古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ6
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0001名無しさん@ピンキー2012/04/17(火) 21:05:42.18ID:/xE54B2L
古代〜中世っぽい雰囲気のある架空の世界を舞台にしたエロSS投稿スレです
魔法・竜・妖精・天使・悪魔・獣人OK
洋風、和風、中華風、アラビア風等々、ベースとなる地方は問いません
オリジナル専用になっておりますので、版権モノで書きたい方は他を
あたってください

前スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1284381359/l50
前々スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1246868732/
前々々スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1218039118/
前々々々スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205504913/
前々々々々スレ
●中世ファンタジー世界総合エロパロスレ●
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1145096995/
0108名無しさん@ピンキー2012/10/21(日) 19:04:18.34ID:SjpL0T7S
多分だけど、ヘクスサーガの作者だと思う
世界観からキャラや魔法を織り込んだ緻密なプロットまで作った渾身の長編自信作がスルーされて、祟り神になったと考えるのが自然だ
それ以外に思い付くことができないわ
0114名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 01:30:47.91ID:wab9kUJn
自演自演と貶された挙句、荒れたのはおまえのせいだとか言われるような場所に
餌投下してくれる人はもういないんじゃないかな
勇者君の人も逃げだしたみたいだし
0115名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 08:40:33.34ID:B0yhm4ny
逃げたのではなく、追い出されたってのが正しいのでは?
0119名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 16:09:13.49ID:UgB8MrZF
なんで荒れてんのか意味不明
0121 ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:01:13.29ID:vOx98ELg
流れを無視して「勇者くんだってオトコノコ」の続きを投下してみます。
0122勇者くんだってオトコノコ ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:02:15.53ID:vOx98ELg
 軍会計科窓口を目指して王宮の廊下を進むハッシュくん達。
「あ、あの……もう少し普通に歩かない……?」
 おずおずと提案するのは、この中では割と常識人らしいアレーネさんです。
「ほら、このままじゃ目立ちすぎるし、それに警備の兵に止められちゃうかも……」
 彼女の言う「このまま」とは、

 両腕にお色気美女とおっとり美人、背中に妹系美少女を絡み付かせた可愛いロリショタ美少年、
 その胸倉を掴んで引っ張るキツめの綺麗なお嬢さん、
 その後を恥じらいながら付いていくスラッと背の高い美形

 ――という状態です。
 しかも、少年の前は大人顔負けの膨らみ具合。
 そりゃ目立たない方がおかしいでしょう。
 王宮奥のこの廊下は許可のない者は入れないので、今のところ周囲には誰もいないのですが、この
まま人通りの多い場所へ出てしまったら確実に捕まります。猥褻物陳列罪です。むしろ児童虐待かも
しれません。YESロリショタ、NOタッチ。
「せ、せめて、そ、そこ、隠そ? ね?」
 と、アレーネさんはハッシュくんの自己主張する男の子の部分を指差します。
「うん、そーだねっ」
 リズさんははそう言って、後から伸ばした手を下げ、そこを隠します。
「ふあっ、んあ、り、リズさん……っ! かっ、隠してくれるのは、ありがたいん、です、けどっ! 
でっ、でもっ、別に、そっ、そんなにしっかり、握らなくてもっ……ひあぁっ! もっ、揉まないで
くださいぃっ!」
「だって、こうしないとちゃんと隠せないじゃん? ハッシュくん、こんなに大きいんだもん。うわ
あ、実際触ってみると、ホント、凶悪ぅっ♪ 私の手の中でビクンビクンってしてるぅ」
「や、やめっ、ふあっ、ひあぁ……っ! だったら自分で隠しますからぁっ!」
「あら、独り占め? 良くないわね」
「うふふ、私達にも触らせてちょうだいね?」
「ど……どうしてもって言うなら、さっ、触ってあげてもいいわよっ!」
 抗議するハッシュくんを無視して、レイチェルさん、メアリーさん、クリスさんもそこへ手を伸ば
します。
 にぎにぎ。
 さすさす。
 なでなで。
 さわさわ。
 経験豊富なお姉さん達の四人がかりの優しい愛撫に、若い(というか幼い)ハッシュくんはあっと
いう間に限界を迎えてしまいます。
「あっ、あっ、ダメぇっ! もっ、もう……ぼくもうぅ……っ!」
 しかし決壊してしまう寸前、四人とも申し合わせたように手を引きました。
0123勇者くんだってオトコノコ ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:02:46.91ID:vOx98ELg
「ああっ……はぁっ、はぁっ……うぅ……みんな、ひどい……」
 寸止めされて息を荒げる美少年に切ない目で見上げられ、お姉さん達の胸はキュンキュンです。
「あぁんっ! もう、ハッシュ君ってば、イ・ケ・ナ・イ・コ! こんなところでお漏らししそうに
なっちゃうなんて!」
 メアリーさんが嬌声を上げました。いや、そりゃあんたらのせいでしょう。
「仕方ないわよねぇ? 若いんだもの。私達の手で気持ち良くなってくれて、嬉しいわ」
 レイチェルさんはハッシュくんを庇って点数稼ぎです。
「わっ、私が弄ってあげたんだから、気持ち良くて当然よ! 感謝しなさいよねっ!」
 クリスさんはぶっきらぼうにそう言いながらも、さすっていた指先を胸に抱いてうっとりしていま
す。さらにくんくんと匂いを嗅ぎます。
 見かねたアレーネさんは、四人からハッシュくんを奪い取り、守るように抱きしめました。
「あのっ、み、みんな、そのくらいにしとこ? ね? ねっ? ハッシュくん、困ってるし……」
 が、現状一番困らせているのは、どう見てもアレーネさん自身です。ハッシュくんは抱きついてき
たアレーネさんの胸に顔を挟まれて、顔を真っ赤に染め、唇をふるふると震わせて体を硬直させてし
まっています。が、真っ赤になりながらも、思わず顔を左右に動かし、鼻で大きく息を吸い込んで、
綺麗なお姉さんのお胸の柔らかな感触とかぐわしい匂いを堪能してしまう勇者くんなのでした。しか
たありませんね。ハッシュくんだって男の子ですもの。
「ちょっ、ちょっと! どさくさに紛れて抱きついてんじゃないわよ!」
「まあまあデビソン大尉。ノヴァク准尉はここまでハブられちゃってたんだから、ここからは彼女に
もハッシュくんを堪能させてあげましょう」
 そうクリスさんをなだめたメアリーさんは、抱き合う二人に近づくと、にやにやと笑みを浮かべな
がらそっと囁きます。
「ノヴァク准尉ー? ハッシュくんにおっぱいの匂い嗅がれて、嬉しいわねー?」
「ひやっ!?」
「はわっ!?」
 二人はあわてて離れました。
 ハッシュくんはそのままぺたんと尻餅をついてしまいます。両手を後につき、両足が広がって、図
らずも取ってしまった美少年のM字開脚ポーズwith股間フルヘッヘンドに、お姉さん達の視線が集中
します。
「あらあら、ノヴァク准尉の匂いを嗅いで、ハッシュくんさらに興奮しちゃったみたいよー? ほら、
あんなにヒクヒク動いちゃってる」
 メアリーさんの言葉に身悶えるアレーネさん。
「は、はうぅ……ハッシュくんの、ばかぁ……匂いなんか嗅いじゃ、嫌あ……」
「もー、そんなこと言っちゃってぇ。ホントは自分も興奮しちゃってるくせにぃ!」
 恥じらうアレーネさんを、リズさんがまぜっ返します。
「そ、そんなことは……あうう……」
 一方、恥ずかしい体勢になってしまったハッシュくんはすぐに立ち上がろうとしましたが、それを
押し止めるようにレイチェルさんが正面からのしかかりました。
「ひゃあ……んむっ!?」
「ハッシュくん、ひょっとして匂いフェチ? 可愛い顔して変態さんなのね。お姉さん、そういうの
大好きよ。うふふ、じゃあ私の匂いもいっぱい嗅がせて、あ・げ・る♪」
0124勇者くんだってオトコノコ ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:03:57.39ID:vOx98ELg
 そうしてレイチェルさんはしばらく自分の胸元をハッシュくんの鼻に押し付けていましたが、やが
て上体を起こすと、腰を押し付けるようなマウントポジションに持って行きました。どこに押し付け
たかって? そんなの決まっているじゃありませんか。言わせないでください恥ずかしい。
「あんっ……ほーら、ハッシュくん? 服越しに食い込んじゃってるの、わかる?」
「ふあっ、あぁっ、やあ……っ!」
「んっ……うふふ、だ、ダメよぉ急に動いちゃあ……あっ、そっ、そんなにぐりぐりされたら、んっ、
おっ、お姉さん、ガマン出来なくなっちゃうわぁ」
 そんな事言ってますが、動いてるのもぐりぐりしてるのもレイチェルさんです。
「あっ、やっ、やめっ……ここじゃやあっ……み、みんなに見られちゃいますからぁっ!」
「あら、場所が問題なの? 行為自体は問題ないのね? ふふふ、大丈夫よ。ここ、誰も来ないから。
それに、別に見られたって良いじゃない。私とハッシュくんの恥ずかしいところ、みんなに見せつけ
てあげましょう?」
「そっ、そんなっ、あっ、あっ、やあぁっ! やめてぇっ! れ、レイチェルさんっ! ぼく、もう、
げ……限界ですからぁっ!」
「良いのよ、いっぱい出して」
「あああっ! やめてくださいぃっ! やめてくだむうぅーっ!?」
 首を左右に振って懇願するハッシュくんの声をさえぎったのは、クリスさんでした。レイチェルさ
んに倣って、彼女もマウントポジションを取ったのです。――ハッシュくんの顔の上に。
「むぅー! うぅーっ! ぐうぅーっ!」
「ん……っ! かっ、勘違いしないでよねっ! べ、別に、わ、私の匂いも嗅いで欲しいとか、そう
いうんじゃ、んっ、なっ、ないんだからねっ! たっ、ただ、あんたがうるさいから、んっ、ちょっ
と口をふさいであげただけなんだからっ! ふあっ! あっ! あっ! んあっ! かっ、感謝しな
さいっ、よねっ!」
 スカートの中に顔を突っ込む格好になったハッシュくんは、頬にはすべすべの絶対領域を直に、鼻
にはクリスさんの柔らかい部分を下着越しに感じて、物理的にも精神的にも悶絶してしまいます。ち
なみに緑の縞パンでした。
「むぅー! うぅーっ! うぐうぅーっ!」
「はひっ! はひんっ! ばっ、ばかっ! こんな状態で、うあっ! う、うめき声なんか、あ、あ
げないで、よっ! うあっ、あっ、ああっ! やあっ! だめぇっ! そっ、そんなにっ、かっ、顔
を、う、動かすなあっ! んあっ、ああっ、あああーっ!」
 だったら顔の上からどけば良いのに、クリスさんはますます強く腰を押し付けます。この人、随分
分泌量が多いらしく、二重の股布もなんのその、すっかり濡れそぼったクロッチ部分はハッシュくん
の鼻と口にぴったり張り付いて息をさせません。普通に生命の危機です。暴れるなって言う方が無理
でしょう。こんな死因じゃ、国王に
「おお勇者よ、死んでしまうとは情けない」
 なんて言われても本当に情けなくて一切反論出来ませんね。
 幸いにも、ハッシュ君が窒息してしまう前にクリスさんは達してしまい、
「ふあぁぁぁ……っ!」
 と甲高く呻きながら後ろにぱったり倒れて口と鼻を開放しました。ハッシュ君の可愛らしいお顔は、
クリスさんのお汁でてらてらと濡れています。
0125勇者くんだってオトコノコ ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:05:43.68ID:vOx98ELg
 しかし、ツンデレお姉さんによる嬉し恥ずかしい窒息攻撃からは開放されたものの、扇情的なお姉
さまによる直接攻撃は続いています。
「けほっ、けほっ! はぁっ、はぁっ、はぁっ……はあっ! やぁっ! れ、レイチェルさぁんっ! 
レイチェルさんも、は、離れてくださいぃっ! も、もうっ、ほ、本当に、出ちゃいますからぁっ!」
「んっ、んっ、ああっ、いいのよぉ……私も、一緒に、イってあげるから……っ! が、我慢しない
で、んんっ、そのまま、いっぱい出してぇ……っ! ああっ、イっ、イくわっ! あっあっイくっ! 
イくっ! こどもちんぽでイっちゃうぅっ! きゃうぅっ! うぅぅぅぅ……っ!!」
 一緒にイってあげるとか言っておきながら、ぐっと背中を仰け反らせ、一足先にレイチェルさんは
達してしまいました。それでも、彼女の腰は巧みなグラインドを続け、彼女いわく『こどもちんぽ』
への刺激を止めません。
「ああ、ぼく、も……で、出ちゃう……っ! 出ちゃいますぅ……っ! 出ちゃ……ふあああっ!!」
「だ、だめぇ……っ!!」
「え……きゃあっ!」
 と、そこで突然悲鳴を上げて、レイチェルさんが横に転げました。とうとう見ていられなくなった
アレーネさんが、彼女を突き飛ばしたのです。
「だ、だめよぉ……っ! こんなところで、なんて……っ! これじゃまるで、ハッシュ君いじめて
るみたいじゃないっ!」
 みたいというか、いじめてます。性的嫌がらせです。立派な犯罪です。
 しかし結果的に一番ハッシュ君をいじめてしまっているのは、またもやアレーネさんでした。彼女
がハッシュ君の上からレイチェルさんを排除した時、すでにハッシュ君は達してしまっていたのです。
つまり、射精する瞬間、刺激を外したのです。
 これはつらい。
「あーーーっ!! いっ今やめないでぇーーっ!!」
 咄嗟に手を伸ばして自分で扱こうとしたハッシュ君でしたが、そうはさせじとメアリーさんがその
手を掴んで阻みます。
「あらぁ、ダメじゃなぁいハッシュ君。これだけ綺麗どころに囲まれておきながら、自分でしこしこ
しちゃうなんて、失礼よぉ?」
 などと言いつつも、メアリーさんはただにやにや笑いながら見ているだけで、何かしてあげる気配
はありません。鬼ですね。
 アレーネさんは心配そうにしてはいますが、どうしていいのか分からないようで、おろおろと立ち
竦んでしまっています。
 絶頂を迎えて横たわっているレイチェルさんとクリスさんはその余韻に浸りながら、陶然とした目
で自分を絶頂に導いた(というか導かせた)ハッシュ君を見つめています。
 リズさんも、ハッシュ君の足の間に座り込み、かぶりつきで観察します。
「うあぁぁ……あぁぁぁ……」
 五人の美人さんに見守られる中、刺激を失った弱々しい吐精にもどかしく呻く美少年勇者のズボン
の前に、じんわりと染みが広がっていきます。染みの中心が『どうか触ってくださぁい』とお願いす
るように、切なくびくんびくんと震えています。
 やがてその虚しい絶頂が一段落し、射精というより漏精といった感じの染みの広がりが止まっても、
発散し切れずに残った発情に煽られ、ハッシュ君のモノは勃起を維持したまま摩擦を求めてわななき
続けています。
「うう……こ、こんな……こんなの……あんまりです……ひどいです……」
 声を震わせ、涙目で恨み言を言うハッシュ君でしたが、メアリーさんはそれには答えず、彼の手を
開放します。そして彼の両頬に手の平をそっと当てると、にっこり笑って言いました。
「まあハッシュ君たら、こんな所でお漏らし? もう赤ちゃんじゃないのに、恥ずかしいわねぇ」
「ううぅ……」
0126勇者くんだってオトコノコ ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:08:04.20ID:vOx98ELg
 きゅっと目を閉じて俯いてしまうハッシュ君。メアリーさんはその涙をそっと指で拭うと、淫蕩な
笑みを浮かべながらぺろりと舐めました。
「ああん……美少年の涙の味ぃ……っ!」
「っつーかさあ、これ、どうすんのよ? ねえ、ハッシュ君? こんなにいっぱい出しちゃってさ。
このままじゃ、会計科に行けやしないじゃない。うふふふ……」
 起き上がったクリスさんが、嗜虐の笑みを浮かべながら、ひくつくズボンの中心を優しく踏みつけ
ました。いつの間にやら靴を脱いでいた彼女は、下着とおそろいの緑のシマシマニーハイソックスの
裏で、達したばかりのハッシュ君を巧みに刺激します。彼女の足が動く度に、にちょにちょ、にちょ
にちょ……とズボンの中から粘着質の音が小さく聞こえてきます。ハッシュ君、かなり大量に出した
ようですね。
「ん……やぁ、足の下でびくびくしてる……女の子みたいなのに、ここはこんな……すごい……」
 足裏にあたる元気な男の子の感触にうっとりとしていたクリスさんでしたが、見上げるハッシュ君
と目が合うと急に恥ずかしくなったのか、顔を真っ赤に染め、目を吊り上げて睨みつけました。
「ちょ、ちょっと! あんたの恥ずかしいお漏らし、くっ、靴下まで染みてきちゃったじゃないっ!
どうしてくれるのよこれっ! ぬるぬるして、気持ち悪いでしょ! ハッシュ君、あんた責任取って
舌で綺麗にしなさいよねっ!」
「う、あ……や、やめて、くだ、さ……むうぅーっ!」
 クリスさんは股間から足を離すと、ハッシュ君の可憐なお口に足先を押し付けました。ハッシュ君、
やめてと言ってはいましたが、しかし彼女の足の親指をしゃぶる表情は恍惚としています。はむはむ
と口を蠢かせながら、そんな顔で涙を流したりするもんですから、クリスさん始めお姉さん方の胸は
さらにキュンキュンときめいてしまいます。
 目尻をでれっと下げただらしない顔で、お口を塞がれているハッシュ君を後ろからきゅっと抱き締
めたメアリーさんが、
「んー、ハッシュ君あったかぁい♪ でも、本当にどうしょうかしらねぇ。着替えもないしぃー?」
 と仕方ないわねぇ的な口調で言いました。加害者側としての反省の色は全く見られません。
 するとリズさんが両腕を上げて飛び跳ねました。
「はいはーいっ! はーいっ!\(^o^)/」
「はぁ、はぁ……な、なにようるさいわね! あんたの人生終了のお知らせ?」
 足指に美少年の口唇愛撫を受けて半分アヘ顔になっていたクリスさんが、雰囲気を壊すなとばかり
にリズさんを睨みつけます。どうでもいいですけど、今この時点でもしも誰かに見つかったら、一番
人生終わるのはクリスさん、多分あなたですよ?
「終わらないよ! 私はようやくのぼりはじめたばかりだもん、この果てしなく遠い美少女坂をね!」
 作者の次回作にご期待ください。
 ってリズさん勝手に未完にしないでくださいよ。最終回じゃないぞよ、もうちっとだけ続くんじゃ。
「じゃあなんなのよ」
「んとねー、ほら、私、佐官じゃない? だからねー、この先に専用の部屋を与えられてるんだけど、
そこでハッシュ君のお着替えすればいいと思うの!」
 クリスさんはハッシュ君から足を離して言いました。
「なにしてんの? すぐに案内しなさい」
 レイチェルさん、メアリーさんも頷きます。
「行こう」
「行こう」
 そういうことになった。
 ちなみにアレーネさんは
「え、あの……い、いいのかな……?」
 と言いながら、でも皆さんを止めるでもなく、その後を付いて行くのでした。

 え、ハッシュ君の意見……?
 クリスさんのおみ足への口唇奉仕ですっかり蕩け顔になってしまっている彼に、一体どんな異存が
あるって言うんです?
0127 ◆DYW6d/nzvM 2012/11/12(月) 18:09:33.39ID:vOx98ELg
今回は以上です。
そのうち気が向いたら続き書きます。
0128名無しさん@ピンキー2012/11/12(月) 19:19:43.18ID:WmiALnjq
このクッソ悪い空気で投下するその心意気に感動した
ただ、顔文字を作中で使うのはもにょるな
0129名無しさん@ピンキー2012/11/12(月) 21:10:45.81ID:6ehigx0Q
うむ、なかなかの勇気
そしてテンポ良くて面白かったGJ!
0130名無しさん@ピンキー2012/11/12(月) 22:05:11.82ID:t7Bea8Fz
結局は勇者くんがスレを独占するために打った自演荒らしだったか
まあ読めてたけどな
思い通りになってよかったな
0133名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 08:02:08.06ID:U0Jezn6z
勇者くんが自演とかはどうでもいいよ
問題なのは、まったく面白くないことだろ
書いている本人は受けまくっているんだろうけど
絵文字とか使っちゃったりして、プロのラノベ作家を気取ってるんだろうな
人気作家の自分だけは許されるとか?
0134名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 11:48:30.43ID:Z4n8PM7m
俺は面白いけど
趣味が合わんのならトリップをNGに突っ込んどけば?
0135名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 12:35:56.02ID:D6rmcUk3
確かに古代とか中世とか関係ないくらいにスレ違い作品だからなあ
スレ全体の雰囲気を一人で壊してるように感じるのも確か
ハーレムスレかショタスレでやれば喜ばれるんじゃね?
0138名無しさん@ピンキー2012/11/13(火) 23:07:42.71ID:BmgSz0e5
必死過ぎて哀しすぎる
スレを思うこの切実さが作者には届かないのか?
もっと真面目に書け
0139名無しさん@ピンキー2012/11/14(水) 00:17:19.41ID:vEH9Ovst
いつから荒らしが住み着いたんだ…
0140名無しさん@ピンキー2012/11/14(水) 01:43:48.24ID:jlO5DwG9
粘着自演叩き、この執念を何か建設的なことに向けられないもんかなホント
0142名無しさん@ピンキー2012/11/15(木) 19:56:42.41ID:aa17GqvA
最近ラノベでそういうのやってるのを見かける気がするな
どっちかっつーと同人とかSSっぽく見せるためだと思うけど アレは
0144名無しさん@ピンキー2012/11/19(月) 19:05:55.47ID:Bl3olEtM
俺妹はオタク文化を題材にした作品だからわざと顔文字を使ってるだけであの作者の他の作品は至って普通なんだが、知らないんだろうか

ちなみにラノベには明確な作法や形式や定義はないと沖方丁も言ってるし、戯曲台本でもないのに台本形式の純文学だってもある
ましてや金貰えるわけでも払うわけでもないエロパロやSSなんてな好きだから書いて好きだから読むわけで、作品が投下されただけでスレ独占とか顔文字云々とかプロ気取りとかどっから湧いた言葉なのか意味不明です
0146名無しさん@ピンキー2012/11/19(月) 22:53:32.45ID:igcfQzc7
荒らすなアホ
0148名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 08:09:42.86ID:44QvNe/B
ここエロパロだから18歳未満のおこちゃまは出入り禁止なんだがなぁ
スレを思う切実さ(大爆笑)
0150名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 20:30:15.70ID:Ey4MRDRN
>>147
しかも自演までやるんだぜ、こいつ
ある意味このスレ一番の見せ物になりつつある
0151名無しさん@ピンキー2012/11/21(水) 23:18:31.08ID:MsUg2KfE
確かに
そこいらの糞つまらない素人作文よりは余程面白い
0152名無しさん@ピンキー2012/11/22(木) 13:13:14.97ID:uyGVgUMN
女性の子宮に棲みつき男性の精液を主食にする寄生虫という電波を受信した
0154名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 20:00:11.51ID:jK77cnM1
過去作で、女の登場人物の身なりの解説があって、
「おへそを露出させている」のような文章がある作品ありませんか?
へそ出しのファンタジーヒロインが、へそ出しであることについて描写されているのがすきなのです
>>19のヒュリンみたいな感じです
0155名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 20:56:06.24ID:4GQhpGPO
そんなの一々覚えているのは、書いた本人のお前一人だろ
次はID変えて自作自薦ですか?
01561542012/11/27(火) 21:29:44.25ID:1PYGCURL
>>155
「そんなの」って、お前へそフェチなめんじゃねーぞこら
0157名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 22:12:15.15ID:DW25q91W
カスみたいなフェチだな、ヘソフェチ
差し詰めヘソのゴマか
0158名無しさん@ピンキー2012/11/29(木) 10:18:09.09ID:i40kEcob
ヘソ出しはファンタジーじゃないヤツなら露出のエロパロ探せば何かあるかもね

ところでこの粘着荒らし君はもしかして「さしずめ」を「差し詰め」に変換出来んのかワロスwww
0161名無しさん@ピンキー2012/12/06(木) 00:16:48.82ID:VilgpPPq
なんか険悪だから、話題を変えて建設的な議論をしよう

古代・中世っぽさとファンタジーさ、どっちが大事よ?
個人的には前者重視なんだが…
0162名無しさん@ピンキー2012/12/06(木) 07:41:17.09ID:Yv8Pz/AI
ハーレムものはその両方の色を消して台無しにしてしまうな
0163名無しさん@ピンキー2012/12/11(火) 19:56:52.05ID:KulJtoxI
>>161
自分はどっちでもいいけど、ちょっと前者。

魔法とかそういう設定なくても、
朝市と馬車と鎧着た自警団……みたいな光景あれば好みです。
前時代的なものが人々の間に流通している日常光景っていう。

……なんか人あまりいなそうなので、
エロなし黒歴史ファンタジーでも暇あったら落とそうかな……。
0165名無しさん@ピンキー2012/12/12(水) 15:26:52.83ID:4VNf+03W
>>164
作者お世辞を真に受けて勘違いしちゃったんだな
せめてもう少し実力があればよかった
これに懲りて少しは勉強してくれ
せめて学校の授業真面目にうけようぜ
0166名無しさん@ピンキー2012/12/17(月) 17:48:57.30ID:HWl59+Pe
保守
0171名無しさん@ピンキー2013/02/05(火) 22:14:52.29ID:HJIAvCOe
だな
スレをここまで過疎らせた責任は重い
早く出てきて謝罪しろよ
0172名無しさん@ピンキー2013/02/06(水) 01:46:14.19ID:bzOeu8Ew
>>171
あー、ハイハイごめんなさいでプ〜


いつ迄やってんだか
ってか作者叩きも自演でつかw
0174名無しさん@ピンキー2013/02/12(火) 21:41:55.16ID:FD94SJpt
RPGの支援職で吟遊詩人とかあるけど、悪魔や巨人といったある程度知性のある敵との戦闘で
パーティが全滅したら直接戦闘力なさそうだしペットにされちゃったりして。
鳥かごみたいなのに入れられて、「いやあ素晴しい歌声ですなあ」「ええ捕まえるのに苦労したんですよ」
見たいな会話が交わされたり。エロイ方向でもいい声で鳴きそうだけど、それっぽいシチュが浮かばない……。
0176名無しさん@ピンキー2013/02/16(土) 15:03:41.18ID:ttNTOUTK
美女の吟遊詩人が首輪をつけられて悪魔に鎖で引っ張られて
悪魔「昼も夜もいい声で啼くんですよ」
仲魔「今度貸してください」
悪魔「いいですよ」

これなら
0178名無しさん@ピンキー2013/04/15(月) 21:19:43.01ID:Gf3tOlfg
ファンタジー物読むたびにオークはトリュフとか魔法の触媒にする稀少な茸とか探せるのか気になってしまう。
茸目当てにオークに股開く魔女とか胸熱。
0179名無しさん@ピンキー2013/04/15(月) 23:12:48.98ID:Re0TWNGq
>>178
キノコ目当ての魔女と聞いて、真っ先にゼルダの伝説の夢島の魔女が思い浮かんだ
魔女「とろ〜り とろり・・・ひっ、ひ・・・あんたの、キノコ、いいねぇ」
モリブリン「ぶっ、ぶひぃ」
リンク「」
0180名無しさん@ピンキー2013/04/28(日) 11:11:48.81ID:UCyGkUa+
貴族の子女が農民とか穢多上がりのブサイク武士に風情もクソもない歌


まだまだロリやけどもうすでにエロい体してるやん、ズコバコしたいわー、孕ませたいわー、嫁にならん?)

で求婚され、いきなり求婚されても……と、送りつけられた歌の内容からすればものすごく忍耐力と配慮を発揮した断りの返歌を送る。
その断り方は非常に典雅な表現を交えつつ、丁寧に断ったものであったが、受け取る側に雅やかな心が無く、
また、膨大な身分コンプレックスがあったため、非常に悪しざまに受け取られた。


お気持ちはありがたいですが、いきなり求婚されても困ります、せめてどこかへの養子縁組なりして身分を整えて段取りを付けてください

ブサイク武士にとっての意訳
畜生がなに勘違いしてるの? どう取り繕うが畜生は畜生なんだから、身の程を知りなさい

超特急の逆恨みをしたブサイク武士はその恨みを力にさらに武士としてファンタジーな速度で大名にまでのぼりつめ、
都の商家にも渡りをつけ、策謀で持ってその貴族を貴族社会から孤立させ、更に家屋敷すら差し押さえにした上で、
娘を何処かに嫁入りさせる以外の手段を根絶やしにする。
そこで困窮を助けるふりをして商家がいくつかの縁談(という名の人身売買)を持ってくる。
憔悴した父母のためにと縁談の話を受けるが、それはより、高値をつけたものが貰い受けるというオークションの場であった。
しかし、それならまだ許容はできた。
貧乏故にどこかの武家に箔付けのための道具として輿入れし、実家への援助を得るというのはよくある話である。
だが、その安さが予想を遥かに裏切っていた。
一膳のメシ代程度から始まり、遅々としか上がらぬ売値、一刻立って対抗落札者がいなくなった際の値段は丁稚奉公の安月給の半分程度であった。

みたいな、貧乏貴族残酷物語な展開が好きです。
0181名無しさん@ピンキー2013/05/04(土) 20:32:49.77ID:VTTdAUzd
トイレの描写にすごく悩んでる
現代風にするのが一番楽なんだけどそのまんまってわけにもいかないし
どこまで近付けていいものなのか…

ここで相談しても良かったかな?
0182名無しさん@ピンキー2013/05/04(土) 22:31:01.97ID:IBsmQfQn
まあ、かといってリアル中世〜近世西欧風は悲惨すぎるからな
テキトーにぼかすか、上下水道は発達してて水洗式が普及してるってのでいいんじゃね
技術的には難しいものでもないから、ファンタジー世界なら問題なく用意できるだろ
01831812013/05/05(日) 22:04:26.09ID:yxRnA7kq
>>182
レスありがとう
やっぱ上下水道は整ってて現代風ってのが無難かな
オリジナルのトイレとかになると描写がかなり面倒な上に需要も無いしね
0184名無しさん@ピンキー2013/05/05(日) 22:10:10.22ID:zq45Rru0
高貴なお姫様がド田舎の汚い野外便所でとかそういう羞恥シチュエーションは大好きだけどね!
0189名無しさん@ピンキー2013/09/23(月) 18:38:12.22ID:mHCFm99Y
勇者君て何かと思ったら上のほうに投下されてるヤツか
最初の方じゃ絶賛されてるのに途中から急に叩かれはじめてワロタ
そんなことやってたらそりゃー過疎るよ
0192名無しさん@ピンキー2013/10/10(木) 15:21:26.03ID:fAx2WY4R
作者何したかしらんけど、せっかくの書き手を追い出したやつらは
責任とってなんか書いてくれ
0193名無しさん@ピンキー2013/10/10(木) 15:45:06.59ID:Tu+6FIUA
女騎士がピンチになるやつと、傭兵男がモテまくるやつと、どっちがいい?
0194名無しさん@ピンキー2013/10/11(金) 00:59:05.98ID:TFmuE/93
傭兵男がピンチになった女騎士達を助けてモテまくるやつがいい
0197都市トリルニルを襲った災厄の主2013/10/14(月) 05:09:23.15ID:j8YRZfbY
正午の鐘とともに日がかげった。一羽の黒い鳥が舞い降り、教会堂の高い破風に留まった。

城塞都市トリルニルの市民は、そのとき、みな一様に言い知れぬ不安に駆られて空を見上げた。
高い空に流れる形のない灰色の雲。とめどなく流れていく。雲間から幾つもの黒い点が現れ、
みるみる巨大に膨れ上がった。それらはやがて視界を埋め尽くし、一瞬の後、地上を押し潰した。

耳を裂く轟音がほとばしり、衝撃が輪になって走った。都市トリルニルは瞬時に壊滅した。
それは全長数十メートルに及ぶ、巨大な岩の柱であった。
氷柱のような円錐形をした、何本もの鋭い岩柱が、街路に、建物に、人々の上に突き刺さり、
すさまじい破壊と恐慌をもたらした。
会堂が、市場が、住宅街が崩壊し、瓦解し、灰塵に帰した。
悲鳴をあげて逃げ惑う人々の上に、さらに砕け散った岩塊が降り注いだ。
激しく吹き荒れる土煙は血の色の竜巻となり、幾百という人間を呑みこんでいった。

わずか数十秒のできごとだった。教会堂の高みに留まって、眼下の惨状を見届けた黒い鳥は、
大きく羽ばたくと姿を変えた。そこに立つ黒衣の若い女は、
いま現出したこの都市の破壊のさまを侮蔑をもって見下ろし、朱を引いた薄い唇で笑った。

嵐の中に通る声で、女は叫んだ。
――トリルニルの民よ、制裁の矢を受けよ。

わたしは使者である。世界の西の果て、荒野に住まう魔道士、偉大なザアデルの使いである。
ザアデルこそはこの世の叡智の極みにあり、古代より永劫に続く魔道の系譜を受け継ぐものである。
技巧と知恵にすぐれ、異界の術に通達した賢人。無数の魔をしもべとし、神々をあざむく幻夢の王者。
ザアデルがわたしを遣わした。トリルニルよ。

ザアデル、荒野に住まい、魔道の深奥をきわめんとする一人の探求者。しかしながら彼は悟った。
彼は現在最高の魔導士でありながら、
気づいたのだ、この人界における彼の地位はあまりにも低く見られていると。
深甚にして宇宙に達する知識、魔界における勢力に比し、この現在において当然あるべき地位にない、
正当な敬意を受けておらぬと。
彼は言った。罰せられるべきだと。彼を知らず、彼の名を呼ばず、彼を蔑ろにする俗世の者どもこそは。

うつむける女の顔は陶器のように端整でありながら、青い双眸を異様に見開き、吐く言葉は狂気だった。

ザアデルを尊べ。ザアデルを敬え。恐怖しろ。そして死ね。悲痛と怨苦のただ中に主の名を呼べ。
ザアデルと。お前たちはそれを思え。それを口にしろ。お前たちに許されるのはそれだ。

甲高い哄笑とともに女は飛び立った。黒衣はひらめいて、黒い翼と変わった。
トリルニルの人々は立ち尽くし、呆然とただ声もなく、太陽の中に飛ぶ鳥を見上げた。
――ただし愚民ども、ザアデルに対して無益な反抗の刃を向けようなどとは、ゆめ思うな。
反逆の罪は重いぞ。

岩の弾丸が霰のように人々を打ち叩き、残された街路を埋め尽くすほどの土砂が降り注いだ。
鳥は消えた。夢魔の飛び去った街に、ああ、ああ、と数しれぬ苦悩の声だけが響いていた。

こうしてトリルニルの都市は、一方的かつ理不尽に破壊された。
その日、生き残った人々は、日を待たず魔道士ザアデル討伐のための準備に取り掛かったのである。
0198名無しさん@ピンキー2013/10/14(月) 05:11:23.56ID:j8YRZfbY
帝国版図の西の最果て、国土の最外縁には人の住む十六の都市がある。
破壊されたトリルニルはこの辺境十六都市のひとつに数えられ、そのうちで最も西に位置する。
トリルニルは世界の果てに最も近い。トリルニルから先は、人の住む土地ではない。
世界の果て――西の方からは乾いた風が絶えず吹き寄せ、辺境の土壌を徐々に砂漠化させている。

世界の果てをめざす旅人はいない。その先へ行って確かめた記録もない。
知られていることはわずかしかない。
城塞トリルニルから西へ、七日旅すると、やがて「黄昏の境界線」に至る。
境界線と呼ばれるその一帯は背の低い草に覆われた草原と、なだらかな丘陵が繰り返し続く土地で、
空は昼とも夜ともつかない薄暗がり、季節もなく、時間もなく、ただ永遠の黄昏の光が照らしている。
天の穹窿を運ぶ太陽が、西涯へ没することをしばし躊躇う場所、そこは人類の知る世界の尽きる場所。
その彼方はただ「荒野」とのみ呼ばれ、地理的な知識は何一つ伝えられていない。

「黄昏の境界線」から不毛の「荒野」へと、一羽の黒い鳥が矢のようにまっすぐ飛んでいく。

西の方は不吉な方角、呪われた地。
その地に立つ一本のねじくれた塔に鳥は辿り着き、そのふもとに降り立った。
0199名無しさん@ピンキー2013/10/14(月) 05:13:42.82ID:j8YRZfbY
窓のない部屋は暗かった。天井まで届く本棚が奥へ続いている。
部屋の端の小さな机に、小柄な人物の姿があった。
背をまるめて、火明かりの下で、なにごとか書き続けている。

黒衣の女はするすると滑るように進んだ。書庫を横切り、乱雑に投げ散らされた書物を避けて歩み寄る。
開いて置かれたページに見えるのは見慣れぬ異様な書体だった。それは帝国の公用文字ではなかった。
謎めいた言語、いくつも並んだ不可解な印章、読み解かれない暗号、差し挟まれた紙片、
そのようなもの。秘教について書かれた文書、魔術に関する書籍であることは想像される。
それが数もおびただしく投げ出されてある。

見る者が見れば、目を見張ろう。そこにあるのは『ザドクの書』『アブラメリン玄義』『死界奥義書』
『悪の鏡』『星界の天秤』『次元解体』『妖魔の祭祀』『冥界への下降』……
いずれも公には失われたとされる、あるいは禁書と呼ばれる稀覯書ばかり。
裾を引いた衣がかすかな音を立てた。小卓の人物は書き物から顔を上げて、女を見た。
それは醜い皺に覆われた、歳も知れぬ老人だった。

黒衣の女はうやうやしく頭を垂れ、老人に向かって拝礼した。わが師よ――女はそう呼びかけた。
お言いつけの通り、トリルニルの都市を破壊して参りました、と。
「お授け下さった魔法によって、彼らの虚栄の象徴である建造物は多く灰塵に帰しました。
岩くれの下敷きとなって、幾百人となく死んだことでしょう。その悲鳴を聞いて参りました。
市民どもの恐怖は骨身に達し、心魂に徹したことでしょう。
今頃は誰もが御名を呼び、おののいて震えておりましょう」
「そうか」
老人はさほど興味もなげにうなずいた。黒衣の女は待った。見比べれば老爺と孫のように見える。

感情の見えない瞳。老人とこうして比べれば、黒衣の女は歳若く、まだ娘と呼べる年齢ではあった。
老人はペンを置いて机に転がした。絹のシャツの袖を折って樹皮のような肌を見せていた。
「トリルニルの破壊は手始めにすぎない。これからさらなる破壊を続けてゆくことになろう。
人々がわたしの名を知るまで」
呟くように口ずさむ。灰色じみた髪を指で梳く。
「都の王侯や貴族にではない。学堂の賢人たちにではない。民のすべて、誰もがわたしの名を口にし、
恐怖に打ち慄くまで、暇潰しに辺境の十六都市を順に破壊してやろう」
そして、娘に言った。
「おまえは都市を破壊し、人々を殺さねばならぬ。わがペルセポネよ」
「わが師の仰せのままに」
「可愛いやつよ」
老人は目を細め、娘に向かい、こちらへ、と招いた。

招かれるままに、娘は老人の前に立った。枯れ枝のような手が伸びると、娘の腰から、
細い帯紐がするりと滑り落ちた。
黒衣の胸が開かれて、すり落ちた布の間から白い肩があらわになった。
黒衣の下には何も身に着けていなかった。美しく整った乳房が、火明かりにくっきりと浮かび上がる。

浮き上がる乳房の先端から、老人の手がつと伝い、くぼんだ臍からなめらかな腰へと、指でなぞる。
娘はかすかに瞳をけぶらせて愛撫を受けた。指は合わせた腿の内に這い、その奥を探った。

冷たく白い頬にかすかに動揺が浮かぶ。青い瞳に恥じらいが揺れた。
ひくっと震え、娘は身をこわばらせた。

ふっと笑み、老人は手を引いた。
「おまえは若く、いまだ無知だ。無知でおれ、無垢でおれ、わたしのファルファリア」
「お心のままに……」

稀代の魔導士にして探求者。世界の果てに住む隠者。
隠者でありながら、おのれの名を知らしめたいばかりに、魔力をもって都市を破壊させた男。
神智の学究、魔道の徒にしてあまりに子供じみた、矛盾した、狂気の人物。
魔導士ザアデル――それが老人の名であった。
0200名無しさん@ピンキー2013/10/14(月) 05:15:56.06ID:j8YRZfbY
黄昏の野を行く旅人があった。赤茶けた色の足元の草は、絶えることのない風になびき、ざわめく。
波のように、海のような草原の夕暮れは、この百年、いや千年も、変わることのない光景だった。
季節もなく、時間もなく、ただ永遠に風になびく草の海。ここは黄昏の境界線。
人の住む帝国辺境と、人住まぬ荒野の境に横たわる。行けども引けども道はない。
昼とも夜ともつかぬ薄暗がり。ここで起こる出来事はみな、うつつとも幻ともつかぬ。

旅人は道のない道を西へ向かっていた。西から吹く風に向かって、旅人は歩いていた。
鍔の広い帽子を傾けて風をよける。マントの裾が風をはらんで吹き流れる。

風が吹き、風がささやく。おまえは誰か、この道を行く。この道ならざる道を行くお前は。
この先は荒野、人は住まぬ。この道を旅する者はおらぬ。人ならざるものを除いては。

旅人は答えない。乾いた風が耳に鳴る音。錯覚にすぎぬ。

七日前、都市のありさまを見た。あの破壊されたトリルニルのさまを。
岩の塊に押し潰され、埋め尽くされた街の無惨な姿を。やってきて語ったという使者の言葉によれば、
破壊の理由は理解しがたいものだ。人々を憎悪し、人々を殺し、人々に恐怖を与えるため。
荒野の魔道士とやらは、頭がいかれてるとしか思えない。だが力量は底知れない。
魔法使いの狂人ザアデル。グリフォンよ、グリフォン――この仕事、一筋縄ではいくまいよ。

風が旅人の名を呼んだ。グリフォン、と。まるで牧草地のような、背の低い草が続く。
丘の向こうで草原は途切れて、岩肌の剥きだした荒地が広がっていた。

境に立つ。空は暗紅。空の高みから舞い降りる黒い鳥が、
風に巻き上がる草の上に降りて、黒衣の娘に変わった。その変身はグリフォンを驚かせた。
「おまえはだれ」
「流れ者」
流れ者、グリフォンは旅を住みかとする。誰と問われればいつもそう答えた。
ほとんど考えない、反射的な答えだった。

しかし娘は境界に立って、「おまえはだれ」と再び問いかけた。

おまえはだれ。この道ならざる道を行く。この先は荒野、人は住まぬ。この道を旅する者はおらぬ。
人ならざるものを除いては。
「人ならざるもの、か」
グリフォンは繰り返した。
「おれはれっきとした人間だが、人ならざるところがあってな。おれは荒野をめざしている」
「荒野に何しにいく」
「ザアデルという、魔法使いを探している」
「ザアデルに何の用だ」
ふふん。グリフォンは笑みを浮かべる。おそらく、そなたの疑っている通りだ。
「おれはザアデルを殺しに行くのだ。トリルニルの人々に雇われて」

きゃーっと悲鳴のような甲高い声を上げ、娘は後ろに飛び退った。その姿が異様に変わり始めた。
愛らしい顔が歪んで縦に伸び、両眼は大きく見開いてらんらんと光を放ち始めた。
「わたしはザアデルの弟子。師の敵は討ち果たさねばならぬ」

すでに人間の姿ではない。それはひとつの黒い旋風になって襲った。グリフォンに飛びかかり、飛び過ぎる。きーんと高い金属音が鳴った。

飛び過ぎて振り返る。それは一頭の黒豹だった。ナイフのような鋭い爪。
片膝突いて身を起こす、グリフォンの手には抜き放った剣があった。

おぼろに霞んで姿が変わってゆく。黒衣の裂かれた袖口に、ひとすじの細い血が伝った。
憎々しげに娘は口を開く。
「名を言え、流れ者。次に会うときまで、覚えておいてやる」
憎悪とともに娘は呪詛を吐いた。そのときがお前の死ぬときだと。翼を広げて舞い上がった。
グリフォンは不敵に笑みを浮かべて剣を収める。
「おれはグリフォン。そなたの名は」
「ファルファリア」
0201名無しさん@ピンキー2013/10/14(月) 05:17:56.48ID:j8YRZfbY
お前はその男に情欲を抱いたのであろう。
いいえ、師のほかに決して。

師の敵を討たずして帰ってくるなど、あるまじきことだ。
お許しを。必ずやこの手で、あの男――グリフォン。

縛られた姿で、ファルファリアは苦痛に身をよじる。
押し開かれた秘所は指を受け入れ……
0203名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 11:41:51.78ID:bq7RJrUz
これから24日以内に書きやがれのレス5つついたら
一か月後に投げたss完成させて投下する
0206名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 22:15:10.51ID:pLftfK1I
中途半端に期待持たせる奴が一番気にくわん
許さん
書きやがれ
0208名無しさん@ピンキー2013/11/25(月) 00:10:05.33ID:y0AYdTb4
無理して今のこのスレに落とすことねえよ
別にシチュ当てはまる平穏なスレがあるならそっち行きな

>>207
恥は「書く」もんじゃないぜ
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