ばれた気がしたけど今忙しいんだ、話しかけるなよ。
「何やってんだ、このエロ犬……」
何って、そりゃあ分かるだろ、おな……。あれ……?お、起きてるっ!?
恐る恐る顔を上げると、半身を起こした相棒が冷たい眼差しで俺を見ている。
「お、おぅ。起きたのか。いや、お前寝てる間に虫に刺されてたから舐めてやってたんだよ。腿は肉が柔らかいから刺されやすいよな、あは、あはは……」
苦しい言い訳だが咄嗟に出たにしては上出来か?なんて思いながら相棒の顔を見てみるが、冷たい眼差しはそのままだ。
「ふーん、そぉ。ソレハドウモアリガトウ」
相棒は棒読みの感謝の言葉と同時に立ち上がり、押しのけられた俺はその場に尻もちをついた。
「じゃあ、なんでこんなふうになってるんだよ!!」
急に大声を出されてビクンとなる。指差された先にはイク寸前までいじくってた俺のモノが……
慌ててシッポを股の間に巻いて隠そうとするが、それを相棒の足に制された。
「このヘンタイッ!」


続きを書く予定はない
0230名無しさん@ピンキー2012/07/03(火) 00:59:46.04ID:tjaeTkyJ
ぼく、はだかでまってる
お兄ちゃんがつづき書いてくれるまで服着ないもん!
いくら7月だからってかぜひいちゃったらお兄ちゃんのせいだからね!
0231名無しさん@ピンキー2012/07/03(火) 02:44:34.24ID:mGZAy2dv
ぼくもおようふくもづらもぜ〜んぶぬぎぬぎしてまってる!
0238名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 20:47:47.30ID:mhiJ2Ido
夏休みも折り返しの頃になる8月のある日。
僕が登校日の教室にたどり着くと、もう半分くらいの同級生達がわいわいと話に花を咲かせていた。
暑い中の登校、部活のないやつらもほとんどが体操服で来ているのに、見た目にも暑苦しい黒の学生ズボンの優等生達。
その集団の脇を抜けて、自分の席に座った僕はぐるりと教室をみまわした。
教室の前、窓際のところで部活の試合の話で盛り上がるグループの中に浩太の姿を見つけた。
グループのほかの生徒より頭ひとつも小さい身長で、大げさに身振り手振りを交えながら話す様子を観察する。
体操服の半袖から伸びる腕も、短パンから惜しげもなく晒されている脚もきれいに日焼けしている。
短く刈り揃えられた髪も、触ればネコの毛のように柔らかく触り心地が良いことをどれだけのやつが知っているのだろう。
チビだけど身軽で運動神経がよく、日焼けして締まった身体からは野生児的なイメージを思い起こさせるが、成績だってバカの方じゃない。
しかも明るくてクラスのムードメーカーのポジションで人気者。
その彼が、この夏休みの前半に僕とどんな事をして過ごしてきたのか、クラスのみんなは当然知らないのだ。
にやけてしまうのを堪えながら一団をぼんやりと眺めていると、その中心にいた浩太と目が合った。
軽く手を振ると、浩太はそれまで話をしていた集団をかき分けて僕の方に向かってきた。
「なんだよ、洋一。来てたなら声かけろよなぁ」
僕の机に手を付きながら不機嫌そうな口調で言う。もっともその表情には微塵も不機嫌さが現れていないが。
「あのあと、洋一の言う通りにやったら、最終ステージクリアできたぜ」
そう言えば、昨日の別れ際にクリアできないゲームのアドバイスをしたっけ。
でも浩太、「あのあと」って軽く言ってるけど、その「あの」の時どんなことしてたか思い出してみろよ。
なんて考えながら、ベラベラと話しかけてくる浩太に生返事を返している。
僕しか知らない浩太の恥ずかしい姿を思い出しながら、目の前の浩太の首筋や短パンのあたりをチラチラ見ていると、すっかり自分がカチカチに勃起してしまっていることに気が付いた。
はやく学校終わらないかな、また今日も浩太と……
「洋一、俺の話聞いてる?気のない返事しちゃってさ」
「ん、ああ、ごめん。あっ、先生きたよ。」
「ちぇっ、まあいいや。終わったら一緒に帰ろうぜ」
こくりと頷いた僕を見て浩太は僕の斜め前の自分の席についた。
1学期の最後にも聞かされた夏休み中の注意事項や、数日後にある夏祭りで揉め事など起こさぬように、などの先生の話が終わり、数枚のプリントが配られる。
その間、僕は浩太の短パンに浮かんだブリーフのラインや太ももに目を奪われ、もんもんとした気持ちで終わりを待っていた。

登校日の予定がやっと終わっての帰り道、駄菓子屋でアイスを買った。
棒の二本ついたソーダアイスを二つに割って、片方を浩太に渡す。
舐めながら移動した公園、木陰になっているベンチに並んで座った。
「浩太、そのアイス、昨日僕のを舐めた時みたいにしゃぶってみてよ」
「え、恥ずかしいって……」
「いいじゃん、ほら、昨日さ、ちんちん触ってないのに僕のしゃぶってるだけでイッちゃったでしょ。やっぱり口の中でも感じちゃうの?」
浩太の耳がみるみる赤くなっていくのがわかる。それだけじゃない、短パンの中でも決して大きいとは言えないサイズのちんちんだけど、膨らんできているのが見て取れた。
浩太は普段は積極的なタイプだけど、エッチなことになるととことん受身で、それでいて何を頼まれても断れないところがある。
しかも、敏感で感じやすくて早漏、少し意地悪なくらいのことをされるのが好きなんだ。
「ほら、こんな感じでさ……」
浩太のアイスを持つ手に僕の手を重ねてアイスを口の中で前後に動かすように誘導する。
ジュプ、ジュプと水音を立てながらアイスを舐めさせていると、浩太の短パンの膨らみのてっぺんに小さなシミができてきた。
カウパーもすぐにたくさん出てきて、浩太の身体は本当にエッチにできているんだな。
「ほら浩太、昨日のことを思い出してアイスをなめてるだけなのに、もう感じてきちゃってるね」
その言葉にビクリと身体を震わせた浩太の歯がアイスに当たり、棒から溶けかけのアイスがボトッと腿に落ちた。
「あ、もったいないな」
僕は浩太の腿に顔を埋めてアイスに舌を伸ばした。
ペロペロと腿についたアイスの汁をなめ、落ちたアイスの欠片を咥えてそれを腿に這わせる。
そしてまた腿についた汁をペロペロと舐めるのを続けた。
0239名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 20:48:35.64ID:mhiJ2Ido
浩太はプルプルと震えてその刺激を耐えているが、短パンに浮き出たカウパーのシミはさっきよりも大きくなっている。
「よういち、だめ、だ……、出ちゃうから……ストップ」
やっぱり浩太は敏感で面白い。今日もまだちんちんに触ってないのに、イクって言ってる。
「いいよ、イッちゃってよ。浩太、いっつも何度だってイクんだから、まだまだこれからだし」
「そ、そんなっ、だってこれから俺の家まで歩いていくんだぞっ!短パンにシミつけて歩けって言うのかよっ」
抗議の声に耳を貸さずに僕は浩太の腿をペロペロと舐め続けた。
「ちょっ、や……、やめっ、あっ、んっ!!!」
じゅっ、じゅじゅっ、腿に顔を埋めていたため、耳元で浩太が精液を下着に勢い良く放った音が聞こえてきた。
本気でやめて欲しければ僕の頭を両手で引き剥がすこともできたはずなのに、その浩太の両手は自分の体操服の裾を掴んで、射精の快感を堪えるように硬く握られていた。
僕は更にシミが広がった浩太の短パンの膨らみに手を伸ばして、それを手のひらの中に収めた。
イッたばかりで敏感になっている亀頭を短パン越しに激しく揉むと、浩太はそれに合わせて声をあげていた。
「ひぅっ、だっ、だめだって……」
射精直後の亀頭への刺激は、強すぎる快感がつらいってことは自分の身体でわかっている。
それでもあのクラスの人気者の浩太がこうして僕の手でなすすべなくその快感に飲まれていることが、優越感のような気持ちを与えてくれるのでやめる気にならない。
しつこくクニクニと亀頭を刺激し続けると、浩太はアッアッと短い声を連続してあげ、精液でないサラッとした体液で短パンを派手に濡らしてしまった。
……、もしかして今のが男の潮吹きってやつかな、短パンの中じゃなくて出るところを直に見たかったかも。
浩太は短パンにおもらしのような大きなシミを浮かび上がらせて、ベンチに上半身を横倒しにしてはあはあと荒い息をしていた。
やっぱりかわいいなぁ、ああ、すぐにでもぶち込みたい……
「浩太、はやく帰ろう」
僕はぐったりしている浩太の手首を掴んで引っ張り起こした。
「そんなっ、俺にこの格好で歩けって言うのかよ!せめて、少し乾くまで待ってくれよ!」
「大丈夫、こんな暑い日の昼間に出歩いてる人の方が少ないって」
強引に公園から引っ張って道まで出ると、浩太は観念したように自分で歩きはじめた。
体操服の裾を下に引っ張って前のシミを隠しているけど、そんな事するほうが逆に目立つのに。
でも、その仕草も実際の年齢より更に幼い感じがして、かわいらしく思える。
寄り道のおかげで同じ学校の生徒の下校とは時間がずれたため、同級生達に会わずに済んだが、通行人とすれ違う時の浩太の恥ずかしそうな表情を見るたびにひどく興奮して、僕も浩太の家につくころには短パンに小さなカウパーのシミができていた。

浩太が市営アパートの無骨な鉄の扉にカギを差し込んで開ける。
玄関に入ると、締め切られた部屋の熱気が襲ってきた。
毎日のように来ていて勝手を知っている僕は、浩太より先を歩いて部屋へと入っていった。
窓を開けると、心地よい風が入ってきてこもった熱気が追い出されていく。
夏の日差しの中を歩いてきたせいで、ほんの短い時間でも浩太の短パンのシミは少し乾いてきていた。
浩太が濡れた短パンを脱ごうとしていたので、僕は後ろから抱きすくめてその動きを制した。
耳たぶを軽く唇ではさんで、舌で舐める。
両手を胸に回して体操服の上から乳首をこする。
ほんの少しそうしただけで、浩太はまた勃起して短パンの前を膨らませた。
乳首をつまんでクリクリと動かしたり、爪の先でこするようにすると、もどかしそうに腰を動かしてくる。
その動きを抑えるように、浩太の短パンのお尻の割れ目に自分の短パンの膨らみが収まるように押し付けた。
「浩太のエッチな反応を見て、僕のもこんな硬くなっちゃったよ。お尻で感じるでしょ?」
「うん、すごい……洋一のアレ、俺の尻に……熱くて硬いよ」
僕は乳首をいじっていた両手のうち、右手を浩太の短パンの前に下ろしていく。
じっとりと湿った布に手を当てて、その中のかわいい勃起をやさしく揉む。
「浩太、お尻でイクの好きだよね、今お尻に当たってる僕のちんちん、あとで挿れてあげるよ」
そういいながらゴシゴシと浩太の前を擦る。
「あぁ、また出るっ、やめて、もったいないから、お尻で、ケツでイカせてくれよぉ」
「浩太は早漏だけど、何度だってイケちゃうじゃん。お尻でもいっぱいイカせて上げるから、出しちゃっていいよ」
短パン越しに浩太のちんちんをギュウと握り締めて一際早くゴシゴシと擦った。
0240名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 20:49:17.96ID:mhiJ2Ido
手の中が熱くなって、びくびくと脈打つ浩太のちんちんが射精したことを知らせていた。
力が抜けて僕に支えられている状態の浩太をゆっくりとおろして、膝立ちにさせた。
そして、短パンとブリーフをいっぺんに膝のところまでズリ下げると、浩太の包茎ちんちんの先っぽからブリーフに精液が糸を引いて垂れた。
浩太は何も指示していないのに、膝立ちのまま上半身を前に倒して尻を僕に向けてきた。
僕はその尻の割れ目を両手で開いて、お尻の穴を見た。
夏休みに入ってからはほとんど毎日見てきたその穴に、そっと唇を近づける。
キスするように口の中の唾を集めて穴のまわりを濡らしていく。
その後に舌の先で穴の中心を軽くつつくと、浩太は「あぁ」と小さく声を漏らした。
ペロペロと穴のまわりと、穴の中心を交互になめ、尖らせた舌先を穴の中へと埋めていく。
少しほぐれてきたところで、指で浩太のブリーフにこびりついた精液を掬い取って、それを潤滑剤にして指を挿し込んだ。
ゆっくりと抜き差しをしたり、中で軽く指を曲げて丁寧にほぐしていく。
「よ、よういちぃ、だめ……また、イッちゃいそ……」
言うが早いか、挿しいれた指が急に締め付けられ、浩太は身体に張り付くほどの角度に勃起させた包茎ちんちんをビクンビクンと暴れさせて射精してしまった。
体操服のシャツと畳に精液をぶちまける浩太をよそに、僕は穴を解す手を休めなかった。
イッても与え続けられる快感に浩太の身体は反応し続け、勃ちっぱなしの包茎ちんちんの先からは精液かカウパーか区別のつかなくなった液体が糸を引いて、それが畳に落ちて線を描いていた。
だいぶ解れてきて、そろそろ挿れてもよさそうな具合になった時に浩太はまたイッてしまった。
それは解していた指を抜かれ、本来なら何も刺激のない小休止の時だった。
浩太の勉強机に隠してあるローションを僕が取りに数歩だけ移動した時、背後から浩太の声がしたんだ。
「うぅ、やべ、出る……」
何もしてないのに、出るって?と思って振り返る。
「あれ、浩太、どうしたの?」
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに視線を逸らす浩太。
「我慢してたけど、挿れてもらえると思ったら、その……、急に……」
お尻をいじられて気持ちよかったけど、イクのを我慢してた、でも解すのが終わってローションを取りにいくのを見て、お尻にちんちん挿れられるのを想像してイッちゃったらしい。
ああ、なんてかわいいんだ、そんなに僕のちんちんが待ち遠しかったんだね。
うれしさと浩太のエッチな反応で僕のちんちんもMAXを超えた勃起状態になって、短パンにカウパーのシミがくっきりと浮かび上がっていた。
僕は自分の短パンとブリーフを下ろすと、ギンギンになっている僕のちんちんにローションを垂らして両手で全体に馴染ませた。
もう一度、手にローションを垂らして、今度は浩太のお尻に念入りに塗りたくる。
穴の周りから、指に絡ませて中の方までしっかりとローションを行き渡らせていると、浩太はまた小さく声を漏らしてちんちんをピクピクと反応させていた。
浩太の腰を掴むとき、手についたローションで滑るので胸の方までずり上がっていた体操服の裾を引っ張ってきて、それごと掴んだ。
そのおかげで上半身がしっかりと隠されて、お尻をぷりんと丸出しになっているのが強調されるようで、更にエッチに見えた。
僕はゴクリと唾を飲み込んで、硬くなったちんちんの先を浩太の穴にぴたっと押し当てた。
浩太は一瞬ぴくっと身体を震わせ、その後大きく息を吸い込んだ。
そして、浩太が吸い込んだ息をゆっくりと吐き出すの合わせて、僕は押し当てたものをゆっくりと浩太の中に埋めていった。
三割くらいまで入ったところで、また浩太が大きく息を吸い込む。
そして、またそれをゆっくり吐き出すのに合わせて僕もゆっくりと中へと進んでいく。
入口のきゅっとした締め付けを感じている部分が、ちんちんの先の方から付け根へ到達するのに、三度の深呼吸を必要とした。
浩太の中はここのところ毎日味わっている感覚なのに、飽きることなんてない。
外側の締め付けだけでなく、中に入ってしまえば浩太の熱い体温に柔らかく包み込まれる感触で、ちんちんがとろけて、本当に浩太と一つにつながっているような気持ちになるんだ。
いつも最初に一番奥までちんちんが入った時、すぐに動かずにこの感触をしばらく味わうのが大好きだ。
「よぉいちぃ、はやく、はやくうごいてくれよぉ」
大好きなこの時間はいつも浩太のおねだりで終わりを迎えてしまう。
僕はゆっくりと腰を引き、亀頭だけ中に残る程度までちんちんを浩太の中から出した。
動きに合わせて浩太が「はあぁぁ……」と吐息を漏らす。
0241名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 20:50:18.24ID:mhiJ2Ido
今度は少し早く腰を突き出して浩太の尻に叩きつけるようにし、一気に奥までちんちんを挿し込んだ。
パンと肉と肉がぶつかる音と一緒に、浩太が「あン!」と高い声をあげる。
抜くスピードも徐々に上げ、またすぐにすばやく奥まで挿れるのを五回ほど繰り返すと、また浩太はイッてしまった。
「あっ、あっ、ケツ良すぎ、イクイク、も、だめっ、ん!」
浩太の言葉と同時にぎゅっ、ぎゅっと締め付けられ、僕は腰の動きを一旦止める。
しばらく待って、浩太の力が抜けてきたところで、腰の動きを再開する。
何度もやってるので知ってる浩太の気持ちいいところをちんちんの先で擦りあげると、そのたびに普段は出さないような声で喘ぐ浩太がかわいい。
「よいちっ、そこ、そこばっかしっ、くぅ、だめだって、あっ」
またお尻の穴が僕のちんちんをぎゅっぎゅっと締め付けて浩太がイッたことを知らせる。
今度はお構いなしに、その締め付けの中でも腰を動かし続ける。
「ちょっ、だめ、良すぎ、くるしっ、やめっ、あっ、あっ」
イキながらいい所を攻め続けられて浩太はさすがに辛そうだったが、僕ももうすぐでイキそうなのでそのまま小刻みにすばやい動きで射精感を高めていく。
あ、きた、イキそっ。浩太の中に、一番奥に出したいっ!
僕は腰を掴む力を強くして浩太の身体を引き寄せるようにすると、自分の腰も浩太の尻に強く押し当てて、ちんちんが一番奥に届く体勢で射精した。
ずっと浩太のエッチな身体、反応を見て高ぶっていて待ちに待った射精は、どくんどくんと大きく脈打って、見えないけども相当な量の精液が浩太に注ぎ込まれたのがわかった。
急に力が抜けて、抱えていた浩太の背中にもたれるように倒れこむ。
何度もイッた浩太も、僕の体重を支えられるほど体力が残っていなくて、二人重なるように畳の上に転がった。
浩太の下では、何回もの射精で溜まっていた精液がぐちゅりと音を立てた。
僕は浩太の頭に手をやって、軽くなぜる。
目をつぶってキスをせがむ浩太に、愛情たっぷりのねちっこいベロチューをしながら股の間に脚を潜り込ませると、精液まみれのちんちんが硬くなって僕の腿にぐいぐいと擦り付けられた。
「浩太、また硬くなってる。まだシたいの?」
恥ずかしそうに顔を赤らめてコクリと頷く浩太を見て、僕のちんちんもまた硬さを取り戻しはじめていた。

小さなスポーツマンで明るくクラスの人気者、幼そうな外見からはまだとても性に目覚めてなさそうに見える
それなのに、とってもエッチでそのくせ敏感ですぐにイッちゃう。イッてもイッてもまたすぐ回復して何度でもエッチなことをせがんでくるのがみんなの知らない、僕だけが知っている浩太なんだ。
その姿を見せるのが僕だけと思うと、なんともうれしくなってしまう。
僕はニヤニヤしながら、もう一度浩太のお尻にちんちんをあてがった。
僕が次にイクまでに浩太は何回イッてくれるだろう。
夏休みはまだ半分ある。浩太とヤりたいことはもっといっぱいあるんだ。
そんな事をぼんやりと思いながら、僕はまた浩太の中にゆっくりと侵入していった。

おしまい
0242名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 20:52:20.47ID:mhiJ2Ido
た〜まに投下させてもらってるけど、好きシチュしか書かないのでいつも似たようなのになっちゃうんだ
ごめんね
0245名無しさん@ピンキー2012/07/16(月) 23:21:28.21ID:dbnWg1Qs
何てことをしてくれたんだ!こうやってムラムラは伝染していくのか・・・
0246名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 12:23:19.54ID:M2+5JuE0
>>242
肯定的なレス3つもらって調子乗ってるかも知れないけど、1週間以上スレストするようなネタを投下したって自覚しとけよ、職人気取りの素人www
0247名無しさん@ピンキー2012/07/26(木) 13:54:36.86ID:QkuAxMKT
こんな元々過疎スレで何言ってんの?
ずっと作品投下→保守→作品投下→保守の流れじゃん
0250名無しさん@ピンキー2012/07/27(金) 04:12:25.87ID:Ksyqu0St
ショタ「肯定的なレス3つもらって調子乗ってるかも知れないけど、
1週間以上スレストするようなネタを投下したって自覚しとけよ、職人気取りの素人www」

どんなレスでもショタ「」を付けると可愛くなる
0253名無しさん@ピンキー2012/07/29(日) 21:20:04.79ID:uTfFQacq
これから大体10レスほどの短編を投下します。

>>211の続きです。
・ショタ君が壁穴フェラ後、絞り取ったザーメンでローションオナをします。すると射精したショタ君も一緒に…
・おちんちんの呼称を、前編の”オチンチン”から”おちんちん”に変更してます。
0254壁の穴 その102012/07/29(日) 21:20:39.77ID:uTfFQacq

 クチュクチュックチュ…
 おちんちんをシコシコする。顔も知らない子の出した、まだ温かい精液をローションに、ニュルニュルオナニーをする。
 壁フェラの後は、無言のまま互いに違う廊下へ出て、速やかに顔を合わせず帰ること…暗黙のルールの最後の一項。
 なのに、ルールなんて破ってオナニーしてる。壁の向こうの相手に、僕のミルクオナニーを聞かせてる。

「っ…んっ……」
 精液ってヌルヌルしてるけど、液体よりゼリーみたいな固形物っぽい感じがする。匂いは泡立った精液が嫌な臭いを撒き散らして、ちょっと嫌。
 本当なら、こんなばっちいの触りたくないのに…なのに全然止められない。
 だって、僕がいっぱいおちんちんしゃぶって、搾り出したミルクだって思うと…すごく興奮するんだもん。
「んんっ…っむ、ふぁっ…!」
 剥きたてのくびれをシコシコすると、思いきり声を出したくなるぐらい、体がビクビクするけど我慢。
 小さく控えめに、でも相手の子に聞こえるぐらいの大きさで、喘ぎ声を絞り出す。
 んっんっ…って少し擦れた声で喘ぐと、自分がすごいエッチな子みたく思えて、おちんちんがもっとビキビキになる。
 それに、壁の向こうで僕のオナニーを聞いてる子がいると思うと、シコシコする手が収まらなくなる。

「……っ……」
 壁の向こうから…なんだろ今の?正体を確かめようと、手の動きを緩めて耳を澄ます。
「…ん……っ…」
 吐息に毛が生えたぐらいだけど、ちょっとだけの声。ほんの少しの呻き声。
 シュッ………シュッ………
 何か擦れる音。着替えの音じゃない、もっとしっかりした物同士が擦り合う感じ。
(えっ……)
 唐突に、一つの答えがフッ…って頭に降りてくる。
(でも、まさか…)
 まさかと思う。出したばかりなのに、でも一回ぐらいじゃ収まらないかな、でも…
「ぁ…っ…」
 小さな音量でも間違いようのない、高いトーンの声。ついさっき何度も聞いた、喘ぎ声。
(まさか……!?)
 近すぎて分からなかった。だって、今の自分がしてる事と同じだから。
(オナってるんだ…!)
 この子もオナニーしてる…僕のオナニーで興奮して、またしたくなったんだ…!
0255壁の穴 その112012/07/29(日) 21:21:14.75ID:uTfFQacq
 壁一枚挟んで一緒にオナニー、しかもそうさせたのは僕の一人エッチ。
 そう思ったら、少し収まってた心臓が、胸を突き破りそうなぐらいドクンドクンし始める。
 おちんちんも限界を超えて硬くなって、ビクビク震えて触って欲しいアピールをしてる。
 我慢なんて出来なかったし、する必要もなかった。止めてた右手を動かして、僕のおねだりおちんちんをいぢめまくる。

 チュプッ、ププッ…クプッ、クチュッ…
 普段は弄らない先っぽも、今日はドロドロミルクがあるから大丈夫。
 剥き出しの先っぽを掌で包んで手首をグリグリ回すと、敏感すぎて腰がガクガク暴れ出すくらい辛いけど、それ以上に気持ちいい。
「ぁっ…っ、ひゃっ…」
 あれ、向こうから聞こえる声が、さっきより大きくなった気がする。
 穴の向こうを見ると、横に並んだ二つの小さな盛り上がりが、声に合わせて上下に動くのを見て、ようやく唇だって分かった。
 この子、喘ぎ声を上げて、感じてる時の声を聞かれて、興奮してる…そう直感した。
 だって、喘ぎ声を上げて、感じてる時の声を聞かせて…僕もすごく熱くなってるから。
 
 僕も壁にギリギリまで近づくと、驚きで止めていたシコシコを再開した。
「ん…ぁう…あ、ひぅっ!」
 クチュッ…チュプッ…
 精液を塗り込むみたくカリのくびれだけをシコシコすると、エッチな声が止まらない。けど止められない。
 湿ったシコシコの音を聞かせたい、恥ずかしい声を聞かせたいって、僕の右手が止まらない。
「っ…ぁ、ぁっ…ん」
 僕が声を出すと、それに応えるみたいに唇が震えて、小鳥みたいなか細い喘ぎ声が流れる。
(…可愛い……)
 可愛い…相手は男なのに、自然とそう思った。
 小さな唇が薄く開いて、声が大きくならないよう注意しながら、それでも我慢できずによがってる声を上げるとこが、すごく健気で…
(僕、ホモなんかじゃないのに、違うのに…)
 最初はちょっとした好奇心で、フェラしたかっただけなのに。こんなの変だ、おかしいって分かってるのに。
 なのに、声を聞いてるだけでおちんちんのビクビクが止まらない。
 甲高い声を聞いただけで、おちんちんの奥にギュッって感じがして…ちょっと漏らしそうになる。

 壁一枚を挟んで、二人でおちんちんオナニーをして…でも、それだけじゃ足りない。
 何が足りないのか分からないけど、でも…もっと欲しい、もっとしてあげたい。
 チュクッ…チュプッ…
 おちんちんを濡らしている精液が、金玉まで垂れて床に落ちそうになる。
 左手で精液を掬って拭い、指に絡み付いた白いのをティッシュで拭こうとした時。
(…!)
 僕の中にエッチな考えが閃く。少し前に読んだエロ漫画の1シーン。
 綺麗なお姉さんが小さい男の子相手にしていた、変態チックで、でもすごくドキドキすること。
(けど、嫌がらないかな…)
 自分だけ盛り上がって変なことしたら、引かれるかも。
 もしそれでオナニー止めて、途中で帰っちゃったら?そう思うと、少し不安だけど……でも、止められなかった。
0256壁の穴 その122012/07/29(日) 21:22:46.79ID:uTfFQacq
 
 左手を近づける。白いものが付いたままの人差し指と中指を、近づける…男の子の唇に。
 自分の精液を舐めさせる。自分でも有り得ないって思う、現実では無理だって。
 でも、もしかしたら……一度そう思うと、我慢できなかった。
「んっ…ふぁ、ん……………」
 指先が穴を越えて向こう側に突き出ると、男の子の声がピタッと止む。
 ……………
 耳が痛いぐらいの静かな時間。何も無い間が少し辛くて、でもそれ以上にドキドキする。舐めてくれるかな、ダメかな……
(どうしよ、やっぱりダメなのかな…)
 音が止んでから10秒以上経つ。右手のシコシコも止めて耳を澄ますけど、反応なし。
 相手の事を考えずに変なことしちゃった…そう思い始めてたところに。
 フゥ…ッ……
「!?」
 指先に息が掛かる。温かいけど鼻息にしては湿った空気。多分だけど…口からの吐息。
 まさか…そう思った瞬間。
「ひっ…」
 思わず小さな悲鳴を上げる。だって…僕の人差し指に、温かい何かが触れたから。
 
(今のっ、今のって、舐めたん…だよね…?)
 それが本当に舌かどうかは、指先を一瞬掠めただけで良く分からなかった。
 確かめたい。もう一回して、お願いペロペロして……でもいくら念じても、なかなか次がこない。
 やっぱり不味いから舐めたくないよね…少し待って諦めかけた時、また指先にヌメっとした感触が触れた。
 今度は声を出さずに、でも心臓はバクバクして驚いて…ううん違う、バクバクいって喜んでる。
 最初の突っつくだけの触り方と違って、今度は硬くした舌先で、人差し指の第一関節までをチロッと撫で上げてきた。
「んふ、うぅ……」
 三回目は、まだ舐めてない中指の腹を、舌の大きな面で舐め取ってくる。
 ンチュ…ッ……
 こってり精液が丸ごと残っていたはずの中指を、一回でごっそり舐め取っちゃった。あんなイガイガした嫌な味なのに…
(舐めてる…この子、僕の指についた自分の精液、ペロペロしてるんだ…)
 いけない事…僕のしてることは、とってもやらしくて、そして多分いけない事。
 でも止められない、止めたくない。この子に自分で出したエッチなミルクを、全部舐めさせたい、もっとエッチなことしたい…!
0257壁の穴 その132012/07/29(日) 21:23:17.29ID:uTfFQacq

 チュッ、チュクッ…
 体温より少しだけ熱い、柔らかくてヌメヌメと湿った物が、僕の指を撫で上げる。
 指の腹だけじゃなく、表側や爪先までペロペロと舐め取る動きが、ちょっとくすぐったい。
 プチュッ……
 精液をあらかた舐め終えると、舌が僕の指から離れてく。
(もう終わりなのか…)
 温もりの無くなった指先。ちょっと残念だけど、仕方ないよね。
 パクッ
「えっ」
 つい間抜けな声が出る。だって…だって僕の指が、いきなり温かいものに包まれて…
(…これって)
 数瞬の後、ようやく気づく。僕の指、口の中に飲み込まれてる。

 いきなりだから少しびっくりしたけど、して欲しかった以上の事をしてもらったのが、変に嬉しくて…
 でも混乱してる僕を余所に、男の子の口は止まらない。
「ん…んむぅ…」
 二本の指先が咥えられると、そのまま温かくて湿った口の中に飲み込まれてく。
 小さな見た目からじゃ分からない、ふっくらして柔らかい唇が指の表面を撫でるのが、ちょっとエッチな感触で気持ちいい。
 指の大半が口に収まると、長くて熱い塊が絡み付いてくる。
 唾だらけの舌が指の裏側をねっとり舐め上げると、今度は表側を、舐めるって言うより唾を塗り広げるみたく触ってきた。
 
 一通り舌が動いた後、僕の指先は先っぽから根元まで唾だらけになってた。
 フゥ……フゥッ……
 塞がった口の代わりに息をする鼻からの吐息が、ちょっとこそばゆいけど、何て言うか…妙にドキドキしちゃって変な感じ。
 どっかのサイトじゃ指も性感帯って書いてたけど、ホントかも。
(どうするんだろ…)
 指を咥えたままの時間が過ぎてく。でも僕に出来る事は、心臓をバクバク言わせながら待つだけ。
 でも、それが焦れったい訳じゃないし、苦しくもない。
 だって、これからもっとエッチな事をされるんだって思うと、それだけで身体が熱くなって、もっとおちんちんが硬くなる。
0258壁の穴 その142012/07/29(日) 21:24:46.77ID:uTfFQacq

 ツプッ……プフッ……
 口が動き出した。
 じっとしてたのは実際には数秒ぐらい、けれど僕には30秒ぐらいに感じた時間の後、唇が先っぽから根元へ、ツプツプって進んでく。
 唾で濡れた柔らかいプニプニが、僕の指を這うのがエロ気持ちよくて、おちんちんの根っこに何かキュンキュンって来る感じ。
 根元までもう少しのとこまで口が来ると、そこが精一杯みたいで進みが止まる。
 けれど止まったままなのは少しの間だけ、今度は頭を後ろに引いて、指が口から抜かれてく。
「んっ…」
 やっぱり、指…気持ちいい。おちんちんみたくはっきりした気持ち良さじゃないけど、猫に指をチロチロ舐めさせてるみたい。
 それに、舐める動きがやらしいから余計に…

「ぷはっ……ん…んぅっ…」
 また僕の指が飲み込まれてく。さっきより早く奥まで行くと、今度は休みなく反対側へ抜かれてく。
 最初よりスムーズな唇が、気持ち良さ以上に僕をドキドキさせる。
(これ…指フェラってヤツだよね)
 三回、四回、五回…唇のシコシコが続く。少し慣れたのかな、そんなに早くはないけど、動きにぎこちなさが無くなってきたと思う。
 フッ……フゥ…ッ……
 だんだん強く短くなってきてる鼻息に、心臓がドキリと跳ねる。
 だって、ついさっきまでの僕と、全く同じだから。口や舌が大胆になって、息が荒くなって、それで…
(興奮してるんだよね…?)

 今度は、唇で咥えながら舌を使い始めた。指を飲み込む時、すれ違いざまに先っぽをペロって舐め上げてくる。
 最初は軽く撫でるだけ、でも何度かすると舌先を固くして、おちんちんの穴を穿るみたいに強いタッチになる。
(ホントのフェラみたい…)

 僕も堪んなくなって、休んでた右手を動かし始める。
「ん…あ……くっ、んんっ…!」
 途端にグイグイ来る快感が僕の中に溢れる。声を潜めて、だけど直ぐ近くの相手には聞こえるように、感じてる声を絞り出す。
 するとエッチさを競うみたいに、指フェラがもっと過激になってく。
「ん、んむっ…ふぅ……」
 精一杯伸ばした舌が、蛇みたいに指へ巻きついてくる。
 そんなに長くはないから第二関節の途中までだけど、ヌメヌメしたお肉に包まれて前後にジュポジュポされると、
 触手みたいな軟体生物に触られてる気分になる。
0259壁の穴 その152012/07/29(日) 21:26:18.20ID:uTfFQacq

 一生懸命な指フェラを感じてると、おちんちんを突きつけたくなる。
 多分だけど、してくれると思う。最初は精液の味を我慢しながら、ちょろっと舐めるだけ。
 でも慣れてくるとパクって咥えて、唇でシコシコすると段々興奮してきて…
 けどそれじゃあ、気持ちいいのは僕だけ。されるだけで何も出来ない。
 一人がじゃなくて、二人で一緒に気持ちよくなりたい…今はそういう気分。
(……)
 一つだけ思いあたる。穴を通して二人でできること。
 でもそれは僕にとって、もしかしたら相手の子にとっても、ただのエッチなことじゃ済まない、大変なこと。
 もし、僕1人が勘違いして突っ走ってるだけなら…すごく嫌な想いをさせちゃう。
(…でも……したい)
 自分の頭が暴走気味なのは分かってるけど、それでも……したい。
 
 まずは指を抜かないと。指を引き抜こうとすると、口が食い付いてきて僕を離してくれない。
 吸盤みたくピッチリ吸い付いて、舌がペロペロしてくる。まるで指を抜かないでって言ってるみたい。
 チュポッ…
「あっ…」
 残念そうな声色なのがちょっと嬉しい。穴の向こうを見ると、直ぐ近くに口が見える。
 唾でテカテカの唇が月明かりを照り返して、艶かしいって言うのかな…綺麗なんだけどエロい。エッチじゃなくてエロ。
 そのエロい唇を少しだけ突き出して待ち受けてる様子が、何だか子犬みたい。
 エッチなご褒美をあげると、もっとやらしい芸で応えてくれる、僕だけの可愛い子犬。
(待ってて、今…)
 興奮に茹で上がってポーッとしたままの顔を、壁の穴に近づけてく。
 躊躇いとか不安とかそういうのは、不思議なぐらい感じなくて、僕の中にあるのはしたいってことだけ。ただ、キスしたいって気持ちだけ。

 チュッ…
 するすると穴に近づいた唇が、相手の子の唇と触れ合う。
「っん…」
 少し距離を間違えて前歯同士がぶつかっちゃったけど、指先に触れてた柔らかいプニプニ感が、今は僕の唇に当たってる。
(そういえば、これが初めての…)
 してからやっと思い出す。これが僕のファーストキスだってこと。
「!!」
 けど、僕がキスの実感を感じる前に、男の子の身体がビクっとして飛び退いた。
0260壁の穴 その162012/07/29(日) 21:27:05.76ID:uTfFQacq

 男の子の慌てた様子を見て、ようやく僕の頭にかかってたピンク色の靄が吹き飛ぶ。
(……やっちゃった)
 相手の気持ちも考えないで、僕1人で舞い上がって突っ走って、その結果がこれ。
 どうしてあんな事をって後悔するけど、もう遅い。お腹に苦くて鈍い感じが溢れて、僕のおちんちんもしおしおと萎れてく。
 多分大丈夫と思ってキスしたら、こんなことに…どうしよ、謝った方がいいのかな、それとも…

 ガックリと落ち込む僕の目の前。穴の向こう側、ぼんやりとした白い輪郭が動いて、段々とはっきりとした形になってく。
「……ん……えっ」
 最初はチラッと、次はよりはっきりと、それを見て驚いた。
(えっ…?)
 穴の直ぐ向こう側。ちょっとだけ上向かせた顎に、軽く閉じた口。
(えっ!?)
 それが何か分かった瞬間、心臓が不安じゃなくて、喜びとか興奮のせいでドクドク高まる。
 お腹の嫌な感じが消えて無くなり、おちんちんが充血し始める。
 経験無しの僕にでも、これがキスのおねだりポーズだってのは分かった。
 
 もう、何も考えられなかった。キスを待ってる口に、僕の突き出した唇を合わせる。
「んっ…!」
 一瞬の触れ合いじゃよく分からなかった、柔らかさとか温かさとか、唾で湿った感触とか、今は良く分かる。
 相手が男だって事も、別にどうとも思わない。
 だって、チュってする度に興奮っていうか、おちんちんの奥にクンって込み上げるような感じがして、その感覚が好き。
 この感覚をもっと感じたいから、柔らかい唇の触れ合いが楽しいから、もっとキスしたい。

 顔を傾けて唇を擦り合わせる。押し付けあうプニプニお肉が、ニュルニュル滑って捏ね回される感触が好き。
 ハァー…フゥッフゥー…
 口の隙間から漏れる息が混ざり合って、鼻先や顎に湿った空気が掛かるこそばゆさも、ちょっとくすぐったいけど良い感じ。
(この子も、男相手なのに興奮してる…!)
 交じり合った鼻息の熱さで、僕たちの興奮が伝わってきた。
0261壁の穴 その172012/07/29(日) 21:27:54.02ID:uTfFQacq

「んっ…!」
 チュッチュッてしながら右手を動かし始める。
 おちんちんの快感とキスの気持ちよさが合わさって、キスにもシコシコにもどんどん熱が入る。
 男の子相手に、おちんちんシコシコしながらのファーストキスなんて、こんな変態チックな初体験、異常過ぎで、アブノーマルで…
 頭の芯まで焼けておかしくなりそう。
(っ!や、やばっ!)
 けどキスとシコシコ同時攻撃のせいで、あっという間にイキそうな感じが込み上げてくる。
 10回もシコシコしてないのに、おちんちん出そうにっ…
「や…っくぅっ……ぅんん…!」
 慌てて手を離したけど、握ってもないのにおちんちんビクビク感が止まらない。
 後1,2回シコシコしただけで、確実にイキそう。

(先に出ちゃいそう、一緒にイキたいのに…!)
 でも、ヤバいのは僕だけじゃないみたい。
「んぁ、っう…!」
 口を通して伝わってくる振動が、早くて小刻みになってきてる。それに口の間から漏れる、今までよりエッチで切羽詰った声。
 さっきのフェラで、発射前におちんちんを激しくジュポジュポした時のと同じだ。
(もう、この子もイキそうなんだ……んっ!)
 もうすぐドロドロのミルクを、ドピュウって出しちゃうんだ…そう思ったら。
(やばっ…!)
 おちんちんのビクビクが激しくなって、根っこに精液がどんどん集まってくる。
 相手の子に釣られて、僕のおちんちんまでイキたいって言い始めた。
(やっ、本当に…ぃ!)
 シコシコしてないのに精液噴き出しちゃう…
 とにかくお尻の穴とおちんちんにギュウッ…って力を入れて、根っこに溜まった精液が昇ってこないよう塞き止める。
 
(もうちょっと、二人でシコシコしたい、もっとキスしたい…!)
 必死になって精液を押し返してると、おちんちんに気がいって動きの鈍った僕の口に、激しいキス攻撃が来た。
 尖らせた唇で、チュッチュッて軽いキスの連射を浴びせてきたと思うと、下唇を唇だけで咥えて、強くグイグイ引いたり揉んだりしてくる。
(ダメッ、イキそうなのにそんなにしたら…!)
 ビクビクゥッ…!
「んふぁっ、んんっ…!」
 来ちゃったっ…柔らかい唇の感触で、一生懸命なキスが嬉しくて、触っても無いのに身体の底からグンッって…! 
 もう耐えられない…慌てておちんちんに右手を伸ばしてシコシコすると、
 金玉の奥で何かが膨らむ感じがして、おちんちんの根元から精液が昇ってくる。
(ダメッ、来る、ぅ…っ!)
 唇をフニフニ揉まれながら、イキかけで硬くなったおちんちんを、痛いぐらい強くゴシゴシすると、中をドクンって昇って…!
「くっ、い…っ!んっ、んんーっ!!」
 もう出る、イクっ、ミルクっ出る…ぅっ…!!


 ドリュッ、ドリュリュウッ!!
 出てるっ、精液でグチョグチョのおちんちんから、熱いミルクがビュルビュル出てるっ!
 中を濃ゆい精液が通り抜けると、頭の中が真っ白になって、おしっこより何倍も強い気持ちよさが腰を抜けて…
「んっ!……っ!」
 バタッ、バタタッ…パタッ……
 おちんちんが爆発する度に、勝手に声が漏れ出て、目の前の壁が白く染まってく…んっ…

 チュッ、チュプッ…
 僕の口に、ヌルヌルの唇が狂ったみたく吸い付いてくる。
「はぁっ、んむ、っ…ふぁ…んくっ…!」
 けど、激しい愛撫の動きが急に止まって、相手の身体がブルっと震え出したと思うと…
「はっはぁ…はっ、っうっ!!」
 パタッ、パタッ……パタッ…パタ……
 僕の放出とは違うリズムで、壁が音を立てる。
(イったんだ…)
 僕の鼻に当たる、イキ声代わりの荒い鼻息。二度目の射精は、静かな絶頂だった。
0262壁の穴 その182012/07/29(日) 21:28:36.45ID:uTfFQacq

 二人とも鼻息が穏やかになって、壁からも音がしなくなった。
(ファーストキス…しちゃった)
 射精の後、最初に思いついたのは、そんな今さらなこと。
 相手は顔も知らない男だなんて…って思わないでもないけど、
 射精の時はすごく興奮して気持ちよかったし、もともとフェラする為にここに来たんだから、それぐらい……
(でも、何だかすごい体験しちゃった)
 フェラして一緒にオナニーしてファーストキスして、間を三段ぐらい一気に飛び越しちゃった感じだ。
 でも、後悔とかそういうのは無くって、むしろ……

 フゥ……フゥ……ハァ……
 間近からの鼻息で、まだ口が繋がったままなのをやっと思い出す。
 オナニーの後の疲れで、頭も身体もグッタリだけど、なんだかこのまま離すのが勿体無いな。
「んっ…」
 愛撫するみたく、優しく唇同士で撫で回してみる。恋人同士のラブラブキスってこんな感じかな…ってのを僕なりに。
「んっ…ん……」
 すると向こうも応えてくれて、二人して相手の唇を咥えたり啄ばんだりを繰り返す。
 チュッ…プッ、プフッ……
 なんか恥ずかしいけど…でも楽しいな。恋人同士のエッチの後って、こんな感じなのかな。
 オナニーした後は、頭が冷静になって”そういう”気持ちにはならないけど、今は違う。こういうのも……うん、悪くない。
 
 でも、いつまでもまったりしてられない。漂ってくる臭いで精液掃除のことを思い出す。
(こっちもやらないといけないし……仕方ない、か)
 もっとしていたいけど、こればっかはどうしようもない。そっと、嫌な感じにならないようゆっくりと口を引き剥がす。
「んぁっ…」
 ちょっと名残惜しそうな声に聞こえるのは、僕の気のせいじゃないよね…?

(うわっ…これは酷い)
 おちんちんは一番大きい状態の半分ぐらいにまで萎んで、二人のミックスミルクでグチャグチャになってる。
 そのグチャグチャおちんちんの先っぽ、おしっこの穴の真下から壁まで、精液の白線が引かれてる。
 特に壁穴の下辺りは、勢い良く出た一発目が直撃してるから、濃ゆいドロドロが滴ってて、拭くのはちょっと大変そう。
 ティッシュ足りるかな?ポケットティッシュは多めに持ってきてるから、多分大丈夫とは思うけど…まぁやってみれば分かるか。
(さっ、始めるか)
 まずは精液でコーティングされた右手を綺麗にしようと、最初のティッシュを抜き出した。
0263壁の穴 その192012/07/29(日) 21:29:56.20ID:uTfFQacq

 ようやく掃除が終わったころには、ティッシュの小山が出来上がってた。
 床も壁も手も、そしておちんちんも多分大丈夫。でも壁に掛かった所は、もしかしたら染みになってるかも。
 荷物で隠してるから、多分バレないとは思うけど…一応明日にでも雑巾で綺麗にしとこう。
 と、ここでふと気が付く。
(……これからどうしよう)
 だって、もう壁穴フェラの掟なんてとっくに破ってる。フェラ以外の行為禁止、一人がイったらそこで終わり…全然、一個も守れてない。
 今さら、ルール通りのお別れなんて…でも、何て言えば良いんだろ。黙って出てくのも嫌だし、でも他に何か…

「ぁ、あの……」
 心臓がドキって跳ね上がる。
(えっ!?)
 向こうの子が話しかけてきたっ…
「ちょっと待っててください」
 いきなりのことでドキマギしてる間に、軽い足音が遠のいてく。
(なんだろ、待っててって言ってたけど…)
 まだ混乱したままの頭で、色々考えるけど全然ダメ。やっと立ち直ったのは…
 コン、コン……
 出口の扉が乾いた音を立てた後。
 
 さっきの驚きが何倍にもなって、僕の心臓を飛び上がらせる。
(どどっ、どういうんだろ、これ!?)
 まさか、帰る前に挨拶だけってことは無いよね?メアド交換、いやそれ以上かも…
 ムクッ…
 そんなこと考えたら、おちんちんが…また大きくなってきた。
(とにかく、出ないと…)
 立ち上がって扉に向かう間も、おちんちんはどんどん硬く大きくなってく。
 歩く時に、下着の裏におちんちんがグリグリされるのが、ちょっとだけ気持ちよくて…
 ムクッ
(もしかしたら、このまま三回目…)
 二人で触りっこしたり、舐めあったり…エッチな妄想してたら。
 ムクゥ…
 扉の前に来た頃には、もう完全にやる気満々の勃起に変身してた。
 
 何かを思ったり考える前に、手が自然と扉の鍵に伸びてく。
(でも、本当に良いのかな。開けたら…)
 どう考えても、男とエッチしたいって言ってるのと同じだよね。もう戻れない…よね。
 カチャ……カチャ……
 右手が鍵を操作する。まるで自分の手が勝手に動いてるみたいで、現実感が感じられない。
 ガ…チャ……
 小さな金属音、だけど深夜の静かな時間帯じゃ、とてつもなく大きな音に聞こえる。
 
(こ、これってもう完璧OKサイン出しちゃってるよね)
 頭は焦りまくってるけど、一人だけ冷静な右手は黙々と動いて、扉の持ち手を掴む。
 後は、扉を横にスライドさせれば…
(開けたらホモ確定…だよね)
 けど、頭はありのままを受け入れるだけ。右手の邪魔なんてする気配も無い。

 カラカラッ…
 ゆっくりと扉が横に動いて、廊下との間の隙間が広がってく。
 その先、開いた扉のすぐ目の前には………


 終幕
0268名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 03:15:20.09ID:vYCiPjIm
続編キタコレ!!(*゚∀゚*)
エロいし可愛かった!!男の子の部位描写萌えたわ…
0270名無しさん@ピンキー2012/07/30(月) 12:23:18.05ID:V6uJNFbO
昨日、PCが爆発して書きかけのネタがぶっ飛んでったぜ
02722542012/08/01(水) 20:00:49.66ID:vXm74ait
>>265-269,271
読んでもらって、ありがとうです!
明記していませんでしたが、これが一応完結編になります。
0273名無しさん@ピンキー2012/08/02(木) 03:22:30.89ID:7gFgaVzl
これで完結とか…もったいねえ
もうえっちなことやりたい放題だよな
0274名無しさん@ピンキー2012/08/03(金) 22:38:55.34ID:ym7vwv0L
遅ればせながら乙です!!
ああ・・・俺もこんな経験してみたかった・・・orz
0275名無しさん@ピンキー2012/08/04(土) 16:42:46.78ID:SPtpAQW3
少年かわいいよハアハア
男の子同士カップルになると想像するとふぅ…
0277名無しさん@ピンキー2012/08/04(土) 23:03:16.26ID:E6Nf1AZN
素晴らしかった!
これで完結とはちょっと残念だな…続き見たかった
0278名無しさん@ピンキー2012/08/05(日) 09:26:13.85ID:xDj0kYT7
続きを書くと他の直接ショタとやってる系SSと同じになるから
これはその直前までで完結したほうがいいように思う
0279名無しさん@ピンキー2012/08/05(日) 20:21:32.46ID:mtIY9UXL
ショタっ子の容姿やイチャイチャも見たかった…
けど全部描かないで余韻がある方が作品としてはいいのかもね
0280名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 19:41:28.64ID:g3Ff7lrE
やっぱり良作が投下されると違うね
過疎スレとか言ってる割りに、1週間スレストもしないでスレが賑わってる
この前のスレスト職人気取り君もこういうの投下しろよ
0282名無しさん@ピンキー2012/08/13(月) 18:20:08.24ID:w7OZ13Zy
自分も一週間スレストさせてたなんて可愛げがあるよなw
0285名無しさん@ピンキー2012/08/27(月) 22:24:50.11ID:yfk6ueEW
>>283
こいつ、なんのアピールだよ
キモチワルイ
書きあがっても投下しないでいいからね
0288名無しさん@ピンキー2012/08/28(火) 12:42:28.39ID:8WqMyLwn
たしかに>>283みたいなのは要らないな
思っても、それを書き込む意図がわからん
書いてるんですか!?投下待ってます!とでも言って欲しいのだとしたらあざとい
0290名無しさん@ピンキー2012/08/29(水) 03:44:35.31ID:sZ7xWhGs
誘い受けショタが構って欲しくてあざとくアピール(意味深)してるだって?
0291名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 12:30:36.42ID:VHqKep98
あ、あの……
ほしゅしたらシてもらえるんですよね?
ぼくもう……
0292名無しさん@ピンキー2012/09/07(金) 23:20:12.69ID:29qSdWyC
はい、お好きなシチュエーションでやってあげますよ、あなたのご希望は?
0296 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:02:04.74ID:7qY6Mu13
今から30分後ぐらいに、『アヤカの夢』を投下します。
もしかしたら、腐臭いかも知れないので、苦手な方はNGにしてくださいm(__)m

それと、最初は長めになると思いますので、もし気付いた方が居ましたら支援お願いしますm(__)m
0298『アヤカの夢』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:30:45.93ID:oV3CVmDO
1

 太陽光線がアスファルトを唐揚げる真夏日。
 私立充冠小学校の校庭で行われているのは、地区を代表する小学生サッカーチームの決勝戦。
 三百を越えるギャラリーに囲まれ、二十二の子供達が緑のフィールドを駆け回る。
 チーム『K’』(けーだっしゅ)と、チーム『ヤマタノオロチ』。点数は1対1で、時間は後半ロスタイム。

「チームK’、ミッドフィールダー霧野君に代わりまして彩風君!!」

 ここまで来て、チームK’の最終兵器が投入された。
 羽毛の様に柔らかな身体に、鞭の様にしなやかな脚力を持つ。小学四年生、9歳、彩風 憂朱(あやかぜ あやか)。
 あまりにも圧倒的なサッカーセンスで、小学生が相手だと後半ロスタイムからしか出場を認められていない例外。

「いくよみんな、ラ・オル・ケスタだっ!!」

 憂朱の掛け声でK’のチームメイトは息を吹き返す。疲労の色は消え、溢れるテンションモアベター。
 拮抗していた戦力は覆り、K’のパスが面白いように繋がり始める。
 キーパーからディフェンダーへ、ミッドフィールダーへ、フォアードへ、勿論最後は……

「こいつで決めてやるっ!!」

 受けたアンダーパスを振り向き様の右足で、ダイレクトで、一直線に打ち抜き、

「チェーンドライブゥゥゥシュゥゥゥゥゥゥトッッ!!!」

 ゴールネットに突き刺した。
 その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、チームメイトは喜び、相手チームは泣き、観客は大声で沸く。
0299『アヤカの夢』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:32:29.16ID:CzYJsT4S




「ううん、祝勝会は出ないよ。もっとサッカーの練習をしたいんだ」

 表彰式の後、祝勝会の誘いを断り、誰も居なくなった校庭で黙々とボールを蹴り続ける。それが彩風憂朱。
 生れ付きメラニン色素が足らずに髪の色はシルバーで、彩風家代々の切れ長な瞳。本人の性格もクールな一匹狼で、サッカーの試合以外は大声を上げる事が無い程。
 みんなと遊ばず、ボールを友達にして、3歳の頃からサッカーボールを蹴って来た。故に人付き合いは苦手で、外見的な特徴が更に拍車を掛ける。
 そんな憂朱にも夢が有った。普段の行動が示す通り、夢はデッカク世界No.1のサッカー選手。



 夢が、『あった』。しかしその夢は、今日をもって暗礁に乗り上げてしまう……






    『アヤカの夢』

0300名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 19:34:42.07ID:CzYJsT4S
2

 奏でる蝉(せみ)は蜩(ひぐらし)へ。太陽は夕日と名を変えて、辺り一面を真紅に染める。
 学校からの帰路。ゆっくりとドリブルをしながら、人気(ひとけ)の無い道を家に向けて歩く。

 歩くのは身長が130センチにも満たない子供。顔だけを見れば少女にも映る中性的な少年。
 上は裸で、脱いだユニフォームを肩に掛け、下は黒いスパッツ。肌は小麦色に焼け、ユニフォームを着ていた部分だけが白く浮いていた。

「あーあ、遅くなったなー。怒られるかなー?」

 公園の前。蜩の声を除けば、聞こえるのはボールが転がる音だけ。それは公園の中も無人で在る事を示す。憂朱の蹴るボールしか音を立ててない。
 昼間には沢山の子供が遊び、公園中央の噴水も水しぶきを上げて歓迎しているのに、夕刻を迎えた途端、この公園は虫達だけの無人になる。

「晩ゴハン抜きとかだったらヤダなー」

 憂朱は試合後のサッカー練習に集中し過ぎた為、門限の五時を破ってしまった。
 そしてその事で怒られるかも知れないと、地面に視線を向けて溜め息を吐き、トボトボと歩きボールを蹴っている。
0301 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:36:14.83ID:ZFM9y3nB
 だから気付かない。背後から近付く、息を殺した足音に。



「ふぅっ、ふぅっ……」

 ソレは静かに呼吸を繰り返し、
 静かに、静かに、背後から忍び寄る。
 ピタリ。一歩。
 ピタリ。一歩。
 ピタリ。一歩。忍び寄る。



 手を伸ばせば触れる距離まで接近され、憂朱は自分を覆う影でやっとソレに気付く。

「ふぇっ? んむぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」

 しかしもう遅い。振り向く前にニット帽を鼻上の位置まで深々と被らせられ、左手で口を塞がれ、胸部に右腕を回されて抱き上げられる。

「んんっ!! んんっ!!!」 

 本当に一瞬の隙。どんなにサッカーセンスがズバ抜けていようが、所詮は年齢一桁の小学生。
 訳も解らずにパニックを起こし、足をジタバタするだけの僅かな抵抗で、簡単に無人の公園へと引きずられて行った。



 後に残ったのは、主を失って寂しそうに転がるサッカーボールと、一向にやまない蜩の鳴き声。
0302『アヤカの夢』2012/09/10(月) 19:37:56.98ID:pApodfPt
3

 憂朱は公園の隅……更に人目の付かない草むらに連れ込まれ、口をガムテープで閉ざされて仰向けに倒された。
 手首には手錠を掛けられ、巨木の幹を迂回してもう片方の手首に掛けられている。


「んぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!」


 泣き叫んだって誰も来やしない。足首を持たれて左右に広げられ、その間に体をねじ込まれ、身動きを完璧に殺された。

 耳に届くのは……


「ふぅっ、ふぅっ! ふぅぅっ!!」


 先程とは打って変わる、荒く凶暴な息使い。
 ソレは憂朱の穿いているスパッツに爪を掛けると、真上へとに引っ張り伸ばす。
 そのまま両手を使い、まるでポテトチップスの袋を開けるかのようにビリビリとスパッツを引き裂いた。
 その下に在るパンツも同様で左右に裂き広げられ、幼い性器だけが恐怖でピコピコと縮まって震えている。

「ふぅっ、ふぅぅっ!! 俺は悪くない、おれはわるくない、おれはわるくない……」

 しかし、ソレの心情は憂朱と真逆。大量のアドレナリンが脳内を巡り、自己弁護を執拗に繰り返す。
0303『アヤカの夢』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:40:07.07ID:CzYJsT4S

 ソレは裏切り。今年16を迎える憂朱の実兄、彩風 政宗(あやかぜ まさむね)。
 淡いブルーブラックに艶めく長髪と、天然ルビーも道を譲る切れ長のレッドアイズ。
 見るもの全てに自分を意識付ける抜群のルックスと体型を、黒一色のライダースーツで覆っている。
 子供の頃の事故で左目にケガを負い、眼帯で隠してはいるが、そんな傷も美を引き立たせるアクセントにしか感じさせない。

 完璧だったのだ……何もかもが。神に愛され、贔屓され、産まれながらにして与えられた数え切れない才能(ギフト)。
 そしてその才能を妬まれない、誰にでも平等に分け隔て無く接する性格。誰よりも気が利いて、誰よりも優しく、誰よりも才能に溢れている。
 されどたった一つ欠点を上げるなら、彼は末期のブラザーコンプレックス。ついでに加えるなら、極度のショタコンでサディストでも有る。弟をイジメる事に性的快感を得る人物……

 弟の泣き顔が好きだった。
 弟の泣き声が好きだった。
 お兄ちゃんごめんなさいと言われるだけで興奮した。
 だからもっと困らせたくて、レイプする事に決めた。
0304名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 19:41:58.25ID:7eIjfcUU
4

 高まり過ぎたテンションは、唾液となって口内に溜まり続ける。
 髪を掻き上げながら身体を前傾させて顔を下げ、畏縮する憂朱のペニスを指先でピンとつまはじく。

「アヤカがイケないんだぞ? そんなにイヤらしい日焼けの後なんか見せるからっ!! 我慢してたのに、この一線は越えないようにしてたのに。
 お風呂上がりに裸で走り回るから悪いんだ……そんなに俺を挑発してどうしたいんだアヤカ? もしかして、んはぁっ……本当に誘惑してるのか? んっ? そうなんだなアヤカっ!?
 年齢一桁の小学生男子児童のクセに、ふぅぅっ、ふひゅぅっ……イケない、エロガキだなぁ……はぁっ、そんな精通前の子供は、お兄ちゃんにレイプされてもっ、仕方が無い事なんだよ?」

 政宗は瞳を細めて一笑すると、胸ポケットから小瓶を取り出して蓋を開け、中の液体を、粘度の有るドロドロのハードローションを、憂朱の下半身に全てブチ撒けた。
 そしてそれを指にまとわせながら、中心へと這わせながら、シワの一本一本を伸ばすように、ゆっくりとお尻を揉みほぐして行く。
0305『アヤカの夢』2012/09/10(月) 19:43:57.25ID:pApodfPt
 抵抗が弱まって来たのがわかれば、入り口のコリコリとした部分を爪先で甘く引っ掻き『挿れるぞ』と合図し、少しずつ、少しずつ、薬指をグネらせてお尻の中へと飲み込ませる。

「んふぅぅぅぅぅぅっ!!? んっんんっ!!!」

 ぢゅぷ、ヌヂュヂュッ……
 憂朱は異物の侵入を拒むように力を込めていたが、激しい運動後で熱く火照り、ローションでヌルヌルにされたアナルは、易々と強姦魔の指を受け入れてしまう。
 まだ性も知らない未熟な肉壁を勝手に擦られても、幼い子供にはどうする事もできない。

「んむあぁぁああぁぁぁぁぁうぅぅぅぅぅっ!!?」

 初めて味わう感覚に身体をピンと張り、首を左右に振って伝わらない悲鳴を上げるしかないのだ。

 ぬちゅ、ぬちゅ、ぬぢゅ、ぬちゅっ!!
 いくら暴れても指の出し入れは止まず……
 やがて縮こまっていたペ○スは首を起こし、棒状に姿を変え始める。

「小学生のクセに、感じてんのかアヤカ?」

 それを見ると政宗は楽しそうに笑い、肩で息をする憂朱のニット帽を外して脇に投げ捨て、口からペリペリとガムテープを剥がした。

「ううっ……ひくっ、なん、で……こんなこと、するのお兄ちゃ……ボクをっ、嫌いになったのぉっ?」

 被害者は涙を浮かべて泣き、加害者を、兄の名前を読んで問い掛ける。
 多少のイジメは有っても、それ以上に溺愛してくれた兄。その兄に裏切られたと感じた心が、余計に涙腺を刺激して悲しませた。
 だがそんな表情を見ても、政宗は頬を染めてセツな気な溜め息を吐き、憂朱の頬を撫でるだけ。

「ゴメンな憂朱……でもな? 辛抱堪らないんだ……もっともっと、泣かせたいんだ」
0307名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 19:46:11.10ID:ZFM9y3nB
 撫でていた手を自らの腰に移すと、鈍い金属音を鳴らし、股間のジッパーをゆっくりと下ろして行く。

 ジジッ、ジッ……
 すると中から飛び出して来たのは、太く硬く反り返り、はち切れんばかりに勃起して熱を持った凶悪品。
 実の弟をレイプすると言う倒錯めいた精神的快楽で、既に血管が浮き出る程に膨れ上がり、先端からはカウパーを滲ませて限界が近い事を訴えている。

「ひっ!? やっ、ぃやぁっ……」

「わかるよなアヤカ? 拾って来たエッチな本を、隠れて読んでるアヤカならわかるよな?」

 政宗はこれから起こり得る出来事にうっとりと瞳を綻ばせると、腸内をほぐしていた指をこれもゆっくりと引き抜く。
 だが、そんな兄を見上げるアヤカはたまったものでは無い。

「なっ、なに考えてんだよバカにぃ!! ボクは子供だよ!? 小学生だよ!? 小学生にチンコなんか挿れていいと思ってんの!!?」

 ガチガチと歯を震わせながらも兄を睨み、罵倒し、逃げ出そうと必死で手足をバタ付かせる。
 自分の細い身体に、肉の杭のような太いペニスを挿入されてしまうなど、死んでも想像したく無かった。
 しかし、暴れれば暴れるほど、抵抗すれば抵抗するほど、政宗の心は燃え上がる。

「なんだアヤカ? まさか……小学生だから見逃して貰えるとか思ってるのか?」

 初めて聞く弟からの暴言にも眉一つ動かさず、むしろ微笑みながら、すっかりふやけて柔らかくなったお尻の穴へとペニスを押し当てた。
0308『アヤカの夢』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 19:48:42.37ID:vd6SPDDo

 ヌチュリ……
 そのまま体重を掛けると入り口は抵抗無く拡がり、エラばった部分までをすんなりと飲み込んでしまう。
 アヤカは先ほど以上に力を込めて侵入を拒んでいたが、兄の前戯ですっかり弛緩してローションまみれにされた体では、相手のペニスを余計に気持ちよくしてしまうだけだった。

「ふあ゙ぁぁっ!? ヤメ、てぇ……ボク、男の子なのに、うぅ……ひっく、チンチン、挿れられたくないょぉ」

 敏感な粘膜で覆われた体内へ異物が入り込んで来る感覚に、アヤカはついに泣き出して許しを請う。
 幾ら自分の幼い生殖器が可愛らしく勃起していようと、これからされる事への期待でピクピクと痙攣していようと、心と体は別物。
 頬を真っ赤に染めながらも、本気で涙を流して助けを求めた。

 ただしそれは、


「好きだよ、アヤカ……」

 この強姦魔に取って全くの逆効果。

 ぢゅぱぁんっ!!!
 政宗は力強く腰を突き出すと、細い腸壁を掻き分けて、一気に最奥へとペニスを叩き付ける。

「あ゙っ、ぁっ、あっ……嫌いだ、おにぃちゃんなんか……だいっキライぃぃっ!! うわあぁぁぁぁぁん!!!」

 アヤカに残されたのは、初めての圧迫感に目を見開き、背中を弓なりに反らせて泣き叫ぶ事だけだった。
0309名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 19:50:12.11ID:VxK3fzET
 その姿を見て、更に政宗の身体はゾクゾクと震える。
 家族で、兄弟で、同性で。近親相姦で、禁忌で、犯罪。

 憂朱をレイプしようと行動を起こした時点で、そんな『一般常識(くだらない事)』は切り捨てて来た。
 だからこの強姦魔は、例え心から嫌いだと言われても、

「はっ、好きになるさ……体から落とさせて貰うよアヤカ?」

 余計に微笑んで腰を前後させ始めるだけ。
 弟だろうと容赦無く、ズン!!ズン!!とお尻の奥……唇の形に似たまだ幼い結腸をこれでもかと突き上げる。

「ひんっ!? あっ、ぃやぁっ……ひくっ、バカあにぃなんて!! 絶対に好きにならないもんっ!!」

 憂朱も顔を真っ赤にし、目を強くつむって否定しているのだが、一突きされる度に性器からピュッピュと先走りを溢れさせ、兄から与えられる快楽に屈伏する寸前である事を知らせていた。
 その変化を政宗が見逃す筈は無い。

「すぐに言うさ……」

 びちょ濡れになっている憂朱のペニスに左手を伸ばすと、人差し指の指先でクチュクチュと先端を押し弄る。

 にちゃっ、にちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅり……
 ペニスを覆っている皮との間に指を差し込みながら、糸を引かせ、イヤらしい水音を響かせて、もう片方の手でゆっくりと上下に扱いてゆく。
0310『アヤカの夢』2012/09/10(月) 19:51:56.49ID:20S/rcCw


「きらい、きらい、キライ、嫌いっ……」


 文字通り兄の手により、憂朱は精通を迎えようとしていた。
 後ろも、前も、未経験の刺激を一度に与えられては、まだ年齢一桁の、小学生男子児童の身体でそれを堪えきる事は不可能。

「じゃあ、今すぐに好きだって言わせてやるよ……アヤカも本を読んでるから知ってるか? お兄ちゃんそろそろ精液が出ちゃうんだけど、このままお尻の中に出しちゃって良いよな?」

 政宗は憂朱が限界だと気付くとペニスから指を放してペロリと舐め、太ももを抱えるとラストスパートに入る。

 ギリギリまでペニスを引き抜き、
 ずりゅぅっ……
 
 腰が密着するまで深く突き挿れ、
 ぱぁんっ!!

 ロングストロークで行われる超絶ピストン。
 子供の弟を相手に容赦無く腰を振り立て、まだあどけない前立腺をゴリゴリとえぐる。

 パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!!

「ひっ、い゙っ、ヤダあぁぁぁぁっ!! ナカに出すなぁぁぁぁぁああ!!!」

 もはや身体も、心も、ペニスの自由も奪われて、全ては政宗の思うがまま。憂朱は残された声だけを懸命に張り上げる。
 少しでも気を抜いたら、少しでも声を出すのをヤメたら、気持ちいいと感じたポイントを的確に攻める兄の巧みな腰使いに、一瞬で陥落してしまいそうなのだ。

「それじゃあ外に出すか? アヤカの身体に掛けて良いんだな? 男の子なのにちんちん挿れられてエッチしたってバレちゃうけど良いんだなっ!?」
0311『アヤカの夢』2012/09/10(月) 19:53:25.29ID:20S/rcCw
 もはや考える事さえままならない。

「かけ、ちゃ、ヤダぁっ……ナカにっ、出してぇ……お兄ちゃん中出ししてぇっ!!」

 腸内射精したがる兄の簡単な誘導尋問にも素直に引っ掛かり、ペニスをきゅうきゅうと締め付けて絶頂を促す。
 娼婦のように甲高い裏声で喘ぎ、自分の体内へ出入りする野太い兄のペニスを眺めながら、ゾクゾクと昇り詰める快楽に背中を反らせた。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ!! じゃあ出すぞアヤカ!? アヤカっ……アヤカぁぁぁぁぁああ!!!」

 びゅるるっ!! ビュクビュクビュク、ドクンドクンドクン……
 政宗は限界を迎えると、弟の名前を連呼して叫び、ばちゃばちゃと泡立った熱い精液を、これでもかと憂朱の最奥に叩き付けてゆく。
 背中に腕を回して強く抱き締め、最後の一滴まで残らず幼い弟の体内へと吐き出し続ける。

「ぁ、あっ、おにぃ、おにぃちゃ……おにぃちゃん」

 憂朱はただ、蕾の中を真っ白に染められ、透明な精液を断続的にテロテロと漏らしながら、虚ろな瞳で釣り上げられた魚のようにパクパクと口を動かすだけだった。
0312名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 19:58:55.97ID:7qY6Mu13
このまま二話目の『憂朱の復讐』を投下しますm(__)m
二話目を投下したら、今回の投下終わります。
ここから、腐臭は無くなると思います
0313『憂朱の復讐』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:01:12.54ID:oV3CVmDO
1

 憂朱は考えていた。復讐を。
 そして閃いた。最も絶大な復讐。


「寝てる……よね?」


 早朝、まだ薄暗く、外からは犬の鳴き声しか聞こえない午前五時。
 キィ……っと小さく音を立ててドアを開け、その室内へと進入する。静かに、静かに、息を潜め、ヒタリ、ヒタリ、足音を殺す。

 部屋に入ると後ろ手でドアを閉めて鍵を掛け、そことは反対側……窓側に配置されたベッドへと近付いてゆく。
 正確にはベッドの上で眠っている人物の元へ、タオルケットを被って横になっている彩風政宗の元へ。

「んしょ……バカ兄貴、ぜったいに許さないんだから」

 そしてその姿を見下しながら、自らのパジャマのボタンを外してスルスルと脱ぎ始める。
 たかが小学生の男子児童なのに、年齢一桁の子供なのに、どことなく妖艶な、男の下半身を刺激して誘う脱ぎ方。
 それを無意識に行い、ついに一糸纏わぬ格好になる。Tシャツと半ズボンを着ていた部分は白く、露出部分は小麦色に焼けたコントラストの肌。小麦色の手足と、雪のように白い生殖器。
 憂朱は全てを晒け出し、恥ずかしそうに、けれども何かを決意した表情でゴクリとノドを鳴らすと、タオルケットを捲り上げ、足の方から入り込んで行くのだった。
0314『憂朱の復讐』2012/09/10(月) 20:02:56.51ID:oV3CVmDO
2

 ──ぴちゃっ、チュプチュプ。

「ふっ、ん……まだおっきくならないの? アゴが疲れてきちゃったよ〜ぅ」


 ゆるさないよお兄ちゃん!! ぜったいにゆるさない!!


 と息巻いて居たのは20分前。今はハァと溜め息が零れる。さっきから20分ほど格闘しているのだが、中々成果が現れずに早くも心が折れ掛かっていた。
 憂朱がしてるのは『目覚ましフェラ』。寝ている男性のペニスを口に咥えて刺激し、射精する時の快楽で起こすと言う奉仕行為。

 なのだが、憂朱は目的が違う。射精させる気は無いのだ。ただ勃起するまで、そこまでで目的が達成される。
 目的は『噛み付く』事。それも一番ダメージを与えられるだろう勃起した状態の時に。

 服を脱いだのは失敗の保険。フェラの知識は有っても経験は無いのだから下手なのは当然。そうしたら今のようにペニスが勃たない事も有り得る。
 下半身に興奮して貰う前に目を覚まされて気付かれる最悪の想定。その言い訳。「お兄ちゃんとエッチしたくなっちゃったの」。昨晩、何度も練習した言葉。
 こんなセリフ、嫌いな兄に対して言いたくない、言いたくないが……これ以外にこの状況を説明できるセリフが思い付かなかったのだ。兄の性器を唾液でベトベトになるまでしゃぶる状況なんて。
0315名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:04:34.47ID:oV3CVmDO
 裸になって、布団に入り込んで、寝込みを襲って、更には下着をズリ降ろして、足の間で股ぐらに顔を埋めて、フェラチオまでして。
 丹念に丹念に、早く興奮して貰う為に本意で無い愛情を込めて丁寧に、舌を這わせて舐め上げる。
 強く吸い付いてみたり、口の中で飴玉を転がすようにしてみたり、顔を前後に動かしてみたり、成人雑誌で知ったテクニックを次々と試す。
 そして、徐々に、徐々にでは有るが、身体に異変が起きた。


「ちゅむ、ちゅむ、ふぁっ、んっ、ぢゅっ」


 異変が起きたのは憂朱の身体。
 目を細めて潤ませ、ペニスを可愛らしく勃起させて、先端から透明な液体を滲ませている。

 フェラをしている自分に倒錯……簡単に言えば『エッチな気分』になったのだ。
 自然と右手はソコを掴み、先走りで濡れた性器をちゅくちゅくと水音を立てながら扱き始める。

「ふぅっ、んぁ、あっ、おち、んちん……なんか、変だよぉ」

 スイッチが入ったら止まらなかった。もはや兄をオカズにしてオナニーしていると言って良い。
 バレる。ヤメよう。そんな理性よりも、早くイッて楽になりたいと言う本能が勝っていたのだ。
 熱い吐息を溢しながら右手の動きを早めて刺激を強くして行き、唾液でベトベトの左手はより強い刺激を求めてお尻の方へと伸びて行く。
0316名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:06:11.23ID:pApodfPt


「で、弟君はいつになったらお兄様をイカせてくれるんだ?」


 しかし、その指が蕾の中へ届く事は無かった。
 代わりに届いたのは、まじまじと感じる視線と、自分を凶悪な肉杭で串刺しにしたレイプ犯の声。

「ひっ、うそっ!?」

 たくさん練習したセリフも、恐怖で混乱した頭では出て来ない。
 咄嗟に口を離して立ち上がり、逃げ出そうとベッドから降りて、

「まだ朝は早い、ゆっくりして行けよアヤカ……たまには、お兄ちゃんと遊ぼうぜ?」

 後ろから伸びて来た手が、憂朱の腕をしっかりと掴んだ。
 そしてすぐさま力強く引き寄せ、胸元で震える背中を抱き締める。

「や、ヤメろぉ……ボクにさわんなぁ!!」

 たったそれだけ、たったそれだけだが、憂朱は必要以上に叫んで足をバタバタと動かす。
 もちろん、まだ何かをした訳では無いが、この『背の高い男性に後ろから抱き締められる』と言う行為は、トラウマを蘇らせるには充分過ぎた。
 まだ処女だった自分にペニスを無理やり挿入し、遠慮なく腰を振り立て中出しまでした人物。
 その後に急いで保健体育の本を読み、妊娠しない事がわかってホッとしたが、それでも……突然に後ろから目隠しされて羽交い締めにされ、レイプまでされた思い出は消え去らない。
0317『憂朱の復讐』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:07:50.17ID:rk+ejIWZ
 だが、そんな事は政宗もわかっていて、

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。怖がらせてゴメン憂朱。一緒にモンハンでもして遊ぼう……なっ?」

 優しく、優しく、語り掛ける。

 もう絶対に憂朱の嫌がる事はしない。
 憂朱がサッカーばっかりして相手をしてくれないからやった。
 これからは憂朱を大切にする。
 好きなケーキを買って来てあげる。
 以前のような仲の良い兄弟に戻ろう?

 そんな事を本当にすまなそうに。一言、一言。丁寧に、丁寧に。政宗はゆっくりと語り聞かせた。
 すると憂朱も静かに、静かに。大人しく身を預けて寄り掛かり、兄の懺悔を『仕方ないな〜』と微笑みながら聞いていた。

「もう……謝らなくていいよお兄ちゃん。これからは優しくしてくれるんでしょ?」

 この間(かん)、僅か五分。たった五分で弟は兄の罪を許す。


 兄の、政宗の……心にも無い戯れ言(ペテン)を真に受けて。


「ありがと憂朱。それじゃあさ、仲直りの記念に、写真を撮らせてくれないかな? 笑顔でピースしてるやつ」
 政宗は既に準備万全。この願いも断られないと知っている。
 ベッドの隣の勉強机。一番下の引き出しの中。そこに有る『道具』を使いたくて我慢できないから、こんな芝居を打った。
0318名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:09:24.20ID:jLRWQSoD
 媚薬関連は当然として、尻尾付きパールスティック、尿道ディルド、ピンクローター、ギャグ、手錠、ローション。
 たまに来るドラマの出演料やモデルのギャラは、その殆どがアダルトアイテムの購入資金に消えていた。
 そしてそれは全て、たった一人の男子児童に対して使われる。たった一人、憂朱の為に。

「うん、写真ぐらいなら……じゃあ、服を着るから待ってて」

 だが無垢な子供は気付かない。その小さな身体が、この後とんでもない事になろうとは。

「ああ、上半身しか写らないから平気だよ。先に撮っちゃおうな♪ ほらっ、正面に本棚が有るだろ? その二段目辺りに向かって笑顔でピースサインしてみな?」

 憂朱が服を着ようと立ち上がれば、再び政宗が腕を引いて戻す。

 ふと、

「えっと……これでいいの?」

 過るのは違和感。兄が指差す正面の本棚を見れば、それは本棚だったのだ。本棚でしか無い。
 なのに……どうしてそこに向かってポーズを取らなきゃいけないんだろう?
 ここまでは考えが至った憂朱だったが、結局は後ろから優しく抱き締めてくれた政宗に言われたまま。
 一時のぬくもりに、あたたかさに、甘い言葉に負け、本棚に向かって両手でピースサインをしながら笑顔を見せたのだった。
0319 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:11:41.55ID:oV3CVmDO
 瞬間、違和感は前からでは無く後ろから現れる。
 プルプルと小刻みに震える兄の身体。荒く乱れて行く吐息。そして、

「いいよこれで。これで……和姦だな憂朱?」

 そして、背中に押し付けられる、太くて、硬くて、熱を持った肉の杭。
 政宗はこれから弟を自分の性器で犯せると言う『武者震い』で身体を震わせ、致命的なセリフを耳元で囁く。

 大体にして、処女を奪った翌日からオカシイとは感じていたのだ。
 9歳の男子児童に中出しレイプまでした犯人が同じ家に住んでるのに、非難の一つも無かったのだから。

 嫌がらせも無ければ恐がってる様子も無い。かと言って全てを忘れて割り切ってしまうには幼過ぎる。
 となれば辿り着くだろう。もしかしてコイツは、何か企んでいるのか? と。
 演技で普通に生活してるフリをして油断させ、その後に復讐でもする気ではないか? と。

 だから政宗は敢えて演技に乗った。こちらも毎日疲れたフリをし、早く寝て、時間ギリギリまで起きない。
 一番無防備な就寝姿。睡眠時間。それをできるだけ長く晒して憂朱を誘った。
 本棚の中央に隠しビデオカメラをセットして、毎晩、毎晩、待って、数日後……ついに獲物が掛かる。
 英和辞典のカバーケースに空けられた小さな穴。そこから覗く高性能レンズ。
0320『憂朱の復讐』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:13:47.85ID:rk+ejIWZ
 無論、ベストな隠し場所では無いが、『自分が騙してる側!!』と慢心している人間に、それを見抜く注意力など有りはしない。


「んっ、わかん……って、なに?」


 せいぜい身に迫る恐怖にノドを鳴らし、萎縮して小さくなったペニスをピクピクと揺らすだけ。
 熱いナニカが背中を擦りながらゆっくり上下に動いていて、その位置まで届くのかと驚かせる。
 もし『コレ』を誤って挿れられたりしたら、ヘソの裏側まで来てしまう。お腹に『コレ』の形が浮き出て壊されてしまう。

 もし。もし……もし『コレ』をまた挿れられて、またあの角度で、またあの腰使いでピストンされたら、間違いなくアナル堕ちする。お尻だけが兄の奴隷になる。
 その程度の予想は、いくら子供だって考え付き、いくら子供だと言ったって、遠慮する人物では無い事も知っていた。

「和姦の意味? これからどんな事をしても、それはお互い合意の上でするプレイの一環ですって意味だよ♪」

 だから、本当に今更に尚更、この兄に心を許してはならない。全力で逃げ出さなければならない。
 弟の背中に勃起したペニスを押し付けて愉しそうに笑う兄から、本気で。全力で。そしたらこの状況から助かる道は一つで。


「すぅぅっ……」


 助かる為に、次の一言の為に、憂朱は大きく息を吸い込んだ。
0321名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:16:07.83ID:rk+ejIWZ


「たす……」

 ──たすけてママっ!!




 そう、叫ぶはずだった。はずだった言葉は紡がれない。

「ほらっ、憂朱がフェラしてくれたお陰で、すんなり奥まで入ったぞ♪」

 ペニスがメリメリと腸内を押し拡げ、骨盤が外れてしまいそうな衝撃に、憂朱は言葉を上げる事さえ不可能で。
 ただただ目を見開き、塞がれた口から、

「んむぅぅぅっ!! んんんンンっッ!!?」

 声にならない声を叫ぶだけ。
 兄はいち早く察知し、悲鳴が始まろうとした瞬間に片手で口を塞ぎ、もう片方で身体を僅かに持ち上げて浮かせ、弟をアナルから串刺しにしたのだ。

「まだ気絶するなよアヤカ? お兄ちゃんな、アヤカの為にオモチャをいっぱい買ったんだ」

 憂朱の中にズッポリと根元まで差し込まれたペニスは、蕾の奥の『更にその奥』まで入り込もうとグイグイ行き止まりを押し上げる。
 もう……自らに訪れた危機に、恐怖に、形振りなど構ってはいられなかった。
 このままでは内臓まで犯されてしまう。兄のモノになってしまう。こんなに痛いのに、苦しいのに、小さなペニスは硬く勃起してしまっていて……だから。

「ギッ!! はな、せっ!!」

 ガリッ!!
 口を塞いでいた政宗の手に、加減無しで思いっきり噛み付いた。
0322名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:18:07.29ID:CzYJsT4S

「つッ!?」

 さすがの政宗も突然の痛みに口を塞いでいた手を離し、
 逆に憂朱は最後のチャンスとばかりにベッドへ足を着き、兄の太ももを跨いだM字開脚の姿勢になる。


「ふぎぃぃぃぃぃっ!!!」


 膝に手を置いて歯を喰いしばり、自分の蕾に深々と挿入されている太い杭を引き抜くように、ズブズブと濡れた肉が擦れ合う音を響かせながら腰を持ち上げて行く。
 顔を真っ赤に染めて、小さなペニスをカチカチに勃起させて、先走りなのか精液なのかもわからないトロトロの液体を垂らして、後は一番太いカリ首だけと言う所まで腰を持ち上げて……


「噛み付くなんて、悪い子だなアヤカ?」


 憂朱の両肩に、ポンと手が乗せられた。

「ひっ!? もぅボクに……エッチなことすんなぁっ!!」

 その手はすぐに力が込められ、腰をこれ以上に浮かす事を不可能にされ、何が起こるのか容易に想像させる。
 悔しさが滲む声。もう少しだったのに、もう少しで逃げれたのに。やっと、ここまでペニスを引き抜いたのに。

「まぁまぁ♪ 一回イッてから考えよう……なっ!!」

 ズンッッ!!!
 弛緩した蕾の中を、前立腺をえぐりながら、肉杭が再び勢い良く差し込まれる。
0323 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:19:50.99ID:T8h5fhzc


「かひゅっ!!?」


 蕾から脳天までを駆け抜ける衝撃。まるで身体の中が兄のペニスで埋まってしまうような錯覚。
 こんなのは夢だ。夢、夢に決まってる!! 夢だと逃げてしまいたい。
 本当の自分は今ごろサッカーの朝練をしてて、みんなから頼りにされて、凄いセンスをもったストライカーで、




 しょうらいは、せかいいちの、さっかぁせんしゅ!!




「ほぉらアヤカ……ここまで届いてるぞ♪」

 しかし現実は、ペニスに押し上げられてポコリと膨れたお腹を優しくさすられ、サディスティックに微笑む兄の声が聞こえるだけ。
 抵抗しようにも全身が脱力してしまい、手足をバタ付かせる事すらままならないのだ。
 背中を預けて寄り掛かり、ハァハァと呼吸を乱して、何とか気持ちだけでも落ち着こうとしてるだけで。

「おにぃ、ちゃ……はぁ、はぁっ、んっ、こんなことされても、ボク、おにいちゃんのことスキにならないからっ!!」

 それでも、心は絶対に折れない!! 身体は堕ちても、心は絶対に屈しない!!
 もはや気力だけで頭を上げ、両手を正宗の首に回してグイッと引き寄せると、鼻先がくっ付きそうな数センチの距離まで顔を近づけて睨にらみ、発する。

「バカにぃとエッチするぐらいなら、犬とシたほうがマシだよ!! だいっきらいなんだアンタなんてっ!!!」

 兄を、正宗を拒絶する本心の一言を。
0324名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:23:15.41ID:uj7X0PU8

「ほぉ……じゃあ、犬とするかアヤカ? 犬になら犯されても構わないんだろう?」

「ひっ!!?」

 だけれども、それが本心だろうと虚勢だろうと、政宗には何ら関係ない。
 最終的にアヤカを心も身体も堕とすと決めているのだから、その過程で嫌われようが拒絶されようが構わないのだ。
 本当の、本当の、最後の、最後には、弟は、アヤカは、実の兄に夢中になっている……そう自信が有るから。政宗の余裕は揺るがない。

「ははっ♪ 冗談だよアヤカ……でも、あんまりヒドイ事を言われたら、お兄ちゃんショックでさ……なぁ? 本当は、お兄ちゃんを好きなんだよな?」

 好きなんだよな? と、イントネーションこそ疑問形だが、好きだと言えと、セリフの中身は命令形。
 脱力したアヤカの身体を持ち上げてペニスを入り口ギリギリまで引き抜き、断ったらどうなるかアヤカを脅していた。
 また、また、あの勢いで、あの角度で、この野太いペニスを奥まで一気に打ち込まれたら……今度こそ確実にイッてしまう。屈伏してしまう。

「ぐっ、ぅ……はい。本当は、おにぃ……のこと、ス、キ、です」

 もはや射精を我慢するだけで限界の身体では、逆らう力すら無くて。
 ここは悔しくても、従ったフリをするしか無いのもわかってて。
 ついさっき拒絶した筈の言葉は、強い意志は、すぐに覆されて砕け散った。
0325『憂朱の復讐』2012/09/10(月) 20:25:18.11ID:pJVVqyYp

「そっかそっか……それじゃあ、両想いになった記念に、お兄ちゃんとのセックスをみんなに見て貰おうな♪」

 もう、笑い転げたくて堪らない。弟の堕ちて行く様(さま)がどうしようも無く愛しくて……
 政宗はアヤカの足を左右に広げ、太ももを抱え持つように手を回すと、頬に軽くキスをしてゆっくりと立ち上がる。
 ちょうど親が赤ちゃんにオシッコをさせるポーズで、アヤカの興奮している性器を一番強調する体位。

「えっ、ちょっと!? なにする……んんっ!!?」

 抜ける寸前だったペニスが、自らの体重で再びズブズブと蕾の中に沈み始める。
 今度は優しく、半分ほどまでだが、アヤカは慌てて……と言うよりも反射的に両腕を上に伸ばし、政宗の首の後ろに回して手を組んだ。

「そぉそぉ♪ そうやって落ちないように、シッカリとしがみついとくんだぞ」

 そうしないと、身体がこれ以上落ちないようにしないと、蕾に力を入れて兄のペニスをキツく締め付けて措かないと、歩く震動だけでどんどん奥まで突き刺さって来るのだ。
 ただそれは、政宗にしてみればプラスでしか無くて……一歩、一歩、歩くだけで、キュッ、キュッ、っと刺激を伝えて気持ち良くしてしまう。
0326『憂朱の復讐』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:27:00.96ID:ZFM9y3nB

 ヂュボッ!! ジュボッ!!
 一歩、一歩、時おり悪戯に政宗が腰を突き上げながら、十歩も掛からないベランダまでの道を、ゆっくり、ゆっくり、二人で繋がって歩く。

「ひんっ!? ぁ、ゃっ、ちんちん、動かすなぁっ」

 既に限界が近い憂朱は、ペニスが僅かに上下するだけでピュッピュと短く射精しつつも、『本イキ』はしないようにと歯を喰いしばって何とか我慢する。
 しかし、それは全くの逆効果。我慢なんかせずに、兄の部屋で思いっきりイッた方が幸せだった。

 何故なら……


「んっ? 動かなきゃセックスじゃないだろ? まずはご近所さんや学校の友達に見てもらおうなっ」


 少なくとも、性別で言えば男性に分類される自分のアナルに、ペニスが挿入されている所を露出する事は無かったのだから。
 政宗は半分ほど空いているベランダへ続く長窓を器用に足で横へスライドさせると、その体勢のまま、つまりは繋がったまま外へ、広いベランダへと脱け出した。

「ばっ、バカじゃないの!? こんなとこ見られたら、学校に行けなくなっちゃうでしょ!!?」

 住宅地の表側に面してるベランダ。道を歩く人が、ちょっと見上げてこの家を見たら一発でバレる場所。
0327名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:28:40.92ID:7eIjfcUU

「お兄ちゃんがイったらヤメてあげるよ。まぁ安心しろアヤカ、こんな朝早くにここを通る人なんて居ないから……たぶんな♪」

 男の自分が男に犯されて、しかも兄に犯されてる姿なんて、死んでも誰かに見せたくないし見られたくない。

 イヤだ!! 嫌だ!! いやだ!!

 本気でそう思っても、『誰かに見られるかもしれない』。その興奮やスリルも憂朱の中で大きくなっているのも事実で。
 『こんな所をクラスメイトに見られたらどうなっちゃうんだろう?』の連想は、胸をドキドキと高鳴らせ、ペニスを余計に硬くしてしまうだけだった。

「くっ。じゃあ、好きにしていいから……さっさとイッてよ」

 バレたらクラスの男子達に脅されて、犯されてしまうかもしれない。
 そしたら、右手と左手で別の生徒を手淫して、口にペニスを咥え、アナルにも挿れられて、一度に4人も相手にしなきゃいけない。
 と、憂朱は自分が犯されている場面をリアルに妄想してしまい、悟られまいと兄には平静を装って言葉を返したのだが、密着した身体は上昇する体温と鼓動を正確に政宗へ伝えていた。
0328名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:30:18.67ID:oV3CVmDO
 ベランダの外側に近付く度、柵になってる手すりへ近付く度、ドキン、ドキンと心音は脈打ち、小さなペニスの先端はピンと上を向いて白濁のヨダレを垂らす。

「なるほどなぁ〜っ。我が弟様は、誰かに見られると興奮しちゃう変態でしたか♪」

 無論、そんな憂朱の感情の変化も、身体の変化も、政宗は余す所無く見抜いていた。
 野外での行為で興奮する性格だとわかれば、すぐに恥辱を煽る言葉遣いに変え、みるみる赤くなる顔を見て薄ら笑う。

「ちがうっ!! 興奮なんかしてない!!」

 憂朱はイヤイヤと目をつむり、顔を左右に振って否定しているのだが、蕾は咥え込んだペニスをより一層に締め付けて離さない。
 初体験のレイプは、トラウマと共に……『野外での性行為に激しく興奮する』。こんな副産物すらも憂朱に残していたのだ。

「ほらっ、あそこの家は佐々木君だっけ? 窓から顔を出してアヤカを見てるぞ?」

「えっ、佐々木くん!? うそうそっ!? やだっ、みないでぇっ!!!」
0329名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 20:31:39.41ID:2v+hh++Q
 政宗の言葉は焦りを煽る為の嘘だが、憂朱は記憶を頼りに必死でクラスメイトの家を探す。
 ペニスを深々と呑み込んで蕾の奥を突き上げられながら、徐々に早くなる腰の動きに大きな波が押し寄せて来るのを感じながら、あん、あん、と甲高い声を漏らしながら、涙で滲む瞳で何とか佐々木君の家を探そうとする。

「あ〜あ、こっち見てるぞ……完全に終わったなアヤカ? 学校に行ったら凄い事になってるな♪」

 だがその姿、政宗にすれば極上の興奮材料。追い込むセリフこそ余裕ぶってはいるが、本当の内心は限界間近。
 恥ずかしがる度に、泣き出す度に、蕾でキツく締め付けて来る憂朱の身体に、政宗は自分でも気付かない内にハマって来ていた。

「うぅっ、ひくっ、やだぁ……やだよぉぉぉっ!! おにぃちゃん早くイッてぇぇぇぇぇっ!!!」

 憂朱はとうとう緊張の糸が切れて泣き始め、全て諦めてただひたすら兄とのセックスが早く終わるのを祈るだけ。
 もうすぐ中に注がれるだろう熱い精液の感触を思い出し、何故か自分のペニスもキュンと反応してときめいて、二人で一緒にイケるように準備を整えてしまっていて、それを頭で理解しているのがとてつもなく嫌だった。
0330 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:33:35.39ID:VxK3fzET

「はぁっ、ははっ……そんなにっ、せがまれちゃ、仕方ないな♪ イクぞアヤカ? 中に出すからなっ!?」

 政宗はようやく限界を迎えると、大きく腰を突き上げてペニスを打ち込み、先端をグリグリと最奥に押し付ける。
 この動作が射精する時の合図で、憂朱にも兄のモノが自分のと同じように細かく痙攣しているのが分かり、今から中に出されちゃうんだ? と想像させてしまう。


 くるっ、お尻の中にアツいの……くるよぉぉぉっ!!!


 でもそれは、既にイヤな事では無くなって来ていて、むしろ中出しされながらイク事にとてつもない快感を覚え初めていた。
 そして少しずつ……ほんの少しずつでは有るが、自分の身体をこんなに気持ち良くしてくれる兄を、ほんの少しずつ好きになっても来ていて。
 憂朱はほぼ無意識に政宗の顔を抱き寄せて唇に拙いキスをすると、僅かに驚いた表情を見る間も無く、イカせる為に幼い蕾をキュッと締め付けた。

 びゅるっ!! ビュルビュルビュルッ!! ドプドプドプゥッ……

「んんぅ〜〜〜〜〜っ!!? イッちゃう!! イッちゃ、ぁっ、あ゙あぁぁぁぁぁああ♪♪」

 その瞬間、ばちゃばちゃと泡立った濃い精液をアナルの一番奥に叩き付けられ、自らのペニスもシンクロするように透明な液体を勢い良く射精した。
 背中を仰け反らせ、瞳はグルンと白目を向いて舌を垂らし、本気でイキ狂ってベランダの柵を精液まみれにするまで長い射精は続く。
 それが終わったと思うと今度はベランダから庭に向けてジョボジョボと放尿し、ペニスの休む暇も無く失禁してしまうのだった。
0331『憂朱の復讐』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:35:25.28ID:pApodfPt

「おいおい、小学生がそんな顔してイッて良いと思ってんのかアヤカ? しかも気持ち良さそうにオシッコしちゃって……さっきから全然とまんないぞ?」

 そんな憂朱の醜態を見ても政宗は微笑みながら茶化すだけで、糸が切れたように自らの首に回された腕がほどけて行くのを感じると、慌てて後ろから身体を抱き締める。
 優しく、優しく、けれどもギュッと強く抱き締め……放尿し終えるまで待つと、ようやく蕾からペニスを引き抜く。

「ぉにぃちゃん、もぅ、こんなこと、しない……で」

 そして憂朱は激しいセックスに体力を奪われたのか、ペニスが体内から抜かれると同時に何とか一言だけ絞り出し、すぐさま気絶して眠りに落ちたのだった。
 兄の腕の中で幸せそうに、規則正しい寝息を立てて目をつむり、アナルからは未だに中出しされた精液を滴らせる。

「学校まではまだ時間があるんだ。後始末は俺がしとくから、ゆっくりお休みアヤカ……ゆっくり、ゆっくり、お兄ちゃんを好きになってくれな?」

 しかし政宗は汚れるのも構わずに憂朱をお姫様だっこで抱え直すと、誰にも届かない告白を呟いて自室へと歩き返て行った。

 何事も器用にこなす兄の、弟に対するたった一つの不器用な愛し方。
0332 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/10(月) 20:37:22.71ID:vd6SPDDo
今回はここまでです
長レスすみませんでした。次からは一回一回が短くなると思いますm(__)m

>>306
しえんサンクス
0334名無しさん@ピンキー2012/09/10(月) 22:08:53.17ID:YFiPH0sP
投下乙です
もしかしてこの作品、以前に他で投下したことあります?
0335名無しさん@ピンキー2012/09/11(火) 08:59:39.17ID:5yPCSJd1
>>332
投下とっても乙です。
半年ぶりにスレ覗いてみたら…… あれ?
このスレにも作品を投下しているとは思いませんでした! 感謝m(__)m感謝。

03363352012/09/11(火) 09:32:18.67ID:5yPCSJd1
って、感想書いてなかった。
無垢なショタ、しかも実の弟(←ココ重要)の恥辱を煽りながら
じわじわ堕としていく行為が秀逸でした。
アヤカの持つ年不相応な妖艶さ(外見・仕草)を強調する表現が
所々に散りばめてあったら、もっとエロくなったと思います。

これからアヤカがとことん堕ちていくのか、それともらぶらぶハッピー
エンドになるのかわかりませんが、続き期待しています!
0337名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 10:42:10.27ID:6MFveuPP
次から、
『アヤカの夢』の続きの
『憂朱の学校』を投下しますm(__)m
0338『憂朱の学校』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/12(水) 10:44:08.91ID:aKQdH72I
※この章はショタ×ショタです





1

 オカシイ。

 柏木 舞斗(かしわぎ まいと)はそう思っていた。
 視聴覚室で部屋を薄暗くしての映画鑑賞。そこの一番後ろ、一番窓側の二人掛けの席で、すぐ隣に座る友人、彩風 憂朱の様子が変だと気付いたのだ。

「お、おい憂朱……具合でも悪いのか?」

 憂朱は椅子には座っているのだが、少し前傾になって両手を太ももで挟み内股になって、目をギュッとつむって何かに堪えているよう。
 そして僅かに、微かに、こんなに近くへ居て、耳を澄ませて、初めて聞こえる、


 ヴヴヴヴヴッ……


 小さな、小さな、機械音。

「んっ……まい、とぉ……何でも、ないからぁ、こっち見ないでぇっ」

 暗闇の中でも栄える潤んだ瞳に、熱の籠った甘ったるい声に、時おりビクッビクッと震える幼い身体。
 知識は無くとも、様子が変だと言う事ぐらいは難なく見て取れる。

「だってさ……本当に大丈夫か憂朱?」

 だから純粋に、舞斗は憂朱の体調を心配して、背中を撫でようと手を伸ばしたとしても、それは当然で自然な行為だった。
0339『憂朱の学校』2012/09/12(水) 10:46:30.90ID:tA5UUz7m
 だが、舞斗にとって自然の行為でも、憂朱に取っては思いもよらぬ不意討ち。

「ひうっ!? ぃあ、ぁぁ……」

 触れられた瞬間に短く声を上げると、反射的に背筋をピンと伸ばし、目尻から一粒の涙を溢す。
 理由は明らかで、黒いスパッツの中、下着の中で、幼いペニスがびゅくん、びゅくん、と脈打って射精してしまったのだ。

「あや、か?」

 舞斗はそんな友人の姿に戸惑いながらも、心配して背中を擦り続ける。
 顔を覗き込んで、本当に心配そうに、ただただ、背中を優しく擦る。

「うぅっ、まいとぉ……目、つむっててね?」

 その思いは掛け値無しに憂朱の心に届いて、一つの大きな決断をさせた。

「えっ?」

 憂朱は後ろのポケットからティッシュを取り出して机に置くと、舞斗に『見るな』と警告して自らのスパッツに手を掛ける。
 視聴覚室の一番後方。隣の席とは距離が離れてて、更についたても在るから気付かれない。
 そう腹をくくって、憂朱は舞斗の返事も待たず、

「んっ……」

 スパッツを下着ごと膝の位置までズリ降ろした。
 現れたのは、キラキラと糸を引く粘液を纏った、上を向いて主張する生殖器。
0340名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 10:48:17.35ID:Le/9B1wK


「ふぇぇっ……いっぱい出ちゃったよぉっ」

 憂朱はティッシュを数枚ほど抜き取ると、それを重ねて自身の汚れを拭って行く。
 瞳を潤ませて、ペニスをヒク付かせて、熱い吐息を漏らして。
 そして、その熱は感染する。隣でゴクリと喉を鳴らす友人にも……


「拭いてやるよ憂朱」


 柏木舞斗は欲情していた。どうしてなのかは理解してない。
 ただただ、男性器は激しく勃起してショートジーンズを持ち上げ、気付けば素手で憂朱のペニスを握っている。

「ふぇっ、えっ……舞斗?」

 驚く友人の表情も可愛いと思うだけで、むしろもっと見たいとさえ感じて、理解した。
 自分は、憂朱の事を好きなのだと。

 夜に初めて両親のセックスを見た時、ドキドキした。
 親戚の姉と初めて一緒にお風呂に入った時、大きな胸にドキドキした。お願いして触らせて貰ったりもした。
 でも今、憂朱の下半身に触れている今は、それ以上にドキドキしてる。
 自分も父親のように好きな人へ、憂朱へ……挿れたいと思ってしまったのだ。


「はぁっ、はぁぁっ……スキだ」

 もう止まれない。


 くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅり……
 握っていたペニスをゆっくりと上下に動かして見る。皮が剥けたり、覆ったり。ピンク色の先端部分が見えたり、隠れたり。
 未だネトネトと濡れている性器を、荒い呼吸を繰り返しながら擦り続ける。
0341『憂朱の学校』2012/09/12(水) 10:49:46.68ID:tA5UUz7m

「ぁん、ダメだょまいとぉっ……ボク、おにぃちゃんに汚されちゃったのぉ……ほらっ、見て?」

 憂朱は拙い手淫に声を殺して喘ぐと、右の太ももに視線を誘導する。
 するとそこには、薄暗い室内でも目を凝らせば見えるのは、足の付け根ギリギリに装着されたゴムバンド。
 それでズリ落ちないように固定されているのは、携帯電話よりツーサイズも小さなピンク色のリモコン。
 リモコンからは同じくピンク色のコードが伸び、そのままお尻の中へと繋がっていた。

「それでも、スキだ。憂朱のお兄さんには、オレからヤメるように言ってやる」

 舞斗は見せられたのが何だかは知らなかったが、直感的に『良くない物』だと悟り、憂朱の体を引き寄せて優しく包容する。
 セリフだって本心。本気で、政宗から憂朱を救い出すつもりだった。
 三歳の頃から習っている剣道は既にプロ級で、小学生では相手が居ない程の腕前。
 だから竹刀を持って行き、イザとなれば戦う気でいたのだ。政宗と言う人物がどんな怪物かもわからずに。

「ううん。無理だよ……でも、すごく嬉しかったから……エッチ、しよっ?」

 しかし憂朱は舞斗の腕の中、静かに首を横に振り、腕を背中に回して力弱く抱き締め返した。
0342名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 10:51:06.09ID:wazax0VO
2


 男子トイレ、その個室の中、入っているのは二人の少年。
 視聴覚室からソッと脱け出し、どちらも下半身だけ裸になって、どちらも幼いペニスを興奮させていた。

 狭い密室で、熱い吐息、熱い呼吸、熱い身体。
 例え同性だったとしても、男同士だったとしても、この二人と姿を見れば、誰しもがこれから性行為に及ぶと想像するだろう。

「ねぇ、まいと……後は、わかるよね?」

 憂朱は和式便器を跨いで片手を壁に付き、お尻を後ろに突き出すポーズ。

 くちぃっ……
 そして、もう片方の手で自分のアナルを挿れ易いように拡げると、後ろに顔を向け潤んだ瞳で舞斗を見つめる。

「うん、うんっ!!」

 限界だった。
 性器は痛いぐらいに激しく勃起し、先端は先走りでテラテラと濡れて……
 むしゅぶり付くように憂朱の腰を掴むと、慌てながらも挿入口に押し当てる。

「んっ……おもちゃ、入ってるけど、そのまま挿れていいから……まいとのおちんちん、挿れてぃぃからぁっ!!」
0343『憂朱の学校』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/12(水) 10:53:13.35ID:aKQdH72I
 初めての性行為を迎え、舞斗の鼓動と興奮は最高潮。
 こうして押し付けてるだけで、びゅくっ、びゅくっ、と時おり精液を漏らしている。

「あやかぁ……あやかぁぁっ!!」

 そして友人の名前を呼びながら、友人と同じく瞳を潤ませて頬を赤く染めながら、ゆっくりと腰を突き出した。
 にゅちゅにゅぢゅっ、と水気が混じった摩擦音を個室に響かせ、粘膜の壁を掻き分けてペニスを挿入して行く。

「ふあっ、あっ……まいとのおちんちん、お尻に、入ってきてるよぉっ」

 舞斗が奥へ奥へと進入して来る度にピンクローターも奥へと押し込まれ、より敏感な部分で震えて憂朱の正常な意識を飛ばす。
 口も閉じれない程の甘ったるい声で喘ぎ、反射的にペニスをキツくキツく締め上げてしまう。

「んんっ!!? そんなに……締めないでぇっ!!」

 ただ、舞斗の方は堪ったものでは無かった。
 温かくて、柔らかくて、気持ちいい……そんな感想を述べる瞬間に、まるでペニスだけが蛇に巻き付かれたような、凄まじい刺激に襲われたのだから。
 だが、奥底から何かが沸き上がる感覚。それが勢い良く噴き出そうとする感覚。その未知の感覚に、舞斗は一瞬で虜になった。

「ねぇ……動いて? そしたら、まいとも、もっと気持ち良くなれるよ?」
0344『憂朱の学校』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/09/12(水) 10:55:32.07ID:w9uVBGRg


「はぁっ、はぁっ、あやかのお尻、あつくて、きもちっ……ちんちん、んんっ、とけちゃいそぅ」


 ぱちゅん!! ぱちゅん!! ぱちゅん!! ぱちゅん!!

 憂朱の言葉に反応するように、拙い腰使いながらも、舞斗はできうる限り力強く出し入れさせる。
 初めての刺激に歯を喰い縛り、足をガクガクと震わせ、しかしそれでも早く射精をしたくて、精通を迎えたくて、一生懸命に中を掻き回す。
 自然と右手は憂朱のペニスを掴み、腰の動きと共にクチュクチュと上下に扱き出していた。

「ふあぁっ!? まい、とぉ……んっ、ふんん、りょうほう、いっしょにはぁ、感じすぎちゃうからダメぇ!!」

 扱かれる度に思わず体内で暴れるペニスを締め付け、締め付けられた舞斗はそれから逃げ出すように、より一層、腰の動きを早めて行く。
 パン、パン、と個室に響く摩擦音は、大人顔負けのセックスである事を表していた。
 二人は幼い身体と性器を絡ませ、途切れ途切れの声で喘ぎ合い、そしてついに……

「うあぁぁぁっ!! あやかぁぁぁぁああ!!!」
「ん〜〜〜〜〜っ♪♪」

 びゅくびゅくびゅくっ!! びゅるるっ!! ドクンドクンドクン……
 大粒の汗を浮かび上がらせる、小学生同士の性交は終わった。
 舞斗は憂朱のアナルへこれでもかと精液を注ぎ込み、憂朱はトイレの壁へ断続的にピュッピュと射精している。

「んっ……」
「んちゅ、まいとぉ……」

 最後にどちらかとも無く唇を重ね、繋がったまま長い長いキスをするのだった。
0345名無しさん@ピンキー2012/09/12(水) 10:58:41.63ID:3vErdfXZ
今回はここまでですm(__)m
次の次の次の次ぐらい分までのは、すでに書き終わってるので、いずれまた投下します

>>334
エロパロに限れば、最初のサッカーシーンだけ、他のSSで書いたのを幾らか流用してますm(__)m
0353名無しさん@ピンキー2012/10/22(月) 22:43:40.68ID:b3X5pqOV
保守
0354名無しさん@ピンキー2012/10/28(日) 17:26:44.92ID:Ev9bwoXN
保守
0355名無しさん@ピンキー2012/11/01(木) 22:01:00.24ID:mRez4h6M
◆uC4PiS7dQ6氏

続き期待してます
0357 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:41:13.22ID:XfKsvGUv
次から
『アヤカの夢』の続き
『舞斗、無惨』を投稿しますm(__)m
0358『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:43:52.75ID:XfKsvGUv
1
 早朝。巨大な屋敷の庭。錦鯉が泳ぐ池の隣に存在する道場。その中で……

「ツっ!? 参り……ました」

 柏木舞斗は、表情を僅かに歪ませ、右手を押さえてうずくまる。
 手に持っていた竹刀は鏡のように磨かれた床を転がり、遥か遠くの壁にぶつかってやっと勢いを殺した。

「腕が鈍ったな舞斗。元に戻るまで、休日は遊べると思うなよ?」

 舞斗の竹刀を端まで追いやり、鋭い視線で睨み見下ろすのは、その父親……柏木 覇道(かしわぎ はどう)。
 街で一番の古家の主で、年商500億を稼ぐ大会社の社長でも有る。
 体格は鍛え上げられて無駄な贅肉など一切無く、188を数える高身長。短めの黒髪はオールバックに整えられ、胴着と袴のみを纏っていた。

「まっ、待ってください父さん!!」

 舞斗もそんな父と同じく胴着と袴のみを身に付け、先ほどの宣言に慌てて反論する。
 これがいつもの稽古風景。二人とも裸の上から洗濯された胴着と袴を穿き、有段者の覇道が舞斗を扱く。

 しかし、今朝は違った……


「父さん? お前まさか、学校では自分の事を『俺』や『僕』などと、低俗な呼び方をしてるんじゃないだろうな?」

「あっ……いえ、違います父上!! 私は、自分の事をきちんと『私』と言っています!!」


 思わず学校のクセで、父上と呼ばなければいけない人物を、父さんと呼んでしまったのだ。
0359『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:46:29.46ID:XfKsvGUv
 厳格な父……と言えば聞こえは良いが、舞斗にしては恐れの対象でしか無い。
 仕事一筋で家庭を省みず、それに我慢できなくなった母、柏木 瑠璃(かしわぎ るり)は、半年前に家を出て行った。

「舞斗……お前は裏切るなよ? 私を失望させるな」

 このだだっ広い屋敷に住むのは、昼間だけやって来る家政婦を除けば父と息子の二人。二人だけで生活をしている。

「はい……ちち、うえ」

 故に、舞斗にとって父は絶対。柏木覇道は舞斗にとって絶対の存在なのだ。
 逆に、覇道にとって舞斗は駒。自分の会社を引き継ぐ跡取りとしか考えていない。

「よし、では朝食にするか……早く着替えろよ舞斗」

 瑠璃が居た頃はまだ多少の父親らしさを見せてはいたが、二人暮らしになってから『甘さ』は完全に消えた。
 朝は時間が有ればこうして、様々な武道で息子を鍛えて行く。今日もそれだけ……な筈だった。

「はい、すぐに作ります」

 いつものように覇道は胴着と袴を脱いで裸になり、そして同じように胴着を脱ぐ息子の後ろ姿を見る。

 スルリと、はだけて覗く白いうなじに白い背中。沈む横顔。

「舞斗……お前、瑠璃とソックリになって来たな」

 すると無意識に、覇道は舞斗を後ろから抱き締めていた。
0360『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:48:51.60ID:XfKsvGUv
「えっ!? あっ、あの……ありがとう、ございます」

 舞斗は一瞬だけ驚いたものの、久し振りの抱擁に顔を赤らめ、飢えていた家族のスキンシップに喜び……


「これからは、夜伽の仕方も教えてやろう」


 すぐにそれは間違いだと気付く。
 覇道の手が舞人の袴を掴み、無理やり下へズリ降ろそうとしていたのだ。

「ちちうえ、何をっ!?」

 反射的に自らも袴を掴み、下がらないように抵抗するが、所詮は大人と子供。力の差など比べるまでもない。
 あっという間に膝まで下げられ、小学生相応のあどけない性器を人目に晒す。

「お前は私の欲を解消する『モノ』だ。昼間は息子として扱うが、夜はこれから『ペニスケース』として扱う……いいな?」


 ──ドンッ。


 そして覇道は後ろから背中を押し倒すと、四つん這いになって悔しそうに見上げ睨んで来る息子を、余裕タップリに睨み返す。
 その瞳に愛は無く、優しさは無く、雄としての本能だけだありありと浮かんでいる。

「ぃ……イヤに決まってるだろバカッ!! そんなにエッチしたきゃ、女とシて来いよ!! そんで家に帰ってくんな……大っ嫌いなんだよアンタなんてっ!!!」

 ほんの少しでも、ほんの少しでも、父親が優しくなったと思った舞人は、心の中で自分を何回も殴った。
 家族に愛されたくて、父親に愛されたくて、いつかは優しくなってくれると信じてたのに、その希望は『モノだ』の一言で崩れ去ったのだから。
0361舞斗、無惨 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:51:38.54ID:XfKsvGUv
「ふん……その性格は母親譲りか? 今にして思えば瑠璃も低俗な女だったが、顔と身体だけは良かった。舞人……お前の身体も母親譲りかどうか試してやる」

 もはや普通の親子には戻れない。戻ろうとも考えて居ない。歪な笑みを見せるだけ。
 瑠璃と別居してからは、会社の若い女性社員を片っ端から抱きまくったが、決して満たされる事は無かった。溜まったものを吐き出す、事務的な行為でしか無かったのだ。

「だっ、誰かっ!! 誰か助け……んむぅっ!!?」

 故に、覇道は自分で自分に驚く。まさか息子に欲情し、女性を相手にしている時より遥かに硬くペニスが勃起している事に。

「ふっ、この時間は誰も居ない、誰も助けちゃくれんぞ? ペニスケースはペニスケースらしく、諦めて受け入れるんだ!!」

 舞人が叫び出そうとすれば即座に左手を回して口を塞ぎ、のし掛かるような体制になって右手で腰を掴むと、反り立ったペニスの先端を小さな蕾の入り口に押し当てた。
 まだ子供で身体が柔らかいと言っても、前戯も施して無い、濡れても無い場所に、本気でいきり立つ大人の男性器があてがわれる……顔から血の気が引くには充分過ぎる条件。

「んむぅぅぅっ!! んんぅぅぅぅぅっ!!!」

 舞人は自らの危機を感じ取り、何とか首を左右に振り、口を塞ぐ手を力一杯噛んで暴れるのだが、覇道は呼吸を荒くするばかりで全く効果がない。
0362『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:55:22.68ID:XfKsvGUv
 そして無惨にも幼い少年は、無垢な蕾の中に、父親のペニスの進入を許してしまうのだった。

「ぐぅっ!? これは流石に……キツ過ぎて動けんな」


 ミチッ、ギチュチュッ……

 狭い腸壁の隙間を、ミチミチと乾いた摩擦音を鳴らせ、ペニスが無理矢理に打ち込まれて行く。
 犯している覇道ですら、強過ぎる締め付けの痛みに耐えながら挿入しているのに、勝手にアナルをペニスケースにされた舞斗は、痛みに耐えられる筈も無かった。

「ひっ、ぃっ……ぎひいぃぃぃぃぃいい!!?」

 乳首はピンと立ち、性器は硬く棒状に変わってプルプルと震えるが、こんなものはただの生理現象。
 未熟な粘膜に覆われた柔肉をエラばった亀頭で擦り上げられ、押し拡げられては、赤く、痛々しく、腫れるだけで。

「舞斗、一度ナカに出して滑りを良くするぞ」

 息子の悲痛な叫び声も、父親の耳には届かない。
 苦しさで言葉も満足に話せない舞人に腸内射精を宣言すると、蕾の入り口近くでズチュズチュと短くペニスを出し入れさせ始める。
「うあ゙あ゙っ!? ちちうえ、ヤメてぇぇぇぇぇっ!!!」

 ビュルルッ!! びゅぐびゅぐっ!!!

 舞斗が最後の力を振り絞って許しを請い、しかしそれと同時に、アナルの中へなみなみと精液を注ぎ込まれてしまう。

「んっ、何か言ったか舞斗?」
0363『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 16:57:44.11ID:XfKsvGUv
 腸内へ勝手に中出しされ、成熟した熱い精子をばちゃばちゃと泳がさられて、そんなもの……処女だった舞斗が堪えれるはずも無い。

「ぃあ、ひっ、いやぁぁぁぁぁああ!!!」


 ちょろっ……

 あまりにも大きな衝撃にペニスの先から僅かに数滴の雫が漏れ、すぐさまジョボジョボと音を立ててオシッコが溢れ出した。

「なんだ情けない、小学生にもなってお漏らしか? ふっ、まぁ構わんが……抱く度に漏らすようなクセはつけるなよ」

 舞斗の瞳からは恥ずかしさと悔しさで大粒の涙が流れ、頬は真っ赤に染まって下唇を噛み締めている。
 オシッコをしながら……それでも何とか逃れようと、四つん這いで前へ前へ床を掻きむしるように手を動かしているのだが、大人の力でガッチリと腰を掴まれては虚しく空回るばかり。
 精液により滑りが増したアナルを容赦無い覇道の腰使いでハメ倒され、パン!! パン!! と性器をブツけ合う音が道場に響き渡る。

「うぅっ……ぃっ、あんっ!! あゃ、か……あやかぁっ」

 そして舞斗は、堪えられなかった。痛みにも、恥ずかしさにも、現実にも。
 自分を犯してるのが父親でなく、友人の憂朱なら。好きだと告白した憂朱なら。そう考えるのも必然だった。
0364『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 17:03:20.82ID:XfKsvGUv
 目をつむり、雑音をシャットアウトし、自分がセックスしているのは、友人の憂朱。
 そう考えて、妄想して、思い込んで……少しずつ、少しずつ、身体の奥に熱が灯り、声に艶が混じって行く。
 あれだけイヤだった覇道のペニスを奥まで受け入れ、ゴツン、ゴツン、と先端で重々しくノックされれば、きゅぅ……と可愛らしく締め付けて反応する。

「んぅ、はんっ!! あやか、の……ちんちっ、気持ち、いいよぉ」

 憂朱に突かれていると思い込む事が、現実を忘れられる唯一で。
 だけれども、その父親はそれさえ許さない。

「お前は私専用の肉便器だろう? そんなガキの小さいペニスなど、すぐに考えられなくしてやる!!」

 アヤカと聞いて、それが息子のクラスメイトの名前だと瞬時に理解すると、気付けだと言わんばかりにズンッ!! と一際強く腰を叩き付け、無理やり舞斗を現実に連れ戻す。

 パン!! パン!! パン!! パン!! パン!! パン!!

「舞斗、どうだ父上のは!? 太いだろっ!? 大きいだろっ!!?」

 覇道は子供の前立腺を角度を付けてえぐりながら腰を前後させると、アヤカの妄想に逃げられないように、時おり結腸の中までペニスを挿れて現実に留まらせる。

「ひぅっ!? そんな、奥に、ダメぇっ……おなかの、ナカまでっ、入って来てるのぉっ!!」
0365『舞斗、無惨』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/04(日) 17:06:05.71ID:XfKsvGUv
 既に舞斗の放尿は終わって空になり、代わりに精液が尿道の中を競り上がる。
 腰を大きく動かし、削岩機のように激しく奥を突いて来る実父のセックスを、いつしか受け入れ始めていたのだ。
 レイプされてるとわかってはいるが、無理やりに犯された腸肉が赤く腫れて痛んではいるが、それでも幼いペニスは着々と射精の準備を進めてしまう。


「そろそろイクぞっ!? 中出ししてやるから、しっかり締め付けろ」

「は、いっ……ちちうえ」


 もはや心は根っこから折れて壊れかけ、抵抗する力も無くなって、上半身は自らのオシッコで濡れた床にベチャリと倒れ、お尻だけ上に突き出す形で父親に犯されていた。

 舞斗の心に残された最後の願い。あっ、あっ、と喘ぎながら唱えた最後の思い。
 憂朱は助けてあげたい。好きになった憂朱だけは、憂朱のお兄さんをやっつけて、助けてあげたい。そんな……舞斗の。

「あ、や……イヤァァァァァァァッッ!!!」

 覇道は限界を悟ると大きく腰をグラインドさせてペニスを最奥に叩き付け、そこで大量の精液をビュクビュクと撒き散らす。

「ふぅっ、ふぅっ、もっとだ!! 最後の一滴まで搾り取るつもりで締め付けろっ!!」

 熱い精液を息子の腸内で泳がせ、それでも尚ぐちゅぐちゅと肉を擦らせて腸液と精子の混じった体液をペニスで掻き回す。

「は、い……」

 舞斗も父親に合わせてぴゅっぴゅと射精し、お尻へ僅かに残った力を込めながら、生気の無い瞳で短く返事をするだけだった。
0369 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:03:26.91ID:YLg1H7bZ
次から
『アヤカの夢』の続き
『容子の手腕』前編を投稿しますm(__)m


攻めが女装してるので、ダメな方はスルーお願いします
0370『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:05:50.64ID:YLg1H7bZ
1
 ギリギリだった。細い糸の上を綱渡りするぐらいに、磨り減った神経はギリギリで有り続けた。
 しかしそんなギリギリのストレスを受け入れるには小学生の心は余りにも幼くて……

「憂朱、助けるから。憂朱、助けるから」


 ついに、




 舞斗は、




 壊れた。




 歩くのは、夕暮れ前の帰り道。詳しく言えば、帰宅した後に、憂朱の家へと向かう道。
 右手には竹刀を握り、切っ先を地面に着いて引き摺りながら、同じ単語を呟きながら、決戦の場所へと歩みを寄せる。
 たった一つ……信じられる友人を救う為に。

「あやか、あやか、あやか」

 父親にレイプされてから十日。毎日、毎日、それは繰り返された。
 ろくな前戯も無い挿入と、一方的な射精。本当に精処理だけに身体を使われ、苦痛だけしか伴わない性行為。
 涙を流しながら、中出しされた精液を浴場で洗い流す日々。

 だから壊れて、だから決めた。復讐を。今夜、父親におかされた後、疲れて眠った後に、刃物で、心臓を……貫く。
 しかしその前に、憂朱だけは、同性なのに自分の気持ちを受け止めてくれた憂朱だけは助けたくて家に向かう。
 憂朱の兄を殺すなんて事はしないが、竹刀でボコボコにして、「もう憂朱に酷いことはするな!!」と言うつもりで居たのだ。
0371『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:08:14.87ID:YLg1H7bZ
 気付けば『彩風』と書かれた表札を見つけ出し、玄関の前で呼び鈴に指を添えている。
 来るのは二度目で、それも大分前、僅かな記憶を頼りに歩いて来た。ある程度の場所さえわかれば、『彩風』と言う珍しい名字だから何とかなると思い込んで。

 家の位置を憂朱に聞かなかったのは怪しまれない為。聞けば「何しに来るの?」となり、優しい人物ならどう答えても「一緒に行こう」となる。舞斗はそれを避けたかった。
 憂朱には今日も遅くまで、学校の校庭でサッカーの練習をしていて貰いたかったのだ。
 だから、憂朱の事は何も聞かず、自分の事は何も教えていない。

 ただ学校で、ただ小学生として、普通のクラスメイトとして仲良くしていただけ。でも、それだけでもわかる。
 好きな人が今、どんな気持ちでいるかぐらい。好きな人が然り気無く言ったセリフを、今でも覚えてる。




 ──えっ、ボク楽しそうにしてる? えへへっ、今日は両親が仕事で居ないから、遅くまでサッカーの練習をしてても怒られないんだよ♪




 静かに目を閉じて思い出す。放課後の憂朱はどこか楽しそうだったと。
 つまり、今日は両親が居なくて、憂朱もまだ帰って来なくて、これで家の中から誰か出て来たのなら、それが兄。

「あやか……待っててね」

 舞斗は目を開けてドアの向こう側を睨み付けると、呼び鈴を鳴らし、竹刀をギュッと握り締めるのだった。
0372『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:11:12.07ID:YLg1H7bZ
2

「は〜〜い」

 ボタンを押せば中からやんわりとした返事が届き、パタパタと足音も遅れて続く。
 そして扉は開かれ、この家の住人が舞斗の前に姿を表す。

「えっ?」

 両親も居ない、憂朱も居ないんだから、後は兄だけ……と、思い込んでいた。四人家族だと、勝手に想像していた。男が出て来るだろうと。
 しかし現れたのは、多大な覚悟と決意を持った心を、それでさえも惹き付ける人物。

「あら、憂朱のお友達?」

 前髪は右から左に掛けて長くなるアシンメトリーで、左半分は髪で隠されているが、残った右の瞳は優しく微笑む。
 薄く化粧が施された美しい顔に、後ろ髪は長く腰のラインまで。
 服装はブレザーの制服に胸の間を通るネクタイ。そして太ももまで捲られたミニスカートにルーズソックス。

「あ、あっ、あのっ!! あなたは憂朱のお兄さんですかっ!!?」

 だが、舞斗は問うしか無かった。違うと理解していても、問わずにはいられなかった。
 柔らかく、憂朱と同じ笑みを見せる人物に、『お前は男か?』と。
 そうしないと、そうでないと、ここまで来た意味が消えてしまうから。
 住人は一瞬だけ驚いた表情を浮かべるが、すぐさま笑顔に戻り、

「私は、彩風 容子……家に入りなさいな。今にも泣きそうな顔してるよキミ」


 あやかぜ ようこ と答えた。


 
0373『容子の手腕』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:14:40.90ID:YLg1H7bZ
3



 既に子羊は、甘い甘い蜜と毒で誘う、薄暗い蛇の腹の中。




 後はゆっくり、時間を掛けて……溶かされるだけ。





 容子と名乗った人物は来客者の脱いだ靴を下駄箱にしまうと、リビングのソファーでグスグス泣いているその来客者の左隣へ再び座り直す。

「そっかぁ……大変だったわねぇ。でも、殺そうとするなんて駄目よ? しっかりと話し合ってみなさい……ねっ? お父さんなんでしょ?」

 そして相手の身体を抱き締め、頭を撫でながら優しく諭して行く。

 即効だった。涙を流して自分の気持ちを打ち明けるまで。
 容子を一目見て、リビングに案内され、ソファーに座って、「毒なんか入って無い普通のジュースだから、安心して飲んで」とコップに入ったジュースを渡されて、一口飲んで、そこで緊張が切れた。

 「死にたい」。そうポツリと呟き、大声でわんわん泣き、最近の出来事を全て吐き出した。
 家族の事情。父親にレイプされた事。父親に復讐しようとしてる事。憂朱が好きな事。憂朱の兄を懲らしめに来た事。残さず、正直に、本当に全て。

「よしよし、イイコイイコ……舞人くんは、な〜んにも悪くないよ」

 そんな全てを、

 柔らかな母性で包み込み、

 彩風容子と名乗った人物は、

 弱った子供を、

 甘く、優しい毒で、

 少しずつ、少しずつ、溺れさせてゆく。
0374『容子の手腕』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:16:53.01ID:YLg1H7bZ
 母親の愛に飢えていた舞斗。
 母性に飢えていた舞斗。
 優しさに飢えていた舞斗。
 その全てを満たすのは、

「それにしても、かわいそう……君みたいな子供がレイプなんてされたら、トラウマになっちゃうかも知れないのに」

 抱き締めた柔らかい肉に、舌舐めずりをする猛毒の蛇。

 かわいそう。レイプなんてされたら。だから私を信用して。

 私を信用したの? かわいそうね? これから×××されるのに。

「あの、ありがとうございます容子さん。もう、だいじょう……」


 ちゅっ。


 舞斗は容子の腕の中で安らぎに包まれ、瞳を見つめて微笑もうとした瞬間、前髪を掻き上げられて額にキスをされた。
 ぽってりとした唇で、潤みを帯びた唇で、温かく優しいキス。

「私と思い出……作っちゃおっか? もっと『ステキな所』に、チューしてあげるから……ねっ?」

 そして隠れてない右の独眼が、真っ直ぐに、真っ直ぐに、子供の心を射抜く。
 相変わらず頭を撫でながら、優しく、強く、抱き締めながら、頬を赤くさせて行く舞斗の表情を、母親以上の母性を感じさせる笑顔で……落とす。


「私の部屋に来ない? 言ってる意味……わかるよね?」
0375『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:20:14.20ID:YLg1H7bZ
4

 上に。上に。二人で手を繋いで、上に。上に。階段を昇る。

 二階に着き、「あやかのへや」と書かれたルームプレートが垂れ下がっている部屋を通り過ぎ、その次の部屋、二番目の部屋の前で歩みを止めた。
 二階には扉が3つ。憂朱の部屋と、この部屋と、突き当たりに有る「toilet」と書かれた扉。




 あれっ?




 と、ここで舞斗が覚えたのは極上の違和感。
 竹刀はいつの間にか握って無くて、どこかに置いて来た。でも、そんなんじゃない。もっと、もっと、大切な何かを見失ってる感覚。

「ここが、私の部屋よ……」

 ドアノブを容子が掴み、回し、引いて、舞斗はその部屋を見る。


「あっ、えっと……あの、トイレ!!」

「んっ? トイレは突き当たりね」


 見た瞬間、繋いでいた手を離し、顔を逸らしてトイレに駆けた。
 中に入ると即座にカチャリと鍵をして、深く、深く、深呼吸する。
 便座のカバーを上げ、ズボンと下着を降ろし……それまで。

「どうしよう、どうしようっ」

 するのはポーズだけ。条件反射で脱いでしまったが、実際は尿意を催している訳では無い。
 単に逃げたかった。考えたかった。容子の部屋の事を。容子の部屋には余計な物は無く、ベッドに、机に、パソコンに、それぐらいだった。
0376『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:22:39.03ID:YLg1H7bZ
 そして、それとソックリな部屋を舞斗は知っていた。
 化粧品や鏡台や、ソファーの置いて有った母親の部屋だっただろうかと。

 違う。ソックリな部屋は昨日、昨晩に見た筈だ。昨日、昨日。呼ばれた場所。犯された場所。だいっきらいな父親の部屋。
 その部屋に、彩風容子が自室だと案内した部屋が、ソックリだと……


「もしかして、容子さん、は」




 ──カチャリ。




 だが、気付くのが遅過ぎた。

「人の家のトイレだと緊張して出ないのかな〜とか思って……きちゃった♪♪」

 トイレの鍵は捻るだけの簡易ロックで、外からでも一円玉や十円玉、その気になれば指の爪でさえ開ける事ができる。
 容子はロックを外すと、静かにドアを開けて少年の後ろから手を回す。
 そして楽しそうに声を掛け、丸出しになったままの性器を、手のひらで優しく包むように握り締めた。

「えっ、えっ、えっ!?」

 舞斗は起こった事を理解できないのか、すっとんきょうな声を発しながら、容子の顔と握られたペニスをキョロキョロと交互に見つめているだけ。
 弱点で有り、急所で有り、性感帯で有る部分は、容子の手に落ちた。

「オシッコ出すの手伝ってあげる……けど、そ、の、ま、え、に。おちんちんの皮を剥いて大人にしてあげるね♪♪」
0377『容子の手腕』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:25:24.68ID:YLg1H7bZ
5

 擬態(ぎたい)……そんな言葉が存在する。

 例えば、昆虫が外的の鳥などから身を隠す為に、自らの体を同色の木の葉に紛れ込ませ、木の葉になり切ってしまったり。
 例えば、成人しか見れない映画を、受付を騙し大人に成りきって鑑賞したり。


 例えば、例えば。そう……例えば。


 女装も一つの擬態とは言えないだろうか?

 しかも、男性の警戒心を解く為の女装。警戒心の強いウサギを欺く為に獅子が化けた女装。
 甘い言葉で少年をたぶらかして、かどかして、最後には幼い蕾の中にいきり勃ったペニスを挿れて犯してしまう。その為の女装。
 その為の女装も、普通の女装ならまだ良い。良く良く見れば男性だとバレるような女装なら、子供だって引っ掛からない。

 だが、どうやったって見分けの付かない人物が居るのも、これまた事実。少なくとも、彩風容子はそうだ。

 容子は、人より擬態が少しだけ上手かった。
 普通、声なら裏声。容子の場合、喉仏の凹凸は勿論、自在に声を変化させられる。
 普通、身体ならその一部分に力を込めれば、その一部分だけ筋肉を固くさせる事ができるが、容子の場合はそれを全身で可能とし、逆の脱力で胸筋までも女性そのものの柔らかさにする事が可能。

 髪はウィッグを付ければ良いし、髭も生えない女性と同じ綺麗なフェイス。
 変えられないのは、身長と性器の二つだけ。二つ以外は完璧な女性になれるのだ。

 それが神から愛され、数々の才能をギフトされて産まれた者の特権。
 実の弟をレイプして、今度は弟の友人まで犯そうとしている、彩風政宗の擬態。
0378『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:27:55.93ID:YLg1H7bZ
6

 しかし、見た目ではバレなくとも、それ以外の条件でなら易々と看破される。
 今から食べようとしているウサギにだって……

「あの、容子さんは、男の人……なんですか?」

 容易く警戒心を抱かせてしまうのだ。
 与え過ぎたヒントで、簡単に答えを導き出せる推理。




「んっ? よく、聞こえなかったから、もう一回……言ってくれる?」




 だが、そんな状況すら楽しんで、ライオンはわざとらしく言葉を発する。
 抱き付いているのに、密着しているのに、狭いトイレで二人きりなのに、聞こえない筈がないのに。

「だか、らぁっ……容子、さんはっ!! ひうっ!!?」


 ──ペリ、ペリッ。


 容子はセリフが確信に近づくにつれ、両手で握っていた舞斗のペニスの皮を、少しずつ、少しずつ、ゆっくり、ゆっくりと剥いて行く。

「よーこ、さんは!! よぅこさんはぁっ!!!」


 ──ペリ、ペリッ。


 小学生の子供がペニスの皮を剥かれ、ピンク色の粘膜を外気に晒されて、無事な訳が無い。
 それでも舞斗は弱音を吐かず、容子の服をギュッと掴んで歯を食い縛りながら質問を投げ掛け続ける。
0379『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:30:55.25ID:YLg1H7bZ
「容子、さんはっ、男の人なんで……っぁ、ぁ、ああ゙ぁぁぁぁぁぁああ!!?」




 ──べりりりりッ!!




 まだ小学生で、まだ子供で、本来なら精通すらしていない年齢で。それなのに最後まで剥かれてしまい、ヒリヒリとした痛みを伴ってペニスが僅かに赤く腫れる。
 舞斗は背筋を容子へ預けるようにして仰け反らせ、空気を求めて口をぱくぱくと開閉させ、爆発しそうな胸の鼓動を抑えるのに精一杯で。

「ふぅん……私が男の人じゃないかって、そう言うの?」

 ただ、精一杯なのは舞斗だけで、容子はそんなの知った事じゃない。
 剥かれたばかりで敏感になっているペニスを、親指と薬指の指先をくっ付けて作った輪っかを使い、にちゅにちゅと巧みに扱き始めてしまう。
 まだ粘膜のままで、水気の音さえ響かせるソコを、にちゅにちゅ、にちゅにちゅ、チュクチュク、チュクチュク。

 舞斗は容子の手解きに身を任せ、時おり思い出したように肩を大きく震わせ、それでも何とか質問に対して首を縦に振る。

「そうねぇ。舞斗君が、『おまんこしてください』って……色っぽく言ってくれたら、教えてあげてもいいかなぁ♪」

 そんな可愛らしい反応を見せられて、容子の姿をしていた人物は、とうとう我慢が効かなくなった。
0380『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:32:59.46ID:YLg1H7bZ
 
「あのっ……おまんこ、って、なんですか?」


 しかし、性経験は何度か有ったとしても性知識は歳相応しか無く、舞斗は容子の要求を聞いてもイマイチ理解できずに聞き返す。
 なんとなく、なんとなく、『えっちな事』だと言うのは状況から感じたが、ちゃんとした意味は本当にわからなかった。

「あぁ、そこからかぁ……え〜っと、オマンコって言うのは、舞斗君がおちんちんを挿れられて気持ち良くなっちゃうトコロよ♪ そこを、お姉さんに見せて欲しいなぁ〜っ」

 そんな問い掛けにクスリと口元を弛ませて微笑むと、容子は優しく扱いたペニスから手を離し、先走りと粘液でねちっこく濡れた薬指を舞斗の蕾に押し当てる。
 そのまま中まで入ってしまいそうに、指先は円を描くようにして動き始めるが……

「えっ!? や、うぅっ……み、見せるだけでっ、教えてくれるんですよね?」

 危険を察知した子羊はビクリと大きく肩を震わせると、慌てて狼の手を振りほどく。
 そして洋式トイレのフタを下げてその上に座り、半ズボンとパンツを左足の足首に引っ掻ける形で脱ぎ、M字開脚の要領で両足を広げた。
 上目遣いで恥ずかしそうに容子を見つめながら、「これでいいでしょ?」と剥けたばかりの勃起したペニスと僅かに赤く腫れたアナルを晒す。

「えぇ♪ くぱぁ……って、中まできちんと分かるように指で拡げて見せてくれたら、すぐに教えてあげるわ」
0381『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:35:51.42ID:YLg1H7bZ
 
 もう99%容子が男だと分かっていた。
 だって二階には扉は三つしか無かったのだから。

 このトイレ。
 憂朱の部屋。
 容子の部屋。

 じゃあ、自分が『やっつけ』に来た憂朱の兄の部屋は?




 容子の部屋はシンプルだった。




 容子の部屋は父親の部屋に似ていた。




 でも、でも。それでも母親のように優しく慰めてくれた容子。
 これからどうして良いかアドバイスしてくれた容子。
 泣き止むまでずっと抱き締めて頭を撫でてくれた容子。

 そんな容子を舞斗は信じたくて……


「あ、のっ……容子、さん。これで、見え、ますか?」


 緊張で細かく開閉するアナルを、実父のレイプで僅かに腫れる孔の中を、右手の人差し指と中指で拡げて見せた。
 恥ずかしそうに目をつむって横を向き、けれどもそれ以上の興奮がより一層にペニスを硬くしてピクピクと震わせる。

「ええっ、見えるわ……それじゃあ約束通り、おでこよりもっとステキな所へ、キスしてあげる」

 しかし、そんな羞恥に包まれる少年に発せられたのは、少年との『もう一つの約束』。
 容子はその場に跪き四つん這いに近い体勢になると、少しの戸惑いも見せずに舞斗の蕾へ顔を寄せ、そして、最初は、軽く、短く。


「ちゅっ」


 小鳥が啄むような口付けをした。
0382『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:38:27.35ID:YLg1H7bZ
 
「えっ、容子さ……んにゃ!? お尻の穴を食べちゃ」

 次は恋人同士が愛を確かめ合うように。

 しっかりと唇を密着させ、舌をディープに、ねっとりと、しっぽりと、蕾の中へ差し入れて行く。
 唾液を絡ませながら、ピンク色の柔肉を掻き分けながら、前立腺の裏側を舌先で優しく押し上げる。


 ねちょ。ねちょ。ねちょ。


 ザラザラとしたベロで腸内を舐められるなんて不快感しか無い筈なのに。ケガをしてる所を舐められてもヒリヒリして痛いだけの筈なのに。
 ザラザラに舐められてヒリヒリして、だけどとっても優しくて、暖かくて、こっちに気遣いしてくれてるのがわかって、何だか凄く嬉しくなって。

「んっ……ここ、優しくされるの初めてでしょ?」

 容子は一度クチを離してちゅぽんっと舌を引き抜くと、自分のしてる行為を見せ付けるように、手を伸ばして舞斗の顔をこちらへと向かせた。


 ちゅ、ぢゅっ、ぢゅる、ずりゅりゅ……


 そして再び、今度はさっきよりもわざと大きく音を立てて、すっかりフヤけた蕾の中へ長い舌が侵入する。

「ふぁ、あ、容子さんの舌が、入って……んんっ」

 もう唾液なのか腸液なのかも分からない。
 熱い液体が舞斗の中をトロットロにして、表情までトロけさせて容子の愛撫を受け入れていた。
0383『容子の手腕』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/05(月) 16:41:16.41ID:YLg1H7bZ
 
「んふっ♪ ほらっ、こんなに濡れて来た」

 ちゅぽん、と。容子はまた舌を引き抜き、代わりに右手の薬指を蕾の中へ滑り込ませる。
 舞斗の表情を見つめながら、まるで感じるポイントを探るように、濡れてすっかり生殖器官となった場所へ、ゆっくりと指の抜き差しが始まった。

 にちゅ、にちゅ、にちゅ、にちゅ。

「あぅっ、んんっ、だって……優しくされるの、初めてっ、だったから」

 容子の指先は前立腺をギリギリ左右に避け、くすぐって焦らす動きで、その周辺だけを執拗に擦り上げて行く。
 最も敏感な部分は触れて貰えないのに、そこ以外はメチャクチャに撫で回されて、時折いたずらに爪先が引っ掻くだけで、自然と快楽を求め舞斗の腰が揺れ出して……揺れ出して、容子は指の愛撫をピタリと止める。




 ──オチた。




 会ったその日の内に、一時間も経たない内に、年端も行かない小学生の子供は、ウサギは、しかも同性に股を広げてしまう。
 自分はどうなってしまうのか? そんな事は易々と想像できる筈なのに。


「ねぇ、舞斗くん? ここから先は……わかるよね?」

「あっ、えっ、あ、あの……うーんと、その、えっと……はい」


 ここから先は、わかるよね? これと同じ言葉を、または似た言葉を、舞斗は『誰か』らか聞いた気がしたが、それが誰からなのか……母性を多分に含んだ容子の笑顔に見つめられると、『誰か』の事は考えられなくなっていた。
0384名無しさん@ピンキー2012/11/05(月) 16:43:13.26ID:YLg1H7bZ
今回はここまでですm(__)m

長いので前後に分けました。
次が後編になります
0385名無しさん@ピンキー2012/11/07(水) 00:00:55.83ID:wLTEec8a
おつ
0388 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:32:20.00ID:x6aErmSB
次から
『アヤカの夢』の続きの
『容子の手腕』後編を投下しますm(__)m
よく見たらクソ長いので、エロなしのピロートークは更に次回に分割します。
投下途中で仕事が入ったら、1〜2時間開きますm(__)m
0389『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:35:08.17ID:x6aErmSB
7

 まるでシンデレラ、白雪姫、ジュリエット。
 優しくお姫さま抱っこで身体を持ち上げられ、舞斗はポーッと頬を赤く染める。
 そして下ろされるのも、優しく、優しく。殺風景な部屋、容子の部屋の白いベッドに、優しく、優しく。仰向けで横たわせられた。
 お姫様はそのまま、何もしなくて良い。片足に引っ掛かっていたパンツや靴下まで、産まれたままの姿になるまで全て脱がされ、衣服はベッドの横へ綺麗に畳んで置かれる。
 そんな光景を、ただただ、腕を組むようにして自分の胸を隠し、優しい王子様を潤んだ瞳で眺め、これから訪れるだろう出来事に幼い性器をテラテラと濡らして期待を表していた。
 容子は一瞬だけ視線を送って微笑み返すと、舞斗から見えないよう器用にスカートを穿いたまま中だけを脱ぎ、それをすぐさまベッドの下に放る。


「ねぇ、舞斗くん……『今の私』が、好き?」


 僅か数秒で最低限の必要な準備は完了した。後は、焦らない。
 ゆったりと話し掛けて緊張を解きながらベッドへ上がり、内股でモゾモゾしてる両足を左右に広げてその間に位置を移す。

「きゃっ!? あ、あのっ……はい」

 舞斗はガバッと足を開かせられて反射的に声を出すも、容子の質問には顔を赤くして、小さく、けれどしっかりと首を縦に振るのだった。
 そして爆発しそうな鼓動を深呼吸で何とか押さえ付けると、観念して恐る恐る手を胸から離し、代わりに耳元近くのシーツをギュッと握り締める。


「ふふっ、繋がってる所……見えない方がいいわよね?」
0390『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:36:33.95ID:x6aErmSB
 容子はスカート前部のスソを軽く摘まんで持ち上げると、舞斗のペニスへ被せるようにして覆い隠す。
 これで接合箇所は目視できなくなり、その事がより一層に舞斗を興奮させる。これで、『女の容子の可能性』が残されたままなのだから。

「容子さん。ようこ、さん」

 にゅちっ……
 例え、自分の蕾に肉の杭が押し付けられている感触が有っても、実際に目で見るまでは容子を女性だと信じられる。信じていたい。
 すぐに打ち砕かれる幻想だとしても、体目的で優しくされただけだとしても、何回も、何回も、相手の名前を呟き、『その時』を覚悟してキュッと全身に力を込める。


「もう言葉は要らない、かな? それじゃあ、挿れ……っ!?」


 しかし、その時は訪れない。
 二人の耳に突然届いた音が、一瞬だけ容子の身体を硬直させたのだ。
 届いた音、バタンと玄関の戸が勢い良く閉じられた音。それが何を示すのか、はっきりと分かる。


 ──憂朱が帰って来た。


 しかし、しかし。もう、止まらない。「今さらよね……」と容子は小さく笑い、舞斗の蕾に押し付けるていた先端部分だけをニュプリと挿入する。
0391『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:46:17.55ID:x6aErmSB
 そして、優しく、優しく、なおさらに優しく。摩擦を感じさせないように、痛みを感じさせないように、ゆっくりと優しく腰を押し進めて行く。

「アヤカ、帰って来たみたいだけど……私とエッチして良いのよね?」

 態度だけでは無く言葉にまで優しさを滲ませ、心まで絡め取る最後の選択を迫る。
 最も信頼していただろう父親には裏切られ、繰り上がりで一番になった憂朱の元へ駆け込んで来た少年。
 でもそれは、どちらも長い歳月を積み重ねて築いた絆。でもそれを、でもその強い絆を……


「はい、容子さんと……えっち、したいです」


 容子は一日も経たずに追い抜いた。

 返事に詰まった様子も無い。確実に舞斗の中で、最も信頼できる人物が容子になったと言う証拠。
 それは、何とも心地よい優越感と肉食衝動を与えてくれる。

「嬉しいっ、それじゃ……いただきま〜す♪」

 もう容子にしても、こんなご馳走を目の前に我慢する事はできなかった。
 この子は父親に犯され続けてる悲惨な経験をしているのだから、せめて自分は優しくして上げよう……そんな思いやりも、最初から一気に奥まで突き上げたらどんな反応をするのだろう? この好奇心には勝てる筈も無い。
 僅かに差し入れたペニスを引き抜いて上体を前傾させると、意図がわからずいる少年へ息が触れ合うぐらいに顔を寄せ、容子は「ごめん」……と小さく囁くのだった。
0392『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:48:38.55ID:x6aErmSB
 舞斗は不思議そうに首を傾け、「どうしたの?」と返答しようとして、口を開こうとして……ズンッ!! と、身体を突如襲った衝撃に、口どころか目まで大きく見開く。


「んっ、ひあっ!? んんっ……ぁ、ああ゙ぁぁぁぁぁああ!!!」


 それはまるで、自分の頭の中を真っ白に塗り潰すペンキ……何も考えられなくなる。
 体内を犯されるなんてトラウマのはずなのに、痛いだけのはずなのに、今までに味わった事の無い圧迫感は、舞斗のトラウマや痛みを嬉しさに変える魔法のよう。

「こらっ、アヤカに気付かれちゃうったら」

 見下ろす容子も言葉では叱っても優しく微笑む。そんな『この人』を好きになったから、苦しくても、痛くても、『この人』が気持ち良さそうな表情をしてくれるのがそれ以上に嬉しい。
 気付けば舞斗は目尻に大粒の雫を浮かべ、貫かれながらポロポロと喜びの涙を流すのだった。
 しかし、それまでの好意と信頼を受けても、『この人』の心には響かない。天性のサディストを挑発するだけで、むしろ試したくなる。壊したくなる。


「でも……ねぇ? これで、私が男か女か……わかったでしょ?」


 右手の人指し指で舞斗の涙を拭ってやると、相も変わらすの笑顔で現実に引き戻す。
 お前はただ、この展開と空気に酔っているだけだと、お前が好きな容子の正体は、嫌いな父親と同じ単なる強姦魔なんだと。
0393『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:50:45.59ID:x6aErmSB
 
「わかりません」


 しかし、『容子さんは男性です』と、予想した答えが返って来る事は無かった。
 舞斗は下唇を強く噛んだ後、僅かに間を置き、照れ臭そうに笑って首を横に振る。

「えっ、じゃあこうやって、舞斗くんの中で出し入れしたらわかるかな?」

 分からない筈が無い。容子の野太いペニスで奥の行き止まりをゴツン、ゴツン、とつつかれているのに。自分のからはとめどなく先走りが溢れ、被さってるスカートを滲ませてシミを作っているのに。


 パン、パン、パン、パン、パン、パン!!

 急激に乱暴に、荒々しくなる腰遣い。容子は絡み付いてくる幼い肉ヒダたちを、ペニスのエラばった部分でゴリゴリと掻き回す。
 舞斗の手のひらに上から手を重ね、恋人同士のように指を一本一本交差させて両手を繋ぎ、顔は鼻先がくっ付きそうなほど近くに寄せる。
 これで二人の中には微かな隙間も存在しない。密着した肉の擦れる音を響かせながら、容子は緩急を付けたストロークで舞斗の腸内を突き上げて行く。


「ひぐっ!? わか、りません……んんっ」


 だが、これだけ体内で暴れられても、目を逸らさずにジッと見詰める『この人』のペニスを無理やり意識させられても、泣きそうな声で首を横に振ったのだった。
0394『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:54:09.95ID:x6aErmSB
 そうまで頑なに一途な好意を向けられたら、幾ら偽者の自分だとは言え『この人』も嬉しくない訳が無い。

「ふふっ、私の負けよ……目を閉じて? んっ、ちゅっ」

 耳元で甘ったるく囁き、舞斗が言葉を聞いて目をつむると、すぐに顔同士の距離をゼロにして唇を重ねた。
 そのまま舌を伸ばし、唇の間にねじ込み、まだ乳歯の残る歯を上下にこじ開けて相手の舌に絡み付ける。

「んむぅっ、んっ、ちゅむ、はぁん!! ふにゅ、ようこさ……んんっ」

 舞斗は強すぎる刺激にどれだけ舌を逃がしても、口の中に入り込んで這い回る大好きな『この人』の長い舌が、瞬く間に探し出してキュッと優しく締め上げてしまう。

 ぬるぬる、ヌチュヌチュ、にちゅにちゅ、ぢゅるぢゅる……

 視覚が閉ざされている分、聴覚が拾う音はより淫猥に脳の中で反響し、上も、下も、手でさえも、全身で繋がった性行為は、舞斗の奥底をとてつもない快楽で蝕んでいた。
 硬くなった幼いペニスも苦しそうに勃起し、容子の腰の動きに合わせて上下に揺れて、テロテロと透明なカウパーを吐き出し続ける。

「んっ、ぢゅっ、はあぁぁっ……良い舞斗くん? 私もう我慢できないから、本気で腰を振っちゃうね? 犬みたいなセックス……しちゃうからねっ!?」
0395『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 10:58:46.34ID:x6aErmSB
 水分の増した容子の瞳。ようやく感じた容子の本音。余裕な表情は崩れ始め、紡ぎ出す声には明らかな熱が籠り、そんな容子の変化がとても嬉しかった。


「はい、はいっ!!」


 舞斗はやっと通じて来た気持ちに何度も頷き、ここまではされるがままだった粘膜の摩擦も、腸内で暴れ回るペニスを意識して、きゅぅぅっ……っと強く締め上げる。
 ただでさえキツイのにこんな事をしたら、中身を持って行かれるのではないかと思うほど苦しいけれど、それでも心地よさそうに目を細める容子の顔はずっと見ていたかった。

「容子さんっ、ようこさんっ!! がんばり……ますからぁ、ふあっ、ようこ、さんもっ、気持ちよくっ、なってください」

 アナルの中で力強く締め上げたペニスは、しかし肉壁の間を押し広げながら難なく最奥まで、結腸まで到達する。
 そして何かを確認するかのように、恐る恐ると言った感じで、唇の形に似たソコを先端でコツコツとつつき始めた。
 すると舞斗は「ああ」とすぐに気付いて微笑み、容子の『最後の手加減』を外す。


「いい、ですよ? 容子さんなら、その奥にまで挿れちゃっても……いい、い゙っ!? いっ、ぃ、いぎっ……んに゙ゃぁぁぁぁぁっ!!?」

 
0396『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:00:36.85ID:x6aErmSB
 

 ぐぐっ、ぎゅぢちっ……

 言葉を遮って、許可の言い終わりを待たず、唐突に結腸をこじ開けてぺニスが舞斗の体内へネジ込まれた。

「にゃあっ、に゙ゃああ!! やっぱり、ダメ……です容子さん、抜いてっ、くださいっ」

 まるで自分のヘソが、身体の内側から撫でられ、押し上げられている感覚。
 予想を遥かに超える衝撃に、舞斗は背中を反らせ獣のような悲鳴で叫びながら、とうとう我慢できずスカートの中へ射精してしまうのだった。

「精液でるの止まらなっ、い、からぁ……しんじゃうっ、ぼく死んじゃいますぅぅっ!!」

 ビュルビュルと絶え間なく透明な液体をほとばしらせ、けれども何とか容子のぺニスから逃れようと腰を左右に振って引き抜こうとする。

 せめてお尻の中まで戻して貰えば……

 自分から許可を与えての前言撤回だが、尿道が開き切ってガバガバになってしまうのではないかと思わせる連続射精は、快感と共に危険信号のアラームも脳に伝えていた。

「んっ? ん〜っ……ふふっ、だぁ〜〜めっ♪ これから舞斗くんに中出しするんだからね? がんばってしんじゃダメよ?」

 ただしそんな物は、容子の心へピクリとも届かない。むしろ逆に、サディズムをくすぐって燃え上がらせてしまうだけで。
0397『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:03:37.47ID:x6aErmSB
 
「ぁ、あうっ、あ゙あ゙ぁぁぁぁぁああ!! に゙ゃあっ、に゙ゃああぁぁぁっ!!」

 ズルズルと力任せにぺニスが蕾の入り口近くまで引き抜かれ、息つく暇も無くヘソの裏側まで突き戻される。
 幼い腸内に存在する肉ヒダと言う肉ヒダをえぐりながら、容子はとてつもないロングストロークで腰を打ち付け始めた。

「はぁっ、はぁっ、んっ……舞斗くんの中、私のに吸い付いて離してくれないわよ? そんなにコレが良いの?」

 パンッ、パンッ、と一往復する度に肉のぶつかり合う音が部屋中に響き、舞斗は涙を流しながら更に大きな喘ぎ声を上げる。
 大声を出してないと、子供相手にも全力で腰を振り立てる容子の攻めに、瞬く間も無く気絶させられてしまいそうなのだ。


「はいっ。はいっ!! ぼくのお腹のナカ、すごく幸せになっちゃってますぅぅっ!!」


 だから。誰が聞いてもアクメに達してる艶声だとわかるから。
 そんな二人の『交尾を覗く憂朱』も、平常な精神では居られなかった。

 帰宅したらリビングの隅に『竹刀(しない)』が転がっていて、まさかと玄関に戻って靴箱を探したらアイツの靴が有って、そして、そして……
 階段の上から、「好きだ憂朱」。「お兄さんをやっつけてやる」。そう言ってくれた筈の嬉しそうな声が、リビングまで届いてこだまする。


「まい、と? ボクを……好きだって言ったのに!!」


 憂朱は足音を殺して二階へ上がると、兄の部屋の前まで近付き、僅かに開いていたドアの隙間から、そーっとその中を覗くのだった。
0398『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:05:37.65ID:x6aErmSB
 開いていた隙間。正確には、容子が『開けていた』隙間。この光景を見せ付ける為に、わざと容子が開けていた覗き窓。
 そんなハニートラップに、憂朱は疑いもせずまんまと引っ掛かった。


「おにいちゃん、まいとに凄く優しくしてる……ボクだって、あんな風に優しくされたら」


 自分の事を好きだと言ってくれた二人が、すぐ目の前で行う濃厚なラブセックス。
 唇を重ね、手を重ね、舌を絡ませ、指を絡ませ、舞斗の蕾には深々と容子のペニスが挿入されている。

 何もかも、イヤになった。

 友人の事も、兄の事も、こんな光景を四つん這いになって覗いて、あまつさえ性器が膨らんで硬くなってる自分自身の事も。



「ぁ、あうっ、あ゙あ゙ぁぁぁぁぁああ!! に゙ゃあっ、に゙ゃああぁぁぁっ!!」

「はぁっ、はぁっ、んっ……舞斗くんの中、私のに吸い付いて離してくれないわよ? そんなにコレが良いの?」



 肉欲のぶつかり合う音は、徐々にその間隔を早めて行く。
 一突き、一突き、容子が奥を押し上げる度に舞斗の身体はビクンと背筋を伸ばして跳ね、頬を真っ赤にしながら少女と獣が混じった声で喘ぎ出す。
0399『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:06:57.19ID:x6aErmSB
 
「んっ……おっきく、なってる」

 生でそんなに激しい交尾を見せ付けられて、覗くだけで我慢するなんて出来るはずも無かった。
 憂朱は四つん這いのまま右手でパンツごとスパッツを下げると、先端から卑猥な糸を垂らしてピコピコと揺れる硬い性器を握り締める。

「まいとぉ、ふあっ……どぅして、ボクじゃ、んっ、んんっ、ダメなのぉっ」

 クチュ、くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ……

 好意を持っていた友人が実の兄に寝取られ、とても悲しい筈なのに、目尻からは涙が零れ落ちそうなのに、それなのにマスターベーションは止められない。
 信じられないほど硬く勃起したぺニスをちゅくちゅくと上下に力一杯扱き、粘膜にカウパーがまとわり付いて生まれるネバネバした水音を響かせ続ける。


「いい、舞斗くん? ナカに、ナカに出すからねっ!?」

「はいっ、はいっ!! どうぞ容子さん!! なかにっ、なかにぃぃっ!!」


 まるで絶頂を間近に迎えた二人へ追い付くよう、奥歯を噛み締めて声を押さえ、競り上がって来る快楽に身を任せて懸命にぺニスを扱く。

 もう、みんなが限界だった。容子は一際大きく腰を動かして根元まで突き込み、舞斗は容子の背中に足を回してガッチリとホールドし、憂朱はその光景を覗きながら細かく身体を震わせる。
0400『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:08:41.99ID:x6aErmSB
 
「ふんんっ……イ、くっ」


 びゅるるるっ!! びゅるっびゅるるっ!!


 静かにアクメへ達した憂朱は上着の裾を噛んで完全に声を塞ぎ、にも関わらず射精した液体がベチャベチャと音を立てて床に付着するのは止めようとしない。
 大きな波を吐き出しても手は未だ上下にぺニスを摩擦し、最後の一滴まで搾り取る動きで扱きまくる。

 ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく、ちゅく……

 びゅるるるっ!! びゅるっびゅるるっ!!

 イッて敏感になったままの内に次々と刺激を与え、萎えるまでずっと擦り続けた。
 だって仕方なかったのだ。オナニーをせずには居られなかったのだ。
 いつの間にか体制が微妙に変わり、容子のスカートは外れて落ち、舞斗の蕾はパックリと拡がってぺニスを咥え込み、既に絶頂を迎えながらも必死でピストンに堪える可愛らしい姿が見えるのだから。

「あうっ……あんっ、あんっ!! よーこさっ、よーこさん!! イッて、早くイッてぇぇっ!!」

 舞斗はピストンに合わせて拙く腰を振り、懸命にぺニスを締め上げて射精に導こうとする。
 さっきからずっとイキっ放しで、すぐにでも容子をイカさないと自分が気絶してしまうと分かっていた。
0401『容子の手腕』後編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/11/10(土) 11:10:14.32ID:x6aErmSB
 断続的にイキ重ねているぺニスは先ほどから新たな精液を吐き出しておらず、ビクンと大きく震えるだけの『空打ち』でドライオーガズムを繰り返す。
 射精を伴わない、女性のような絶頂。何度も訪れて快感を得られるが、際限なしに身体を支配するアクメは、体力も精神力もことごとく削り取っていく。

 快感と言えど、そんな意思とは関係なく与えられ続けては毒になる。中毒(クセ)になるのだ。




 よーこさんの○○○、クセになっちゃう──

 ○○○がないと、生きて行けなくされちゃう──




 だから悩がアラームを鳴らし、これ以上身体に負担が掛からなくする為、中毒になるのを避ける為、急いで気絶させようとしている。

「じゃあ、イクっ……からね? この小さいカラダで、ぜんぶ受け止めてね? 舞斗くんっ、イクよ、イクよっ!! 舞斗くんっ!!」

 しかし、間に合わなかった……


「い゙にゃあぁぁぁぁぁぁっ!!? あついっ、あちゅいぃぃぃぃっ!! ドプドプって、お腹のナカに入ってきてぇ……ふあぁぁっ、ぼく、おぼれちゃうよぉっ」

 今まさに気絶しようとする舞斗の奥深くへ、結腸よりも更に奥へ、摩擦により熱を持った精液が、ドクンドクンと脈打ちながら凄まじい勢いで注ぎ込まれて行く。




 よーこ、さん──




 その感触を経て、ようやく舞斗は気絶するのだった


 
0402名無しさん@ピンキー2012/11/10(土) 11:13:47.89ID:x6aErmSB
今回は以上です。

次はエロ無しですm(__)m
ベッドの上で舞斗と容子がイチャイチャしてるだけ
0403名無しさん@ピンキー2012/11/10(土) 20:22:51.98ID:Xn1nBasy
あぁ素晴らしい…
0404名無しさん@ピンキー2012/11/14(水) 14:55:22.68ID:qy4xRxgh
これが萌えか

続きはよ
0405名無しさん@ピンキー2012/11/14(水) 15:33:58.55ID:Y98o36lz

セックスアピール激しい政宗兄さんは、処女なんでしょうか。
0406名無しさん@ピンキー2012/11/17(土) 12:10:42.56ID:nAQCMY9+
結腸まで届くなんてどんな凶暴なマグナムを持ってるんだ・・・













うらやましい掘られたい
0408名無しさん@ピンキー2012/12/02(日) 21:53:24.40ID:d7+5ubdj
保守
0410 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:45:27.83ID:0tPxNQjs
次から、
『憂朱のユメ』の続きの、
『舞斗の幸せ』前編を投下します。

今回と後編はエロ無いですm(__)m
0411『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:47:10.42ID:0tPxNQjs
1



「あ、れっ?」

 ポツリと、そんな単語が自然に口から零れたのは、気絶してから30分も後の事。

 舞斗はうつらうつらとしながらも天井を見上げ、何をしたい訳でもないが天井を掴もうと真っ直ぐに右手を伸ばした。
 当然、掴める筈も無く空振って、敢えて言うなら空気を掴み、ボスンとベッドへ落ちて僅かに沈む。

「ふふっ」

 そして短く笑う。意味を成さない事をした自分自身に、余りにもバカバカしくて。
 だけど、どうしてか思う。幸せだな……と。容子と名乗る人物に抱かれ、心がポカポカして暖かい。



 しあわせだな──



 改めて噛み締め、そこでやっと自分が一人では無かったことに気付く。
 隣で横になり、優しく目を細めて見守ってくれている『この人』が居たんだと。


「おはよう、ねぼすけさん♪」


 事後処理は、何から何まで容子が終わらせた。

 まずは廊下の『拭き残し』の片付け。次は舞斗を風呂場に連れて行き、起こさないよう綺麗に洗浄。最後は再び自室に戻って服を着せ、ベッドに寝かせてタオルケットを掛け、自らも衣服を整えて隣に横たわる。
 憂朱が家を飛び出してどこかへ向かったのを察しても、追い掛けたりはせず、静かに呼吸を繰り返す身体を優しく撫で続けた。
0412『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:48:59.03ID:0tPxNQjs
 
「あっ……よーこ、さん?」

 優しい声。優しい微笑み。舞斗が飢え、欲していたものを、全て兼ね備えている。


「なぁに?」

 どうしたってこうしたって、この人は女性にしか思えなくて、枯渇していた母からの愛情を求めてしまって、それでも違うと分かっているから、どうしようもなく泣きたくなってしまう。


「今だけ、おかあさん……って、呼んでも良いですか?」


 舞斗はコロンと横向きになって容子の顔を見つめ、不安を滲ませた瞳を揺らして潤ませる。
 ぼくはバカだ、ぼくはバカだ、けなしながら。許してくれるわけがない、嫌われるだけだ、否定しながら。それでも、問い掛けてしまった……

 突然そんな事を言われた容子も、さすがに驚きで身体の動きを止めるが、すぐに相手の求めている行為を悟り、一度手を離してゆっくりと自身の上体を起こす。

 そして、両手を左右に広げ、舞斗を見つめ返し、目を細めて微笑んだ。


「いらっしゃい、舞斗」


 母になって名前を呼べば、子供は待ちきれないとばかりに母の胸に飛び込んで顔を埋め、背中へ両腕を回してギュッと抱き締める。
 母も子供の背中を抱き締め、頭を静かに撫で下ろした。

「うわぁぁぁぁん!! おかあさんっ、おかあさん!!」
0413『舞斗の幸せ』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:50:31.40ID:0tPxNQjs
 長く、長く。1分、2分と抱き合って、でも離れなくて、その間に考え纏めた事を、容子は舞斗の耳元でソッと囁く。


「お父さんと……仲直りしてみたら?」


 出会った直後から感付いていた矛盾……父親からの酷い仕打ちを愚痴り、リビングでわんわん声を上げて泣いたが、それでも、最後の、最後の、限界の、限界まで、殺そうと思い立つまで悩み、苦しみ、改心してくれるのをずっと待っていた。

 理由なんて一つしかない。とても単純でとてもシンプル。舞斗は、厳しい父親の事が、家を出た母親の事が、今でも好き。
 身体だけ大人になったって、まだ小学四年生の、たった九歳の、愛情を受けたい盛りの子供なのだから。

「ぼくに、できるでしょうか? 毎日、お父さんにされてから……そのっ、可笑しな話しなんですけど、歳上の男の人が少し苦手になってしまって」

 淡々と、まるで感情なく読まれた童話のように舞斗の物語は進む。
 声のトーンを変えるでもない。顔を上げるでもない。手に力を込めるでもない。容子の胸に収まったまま、渇いた笑いを発して自らを卑下する。


「そっか……それじゃあ」


 しかし、本人が気付かない内に、その『苦手』はとっくに克服しているのだ。
 容子は一度だけ深呼吸を挟むと、撫でていた手を止め、両手を自分の頭に添える。
0414『舞斗の幸せ』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:52:18.76ID:0tPxNQjs
「こうやって舞斗くんが抱き締めてくれてる俺の事も、やっぱり苦手なままかな?」

 パチン、パチンと……小さな金属音が数度鳴り、舞斗が見つめている中で、支えを失ったウィッグは身体を滑るようにベッドへ落ちた。
 続けて本来の髪を押さえていたヘアネットも取り払い、今まで隠れていた長い黒髪と、その顔の全貌が現れる。

 化粧は残ったままなので女性に見えると言えば見えるが、それよりも何よりも、最初に気を引かせたのは容子の眼。右は普通で、左は眼球が真っ白で……瞳孔が存在しなかった。
 いつもは前髪をきっちりとセットし、更に眼帯も付けて分からなくしていて、こんなに真っ直ぐ、じっくりと見せるほど左目を晒す事も無い。


「よーこ、さん? 容子、さん。容子さんは……とっても、綺麗、です」


 上瞼から下瞼へ、縦に太い傷痕が残り、恐らくこの古傷は一生消えないだろう。
 でも、それがどうしたのだろうか? 少なくとも舞斗は、この程度で態度を変えたりはしなかった。むしろ、より愛しくさえ感じてしまう。

「なぁ、舞斗くん? こんな傷を負った俺でも、君は綺麗だって言ってくれるなら……それなら、父親に傷付けられただけの君だって、まだまだ綺麗なんだ。絶対に諦めるなよ……幸せを」
0415『舞斗の幸せ』 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:53:45.55ID:0tPxNQjs
 カラーコンタクトもしてない、傷痕も隠さない、容子の、政宗の、本当の素顔を見て、悲しそうにはにかむ笑顔を見て、衝動的に、ほぼ無意識に……


「んっ」


 舞斗は容子の頭を抱き締めるように引き寄せてキスをした。
 舌も絡ませない、唇と唇が触れ合うだけのキス。しかし行為の中で交わした唾液まで混じり合ったキスより、何倍も想いが込められている。


 一秒、二秒──

 三秒、四秒──

 好き、好き、大好き──


「はぁっ……よーこさん、ぼく……もう一回だけ、がんばってみます」


 そして、本当の、心からの、子供らしい笑顔を──


「ぼくは容子さんが、大好き……でした」


 ニッコリと──


「だからアヤカにも言います。お兄さんと、きちんと話してみろって。アヤカがちゃんと言えば、お兄さんもわかってくれますよね? ねっ、容子さん?」

 毒が抜かれて行く。父親にレイプされても、政宗に騙され犯されても、それでも無垢な、信じる事しか知らない笑顔に照らされて。
 その眩しさは容子の骨格を殆ど男性のモノに変え、擬態を解かして政宗に戻らせつつ有った。

「そう、だな……憂朱が心からイヤがったら、もうしなくなるんじゃないかな」
0416『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:55:07.64ID:0tPxNQjs
 例えすぐにまた憂朱を犯すとしても、無垢な光に照らされているこの瞬間だけは、そんな事を考えられそうにない。
 舞斗は政宗の返事に満足したのか嬉しそうに頷くと、今度は舞斗がグッと背を伸ばして政宗の耳元に口を寄せた。

「もし、がまんできなくなったら……ぼくを呼んでください。ぼくなら容子さんにどんなことをされても……そのっ、よろこぶ、だけですから」

 頬を染めて恥ずかしそうに、けれども確かに最後まで言葉を紡ぐ。
 もちろん、自分自身が容子とセックスしたい気持ちは有るが、それと同じぐらいに憂朱を助けたい気持ちも有った。
 自分で、『身代わり』で満足してくれたら、憂朱にはきっと手を出さないと……

「ははっ……それじゃあ、舞斗君がお父さんと仲良くなって元気が出たら、たくさんエッチな事をしながらデートでもしよっか?」

 政宗もそんな思いを受け止め、受け止めた上で軽く笑って誤魔化す。
 手を出さないとも嘘は付きたくなかったし、手を出すともこの空気では言いにくかった。だからさりげなく答えをボヤかして軌道を修正する。

「はいっ、容子さんと早くデートできるように、お父さんとも、お母さんとも、仲良くなりますっ。で……その、質問とお願いがあるんですが」

 果たして……真意を理解しているのかどうなのか、舞斗は元気に返事をすると、今度は政宗から離れ、ベッドの端まで後退って正座し、ゆっくりと深呼吸して対面する。
 はにゃ〜んとダラけていた表情は剣道をしている時のように引き締まり、神妙な面持ちで問い掛け始めた。
0417『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:56:35.74ID:0tPxNQjs
「どうして、女の人の格好をしてたんですか? それと、えっち……なんですけど、ぼくに何をしてもいいですから、あのっ……最後だけは、容子さんでしてください」

 そして小声で刻むのは、今だからこそ産まれる疑問。こんな綺麗な人が男な訳が無い、女性なんだ、自分が好きになったのは自分なんだ、そう思い続けたけれどやはり男性で。
 しかし、何故こんな格好をしていたのかが分からない。女装趣味には見えないが、にしては言葉遣いや仕草が女性にしか見えなかった。

 もう一つは、純粋なお願い。身体をどうされても、何をされても、最後に『容子で』抱いて貰えれば、きっとどんな無茶にも堪えれるから。
 その疑問と願望を聞き届け、政宗は深く息を吐き出して静かに答えを送り返す。

「来月……さ。水曜日の深夜11時45分、新しいドラマが始まるんだけどね? 最初はアルバイトでエキストラの予定だったんだけど、急遽セリフの有る役を貰って……それで『主人公を誘惑するオカマ』を練習してたんだよ」

 後半は多少恥ずかしそうに笑いながら、まずは疑問の部分に答える。別に主役でも無い、有名な俳優が多く出演するゴールデンのドラマでも無い、深夜の低予算ドラマ。しかも役柄が役柄だけに自慢もできない。
0418『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:58:07.73ID:0tPxNQjs
 舞斗には分かりやすくオカマと伝えたが、正確にはメインヒロインから主人公を寝取る男性娼婦の役。
 だからこそ女性にしか見えない政宗がその役に当てられ、だからこそこの役をする事は余り教えたくなかったのだ。
 けれども嘘を付く……これもまた違う気がして、考えた後に舞斗へ正解を述べた。それに、それに。

「舞斗くんが『いいこ』にしててくれれば、容子も舞斗を抱きたくなるんじゃないかな?」

 それに、この役を、この姿を、容子を、好きになってくれると言うなら、それはそれで餌になる。
 舞斗の願望である容子を餌にすれば、憂朱には試せない様々なオモチャを抵抗せずに試させてくれるだろう。
 尿道ディルドに、アナル用の媚薬に、尻尾付きのバイブに、他にもまだまだ……ローターなどのソフトな物以外は本気で嫌がる憂朱だと満たせない、政宗の歪んだ欲求。


「はいっ!! 容子さん、ぼく……帰ります。帰って、お願いしてみます!!」

「ちょっと待って。舞斗君にアドバイスだ。話し合いをする前に、それより最初に……」


 その関係を築き上げる為に、心配事を排除してプレイに集中させる為に、結果的にでも救う為に、覚悟を決めた表情を浮かべる舞斗の手を取ると、政宗は落ち着かせながら『話し合いの仕方』を教えるのだった。
0419『舞斗の幸せ』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2012/12/03(月) 20:59:29.33ID:0tPxNQjs
2

 ギィッ、と。渡り廊下が体重で微かに軋む音。
 この道場へ、誰かが近付いて来る音。

 日も沈んだ時刻。電気も点さずに月明かりだけで照らされる室内。そこに居るのは一人、一人の少年が道場の奥で目を瞑る。
 正装胴着で、正座をして、竹刀を横に置いて、ただただ目を瞑り、同じくたった一人を待つ。

「きた……やっと」

 少年の名は柏木舞斗。決戦の時を待ちぼうける者。
 茶の間のテーブルに『道場で待つ』と書いた置き手紙を残し、父親が帰宅するのをずっとこうやって待っていた。

「どう言う、つもりだ舞斗?」

 父親の名は柏木覇道。決戦の場へと誘われた者。
 茶の間のテーブルで『道場で待つ』と書かれた置き手紙を発見し、不快感を募らせながらここまでやって来た。
 そして小さく短い音が一つ、二つ、三つ。道場に灯りが点き、舞斗の目も開かれ、見据え、お互いの視線がキツく交差する。

「早く胴着に着替えろクソオヤジ」

 つまり、もう負けてない。父親に睨まれても怯まない、怖くない。
 正座を長時間しているにも関わらず痛みは無く、痺れは無く、瞳からは迷いが消え去り、悩みが消え去り、自分が何をすべきかだけを考えている。
0421名無しさん@ピンキー2012/12/04(火) 17:44:49.05ID:D3C6UrRR
どーなるの!?ねぇどーなるの!?
0422名無しさん@ピンキー2012/12/08(土) 22:48:36.23ID:WK2eJ64R
続きはよ
0425名無しさん@ピンキー2013/01/01(火) 19:12:21.81ID:uPy6b1Qx
みんなあけおめ
昨年中というか現行スレでは小ネタ含めてほんのちょこっとの投下だけでした
基本、ムラムラきた時に書いてるんだけど、最近はムラムラきてもメモだけとっておいてネトゲやっちゃうんだ
ここは投下の少ないスレだけど、その中で投下してくれる人たちは上手だなーと思って素直にうらやましいです
今年もその末席に座らせてもらってムラッと来たときに脳内直送の妄想をお届けできればと思います

と言うわけで、今年もよろしく
0426名無しさん@ピンキー2013/01/11(金) 23:11:19.57ID:r94mJq7E
保守
0427名無しさん@ピンキー2013/01/12(土) 09:52:41.42ID:dvfB2pn5
ふとしたきっかけで大大名に気に入られた小姓を、
悩みぬいた末に献上することに決めた若き地元領主。
この当時普通であったように、大大名にも衆道の気があり、しかも音に聞く絶倫。
簡単に果てては充分に夜の供ができないとの危惧から、小姓に長時間アナル突かれまくってもイカないよう特訓。

名残を惜しむようにパンパンパンパン腰使ってくる地元領主に、小姓も堪らない。
「達します」
とか白い背中を震わせて、畳に火縄銃みたいな勢いで射精しちゃう。
地元領主はそれに愛惜入り混じった思いを浮かべつつも叱り、また精液が溜まった頃に再開。

二週間後のある日、ついに一晩中突いても射精が起きなかった。
「でかしたぞ」
と地元領主は最後の別れを覚悟しつつ小姓に呼びかけるが、返事が無い。
不審に思って小姓の顔を覗き込むと、射精してすらいないが、快感に蕩けきったズルズルの顔で気絶している。
やれやれ、これでは駄目だ。
地元領主は溜め息を吐きながらも、まだこの華奢な小姓を愛せる事に、嬉しさを感じてもいた。
0429名無しさん@ピンキー2013/01/22(火) 23:18:45.51ID:jr1G88y/
保守
0430・・・orz2013/01/29(火) 21:25:58.87ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(00/04+前書き)】
 
 久々に書いたよ〜何年ぶりかは覚えていない(`・ω・´)
 文章力には目をつぶってくれるとありがたいデス・・・orz
 内容自体はどこぞのパク…参考にしてます

 属性は…『野外』『見せ付け?』です

 ではどうぞ〜。
0431・・・orz2013/01/29(火) 21:26:54.04ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(01/04)】

 去年の夏、中学の入学祝に隣のお兄ちゃんと二人でとキャンプに行った時の話
 
 そのキャンプ場は何件かあるロッジに泊まるようになっていて
 僕たちが泊ったところは大きな湖のほとりにあり、釣りが大好きな僕にはとてもいい場所でした
 ただ少し山の中に在るせいか、隣のロッジまで数十メートルは離れていて
 広さのわりにお客さんは少なく、近くには僕らのほかに高校生ぐらいの二人組だけでした
 
 昼間はお兄ちゃんや、仲良くなった隣のロッジに泊まっていた
 高校生のお兄さんたちと釣りをして遊びました。
 
 夜になると満月の下、湖のほとりで花火をしてとても楽しかったです。
 お兄さんはお酒を飲んでいて、だんだん酔ってきたのか学校では教えてくれないような
 Hなことを僕に教えてくれました。
 そのうちに、お兄ちゃんは僕のTシャツを脱がすと、首筋から乳首へと唇をはわせてきました。
 
 …ぴちゃぴちゃ……ちゅッばちゅば……チュッチュッチュッ…ぺろ
 
 責められて紅くなってきた乳首を、指先でコリコリと弄ったり、舌で舐めたり吸ったりしながら
 もう片方の手では僕のおチンポを短パンの上から撫で回します。
 
 「…んんっ…うっん……あっ…ふぁ…やぁ…っ!」
 いつものお兄ちゃんよりもずっと激しいお兄ちゃんのおっぱい責めに
 僕は必死に快感に耐え様としましたが、堪え切れない声が出てしまっていました。
 
 そんな僕をみながら、お兄ちゃんはニヤニヤしながら「今から本番な」といったと思うと
 両手を短パンにかけ、一気にひざまで下ろすといきなり僕のおチンポを咥えました。
 さっきからの愛撫で僕のものは痛いぐらいに勃起していました。
 
 ぺろ…はむっ…ちゅぱちゅぱちゅぱ………じゅるるるるぅぅう……
 
 突然、お兄ちゃんのあたたかくてぬるぬるした口に呑みこまれて、
 僕はものすごく気持ちがよくて気を失いそうなぐらいでした。
 
 お兄ちゃんは僕を咥えながら短パンを両足からはぎとりました。
 僕といえばあまりの気持ちよさで、状況がよくわかっていませんでした
 気付いた時には、外の月明かりの下、湖のほとりで僕は全裸にされていました、
 
 「やっぱお前の身体ってそこらの女なんて目じゃねェ位、色っぽいよなぁ…」
 
 僕のチンポから口を離し左手で僕をしごきながらお兄ちゃんが目の前で言います。
 急に恥ずかしくなってきた僕は、その視線から目をそらしました。
 
 「っ!?…や、やだよぉ……恥ずかしい……」
 「よぉし! じゃあ俺も脱ぐから、おあいこな!」
0432・・・orz2013/01/29(火) 21:27:46.74ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(02/04)】

 言いながらお兄ちゃんはゆっくりと片手で僕をしごきながら、器用に自分も全裸になりました。
 お兄ちゃんと外で遊ぶようになってだいぶ日焼けした僕だったけど、
 それでも細身で弱々しい僕に比べて、お兄ちゃんは細身でもガッチリとして…
 そして…視線を向けると僕の何倍もあるおチンポが、ビクビクと震えながらそそり立っていました
 
 そのままお兄ちゃんは僕をあおむけにして、膝のうしろに両手をあて、僕の両足を開いて上に向けました。
 その体勢だと僕のお尻の穴は月明かりに照らされて丸見えです。
 
 「うんうん、この姿勢だとかわいいケツ穴が丸見えだなぁ〜」
 
 僕がこんなに恥ずかしいのに、お兄ちゃんは呑気に僕をからかってきます
 耐えられなくて目をつむっていると、お尻の周りをとろーっと暖かいものが撫でてきました
 びっくりした時にはお兄ちゃんの温かくて分厚い舌が敏感な部分で動き回っていました
 
 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ…じゅる、じゅる、じゅる…
 
 「んきぃっ!?…や、あ…っ!…らめぇ…お尻、ぐじゅぐちゅするの…っ らめだよぉ」
 上下、左右に、そして、ときおり尖らせた舌先が中に…。
 僕はもう外に居ることも吹き飛んで喘いでいました。
 
 「…ぴちゃ、ぴちゃ…そんなにいいか?…チンポ舐めてる時より反応良いじゃん?…ぴちゃぴちゃ…」
 
 お兄ちゃんの大きな手が僕の腰を掴むとお尻の穴にお兄ちゃんのおチンポがあてがわれました。
 お兄ちゃんの唾液や互いの汗でお尻はぬるぬるです。
 
 「どうかな? チンポよりもケツ穴で感じるメスショタ君… そろそろコレ欲しいンじゃない?」
 
 そういいながらお兄ちゃんはおチンポの先でお尻の穴をツンツンと突いてきます。
 逃げ出そうとしても、お兄ちゃんの両手は僕の腰をがっしりと抱えていて逃れられません。
 それに僕自身もたまらなくなってきていました。
 
 「…あ、あのね…お兄ちゃんの…お、おチン……僕を…」
 「ん〜〜? 何言ってるか聞こえないよぉ? そ・れ・に、お願いの仕方も教えたでしょ」
 
 こうなるとお兄ちゃんは僕から『お願い』しないと絶対に始めてくれません
 もう限界だった僕は、大声で叫んでいました。
 
 「ぼ…『僕の淫乱メスショタマンコにお兄ちゃんのガチガチおチンポで滅茶苦茶にしてください!』
  ほ、ほら! 僕言えたでしょ! だからはやk……んぎいいぃぃいいーーーーっっっ!!?」
 
 ムリムリ……にゅぼぼぉぉぉおお〜〜〜〜〜っ!
 
 僕の『お願い』が言い終わった瞬間にお兄ちゃんのおチンポが一気に奥まで入ってきました
0433・・・orz2013/01/29(火) 21:28:46.77ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(03/04)】

 「ふぅーー やっぱ一気に突っ込むと気持ちイイって…お〜い…ダイジョウブ?」
 「ひゅー…ひゅー…あっ…んぎゅ……あーーあぁぁ…」
 
 …びゅぷ……びゅぷ…どろぉ…
 
 その時の僕は、突然の衝撃で一瞬白目になって飛んでしまって、
 いつのまにか自分の顔に向けて射精していました。
 
 「……って、こりゃスゲェなぁ…エロ過ぎだろ…まぁ気にしないでヤっちゃうんだけどねぇ〜」
 そういうと一番奥までぶち込んだおチンポを、ずぶずぶとお兄ちゃんが前後させてきました
 
 ずっずっずっ…ぬぼぉ、ぬっぬっぬっ…ぐぽっぐぽおっぽぐっぽっ!
 
 「・・・って、おおっ!? へへっ…気絶してんのに締め付けてくるなんて…やっぱメスガキだな!」
 
 ほとんど意識がなかったけれど、お兄ちゃんを呑みこんだお尻の穴は僕の意思とは無関係に
 何度も何度も収縮してお兄ちゃんのセーエキを貰おうと締め付けるのです。
 
 ずりゅ!ずりゅっ!ずりゅりゅ!ずりゅぅぅうううぅ〜〜〜〜〜っっ!!
【キャンプ場にて(03/04)】

 お兄ちゃんの腰の動きがだんだんリズミカルに、そして激しくなってきます。
 僕の中はお兄ちゃんのものと僕のイヤラシイお汁でいっぱいになり、
 おチンポで奥の方を擦られるとものすごい快感が押し寄せてきます。
 
 僕は、ぼんやりした意識の中でキャンプだということも忘れて、夢中で自分から腰をふっていました。
 と、突然お兄ちゃんの手がうしろから伸びてきて僕の顔を右の方へ向けました。
 
 半分蕩けていた目を向けると、ほんの数メートル先の茂みから
 2人の男の人がこっちを見ていました。
 (あれって昼にあった高校生のお兄さんたち……!!?)
 
 「…つっ!? お、お兄ちゃん! み、見られてる!!」
 「んああ、ずいぶん前からな…てか、お前気付いてなかったの?」
 
 ニヤニヤしながらもお兄ちゃんの腰の動きはとまりません。
 それどころか僕の両足を掴むと、高校生の方へ向けがばっと拡げました
 多分向こうからは、繋がってるとこまで丸見えになってしまっていました。
 ゴクリ…と唾を飲む雰囲気が伝わってきます。
0434・・・orz2013/01/29(火) 21:29:28.21ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(04/04)】

 それどころか僕の両足を掴むと、高校生の方へ向けがばっと拡げました
 多分向こうからは、繋がってるとこまで丸見えになってしまっていました。
 ゴクリ…と唾を飲む雰囲気が伝わってきます。
 
 「んぎぃんっ…だめ…ヤバいよぉ…んきゅぅぅっ! ま、マジで、やめて……んっ、んひゅぅ!」
 「いいじゃん、いいじゃん、今さら。 た〜〜ぷり見せ付けてやろうぜ。ほら、ほら、ほらっ」
 
 ずりゅ!ずりゅっ!ずりゅりゅ! パンパンパンッッッ!!
 
 お兄ちゃんの動きがますます早く激しくなってきます。
 「…メスショタ君は見られてると思うと興奮するだろう?おおっ良く締まるっ!往きそうだ!」
 「んほおおおぉぉお らめ、らめなのぉぉお……い、いきゅぅぅううっっいちゃううぅぅうう!!」
 
 びゅくっ!びゅくっ!びゅくんっっ! ドクンッッ!ドクンッッ!!
 
 お兄ちゃんが最後に激しく腰を打ち付けた瞬間、強烈な快感が走り、僕は射精しました。
 
 「おおっ、すげぇっ…締まる、締まる……っ!」
 
 びゅるるるぅぅぅっっ! びゅ!びゅ!びゅ! 
 
 お兄ちゃんのチンポからも精液が噴き出すのがハッキリと分かりました。
 
 「すごかったな。やっぱド変態クンは見られてると興奮するんだな。」
 
  ずっ…… どぷ、どぷ、どぷぅ……
 
 お兄ちゃんがチンポを抜くと僕のケツ穴からお兄ちゃんのセーエキが流れ出してきました
 
 今までにない絶頂で、フラフラの身体で、なんとか顔だけでもお兄ちゃんの方を向くと
 すぐ目の前に今まで僕のナカに入っていたお兄ちゃんのおチンポが突き出されていました。
 僕のイヤラシイ汁やセーエキに濡れてテカテカとぬめり輝くおチンポはは
 たった今あんなに出したばかりなのに、まだ大きくなったままに見えました。
 
 ……んっ…ちゅ……ペロペロ…んぐんぐ……
 
 僕は無言でおチンポに唇を触れ、お掃除フェラを始めました。
 お兄ちゃんは満足げに髪を撫でてくれました
 
 「流石だなぁ…よっし!今度はコイツ等にも見てもらった『お礼』してあげような」
 
 ぼんやりとお兄ちゃんの視線を追うと、
 さっきまで覗いていた二人組がいつの間にかすぐ近くまで来ていました。
 二人とも股間をパンパンにして……
 
 
 この後の二日間はずっと四人で過ごしました
 とても楽しかったです。今度の春休みにまたキャンプに行きたいな

                                           (終)
0435・・・orz2013/01/29(火) 21:30:19.43ID:xYB3ojRF
【キャンプ場にて(04/04+後書き)】

 え〜〜、【キャンプ場にて】いかがだったでしょうか?

 一応念のため・・・『続きません』
 正直此処まで書くのもいっぱいいっぱいのエロパワーしかなくて・・・ (;´Д`)

 エロ文章なんてめったに書くことないんで能力劣化がヤバいマジヤバい・・・orz

 云年ぶりに覗いたけどまだスレが脈々と残ってるのにビックリしました( ´∀`)
 また、時間があればちょくちょく書いてみようかな・・・

 では、機会があればまた〜〜  (,,゚Д゚)/゙
0437名無しさん@ピンキー2013/02/01(金) 09:16:02.03ID:ss08RrM3
久しぶりに来たら珍しい人がキターー
ってのはともかく乙乙
0439名無しさん@ピンキー2013/02/09(土) 23:05:06.68ID:aUqUKb6a
これから大体7レスほどの短編を投下します。

・中学〜高校生くらいのオナニー好きな少年が、初のセルフフェラに挑戦します。
・他スレで連載していたシリーズの♂♂的ルートです。内容が内容なので、当スレでの投稿とさせて頂きました。
 連載といってもストーリー性は低いので、そちらを知らなくても、あるところにエロいオナ少年がいました、ぐらいの認識で大丈夫です。
・今回は少年一人ですが、次回はギリギリで題名通りになる予定です。
0440二人のオナ射君 その12013/02/09(土) 23:05:53.18ID:aUqUKb6a
 午後9時15分。
「………っ、はぁ…っ」
 既に夜も更け、ビルの谷間に沈んだ太陽の代わりに、蛍光灯が部屋の中を白く照らす。
 その光の下、パジャマ姿の少年が柔軟運動をしていた。
 
「……っ、ん……っは………っ」
 大股を開き、腰を曲げては伸ばしてを何度も繰り返す上半身。
 時折覗ける肩や背筋の出来具合は、彼の年齢を中学生か、せいぜい高校生1年生と連想させた。
「……っと」
 屈めていた上半身を起こす。
 そこに見える顔立ちは柔和な印象で、比較的整った顔立ちも、『格好良い』よりは『儚い』『可愛い』の評価が相応しい。

(そろそろ…)
 少年はとある目的の為、毎日の柔軟運動を欠かさずこなしていた。
「っしょ…っ」
 一旦足を閉じると、パジャマの腰ゴムを手に取り、座ったまま一息にずり下ろす。
 プルンッ!
 後に残ったのは、隠すものも無い裸の下半身。その中心にある男の象徴は、既にこれからに対する期待で半勃ちだった。
 大きさは年の平均前後、色白の滑らかな皮が先端に至るまでをピッチリ包み、
 その巾着が僅かに綻ぶ頂点部には、生肉に近いピンクの粘膜と縦筋一本の尿道口が露出していた。
 それに対して睾丸は、風呂上りの暑さに緩みきって深いシワだらけ。
 長い一本幹と、両側にだらしなく伸びる袋の対比は、生まれたてのアフリカ象を連想させた。
(始めるか)
 少年の目的。それは自身のペニスを口で愛撫する…所謂セルフフェラだった。
 まだ年若い彼だが、これでもオナホールを使った自慰やアナルオナニー、果ては一度だけだが野外行為までこなす中級オナニスト。
 軽度の被虐嗜好を持つ、どこにでもいるとは言い難いMっ子性少年だ。
 そんな彼が、新たな地平を求めて辿り着いた先が、セルフフェラだった。
 同性愛には興味の無い少年だが、嫌悪を上回るフェラチオへの憧れと、自分のペニスならまだ舐められそうという打算は、
 躊躇う少年の背中を押すには十分だった。
 
(風呂上りだと身体が柔らかいって書いてあったし、今日は前よりできるかも)
 未だに成功した試しのない自己口唇愛撫。
 だが、始めた頃は10cm以上あったペニスと口の距離も、毎日の柔軟運動の成果もあり、今では数cmにまで縮まっていた。
 さらに入念な準備運動と、風呂上り直後で温まった身体は、両親の来訪に備えて上だけはパジャマのままで、不測の事態への備えも完璧だ。
 パフッ…
 ベッドに上がり仰向けに寝転がる。キチンと着込んだ上半身と、チラリと覗くおへそから伸びやかな脚先まで続く素肌のギャップは、
 若年だけが持つ中性的美しさを、危うい色香に変えていた。
0441二人のオナ射君 その22013/02/09(土) 23:07:29.11ID:aUqUKb6a
 
「んっ…」
 右手で唯一準備のできていない半勃ちを摘むと、はたきよろしく前後に振りたくる。
 ブルンブルンブルンッ
 玩具の如き扱いだが、フニャフニャの股間を勃たせるにはこれが一番手っ取り早い。
 ムクッ…
 3日間溜めた性欲は、乱雑な処置にも容易に牡自身を滾らせる。
 まだ柔らかさを残す幹に、僅かなしこりが生じたと思うと、早送りで見る植物の成長記録のような変化が始まった。
 ムクムクゥ…ムクムクッ…ムクッ
 生まれたての小動物を思わせる、肌触りの良さそうな柔肉が、その身を急激に膨らませる。
 包皮も中身に引っ張られて、あっという間に余裕を失っていく。
 ムク……クンッ……クンッ……
 持ち主の見守る中、僅か数秒で8割勃起の屹立が出来上がった。
 ピンと張り詰めた幹は、光を反射するほど平滑で、大小の青い血管を浮かせる姿は、戦士の強靭な筋肉を思わせる。
 だが色味の方は、肌色成分の濃いアイボリーのままだった。
 ピクッ…ピクンッ…
 生っ白い少年ペニスが、猛りも露わに首を振る姿は、無理に背伸びヘ、無理に背伸びをする子供のようで少し微笑ましい。
 先端に目をやると、既に半脱ぎだった皮帽子は、勃起圧力で完全に脱がされていた。
 鮮やかな肉色の中身は、カリのくびれもそれ程深くは無く、亀頭表面を覆う粘膜質も相まって、如何にも仮性包茎らしい肉棒だ。
 
 舐める分には十分なサイズ。後は実行有るのみ。
「……っん!」
 仰向けのまま、腰を浮かせて下半身を折り曲げる。所謂ちんぐり返しの体勢だ。
(ちょっと不安定かな)
 今までは柔軟体操と同じ姿勢でのチャレンジだったが、この方法だと重力がある分腰を更に曲げられる。
「…っと、ん……っふ」
 だがそんな姿勢では、浮かせた下半身を支えるのは腰筋だけになる。不安定な足がもがくと、垂れ下がった陰嚢が一緒にブラブラと揺れ動いた。
(これぐらいなら…)
 無理をして腰を痛めては、セルフフェラどころではない。尻に手をやって支えにしつつ、そのまま抱え込むように引き寄せた。
「ん……っ」
 唇まであと数cm、500円玉1枚分ぐらい。今までの最高新記録なのに、少年にはまだ余裕が感じられた。
(ホントにいけるかも)
 初めての口唇愛撫の可能性に、少年の胸は妖しく高鳴り、鼓動が送り出す血潮は股間にも流れていく。
 クンッ…クンッ…
 さらに背を伸ばして、9割勃起にまで成長した少年器官。あと少し、1円玉にまで減った距離を縮めるにはどうすれば…
(そうだっ)
 ふと思いついた方法を試そうと、一旦腰を引く。
0442二人のオナ射君 その32013/02/09(土) 23:10:26.06ID:aUqUKb6a
「あんっ…」
 口を大きく開き、伸ばした舌をピンと突き出す。そして引いた腰を、勢いをつけて…
「ん……っ!」
 押し込んだ。
 ペロッ
「!!」
 一瞬大きく押し込まれた腰が、振り子の要領で元に戻る。再び離れる肉棒と唇、しかし…
「今…」
 思わず言葉が口を衝く。舌先に感じた、とても熱くて人体とは思えないほど硬く、なのに弾力に満ちた粘膜。
 そして、亀頭の先を掠めた、ヌメヌメした軟体生物のような『何か』。
(舐めれた!)
 初めて少年の口に触れた性の高まりは、女ではなく男のモノ。しかも、よりによって自分自身の牡幹だった。

(またもう一回っ…!)
 初めての成功に、俄然やる気が出てきた少年。今度は先程より大きく腰を引き、勢いに腕の力を足して、一気に腰を落とす。
 少年の顔目掛けて迫るピンクの穂先。その熱い塊を迎えようと唇を開き、餌を強請る小鳥の如く首を突き出す。
 はむっ
「んっ!」
 亀頭の半分を包む、蕩けそうな肉感。少年の唇が、遂に自分の亀頭を咥え込んだ。
(で、できた…っ!)
 キスも知らない少年の唇と、自慰しか知らない牡自身の、あってはならない禁断の口付け。
 だが感触を味わう前に、勢いで押し込んだ腰が、反動で口から離れそうになる。
 慌てて手に力を入れて、危うい体勢を落ち着かせると、ようやく意識を結合部に向ける余裕ができた。
(……スッゴイ格好…)
 苦しいまでに身を折り曲げた肢体。逆になった天地の両端は、唇とペニスで繋がり淫猥な円環を作り上げている。
 大人しそうな趣の口は、亀頭の中腹を軽く咥え込み、肉棒を仰け反らせていた。
 フゥ……ッフ…フゥゥ…
 口を塞がれては満足に息もできない。不安定な鼻呼吸のそよ風が、疎らに茂る陰毛をくすぐった。

 あまり目にすることの無い、凸凹のうねが散らばる肉竿の裏と、今にも落ちそうな軟体ふぐりの組み合わせは、
 しっとり肌の少年ボディの中では異彩を放っている。ともすれば、グロテスクささえ感じる逞しいペニスのライン…
 しかし少年は、この異生物が素晴らしい快楽器官である事を知っている。
 はむっ、はむっ、はふっ…
 状況確認もそこそこに、唇で先端をマッサージするように揉み込む。軽く圧迫しては力を抜き、また力を入れてを繰り返す。
「んっ…んぅ、っ…」
 生温かいグミのような肉質が、彼に初の口唇性感を与えた。
(そんなに…すごい気持ち良いって感じじゃ無い、けど…)
 唇の感触自体は、オナホールの入り口で扱くのに近い。
 だが、力を入れても柔らかさを残すミッチリした質感は、厚さも薄く内部構造以外の変化に乏しい淫具との差がはっきり出る。
 指より顕著な体温もオナホールには無いもので、自慰特有の慣れた感じは皆無だ。
「ん、ふぅっ…!」
 そして表情筋を蠢かせば、熱いぐらいの新感覚も変化して、自分自身を喜ばせた。
0443二人のオナ射君 その42013/02/09(土) 23:11:11.57ID:aUqUKb6a
 少年にとって初めての生粘膜…だがそれ以上に彼を驚かせたのは、快感ではなく口唇行為そのものだった。
(何か感触が…エロイ)
 ペニスを浸すトロトロな感触は、オナホール経験済みの少年にはまだ馴染みがある。
 だが、怖いぐらいの火照りと力強い脈動、そして瑞々しい硬さ……
 慣れ親しんだはずの肉棒なのに、舐める側初体験の唇には、受け止め方が全く違っていた。
(ここ、ツルツルで気持ち良いな…)
 近くて遠い未知の感触に、歪んだ好奇心が頭をもたげる。
 初めて口にした『性』の徴候を、もっと確かめたい…
 例えそれが男の、しかも自分自身のペニスであっても、思春期特有の異常な性への渇望は受け入れ、胸を高鳴らせる。
 むしろ、軽い被虐嗜好の少年には、禁忌中の禁忌を犯し、そして自分自身に犯される背徳感は、情欲の炎を青白く燃やすだけだった。

(すっごいパッツンパッツン)
 空気の詰まった風船のような張りが、自身の口を元気に押し返す。
 普段は薄皮に守られ、まだまだ虚弱な亀頭粘膜は、濃いピンク色の表面に傷を付けたら、
 溜まった血が大爆発を起こすのでは…そう思える力み具合だ。
(でも、何かこの感触……ちょっと好きだな)
 感覚を澄ますと、下唇に伝わる血の脈動が辛うじて分かる。今も海綿体へ向けて、赤い獣欲の輸送活動が続いている証左だ。
 もっと、もっと知りたい…証を求めて口を動かすと、舌が偶然尿道口を掠めてしまう。
「ふぁひっ!」
 股間を走るワインレッドのシャープネス。それでようやく、少年器官を味わう方法が唇以外にもあることを思い出した。

 さっそく舌を伸ばして、牡の高ぶりを文字通り味わいだす。赤い触手が最初に訪れたのは、亀頭の上側に当たる表面だった。
「っ、うんっ…」
 手慰みでも触れる機会の少ないそこは、軽く舌先が当たっただけでも、直ぐにこそばゆい反応を返す。
(もうちょっと大丈夫かな)
 亀頭粘膜の過敏さを知るが故の慎重な動きだが、羽毛のようなタッチでは、気持ち良さよりくすぐったさが先に出てしまう。
 それならばと今度は先端ではなく、舌裏の平面をペタッと張り付かせてみた。
「ん…っう、ふむっ!」
 だが唾の潤滑が無いままでは、神経を逆撫でする熱感がぶり返すだけだった。
 
(濡れてないと、キツ過ぎ…っ)
 慌てて引いた舌を、口内に溜まった唾で濡らして再び、前回よりも静かに当てる。
 ピトッ…
「うっ…!ん、ふっ……ぅ!」
 舞い降りた一面から閃いたのは、心地よくも鮮烈な悦び。
(少し辛いけど、んっ、でもこれぐらいならっ)
 空気さえ十分な刺激になる仮性包茎の中身は、直に触っては感じすぎて苦しいぐらいの超性感帯。
 だが、粘り気を持った唾液は、潤滑と同時にクッションとなって亀頭を守り、先舐めの愉悦だけを汲み上げた。
「ふっ…っ!ふ、ふぅっ、んふぁ…っ!」
 チュプ…ンチュ…ヌプンッ……
 優しく、優しく…亀頭表面へ舌を這わせる。デリケートな生肉に気を使った舐め方は、ローションオナニーよりも圧迫感は無く力も弱い。
 しかし、柔軟さと弾力両方を秘めた責めは、か弱い頭部にはむしろ丁度良い力加減で、
 粘膜同士が擦り合う度に苦しい体勢の腰がわななき、鼻梁を喘ぎ混じりの空気が熱く震わす。
 慎重ゆえの遅い動きも、自分自身に焦らし責めをされているようで、そこが受け身好きな彼の性分をくすぐった。
0444二人のオナ射君 その52013/02/09(土) 23:12:25.51ID:aUqUKb6a
(いい…良い感じになってきた…)
 舌と唇の使い方を確かめた少年。この覚えたての快感を更に高めようと、積極的な責めに転じる。
「ん…っ、ふぅ…」
 クルリクルリと輪舞を踊っていた舌が、カリ首の裏側に食指を伸ばす。
 帆を張る裏スジに、力を入れた舌裏を当て、右に左にと小刻みに振って擦りたてる。
(ピンと張ってるとこ、思ったよりコリコリしてる…)
 元々目立った性感帯でもなく、こそばゆさばかりが目立つスジだが、舐める側には面白いアクセントにはなる。
 歯を立てれば切れそうなスジを弦にして、変質的ギター独奏を楽しみながら、その下にあるカリ裏の弱いところにも舌を見舞った。
 
 一方の唇は、カリ首を口で扱こうとチャレンジを繰り返していた。
「あんっ、はむっ…」
 首を上へと伸ばし、ひょっとこの如く口を突き出す。手は腰を潰さんばかりに押し込んで、身体を折り畳もうと必死だ。
「ん…っっ…!」
 後少しで、カリ首に唇が掛かる。さらに四肢を力ませ、僅かな出っ張りを…
「んっ………!…………っんは、っ…!」
 だが無常にも、ペニスが口の輪をくぐる事はなく、その前に身体の方が力尽きてしまう。
 強張りの解けた腰バネが、下半身を跳ね上げ、完全に口と股間が離れてしまった。
「あっ!」
 尚もぐら付く体勢に、危うくベッドから転げそうになる。
 クッションに手を付き揺れを抑えながら、少年の頭にあるのは、欲望にくすんだ悔恨一色だった。
(もう少しなのに…っ!)
 亀頭の中腹には唇を掛けられる。あと少し、数cmに満たない絶望的な距離が、今は口惜しくてならない。
「んっ…はひぃっ!」
 だが牡幹に再び吸い付くと、後悔は一瞬で目先の快楽へと切り替わった。

 再開した口唇愛撫は、離れたひと時を取り戻すように過激に燃え上がる。
 攻め方を覚えた舌が、キノコの房を、肉傘の裏を、小さな切れ込みを相手に踊り狂う。
 特に、これまで避けてきた尿道口は、舌を当てて丹念にくすぐり、肉棒の中にまで唾液を刷り込んだ。
「ん、んぅっ、ふっ!ふぅ、っ、ふくぅっ!」
 薄い透明な膜を挟んだ赤肉同士が、互いを愛撫し愛撫される。倫理と共に躊躇いを無くしたセルフペッティングに、潤滑の湿り気も枯渇気味だ。
「んっ…」
 唾を口に溜めても、上から差し込む形のペニスは上手く濡らせない。
 舌で唾を塗り広げて、再び透明コーティングに包まれた亀頭に、唇の性感マッサージを施す。
「んむ、うむふぅ…っ…っふ!」
 トプットプッ…
 癒しとは程遠い狂乱に、防波堤を越えた我慢汁が溢れ、塩辛い天然オイルを舌に垂らす。
 ゴクリ…
 唾との混合粘液をペニスに塗しながら、余った分は飲み込んで渇いた喉を潤す。
 我慢汁の塩味は、以前に長期オナ禁をした時、性欲に暴走した勢いで散々舐めたお陰か、飲み込むのにも抵抗はなかった。
(おちんちんのエロイ汁、ゴクゴクいってる、直接口で飲んでる…!)
 むしろ薔薇色の海へと舵を切る少年を、余計に興奮させるだけだった。
0445二人のオナ射君 その62013/02/09(土) 23:13:39.52ID:aUqUKb6a
 ヌチュッチュッ、チュパッ…!
 塩辛いニトロで火の付いた赤蛇が、舌舐めにも慣れてきた亀頭を舞台に暴れ回る。
「ふっ、ふぅ…んむ、ふぅっ!」
 女を知らない無垢な若茎を誘惑し、いけない愉悦で骨抜きにする赤蛇。
 だが、夢魔の如き蛇の正体は自分自身。どこをどう舐めれば甘い快楽の蜜が湧き出すのか、文字通り手に取るように分かる。
(あとちょっとでイケるのに…あと少しでっ!)
 だが、男は亀頭愛撫だけで達する事は難しい。
 特に、まだ剥き慣れていない少年器官では尚更で、目の前にある悦びの頂点を見上げながら、最後の一歩を阻む壁が少年を苛立たせた。
(……よしっ)
 腰を支えていた二本の手。その右手を思い切って離し、左手だけで腰を支える。
「あっ、ん…っし!」
 支えの半分を失った形だが、左右に揺れることも無く、何とかバランスを保ててはいる。横から押されでもしない限り大丈夫だろう。
(今のうちに…!)
 フリーになった右手を股間へ伸ばし、恥ずかしい止めを欲する、己の屹立を握り締めた。
「あ、むぅ…!」
 幹を包む心地よい圧迫感。スルーされていた肉竿への久しぶりの感触に、ピンク色の吐息が漏れるが、それだけでは満足できない。
 何もかもが足りなさ過ぎる。
 シュッ、シュッ、シュッ…
 握りはそのままに、右手を上下に動かして肉棒を扱く。手馴れた運動がもたらした快感は、劇的な変化を引き起こした。
 
 扱きをきっかけに、亀頭だけに集中していた淫熱が、性感神経を通して肉棒全体へと伝わっていく。
 込み上げる火照りはさらに広がりを見せ、遂には身体の奥で燻っていた狂おしさが、自由を求めて暴動を起こしてしまう。
(来た、来たっ!)
 身体の内側で吹き荒れる快楽の渦。だが、コレこそが少年の待ち望んだモノ。
 ようやくの射精感を逃がすまいと、舌と唇の責めに拍車をかけると、精巣の弁が吹き飛ぶのは直ぐだった。
「んく、くふぅっ、うぅ…!」
 亀頭の先に向かって白濁が駆け昇るのに合わせて、手の中の幹が、口中の肉キノコが石化したように硬くなる。
 へこむ余地も無いほど突っ張った肉は、感じやすさも倍加するが、それがもたらすのは、快感よりも焼け爛れた痛みが殆どだ。
「んん!ん、はふぅ!む…くっ!」
 目尻を潤ませながら、だがそれでも少年は口を離さない。
(来て、中に出してっ…!おちんちんのビュクビュク、感じさせて!)
 射精する瞬間の亀頭を、舌で直接感じたかった。尿道を押し通る精液の流れを、ミッチリ挟んだ唇で確かめたかった。
 心地よい射精を迎える為だけなら、亀頭には触れない方が良い。でも、それでも感じたい、おちんちんがイク瞬間を感じたい…
 それが、今この瞬間の最もたる渇望。
 ビクッ!ビクッ!ビクゥッ!
 触れるだけでも苦しい粘膜が、独りでに跳ね上がる。
 強制的な亀頭刺激に、言葉にならない絶叫が喉を迸るが、それでも亀頭には、二つの柔らかい感触が絡みついて離れない。
「んむっ、ひゅふっ、ふゅくうぅ、ん!!」
 失神しそうなほどの熱感に顔をしかめた瞬間、限界と思われた亀頭がさらにブクゥっと膨らみ、身を絞る激しい揺れを刻む。
 ビグゥッ!!
 数万ボルトの性電気が身体の芯を貫く。いけない口唇労働の報酬は、感じたことの無い絶頂感と、初めての口内射精──
0446二人のオナ射君 その72013/02/09(土) 23:14:43.35ID:aUqUKb6a
「んふうぅっ!!」
 遂に絶頂の証が、吐き出す本人の口に直接ひり出される。
 長時間に及ぶ亀頭愛撫の後だけあって、肉棒が大きく脈を打つ度に、吐精の開放感と共に、身を焦がすひり付いた感覚が真っ赤な先端を中心に弾ける。
 そして、ビュルビュルと搾り出される白濁は、量はもちろん、至近距離から舌を叩く勢いも普段に増して力強く、そして熱い。
 体温そのままの粘液は、粘り気の高い沸騰寸前なホットミルクといった趣だ。

 ゴクッ……
 興奮冷めやらぬまま、少年の滑らかな喉仏が白く波打つ。
 今まで幾度となく考えては実現しなかった飲精…射精後の冷めた思考が拒んできた行為も、口内射精の最中ならば容易だった。
 喉の近くまで飛んだ絶頂粘液は、ドロドロの粘り気を持っていて気色悪い上に、精液特有の漂白臭が、嗅覚を鼻裏から直撃してしまう。
 嫌な感触は意識の隅に追いやり、飲みにくいソレをさっさと喉に通した。
(うえぇっ…)
 後味はお世辞にも爽快とは言えず、飲み込んだ後もイガイガした喉越しが残ってしまう。
 そして、大抵の男なら一生味合うことも無い、絞りたてミルクの味は、場所によって様々で、濃さも一定ではない。
 粘度の濃い部分は、少しだけ塩味が利いていてまだ飲めそうな味だが、粘り気の薄い部分は、苦いというより強烈な渋さがある。
(ダメ、こんなの無理…)
 変態チックな行為にも慣れたつもりだった少年も、自身の変態汁には勝てなかった。
 味も粘度もグチャグチャな白濁に顔をしかめて…だが少年は飲精に集中し過ぎて、もう片方がおろそかになっていた。

 ブビュウゥッ!
 何度目かに放たれた飛沫。その行き着く先は、ガードを下げた少年の喉奥。
「あぅ、んっ……ふむっ!?」
 勢いも確かな白い弾丸が、喉チンコを捉える。気管直撃こそ免れたものの、意識外の箇所への攻撃に驚き、思わずペニスから口を離してしまう。
 こうなっては、綱渡りの危うさで保たれていたバランスなど、一気に崩壊する。
 ビュプッ!
 イキがけの駄賃とばかりに放った精液が、少年の顔を真正面から直撃する。
「ん、やっ…!」
 右頬からサラサラの前髪までを走る、白い筋を最後の仕事に、まるで精の勢いに押されたように、下半身がベッドへ崩れ落ちる。 
 バフッ…!
 振り下ろされる脛を、布団とスプリングのタッグが受け止め、ずっと中途半端な姿勢の身体も、久しぶりに横になれた。
(もういいや、もう止めっ)
 ペニスの痙攣はまだ中途半端に続いているが、今からでは触る気にもなれない。行為はここで打ち切って、ひとまず後始末を優先させた。
0447二人のオナ射君 その82013/02/09(土) 23:17:07.40ID:aUqUKb6a
「うぇ、えっ…っぷ…」
 真っ先に対処したのは、口の中の精液。欲望をスッキリ晴らした後では、舌に絡みつく珍妙な味の粘液は不快でしかない。
 用意しておいたゴミ箱へ口を寄せ、中の精液を吐き出した。
 ドロッ…ツゥ…ッ……
 男にしては艶やかな唇から、白濁の滝が糸を引いて垂れる。透明な唾液と混ざったザーメンは、生温かいままで味も変わらない。
(何か…苦くなってきたような…)
 むしろ、濃淡の差が激しいマーブルミルクは、見た目のおぞましさが倍増で、少しだけ嫌な味が増したような気さえする。
「ん……っふ…ぺっ」
 最初は太かった精液の流れも、徐々に狭まり、最後の一筋が細い糸となって途切れる。だが新たな精液は、まだ口の中にたっぷり用意されている。
 トロォ…ッ………
 新たな白い滝が、ゴミ箱と少年を繋いだ。
 
「ぷふぅ……っ、んっ…」
 何度もえずく口元が、注がれた牡の樹液を必死に吐き出す。
 そんな少年の口元とは裏腹に、頭の中は今までのセルフフェラ…正確には、肉棒そのものの感触を反芻していた。
(何て言うか、ちょっと……やばかったな)
 絶頂におののき、ビクビクと震える牡幹。射精の瞬間に膨らみ、弾けては萎んでを繰り返す亀頭。
 予想以上の硬さを秘めたツルツルの肉質が、今もはっきりと思い起こされる。
 一生懸命快感を得ようと頑張る健気なペニスに、少年が感じた想いは、妖しい胸のときめきだった。
「………あっ!」
 下半身の一点から感じる涼しさが、少年に重大な事態を思い出させた。
 
 視線の先には、濡れて黒くなった点々が散らばる敷き布団。
 すぐさま電光石火の勢いでティッシュを抜き取り、絶望的な戦況下での掃除作戦に挑む。
(やばい…確かこれ、明日干すんだよなぁ…)
 明日は母さんに合いたくないな……陰鬱な状況から逃れたい一心で、考えても埒の明かない思考に頭がぶれてしまう。
(…………ビクビクって…して…それから…)
 だが、少年の意識が行く先は、逞しくも初々しいペニスの舌触りのことばかり。
 口の中で何度も幻の高まりを反芻しながら、意識半分のいい加減な拭き掃除は続いた。


 続く
0449名無しさん@ピンキー2013/02/10(日) 07:46:47.16ID:yX5ZQrCR
>>439
なかなか面白かった、続き期待大
元スレってドコー?
04504392013/02/10(日) 15:15:52.70ID:gLKFoi1q
>>449
読んでもらって、ありがとうです!
元々は男のオナニースレで書いていました。他には、保管庫代わりにPixivを使わせてもらっています。
0453名無しさん@ピンキー2013/02/11(月) 19:20:24.68ID:qArbsbih
めちゃくちゃ最高だったわ…ふう
最後のふいうち顔射とか吐き出しの描写エロ過ぎ
04554392013/03/20(水) 20:34:26.40ID:59OgtUY9
これから大体8レスほどの短編を投下します。

・セルフフェラにハマる少年。何度も自分のおちんちんをしゃぶる内に、その心境にも変化が…?
>>440の続き、少年が色々目覚めちゃう回です。
・すみません、長くなったので分割した結果、今回も少年一人になりました。
0456二人のオナ射君 その92013/03/20(水) 20:35:24.94ID:59OgtUY9
 麗らかな午後のひととき。日向を布団代わりにして微睡むには、丁度良いポカポカ陽気。
 ギッ…ッ……ギ、ギッ……
 そんな穏やかな世界に、耳障りな雑音を撒き散らす一角があった。
 
「んっ、んんっ……っんぅ…んっ…!」
 音の源は、自室のベッドに腰掛け、身体をかがめる一人の少年。
 揺れる上半身に合わせて、パタパタと黒いパーカーがはためき、ベッドは耳障りな鳴き声を上げる。
 パフン、パフッ、パフッ…
 首から上を中心に、小刻みなピストン運動が、スウェットパンツに包まれた股間を何度も叩く。
 トレーニングにしては見慣れない方法で、やり過ぎなぐらい折り畳んだ腰などは、まるでそれ自体が目的のような熱心さだ。
 チュプッ、チュプッ、チュッ、チュブッ
 そして、この場には有り得ないはずの水音。どこを見渡しても水っ気など無い部屋の中……
 しかし、少年の口元を良く見れば、全ての疑問は氷解する。
 彼の口は、股間の合わせから突き出る何かを咥えて、上下に扱いていた。
 男の股から突き出る棒状の何か……当然それは、牡の象徴たる勃起したペニス。
 だが、それを自らの口で咥えて慰めるのは、世間では当然とは言えないこと。
「ん、ふっ…!ふぅ、んく…うっ!」
 それでも少年は、この非常識な快楽に溺れていた。そして、更に問題なことに、牡の高まりを舐めしゃぶる行為自体に熱狂していた。

 初めて口に精を受けてから一ヶ月。
 ネットの情報や、欲望に後押しされた向上心のお陰で、彼の口唇愛撫は、とうに初心者レベルを卒業していた。
 ジュプッ、ブプッ、ジュプ、ジュプッ…
 既にカリ首を越えるようになった唇が、くびれを優しく絞り上げる。
 短い距離を忙しく行き来する、小さいが確かな細動が、我慢汁と共に扱きの快感をペニスから吸い上げていった。
 シュルッ…チュルチュルッ…
 剥き出しの亀頭をグイグイ押し込みながら、舌が自由に走り回る。
(あっこれ、ちょっと良い…んっ)
 返ってくるのは、飽きのこないピチピチの触り心地。
 舌を僅かに動かすだけで、ストレートな性感に悶える赤肉は、舌表面の小さなツブツブが分かるほどの敏感肌。
 そんな鋭い神経の塊を舐めしゃぶって、少年は快楽を得ていた。
「ふぅ、ふぅぅ…っ!」
 舌を幹に絡ませたまま首を前後に振ると、堪らない悦びの衝撃波が何発も炸裂して、声帯も涙腺も休む暇が無い。
(もっと…もっと、おちんちん…!)
 フェラチオに悦ぶ男の昂ぶりと、元気な若いペニスを楽しむ痴女の如き妖楽。
 相反するはずの二つが織り成す調和が、少年をさらに背徳に満ちた行為へと駆り立てる。
 牡器官が持ち主自身の口を犯すという姿は、あまり見られた光景ではないが、幸いその姿を見る者は、自分を含めて誰もいない。
「ん、んぅっ、ふぅっ!」
 その情けない格好のまま、最も恥ずかしい瞬間が彼に迫る。
0457二人のオナ射君 その102013/03/20(水) 20:36:44.31ID:59OgtUY9
 身の内で急速に存在を増す射精感が、嵐となって唸りを上げる。
 欲望に突き上げられた下半身は、衝動のままに腰をくねらせて、温かい喉奥を目指す。
 身体を揺するようなもどかしい腰振り運動だが、切羽詰った本能には十分な一撃だった。
 ビグッ、ビグゥッ!
 快楽中枢に直結した精管が、求めに応じて水門を開く。その先にあるのは、白濁の貯蔵庫たる精巣と小さな尿道口。
 理性の残滓を呑み込みながら、乳白色の暴流が出口へ向かって押し寄せる。
(ミルク出るっ、ミルク、ミルクぅ…!)
 射精欲に狂った思考は、すっかり淫語製造マシンに成り果て、際限なく撒き散らす卑猥な電波が、彼自身を過剰に煽り立てる。
 そんな状況でも、フェラチオに慣れた口周りは、シナプスが働かなくてもそつなく対処する。
 ジュジュジュゥッ…!
 ペニスの両サイドを頬肉で、上下を舌と上顎で包み、天然オナホールと化した口を振りたくると、海綿体に鋼の硬さが宿り、鈴口が門を開ける。
 激しいピストンを止め、自らの迸りをじっと待ち受けると……
「ふひゅっ、むくぅっ…!んう、ぅうぅぅ…!!」
 冷静な処置とは正反対の狂乱が、少年の芯を一撫でした。
 

 ビュブウゥーッ!!
 子を残そうと元気に跳ね回る数億の精子が、今日も口の中に無駄撃ちされていく。
 フッ、フゥッ…フ、フゥーッ!
 自己口内射精という、とびきり恥ずかしくも甘美な絶頂。息も切れ切れな小鼻は、口の代わりに熱風を送って歓喜に華を添える。
 ビュプウッ!ピュッ、ビュウゥッ!
 勢いも凄まじい少年ミルクを、舌裏で受け止めて勢いを殺し、口内に溜めていく。
 ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…
 喉が鳴る。鈍い音を立てて、ドロドロの欲望ミルクを嚥下する。
 最近やっと飲み込めるようになった精液だが、まだ味や粘り気に慣れていないのは、喜悦とは明らかに違う渋い表情を見れば明らかだ。
「ふっ、んむ…ぅ…っ!」
 それでも、精液の不味さを上回る肉悦と、自身の舌技にイカされると言う情けない醜態は、
 少年の被虐的な性根と、新たに芽生えつつあった欲望を、大きく揺さぶった。

       ・ 
       ・ 
0458二人のオナ射君 その112013/03/20(水) 20:39:13.92ID:59OgtUY9
 初めての口内淫戯は、ほろ苦い思い出と共に、紫色に輝く歪みを少年に残した。
 
 最初の変化は、夜のオカズがフェラチオ動画に偏りだした事だった。
 セルフフェラは腰への負担が大きく、毎日できるものではない。駄目な日の夜は、今まで通り右手が相棒だ。
(感情移入しやすいのかな)
 口唇愛撫の快楽を思い出しながらのオナニー……そう思っていた。
『はぁ…ん、ふぅっ、んはぁ…』
 少年の見つめる液晶ディスプレイの中では、AV女優がオーバーリアクション気味の激しいフェラチオを演じていた。
(これ、スゴイな……)
 病的なぐらい真っ赤な舌が、凶悪な怒張を舌で挫き、器用に幹へ巻きつかせる。
(よくあんなに出来るなぁ、僕だったら途中で疲れそう)
 激しく首を振り、巻き付けた唇で肉棒を扱き責める。
(強くしたら良いってもんじゃないよ、ダメダメだ)
 ひょっとこのようなフェラ顔が、再び喉奥まで呑み込み、頭をクネクネと躍らせて口中をかき混ぜた。
(……あっ、ここかな受けてるの)
 射精の瞬間、目を瞑って男の全てを感じながら、静かに迸りを受け止める。
(さっきの舌の動き、今度やってみよう)
 少年が自分を重ねる相手は、舐められる男ではなく、舐める女の方だった。

       ・ 
       ・ 
0459二人のオナ射君 その122013/03/20(水) 20:39:51.56ID:59OgtUY9
 次の変化は、ペニスを見た時の反応。
(またトラップか何かか)
 椅子に座り、目の前のパソコンを操作してネット掲示板を読んでいた時のこと。
 とある書き込みに張られていたアドレスを、偶然クリックしてしまう。
(こんな悪戯、飽きもしないで良くやるよ…ったく)
 リンクから飛んだ先にあったのは、男の勃起を中心に据えたヌード画像だった。
 
(…でもこれ、僕のと大きさ変わんないな)
 まだ若く、せいぜい20代であろう青年の屹立は、色白の肌に映える薄い桃色で、大きさは10cmにも満たない。
 完全勃起しても皮を被ったままの先細りは、所謂真性包茎だった。
「………」
 ゴクリ…ッ
 成長期の少年と差のない、幼さすら感じるミニチュアペニス。
 元気だけはビンビンに有り余っていて、ピンク色の芋虫のような姿は、何となく可愛らしい──
 クンッ…
「…えっ?」
 ふと、下腹部に生じる圧迫感。画面に集中していた少年が、予想外の不意打ちに視線を向けると、
 そこにあったのは、パジャマの股間を突き上げる小山だった。
 以前に一回だけ、綺麗な女装っ子をオカズにして、自慰に及んだことはある。
 しかし、それは本物も真っ青な美人が相手で、それからも男を相手に欲情する事など皆無だった。
 ビクン…ビクンッ……
 勃起率八割越えの肉柱が、パジャマの中で何度も蠢き、持ち主の少年にボディランゲージで伝えてくる。
 間違いようが無かった。少年は、勃起した肉棒を見て、興奮していた。

「………」
 男が男に欲情する異常事態…なのに、少年の心は意外なほど無風だった。驚きもせず、へぇそうなんだ…と、ありのままを受け入れていた。
(でも、男……だし)
 こんなのダメだと、理性や倫理を奮い立たせ、残った嫌悪感を掻き集めようとした。
(…えっ…と……)
 何処にも無かった。彼の中の声は、皆が皆YESか中立で、NOを叫ぶ者は誰一人としていなかった。
「………」
 ピピッ
 パソコンの電源スイッチに手を伸ばし、画面一杯に映った牡の象徴を消し去る。
 追い立てられるように席を立ち、部屋の明かりを消すと、脇目も振らずに寝床へ逃げ込んだ。
 まるで、約束された安寧が、そこに待っているかのように。

       ・ 
       ・ 
0460二人のオナ射君 その132013/03/20(水) 20:40:50.79ID:59OgtUY9
 すっぽり頭まで布団を被り、光も音も全て締め出してから、どれくらいの時間が過ぎただろうか。
 今はシンと静まり返った沈黙が、音となって耳に煩い。甲高い耳鳴りを聞きながら、まんじりともせず時が過ぎるのを待つ。
「ん、っ…」
 ふかふかの羽毛に包まれた身体が、何度目かの寝返りを打つと、干したばかりの布団から、お日様の良い匂いが漂ってくる。
 スゥ……ッ…ハァ……
 呼吸に合わせて、芳ばしい残り香が鼻腔を満たす。ペニスも平常の大きさに戻って、昂ぶりも静まったように見える。
「………」
 だが暖かな温もりの中にあっても、少年が望む平穏は此処には無かった。
 ファサッ…
 もう一度、横向きの身体を反対側へ。いくら寝返りを打っても、夢の世界行きの飛行機はやって来ない。
 
(…なんで…だろ…)
 これも、自分の肉棒に妖しい衝動を覚えながら、セルフフェラに励んだ結果だった。
 フェラチオの快感と、口で感じる肉棒への性的好奇心、それにアブノーマルな行為への興奮が連結して、
 いつの間にかペニスを性的対象として見るようになっていた。有り体に言えば、自分をおちんちん好きにセルフ調教した形だ。
(僕…ホントは……)
 元々オナニーへの探究心は人一倍強い少年。その対象が『自分のペニス』から『ペニス』へ一時的に変わっただけ……
 性に未成熟な若者特有の勘違いだと、自分を納得させられれば、或いは戻る道もあったかもしれない。
 しかし彼は、性欲だけは大人以上だが、経験は皆無のチェリーボーイ。突きつけられた証拠を、成す術も無く真正面から受け止めてしまう。
「………」
 おずおずと、眠れる虎にこっそり触れるような手つきが、自身の下腹部に忍び寄る。
 下着の中へ指を滑らせると、奥からモワッとした熱気が漂ってきた。
「んっ……」
 炎に群がる蛾の如く、熱源に向かって指が近づく。サワサワと薄い陰毛を掠める手つきが、くすぐったくもいやらしい。
 そして、縮まる距離に比して高まる熱量が、頂点に達する──
 ピトッ
 今の彼が最も触れてはいけないモノに、触れてしまった。
0461二人のオナ射君 その142013/03/20(水) 20:41:42.90ID:59OgtUY9
 
 ムクッ、ムクムクゥッ…
 僅かな接触を機に、縮んでいた少年の『成長』が始まる。今までの鬱憤を大いに晴らす牡暴走。
 熱気も硬度も体積も、全てが秒刻みで高まっていく。
(……一度しちゃおう)
 ここまで来てしまったら、一度抜かないと収まりがつかない。
 布団から抜け出してパソコン前の定位置に腰を据えると、少し前にあった光景の逆再生が始まる。
 携帯でも良いが、今は最高のオカズでガッツリしたい気分だった。
 起動したパソコンを操作し、オカズ動画コレクションの中から今日の一品を漁る……いつもの少年なら、そうしていただろう。
「……」
 起動したソフトは、WEBブラウザだった。
 カチカチッ
 使い慣れたマウスで辿った先は、彼を悩ます原因となった掲示板。そこには、件の画像が張られたまま残っていた。

「……っ」
 白い突起が映し出された瞬間、ハッと顔を下に逸らす。
 これは見てはいけない、直視してはいけないもの……なのに、上目遣いの視線は、チラチラと画面を盗み見てしまう。
(僕は別に…見たいなんて……)
 誰に聞かせるでもない言い訳じみた独白が、心の中に空しく響く。身体が意思を裏切ったわけではない。
 オナニーをしようと思い立ったのも、再びこの画像を開いたのも、そして…
 スゥッ…
 そして、下着ごとボトムを下ろし、股間を曝け出したのも、全て自分の意思。
「んっ…」
 そそり立つ肉柱の根元を、躊躇いなく右手が掴むと、表面張力の限界を超えたカウパーが、乾いた肌に垂れて淫らな潤いを与えた。
(こんなにいっぱい出てる)
 指といわず掌全体を濡らす滴りに、自分がどれだけ興奮していたか、昂ぶりを秘めていたかを改めて思い知る。
(僕……)
 そして、自分がこれから何をしようとしているのかも。
「…っ……」
 ごく自然に、右手が迫り上がる。いつもの夜と何も変わらない『行為』の始まり。
0462二人のオナ射君 その152013/03/20(水) 20:42:27.98ID:59OgtUY9
 チュッ、クチュッチュクッ、チュクッ……
 画面いっぱいに映し出された色白キノコをオカズに、オナニーに耽る。
 足を閉じ、ぴっちり塞がった太ももの間から覗く、白玉のようにぷっくりしたタマ袋。その隣にそびえる肉棒を握り、上下の反復が快楽を紡ぐ。
「んく…っ……んうぅ…っ」
 気持ち良かった。右手のストローク一回毎に、モヤモヤした胸のつっかえが霧散していく。
 男をオカズにしたオナニーは、少年にとってこれが二度目。だが、今回は以前と違い、その場の勢いに任せた行為ではない。
 他にも選択肢がある中で、悩んだ末に求めた欲望……ここまで来ては、もう言い訳はできない。
「ん…っ……」
 後ろめたさが残るのか、コソコソと下から仰ぎ見るような目線は、それでも二次元のペニスに釘付けだった。
 
 シュッシュッ、チュクッ、シュッ、ニチュッ…
 胸を衝く落ち着きのない動悸と、長時間練り上げられた欲望。そして、絶え間ない右手のピストンの前に、終わりの時は驚くほど早く訪れる。
(!ヤ、ヤバッ…!)
 始めてから1分も経たずに、体内に生まれる射精の兆し。遅れて気づいた頃には、危険な存在感は爆発を待つばかりの状態だった。
 ビグゥッ!
 手の中の高まりが、大きくしゃくり上げたのを合図に、肉塔の最上階を目指して精液が階段を昇り始める。対処を考える暇は無かった。
 左手でパジャマを捲くり、お腹を出して発射地点を確保するのが精一杯。
 不自然な体勢のまま身体が強張り、上半身から爪先までが一直線を描いて、彼の全てが射精に向けられる。
「は、ぁ…ぅっ…!!」
 白濁と一緒に喉を伝う、密やかな絶頂の喜声。その第一声が迸る寸前に、少年の新たな羽化を祝う祝砲が、空高く撃ち上げられた。
 
 
 尿道口から伸びる快楽の間欠泉。頭よりも高く飛ぶ飛沫は、お腹どころか胸を越え、少年の強張った表情筋を直撃してしまう。
 続いて放たれた二発目は勢いも衰えず、下顎から唇、そして鼻筋を通って額にまで濡れ跡を築いた。
「くっ…!ふっ、うぅっ…!」
 白いジェルに濡れた唇から、喘ぎ混じりの熱い吐息が止まらない。
 弾ける解放の悦びが、頭をピンク色の靄で包み、思慮を奪って快楽漬けにしてしまう。
 それでも、辛うじて残っていた理性は、そんなものは認めないとばかりに歯を食いしばって快楽に抗う。
 チュプ、ニュプッ、プチュッ
 なのに右手は激しく上下して、股間に集まった力みを絞り続ける。自分の愛撫で感じる肉悦と、それに抗う思考という二律背反。
 迷いから来る陰りを含んだ切ない横顔は、そこだけをくり貫いて絵画にすれば、芸術品としても通りそうな儚さを持っていた。
 
「はぅ、ふ、うぅ…っ!」
 苦悶の呻きも聞こえる、くぐもったよがり声。
 パッ、パタパタパタッ
 良く出来たコーラスの如く、タイミングを合わせて精液が噴き出し、スレンダーな腹部に次々と降りかかる。
「んぅ!ん、くふ…っ!」
 パタ、パタタッ…
 迸る精に乗って獣欲が排出され、空いた隙間には思慮が潜り込む。代価は大きな疲労感。
 喘ぎ声は徐々に溜め息へと変わり、右手もスローダウンして勢いを弱める。
 ピュッ…
 飛びも静まり、1cmにも満たない距離を跳ねるだけ。
 トク……ツゥ……
 流れるだけになった白濁が、涙のように幹を伝って落ちていった。

       ・ 
       ・ 
0463二人のオナ射君 その162013/03/20(水) 20:45:07.59ID:WYI4rBUJ
 ギシ……
 精魂尽き果てた身体を、背もたれに預ける。
「はぁ……っ…」
 いつになく重い身体を苛む気だるい疲労感。お腹や顔に付着した精液が、熱を失って冷たい半固形物へと変わり、事後の余熱を奪っていく。
 気持ち悪いが、今日はなかなか後始末をする気になれない。
(………)
 何か忘れているような……酸欠気味の頭は、どうにもシャキっとしてくれない。宙を虚ろに見つめながら、ふと右手が頬へと伸びる。
 ヌチュッ…
 指先に、ドロドロの粘液が触れる。こってりした顔射ミルクを中指で掬い、薄く開いたままの口元へ運んで……


 ──────

 
 口に含んだ。
(直接出されるのより、少しギトギトするな…)
 空気に触れたことで変質し、微妙な苦味の加わった白ダレが、口内の味覚を占拠する。
「んふ……っ、ふ、ふむぅ…」
 だが少年は、何の躊躇いもなく、自分で吐き出した精液を飲み込む。
 美味とは言いがたい冷えたザーメンを、一生懸命指から舐め取り、舌の上で転がしてじっくり味わう。
「………っ…」
 ピクッ
 少年の肩が小さく跳ねる。心持ち開かれた大きな瞳が、自身の右手に問いかける。今になって自分の行為に気がついた……そんな微妙な反応。
 チュポッ…
 口の中から、音を立てて指が抜かれる。唾だらけのそこには、白い陰りは見当たらず、濡れ光る節々が光を照り返した。
 未練がましく纏わり付く透明な糸をそのままに、綺麗になった指が向かった先は、自分の頬だった。
 ヌプゥ……ッ
 柔肌を中指で拭い、作りたての白い珍味を根こそぎ取り除く。
(………)
 再び白で染まった中指を、冷めた視線が見つめる。つい先程まで獣欲に血走っていた目も、今は理性の光が戻って大人しい。
 淫らな時間はもう終わりのはず……だが、右手が向かった先は、近くのティッシュ箱ではなく薄く開いたままの唇。
「はむ、っ……」
 既に冷たくなった精液を、今一度自らの中に迎え入れた。
 
 
 『境界』を越えた彼の中には、そよ風ほどの波も立たなかった。
 
 
 続く
04644392013/03/20(水) 20:47:03.71ID:WYI4rBUJ
以上です。途中連投規制でIDを変えました。
次回は少し先になるかもしれません。

>>449,451-453
読んでもらって、ありがとうです!
0470名無しさん@ピンキー2013/05/02(木) 01:21:48.14ID:pl18a0r1
テス
0476名無しさん@ピンキー2013/06/17(月) 21:33:01.95ID:i2FpqR1/
完全移籍した人もいるのか
あそこは腐とガチホモが強すぎるイメージだが
0477名無しさん@ピンキー2013/06/26(水) 08:00:13.73ID:m1QLnYut
うんこっこw
0478名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 15:55:02.21ID:eLhoCVci
『半ズボンの似合う頃』純粋培養少年責め  *性表現有
時は昭和50年代後半。場所はN県のとある村。周囲を山に囲まれた人口数百人というこの集落にも小学校がある。児童数はわずか6人。木造の小さな校舎に元気な声が響く。
「先生方、おはようございます!!」
透き通るような凛とした声で4人の教員に挨拶し、ぺこりと頭を下げたのは5年生の橋本淳之助。この春、東京からやってきた転校生だ。
クリっとした大きな瞳と、あどけない思春期前の子供らしいふっくらした頬っぺたが特徴的な少年だ。
淳之助は毎朝、教員室にきちんと挨拶をしてから教室に入る。冬は豪雪地帯として知られるこの土地も6月に入ればぽかぽか陽気だ。
淳之助もTシャツにブルージーンズの半ズボン姿だ。そしてこの学校は児童の健康育成のため5月から11月までは校舎内で履物を禁止しているため児童は全員素足で過ごす。
むろん淳之助も例外ではなく裸足姿だ。
「淳之助君今日も元気ですわね」
30代の女性教師、畑中が感心したように言った。
「まったくです 言葉遣いも立派、一年生のユリと健一の面倒もよく見てくれてますし、しっかり者です 成績も抜群 当校始まって以来の優等生ですな」
40代の男性教師、幸田もうなずく。
「本当にいい子が転校して来てくれたねぇ」
教頭の福田がしみじみと呟いた。ただひとり表情を固くしたままの男が一人。校長の鈴木だった。
0479名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 15:55:43.40ID:eLhoCVci
放課後、淳之助は西日のさす廊下で鈴木校長と出会った。淳之助はきちんと立ち止まり「気をつけ」の姿勢をとって挨拶した。
「校長先生、さようなら また明日」
両手の指をすっと伸ばし、半ズボンから伸びる太股をピッと揃え、クリっとした瞳で鈴木を見上げ微笑む淳之助。
鈴木は一瞬、眼鏡の奥で獲物を見定めたような眼で淳之助を見つめたが、純粋な11歳の少年は全く気がつかなかった。
「ああ、淳之助君 さようなら、あ、もうこの学校には慣れたかね?」
「はいっ もうすっかり慣れました 毎日すっごく楽しいです!」
元気に答えた淳之助はもう一度、鈴木校長に頭を下げるとトトッと小走りに靴箱に向かった。その後ろ姿に鈴木はねっとりと絡みつくような視線を送っていた。

翌朝、橋本淳之助は下腹部に違和感を覚え、目を覚ました。性器が膨らんでいる。淳之助も11歳。二次性徴期を迎えていた。
射精こそ未経験だが、深夜の勃起で目を覚ますこともしばしばだ。純朴な田舎暮らしの淳之助は、性の知識に乏しい。
「また・・・膨らんでる・・・」
淳之助はベッドに腰をかけ、白いブリーフをおろし中で固くなった性器を見つめていた。まだ皮を冠った亀頭から液体が滲み出ている。
(どうしよう 僕変な病気にかかったのかも・・・ )
淳之助の悩みは真剣だった。しかし、時計を見るともう6時30分を指している。
この後、学校へ行く支度は無論のこと、この村の隣町の運送会社に勤める父親の朝食と弁当まで作らなければならないのだ。
「元気出せ、淳之助 頑張らなくっちゃ!」
淳之助は不安を押し殺し、台所に向かった。

淳之助がエプロンをつけ、器用にフライパンで目玉焼きに取り組んでいると、後ろから声がした。
「おはよう〜淳之助」
父の正道が寝ぐせのついた髪をかきながら起きてきた。
「すまないな、毎朝食事の支度までやらせちゃって・・・淳之助がいれば奥さんいらずだな」
そういってから正道は少し気まずい顔をした。2年前、母を亡くした悲しみを呼び起こさせると思ったらしい。だが、淳之助は気丈に明るく返した。
「父さんは再婚しないの?…さびしい時もあるでしょ」
無論再婚などして欲しくはない。だが、父が寂しいのなら、と思うこともある淳之助。
「しないな、母さんの遺した、淳之助っていう可愛い奥さん代りがいるからな」
淳之助は父の優しい言葉に胸を熱くした。そして、つまらない心配を父にかけてはならないと、健気に思うのだった。
0480名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 15:56:13.95ID:eLhoCVci
朝食を終え、父に弁当を持たせ送り出した後、登校のための着替えをした淳之助はおもわず、その場にうずくまりそうな衝撃を受けた。
蒸し暑い今日はランニングのシャツを着て、半ズボンをはいた瞬間、股間にジンとくる刺激を覚えた。
今朝の勃起で亀頭からにじみ出たカウパー液はブリーフに付着し渇き始めていた。
一番敏感な部分が露出したままパンツにくっつきそこに半ズボンを身につけたため、その衝撃が亀頭に伝わり一瞬意識を失いそうな感覚に襲われた。
だが、淳之助自身これが快感という認識はない。あるのは不安と、不思議な罪悪感。

鈴木校長はほくそ笑んでいた。今日はある計画を実行しようとしていた。今日6月22日は1年生の二人はハイキング。3年生の2人と4年生の一人は社会科見学。
つまり校舎に残るのは自分と、5年生の橋本淳之助だけ・・・。
「それでは、校長先生、お願いいたします 淳之助君の授業なら何の心配もありませんわね、聞き分けのいい子だし」
畑中教師が頭を下げた。鈴木校長は言いだしたいことをやっと言いだせた、という感じで畑中を呼びとめた。
「あ、畑中先生 保険準備室のカギを貸してくれませんか 実は今日、体育の時間に橋本君の身体計測をしようと思いましてね 橋本君は転入の都合でまだ春の検査を受けていない」
校長は心悸亢進を抑えるように続ける。
「なあに、あの子一人の身体を調べるのなら私だけで十分だ」
最後の妙な言い回しが気にかかった畑中だが怪訝な表情をしながらも鍵を渡した。

「校長先生、おはようございます」
鈴木はいつもどおり礼儀正しく朝の挨拶をする橋本淳之助の姿をじっくりと眺めた。
クリっとした瞳、赤い頬、水色の半ズボン、健康的に日焼けした太もも、そしてすらりとした脚。しかも素足だ。
しかも今日はオレンジのランニングシャツ、おまけにその裾は短くオヘソまでちらついている。たまらない・・・、鈴木は心の中で舌舐めずりしていた。
「おはよう淳之助君 今日は2人きりだね 頑張りましょう」
「はい」
一方、淳之助はそんな鈴木の下心など気がつくはずもなく、股間の妙な痺れを心配していた。
(今日は校長先生と2人っきり・・・そうだ 先生に相談してみよう・・・)
そう思い椅子に腰をおろした瞬間、淳之助は言い知れぬ痺れに声を出しそうになった。椅子に座ることで性器がブリーフに食い込み、一度は静まった勃起が再び始まった。
亀頭が布に触れているだけでもう気絶しそうな感覚にとらわれる淳之助。
(ど、どうしてこんなに膨らむんだろう・・・ 僕、どうなっちゃったの?)
0481名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 15:58:56.00ID:eLhoCVci
淳之助が意を決して鈴木に切り出したのは一時間目の国語が終わってすぐだった。
「先生・・・実は相談があるんです 僕、・・・身体が少しおかしくって・・・」
「身体? どこか痛いのかい?」
鈴木校長は優しげに問い返した。
「痛いんじゃないんです・・・実はその、あの、・・・膨らんじゃって・・・」
いつものはきはきした明朗活発な男児の口調ではなくなっている淳之助。
実は鈴木校長はすでに察しているのだ。ダテに教職についていはいない。淳之助の今朝の顔を見た瞬間から、目の前の可愛い少年の性の目覚めを察していた。
「膨らむってどこがだい?」
わざと嬲る様に尋ねる。
「あ、あのアソコガ・・・」
「あそこって?」
「お、おちXXんです 朝起きると透明でねばねばの液体が・・・」
 淳之助はまるで勇気を振り絞るように顔を赤らめながら、恥ずかしさをこらえるように言った。
「そうか、それは心配だねえ ちょうどよかった 今日は体育の授業は保健の授業、つまり人の身体がどういう風に成長していくかを教えてあげようと思う」
校長は重之助とは対照的に嬉々としている。
 じっくり淳之助君の身体を診てあげよう」
 「お、お願いしますっ 校長先生」
 淳之助はまさに飛んで火に入る夏の虫。渡りに船の状況で鈴木校長の手中に堕ちていく・・・。

保健体育室では鈴木校長が白いブリーフ以外一糸まとわぬ、橋本淳之助の姿に惚れぼれとした視線を送っていた。可愛さと少しばかりの精悍さを負わせ持つ顔に不安がにじんでいる。
そこがまた、鈴木校長の嗜虐心をそそった。そして更に淳之助のブリーフに円形の丸いしみができていることに、気持ちを昂ぶらせた。
たまらなくなった鈴木は淳之助を背後から軽く抱きしめた。そして、両手を淳之助の局所に滑らす。
 「せ、先生っ なにするの!?」
 さすがの淳之助も驚きの声をあげ身を固くする。
 「淳之助君安心なさい これから先生は君がどういう風に成長しているかを確かめてあげる 痛ければ痛いと言いなさい そして気持ち良ければそういっていいんだ・・・」
 淳之助は少し震えながらも素直にコックリした。鈴木は淳之助のブリーフの上をまさぐりついに濡れた部分に指を到達させた。
 「はぁっ!!」
 淳之助はまるで電流でも流されたようにビクンッと身悶えた。
さっきの授業中までパンツの布が触れているだけで失神しそうなしびれを感じた部分を他者に触れられた瞬間、再びあの感覚がよみがえってきた。
 「い、いやだぁッ」
 淳之助は身悶えした。その肘が鈴木校長の頬に食い込んだ。
 「あ、ごめんなさい、先生」
 「やってくれるじゃないか、淳之助」
 鈴木校長は、急に別人のように声音を変えた。
0482名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 16:00:40.15ID:eLhoCVci
「せ、先生、やめてくださいこんなこと!!」
 さすがに穢れを知らない11歳の少年も目前の男の得体の知れないサガに気がついたらしいがすでに手遅れの状況だ。
座高計測器に座らされた淳之助は背面で両手首を粘着テープでくるくると巻かれ、両足首も同じ要領で縛られている。
局所に鈴木校長の生暖かい鼻息を感じながら、淳之助は必死に股間を起点に全身に押し寄せるしびれと闘っていた。
激しく勃起し続ける淳之助のソコを、純白のブリーフの上から舌でチロチロとまるでアイスキャンディでも舐めるように責め立てる。
 「はあううっ あうっ・・・」
 一番敏感な亀頭を鈴木の舌がなぞるたびに、愛らしい顔を苦悶に歪め左右に振り、未知なる妖しい痺れをこらえ続ける健気な淳之助。
しかし、勃起をこらえようとすればするほど鈴木校長も、そうはさせじと舌遣いを早めるので、淳之助の昂ぶりも正直な性格そのままに激しさを増してしまう。
そして、悪いことに勃起すればするほど、亀頭がパンツを押し上げるためその刺激がさらに淳之助のソレを硬直させてしまうという悪循環。
しかし、まだ気持ちいいという感覚を知らない淳之助にとっては拷問に等しい仕打ちだ。
 「よく頑張ってるね、淳之助 でもどこまでこらえられるかな?」
 鈴木校長は、拷問はいったんお休みだ、とでも言いたげに舌なめずりしながら淳之助を見上げた。
 「くっ、くあぁ・・・はあ、はあ・・・せ、先生 僕をどうする気・・・?」
 「淳之助の恥ずかしい姿を見せてもらいたいだけだよ 先生は淳之助が好きだ 可愛いお前がどれだけ成長しているかを見てあげたいんだよ」
 「せ、せんせいは・・・変態なの?」
 淳之助は変態の観念はなかったが、直感的に校長の怪しさを口にしてしまった。


「そうだよ、淳之助 おまえがこの学校に入ってきた時から、ずっとこんな風にしてやりたいと思っていた ああ、本当に可愛いね、淳之助その瞳もほっぺも・・・」
恍惚の表情で続ける校長。
「お前の半ズボン姿を見ることだけが先生の生きがいなんだよ・・・ さあ、淳之助、そろそろ世界でいちばん可愛いお前の、すごーく恥ずかしい顔を見せてもらうよ」
 鈴木はついに淳之助のソレをパンツの放尿口から取り出した。そしてカウパー液で塗れて滑りの良くなった亀頭を人差し指でくちゅくちゅとなぞる。
 「あッ、あうッ、はうッ、くうぅッ、いやあぅッ〜〜」
 淳之助は幼さの交る卑猥な短い悲鳴を連発しながら、縛られて不自由な体を仰け反らせる。
淳之助自身、これ以上局所を責められるとどうなるのか分からなかったが、股間にたまったものを吐き出してしまいたい衝動に駆られた。
幼いソレは完全にせり上がり、海綿体が充血し最高潮に達した際に噴出される白い液体が発射される寸前に滲み出るとろりとした濃いカウパー液がジュジュッとあふれ出ている。
(た、助けて誰か・・・僕、・・・どうにかなっちゃう 助けて・・・父さん)
心の中での叫びも通じるはずはなく・・・。だがその時、校庭で声がした。3,4年生の社会科見学が終わったのだ。
ちっ、と鈴木の舌打ちが聞こえると同時に淳之助の局所への責めが止まった。淳之助はまるで鞭打ちの拷問が終わったかのように疲れ果てカクンと項垂れた。
 「淳之助、今日のことを誰かに言ったら許さないよ 君の父さんが苦労していることは知っている 仕事も辞めさせてやるし、淳之助もこの村に住めなくするぞ わかっているな」
 父のことを盾に取られた淳之助はうなずかざるを得なかった。

11歳の少年にとって地獄のような時間から解放された淳之助だが、むろん気持ちは晴れなかった。
校長に対する不信感は無論のことだが、まだ股間のわだかまりがおさまらないことに言い知れない不安定な気持ちだった。
家に戻り部屋で膝を抱えてうずくまっていると、ドアがノックされた。
 「ただいま、淳之助・・・どうした浮かない顔して 疲れたのかい?」
 正道の顔を見るだけで不思議と少し元気が湧いてきた。
 「ンンン・・・ 何でもないよ あ、今、御飯の支度するね」
 淳之助は気丈にふるまった。
 「いいよいいよ、まず風呂に入るから そうだ、たまには一緒に入るか、淳之助 背中流してくれよ」
 「うん、いいよ」
 つい2年前までは良く風呂も一緒に入ったのだが最近は一人で入る。淳之助は久しぶりに父の背中を流してあげようと風呂場に向かった。
0483名無しさん@ピンキー2013/06/30(日) 16:01:22.35ID:eLhoCVci
昼間の辱めでヌルヌルになったパンツはまだ湿っていたが、脱衣籠にそれを脱ぎ捨てると開放的な気持ちになれた。
 「じゃあ20回こするからね いくよ いち、にー、さん、しー・・・」
 淳之助は力いっぱい父の広い背中をタオルでこすってあげた。不思議と安心感に包まれあったかい気持ちになれた。
 「あー、ありがとう淳之助 気持ち良かったよ じゃあ今度は父さんが淳之助を洗ってやろう」
 「ええ、いいよぉ」
 ちょっぴり照れ臭い淳之助は嫌がった。
 「いいから」
 正道はタオルを淳之助から受け取ると、今度は淳之助の身体を拭き始めた。
石鹸がなじまされているため滑るタオルが心地いい。正道は淳之助の正面に立ち、肩、胸とタオルを滑らせていく・・・。
 「可愛いなあ、淳之助 おまえは父さんの宝だ」
 そんな言葉に父の愛情を感じた。だが・・・。次の瞬間、淳之助はえもいわれぬ、刺激を感じた。それは間違いなく性的な快感。
父の太い指は淳之助の局所に到達すると、包皮と性器の間に指をさしこんだ。
 「ここをよ〜く洗っとかないとだめだぞ、淳之助」
 包皮の裏まで指で洗われると、つい昼間の熱い得体の知れない感覚が呼びさまされる。みるみるうちに勃起し固くなる幼い局所。
 「あ、ああっ と、父さん なんだか僕ッ う、うわあッ〜」
 淳之助は父の愛撫を拒絶する間もなく、一瞬棒立ちになり何が起こったか分からない、といった表情で硬直した。
そして次の瞬間、これまで味わったことのない途方もない快感を局所に感じて天井を仰いだ。
「う、うわッ アアッ、アアッ、アアア〜〜ッ!!・・・」
本能のままに声を発する淳之助。ジュッ!ジュッ!という感触が性器に走り、まるで全身がシャックリを起こしたようにビクンビクンと弾む。
それに合わせて白濁とした液体が亀頭から勢いよくほとばしり、正道の額にかかるのを見届けた瞬間、淳之助は意識を失った。

「ほんとに? 僕、ほんとに病気じゃないんだね、父さん」
淳之助は恥ずかしそうに顔の半分を布団に隠しながら、気恥かしさいっぱいの瞳で父を見つめた。風呂場で気絶した後、介抱してもらいながら、体の仕組みを教わった淳之助は安堵の表情だ。
「ああ病気なんかじゃない おまえが大人になるために必要な儀式なんだ だから安心して今日はもう寝なさい」
父の温かいまなざしを感じて淳之助は眼を閉じた。


だが、純真な少年が眠りに落ちたころ居間では父が受話器を手にいずこかへ電話をかけていた。
「もう、寸前のところで‘顔射’でしたよ、校長先生 それにしても淳之助のイキ顔、先生にお見せしたいくらいでしたよ おまけに失神ですよ、失神!! 」
その目は嬉々としている。
「もう、あいつと暮らし始めてからずっとあの顔を見るためにやってきましたからね 先生の手ほどきがよほど効いたんでしょう、ありがとうございます、校長先生!!」
嬉々とした声を押し殺すように正道が話す相手とは・・・なんと、ほかならぬ淳之助を昼間はずかしめたあの男、鈴木校長である。
父親であるはずの正道との間でとんでもない会話が始まった。
 「持ちつ持たれつですよ、橋本さん それにしても実の息子に手ほどきするとは、あんたも鬼畜ですな」
 「実の子じゃないですよ あいつは女房の連れ子です」
 「なあるほど、そうだったんですか それにしても本当にいい子ですな、淳之助は 橋本さんが羨ましいですよ あんな可愛い子を毎日眺められて・・・」
鈴木は変態的な溜め息交じりに囁く。
「でも私も負けていませんよ、父親であるあなたを人質にとれば淳之助は私の奴隷になり下がります 本当に親孝行な子ですからねえ」
「それは穢いですなあ、ふふふ まあ、徹底的に仕込んでやってください しかし、あいつももう11歳、中学に上がれば可愛げもなくなります」
「まあ少年は性に目覚めてから中学に入るまでが食べごろ、ですな 一口に言えば、半ズボンの似合ううちに、というところですねぇ」
鈴木校長はフェチシズムに満ちた要求を突きつける」
「橋本さん、淳之助には、半ズボンを毎日履かせてくださいよ、あの子には半ズボンしか似合いません」 
「わかっていますよ、先生 今後もタイアップでわれらの愛すべき淳之助を可愛がりましょう、いろ〜んな方法で・・・徹底的に、ね」
鈴木校長、そして義父正道。
同じ趣向を持った2人の大人の手に淳之助はすでに堕ちているのだ。そんな事とは知らずにすやすやと寝息を立てる11歳の少年に明日はまた来る。
                                                                                             完
04864552013/07/16(火) NY:AN:NY.ANID:CYaDnLrp
すみません>>455の続きですが、規制続きでこちらに書けなかった為、Pixivで公開させて頂きました。
申し訳ないですが、続きはそちらでお願いします。
0489名無しさん@ピンキー2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:oW0CL73y
昭和の男の子といけないおじさんの組み合わせが最高
04911-12013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:nJmjCHp6
あまり長くない即興ものですが、ネタを思いついたので投下してみます。


「さて、それでは今日の最重要議題、再来年度の春に予定されている体操服のリニューアルについてですが……」
保健準備室に長机とパイプ椅子を並べただけの簡易な会議スペースに、中年体育教師の言葉が響く。
昨今、女子のブルマーに対する風当たりが強いことからこの学校でも体操服を新しくしようと言うことになり、体育教師が集まっての会議と言うわけだ。
「……と、言うわけで、女子は基本的に男子と同じ短パンか、数年の間は既存のブルマーも選択できると言うことで異存はないと思いますが男子の体操服についても、
これを機にデザインを変えるのか、変えるならどういったものにしていくのか、というところの話になると思います」
少し腹の出た進行役の中年体育教師の話に、同席している二人の体育教師もウンウンと相槌を打った。
この部屋に居るのは会議の進行役、腹の出っ張りが目に付く中年体育教師の遠山のほかには、柔道部顧問しているいかにも体育教師然とした見た目の吾妻、
そしてPTAのオバサン方に人気の出そうなパッと見サワヤカ青年、若手体育教師の岡島の合計で三人。
それだけではなく、なぜか教師のほかに壁に沿って並べられたパイプ椅子に4人の男子生徒が座っていた。
教師の会議と言うこの場に不自然な存在の彼らは、誰もが体操着の半袖シャツにジャージズボンと言う服装で、教師たちの話し合いに参加するわけでもなく、
かといって生徒同士で私語をすることもなく、背筋を伸ばした良い姿勢で行儀良くパイプ椅子に座っている。
04921-22013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:nJmjCHp6
壁際の生徒たちなどまるで居ないかのように教師たちの会議は続いている。
「では、私は最後に意見を述べますので、まずは若手の岡島先生から何かご意見がありましたらお願いします」
水を向けられ、岡島は立ち上がり話し始めた。
「えー、私を含めまして遠山先生も吾妻先生もハーフパンツ化と言う選択肢は無いものと考えております」
第一声に聞いていた二人の教師も首を縦に振って同意する。
「短パン堅持で意見の一致を見たとして、あとはデザインや素材の検討と言うことになりますが、その点について私から提案があります」
岡島はそこまで言うと、並んで座っている生徒の右端、四人の中でもっとも背の高い生徒を手招きして、自分の横に呼び寄せた。
生徒のシャツにはゼッケンが貼り付けてあり、この学校の三年生で南と言う名だということがわかる。
「私は、伸縮性に富んだニット生地の短パンを提案いたします。モデルは三年C組の体育委員の南を連れてきました。さあ南、先生方にお見せしてくれ」
教師の言葉にハイと短く答えたその生徒は、穿いていたジャージのズボンからするりと両脚を抜き取った。
三人の教師の視線が、ジャージに隠されていた短パンへと注がれる。
岡島は、他の二人の教師から見て横向きになるように生徒の肩をつかんで向きを変えさせた。
「ニット生地を推す理由は、なんと言っても伸縮性とフィット感です。ごらんください、この尻の形がまるっとしてなんとも言えないではないですか。
もちろん、着用する生徒としても動きやすさの点で支持を得られると思いますし、ニット生地の伸縮性は生徒たちが成長期であることを考えれば、
買ってすぐに入らなくなってしまったなんてことも起こらずに、保護者も助かるでしょう」
話しながら教師はニット短パンに包まれた生徒の尻のカーブを手で何度も往復した。
尻をなでられた生徒は、その手の動きに肩を小さく震わせて耐え、恥ずかしそうに頬を紅潮させている。
「ニット短パンは生地が厚めなので、下着のラインは前屈した時などに尻に浮かび上がる程度しか確認することができません。
これが弱点であることは承知しておりますが、フィットしているため太ももへとつながるヒップのシルエットがしっかりと浮かび上がることで、
その弱点も大した問題ではなくなっていると考えます」
岡島はもう一度生徒の肩を掴んで、今度は二人の教師に向かって生徒を正面に向けた。
「そしてなんと言っても、この前のふくらみこそがニット短パンの持ち合わせたフィット感が作り出す造形のクライマックスと言えます」
教師たちが凝視する先には、ニット短パンの下で確かに存在を確認できる南少年のペニスのふくらみがあった。
尻を軽くなでられた刺激により、海綿体の充血具合は三割程度と言ったところになっていたが、フル勃起には程遠いその状態でもふっくらと存在を主張している。
「そのままご覧になっていてください」
そういいながら、岡島は短パン越しにそのふくらみを鷲掴みにして、乱暴にゴシゴシと擦り上げた。
「うっ、あぁっ……」
苦しそうに声を上げる生徒にお構いなく、教師はそこに刺激を与え続ける。
段々と生徒の上げる声に熱がこもってきて、ふっ、ふっと荒い息遣いになっていく。
「おっと、出されてしぼんでしまったら大切なところをお見せできないな」
そう言って岡島は生徒の短パンの前の部分から手を離した。
「ご覧ください、三年ともなればなかなかのモノを持っているもので、この南のチンコなど立派ではありませんか?それがクッキリと形を主張する、
この体にフィットするニット短パンだからこそです。これこそ第二次性徴期、思春期の少年の美しさを引き立てているとはお思いになりませんか?」
岡島はそういって自分のプレゼンを締めると、生徒を元のパイプ椅子へ促す。
パチパチと聞いていた二人の教師の拍手のなか、勃たせるだけで最後までイカせてもらえなかった少年は、
切なげに教師を見ながら短パンの前を膨らませたまま着席した。
04931-32013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:nJmjCHp6
「いやあ、すばらしい。確かにニット短パンもアリですなぁ、ねえ、吾妻先生」
「おっしゃる通りです、遠山先生。ニット生地と言うのも捨てがたいものがありますね。しかし、私も短パンについて提案の用意をしてきたのですよ」
「ほほぉ、それではさっそく吾妻先生のご意見も伺いますか」
今度は吾妻が別の生徒を手招きして自分の横に呼び寄せた。
生徒のゼッケンには2-Bと言う文字と小柴と言う名前が書いてある。
教師の横に立った小柴少年は先ほどの南少年と同じようにジャージズボンを脱ぎ去り、その下に穿いていた短パンをあわらにした。
「私はナイロン短パンを提案いたします。岡島先生のニット短パンの売りであった伸縮性については皆無と言えるナイロン短パンですが、
また別の魅力が多くあります。先生方にはまず、その手で小柴の穿いている短パンを好きに触って頂きたいと思います」
吾妻がそう言うと、遠山、岡島の両教師はパイプ椅子から立ち上がりモデルとなっている生徒の前まできてしゃがみこんだ。
遠山が甲に毛の生えたゴツゴツした手を小柴少年のナイロン短パンの尻に何度も往復させ、時には大きく広げた手のひらで掴み、ワシワシと揉みしだく。
「うーむ、なるほどなるほど。ナイロンのツルツルとした肌触り、下着とスムーズに擦れる感触は確かに格別ですなぁ。岡島先生も試してみるといいですよ」
「では、私は前の方を試してみるといたしましょう」
岡島は生徒の短パンの前に手を当てると、ナイロンの滑りの良さを活かしてシュシュシュとすばやく手を上下に滑らせた。
「おお、伸びないナイロン生地の中で苦しそうに大きくなっていくチンコと言うのもなかなか健気でかわいらしいですね」
うれしそうに言いながら岡島はなおも生徒の前のふくらみを短パン越しに擦り続けている。
「ナイロン短パンは吸湿性という点でもハンデがありますが、これは洗濯の時に乾くのも早く、また汚れが染み込んで落ちなくなるようなことにもなりにくいので、
そう言った点で保護者の方からの支持も得られると思います。おっと、あまり刺激を与えすぎないでくださいね。
いま小柴に射精されては次にお見せしたいものに支障がありますので」
そう言われて、半ば夢中で生徒の尻や股間をナイロン短パン越しにいじくりまわしていた二人の教師は、名残惜しそうにその手を離した。
「小柴、パンツを脱いで短パンを直穿きしなさい」
は、はいっ、とうわずった声で返事をした生徒は、思い切り良くブリーフと一緒にナイロン短パンを両脚から抜き取った。
ブリーフの前から包茎のペニスの先の皮にガマン汁の糸が引いて、硬い床にぽたりと落ちる。
小柴少年はガマン汁のついてブリーフを長机に置くと、短パンだけを再度その脚に通して直穿きした。
「どうだ、小柴。ツルツルした肌触りの短パンは気持ちいいか?」
「……は、はい。気持ちいいです」
「先生方に触ってもらってすっかりビンビンになっているな。どうだ、出してスッキリしたいか?」
「はい、スッキリ……したいです」
「よし、わかった。すみませんが遠山先生、岡島先生、短パン越しに小柴のケツの穴とチンポを触ってやってもらえますか」
「そうですね、彼も苦しそうですし、ご協力しましょう」
遠山は突き出された小柴少年の短パンの尻の割れ目に指を入れ、ナイロン生地越しに尻の穴を指先でくすぐるようにクルクルと輪を描いて動かす。
岡島はと言えば、ツルツルの短パンの中にあふれ出した少年のガマン汁を伸ばすようにして布をペニスにまとわりつかせ、ぐにぐにと動かす。
尻の穴を刺激している遠山の指は前触れもなく短パン越しに穴へ押し込まれたり、穴の周りをツルツルした生地の特性を活かして爪を滑らせくすぐったりと変幻自在だ。
岡島のいじくる前部は染み出したガマン汁がナイロン生地をペニスに張り付かせて、手を動かすたびにニチャニチャと水音を立ててペニスを刺激し続けた。
「あっ、あっ、せんせっ! 俺っ、もう出そう……あぁぁぁっ!」
生徒は短パンの中に若い精を大量に吐き出した。
ナイロンの生地はややサラッとした粘りの少ない精液をほとんど吸収することなく、
股の裾からぽたりぽたりと白濁の滴を落とし、腿の内側にもしたたる筋を一つ作った。
「ご覧ください。一見、デメリットと思われる吸水性の乏しさがこのドラマチックな光景を作り出しているのです」
得意げに説明する吾妻の声が耳に届いているのかもわからないほどに、少年に刺激を与え続けていた二人の教師はその光景に見入っていた。
はぁ、はぁ、と小柴少年の吐息だけが響く部屋の中で、先ほど勃起させるだけで達することのできなかった南少年は、
心の底から彼をうらやましく思ってニット短パンの前を大きく膨らませていた。
0494名無しさん@ピンキー2013/08/31(土) NY:AN:NY.ANID:nJmjCHp6
今日の分はここまで
もう一人の先生はどんな短パンを推すのか
そしてどんなプレゼンをするのでしょうか
続きはまた後日
では ノシ
0496名無しさん@ピンキー2013/09/05(木) 03:42:13.65ID:z+cDm+Eq
きめーんだよ
脳内でやってろ
汚すなタコ
0502名無しさん@ピンキー2013/12/05(木) 10:33:03.89ID:1r6rbuyJ
他のwiki系保管庫が死んでるのに
ココの保管庫はなんで生きてるんやろな…?
0503名無しさん@ピンキー2013/12/24(火) 22:09:04.95ID:zLjFkcLj
酒が入ったので、空気を読まずに投下。聖夜なのにクリスマスネタでもなんでもない

タグ:先輩→ショタ ラブラブ 甘々 中出し

「11月中に投下するぞ〜」とか思ってたのに全然終わらないまま現在600行超過さらに更新中。のんびり投下していきます
05041/102013/12/24(火) 22:12:02.17ID:zLjFkcLj
「……これで、完璧!」

完全に片付いた部室をみて、オレはひとり「えつにいる」をしていた。
我が南郷中ラグビー部の部室は、学校のなかでも有数の「男臭すぎて近寄ることもできない汚部屋」として、その気高い地位に甘んじていた。
それをこうやって完璧に掃除してやったのだ。備品は棚に全部しまわれ、床でストレッチもできてしまう。これでちょっとは見直されるだろう。見直されてほしい。

中学に上がったらふつうにサッカーをやろうかと思ってたオレは、ラグビー部のカッコ良さに打ちのめされてしまって、あっという間に「闘球部」へ入部した。
二年生、三年生のカッコ良さはハンパなかった。身体でっかくて、筋肉ムキムキで、男っぽくて……。
入学当時、まだ声変わりもしていない身長一四○センチの学年一のチビ(のちに判明したが学校一のチビ)だったオレは、先輩たちのようになりたくて必死で練習した。

もっとも、半年ちょっと経った今でも、チビの身長は伸びず、筋肉もそれほど増えず、ていうか声変わりもまだで、いまだにオレの身体は小学生みたいなままだった。
同級生のみんなは、どんどん身体が大きくなって小学校のころとは全然違う体格になっていった。
中学生でもラグビーをやっているからやっぱり違うのね、だなんて母親たちは会話しているけど、ラグビーをやってても全然変わらないヤツは一体どうしたらいい。
悔しくて、苦しくて、プレーでどんどん先をいく他の連中となんとか差をつけようと、スコアつけられるようにしたり、応急処置できるようになったりしたけれど、
なんだかだんだんマネージャーみたいな仕事をするはめになってきた。

今日も部室が汚いと顧問に怒られて、それでなんとなくオレが主に片付ける空気になった。結果、夜の7時までひとりで部室を綺麗にしていたわけで。
まあさ、もともと掃除とか小さな仕事とかって、そんなに嫌いじゃないんだけど……。

いや、掃除とかマネ仕事とかは別にどうだっていい。一番の問題は、オレはこれからも小っちゃいままなのかっていうことだ。
指先まですっぽり被ってしまうジャージの袖をまくりあげて、オレは自分の小さな手のひらを見た。ちっとも大きくならないオレの身体。

「おぉ、なんか部室スゲーきれいになってんな」
「えっ……!」
「久しぶり、シンゴ」

急に真後ろから声がして、オレは飛び上がった。扉のところに立っていたのは、引退した三年のタクマ先輩だった。

「せせせせ先輩!」
05052/102013/12/24(火) 22:14:25.76ID:zLjFkcLj
タクマ先輩は笑顔で手を振って部室に入ってきた。オレはめちゃくちゃに緊張して、なんだかよく分からない身振りで恐縮した。

「これどうしたんだ? シンゴが片付けたのか?」
「えと、はははい……」
「スゲーな。ありがと」

ぐるっと部室の中を見回して嬉しそうに先輩は言った。それを見てなんだかワケもなくオレが気恥ずかしくなる。

南郷中、過去最強と呼ばれた今年の三年生たちは、十一月の引退までとにかく勝ちまくった。
タクマ先輩はその中でチームの得点源、司令塔として八幡神宮、じゃなかった、はちめんろっぷ?の大活躍だった。
大会登録SOスタンドオフ、南郷中主将。最高にめちゃくちゃにカッコいい、みんなの憧れのキャプテン。

「ど、どうして部室にいるんですか?」
「んー、まあな。大会の賞状とかあるか?」
「えと、こっちの棚に資料とかまとめましたけど……」

部活ジャージをシャカシャカいわせながら、先輩はオレが指し示した棚へ向かっていった。久しぶりにタクマ先輩を間近で見た……。

「今度、推薦入試出すことになってさ。担任に『なんでもいいからお前の名前のある賞状もってこい』って」
「ぶ、部室にあるんですか」

表彰状ってうちに持って帰るものじゃないのかな……。

「おーあった。どうだ、県大会のMVP賞」

じゃーん、と得意気に賞状を広げる先輩。ああ、これ知ってる、一年生が初めて応援した公式戦で、タクマ先輩が大会最多得点を記録したヤツだ。
新聞記者にインタビューとかされてた。

「これ、五月の皐月杯のときのですよね。すごいなぁ……先輩?」
05063/102013/12/24(火) 22:16:24.28ID:zLjFkcLj
近づいてのぞき込んでいたオレを、先輩はすかさず両手で抱えてきた。しまった、いつものヤツだ!

「ん、そうだな……ぎゅー」
「またそれですか! ん……」

何故か知らないけど、タクマ先輩はオレを見つけると容赦なくハグしてくる。
ただでさえ身長差があるのに、ハンパない筋力のせいで、オレはいつも宙吊りにされて身動きもとれない。
そして何だか分からないけど、それを見た周りの連中がオレに文句を言ってくる。なんでもケイスケ曰く「おまだけなんかズルい」らしい。なんだよズルいって。

しばらくして気がすんだのか、タクマ先輩はオレを下ろした後(両手はほどいてくれない)、まじまじとオレのことを見て言った。「シンゴ、ちょっと大きくなったか」

思わぬことばにオレは目を丸くして、興奮しながら言った。

「わわわわ分かります?! 四月から二センチ伸びました!」
「いや、身長じゃなくて、身体つきがよくなったって意味だったんだけど……ゴメン、ゴメン、泣くなって」
「全然悔しくなんかないです」

なんだよ、身体つきがよくなったって。意味わかんない。くそー。

「こういっちゃ悪いけど、やっぱりシンゴは可愛いなあ」

タクマ先輩は楽しそうに言いながら、両手を解いてようやくオレを解放した。可愛いって、小っちゃいせいか! また、小っちゃいせいか!

「可愛くないです!」
「そういうとこがスゲー可愛いの」

そして大きな手で頭を撫でられる。完全に親戚の小さなこども扱いだ。
05074/102013/12/24(火) 22:18:58.84ID:zLjFkcLj
ふと、さっきハグされたときの感覚に気づいたオレは、タクマ先輩に訊いた。

「先輩……先輩また身体大きくなりました?」
「おうよ、よく気づいたな。身体ナマっちゃうからさ、市民体育館の公営ジムに最近いってる。ベンチプレス、一○○キロいったぜ」
「すごい! ……すごいなぁ」

ベンチプレスっていうのはアレだ。寝転がってバーベルを挙げるヤツ。オレなんか二○キロしかできないのに……。

オレは突然、泣きそうな気持ちに襲われて黙ってしまった。そうだ、みんな自分の体重くらい挙げられて、足も速くなっていく。同級生のみんなが成長している。

「どうした、シンゴ……?」

みんな背もどんどん伸びて、声が低くなって、ヒゲとかも生えてきて――。

「シンゴ」

先輩の手が肩におかれて、ようやくオレは気づいた。タクマ先輩が静かにそばに立っていた。
肩に置かれた手の重みと温かさでオレは泣きそうになりながら、先輩に言った。

「みんな、どんどん大人になってるんです……みんな、大人みたいな身体になって、声変わりして、筋肉ついて……オレは小学生みたいにチビなままなのに」

誰にも言ったことがなかったのに、一度打ち明けると堰を切ったようにことばがでてきた。オレは常日頃胸の中にあった自分の悩みを、どうしようもなく吐き出していった。
みんなプレーがうまくなっていくこと、それに追いつこうと自分が練習しても、ちっとも追いつかないこと、それどころかますます差が開いていくこと……。
だからこうやって練習以外のことでなんとかしようとしているけどうまくいかないこと。そして、最近なんだかみんなが自分のまだ知らない「なにか」の話をしていること。

「……」

先輩は黙って聞いてくれた。オレにはそれが悲しいくらい嬉しくて、そして同時にますます泣きそうになっていった。視界がぐちゃぐちゃしてきた。
05085/102013/12/24(火) 22:22:34.91ID:zLjFkcLj
「それに、最近あいつらがナイショの話をしてるんです。オレ、聞きにいくのも悔しいから、聞こえてないフリをしてるんですけど」

そのとき、どうしてオレはそんなことを先輩に訊いたのだろう。
でも、とにかく自分だけが知らない「なにか」には、きっと大人の身体の秘密があるのに違いないとそのときは思っていた。聞こえてくることばの意味をオレは先輩に訊いた。

「……先輩、『シコる』ってなんですか……?」
「! そ、それは……」

タクマ先輩は急に口ごもると、オレから視線を外した。やっぱりこの「なにか」は簡単には口にできない秘密があるんだ!

「こないだもショウゴとかに『おまえにはまだ早いから、こっちくんな』とか言われて」
「……」

オレは必死だった。大人の身体になるための秘密をどうしても知りたかった。

「先輩は、シコることできるんですよね……?」

半ばお願いするような声だった。オレは先輩ならきっとその秘密を教えてくれると思った。タクマ先輩はチラリと一度オレのことをみると、床に視線を落とした。

「まいったな……」

先輩はなぜかものすごくためらっていて、しばらく黙っていた。そこまで隠さないといけないことなのか。それでもオレは黙って待った。
やがて先輩が口を開いた。「ああ、できるよ」

オレは思わず先輩に詰め寄ってしまった。「先輩!」と言ってじっと顔を見る。

「シンゴ……本当にどうやるのか、知りたいか?」
「知りたいです!」

ものすごく真面目な顔をしてオレは先輩に言った。先輩もものすごく真面目な顔でオレを見ていた。「よし……シンゴ、ストーブつけろ」
05096/102013/12/24(火) 22:24:06.00ID:zLjFkcLj
オレはすぐに部室の隅にある電熱ヒーターを出してきて、スイッチを入れた。うしろで先輩が部室の扉を閉める音が聞こえて、それからカギをかける音がした。
――え? オレはドキドキしてうしろを振り返った。なんだろう、カギのかかった部室で先輩と二人きりになる……そう考えたら、妙に変な気持ちになった。
先輩は壁のスイッチに手をやっていた。「消すぞ」

部室が暗くなる。電熱ヒーターのオレンヂの明かりだけになった。なぜか胸がドキドキしてきた。

「で、電気も消すんですか……?」
「まだ部室に残ってるのバレたらマズいし、それに恥ずかしいからな……」

先輩はそう言ってこっちへ寄ってきた。言っている意味がよく分からなかったが、胸のドキドキが大きくなった。「床に座りたいな……シンゴ、なんか敷くものないか」

「あ、ハイ!」と答えて、オレは棚の一番下に丸めてあったストレッチマットを広げた。先輩がちょっと笑って言った。

「備品のことならなんでも知ってるんだな」
「へへ」

褒められたってことでいいんだよね?

目が馴れてきたのとヒーターが暖まってきたのとで、薄暗い部室の中もよくみえるようになってきた。うしろからの電熱器の熱で、ちょっと背中側がジリジリする。
そして次の瞬間、オレは目を見開いた。先輩が上を脱いでいた。

「わっ……」

目の前に、元ラグビー部キャプテンの裸があった。ボコボコの腹筋に、張り出した大胸筋。
中学生なんかじゃない、高校生、いやもしかしたら大学生?みたいな筋肉だった。夏にみたときよりもずっとムキムキになっている。先輩は脱いだものを無造作に放り投げた。

そして先輩は、下のジャージにまで手をかけた。……え?

「!」
05107/102013/12/24(火) 22:25:39.80ID:zLjFkcLj
タクマ先輩はオレの目の前でパンツごとジャージを下ろした。バチーンとなにかが勢いよく肌に当たる音がした。太い太股と丸いお尻が丸出しになった。
ていうかすごい! 先輩の下半身の筋肉は日曜のテレビで見た競争馬の脚みたいだった。
シューズもジャージも全部脱いでそこらへんに放りなげると、先輩は全裸でマットの上に立ち、腰に手をやった仁王立ちでオレに向いた。

「やっぱこの状態で見られると、さすがにスゲー恥ずかしいな……俺、オナニーのときは裸じゃないと落ち着かないんだ」

オレは喉がカラカラにひっついて、何も言えなかった。

そこにはチンポを丸出しにした先輩の裸があった。合宿のときにみんな毛が生えてるのは知ってたし、先輩のチンチンだってみたことある。
でも今、目の前にあるのは見たこともないほど大きくなっている「大人チンポ」だった。サツマイモみたいな太い棒が、ヘソを指すようにまっすぐに上を向いて腹に張りついている。
オレはショウゴたちのことばを思い出した。「ぼっき」だ。みんなが言っていたのはこのことだ……。

先輩はそのままオレに近づいた。動くと逞しい筋肉が一層すごくてオレは先輩の肉体に目が釘付けになった。先輩はオレのそばに立つと、オレのジャージに手をかけた。

「シンゴも脱げ」

え? ちょっ――。

「いいから脱げよ」
「で、でも」

慌てて裾を抑えようとするけど、勝てるわけがない。先輩はオレに顔を近づけると悪戯っぽい声で言った。

「キャプテンがそうしろって言ってんだぜ」

そしてオレはあっというまに上下を剥かれた。床にジャージとパンツが落ちる。

「!――」
05118/102013/12/24(火) 22:28:01.75ID:zLjFkcLj
先輩が息を呑むのが聞こえた気がする。とうとうオレも先輩の前で全裸にされてしまった。先輩の視線がオレのチンチンに集中しているのが分かる。
オレはチン毛すらない小さなお子様チンチンを見られてるかと思うと恥ずかしくてしょうがなかった。

「シンゴもスゲー勃起してんな……」

え? オレは慌てて股間を覗き込んだ。小っちゃなオレのチンチンがありえないくらい固くなって上を向いていた。ぼ、勃起……? オレは手で必死に隠した。

「は、恥ずかしいです……」

「いまさら恥ずかしいもなにも無いだろ……こっちにおいで」

タクマ先輩はオレを抱えながら電熱ヒーターの前までいくと、マットの上に腰をおろした。大きく開いた脚のあいだにオレが坐らされる。
オレは先輩に抱きかかえられるようにしてすっぽり収まった。肩に腕を回すと先輩の胸に引き寄せられる。

「……はじめるぞ」

先輩が言った。大きな手のひらで、先輩の大きなチンポを握り締める。そのままぐっと引き下ろすと、半剥けの先っちょからピンク色の大きなかたまりが飛び出した。
オレは唾を飲み込んで凝視した。

「こうやって亀頭を刺激するんだ」と言って、先輩は何度もピンクの「きとう」を皮から出したりしまったりした。
そのうちリズムよく手が動きはじめ、先輩の大人チンポはものすごい勢いでシゴかれていった。チンポからクチュクチュと音が聞こえる。
オレはその様子をじっと見つめた。ああ、だから『シゴく』っていうんだ……。オレはまた勝手に理解した。

先輩の太い脚、ボコボコの腹筋。逞しい大胸筋はチンポをシゴくたびにブルンブルンと収縮していた。
圧倒的な筋肉に目を奪われてるオレは、睫毛にかかる先輩の鼻息に気づいて、顔を上げた。

そこには目を瞑ってツラそうなタクマ先輩の顔があった。

「く、苦しいんですか?!」
05129/102013/12/24(火) 22:29:36.64ID:zLjFkcLj
先輩は目を開くと、可笑しそうに笑った。おでこをオレの頭につけて言った。「違うよ、気持ちいいんだよシンゴ」

先輩、気持ちいいんだ……。

オレはまたすごい大きくて太いチンポがシゴかれる様子を凝視した。固くビンッと張ったチンポは先輩の身体と同じくらい逞しくて、男らしかった。
どんな感じなんだろう……。オレはふと訊いてしまった。

「触っても……いいですか」

先輩の手が止まって、それからチンポから離れた。オレはそれを許可と受け取って、ゴツいチンポに右手を伸ばした。アオダイショウを掴む気分だった。掴んだことないけど。

心臓をバクバクいわせながらオレは腕を伸ばした。ホントにいいのかな。でも止められそうにもなかった。とにかく触ってみたかったのだ。
そして、ついにオレは先輩のチンポを握った。

「!」

二人同時に呻いた気がする。初めて触った他人のチンポは、身体の一部とは思えないほど熱くて、そして信じられないほど固かった。
間違いなくオレの手首よりも太くて固いことに、なぜかオレは興奮した。
ドクドクと脈搏つ先輩のチンポをもっと確かめようとしてまさぐると、先輩が聞いたこともないような声で喘いだ。

「んんっ!」

気持ちいいんだ! オレは新鮮な驚きに素直に興奮した。先輩を気持ちよくさせることができる。なんだか嬉しかった。

もっと気持ちよくさせようと、オレは先輩のチンポをシゴきながら顔を近づけた。
先端の「きとう」はホントに亀の頭みたいで、しかも表面がぬるぬる光っている。まるで生き物みたいだった。
オレはそれを(あとで思い返せばひどいことをしたと思うけど)無造作に握った。

「んアッ!」
051310/102013/12/24(火) 22:31:39.54ID:zLjFkcLj
タクマ先輩が信じられないほど鋭く屈んで、オレの腕を掴んだ。「シンゴっ、そこは勘弁なっ」辛そうな声で、今度は本当に辛そうな声でオレに言う。
オレは泣きそうな顔で言った。「ご、ごめんなさい」

いいんだ気にすんな、と小さく笑って言うと、先輩はオレの手のひらごとチンポを握った。二人の手が重なって太くてゴツいチンポを掴む。「シンゴ、いっしょにシゴこう……」

先輩の手とオレの手がいっしょに上下した。チンポは思ってたよりもずっとゴツゴツとしていて、ますますサツマイモのようだった。
皮をかぶせて亀頭を握るのは問題ないみたいで、オレはその瞬間を狙っては必死に亀頭の形を手で確かめた。

チンポをシゴくスピードがだんだん速くなってきた。タクマ先輩の息が荒くなる。先輩は空いた左手をオレの腰にやると、ぎゅっと抱き寄せてくれた。
逞しい身体を感じながらオレも左手を先輩の手に重ねると、先輩は指を絡めてきた。
オレもその指に自分の指を絡めると、先輩が手を開き、結局二人でがっちり左手を握り合った。なんだか知らないけど、すごくうれしかった。

先輩が腕と顎でオレの身体を押し込める。オレは鼻を先輩の喉元に押し付けながら、鼓動と息遣いと右手の振動をひたすら感じていた。
先輩はまるでラグビーボールを抱えたままトライするみたいに、オレを抱えたまま全力でチンポをシゴいていた。
……トライ? それじゃあこれはいったいどこへグラウンディングして終わるんだろう。

「……あぁっ、もうダメだっ、シンゴ! もうイクッ!」

突然、先輩が唸るように吼えた。空気が変わった。(トライだ……!)オレは先輩の手とチンポを握り締めた。
先輩のかっこいい腹筋がぎゅっと締まり、腰が突き出る。両脚がピンと突っ張って太股の筋肉がいくつもの筋に分かれた。
シゴくテンポがものすごい速さになって、そして先輩の腰がブルルと震えた。オレは息を呑んだ。

「あああぁっイクーッ!」

ビュルルルルルッビュルーッと先輩の太いチンポから白濁の液体がほとばしった。手のひらに何度も伝わる奔流。
そのたびにビュルルルルーッとすごい量の液体が噴き出して、先輩の胸やら顔やら、それにオレの身体やらにかかった。

(あぁっ熱っ)
0514名無しさん@ピンキー2013/12/24(火) 22:34:50.41ID:zLjFkcLj
というわけで長いわりにはエロくないですけど、書いちゃったものはしょうがないので、お暇なかたはどうかよろしくお付き合いください
また明日につづきを投下しようとおもいます。それではみなさん、楽しいシングル・ベルを(´・ω・`)
0516名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 21:58:19.57ID:1wsRCiyh
父(37)と息子(13)は駄目?
0520名無しさん@ピンキー2014/01/03(金) 22:13:27.79ID:cqKQcN5H
賀陽侯爵嫡孫邦博はある事実を知り衝撃を受けていた。
それは邦博の父で侯爵嗣子の邦義に隠し子がいたことだった。
それだけならともかく邦博の母愛子は先帝の女一宮であった。ただし、邦博は愛子を別に可哀想だとおもわなかった。
むしろ皇女という身分かつ跡取りの生母であることを利用して、我が子にすら(特に娘に)傲慢に振る舞っていていたので邦博は母親である女一宮のことが嫌いだった。
しかしそれとこれとは別で曲がりなりにも邦博と腹違いの兄弟になるので邦義の肩を持つこともなかった。
そして祖父母である先帝と皇太后にこの事を訴えようと資料を作成していたのだが・・・
0521名無しさん@ピンキー2014/01/03(金) 23:02:58.67ID:cqKQcN5H
しかしよく考えるとそんなことが女一宮に知れたら女一宮は暴走して両親である先帝や皇太后ですら止められなくなってしまう。
なので邦博はこの事をひた隠すことにしたのだった。
しかしせっかく作った資料が勿体無いので邦博は父にこの事を突き付けたのだった。

「しかし皇女様を妻にしておきながら余所に子供を作るなんて父さんも大胆だな」
「それで何がいいたいわけ?」

賀陽侯爵嗣子は息子にその事実が知れても特に驚くことなくむしろ開き直ったのだった。
想定外の反応に戸惑う邦博。

「でもあの母さんに知れたらまずいよ」
「まあそうだね」
邦義は邦博を軽くあしらった。
完全に開き直った邦義に邦博は何を言おうか考えていると邦義はいきなり背後から抱きついてきた。
0522名無しさん@ピンキー2014/01/03(金) 23:39:10.72ID:cqKQcN5H
「随分成長したな」
いきなりの出来事に邦博は戸惑う。
「も、もう中学生だから」
それを言うのが精一杯だった。

家には二人っきりで残りの家族は日付が変わる頃の帰宅になるらしい。
おまけに邦博は真夏ということもあってランパン&タンクトップとかなりの薄着だった。
邦博は自分のベッドと枕に押し付けられる。中学生と成人男性じゃ力に雲泥の差があった。
「う、うぅ・・・」
妻に4人の子供を産ませた挙げ句余所にも子供を作っているのに何で!と邦博は思ったのだった。
邦義はのし掛かりながらタンクトップの脇から邦博の乳首を攻め立てる。
男の乳首なんて無用の長物と思っている邦博は何も感じなかった。
そんなことより上にのし掛かっている邦義の股間が段々大きく固くなっているこてに邦博は恐怖したのだった。
邦義はその姿勢でゴミ箱に手を伸ばす。そして使用済みのティッシュを発見する。
オナニー済のティッシュを発見されたため邦博は赤面したのだった。
0523名無しさん@ピンキー2014/01/04(土) 11:42:47.43ID:b5kOjz7Q
書きながら投下するより、一度メモ帳でもいいからまとめて書いて、きちんと推敲すればいいと思う
0524名無しさん@ピンキー2014/01/06(月) 15:40:28.34ID:hFKv+HWz
推敲を何度もして納得できず未発表のときもあるし、いきおいも大事
0526名無しさん@ピンキー2014/01/28(火) 22:02:02.64ID:mUewL4n8
久しぶりに来たがエネマスレのほうはもうないんだな
時間の流れを感じる
0528名無しさん@ピンキー2014/02/04(火) 17:34:40.18ID:MOKbdAXN
「ショジョとドーテイ」で検索検索ぅ!

…いや、やっぱりしなくていいですはい
0531名無しさん@ピンキー2014/02/06(木) 21:02:46.15ID:CHFVddlr
逆に考えるんだ兄ショタなら二次創作だっていいさと考えるんだ?
0536名無しさん@ピンキー2014/04/06(日) 23:29:20.64ID:XS9MopKv
…おっと
元ネタを書くのを忘れていた
3Dカスタム少女だよ
0537名無しさん@ピンキー2014/04/09(水) 22:32:42.33ID:ZBn5ayDh
535のシチュを自分なりに考えてみたんだが如何せん文才が無いのであらすじしか書けん上に下手過ぎる…気分害したらすまん

担任教師に恋心を抱いてしまった少年
目が合う度に切なくなり
股が疼いてどうして良いか分からない
誰に相談すれば良いのかも分からず
誰にも相談できないまま
教師に想いをぶつける
教師は一度きりの約束で
内緒で少年に性の手ほどきをする…

…うん、我ながらキモい。
0545名無しさん@ピンキー2014/06/19(木) 06:11:46.87ID:RQV9KcGY
ショタやショタの集団に虐められる変態お兄さんってのが密かに趣味なんだが、
ホモスレの中でもニッチすぎてなかなか見つからなくてツラい
0546名無しさん@ピンキー2014/06/21(土) 15:31:43.23ID:PptV5M2e
俺も好き
ただの馴れ合いから段々エスカレート、みたいな感じがいいなと勝手に思ってる
0548名無しさん@ピンキー2014/06/21(土) 16:10:01.53ID:3JKoCR0c
嫌いなシチュエーションだわ
青年とか興味ないものが悦んでる姿など見たくない
0549名無しさん@ピンキー2014/06/21(土) 16:20:46.20ID:p+m7HjKq
それを見るのが楽しいかそれのどれかに自分を投影するか
0550名無しさん@ピンキー2014/06/22(日) 06:51:47.09ID:Us2kBxOX
俺は自分がショタコンだと思っていたけど、本当は違うっぽい
自分がショタになって色々されたい願望があるようだ
リアルショタに戻るなんて不可能なだけに作品のショタに投影するしかないね
0561名無しさん@ピンキー2015/09/08(火) 23:59:39.91ID:iIWLk1r4
そして邦義は邦博のランパンを脱がせる。
「一丁前にチン毛生やして精液も出しているなんて生意気だな」
邦博はその言葉に赤面するのだった。
すると邦義はポケットから何かを取り出す。それは何とローションだった。そして邦博を浴室に連れ出す。
「汚れると色々まずいからな。」
そう言って邦義は服を脱ぐ。すると邦博のものとは比べ物にならないほどの巨根が現れたのだった。
「お前もいずれこうなるから安心しろ。今のお上も俺並かそれ以上にデカイからどっちに似てもデカチン間違いなし」
いや、何で父さんがお上(愛子の弟で今の帝)のモノを知っているんだよ。父さんとお上は5歳も離れている上母さんとお上はめっちゃ仲が悪いしと邦博は思ったのだった。
0562名無しさん@ピンキー2016/01/13(水) 21:28:55.65ID:+gYobYoF
!最近探した情報商材の中では、かなりまともだった。
http://goo.gl/beyBia
0565名無しさん@ピンキー2017/05/26(金) 23:50:55.93ID:NMTvgnK8
居ることは居るんだけど投下すると書き込み制限に引っ掛かる謎仕様のせいで寂れてる
0567名無しさん@ピンキー2018/03/29(木) 14:16:18.79ID:z7xZZSgH
廃れたなあここも
0568名無しさん@ピンキー2018/05/17(木) 22:32:34.02ID:jafYE4AI
流行りに乗っかるような感じであれかも知れないけど……

オメガバースとショタってどうだろうか。攻めのほうは商業であるけど……
0569名無しさん@ピンキー2020/03/10(火) 07:41:08.87ID:uw9+e3Ao
年越しでレスするけど
オメバはエロがなきゃ
でもってショタエロ商業はもう無理、アマの投稿サイトですら禁止のとこが多い
よって親和性が悪い
0570名無しさん@ピンキー2020/06/20(土) 21:19:57.21ID:13UeT/8T
レスありがとうございますIDでは確認出来ないけど>>568です)
要はショタ受けにしたオメガバース(エロ含)って、商業でなかろうとどんな投稿サイト・スレだろうと投下難しいってことかな……。
0572名無しさん@ピンキー2024/03/14(木) 11:11:29.95ID:nuhlFdns
宇宙より飛来した人間の科学技術を超えた巨大ロボットの操縦者に選ばれたと聞いてワクワクのボク
でもボクの役割はロボとパイロットを繋ぐ生体操縦システムというものだった

ロボの中のちょっとした広さのスペースに柔らかいマットの上でたくましいパイロットのお兄さんと裸で向かい合う…男同士なのになぜか恥ずかしい

ロボとリンクするための小さな輪っかと動物の耳みたいな機械を首と頭に装着する
何か家で飼ってる犬みたいで変だよお
そのあと息遣いが激しくなってきたお兄さんがヌルヌルした液体でボクのお尻を指でほぐしたあとお◯んちんを入れ始める…これが「接続(コネクト)」と言うんだって…ん…ふぁぁ♡気持ちいい…

続く
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