金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File5〜
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0001名無しさん@ピンキー2012/12/07(金) 08:21:14.35ID:13IIKjJO
ここは金田一少年の事件簿&探偵学園Qのエロパロスレです。

【注意事項】
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あらしは黙ってスルー。
801は専用板へ。
新スレは>>980が立てて下さい。
 レッツ・ビギン!!!

《前スレ》
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File4〜
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280717715

《過去スレ》
金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿 〜File3〜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248133847/

金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿  〜File2〜
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173959205/

金田一少年と探偵学園エロパロ事件簿
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1129301338/

【美雪】金田一少年のエロ集合!【はじめ】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1057926058/

金田一少年の事件簿SS
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1054202396/
0355名無しさん@ピンキー2015/10/09(金) 00:14:03.18ID:U9ceL6JG
個人的希望は一×舘羽の純愛、一×ぱとりしあの続き
葉月生存ルートで、いつきさん×葉月

書き手さん来てくれたらなぁ
0358名無しさん@ピンキー2015/10/16(金) 09:29:34.34ID:D1/CBLZa
職人さ〜ん
お願いしますよ〜
0359名無しさん@ピンキー2015/10/17(土) 23:13:52.79ID:PFANshvP
矢森と日高のエロパロ希望です
0361名無しさん@ピンキー2015/10/30(金) 21:54:40.14ID:psu6LCIm
ストーカーシリーズで早乙女涼子編はやっても良いでしょうか?
0362名無しさん@ピンキー2015/10/31(土) 21:58:20.81ID:eoLUa4FH
welcome
オペラ座なら早乙女はもちろんのこと、桐生春美や緒方先生でもいいんだぜ?
0363ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 11:13:45.21ID:bcEg/cRy
*ストーカーシリーズの続編になります。

「合計で842円になります。金田一君はこんな本を買うのね?」
「へ?早乙女先輩?」

 はじめは本屋のレジの店員が演劇部の早乙女涼子だとしり驚愕する。
よりにもよって知ってる人にこの青年誌を買うのを観られて顔面蒼白だ。
エロ描写のある漫画も含んである。そんなのを知ってか知らずか涼子は思わず口にする。

「こんなものを七瀬さんや蓮沼さんや霧谷さんにはバレないようにしなさい。」
「はい…そうします……」

 はじめは知らない。何故、同じ部員の美雪なら兎も角、綾花や凛まで知っているのか。
はじめは気が付かない。自分の部屋に盗聴器や隠しカメラを仕掛けてる女性が目の前にいることに……

「……早乙女先輩か、そういえば事件以降、そんなに会っていなかったな。」

 自室にて、はじめは過去の涼子が発端だった事件を思い出す。
あの事件も月島冬子が自殺の原因を作ったのは彼女と桐生春美と日高織枝が原因である。
真犯人の神谷が自殺して以降、まず彼女の獲った行動が全員に謝った事だ。
冬子の兄である月島先生も涼子の謝罪を受け入れたのは意外である。
確かに彼女たちのやった行為は許されないが冬子が悲しむ行為は避けたかったのが本音だったと思う。
今思えばあの性格の尖りも消えたってのは美雪から聞いている。
今まで以上に周りを大事にして改心したらしい。
今までの尖りは呪縛から逃れるための自己防衛の手段だったのだ。

「そういえば早乙女先輩って今思えばスレンダーだし綺麗だよな。美雪並みにスペックも高いしああいう人とやるのも悪くはねぇな。」

 そのうっかり発言が誤算になる事を今のはじめは知らない。
はじめの部屋に盗聴器や隠しカメラがある事に……

「へぇ……あたしに興味があるんだ……助けてもらった恩を今返さないとね♪」
0364ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 14:14:13.64ID:bcEg/cRy
 翌朝、はじめの前に眠気覚ましの温かいコーヒーが置いてある事に気付く。
どうせフミか美雪が置いたのだろうと何気なく飲む。
塩梅が良い。この甘さと言いミルクのさじ加減と言い完璧だ。

「フミか美雪か?コーヒーを置いてくれたのはありがとうな。」

 美雪もフミもキョトンとした顔をしている。

「はじめあたしは知らないよ。」
「あたしもコーヒーなんて作らないし。」
「へ?」

 はじめはまた何かいるのかと恐怖する。幽霊かポルターガイスト現象なのかと……
もう勘弁してほしい、精神科にも通ってるのに鬱なのか?と疑問を持つ。
こうなったら寝ないで犯人を見つけてやると徹夜漬けでもして数学の補修の勉強を必死にやる。

「それにしても難しいなこの問題は……」

 必死になってやるも答えまでの方程式が理解できずに頭を悩ます。

「この公式でやるの……」

 誰もいないはずの自室に女性の声が聞こえてビックリするはじめ。
机の下にも周りにもいないので恐怖に震えてしまう。
精神的に焦るはじめ、声の根元を探ると電気スタンドに小型マイクがある事に気づく。

「ハハハ……誰だよ。こんな性質の悪い悪戯は?」

 八つ当たり気味に手荒く強引に引き抜くはじめ。

「ダメじゃない。金田一君、コンセントを強引に抜いては……」

 後ろを振り向いた途端、気絶するはじめ。
気配を完全に殺して隠れていた涼子を見てはじめはショックで気絶してしまう。

「じゃあやりますか、君のやりたかった事を……」
「早乙女先輩、あたしたちの分も残して下さいね♪」

 翌朝、はじめは目を覚ますといつの間にベッドに寝付いていた事を気づく。
また、疲れて寝てしまったのだろうと変な夢を見たと誤解してしまう。
何か違和感がある事に気づく。ベッドのカバーが無くなっているのだ。
外を見るとベランダに自分のカバーが洗濯されていることを知る。

「へ?何で?」
「はじめちゃんのベッドで血が付いたから洗ったのよ。」

 いつの間にかいた美雪にビックリしてしまうはじめ。
登校を待っていたのを解り、はじめは慌てて準備する。
0365ストーカーされる男早乙女涼子編2015/11/21(土) 14:26:41.80ID:bcEg/cRy
 下校後ーー

「昨日の事が全く覚えてねぇな……全く何だったんだ?」
「金田一君、悩みごとでもあるの?」
「早乙女先輩、あれ?帰りはあっちじゃないんですか?」
「そうだけど忘れ物をしたのよ。」
「何をですか?」
「昨日、ボイスレコーダーを『家』に忘れたのよ。」
「家って……」
「それよりも金田一君、良い父親になりなさい!」
「早乙女先輩も美雪たちみたいなことを言わないでくださいよ。冗談にしては笑えないです。」
「冗談じゃないんだけど」
「へ?」

 そう、昨日の事件の犯人は涼子であるのだ。
はじめは知らない。はじめのカップにコーヒーを注いだのが涼子であると……
はじめは知らない。ベッドのシーツの出血は涼子の処女膜が破れた痕だと……
はじめは知らない。涼子だけでなく美雪、綾花、凛も一緒に犯しまくったことを……
はじめは知らない。大危険日の涼子は子作りのために資金繰りをしていることを……
はじめは知らない。首謀者のフミの思考は5人も6人も大して変わらないと思ってる事を……
0366名無しさん@ピンキー2015/11/23(月) 15:56:59.11ID:5E752/AR
乙です!
新たなストーカー美少女。その名は早乙女w命を助けられたら惚れもするよね
すでに子供ができることに備えているとは自信あるな早乙女。まあ子供はできるのでしょうがw
この勢いで桐生とか緒方とかオペラ座組全制覇?
0367名無しさん@ピンキー2015/12/04(金) 01:23:45.36ID:8Z6izJrF
良いねェ
0369名無しさん@ピンキー2016/01/14(木) 13:49:51.62ID:E9uTYIGs
スレ過疎ってるから人気ないのか?
0370名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 13:07:47.33ID:H4/yKpBE
ストーカーシリーズで女版の心理状況とか書いてもよろしいでしょうか?
タイトルも「ストーカーする女○○編」でやりたいと思います。
玲香→エミリ→綾花→凛→美雪→フミ(セッティング)→涼子って予定なので……
0371名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 19:41:16.23ID:0t+JWnET
>>370じゃんじゃん書いてください
ストーカーシリーズの人も、小野寺×舘羽の近親ネタの人も、一×舘羽の人も、一×ぱとりしあシリーズの人もじゃんじゃん遠慮なく!
0372ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 13:51:29.19ID:5Mcun0i2
*「ストーカーする女シリーズ」の女性陣サイドのストーリーだと思ってください。

 速水玲香は金田一一の居場所をようやく突き止めた事に喜びを覚える。
何しろ自分が愛してしまった異性だからだ。
でも、体裁上、アイドルだとバレるとスキャンダルになるので渋々、帽子とマスクとサングラスを掛けざる得ないのが虚しく感じる。
一日でもはじめに合いたい、どんな生活をしてるのかと興味をもっているのだ。

「おや、もしかして玲香ちゃんじゃないですか?」

 その声に慌ててしまう玲香。子供にバレてしまうなんて一生の不覚と感じてしまう。

「はじめが好きなんですか?じゃあ、鍵のスペア上げますよ。1個3000円で取引しましょうか?」
「是非、お願いするわ。」

 速攻で取引を決断する玲香、フミが追い打ちを掛ける。

「じゃあ既成事実を作ってくださいよ。あたしも義理のお姉ちゃんが欲しいので♪」

 その言葉を真に受けてしまう玲香、頭の中は既に子供を何人作ろうかと必死に考えてしまう。
まだはじめが帰ってないのを知り、フミにはじめの部屋を案内される。
散らかってるのを見て呆れてしまう。せめて整理だけしておこうと玲香は片づけ始める。

「どうですか?はじめの部屋って汚いでしょ。まるでゴミ屋敷みたいに……」
「でも男の子ってこんなもんじゃないの?」

 刺激的だったのは間違いない。何しろ自分の知らない世界だったからだ。
玲香自身は片付けや整理整頓が嫌いではないのだ。

「でもあたしここまで片付けやっても良いのかな?怪しまなきゃいいけど……」
「大丈夫ですよ。はじめは自分の事には鈍感だから♪」
0373ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 14:10:32.52ID:5Mcun0i2
 翌日の夜、オフだったのでスペアの鍵ではじめの部屋に入る玲香。
家の連中はテレビに夢中になり、全く気が付かない。
しかし、こんなに鈍いのもどうかと思ってしまう。

「フミちゃんがこの時間は大丈夫って言ってたけど本当だったなんて……」

 どうやら、はじめが自分の部屋に戻ってくるのを見て安全スペースである押し入れに隠れる。
はじめはアニメを見始める。そのアニメはスケベな学生が悪魔に転生するアニメであった。

「やっぱりリアス部長が好きだな♪あのおっぱいが溜まらん。」

 その言葉にショックを受ける玲香。それもそのはず自分のコンプレックスを気にし始めたからだ。
はじめにはあの巨乳の幼馴染の七瀬美雪がいるからだ。
ライバルに出し抜かれたくない、巨乳好きなはじめのおっぱい星人かとため息をつく。
はじめは眠くなりかけたのでうっかりと発声を出してしまう。

「ココアでも飲みてぇないけない。その前にトイレ。」

 ここでポイントを上げてはじめに好かれたいと思った玲香。
自分のお気に入りのココアの粉を持っていた魔法瓶の水筒にカップに入れて混ぜる。
完成後、はじめのテーブルにそっと置く。これで喜ぶだろうと……

「へ?ココア?何でフミも母さんも寝てるし、誰が作ったんだ?怖い、寝よう。」

 翌日、無視されたことで怒りが倍増した玲香。文句のメールを送りたくなってしまう。
釈明のメールもうさん臭く見え、新しいお仕置き方法を考える。
夜這いして犯さないと気が済まないと決断を下す。
0374ストーカーする女速水玲香編2016/01/24(日) 14:26:15.15ID:5Mcun0i2
 その夜、はじめが恐怖になってるので慌ててるのを目にする。
いつもよりも就寝が早いので調度いいと思ったからだ。
震えてるはじめの姿が可愛いと思う反面、恐怖に対するいら立ちもある。
なぜ自分に恐怖するんだろうとイメージが湧かないからだ。
そっとはじめの布団に入る玲香。

「へ?玲香ちゃん?」

 歓喜の顔でなく驚愕の顔をしていたのでムカついたからスタンガンで気絶させる玲香。
その後、はじめの唇にキスをする玲香。全裸になり舌なめずりをする。

「じゃあいただくわね。あたしも初めてだから。」

馬乗りになって散々自分の腰を動かす玲香、どれくらい中に射精をしまくったのか分からない程。
ご満悦の玲香は服を着直し別れのキスもする。

「ごちそうさま、気持ち良かったから。赤ちゃん出来れば儲けものね。」

 帰宅前に台所ではじめが使ってる歯磨き粉を見る。もう切れそうになってる事が分かったからだ。
犯した後の心境はこうだ。

全く、そんな美少女の中の美少女たる速水玲香に病むまでに好かれているというのにそれを恐れるだなんて理解不能ね、
それだからニブチンと言われるの、少しは反省して視野を広くして身の回りをキチンと見回してみなさい?
貴方を見てくれている人がちゃんといる筈よ?幼馴染でない黒髪ロングの美少女が、スレンダーな子が貴方には正直に言って勿体無いくらいの、
貴方だけをずうっと見てくれて、貴方の幼馴染よりも貴方を理解し、誰よりも付き添い、
障害を取り除いてくれて貴方が死ぬまで面倒を見てくれるような良妻であり愛人、貴方の事だけを愛してくれる。そんな女性がきっと貴方だけを見詰めているわ、
決してその視線を嫌がらず、決してその感覚を忘れず、決してその思いを否定せずに貴方は生きればそれだけでいいのよ?
何も難しい事は無いわ、貴方は守られているだけでいいの、それが貴方にお似合いなのだから、人を病ませた責任と言う物は中々重いことだってあるわ、
それが今回のケースだと思って、生涯最後だと自覚して、光栄に思いながら一生を過ごしなさい。
<●><●>
0375名無しさん@ピンキー2016/01/25(月) 09:02:49.77ID:Uv0gr/VK
乙です。積極性があったり一途だったりの玲香がストーカー化するとこうなるのか
でもはじめちゃんを好きなところは幼馴染みさん以上とも思えるし呪詛めいたラストの心模様も見方によっては可愛らしくもあるからストーカーシリーズで一番ヒロインぽく感じたね
実際はハーレムものでハーレム要員のひとりなんだけどW
0376ストーカーする女美浦エミリ編2016/01/25(月) 19:04:24.04ID:WicL+mkY
*エミリ編は手抜きでエロくないかもしれませんが申し訳ありません。

 美浦エミリはフミからスペアのカギを3000円で購入した事でテンションがハイになっている。
はじめのプライベートを知りたい好奇心を持っているからだ。
今の自分でははじめの幼馴染の美雪に勝てないのは承知している。
ならば先に既成事実でも作ってしまおうと邪な考えを持ってしまう。
 
「お風呂プレイっての楽しみですよね。風呂の温度を下げないとのぼせるから気を付けないと……」

 用意周到にビニール袋と温度設定を37度に下げるエミリ。
そろそろはじめが風呂に入る時間と知れば早速、気配を消す。

「うわあ、この温度温くねぇか?まあいいやその前にシャンプーで頭を洗おう。」

 エミリはそっと近づき夢中になってるはじめにクロロホルムをかがせる。
案外、はじめが簡単に引っかかったのでちょろいと呆れてしまうエミリ。

「先輩、楽しみましょうね。あたしのバージンを捧げます♪」

 はじめは気絶していることを良い事に馬乗りになり散々犯しまくる。
浴槽内では流石に出来ないのではじめが風邪をひかないように上手く置く。
そして自分の処女膜が破れた血痕をシャワーで排水口まで洗い落とす。

「先輩、子供を沢山作りましょうね♪」

 エミリの心境はこうである。
先輩の子供を最低でも20人位ほしいですね。その為にはあたしが先に抜け駆けします。
目指してるのはギネスを超えるような記録に挑みたいです。
そうすればあたしが先輩をどれだけ愛してるのか把握してくれるでしょう♪」
<●><●>
0377ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 20:48:10.77ID:WicL+mkY
 蓮沼綾花は想いを寄せているはじめを手に入れたいし、美雪との友情も欲しいの葛藤に悩んでいる。
自分は強欲でズルい女で、周りが言うほど優しくて可愛いと思っていない。
だからこそ、はじめには感謝もするし、恋人になってもらいたいと自己顕示欲が出てしまう。

「美雪ちゃん、ごめん。」

 はじめたちと買い物に出かけた時に鍵をこっそりスペアをこっそり作っていたのだ。
隠し事とはいえ、犯罪だとバレてしまうだろう。
でも、フミからすればやったもん勝ちと言われ納得して実行に移ろうとする。

「でも、金田一君を一人で勉強させるのは不味かったかな?あたしも少しは手伝わないとダメね。」

 さすがにはじめが苦戦してるのを思うと辛く言ってしまった事を後悔する。
でも、はじめの為なら一肌でも二肌でも脱ぐ覚悟はできている。
集中力が切れたはじめ、あらかじめ自分が作ったチョコレートケーキをそっとテーブルに置く。
最近趣味としてケーキ作りに嵌ってる。何度も練習をしたし、味見もしっかりした。

「絶対においしいと思うわよね?」

 綾花にとって思いを寄せてる相手に褒められるのはこれ程嬉しいことは無い。
ケーキと一緒にメモでも置いてアプローチしてるのだと気付かせたい。
 はじめがケーキを食べてる最中、綾花ははじめの課題であった難しい問題だけ正解の答えを書く。
公式が間違ってたりしてたので修正も付け加えて答えも書き直す。

「せめて美雪ちゃんの替わりになればいいんだけど……」

 翌日、はじめが怯えているのと美雪がジト目ではじめをにらんでるのを目撃したので声を掛ける。

「金田一君、怪奇現象でも起きたの?」

 はじめは数学の問題が自分の力でやった問題が勝手に解かれていたり、ケーキがおいてあったのが怖かったと言ってるのだ。
ここにいる目の前の人間がやったとは夢にも思わないんだろうなと綾花は内心、笑みを出している。
0378ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 21:12:27.17ID:WicL+mkY
 綾花は自分の作ったチョコレートケーキの感想が聞きたい。

「金田一君はチョコレートケーキの味はどうだった?」
「不覚にも喰っちまった。」

 はじめの失礼な物言いに完全に呆れてしまう。女心を理解できないとは……

「美味しかったんじゃないの?」
「マジで怖かったし、気持ち悪かったんだぜ、でも気持ち悪いよやっぱり。得体の知れない物を食っちまったんだぜ? しかも未だに俺の腹ん中にあるとか……身の毛もよだ……」

 綾花が完全にキレてしまう瞬間である。
はじめの為に作ったものをゲテモノ扱いされるのが気に入らない。
この男どう懲らしめてやろうと考え始める。仮の笑みで冗談のようにからかい始める。

「冗談よ。金田一君を唯、からかっただけだからね。」
「冗談はやめてくれよ。」
「綾花ちゃんもからかうのをやめてね。あたしははじめちゃんの味方だからね。」
「美雪、これからみそ汁を毎日作ってくれ。」
「馬鹿〜本気にしちゃうじゃないの!」

 流石に目の前でいちゃつくと腹立たしい物はない。
今夜、絶対に犯してやると決心を決める綾花。
その夜、はじめがトイレに行ってる最中に綾花は勉強机の中に入る。
はじめが戻って勉強の続きをやってるとうっかりと自分の近くに消しゴムが落ちる。
不味い、確実にばれると思った綾花はスタンガンではじめを気絶させる。
ベッドに運び、はじめの服を脱がす綾花。既成事実を作るチャンスなのだ。
散々、犯しまくってまあ子供は出来ないだろうと高をくくる綾花。
綾花は知らない自分が生理不順な事に……

「金田一君のここって堅くて大きいね♪あたしと相性最高じゃないの♪」

 翌朝、はじめは自分の寝間着がはだけてたのが寝相の悪さだと勘違いをしている。
偶々、キーホルダーを見つけ、はじめに手渡す。本当に偶然見つけたものなのだ。

「綾花、それってどこで見つけたんだ?」
「金田一君の勉強机の中に……」
「へ?」
0379ストーカーする女蓮沼綾花編2016/01/25(月) 21:18:10.16ID:WicL+mkY
 綾花の心境はこうである。

駄目じゃない?貰った物を気色悪がったりだとか、身の毛がよだつだなんてまるで怪談話みたいに仕立てあげちゃったりするだなんて、それにとっても美味しかったんだったら寧ろ感謝しなくちゃいけないわよ?
相手のお人は善意100%で金田一君を想っての行動なの、それを否定しちゃいけないわ、
もう二度とそんな口を利かないように気を付けなさい、女の子は繊細なんですから、泣いちゃうわよ?
金田一君は涙に弱いんですから、それはそれでいいのかもしれないけど、でもあんまり女の子を泣かせちゃ駄目ですよ、分からないの?
金田一君は女の子を泣かせちゃ駄目、泣かせるのはたった一人で十分。
そして沢山構って上げて、沢山構って上げて、沢山心を開いて、ゆくゆくは二人っきりで大事なお話をしましょ。
それが金田一君の幸せに繋がるんですから、金田一君だって幸せな事は好きでしょ?
だったら幸せになるべき、金田一君は幸せにならなくちゃいけないの、そして沢山愛して幸せにして上げてね、じゃなくちゃ、怒るからね。
<⦿> <⦿>
0380名無しさん@ピンキー2016/01/27(水) 23:32:00.11ID:ipM0sdcX
乙です。エミリ子供20人作ろうとかヤバイなw
綾花は電撃常備してるのかw他の子もすごいから電撃くらいでは普通っぽく感じてしまうのが怖い
子供の人数計100人いったらどうするんだろね
0381ストーカーする女霧谷凛編2016/01/29(金) 13:25:17.29ID:JInuW55T
*「ストーカーされる男霧谷凛編」と若干改変されています、ご了承下さい

 霧谷凛ははじめの身体と肌をみてほれぼれするように見つめている。
それをボソッと口に出してしまい、はじめを自分の王子だと確信しているからだ。
AEDと人工呼吸によって一命をとりとめた凛。人工呼吸はそのはじめによって助かったのだ。
その命の恩人に惚れない訳が無い。
自分のファーストキスがはじめだとこの時は誰も想像していなかったのは事実。
こっちに転校もはじめと一緒にいたかったのが本音だ。
しかし、ライバルが多いのも難題だ。何しろ、美雪と綾花もいる。
更には後輩のエミリもはじめにアプローチが激しい。
何かしら手段を講じないと出し抜けないと感じた凛はフミに相談を掛ける。

「何が良い手があるか教えてくれる?」
「ありますよ、合鍵のスペアが売りますからはじめと一線超えてください♪」

 うっかりフミの発言に乗ってしまい鍵を貰う。はじめの為にお洒落な香水をはじめにあげようとテーブルの上に置く。
結構いい値段だったが愛用してるので使ってもらいたいという親切心なのだ。

「あれ?こんなところに香水?これって女物だよな。」

 翌朝、はじめにそれを使ったのか確認をしてみる。

「香水どうしたの?」
「俺の部屋にあって……」
「で、使ったの?」
「流石に女物を使うのは?」
「は?」

 折角、はじめの為に買ったのに使わないとは何事かといきり立つ凛。
何故、使わないんだと睨む。それに動揺するはじめ。
この匂いは嗅いだことは絶対にあるはずだとそれを忘れることも腹立たしい。
それなら確認してから文句を言えとテストする凛。

「ね?何も問題ないでしょ!」
「ああ……」

 その夜、風呂場にはじめがお風呂からあがろうとする。
するとはじめの顔面にむにゅんと柔らかい感触が当たるのと同時に女の人のあんという喘ぎ声が聞こえる。
もしかしてこの目の前にある双丘、美雪よりも大きく感じる。
まさかと思い見上げると全裸の凛がここにいるからだ。
凛は何を思ったのかはじめの顔を自分の胸の谷間に押し付けながら抱きしめる。
凛の裸を見て刺激が強かったことで鼻血を出し気絶してしまう。

「はじめ君、じゃああたしの本物のバージンもここで頂くからね。」

 ちなみにはじめにやった行為はパイズリフェラと騎乗位のセックスを楽しんだ。
それだけでなくはじめが入ったお風呂をはじめの出汁汁だと喜んで入ったのは補足とする。
0382ストーカーする女霧谷凛編2016/01/29(金) 16:12:45.67ID:JInuW55T
 凛の心境はこうである。
貴方に女性からのプレゼントなんて滅多にないのに僻んではダメよ。
しかも、おっぱいを触るなんて普通に考えたら訴えられても可笑しくないんだから。
それだけでも貴重な経験なのにあたしが一生想ってることを忘れない事。いいわね。
それにもし赤ちゃんが出来ても堕ろせとかいったら二度と使えないようにしてあげるから覚悟しなさい。
<●><●>
0383名無しさん@ピンキー2016/01/30(土) 20:56:06.30ID:QgCldwbE
乙です。気付いた時には全員出産ラッシュかお腹ぽっこりなパターン着々進んでますねW
しかしフミも次々女の子の仲を取り持つよね〜
0384ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 10:58:29.76ID:rPPINt2d
『美雪、これから毎日、美雪の作った味噌汁が食べたいな♪』

 七瀬美雪ははじめからの冗談であったプロポーズを完全に鵜呑みにしてしまってる。
それもそうだ想い寄せていた幼馴染から直接頂けばこれ程嬉しいことは無い。
その為に必死に料理の勉強をしていたのだ。念のためのはじめに聞いてみる。

「ねえ、はじめちゃん、確認の為だけど綾花ちゃんの前で言った事、あれそういう意味だよね?」

 赤面する美雪、テンションがハイになるのも仕方が無い。しかし……

「悪い美雪、綾花の前で言ったのは言葉のあ……」
「はぁ?」

 冗談で済まされない事で睨む美雪。乙女の純情を台無しにする事は唯ですませないと言わんばかりだ。
その態度に完全にビクつくはじめ、美雪が本気にしてしまうと思わなかったのだ。
何とか言い訳の逃げ道を作ろうとするはじめ。その目は完全に涙目となっている。

「え、え〜とその、き、期待はしていないが、万が一料理の腕が上がったら食ってやらなくもないというか……」
「大丈夫よ。はじめちゃんの為に必死に練習したんだから!」

 その証拠と言わんばかりに手元に手作りクッキーをスッと差し出す。
はじめは恐怖に慄きながらも口に入れると失敗作ばかり作ってた美雪がこうも変わるのかと驚愕する。
この隠し味に美雪の血が数滴入ってる事も知らずに……

「なあ、美雪、美味しかったんですけど、何が入ってるの?」
「それはあたしの血……なんて冗談だから♪何怯えてるのかな?」
「冗談にしちゃ笑えないぞ。」

 冗談なんて完全な嘘である。でも美雪が嘘である事を完全に信じたいはじめである。
何しろ目の色が違うのであまりにも笑えなさすぎるからだ……

「……あと少しね……はじめちゃん……」

 はじめのスペアの鍵をこっそりと握りしめる美雪。
実はもう玲香や綾花や凛やエミリが抜け駆けしているのを知っている。
何しろフミに尋問したら既に一線を越えていたからだ。
実はもう裏でフミからの提案で義理の姉が欲しいから誰でもいいからやったもん勝ちだと言うのだ。
フミの真意を知らない5人。実は全員姉になってほしいのを知らずに……
0385ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 11:16:51.13ID:rPPINt2d
 その夜、はじめが一人しかいない事を知り、料理を作り始める美雪。
フミが書いていた本物の書き置きを捨て。自分が書いた書き置きをしっかりと置く。
今回はその料理の中に精力が付くものも入れている。
にんにくのホイル焼き、とろろ汁、すっぽん鍋、牡蠣の酢の物など……
そんな事とは知らずにおいしそうに食べるはじめ……

「いつにも増して豪華だな。料理がマジで旨い。」

 隠れていた美雪は自分が作った料理が褒められてると顔を真っ赤にしてしまう。
これなら子作りの為にいつでも作ってあげると心に刻む。
 はじめがメールを送ると返信が来た途端、顔面が蒼白する。
恐怖のあまり、誰が料理を作ったんだ?まさか毒でも入れられたんかと恐怖を覚える。
もうポルターガイスト現象はコリゴリだとぶつくさ言いながら自分の部屋に戻る。
美雪も気配を殺しながらはじめの後をそっと付いていく。
はじめが注意力が散漫となってるので美雪が付いてきてるのも分からずに……

「美雪にメールを送らないといけないな。『補習があるからお出かけは出来ない』と」

 美雪の携帯にメール音が鳴る。うっかりしたなとてへっと舌を出す美雪がいるとも知らずはじめはびくっと恐怖する。
まさか俺の部屋に美雪がいるのかと疑心暗鬼になる。
ベッドの方から音をしたのではじめは美雪がいるのか声を掛ける。

「美雪、いるなら返事をしてくれ!」
0386ストーカーする女七瀬美雪編2016/02/04(木) 11:44:35.31ID:rPPINt2d
 返事が無い事にほっとしたのか開き直ったのかせせら笑いをするはじめ。

「まさかいないよな。へ?」
「……はじめちゃんにバレちゃったわね♪」

 はじめが使ってる下着の匂いを嗅いでいた美雪、その変態行為のせいではじめはショックのあまり完全に気絶してしまう。
倒れたはじめをベッドに戻しながらスリスリとはじめにキスする美雪。
その後、美雪がこれでもかとはじめを犯す。自分が大危険日なのを知りながら……
 数か月後、美雪、玲香、綾花、凛、エミリ全員が同じ病院で同じ陽性反応だと知る。
フミに聞くと全員、引き分けで面倒臭いから重婚しちゃえとのことである。
確かに皆、はじめを独占したい気持ちはあるがそのために誰かが不幸になるのはいたたまれない。
ここで全員がそれに決めた瞬間でもある。一度はじめを驚かせてやろうと企む。
 はじめに陽性反応の結果を見せつけると理解が出来てないようだ。

「金田一君、貴方はあたしたちの赤ちゃんのパパになるの。」
「何言ってるんだ綾花?」
「みんなはじめちゃんを愛してるのよ。」
「どういう事美雪?」
「みんな、金田一君と別れたくないの?」
「へ?玲香ちゃん……」
「みんなで先輩を平等にわけあいたいんです♪」
「エミリちゃん、冗談は……」
「全部本気だからね。もし堕ろせととか言ったら金田一君を去勢させるから♪」
「凛……ガクッ……」


 美雪の心境はこうである。
やっとはじめちゃんを手に入れる事が出来たわ。しかし気絶するなんてだらしないわよ。
はじめちゃんは忘れてるかもしれないけど婚姻届けにはじめちゃんの名前と印鑑を書いてるのよ。
それも自分で勝手に誓約書と勘違いして書いてるから面白いったらありゃしないわね。
でもこれで現実になるのよ。重婚の出来る国に行けば均等にその愛を分け与えられるし一石二鳥じゃないの。
あたしの夢ははじめちゃんのお嫁さんになる事とその子供を立派に育てる事だからね。
<⦿> <⦿>
0387名無しさん@ピンキー2016/02/05(金) 08:18:05.42ID:FSmQMcSz
ジセル、エミリ頂きたい。
0388名無しさん@ピンキー2016/03/03(木) 11:34:26.42ID:oW08mUlj
ストーカーシリーズははじめがこれでもかと犯されまくってるのに悲壮感がでないんだよねw
全員が美少女でどれもこれも個性があるから余計に羨ましく見えるww
0389名無しさん@ピンキー2016/04/03(日) 02:30:21.48ID:TEEz3q50
(・∀・)イイぞ!

もっと頼む
もっともっと見せてくれ
0391名無しさん@ピンキー2016/04/07(木) 19:04:21.92ID:A4pkg2xI
自分、亮と美咲の読みたい。
ダメなら陸とあかりでも良い
0392名無しさん@ピンキー2016/09/05(月) 04:59:25.87ID:X0/f27eP
エロ改変で生存するキャラや防がれる事件の多いこと
まさにエロは地球を救う
0393名無しさん@ピンキー2016/09/17(土) 12:28:10.62ID:Qw4UuDR9
エロって陵辱や性欲を除けば一番強い愛情の表れだからねえ
大切に思い愛するがゆえの性行為って救いもあるし幸せで読んでいてほっこりする
0394名無しさん@ピンキー2016/09/23(金) 11:41:10.99ID:o8zaVni1
エロ田一少年の事件簿だとさつき先輩と繭を金田一とヤらせるために鳥辺野と中神は女体化させてる
0395陸×茉莉香2016/09/24(土) 10:03:26.97ID:20dkvZfX
茉莉香「インケーン」
陸  「え?」
茉莉香「やっぱあんた陰険よ。靴紐の時と変わってない。6年も前のイタズラまだ根に持ってるなんて凛か光太郎がしゃべったわけ?」
陸  「おいお前…!」
茉莉香「そうよ!あたしと凛と光太郎の3人でやったのよ!セコイあんたをびびらせてやろうと思って。悪い?」
陸  「ふざけんな…!お前のせいで…お前らのせいで!」
茉莉香「ちょっと…何なのよ!」
陸  「蜂は生きてたんだよ!俺の母さんはそいつに刺されて死んだんだ!」
それまで不機嫌そうだった茉莉香の顔色が変わっていく。
茉莉香「嘘…どうしてそんなこと今まで黙ってたの!?」
陸  「俺だってこの間親父が肝硬変で死ぬ前に教えられるまで知らなかったんだ!しかも親父に蜂を入れたのは俺だと思われたまま死なれて…」
茉莉香の顔は完全に青ざめ口は震えて声も出ない。
陸  「それをこっちが気遣ってやってたら開き直りやがって…許さねえ!!」
0396陸×茉莉香22016/09/24(土) 10:05:31.87ID:20dkvZfX
陸はナイフを投げ捨てて茉莉香を押し倒し、怒りに任せて殴りかかっていた。服が破れ乳房が露わになり顔に痣が出来ても構わず殴り続けていたが時間が過ぎたのかも分からなくなった頃茉莉香が一切の抵抗をせず涙を流しているのに気づく。
それは茉莉香が過去の過ちを悔いこのまま陸に殺されても仕方ないからだと思ったからだった。
茉莉香「…凛には…後で教えただけで…だから…凛は…」
更にそんな状態でも凛を庇う姿に陸も我に返り自分は取り返しのつかないことをしてしまったとの念に駆られる。
陸  「うわあああああああ!!」
陸はリンゴを食べた時に使っていた果物ナイフを探し出して手に取り、自分の左手首を切りかかる。だが。
茉莉香「ダメ…!!」
茉莉香がすがりつくように陸の右腕を抑え、果物ナイフは床に落ちた。
茉莉香「悪いのは私だよ…?陸が傷つくことなんてないよ…」
消沈した陸はその場にへたり込む。
陸  「…俺の方こそあの時は母さんが苦労して買ってくれた靴だからバラしたくなくて…でもあの状況であんなこと言う奴は冷たいと思われて当然だよな…お前は真っ先に靴紐出してたのに…」
茉莉香「そんなことないよ…陸は危険な川下りに行ってくれたじゃない…」
陸  「茉莉香…」
茉莉香「陸…」
陸  「ごめんな」
茉莉香「ごめんね」
仲直りした二人は荒れた神社を片付け、陸は茉莉香の家に泊まることとなった。
0397陸×茉莉香32016/09/24(土) 10:10:18.85ID:20dkvZfX
幸い茉莉香の目立つ傷は痣が一つだったこともあって茉莉香が上手く誤魔化してくれた。陸の意向で茉莉香の家族には両親が亡くなったことだけ伝えて真実は伏せておくことにした。凛は自分は関与してなかったにもかかわらず深く謝っていた。そしてその夜。
茉莉香「陸…起きてる?」
陸  「ああ」
茉莉香「布団…入ってもいい?」
陸  「それは…まあいいけど」
茉莉香が布団に入って背中合わせに密着する。陸は平静を装ってるが下半身は軽く反応している。
陸  「なあ…おばさんが言ってたけど、茉莉香は俺と会ったらあのこと謝りたかったんだってな」
茉莉香「うん…でも先に言われるとちょっとムカついちゃって。ちゃんと謝ってればあんなことにもならなかったのに…素直になれなくて、ごめんね」
陸  「いつまでもそう落ち込むなよ。そりゃ色々辛かったけど、茉莉香にずっとそうされても辛いし茉莉香は強気なとこがいいと思うからさ」
茉莉香「陸…ありがとう」
陸が寝返り茉莉香の体を抱き寄せる。
陸  「茉莉香…好きだ」
茉莉香「私も…」
二人は唇を重ねた。そこからは言葉らしい言葉は交わさず、家には凛ら家族がいることも忘れてひたすら互いの体を貪っていた。
0398陸×茉莉香42016/09/24(土) 10:11:29.83ID:20dkvZfX
陸  「痛くなかったか?」
茉莉香「ううん、嬉しくって痛みを感じる暇もなかったかな。ねえ…今度の狐火流し、みんなも呼ばない?」
陸  「いいなそれ。俺もあかりに謝りたいからな」
茉莉香「あかりは気にしてないと思うよ?」
陸  「それでも、な」
茉莉香「陸がそうしたいならそれでいいけどね。…あ!光太郎にもきちんと反省させないと。もし忘れてたらひっぱたいてやるんだから!!」
陸  「ははっ。やっと茉莉香らしくなってきたな」
陸はふと思った。あの時なぜ持っていたナイフで襲いかからなかったのだろうと。もしそうしていたら茉莉香は今頃…そしてこの先とてつもない泥沼にハマっていたのではないかと。
いや、大事なのは今映る光景からの未来なんだ。この愛する女性を守っていこうと固く決意したのだった。
0399名無しさん@ピンキー2016/09/24(土) 10:16:54.54ID:20dkvZfX
終わり。事件の阻止が第一だったからエロは申し訳程度でした。
0400名無しさん@ピンキー2016/10/03(月) 12:02:20.46ID:zU3Ip7iR
金田一はレイプや妊娠が原因で起きた事件もあるから難しい
0401名無しさん@ピンキー2016/10/17(月) 00:27:01.43ID:A2EoF1F4
>>399
乙です。いやエロは薄くても幸せでいい感じ!
憎しみの向こう側で茉莉香を愛した陸、ナイフを手放すといった僅かな変化が今の必然にたどり着いた。
悲劇と憎悪を越えて恋人となった二人が迎える狐火流しは、行く行くは狐の嫁入り=二人の結婚へ、その最初の一歩となるんだろうね。
0402犬飼×桐江(桐江目線)2016/10/18(火) 18:32:42.18ID:zuDPDzPP
あたしの名前は桐江想子(仮)。最近くたばった作家モドキの山之内恒聖の別荘の露西亜館で働いているメイドよ。
あいつの遺言では5人の遺産相続候補者がいるんだけど、なんとそいつら全員が死ねばあたしでも相続出来ることになっていたわ。
何としても『奪い返さなければいけない』遺産なんだけどそれを知る過程でちょっとしたミスをしてしまって簡単に誤魔化したんだけど、候補者の一人である酔っ払い変態評論家の神明忠治がその部屋に入っていくとこを見てしまったの。
放っておくとあたしのミスをヒントにして遺産を奪われかねないしどうせ殺すのなら丁度一人目なんだから今の内に…と思ってたんだけど。
犬「想子さんこんなところでどうしたんですか?」
桐「あら、犬飼くん…このトロフィーが落ちてたから直そうかと」
この男はこれまた遺産相続候補者の一人で高校生の犬飼高司。まあ頭も顔もいい方なんだけどあたしにとっては邪魔者に過ぎないわ。死ぬのが最後なだけ運が良かったわね。
桐「犬飼君の方こそビリヤードをするつもりだったのでは?」
0403犬飼×桐江(桐江目線)22016/10/18(火) 18:33:12.13ID:zuDPDzPP
犬「そうなんだけどちょっと話しておきたいことがあって…ん?応接間に誰かいる…あ、神明先生!こんなところで何やってるんですか!!食事を想子さんに持ってこさせるといって抜け駆けですか?」
神「んあ?うっせーな。はいはい食堂に行けばいーんだろ」
神明は渋々食堂に戻っていった。
犬「それではあんなこと言っといてここにいては示しがつきませんから僕も戻ります。想子さんも田代さんが忙しそうにしてましたよ?話は食後にさせてください」
桐「え、そうだったの…いけない…」
なんとかやり過ごしたけど、神明を殺しそびれたのはまだいいとして『あれ』を何とかする機会は逃してしまった…。事が終わるまではメイドの仕事もこなさなければいけないのが堪えるけどこれも後少しの辛抱よ…。
食事を済ませロシアンティーに睡眠薬を混ぜると神明は酒もあってかあっさり眠ってしまった。ひとまず安心だけど部屋に入る間際にあたしの尻を揉んでいきやがった。遺産のことがなくてもブチコロしてやりたい。
そして12時を回って全員が自分の部屋に入った頃にあたしは犬飼の部屋に呼び出された。あ〜さっさと神明をブチコロしたいってのに!
0404犬飼×桐江(桐江目線)32016/10/18(火) 18:34:06.82ID:zuDPDzPP
桐「それで犬飼君、話とは…?」
犬「あの…もし僕が遺産を相続することになったら想子さんに管理してほしいんだ。それにメイドじゃなくて好きなことして暮らしてほしいし遺産も好きに使ってくれて構わない」
桐「え?いきなりどういうことですか?」
犬「いやあ…僕はまだ高校生だからここには住めないし父さんの借金を完済して犬を取り戻せば十分なんだ。それで余った遺産を父さんに使わせるのも癪だから色々考えてみたら…想子さんのことが浮かんだんだ。迷惑かな」
桐「いえいえ、私としてもここを離れるのは名残惜しかったですから、犬飼君がそう望むのなら喜んで…!」
犬「想子さん、ありがとう!」桐「でしたら、実は黙ってたんですけどあたし以前からここで色々見てきましたから暗号の答えが何となく…でも犬飼君に教えたらズルじゃないかしら」
犬「そんなことないよ!そもそも山之内先生の友人ということで僕が候補者に選ばれたのなら、ここで働いていた想子さんや田代さんにだって資格があっていいはずなんだ!」
桐「ありがとう、犬飼君。それでは遠慮なく…」
0405犬飼×桐江(桐江目線)42016/10/18(火) 18:34:39.31ID:zuDPDzPP
一刻も早く遺産を手にしたいあたしは暗号の謎を犬飼に教えてあげた。そしたら犬飼は凄い凄いとはしゃいでいた。そして翌朝万が一が無いように犬飼を早めに起こし10時に第二の遺書を手にさせ…!
有「それでは読み上げます。『私、山之内恒聖の出題した暗号の謎を解き明かし、この第二の遺書の在処を突き止めた人間こそが我が遺産を手にすることとなる』以下略」
犬「とりあえず、僕が相続するってことでいいんですよね?」
幽「…残念ですけど、そのようね」
薔「……」
梅「腑に落ちない所はあるけど完敗ね」
宝「わわわ…」
美「ちょっと、はじめちゃ〜ん?」
佐「先輩、らしくないですよ〜」
金「なんの意味があるんだ?あの後半の文は…?誰も参加しないとは考えにくいし…ブツブツ」
そんなことは今更どーでもいーでしょーが!!なんなのよこの宝田の助っ人とやらは…
神「ちょっと待て犬飼!お前あの時私をここから追い出しておきながら…」
犬「そんな風に思われたくないから僕もすぐ出て行ったんじゃないですか。ね?想子さん?」
桐「は、はい…」
犬「そして僕は今日早起きして人形を調べて謎解きしただけですよ」
0406犬飼×桐江(桐江目線)52016/10/18(火) 18:35:35.63ID:zuDPDzPP
神「くっ」
死ななかっただけ有り難く思えってーの!!
田「何はともあれ犬飼様、遺産相続おめでとうございます」
こうして犬飼に遺産をゲットさせたあたしは約束通りこの館の事実上の主となったがそれはあくまで『桐江想子』としての物で描いていたお姫様みたいな生活は直ぐにはできず最低限の使用人だけ雇って暮らしていた。
あいつらも上手く行き過ぎたことに不信がっているので黙らせるために各々の事情に必要分を、田代にもこれまでの感謝料として遺産を分け与えた。やっぱり殺した方が良かったかしら。
そんなイライラが募っていたある日、衝撃的な出来事が起きる。あの山之内が遺作として『露西亜館 新たなる殺人』を発表したというのだ。
内容は露西亜館であたしが計画していた殺人事件そのままで、しかも犯人の名前は『桐江』と似た名前でメイドの片桐…!それに改めて館を調べてみたら山之内の部屋からあたしの部屋を覗ける穴があった
まさかあいつはあたしのことを全部知っていてー!そう考えるとあたしは恐怖で眠れなくなっていた。もうあたしの最悪の人生なんか終わりにしてやった方がいいんじゃないかと考えていた時に犬飼が現れた。
犬「想子さん!」
0407犬飼×桐江(桐江目線)62016/10/18(火) 18:36:08.50ID:zuDPDzPP
桐「あら犬飼君…神奈川からここまで遠かったでしょうに。血相変えて何かあったんですか?」
犬「いや、山之内先生の遺作のことを知って、それで想子さんのことが気になって…」
桐「フフフ…わかったわよお…認めりゃいいんでしょ?認めりゃ…!!そうよ!あたしは犬飼君が思ってたような純情な田舎者丸出しのいかにもメイドの小娘なんかじゃない!残念でした!」
あたしは自分のこれまでの人生のこと、山之内のこと、殺人計画のこと、全てを犬飼に話したー。
桐「もう話せることは全部話したわ、犬飼君。で、どうする?今すぐここを出て行ってほしい?」
犬「…ごめん、ずっと…」
桐「はぁ?なんであんたを殺すつもりだったあたしが謝られなきゃいけないのよ!?」
犬「だって、想子さんは今まで僕の書いた素人小説とかも嫌がらずに読んでくれたし、それなのに僕は想子さんの辛い気持ちに何も気づいてあげられなくて…」
桐「な、なによ…」
犬「それでも僕は想子さんのことが好きなんだ。これで許してくれるかな…?」
不意打ちのキス。
桐「だからどうして、自分を殺そうとした女を…」
0408犬飼×桐江(桐江目線)72016/10/18(火) 18:37:11.50ID:zuDPDzPP
犬「殺してないじゃないか!それにもし僕が話したことで思いとどまってくれたのならそれだけで嬉しいんだ」
桐「本当にあんたって人は、う…、うう…うっ…うっ…うあ…ああああ〜!!」
あたしは犬飼君の胸の中で今までの全てを吐き出すように泣いていた。泣き止むとお互い自然に服を脱がせベッドに横たわる。
桐「犬飼君、あたしさっきは売春まがいのことだってやったと言ったけど、ここにはまだだから優しくしてよ」
犬「うん、僕も初めてだから優しく出来るかわからないけど…」
犬飼君のがあたしの中に入ってくる。ぐっ、その瞬間あたしの奥に熱いのが大量に流れ込んできた驚きで痛みも吹っ飛んだ。
桐「ちょっと、入れただけでイっちゃったわけ?」
犬「ごめんなさい…」
あたしは犬飼君を組み伏せて自分が上になる。
桐「もう…ほら、これでも揉んで吸って早く復活させなさい!こんなんじゃ終わらせないわよ、高志!」
犬「はい…あ、名前で呼んでくれた」
桐「フン!」
…金は近くに見えてたから殺人してでも手に入れようとした。でも本当にあたしに必要だった物は見えなくなってたから考えもしていなかった。
愛!愛!愛よっ!!あたしは愛が欲しかったの!
0409犬飼×桐江(桐江目線)82016/10/18(火) 18:39:58.63ID:zuDPDzPP
その後あたしは妊娠したものの使用人の仕事ぶりが気に入らなくて結局自分で家事をする傍ら田代さんを講師に招いて露西亜館でメイド・執事の専門学校を開いている。




美「ねえ、はじめちゃん。ずっと佐木君のビデオやいつきさんから貰った原稿とにらめっこしてたのに急にどうしたの?」
金「起きなかったことをあれこれ推理したって無駄だってことさ。そんなことより、あの二人の幸せを祝おうぜ!」
美「…うん!」
金(それに俺には、本当に推理で叩き切ってやらなきゃいけない奴がいる!俺自身の…誇りにかけて!!)
0410名無しさん@ピンキー2016/10/18(火) 18:48:57.38ID:zuDPDzPP
終了。因みに某薔薇さんは弟の治療の妨げにならないよう幽月の下を去ってから一に平行線の話題を振りました
0411名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 02:12:36.93ID:vHhXy0P6
乙です!また新たな幸せが生まれましたね。あんなにお金お金お金だった桐江のそうちゃんが愛に生きて孕んでるなんて、やはり愛は幸せを紡ぎ出しますね♪

美雪とはあくまでも友達な関係で、他の女性の誰とも関係してない独り身な設定の一ちゃん×舘羽さんや、一ちゃん×桜樹先輩による1対1の純愛なんかも見てみたいものです。最後はやっぱり子供できてる〜みたいな♪
気が向かれれば是非ともお願いします
0412名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 09:53:32.75ID:CywmyodO
>>410
GJ 犬飼と桐江は初めて観る話で新鮮だったわ 桐江の激情というか開き直り? からの犬飼のキスの流れが秀逸
個人視点で犬飼と呼び捨てだったのが心を洗われてからは君付けになってるとこも心情の変化が現れてていい 実際は高志呼びになってるしw
ともあれGJ
>>411
金田一と舘羽の話は今までにも書かれてたが一対一の純愛だけは無いんだよなあ
0413名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 18:19:52.81ID:ncJbzica
金田一×桜樹と金田一×舘羽で事件回避は前に保管庫で見た(後者はるりも)から自分は遠慮しておきます
0414名無しさん@ピンキー2016/10/19(水) 22:27:26.08ID:vHhXy0P6
>>413
なに書くかは自由だし書きたいものを書くのが一番ですからね。お気になさらず
0415金田一×ますみ12016/10/20(木) 00:44:49.04ID:1hbQkwGZ
金「ワリーな!変な時間に押しかけて迷惑かけて…」
ま「ううん!美雪ちゃんにもよろしくね」(その通りよっ!!)
金「あっ」
ま「な…なあに?はじめちゃん また…」
金「お前…やっぱり何か隠してるだろ?」
ま「な…そんなことないわよ…」
金「…もう一回上がらせてもらうぞ。…この鉢の下にあるのはなんだ?」
ま「そ、それはペンキをこぼしちゃって…」
金「じゃあ…、さっき俺が入ろうとしてお前が慌てて止めた風呂の…これはなんなんだ?」
ま「…それを見られちゃもう誤魔化しようがないわね。…って、目が…ヒロシの目が開いてる!? そ…そんな…さっきは確かに閉じてたのに…こ……こんなことってあるの!? そ…そんな…濁った目であたしを見ないで!イヤああああ!!」
金「どうしたんだますみ!しっかりしろ!」
ますみは一人なら死体遺棄のために持ちこたえられた状況でも金田一と一緒にいることで却って気を失ってしまった。
金「…ますみと再会して話してたらちょっとガラの悪い奴らに絡まれて……本当だって美雪!今度長野でやるファッションショーのチケットお前の分ももらったんだから!……じゃあまた明日な!」
0416金田一×ますみ22016/10/20(木) 00:45:26.96ID:1hbQkwGZ
ま「…はじめ、ちゃん…?」
金「お、目覚めたか、ますみ。…起きたばっかで悪いけど、何があったか、ありのままに話してくれないか?」
ま「うん、あたしね…」
ますみはこの数時間の出来事を洗いざらい話した。
金「そんなことがあったのか…」
ま「うう…あたしの人生もうお終いよ…!せっかく頑張ってきたのに…こんな男のために!!」
金「落ち着けますみ!こういうケースでは正当防衛といって一時的には逮捕されても罪にはならない可能性が高い!ここで誤魔化そうとする方が後々困るのは自分なんだ!」
ま「はじめちゃん…」
金「それに俺警察に結構知り合いいてさ、悪いようにはさせない、来週のファッションショーにも絶対出れるようにするからさ!!」
ま「うん…ありがとう…ううううぅ…」
金「泣くなよますみ!大丈夫だって 俺がついてるからさ!」
ま「ふふっ…はじめちゃん、昔あたしが泣いてた時もそう言って慰めてくれたね」
金「そうだったっけ?…おっとオッサンに電話しないとな。安心しろって!顔は怖いけどいい人だからさ!……じゃあ、またあとで」
金「ふぅー、…そういえばますみ、スーツケース買いに出た時鍵かけたか?」
ま「う、ううん…」
0417金田一×ますみ32016/10/20(木) 00:45:56.73ID:1hbQkwGZ
金「じゃあ、あのヒロシって男の目はその間に入ってきた奴に開けられたんだろうな」
ま「え!?じゃその人がもう通報したんじゃ」
金「いやそれだったらとっくに警察が来てなきゃおかしい。恐らくヒロシの生死を確かめたかったんだろう。そしていつかお前を脅迫するために写真くらいは撮ってるはずだ。もしかしたらこいつもそいつの差し金かもな」
ま「嘘…」
金「だから言ったろ?誤魔化そうとすると困るのは自分だって。でも俺がそいつの思い通りにはさせないから」
ま「はじめちゃんって、本当に頼りになるよね…」
金「ははっ、てれくせーって!」
ピンポーン
金「おっ、オッサンきたきた」
剣持が到着してヒロシの遺体は引き取られますみも一旦警視庁に連行されたが、正当防衛及びヒロシに凶器不明の外傷と盗聴器が見つかったことによる嫌疑不十分で帰宅を認められ
正式な不起訴となるまで剣持が同行することを条件にファッションショー参加も許可された。
ま「これで…いつもの生活に戻っていいのよね?」
金「ああ、良かったな、ますみ。んじゃ俺は帰るから、今度長野でやるショー、がんばれよ!」
0418金田一×ますみ42016/10/20(木) 00:46:23.00ID:1hbQkwGZ
ま「待ってはじめちゃん。…お願いがあるの」
金「ん?なんだ?」
ま「あたしを…抱いてほしいの」
金「ええ!?」
ま「だってあんな怖い思いして…はじめちゃんに体も綺麗にしてほしいよ。それとも、あたしじゃ嫌?」
金「そういうわけじゃないけど…」モミモミ
ま「もう、はじめちゃんったら、体は正直ね…」
金「ははは…小学校ん時でもデカかったのが益々…」
ま「んふふ…キスも頂戴」
金「おう…んっ」
二人は熱い夜を過ごし始めたー。
0419この話はここでは終わらない12016/10/20(木) 00:47:42.92ID:1hbQkwGZ
鳥「くそっ!この計画がまさかあんな形で失敗するなんて…」
あたしとますみが『精神的双子』であることには自信があった。しかし、あの場面で現れる人間の違いまでは想像できなかった…!
鳥「あたしの人生は、とことんついてないようね…」
それから一週間、あたしは脱け殻のように暮らしていた。自分の手で計画を実行する気にもならず、コンペには勝利したけど将来ゴミのように捨てられるゴーストのあたしにはどうでもいいことだった。
ショーで晴れ舞台を飾り、あの時現れたのであろう幼なじみと仲むつまじくしているますみがただただ羨ましてしょうがなかった。
あたしにもあの時君沢先生ではなく弓削君が来てくれたら、こんなことにはならなかったのにー。こうなったら、犬飼が社長になった時に壮絶な自殺でもしてやろうかしら。だが、翌日。
君「今回のコンペで三友さんから契約を頂いたのは実はキミサワではなくこちらの新ブランド『ロワゾ』だったんです。」
え?なに、それ…。
君沢「ロワゾはフランス語で鳥を意味し、あたしの部下である鳥丸奈緒子から取った名前で、彼女は今後こちらのデザイナーとして独立することになります」
そんな、そんなことって…。
0420この話はここでは終わらない22016/10/20(木) 00:51:37.12ID:1hbQkwGZ
君「そして今回のコンペでドレスをデザインしたのも、本当は彼女でした。さ、奈緒子、上がりなさい」
鳥「先生…」
君「これまであなたには苦労をかけたわね。これからは、自由に羽ばたきなさい」
鳥「ごめんなさい…先生……ごめんなさい…君沢先生!ごめん…なさ…ああ…あたし………あ……あたし…!」
君「あらあら何を謝ってるのよ。嬉しくって泣いてるんじゃないの?」
だって、あたしは先生のこと、信じられずに…!でもそれじゃ犬飼のことはどうして…?その疑問は記者会見終了後に解決した。
君「犬飼。アナタがキミサワの次期社長なことに変わりはないわ。そして奈緒子が独立した後のチーフデザイナーはまだまだ勉強が必要だけど霧山小夜子。これで何か不満はある?」
犬「ど、どうして小夜子を…?」
君「あたしが何も知らないと思ってたかい?この件について『変な気』をおこすようならアンタもタダじゃすまないからね!!」
犬「いえ、滅相もない…」
そうか、そういうことだったのか…。
鳥「あの、先生…」
君「奈緒子?…あなた、もしかして…あなたには教えておいた方がよかったかもね。今まで黙っておいてごめんなさいね」
0421この話はここでは終わらない32016/10/20(木) 00:57:20.19ID:1hbQkwGZ
全てを知って安堵した時、急に自分がますみにしたことの大きさがのし掛かってきた。あたしも、せっかく先生がブランドを立ち上げてくださったのに申し訳ないけど今からでも全てを打ち明けるべきなのではないか。
君「ねえ奈緒子。あなたはますみが『私たち』と似たような目に会ってから一週間、コンペ中も生気がなかったわね」

君「あなたが何を考えてたかはこの際問い詰めないわ。でも『私たち』はあの子とは違って隠し通す道を選んだ身。例え一人で抱えるのが辛くても背負い続けてみなさい」
鳥「…『本音は心に秘めるもの』ですね」
君「ふふ、よろしい」
やっぱり先生には敵わないなあ…。そして後日あたしはロワゾ設立記念のパーティーで弓削君からアネモネの花束をプレゼントされた。
鳥「弓削君。この花束が意味すること、あたしはわかってるわよ?」
弓「なっ、奈緒ちゃん…」
鳥「では、ありがたく受けとらせていただきます」
弓「ははははは…」
金「ヒューヒュー」
ま「ちょっと、はじめちゃんったら…」
鳥「ますみ。あなたもいつかはデザイナーに転向するようだけど、一回はロワゾのショーのモデルお願いね」
ま「も、もちろんです!」
鳥「それから…金田一君と言ったっけ?」
金「へ?」
鳥「…ありがとう」
あたしの人生は、まだまだこれからよ…!
0422エピローグ2016/10/20(木) 01:03:31.13ID:1hbQkwGZ
金「…俺、あの人に礼言われること、なんかしたっけ?」
ま「さあ…」
美「二人とも〜帰ったら『3人四脚』やるんだからね〜?抜け駆けは、許さないんだから〜」
金「くそ、美雪のやつ、完全に酔っぱらってる…」
ま「でもあたしも『3人四脚』やってみたいな…」
金「おいおい勘弁してくれよ…」



終了。
0423金田一×花江2016/10/21(金) 14:54:30.42ID:N5/jfY3i
俺は『赤髭のサンタクロース』の予告を受けて美雪の部屋へと急ぐが佐木には俵田のオッサンと一緒にいるように指示した。廊下での会話をもし『赤髭のサンタクロース』に聞かれていたら一人でいさせるのは余りにも危険だったからだ。
幸い美雪は紛らわしいドラマを見ていただけで何事もなかったが今後は佐木と共に俵田のオッサンの側にいるように指示した。
そして俺は佐木のビデオから万代殺しのトリックと光る剣のすり替えを知る。あとはこの事件の犯人をあげるだけだがその前に花蓮さんからの相談に乗らなければならなかった。
金「あの…相談ってなんですか?」
花「実は…不破警視は私の一卵性双生児の姉なんです。…殺人容疑で指名手配中の…」
金「え〜?全然似てないのに、まっさかぁ」
花「根拠はあります!…普段は声を作っているようですが、以前万代先生の家でお会いした時に驚いたのか私と同じ声をしたんです」
金「まさかそんなことが…」
花「そしてそのことで万代先生と虹川さんに何かよからぬことを要求されたのかと…」
金「そうか、それなら動機も見えてきた。あの電話も恐らく佐木を口封じに…。ありがとうございます花蓮さん。謎は全て解けた!」
0424金田一×花江22016/10/21(金) 14:55:27.21ID:N5/jfY3i
俺はナルシスの魔境の解答編、即ち『異人館ホテル殺人事件』の真相を上演するために東京から剣持のオッサンと不破警視から指揮権を取り上げられる明智警視を呼び寄せ、万代の役を不破警視にあてがい解答編を始めた。
俺の思惑通り不破警視は毒を塗った本物の剣と思い込んだ小道具を払いのけた。ここから言い逃れはするだろうがDNA鑑定を要求すれば罪を認めると踏んでいた。しかし不破鳴美こと北見蓮子は予想外の行動に出た。
蓮「花江!!あんたって子は、あんたって子は…どこまでも、私の邪魔ばかりするううううぅ!!」
花「いや、やめて、蓮子姉さん!」
蓮「うるさい!計画ではあんたに『赤髭のサンタクロース』になって死んでもらうつもりだったのよ!でも今ここで殺してやるわあああっ!!」
金「剣持のオッサン!!」
剣「おう!でいっ!」
蓮「ぐふっ」
明「北見蓮子!傷害の現行犯及び万代、虹川の殺害、背乗り等の容疑で逮捕する!!」
蓮子は逮捕されていったが花蓮さんを睨みつける眼光は果てしない憎悪に満ちたものだった。花蓮さんは自分は10年前のことで蓮子に恨まれているかもしれないことを話してくれた。
0425金田一×花江32016/10/21(金) 14:56:01.24ID:N5/jfY3i
俺は麻薬の貯蔵庫の場所も突き止め、事件が落ち着いた頃蓮子が収容されている刑務所に赴いていた。
蓮「どうしてあなたがここに来たの?」
金「あんたの『誤解』を解くためさ!花蓮さん…いや花江さんが直接言ってもあんたは聞く耳持たないだろうからね」
蓮「ふん…」
俺は花江さんの想いを伝えてあげた。すると。
蓮「馬鹿ね、あの子ったら…。私に、自分を演じて生きろっていうの?そんなの、まっぴらごめんよ…。うっ…うっ…うううう……」
俺は蓮子の誤解が解けたのを確認すると、花蓮さんの家に来ていた。
金「…だから今度花蓮さんも会いにいってあげなよ。今なら昔のように信じ合って生きられると思うから」
花「そうですね金田一さん。…それと私はもう『文月花蓮』ではありません。女優は引退することにしました」
金「じゃあ、花 江さん、もこれからはデザイナーとしての人生楽しみなよ!あなたならきっといい男にも出会えるよ!」
花「その通りですね。…だってこんなに素敵な男性が私の目の前にいるんですもの」
金「お、俺?」
花「すいませんいきなり。でもこれが…私の気持ちなんです」
0426金田一×花江42016/10/21(金) 14:56:22.44ID:N5/jfY3i
金「いやいや、こっちこそ花江さんは素敵な女性だと思うし、ましてやこんなこと言われてノーとは答えられませんよ」
花「それでは…」
金「はい…」
俺は花江さんを抱いていた。清楚な顔つきからは想像もできないふくよかな胸に膜の張った秘部。27歳で手付かずなのが信じられないほどだった。
俺は若さゆえに花江さんも初めてなことを意に介さず勢い任せに腰を振り何度も精を放ったが花江さんは文句一つ言わず受け止めてくれた。
金「はぁ…」
花「そう落ち込むことありませんよ。私は一さんがそんなに気持ちよくなってくれただけで嬉しいですから」
金「いいえ、これは男の問題です。次は絶対花江さんの心も体も満たしてみせます!」
花「それならその時を待っています。」
あぁ〜、花江さんは本当に優しいなぁ〜ヒザマクラ
花「蓮子姉さんも私たちのこと喜んでくれたら嬉しいな…」
俺はあの女が義姉になることをすっかり忘れていた…。これも運命ってヤツなのか…。でも花江さん、俺はあなたのことを愛してます。
0427名無しさん@ピンキー2016/10/21(金) 22:11:23.31ID:TkA9ByCs
金田一と事件ごとに登場した女性キャラとの恋愛セックス小説はいいな。これからも期待
0428ミナトムーア2016/10/21(金) 23:14:50.26ID:N5/jfY3i
港「死…」
それはほんの一瞬の出来事だったー以下略
金「呪い…本当に呪いなのか?これは…!?」
さ「どうしたんですか!さっきものすごい音が…」
金「!さつきさん!港屋の奥さん!」
明「いったい……あ……あなた…!?」
港「わっはっはっはっ!おろかものめ!おあそびは ここまでと しよう!」
港「どれ おまえたちの からだを ひきさき その はらわたを くらいつくしてやろうぞ!」
金「な、なにいっ!?」
港「まずは蘇我!貴様が大和とともに無茶な発掘をして志朗さんを死なせたりさつき様とムリヤリ契りを結ぼうとしなければこんな事件は起きなかった!よって死ね!」
蘇「ぎゃあああああっ!!!」
港「次にこの事件の犯人にして長年今日子様を演じ続けた、さつき様の真の母親である村西!お前が洞窟を爆破しなければ罪の無い私が死ぬことはなかった!よって犯してやる!」
村「ひぎいいいいっ いだいいいいぃっ!!!!!」
明「あなだあああっ やめでえええっ!!!」
金「おかしい…港屋さんは頭と手だけになってチンポもないのにどうやって村西さんを犯しているんだ?この謎は俺が必ず解き明かしてみせる!ジッチャンの名にかけて!!」
さ「おがあざあああん!!!だずけて凶鳥様ああああぁっ」

https://www.youtube.com/watch?v=lGQY5gjD73A
おわり
0429征丸×紫乃12016/10/24(月) 05:32:10.43ID:RNtMD+Ba
征「母さん!」
紫「!?」
紫乃は龍之介に家督を継がせる計画のため征丸を部屋に入れた瞬間抱きつかれてしまった。
紫(しまった…まさか…気づかれた?)
征「母さん!好きだ!」
紫「な、何を言い出すの!?」
征「僕は子供の頃からずっと思っていた。母さんは母さんであって母さんじゃない。一人の女性としてとても魅力的な方なんだと…」
紫「せ、征丸…」
征「僕たちが結ばれない関係なのは分かってる。でもオカズにするだけじゃもう我慢できないよ。母さんを、いや紫乃を孕ませたい」
紫「だめよ、あなたにはもっと若くていい人が…」
征「紫乃以上の女性なんていない。それに紫乃はまだ37歳。子供を産んでも全然おかしくない年だよ」
紫「それは そうかもしれないけど」
征「もういいよ 挿入れるよ」
紫「待って…ああん」
征「思っていた通り…エロい体してるよ。冬木さんに診てもらってる時も体以上に襲われないかと心配で仕方なかったぐらいだ」
紫「こんなの久しぶりっ。…あの人のでは出来なかったから」
征「そうさ。自分に素直に、獣になればいいんだ」
紫「私は獣…おぞましいはずのこの笑顔も今や快感になっている…ああっもうダメっ」
征「僕ももう…ウウッ」
0430征丸×紫乃22016/10/24(月) 05:37:27.80ID:RNtMD+Ba
征丸の大量の精液が紫乃の子宮に注がれた。
征「ふう…。これで子供も出来るかな。僕にとっては弟か妹で、紫乃にとっては孫でもあるんだよね?…楽しみだなぁ」
紫「いいえ。産まれてくる子はあなたの弟や妹、ましては私の孫なことは有り得ないわ」
征「ええっ?どういうこと?」
紫「私とあなたは血の繋がった親子ではないのよ」
征「ええーっ!?」
紫「あなたの本当の母親はあの人の前妻の綾子。そして私の本当の子は龍之介よ」
征「くぁwせdrftgyふじこlp」
その夜。
征「……ということで僕が家督を継いだらすぐお前に譲ってやるけど、これからは僕のことを父さんと呼べよ?龍之介」
龍「ちっ。わかったよ…征丸父さん」
も「こんな摩訶不思議なことがあるのね…」
隼「信じられないよ…」
環「隼人様の演技が喰われてしまったわ」
冬「私の長年の葛藤はなんだったのか」
金「俺はなんのためにここに来たんだ?」
剣「紫乃さん、どうしてこんなことに…」
紫「私は獣…性を貪るだけの獣なのよ…」
なお、猿彦は征丸と紫乃の情事中に二人を遠目から撃ち殺そうとして自爆し赤沼と一緒にいた謎は忘れ去られたそうな。めでたしめでたし
0431金田一×緒方2016/10/27(木) 16:47:11.81ID:ThsvuQPY
二日目の夜、俺はふと劇場へ向かうと有森がいたので話しかけるとあいつも緒方先生を見かけたのが気になったという。
緒方先生は初日の日高殺害の鍵となるかもしれないブツを見つけたというので先生の部屋で二人で推理をしていると美雪が慌てた様子で駆けつけてきた。なんと早乙女先輩がバスタブで溺死していたのだ。
更にその後美雪の部屋に歌月が現れ追いかけると窓から海へと身を投げ出していた。そして一人姿が見当たらない有森の部屋から遺書が発見された。
そこにはこの事件の犯人や月島の死に関する真実、緒方先生にオープンリールを発見されあの時音響室にいたのは自分しかいないことから犯行が暴かれるのは時間の問題と判断し、
先生まで口封じに殺そうとした自分には生きて罪を償う資格などないと「オペラ座の怪人」通りに死を選ぶことが書かれていた。
島から帰った後俺は先生の家にやってきていた。事件は解決したが結局俺は誰も救えなかった後悔と悲しさを吐露すると先生は俺は抱きしめながら今自分が生きているのは俺がいたからだと慰めてくれた。
ベッドに入り俺は泣きながら乳児に戻ったかのように先生のおっぱいを吸い、先生は俺の思春期なソレを音楽教師が持つ細く美しい指でシゴいてくれた。俺は一度果ててもまだいけますと挿入を望んだがそれはまた今度とお預けにされてしまった。
一週間後に先生は辞職していた。理由は部員を何人も死なせててしまった責任を感じてのことだが、一人の女性として俺と向き合うためにでもあった。
0432箱の子×火村2016/10/27(木) 23:52:27.34ID:ThsvuQPY
火村はある者の驚くべき姿を見てしまい急いでコテージに戻っていたところを一つの影がつけていた…。
火「くそっ!早くあいつを殺さないと…。そうだ金田一君には知らせておこう…って、誰かそこにいるのか?」
茅「火村様そんなに血相を変えてどうなさったのですか?」
火「か…茅さん!?どうしたも何も、私は見てしまったんだ!一目で‘あいつ’が犯人とわかるものを!!」
茅「なんですって!?」
火「……だから私は今から犯人を殺しに行く!奴は3人も人を殺してるんだ、殺される前にこっちから…」
茅「…冷静になってください。そんなことをしたら私はあなたを逮捕しなければいけなくなります。正当防衛も成立しませんよ?」
火「あんた何者なんだ?医学にも詳しいようだが」
茅「私はこういう者です。ある犯罪者を追って今回のツアーに潜り込んだのです」
火「そうだったのか…」
茅「安心してください。あなたの身は私が必ずお守りします。しかしあなたが目撃した情報ではあの方の正体が判明しただけでアリバイが崩れたり犯行の証拠にはなりえません」
火「じゃあ、どうしろっていうんだ…」
茅「それはいずれ金田一君が解き明かしてくれるでしょう。今はあなたの心の疲れを癒やして差し上げましょう」
火「一体、なにをしてくれるんだ?ゴクリ」
茅「この子を…。先ほどは矢荻様も楽しまれましたのよ?…さあ、身を任せて…」
火「アッー!」
0433美雪の誕生日12016/10/29(土) 14:28:38.12ID:O953tOzE
金「橘先生!俺の美雪に手を出すのはやめてくれませんか」
美(はじめちゃん…ポッ)
橘「なんだぁ〜?生意気な口利きおってからに!」
金「やめないとノンフィクション界のテッペンに立った先生のテッペンらしい秘密をバラしちゃいますけどいいんですかぁ〜?」
橘「おいそれは待て…」
金「それにあの暗号ジッチャンにも解けないと自信満々のようですけど、俺は一目見ただけで解けちゃいましたよ」
橘「ん?そんなこと言った覚えは…。まあいいそれだけじゃフロッピーを見つけることはできんぞ。最初の暗号が分かったなら悠長に構えてないで探しに行かんか」
金「なんだって?じゃあその謎も俺が解いてみせるよジッチャンの名にかけて。…おーい、いつきさーん」
い「ワリィワリィ。こうでもしないと協力してくんないと思ってさ。それより早く答え教えてくれよ」
その答えから伝言ゲームが始まった。俺たちの会話を盗み聞きしていた都築さんに先行されることもあったが、居所を掴みにくい野中さんで逆転し暗号を解いてパーティー四日目に大時計の中に辿り着いた。
橘「やるじゃないか。言うだけのことはあったな」
い「やったぜ金田一!」
鴨「よかったぁ」
0434美雪の誕生日22016/10/29(土) 14:29:01.67ID:O953tOzE
都「頼む!それを俺に譲ってくれ!金ならいくらでも出す!」
橘「自力で謎も解かずにそれとは見苦しいぞ都築。まあ堕落したキサマに相応しい姿とも言えるか」
金「まさか新作に実名で出ている人物って…」
橘は都築と前田の臓器密輸を語った。
い「都築さん。あんたがまさかそんなこと…」
都「ああ本当のことさ。でも俺は…」
都築は身の上を語りこれで決心がついたと車で去っていった。
い「もしかして自分が死んで移植させるつもりなんじゃあ…クソッ!針生、お前の車で追いかけるぞ!」
金「いつきさん頼む止めてくれ!」
橘「無駄なことを。さあて…仕事だ仕事」
金「こんな時になに言ってんだよこのヒヒジジイ!」
橘「元はあいつが蒔いた種だ。それともお前があいつの娘に合う腎臓を持ってくるとでも言うのか?」
金「くっ」
橘「わしはノンフィクション作家としてあいつの悪事を見逃すことはできん。わしができるのは原稿にあいつの苦悩と覚悟、それに付け入る卑劣な医者の件を書き足してやることだけだ!」
金「橘先生…」
0435美雪の誕生日32016/10/29(土) 14:29:29.22ID:O953tOzE
東京に戻った都築は病院前で己の腹を割いたが、追いついたいつきが橘の言葉を伝えると感謝しながら安らかな顔で息を引き取ったという。その夜、一も帰京して美雪の部屋にいた。
美「大変だったんだねはじめちゃん」
金「ああ…もうこんな時間か」
美「そうだ、はじめちゃん昨日も今日も学校サボって!明日は行かなきゃダメよ?」
金「わーってるって。…12時になったな。美雪、誕生日おめでとう」
美「嘘…覚えていてくれたんだ…」
金「俺が美雪の誕生日を忘れるわけないだろ?」
美「ありがとう…。ねえ、やってほしいことがあるんだけどいい?」
金「ん?なんだ?」
美「このまま、一緒に寝よっ?あの時俺の女だって言ってくれたの凄く嬉しかったから…本当にはじめちゃんの女になりたい」
金「ああ…わかった」
明かりを消して二人は繋がった。眠気もあってか若さに任せた激しいセックスではなく美雪が上でうつ伏せになりハジメが下から尻の筋肉を上げる動きだけで小刻みに突きつつ愛撫がメインのセックス。
次第に二人とも眠りに入ろうとしていたところでハジメが吐き出してフィニッシュ。そのまま眠ってしまった。
0436美雪の誕生日42016/10/29(土) 14:39:29.77ID:O953tOzE
美「はじめちゃん起きて朝だよ」
金「ふあ〜あ。おっ、こんなとこに生ミルクが…いっただきまーす!」
美「もうっ!ふざけてないで家に帰って支度する!」
金「いてて…あれ?美雪シャワーはいいのか?」
美「だってはじめちゃんの精液流しちゃうのもったいないじゃない…今日は昼休みと放課後にもいただきますけど」
金「ヒエッ…」

終わり。ここまで書いてきて初期の理不尽な被害者を救済するとレギュラーキャラとの出会いや信頼を築く機会も減るのかなと思いました。
0437名無しさん@ピンキー2016/10/31(月) 14:29:46.15ID:fixAr6bg
諸々乙〜。緒方先生との話いいね。
金田一にとっては一番最初の理解者ですし、学校を退職したということは一緒に暮らそう的な話しになるのかな?
0438新・オペラ座の怪人(非エロ)2016/10/31(月) 23:48:01.95ID:M9ofMjjP
俺があの舞台を降りてから10年以上の月日が流れた。現在も無期懲役の服役中だが仮釈放された私がまず行ったのは東京に移されたという、今尚愛する美歌とー黒沢先生の墓参りだった。
幻想に代わり新たな劇団、遊民蜂起を立ち上げ俺を待っていると仰ってくれた黒沢先生は不幸な事故で亡くなった。遺体こそ見つかってないものの状況からして生存は絶望的だそうだ。
遊民蜂起は現在は先生の一番弟子であった影島十三さんが引き継いでおり、彼から自分も君を待っていた、共に芝居をしたいと誘われたのだが今ははいともいいえとも答えられなかった。
人生を賭した舞台は終え服役中は演技を忘れて過ごし、何より美歌がいない世の中であの頃のような演技が出来るのか不安だったのだ。
俺の犯行を暴いた金田一君は出てきた俺に死なないでと言った。今の俺だからこそ絶対いいことが待ってるからと、しかしその期待に応える自身もなかった。
そんな俺が無意識に足を運んでいたのは、やはり良いことも悪いことも様々な思い出が詰まった歌島だったがあのオペラ座館や劇場は取り壊され新築されていた。
0439新・オペラ座の怪人22016/10/31(月) 23:48:44.65ID:M9ofMjjP
かつて美歌の墓があった場所に行くと1人の女性が立っている。近づくと振り向いた女性の可愛らしくも憂いを秘めた表情に俺は正直言葉が出なかった。
なんだこの感情は。まさか一目惚れとでもいうのか。美歌のことだけを想い彼女の辱めを消すために彼女や先生まで罵り3人も殺した、この俺が。
?「あの…どちらさまでしょうか?」
いけない、冷静にならねば。
能「ああすまない。この島にちょっとした縁がある者だよ。中でもこの場所には思い入れが強くてね」
?「そうですか…。ーあの、いきなりで悪いんですけど私の顔ってどう思います?」
能「うーん、難しい質問だな。でもいい顔をしていると思いますよ」
?「ありがとうございます。ーけどこれでも私、殺人をして、つい最近仮釈放されたばかりなんですよ?」
…一緒だ。
能「なんだって?」
?「驚かせちゃいました?…昔火災が発生した時に私を助けてくれて、短い間だけど幸せな時間をくれたとても大切な人を死に至らせた者どもに、復讐したんです」
…似ている。
?「復讐する前は女優をやっていて、所属していた劇団の団長さんがもう一度一緒にやらないかと誘ってくだったんですけど、その気になれなくて」
0440新・オペラ座の怪人32016/10/31(月) 23:49:03.51ID:M9ofMjjP
…同じだ。
?「今はその人の母が住んでいるこの島でお世話になっているんです。…引いちゃいましたか?」
能「いやいや、なんと奇遇な。実は私も殺人をして昨日今日仮釈放された身だよ」
?「もしかして、あなたは…能条光三郎さんでしょうか?」
能「なぜ、私の名を…」
湖「私、湖月レオナといいます!所属していた劇団は遊民蜂起です!」
能「遊民、蜂起…」
湖「それから私が言っていた人…、霧生鋭治さんのことはご存知でしょうか!?」
能「霧生鋭治…ああ、一度だけ見たことがあるよ。彼には才能を感じた。もっとも、あの時の私はアドバイスを求められても貶してやることしか出来なかった。黒沢先生の弟子らしからぬイヤな男だと思っただろう」
湖「違います!鋭治さんはこの人は自分では踏み込めないとても大変な思いをしているのではと語っていました」
能「まいったな。あの演技を初見で看破できる人間がいたとは」
湖「それはきっと、鋭治さんはお姉さんとの繋がりをそれとなく感じたのではないでしょうか」
能「お姉さん?」
湖「えっと、まず鋭治さんのお母さんはさっきも話しました、この島の主である元作曲家の響静歌先生です」
0441新・オペラ座の怪人42016/10/31(月) 23:49:26.60ID:M9ofMjjP
能「響先生か…。黒沢先生と共同で素晴らしい作品をお作りになったお方だ」
湖「そしてお父さんは…黒沢先生です」
能「バカな。そんな話、俺は聞いてないぞ!」
思わず素になってしまった。
湖「これは黒沢先生もご存知なかったそうです。響先生も母として接することは出来なかったと」
能「名字が異なるのはそういうわけか…。それにしても美歌に、弟がいたとはな。あと、湖月君は私の事件のことも知っているようだが、どこで?」
湖「私が殺人事件を起こした犯人だと突き止めた、金田一一さんから伺いました。彼にも、その後自分で火をつけて死のうとした所を助けられてしまいました」
能「そうか…金田一君か…」
湖「あの…ここが島の中でも特に思い入れが強いというのは…」
能「ああここは美歌の墓があったとこだよ」
湖「え?そうとは知らず私ったら…」
能「大丈夫だよ墓は東京に移ってるから。でも美歌は今でもここから世界を見つめてると思うんだ」
湖「とてもいい眺めですものね…」
俺と彼女はそれきり黙り込んでしまった。金田一君が言っていたことはこういうことだったのか。俺はこの湖月レオナという女性に惹かれているんだと気づいた。でも、俺は…。
0442新・オペラ座の怪人52016/10/31(月) 23:51:03.91ID:M9ofMjjP
美(私のことはもういいんだよ。光三郎さん)
この声はまさか美歌?しかし…。
美(あなたが元気ないから、私また戻ってきちゃったよ。お父さんも言ってたでしょ?これからは、自分のために生きて…)
美歌…。
湖「能条さん!」
彼女が俺の手を取る。
能「な、なんだい!?」
湖「私を、連れてってください!」
能「えっ…」
湖「あなたを見た瞬間から私の心はときめいていた…。けどあなたの美歌さんへの想いはとても素敵なものだから、私も鋭治さんへの想いがあるからしまっておくつもりだった…」
彼女の目からは涙が溢れている。
湖「そしたら鋭治さんの声が聞こえてきて自分の気持ちに正直になるんだって…」
能「…私も美歌に似たようなことを言われたよ」
湖「私は劇団ではクリスティーヌ役でそれでもファントムの花嫁でありたかった…けどファントムにとっての愛は突き放すことだった…」
能「私はファントムとラウルの両方を演じていた…」
湖「そう…だからファントムでもラウルでもあるあなたとなら私どこまでも…」
能「…気持ちは俺も同じだよ。…共に行こうクリスティーヌ。レオナ…」
湖「はい。光三郎さん…」
0443新・オペラ座の怪人62016/10/31(月) 23:52:25.13ID:M9ofMjjP
レオナを抱きしめ誓いのキスを交わした。俺もいつの間にか泣いていたがこんなに嬉しい涙は初めてだ。ふと2人で空を見上げると天に昇っていく2つの人らしき顔が見える。ありがとう美歌…鋭治君…。黒沢先生もきっとどこかでー。


黒「今まで私の子供たちを愛してくれて本当にありがとう。これからは2人で幸せになりたまえ」
黒沢先生。やはり見ていてくれたんですね。いや…この声は現実感がある…?と疑問に思い当たりを見回すと、黒沢先生が、いた。
能「黒沢先生!?生きてたんですか!?」
黒「借金取りから逃げるためにちょっとな…。君たちには伝わってなかったようだな。いや悪かった」
レオナも知らなかったようで呆気にとられている。
黒「私もまだまだ現役バリバリだぞ。3人目の子供もいるしな。ホレ」
加「久しぶり能条さん。レオナ。」
能「君が黒沢先生に想いを寄せていたのは分かっていたが、そこまでの関係になってるとは…」
静「意外に節操ない人なのよね…」
湖「はぁ…」
何はともあれ俺たちの『オペラ座の怪人』はこれからだー。
0444新・オペラ座の怪人72016/10/31(月) 23:53:15.50ID:M9ofMjjP
剣「今回の公演、普段とは少し違うみたいだぞ」
金「そんなの分かり切ったことじゃん。布施先輩がラウルだけど最後はー」
美「こらっ!そういう分かっててもことは言わないの!何歳になっても子供なんだから…」
結「そうですよ金田一君。あの時の公演には私も招待されてたのに仕事で立ち会えなかったんですから」
い「俺は能条は初めて見るんだが、妙な親近感が湧くというか他人な気がしないんだよなぁ」
氷「おめでとうレオナ。やっと自分の舞台を見つけたんだね…」
土「なにカッコつけてんのよ。自分では兄さんを超えられないって勝手に諦めて私に泣きついてきたくせに」
白「フフ…そろそろ始まるぞ」
間「いい画が描けそうだ…」
影「ーそれでは只今より主演・能条光三郎、湖月レオナによる歌劇『オペラ座の怪人』の開幕です」
0445金田一×エミリ12016/11/03(木) 22:17:22.90ID:xptD2LGl
金田一は中田から借りた地図にある奇妙な形をした池が気になった。
金(三角…ここがさんしゃる二か!こんたろす五…十字架…もしやこういうことでは!謎は全て解けた!)
エミリとも合流した一向はすぐさま暗号が示すポイントに向かった。そして…!
金「うっひょおおお!お宝だぜええ!」
い「やったぜ金田一!」
美「はじめちゃんす」
エ「やっぱり先輩カッコいい〜」
バチバチ
中「私の見立てとは違ったけど、ついに見つけたわ…」
藤「大スクープよ!」
門「くっ…お前のこと認めてやるよ」
葉「ずっと夢見てた天草財宝がここに…」
四「これなら一般の宗徒にでも見つけられますね」
矢「天正菱大判が一枚で一億はくだらないですよ。発見者の金田一君が5000万、残りの10人が500万でどうでしょうか」
和「みなはん!わてに恵んでくんなはれ!わては一刻も早く8000万が必要なんや!」
い「おいおい和田ちゃん。なんか事情があるのかもしれないけどそりゃないぜ」
和「あかんのやったら、わてを殺してくんなはれ…。せやないとわては中田はん、最上はん、赤峰はん、赤門はん、あんたら4人を殺さないかんくなる…」
0446金田一×エミリ22016/11/03(木) 22:18:14.84ID:xptD2LGl
和田は娘や蔵元コンツェルンのことを話した。
金「あんたはハカリにかけちゃいけないものをハカリにかけちまってたんだな…」
い「俺だって手術した可愛がってる子がいるから気持ちは分かるが、そこまで思い詰める前に一言相談すればよかっただろうに…」
中「姪っ子のためとあれば、しょうがないわよね。またいい話頂戴ね、義弟くん!」
藤「超スクープよ!」
門「こんなとこでケチって恨みは買いたくないからな」
葉「私たちは天草財宝を通じて家族ってもっと大きな宝物を発見できたんだわ」
和「おおきに…!!おおきに〜〜〜!!」
蔵元一族、いつき、矢木沢は即帰京、四郎は帰宅して旅館の温泉。
金「いい湯だわ〜」
エ「先輩〜。ご一緒してもよろしいですか…?」
金「うわっ?ここ男湯だけど…」
エ「私たちだけですから大丈夫ですよ。それにしても先輩って本当にすごいんですね…お宝を見つけて、離れ離れになってた家族も結びつけて…」
金「いや〜エミリちゃんのダウジングのおかげだよ」
エ「ありがとうございます。…じゃあ私のこの洞窟にも水脈があるみたいなんで先輩のツルハシで掘り当ててくれませんか?」
金「そう頼まれたら断るワケには…いっただきまーす!」
0447金田一×エミリ32016/11/03(木) 22:22:13.41ID:xptD2LGl
エ「あんっ、嬉しい」
金「よく締まるよエミリちゃん。この突起からもお乳が噴き出るようにしてあげようか?」
エ「はいっ、お願いしますっ。わ、私もうっ」
金「お、俺もっ。うっ」
プシャーーーーー。ドピュドピュッ。
金「はー気持ちよかったー」
エ「来年の今頃にはおっぱいも出るようになってるかしら…って、あら、白髪鬼」
美「私は白髪になんかなってないわよ!二人ともここで化石にしてあげましょうかしら…!」
エ「きゃ〜、こわ〜い。先輩、ここは任せますね」
金「ひいいいいい!」

終わり。この展開だと吊り橋効果や石井から庇ったり抱っこのシーンが無いのでいつきと葉月が縒りを戻すのはもう少し先になりそうです。
0448名無しさん@ピンキー2016/11/06(日) 08:55:37.24ID:iK33IYvl
異人館村はあの夢の通りになってたら連城と結婚するのも霧子だったかもしれない
0449航一郎×碧12016/11/08(火) 02:11:28.47ID:Hmnbqf5r
航一郎は嫌な胸騒ぎがして碧のもとへと駆けている。碧の身に何かあった気がして急がずにはいられないのだ。到着すると風呂場から激しい水の音がするので入ると、湯船は赤く染まり碧が手首を風呂に突っ込んで倒れている。
航「み…碧!!どうして…!!何があったんだよ!!」
だが航一郎は碧が僅かに息をしており出血量からもまだ間に合うと判断するとすぐさまタオルで止血しながら引き上げ、ベッドへと運ぶ。
航「碧…頼む…!死なないでくれ!!」
看病は数時間に及び、航一郎はその最中に碧の日記を手に取るとそこには父に捨てられた孤独や悲報島の財宝への憎しみ、
父からの久しぶりの手紙には悲報島宝探しツアーの手伝いの段取りしか書かれておらず、そんな冷血な父へのせめてもの復讐として死を選ぶことが震えた字で綴られており涙の跡もあった。
航一郎は碧と触れ合うことで薄れていた復讐心や憎悪が蘇っていった。
碧「ん…」
航「碧!?気が付いたのか!?」
碧「航一郎君!?…えっと、私…」
航「碧…バカヤローーーーッ!!」
航一郎は碧の頬をひっぱたいた。
航「…なぁ、俺じゃダメだったのか?」
碧「えっ?…」
0450航一郎×碧22016/11/08(火) 02:11:43.12ID:Hmnbqf5r
航「順を追って話させてくれ…。俺の父さんは10年前には宝のありかをつきとめていたけど国に寄付しようとした。そこを目が眩んだあいつらに殺されてしまったんだ」
碧「父が…そんな…」
航「だから俺は碧と会った時も最初は復讐のために近づいたよ。でも一緒にいるうちに碧のことが本当に好きになってた。復讐より碧のことを大事にしたいと思うようになっていたんだよ」
碧「そんなに私のこと…」
航「けど碧はあいつに捨てられて寂しいと言ってたよな?それはやっぱり俺じゃ埋められないのか?」
碧「ううん、私も航一郎君と一緒にいて凄く楽しいよ。でも久しぶりの手紙に期待しちゃったから…。ごめんね…、自分のことしか考えられなくて…」
航「だったら、碧は一人じゃないって体に刻み込んでやるよ!」
航一郎は碧の服を引っ剥がす。
碧「きゃあっ!?」
航「碧は俺のこと女扱い子供扱いすることあるけど、もう碧を孕ませることも出来るんだからなっ」
碧「おっ、大きい…」
航「その気になったか?実は俺とヤりたくて仕方なかったとか?」
碧「そういうわけじゃ…でも航一郎君となら…私を貴方の女にして…」
航「おう、いくぜ…」
0451航一郎×碧32016/11/08(火) 02:11:58.02ID:Hmnbqf5r
チュンチュン
航「うぅ…」
碧「おはよう、航一郎君」
航「碧…体は何ともないのか?」
碧「うん、私はもう大丈夫だよ」
航「そうか…子供、できてっかなぁ」
碧「あんなに情熱的に抱いてくれたんだもの…きっと…」
航「ははは…」
碧「だけど、父に知られたら…」
航「もうあんな奴に会ってやることないって!」
碧「逃げたら何するかわからないし、航一郎君も危険な目に合うかもしれないよ…」
航「なら俺が行く!何年もロクに顔を合わせてないなら俺が碧のフリしたってわかりゃしないはずだ。」
碧「そんなの、もっと危ないよ…」
航「正直、憎しみを抑えられないんだ…。俺たちを狂わせたあの連中に対しても、その原因を作った財宝に対しても…。けどもう終わらせる。俺が碧を解放してやるから、ここで待ってろ!」
碧「航一郎君…!」
事件本編に飛び、崩れた洞窟の中。
金「自分の運命ぐらい自分で切り開いてみせろ!!…ぬ…」
航「…」
金「それに帰りを待ってる人もいるんじゃないのかよ!!〜!!くっ!!」
航「…」
金「航一郎!!ーそうだ!闇の中でもがいているように見えても…そこからぬけだそうと必死に生きてゆけば、必ず光はさす!!…うわっ!?…光だ…なっ?言った通りだろ?」
0452航一郎×碧42016/11/08(火) 02:12:49.14ID:Hmnbqf5r
航「…」
碧「こーいちろーくーん!!」
航「!?」
金「おっ!向こうから迎えに来てくれたようだぜ!!」
航「は…はは…ははは…目に泥が入っちまったよ…ばっかみてー…はははー…」
金「へへ!ホントにな!」
ーこうして呪われた財宝をめぐってくりひろげられた『悲報島殺人事件』は南のまばゆい太陽の下で終焉をむかえたのである。
航「碧…」
碧「本当にごめんなさい…!心配になって来たら…。私があんなことしなければ航一郎君もこんなこと…」
航「もう気にするなって。…それより暫く一緒にはいられなくなったけど、待っててくれるか?」
碧「うん。この子と二人で、いつまでも待ってる」
航「碧…!」
金「お前その年で父親になるっていうのに死ぬつもりだったのか?罪な男だねぇ〜」
航「俺はあんたみたいな童貞やケツ掘られて喜んでるオッサンとは違うんだよ」
火(ビクッ)
茅「フフフ…ガサガサ」
美「クリス君聞いちゃダメ!」
ク(全部わかってるけど)
金「どどどど童貞ちゃうわ!」
航「…じゃあな」

財宝は碧が国に寄付して島も葉月家に譲り、数年後少年院を退院した航一郎と共に暮らし始めるも、擬似百合にハマっているというがそれを見て育った子供の将来はいかに。
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