凛太郎と桜で書いてみました。エッチはないです。
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凛太郎の部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると、桜が勝手に入り込んで来る。
凛「何だよっ!」
桜「まーまーまーまー。はい」
持って来たビールの片方を凛太郎に渡す。
凛「今日は何の用?」
桜「あのさー…、キスってどうやるんだっけ?」
凛「はぁ?キスもまだだったのか!?俺とはしちゃったのに?」
桜「ぶぁーか。あんなのキスじゃねーっつーの。ぶつかっただけだろ!それに、キスくらいしてますぅ。…でもさぁ…あの…何て言うの?…その…大人のキスって言うかぁ…」
凛「ああ、そういうことか。で、何?まさか俺で練習しに来たとか?」
桜「う〜ん…。本当は立花となんかしたくないんだけどねー、でもまあ、1回ぶつかっちゃった仲だし。いいだろ?」
凛「マジかよ…。」
桜「キスくらいは私がリードして、大人の女の魅力を見せたいんだよ」
凛「…まぁいいか。どうせ1回しちゃったんだし。じゃあ…どうぞ」
ソファに座り、目を閉じた凛太郎の顔に近づいていく…。
(こいつ…無駄にイケメンなんだよ…。久しぶりに会ったら、何か色気出てるし、なんだかんだ言って優しいし…)
意を決して唇に触れようとした瞬間…
凛太郎が、ごほっと咳き込んだ。
桜の両手が、なぜか凛太郎の首を掴んでいたのだ。
凛「けほっ…おいっ!!キスする前に死んじゃうだろ!!」
桜「あー。ごめんごめん。手はどこに置いたらいい?」
凛「勘弁してくれよ…。」
凛太郎が桜の手を掴んで、自分の肩に置かせると、至近距離で目が合った。
そのまま凛太郎から唇を重ねていく。
(大人のキスでいいんだよな…)
遠慮なく深く合わせ、角度を変えながら桜の唇をくわえては、音を立てて離し、尖らせた舌先で唇を舐めて、啄み、また深く重ねる。
抱き寄せて、首筋を撫でながら、舌を入れると、桜の手が凛太郎の髪の中に入ってきた。