「へっ?」僕は間抜けな声を出してしまう。
「何でそんな話になるんです?」
先輩は暑さにやられてしまったのか。いや体育倉庫で自慰に耽っている時点で、既にそうなっている可能性は高いが。
「しごく簡単な話よ」と先輩。
「キミは良い人。でもアタシがシてるところを覗いた事は許せない。だからさっきの続きに協力してもらうの」
ね、簡単でしょ?と先輩は言うが、さっぱり分からない。
「覗きをやらかすような奴に、オナニーのお手伝いなんてしてもらって、先輩は嫌じゃないんですか?」
「嫌だったらこんな事言わないわ」
僕が卑猥な言葉を口にしたからか、先輩は少し恥ずかしそうに見える。
実際自慰の手伝いをしろ、と切り出すのは相当恥ずかしいだろう。僕の弱みを握っているからそんな事が言えるのだ。
そしてそれは僕にとっては願ってもない事だった。
罰ゲームどころご褒美。宝くじの一等賞を引くよりも嬉しい事だ。
こんなチャンスが転がり込むなんて。世の中思わぬ事が起きるものだ。
生来の単純な性格のおかげで僕はこの状況を受け入れつつあったが、そこに先輩から声がかかった。
「もう一つお願いがあるの」
「何です?」僕は何でもするつもりだった。
「キミがしてるところも見てみたい」
「何ですって?!」
何を言い出すかと思ったら。