携帯のランプがメールの受信を知らせている。

下校途中の蘭は、メールを開く前に誰から何の用事のメールが想像がついた。

(今日もかな?)

メールは、父からだった。
短い文で、『いいか?』とだけ書かれている。

ため息をつきながら、それでも苦笑混じりの笑みを浮かべて少し嬉しそうに蘭は返信をした。

『いいよ』


コナンが帰ってからは、家ですることはない。
妙に鋭いあの子にばれないように、専ら二人は、ラブホテルにて逢瀬を重ねてきた。