彼らの言葉にぞっとする。
 陵辱はまだ始まったばかりであったが、それでもこの時だけで終わりなのだと、そう思っていた。思いたかった。

「雪姫ちゃん、地元どこ?」
「ん、うちらの地元の隣の県じゃん。んじゃ呼べばすぐ来られるな」
「これから仲良くしようぜ。なんてったって、俺が最初の男だしな」

 雪姫の携帯を手に、男たちは彼女のプライベート情報を勝手に調べていく。

「いや……いや、いや……」

 男たちの言葉を首を振って否定しようとする雪姫。
 だがパコさんと呼ばれた男は、また雪姫の様子に構うことなく近づくと、怯える雪姫の身体をうつぶせに転がした。

「お願い……します。もう……もうやめて……痛いのも、恥ずかしいのも、もういやぁ……」

 もうぼろぼろの状態で、雪姫が懇願する。

「大丈夫大丈夫、もう痛くないはずよ? だから……安心してパコろうぜっ!!」
「ふああぁぁっ!?」

 ずぶずぶっと再び侵入してきた固く熱いものの感触に、雪姫の口から高く声が上がった。

(な、なに……うそ、なんで……?)

 まだ痛みはある。
 だがそれ以上の甘やかな快感が、硬いものに押し広げられたところから溢れていく。

「ほら、言ったとおりだろ? んじゃ、パコるぜ!」

 男は雪姫の腰の手をかけると、そのまま激しく腰を動かし始めた。

「あっ!? あっ、あっ、あっ、あっ、んああああっ!!」

 ぱん、ぱん、と叩きつけるように男の腰が動くたびに、雪姫の口から声が上がる。悲しく響くその声には、しかし隠しようもない悦楽が混じっていた。