■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その九 ■
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさんX ◆q5tFVKFOs2 2013/09/01(日) 14:40:39.83ID:MxmxgmkA
巨乳小学生をテーマにしたエロパロを書きましょう!
巨乳小学生というカテゴリーが含まれていれば、オリジナル/二次創作問わず大歓迎です

前スレ
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その八 ■
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347367020/

過去スレ
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176647931/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その二 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1214992928/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その三 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227770145/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その四 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234795636/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その五 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1241519125/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その六 ■
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253198327/
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1264334669/


保管庫
http://green.ribbon.to/~eroparo/contents/original15.html

今後小説を書かれる方へ参考資料

美少女、バストカップ数測定スクリプト
ttp://www.d9.dion.ne.jp/~ne1gi/bustcheck/cupchecker.html
女性キャラクターバストサイズ計測スクリプト Ver3.00
ttp://kakuseix.com/tool/bust/bust.html
0115名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 22:49:40.80ID:HLmIAWGh
皆様こんばんは。皆様色々とご感想等を送ってくださってありがとうございます
私の場合どうしても本編がシリアス展開でもない限りはバカ展開・超展開にしか持っていけませんので
好意的に受け止めて頂ける事は嬉しく思います。今
回も申し訳ありませんがティナらモデル等の巨乳博覧会展開。>>111様のご要望とは少し違いますがある種の乳比べも
属性としては裸体・ちょっとしたペッティングを用意しています。では次スレより投下開始
0116女神たちのプール ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 22:52:55.70ID:HLmIAWGh
女神たちのプール

大帝国ホテル!!
それは日本が誇る一大ホテルであり…ホテル近くには少し前改築されたばかりの大球場がある(最もそのチームはBクラスに甘んじている事などはこの話には全く関係ないので触れない)

夏休みから秋初旬まで世界中から集まるモデルが泊まる場所としてスタッフなど無償で泊らせて貰っている。これで商売になるかというとそうでもなく…

「凄く大きなプールだねジャンゴ父さ〜ん」
ティナは自分に入る水着が無いので、故郷同様全裸で泳いでいたがその事で誰も咎める者はいない
何故なら全額無償の代わり。身の危険が考えられるケース以外で肌を曝す必要がある時は基本全裸が推奨されているからだ。
そして周囲には沢山の男性客と若干の女性客。写真集・モデルの追っかけ等がびっちりくっつき。それをホテルサイドが仕切り、てら餞を貰う事で補填どころか普段の数倍儲かるからだった。

流石に当初着られる水着が無いとはいえ大勢の男の前で全裸になるのは抵抗を感じたが…モデルほぼ全てがヌーディストビーチとなっているかのごとくみんな美しい裸体を曝しているのでティナも泳いでいたが
次第次第に男の視線もモデルとして振舞う事で流して受け止められ…今に至る。

そうしていると…後ろから“当ててるのよ”と言わんばかりに巨乳が背中に押し当てられ…後ろから目隠しをされるティナだったが…すぐに
「ラミム!貴女も泳ぎに来たんだ!!」

ティナは最初のターゲット兼無二の友アグネア・ラミムと再会をする…がラミムはちゃんと水着を付けていた

「当然!私が良く泳ぐってティナも知ってるでしょ❤本当はティナや皆見たいに裸で泳ぎたかったんだけど
今近くでママがコンサートやってるからね❤マミーから“肌はあまり曝す物じゃありませぬ”って言われたから…でもどう?似合ってるかな?」
何時ぞや会った時に付けていた白いビキニ…ただ何時ぞや会った時よりも胸がぴちぴちで少し苦しそうな印象さえ受けた

「ラミム。貴女また胸成長していない?」
ティナは自分の水に浮く褐色の美超乳を差し置いて、ラミムの小麦美巨乳が進化していると言い切る。

「やっぱね〜私達は成長してるから…また水着買わなきゃだめか〜キツキツの付けているとスタイル良く見えるんだけどね」
ティナが言うまで泣くラミムも自分の胸がより一層発育している事は分かっている模様だ、勿論太股と臀部は締まっているのだが…

その横をまるで人魚の様に通る少女…その少女もまた全裸で泳いでいた
ティナ達は綺麗なフォームと水越しに見える均整がとれ…締まっている所は締まり…膣周りも陰毛が立派に生えて大人びており。出ている所は大人以上の豊満な乳房に驚く

ラミムの方からその少女に近寄り…少女が水から出た事で話しかける
「へぇ〜貴女泳ぎうまいじゃない!私はラミム・アグネア。貴女は??」

その少女はまじまじとラミムを見ながら
「貴女達か〜彰吾さんのモデルさんの一人…もう一人の連れの人もね……少し長くなりそうだからプールサイドで話さない?私の友達も飲み物を持ってきてくれるだろうし❤」
彰吾の事を知っている素振りで落ち着いてプールサイドで話をしたいと持ちかける

二人とも同業者かなと彰吾の事を知っている事を解釈し…プールサイドでジャンゴも呼び四人で会話を始める

「ラミムさんとティナさんだったわね。“脱衣紀行譚”に出ていたモデルさんにいきなりお目にかかれるなんて
私も日本ではかなり有名なモデルだけど、初対面だから自己紹介をさせてもらうわね。私は田中麻衣自分で言うのもあれだけど“Tesra”人気投票NO.1のモデル よ」
少女…田中麻衣はラミムにも負けないほどのたわわな胸を揺らす

それでいて背丈もあり、二人ともかなりのモデルだと一瞬で理解した、麻衣の方もティナに対し興味を持ったようで
「成程…ティナさん。彰吾さんのお手伝いもしたって聞いたけど……うん!ぴったり!!」
麻衣はモデルとしてでは無くティナ本人で色々と思う所があった様で、嬉しそうにそういった
0117女神たちのプール ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 22:55:42.46ID:HLmIAWGh
ティナは麻衣の様子がよく分からないと言った表情だが
「彰吾さんが“脱衣紀行譚”をやる前の写真集が私のオールヌードだったの
勿論同業者として“脱衣紀行譚”を読ませて貰ったけど貴女達の他にエアルさんやノルトさんらも十分レベル高いなって感心したんだ」

更に麻衣の話は続き
「…私も彰吾さんは男としてタイプじゃないけど、ヌード以外にも色々とお世話になった事があって
…彰吾さんのパートナーになった人ってどんな人かなって興味があったから❤」
彰吾と共に仕事をし…最後のモデルになったティナの事を気にかけていたようだ…流石に本当の意味でパートナーになった事までは知らないだろうが

ジャンゴも会話に入り
「麻衣ちゃん君の事は彰吾から色々と活躍聞いているよ。
最後まで君も“脱衣紀行譚”に入れようかどうか彰吾も悩んでいたのを俺も聞いているし」

ジャンゴの言葉に麻衣もまた
「光栄ですね。彰吾さんにそこまで言ってもらうと…ただスケジュールの都合がつかなかったので入れなかったから改めて…彰吾さんが落ち付いたらまた
今は色々と四苦八苦して手忙しそうですし……」
自分も最終候補に入っていた事を嬉しく思うも、別の仕事で麻衣サイドから断ってしまったようだ。

そんな会話をしていたが、今度は麻衣と別の意味合いでグラマラスな少女…だがモデルというにはどこかおかしくぴちぴちの競泳水着に身を包んだせいか乳輪も割れ目も少し浮いてしまっており…モデルというよりアスリートみたいな印象を受けた。
「麻衣。ハーブティーボトルで貰ってきたけど…あッ!!ティナさんとラミムさん!!!と誰ですか?」
少女は連れが増えた事に少し驚いたが全世界規模で売れている“脱衣紀行譚”のモデルを務めたティナ達の事は当然知っているリアクションだが、流石にジャンゴの事は知らなかったようだ。
麻衣は少し見かねたのかグラマラスで逞しい少女に対して
「ああユウ…たまたまティナさんらと知り合ってね…そこにいるジャンゴさんはティナさんのお父さんよ」

麻衣はユウと呼んだ少女に対しジャンゴの説明をし…ユウもまた
「私も麻衣にDVD見せてもらったけど生で見ると凄いな〜ティナさんの胸…私もかなり大きい方だけど桁が違うし…ラミムさんも映像より大きい……
ああ遅れました麻衣から紹介があったけど、私は石引優子って言います!今日は麻衣のお呼ばれで泳ぎに来たの。三人とも改めて宜しくお願いします」
ユウ…優子は丁重に礼をするのだった

135cm?+95cm?+94cm?+87cm?の合わせて411cm???(実は420以上??)のダイナマイトバストと…可愛らしい少女達が一堂にそろった。

皆圧倒的なボリュームながら全く垂れず、砲弾状のバストにジャンゴも色々と熱くなってしまうが
「凄いな〜ティナさんは公式で135cmで麻衣は95cm…ラミムさんも87cmって言ってたけど……みんなもう少し大きいかも…」
優子は思う所あってかティナらの爆乳…しかもティナと麻衣は全裸な姿な為。ティナの割れ目・麻衣の割れ目も見放題なのか…頬を赤く染めじっくり見比べていた
そうしていくと優子の水着越しで乳首がむずむずと勃起してしまい、下手に全裸でいる以上にエッチだった。
ティナ・ラミムの二人は特に優子の変調に気が付かなかったが、ジャンゴは少し変といぶかしがり、麻衣は少しあきれながらも友人の様子を微笑ましく見ていた。

で…話は戻り麻衣から
「優子だって胸…94cmのHカップだって言ってたけど夏休み中にまた大きくなったんじゃない❤うりゃ!」
と言いながらふざけて極薄の競泳水着をまるで乳絞りをするかのように揉むと…

「にゃぁぁぁ♪ちょっとぉ麻衣ぃ❤そんな所でそんなことしちゃダメだってばぁ❤」
優子はより乳首を痛いほど勃起させ…薄手の股布から水とは違う滴りを洩らしてしまうが…麻衣は軽く流すつもりながら
「全く❤私はそっちも興味ないけど……ユウのそういう姿見るのは私好きだな❤」
麻衣も少しだけビアンの気がありそうな事を匂わせるのだった

「麻衣ったら❤私も…合宿とか大河さんからのプロテインで筋肉も胸も大きくなって…理奈と同じ三ケタになりそうな位大きくなってるから❤期待しててよ」
優子も麻衣が相手ならという感じながら、お互い友人としてのスキンシップの様だ
0118女神たちのプール ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 22:58:24.93ID:HLmIAWGh
「石引さん?大河さんと理奈さんって?誰??」
ティナが優子に二人の事を尋ねるも…少しだけ麻衣が表情を曇らせたのは誰も気が付かなかった。

そして優子は
「ああ。大河虎さんは去年の女子ソフトボールリトル優勝チームのキャプテンさんでこの間色々と遊んだよ
理奈は…私の幼馴染で野球チームのエースをしてるの」
簡潔に答えるも、麻衣から補足とばかりに

「野村理奈さんとはクラス違うから直接話した事無いけど、結構大人しい感じの娘だよね〜うちの学校で一番胸大きいって言うのでも有名だけど」
理奈のフルネームをいい大人しい娘という印象を与えるも、更に優子は

「そうだね麻衣。ただ気の会う人とかだったら活発な一面を向けるから
因みに理奈は今成長してるだろうから少なくてもバスト103cm以上のおっきさだよ❤」
補足の補足を加えるのだった…その様子にティナらも、世界は広いなと感嘆する。

ただまだ理奈絡みで言いたい事があってか麻衣は
「…私もしかしたら野村さんが所属している光陵で野球少しやろうかなって考えてる所」
と…優子もびっくりする様な事を突然言い出す。

「なんでまた?私達リリアムに誘っても断ってたのに??」
当然優子は何故と聞くが麻衣は

「悪いねユウ。別にリリアムがどうだからとかそういう事じゃなくて
私の弟のヒロがあいつの誘いで光陵に入ろうかなって考えてるから…私もヒロと一緒に汗流したいなって思って。勿論並行してモデルも続けるけど」
愛憎の入り混じった表情で弟と一緒に野球をしたいと言う麻衣

ティナらはなんかあったのかと訝しむが、優子は麻衣の事情を察して
「そっか…私は麻衣にも鈴木さんにも立場上味方しないけど…
麻衣や真弘君が本当に理奈の力になってくれるんだったら本当にうれしく思うよ…私も無関係ってわけでもないしね光陵に関しては色々と」
友達同士助け合ってくれるのは嬉しいと優子は麻衣に言う

麻衣もまた
「確かにあいつに勝つって言うんだったら同じ土俵で勝負する為にリリアムに入るのが筋で分かりやすいけどヒロはさすがにソフトには入れられないしね…
それだったら真弘と一緒のチームであいつと同じポジションに付いて、私の方が上って事を思い知らせてやりたいから…それからユウ。少し責任感じているでしょ」

優子に対し言葉を返す…優子も麻衣にはかなわないと言う表情で
「……恵ちゃんを光陵に預けたのは私だからね…結果あぶれたメンバーがああいう行動起こすって予測できなかった…恵ちゃんは今ごろ練習なんだろうけどね、たまに私達と練習する事もあるけど」
そう…内輪の話を続けていく。

流石に野球或いはソフトボールリトルの話の内幕をされてもよく分からないと言う感じのティナ達だったが
とりあえず麻衣が明らかに嫌悪感を持っている感じの“鈴木”という少女の事は黙っておこうと言うのはティナ達三人の目線が物語っていた。
0119女神たちのプール ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 22:59:52.34ID:HLmIAWGh
で…流石に内輪話ばかりでは他メンバーがつまらないだろうと思い優子の方から
「ああ…この時間帯だったら……ちょうどおやつの時間ですから
チームメイトで洋菓子店やってる子がいるから、そっちに移動してお茶でも飲みませんか?麻衣達は…体重とかカロリーとか気にしてないよね」
モデル業のやっている麻衣たちに気遣い確認を取るが麻衣は

「いつものアキュリスでしょ。ゼリーとか軽いものなら大丈夫…ティナさんラミムさんは?ジャンゴさんは甘いもの大丈夫ですか?」
麻衣は比較的ローカロリーのゼリー系なら大丈夫と言い、ティナらにも確認するが
「私は平気かな。夜ごはん食べられるほど重くなければ何でも」
「アキュリスのマーブルケーキは有名だから…半分誰か食べてくれるんだったら食べたいな」
「俺は甘いものは少し苦手だがサバランは好きだ、サバランがあれば俺も付き合う」
三人三様のおねだり…優子はチームメイトである種セックスフレンドな村田保奈美の両親が経営しているアキュリスにも何回か食べに行った事もあり
サバランが常時ある事。自分自身泳ぎで結構おなか減ってるためラミムがケーキを残すのなら食べてもいいと考え

「大丈夫そうですね。だったら大丈夫だと思うけど村田さんに連絡してから…
アキュリスはカフェやってないから村田さんの部屋が会場になると思うんで…ちょっと連絡させてください」

優子は携帯を取り出し…連絡を入れて団体様が来るけど大丈夫かという連絡をしていた
当初なんでまたというリアクションだったが“Tesra”の現筆頭モデルに加えて“脱衣紀行譚”のモデル二人が来ると聞き、目の色を変えた様でぜひとも来てくれというリアクションになったようだ。

「村田さんたら…OKです❤ただ色々とお土産の準備とかあるから少しゆっくり目で来てくれという話ですので…観光も兼ねて私と麻衣でここら辺の案内をしますね…流石に水着は裸だとまずいんで着替えてきましょうか」

優子らはハーブティを飲み干し…更衣室に向かうのだった 続く
0120女神たちのプール ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/15(火) 23:02:12.83ID:HLmIAWGh
女神たちのプール ミニ設定

大帝国ホテル
日本が誇る最大級のホテルで、要人など各国の主賓がよく訪れるホテル
近くに大球場があり、迫力ある試合も観戦可能。
モデルは帝国ホテル+東京ドームホテルより
0122名無しさん@ピンキー2013/10/15(火) 23:21:57.90ID:OUDmsLKA
GJ!この娘たちがくんずほぐれつする様が早く見たいぜ……!
0124名無しさん@ピンキー2013/10/16(水) 12:31:38.51ID:Ubip7b3P
ハートマークが安っぽいというか馬鹿っぽくて嫌いなんだけど流行ってるのか?
0127名無しさん@ピンキー2013/10/16(水) 19:39:56.23ID:rdEmqpLg
この活気でどんどん書き込んでくれる人が来るといいな♪
0128名無しさん@ピンキー2013/10/18(金) 23:31:34.79ID:wnDdr1F0
不注意で六千字消失……泣きたいが頑張って書き直すよ……
0130名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:12:05.60ID:U2jUGAS5
皆様こんばんは。SDS ◆cStOEcFYHc様ご帰還祝いにSSを投稿させて頂きます
時系列的に女神たちのプールのその後の話ですが拙作【勇気ちゃん 大阪に行く】の続編
そしてSDS ◆cStOEcFYHc様が書かれた【タイトル未定!!】の後の話と見て頂ければ
次スレ以降投下しますが…今回H系シーン0で最後かなり変な空気になるというのを前もって言っておきます
0131勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:14:17.86ID:U2jUGAS5
勇気ちゃん住処に戻る

んんん❤!!あさだぁぁぁ❤
ホテルの窓から夜明けの光が差し込んでくる
大河さんのおかげでこんないい朝を迎えられるとは思わなかったが…夜カップめんだけなのはやっぱり響いたようで。

「おはよユキ……腹減ったな……」
チュウも余りの空腹に、あんまり寝ていない上。夜中あんなに激しくあたしと抱き合ったのにすぐ起きた様だ…あたしも人の事言えないけど…さっきからお腹鳴ってる

「…朝食食べに行こうかチュウ」
「そだなユキ」

あたし達は半裸状態から服を着て、少し早めながら、前もって大河さんが話してくれた朝食バイキングに向かう

「うあ〜」
ただ…朝方にもかかわらず思いのほか混んでいたのは驚いたが、早めに起きたおかげで席には座れた。まさに“早起きは三文の徳”

「美味しいねチュウ!!」
「うめえ!!まじうめえ!!ユキ!」
それからのあたし達は阿修羅も凌駕する勢いでご飯を食べていたのだがどれもおいしかった。

パンは全部焼きたてベーカリーしかもご丁寧にシリアルまであり…当然ジャム・ヨーグルト・チーズなども完備されていた。
ご飯も超特大釜で炊きだしたふっくら米に加えて、和総菜と中華総菜がポイントを押さえてあたしたちを待っていてくれる。

余りに沢山食べるのか…それともあたしのおっぱいが大きいからなのか、周囲の人たちみんなあたし達を見ていたのは分かっていたが
それでもあたし達は食事をコックの人が泣きを入れるまで食べるのをやめなかった。

「ぷふぅ…満腹だねチュウ」
「んだんだ!」
あたし達は…多分普通の定食屋で食べたら軽く万単位位の分量(味も本当においしかった!)を平らげ、身支度を整えると、大河さん等が来ると言うヘリポートで待っていた

昨日理沙さんと出げいこ出来なかったから少し早い帰宅だけど今日しにいくのだ。
チュウもまた…
「本当に金持ちがダチだといいなあ〜」
大河さんの親切さに感激するも、一応心得違いしない様に
「チュウ!だめだよ〜大河さんはいい人なんだから私達の友達なんであってお金持ちだから友達じゃないんだから!」
お金だけで友人を選ぶなと釘を刺した

チュウは照れ臭そうに頭をかき
「そうだなユキ。金持ちだから付き合うとか貧乏だから仲間外れにするとか人間として腐ってるよナそういう考え方。ありがとユキ❤お前さんが言ってくれなかったら勘違いする所だった」
あたしにお礼を言ってくれた。

そうあたし達は会話をしていたが…颯爽とヘリが私たちの頭上に現れた。
0132勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:15:58.69ID:U2jUGAS5
「おーすお二人さ〜ん!迎えに来たでぇ〜」
そこに現れたのは当然大河さんで…ヘリが下りた後あたし達二人はヘリの中に入った。ヘリの中にいたのはパイロットさんに大河さん
そしてまだまだいて

「おはよう瑞原さん・橡浦さん。虎のホテルで眠れまひたか?」
長髪体躯な九条さん。やっぱり日本美女には着物が凄く似合っている!しかも曝しの下にはあたしや理奈さんすら凌駕するほどの爆乳が!

そしてもう一人

「おはよう勇気ちゃん・橡浦さん。私達も折角だから付いていくね」
これまた美少年みたいな鈴木さん。相変わらず丁寧に返事を返してくれた

あれ?鈴木さんの頬…なんか殴られた痣がある様な…しかもなんか血の匂いがする……
あたしはたまらず鈴木さんに
「鈴木さん?なんかありましたか??怪我しているようですけど」

あたしの言葉に鈴木さんはアッと言う表情を浮かべるが、大した事じゃないよとばかりに
「ああこれね。練習の後ちょっと監督と喧嘩になっちゃって……勇気ちゃんが気にする事じゃないから気にしないでね」
なんと春日監督と喧嘩になったようだ!なんで??大河さん等を見ると…二人とも少しばつが悪いと言うか……困った表情になっている

「まあ鈴と春日はんでちょっと揉めただけやから…気にせんとき勇気」
大河さんも九条さんもそれ以上の詮索は控えてくれという反応だったので、あたしもチュウもそれ以上聞かなかった

で…同じ球技仲間として夏終盤にやるソフトボールの大会は気になるので話を変える意味でも尋ねてみた。

「せやなあ〜ワシらの仕上がりは上々!じゃがリリアムに当たるまでは気は抜かん!!」
「私と虎の二人で三球三振に抑えて、みんなで打って勝つだけですわ。特に鈴と虎のコンビは私が嫉妬するほどの連携ですわ」
「え〜照れちゃいますよ〜九条先輩❤私だけじゃなく皆頑張って大河先輩につなげて大きいのを打ち上げるんですから」
「せやけどワシは正直守備下手な方やねん。萌葱の球打つほどの強豪なら鈴!お前の鉄壁の守備たすかっとるわ!!」
とまあ新進気鋭のチームらしく圧倒的な力で相手を叩きのめしているようだ。

リリアムも大泉さん達からも聞く通り、相手も流石に強豪で全然気が抜けないが
大泉さんの投球に加えて神楽坂さんらの打撃力・村田さんの鉄壁守備
そしてあたしと同じ四年の天馬さんら三姉妹も半端じゃなく鍛えこんでいた

「そや勇気?光陵の様子はどうじゃ?あれから結構経って合宿とかにもいったと聞いたが??」
当然大河さんもあたし達の様子が気になったのか…光陵の事を聞いてくるが少しチュウと目を見合わせてしまった

大河さんはその様子に「なんかあったんかいな?」と当然の事ながらあたしらに聞いてくる…今度は俺の出番とばかりに

「実は…お前たちと遊んで合宿に行った時…巨神にいた西村達が戻ってきて…あいつらを引き抜いてチームを作っちまったんだ」
チュウの方から大河さん等に説明を始めた

「……なんか変な事になってしもうたな…」
「土生はん。さぞこまっとる事でしょうなぁ」
大河さん等も皆渋い表情だ…巨神の裏取引の一件に巻き込まれ。
試合に出る事が出来なくなってしまった西村さん等は古巣である光陵に戻ろうとしたが、けじめをつけたかった土生さんがそれを断り
土生さんがさやかちゃん・恵ちゃんら新戦力を整えている事に不安を感じた黒田さん等が西村さんに頼みこんでチームを作ってしまい、その事で光陵が分裂状態にある事など一筋縄ではいかない案件が出来てしまったのだ。
0133勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:19:36.81ID:U2jUGAS5
「土生さん…その西村さん等の事……ちゃんと皆で相談出来なかったのかな?
その私達が会っていない光陵の新戦力の事とか…変に気を使って隠し事しなければ良かったのに」
ぼそりと鈴木さんが呟く
確かに鈴木さんの言っている事は合理的で正論だ。黒田さん等にも前もって力量不足だといえていたら…或いは西村さん等の事とか皆で話し合えるチャンスもあったかもしれない
だけど……土生さんとしては筋書きこそ大幅に変わってしまったが、けじめとして西村さん等を倒したかった気持ちはあるのだろう。

だからあたしは
「土生さんの気持ちも分かってあげてください鈴木さん。土生さんだって西村さんらが憎くて彼らの願いを突っぱねた訳じゃないんです
対巨神の為。集まった理奈さんや緒方さんやチュウに山下さん達の誇りの為に戦おうとしていたんです!それだけは分かってください」

そう弁護する…チュウもまた
「そうだ!土生の兄貴が悪い訳じゃねぇ!俺達は!合宿で入った石井達も合宿後に俺らの光陵に入った片岡や倖田達も兄貴を信じて全国制覇を目指すんだ!!」
土生さんの援護を入れるが、鈴木さんの突っ込みは続き

「橡浦さん…中井監督は今後どうするんですか?中井監督が見ている光陵の運営費は?
あちらの光陵からも監督になってくれって頼まれて迷っているんですよね?
中井監督の人となりを見る限り。純粋に西村さん達のご両親から純粋に好意で監督をと頼まれたら多分断りきれなくなると思うんですけど…その場合監督さん誰がやるんですか?
小倉監督だってリリアムの指導をやりながら土生さん達の面倒を見られるとはとても思えません…そして土生さんだって金銭面はどうしようもないと思いますけど」

こんな風に金銭面と…西村さん等光陵を抜けた人たちの両親が、土生さん等とある種敵対関係になってしまい中井監督を抱きこもうとしているのだ
勿論あたし達の足を引っ張るのが目的なら中井監督は毅然と金銭面などをちらつかせても聞く耳持たないだろうが…
純粋に子供たちの為という理由からではあたし達の味方になってくれるか…それともあちらの方に手を貸してしまうのか不透明なのだ。
そしてもし中井監督があちらの光陵についてしまったら金銭面は言うに及ばず
士気に差しさわりが出るのは言うまでもないし、そもそも子供だけではいくら土生さんが凄い人でも無理がある。

「とりあえず…光陵が内輪もめをしている状態なのは春日監督には黙ってた方がいいですね
そうじゃないと昨日の調子じゃあ絶対に勇気ちゃんを…更に行くと野村さんら…有望な人材の引き抜きを狙ってくるかもしれません
そして…もしも中井監督があちらの光陵に付いた場合の保険も考えた方がいいですよ」
鈴木さんはとりあえず、御家騒動は内緒にしておくこと・そして中井監督が監督を辞めた場合の事も警告してくれた。

「…本当にやな人だな春日監督って…あんたらみたいないい人材がそろっていてもまだ人材が欲しいのか……」
吐き捨てるように言葉を出すチュウ…それを見て鈴木さんもまた
「欲しいもの何でも欲しがってそばに置いときたいって部類の人なんですよあの人は…」
思う所があってチュウに同調するも…大河さんからは

「だがな橡浦…鈴。春日はんは確かに凄い!リーダーシップとか能力とかワシらを纏める力は本物じゃ!それに人を見る目は誰にも負けへんだろうし…悪い所も多いが良い所も沢山あるわ」
春日監督を庇う。確かにワンマンな所はあるし明らかに男の人を嫌っているそぶりも見せた
ただ…あたしを見る瞳は確かに好意に満ちており、カリスマ性のある人だと言う事はあたしも分かっていた。

で…今度は少ししょげた口調でチュウは
「中井監督の事は…あいつらが変な事言わなければ揉める事は無かったんだろうけどよ
もし中井監督があいつらの監督になった場合。俺らも兄貴ばっかに頼る訳にはいかないしな
運営費とかも今まではどんぶり勘定でどうにかなったけどそうもいかねえのがな」

今後の事を考えるとどうしても楽観的にとはいかない
「ワシが金をというのは…流石にまずいしなあ〜小倉はんとしても流石にそこまで肩入れできんだろうしのお〜」
大河さんとしても手を貸したいのだが、チームの運営費となると高額になるのは目に見えておりそこまでの大金をぽんと動かせない・そして小倉監督にもそこまで負担をかけるのはあたし達も土生さんも良しとは思わない。
0134勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:25:02.08ID:U2jUGAS5
だからとりあえず運営費の事を置いておき
「今は勝つことだけ考えないと駄目ですね…そうじゃないと色々と潰れそうです」
勝利のみに専念する…と…鈴木さんから

「私も金銭面の援助は無理だけど…選手不足ならいい人を紹介できるよ❤」
選手を紹介してくれると言ってくれた

「ほ〜鈴木ぃ。どんな奴?」
当然チュウもどんな人材と聞くが鈴木さんは
「私のボーイフレンド件許嫁の鈴木真弘君事マー君❤野球の経験はそれなりですが身体能力は私とどっこいかそれ以上ですよ❤」
少しのろけが入った感じであたし達に鈴木真弘さんの事を紹介してくれた

ただあたしはふと大河さん九条さんを見たが二人は耳にタコという表情でいた…その理由はすぐに理解する。
「そもそも私とマー君があったのはかれこれかれこれ…うんたらうんたら〜〜〜」
東京に付くまで延々と鈴木さんは真弘さんと自分のなれ染めやデートの話までうんざりするほどの長さと甘ったるさで聞かされ…ある種のお仕置き状態だった。
ヘリから降りたあたし達は少しグロッキーだったが…早速理沙さんがいると言う“西小地帯”にみんなで向かう事にした。

「大河さん・九条さん・鈴木さん。
すいませんヘリで少し話したと思うんですけど、ここら辺“西小”のテリトリーなんで絡まれたら本当にごめんなさい」
あたしは前もって大河さん等に西小の変な奴に絡まれたらごめんなさいと謝るが

「平気じゃい!相手が変なことしたら適当に流してやるまでじゃ!そうじゃろ萌葱!鈴!」
「ふふ。わても剣道と合気道を習っておりますからなあ〜そうそう負けまへん」
「わ…私はみんなの影に隠れてます!」
大河さんはあたしと戦ったから強さは重々承知・九条さんは以外な事に古武術を嗜んでいたようだ。鈴木さんは…あんまり喧嘩したい性分では無い様だ。

「じゃあ行きますね。岸さんの家は嶋野のおじさんから聞いてますから」
あたしは昨日おじさんに教わった通り。皆で向かうのだった…が

「お前ら!東小の奴らだろ!!」
折悪く司馬みたいな突撃バカっぽい奴が4.5人であたしらに絡んでくるが…大河さんが

「…ワシら都合があるんじゃ。のけい!」
得意の“殺気”を出した途端…皆雲の子を散らしたかのように
「ヤバい!逃げろ〜〜〜」
みんな大急ぎで逃げ出すのだった

それを見たあたし達は大河さんの気勢が本物という事。そしてこんな大河さん相手に立ち向かうリリアムのメンバーが本当に大変だと思い知った
そして岸さんの家…用事があるのはあたしなのであたしがチャイムを鳴らし
「すいません!あたし瑞原勇気って言います!島野理沙さんは今家にいますか!!」
とドアホン越しに声を出すと…少し経って理沙さんが出てくれた

「お久しぶり〜あれからもう一年かあ〜大きくなったね〜勇気ちゃん!」
ポニーテールが可愛く決まり、胸も一年前とは比較にならないほど大きく…素晴らしい。
「すまんのお幼馴染との訪問中に理沙」
「虎。あんたには世話かけて済まんわあ〜」

親友二人話していたが…そこにスポーツグラスを付けた少年。西小に名高い知将“岸武史”さんも出てきて
「理沙の友達と…理沙が話していた空手の強い子か…ここじゃなんだから家に入ってくれよ」
家に招き入れてくれるようなのでみんなで家の中に入るのだった。
0135勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:27:25.73ID:U2jUGAS5
「成程ねえ〜明達が前話していた野球リトルと神楽坂が言っていたソフトリトルがそろい踏みというのは凄いな」
あたし達の話を聞いた岸さんは瞬時に理解し、色々と聞き入っていた。

で…あたしの方から
「岸さん。早速ですが理沙さんと試合したいので…貴方も立会人やってもらえませんか?」
てな提案をすると、岸さんも

「OK!理沙が強いと言う位の君だ…俺もどれだけの物か見てみたいからな…庭で立ち会いをしよう」

そして…改めて旅に出たのは島野理沙さんを倒すという目的があったから
でも…あたしはやっぱり戦うのが好きな部類の人間なんだなと思うの…シバケンさんにも言った様に闘って勝ち取れるのなら何でも戦って勝ち取りたい!
そして前にいる島野理沙さんはあたしの戦いに相応しい相手…あたしと理沙さんはお互い一礼をし…勝負をして……

「はぁ〜〜理沙やっぱり強かったあ〜」
「勇気ちゃんも一年前と比べて格段に強くなっとるわ〜」
勝負は結局付かなかった…あたしも理沙さんも結局指一本動かなくなるまで闘い…激しく胸を揺らし闘えるだけ戦った

「…あたしが強くなったのは…守りたい人が近くにいたからです理沙さん」
そう…稽古こそ欠かさなかったが、一線から引いてここまで戦えたのはチュウが温かくあたしを見守ってくれたから…

理沙さんもまた
「ウチも…好きな人がいるから……ここまで勇気ちゃんと戦えたんや」
あたしと同じ瞳であたしと同じ事を云った…ふと岸さんの方を見てみると照れ臭そうな…そんな感じの雰囲気がうかがえる。

で…大河さんは纏めとばかりに
「二人とも頑張ったのぉ❤二人のガッツに礼をしたいから甘いもんでも食いに行こうかのぉ!!」
甘いものを奢ってくれると言う…だからあたしは

「じゃあ少し距離ありますけど“アキュリス”に行きませんか?土生さん等も今日練習しているでしょうし…喜ぶと思いますよ❤」
東小エリアにある洋菓子店“アキュリス”に行こうと言い、大河さん等も

「ああ村田保奈美の両親がやってる洋菓子店で凄い評価良かったのぉ!!ではいくかのぉ!!」
リリアムの村田さん絡みの事と純粋に評価が高い事で知っていたようだ。

だけどその前に鈴木さんから
「私もそれで構いませんけど…マー君と合流してもいいですか?
元々マー君に慰めてもらいたいな〜って気持ちもあったんで大河先輩に無理いってここまで連れてきてもらいましたし」
真弘さんと合流したいと言われたので、あたし等としては別に問題ないのでそのまま田中さん等の家に向かう事になった。
0136勇気ちゃん住処に戻る ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:31:03.12ID:U2jUGAS5
そして大名行列みたいな集団で歩く事暫く…田中亭に付いた鈴木さんは
「マーくぅーン!鈴です!!連絡した以上になったけど皆と付き合ってぇ!!」
普段なかなか聞かない様なデレデレした声色にみんな吹きそうになりながら…真弘さんを待つと

「お〜鈴ちゃん!なんか凄い人数になってるね。で…どこ行くの??」
なんか地味そうな…だけどいい人そうなどこにでもいそうな背の高めな…真弘さんがどこに行くのか聞いてきて

「ん〜前私が話した野球リトルの“光陵”の練習場と…その前にアキュリスに…かな」
真弘さんはあの事かという表情になるが、すぐに切り替えて
「分かった。とりあえず俺も色々気になっていたんだ、鈴ちゃんが言ってた“光陵”じゃあ行こう」
真弘さんも同行してくれるようだ…そしてまずは土生さん等のお土産てな感じにアキュリスに向かうのだが…その途中岸さんは

「……君の顔。どこかで見た事ある気がするんだよな……どこだっけ?」
ふと真弘さんの顔を見ながら、いぶかしげに頭を捻っていた……その気持ちはあたしも理解できた
あたしもつい最近どこかで見た事ある気がする…勿論真弘さんとは初対面それは間違えない
だけどどこかで見た事ある気が…チュウもなんとなくそんな違和感というかデシャブというか…怪訝な顔をしていた
その時もう少し早く真弘さんと大河さん等の困ったような表情・そして明らかにイラついた雰囲気の鈴木さんに気がついとけばよかったと後で後悔することになる。

で…アキュリスに到着したあたし達だったが…向かい側から…おっぱいが……歩いてきたというより石引さんと胸が凄く大きな三人
薄褐色肌の超乳をした可愛らしい少女・日焼けをした巨乳をした少女・そして…え?真弘さんにそっくり…だけど美少女とも美女ともいえる巨乳の少女を

「…最悪……」
ぼそっと…だけど皆鈴木さんが明らかに機嫌を害しているのはすぐに理解できた…相手の方もあたし達に気がついたようだったが…

「アンタ……」
真弘さんに似た少女はあたし達を見るや…というより鈴木さんを見て明らかにいやな表情のまま。取っ組み合いでもする勢いで近づこうとするが…石引さんがとっさにまずいと思った様で

「…駄目よ麻衣。みんないるんだから」
鈴木さんと…麻衣と呼んだ真弘さんに似た少女の間に入った……その時あたし達はみんな思いだした。
西小の五年生でモデル雑誌“Tesra”のトップを飾る少女“田中麻衣”の事を…道理で見覚えがあったはずだ

真弘さんもこの雰囲気はまずいと思い
「…姉さん・石引さん。みんなはなんでまたここに?」

麻衣さん等に話しかけると、先ほどまでの険悪な雰囲気が嘘のように麻衣さんは
「ヒロぉ!偶々ティナさんやラミムさん・ジャンゴさんらとお茶でもしようって話になってユウと一緒に東小地区一帯を案内しながらここに来たの❤
あんたも一緒にお茶しようよぉ……だけど鈴。あんたは別…帰って…邪魔だから」
機嫌を良くするもやっぱりあからさまに鈴木さんに対して喧嘩を売るそぶりを見せるが

「…全く。性懲りもないですね義姉さんは
元々マー君は暫く私と付き合うという約束でしたけど?それに…ここで揉め事を起こして義姉さんだけまた隔離させられたいのですか?」
鈴木さんは怒りを抑え、涼しい顔で周囲を見渡す…何も変わらない様に見えるが、麻衣さんは何か察したんだろう

真弘さんもまた
「お願いだからここは揉めないでお茶みんなで飲もうよ…みんな困ってる」
麻衣さんと鈴木さんがこれ以上揉めない様矛を下ろすよう言う…確かにあたしも含めてこの事態に困惑していると言うのが皆の気持ちだった。

そうしてたが…店でなんか揉めている声を見かねて…村田さんが私達の所にやってきた
「あれ?石引さん???大河さん達まで?どうしたの???」
当然村田さんもこの集団と雰囲気に困惑していたのは言うまでもなかった… 続く
0137名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm 2013/10/19(土) 22:34:14.24ID:U2jUGAS5
以上です。最後展開上変な空気になってしまいましたが、後々のネタ振り状こうなりました。
例によって。ご意見ご感想お待ちします。最後に女神たちのプール見て頂きありがとうございました
0140名無しさん@ピンキー2013/10/26(土) 21:02:46.45ID:wg829I5Q
名無しさんX氏乙! 消失分ほぼ書き直したぜよw 近日投下するぜ!!
0142名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 23:04:20.70ID:HZu0tcD5


「……蛍ちゃん、やっぱ立ち位置変えよう!! もうちょっと後ろ……」

幣原蛍十二歳。世間はまだ本名よりも『谷川千晶』という役名のほうがピンとくるだろう。人気ドラマ『決闘少女空間』で一躍有名となった彼女はその後も順調に仕事をこなし、主にCM子役としてまずまずの地位を築いている。
身長148cm、86-58-79のGカップという見事なプロポーションとボーイッシュなキャラクターを武器に再び厳しいオーディションを勝ち抜いた彼女は今、来春公開の映画『ジェットマリー』撮影の為、とある地方のロケ地に滞在していた。
三度目の実写化となる往年の名作漫画『ジェットマリー』。音速で大空を駆け巨大な敵を薙ぎ倒す、超科学が生んだ人造美少女。かつて日本中の少年の心を躍らせたこの正義の美少女アンドロイドを演じることは、今後の蛍にとって非常に重要なキャリアとなる筈だった。
もちろん最新技術でリメイクされる本作でも『おっぱい充電』は大事なお約束だ。

「……はいオッケー!! じゃあ蛍ちゃんは一時までに昼ご飯済ませといて!!」

「はーい、お疲れさまでーす!!」
0143名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 23:06:30.05ID:HZu0tcD5
元気よく答えた蛍は弁当を受け取り、着替え兼休憩用の個室テントへと急ぐ。ロケに入ってからはこの僅かな昼休憩が彼女にとって唯一安らぎの時間なのだ。

(ふえぇ……暑いよう……)

撮影の緊張が解けると一気に胸とお腹が窮屈になる。テントに入った蛍はまずブーツを脱ぎ、ぴったりと詰まった襟元を開いた。人間そっくりの身体を覆う深紅の二次装甲、という設定の衣装は極めて丈夫で薄いレザー素材で作られている。
顔以外の部分すべてを無機的な質感で覆いながらも、究極までタイトさを追求したフェティッシュな艶めかしさ。
なによりも成長期の少女が見せる肉体の起伏を最大限に引き立てるよう、僅かな皺ひとつまで計算し縫製されているのだ。
柔らかく捻れ、歪む乳房をぴったりと覆い、なおかつ瑞々しい質感を損なわぬ卓越した職人の技術だが、そのため構造が非常に複雑になり、とても休憩のたびに着脱できるようなものではない。
肩ベルトと脇腹のバックル、そして鳩尾のホックを外すと汗ばんだ乳房がプルン、と勢いよく飛び出す。蛍はついでに腹部から股間部のプロテクターも開き、とても人には見せられない姿になった。
同型のスーツを着用する仲間内で密かに『脱皮』と呼ばれている、胸と下腹を露出したはしたない格好だ。

(ふぅ、らくちん……)

出来るだけ身体を休めるため脚を投げ出し、背中を丸めて弁当を食べていると拘束から解放された乳房がスーツからじりじりとはみ出てくる。ラッキーターンにビレッジマァム。好きだったお菓子も控えて役作りに励んでいるのに、なぜおっぱいだけがのびのびと育ち続けるのか……
慌ただしかったこの一年でスタイルは格段に良くなったが、デビュー前の小学生らしいぽちゃぽちゃお腹が少し懐かしい。

(私のせいで今年は中止だっけ、『こども乳徳利』……)
0144名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 23:08:42.98ID:HZu0tcD5
五年生の頃、すでに地元で有名な巨乳少女だった蛍は伝統ある祭祀『こども乳徳利』で優勝した事がある。
振り回し過ぎて怪我人を出し、行事の自粛騒ぎにまで発展してしまったが、それでも蛍の勝利に沸き立つ観衆は、真っ赤になるまでその名誉ある乳房をしゃもじで叩いたものだった……

「蛍ちゃん!! ちょっと来てくれる!?」
しばしの感傷に浸りながら弁当を半分くらい食べたとき、ざわめきに混じって助監督の呼び声がした。おそらく朝のミーティングで聞いた通り、遅れていた海外からのキャストがようやく到着したのだろう。
あたふたと乳房を収納してテントを飛び出すと、案の定見慣れない男女が立っていた。スタッフと握手している白人の男性が二人と、地味な眼鏡の女性。それから……

「うわあ!?」

「あ、蛍ちゃん。今日からロケに合流するアイアンゾフィ役のノルト・シュワルテちゃんだ。同い年だから仲良くしてね」

「Guten Morgen Sehr erfreut!!」

途方もない高さから響くドイツ語の主は白人で……多分女の子。デカい。とにかくデカい。170cmを優に越す長身に鍛えられた逞しい体躯。そして短く刈り込んだ、北欧でも珍しい見事な銀髪。
蛍を見下ろす人懐っこい笑顔は確かに同世代のものだったが、すでにクロムシルバーを基調としたコスチュームを纏ったその姿は最凶の刺客アンドロイド『アイアンゾフィ』そのままだ。
ノルト・シュワルテは驚きに絶句したままの蛍を軽々と持ち上げ、その厚い胸にギュッと抱きしめる。
なにやら早口の外国語は蛍のチャーミングさを誉めているらしいが、ノルトの超弩級の乳房に圧迫された蛍はか細い自己紹介が精いっぱいだった。
0145名無しさん@ピンキー2013/11/03(日) 23:11:03.97ID:HZu0tcD5
「し……幣原蛍ですっ……よろしくお願いします……」

ようやく地面に降ろされた蛍はぎくしゃくと挨拶を返し、このとんでもない共演者を改めて観察する。並外れた長身はともかく、あまりにマッシヴな体躯に少し疑念を持ったからだ。
しかし蛍は自らのスーツ制作の過程でいやになるほど縫製やパーツ分割の試行錯誤に付き合ってきた経験上、『上げ底』の難しさを良く知っている。
ウレタンの乳房や筋肉をいくら衣装に仕込んでも、出来上がるのは安っぽい着ぐるみ怪人。まるで戦女神の裸像に魂が宿ったようなノルト・シュワルテの精悍さは到底作り出せない。
それになにより、蛍のもの以上にタイトで装飾も少ないアイアンゾフィのスーツには、どこにもベルトやホック、ジッパーの類が見当たらなかった。

「あ、あれ……」

「ふふ、気がついた? ノルトの希望で衣装は使ってないの。特殊塗料……まあボディペイントみたいなものね」

通訳らしき眼鏡の女性が微笑んで言う。ということは磨きぬかれた砲弾のごとき乳房も、鋭く彫り込んだような腹筋もすべてノルト生身の肉体なのだ。
鈍い金属の光沢は筋肉の起伏を引き立て、グラマラスな十二歳の肢体を一層艶めかしく彩っている。ちょっと誇らしげな笑顔を向ける彼女の文字通り天衣無縫の荒技に、蛍は再び言葉を失った。

「……ま、バストトップと大事な所は特殊メイクで隠してるけどね」

「は、はあ……」

ちらりと覗いたノルトのスケジュール表は緻密にカロリー計算された食事内容に宿題及び日本語レッスン、そのうえブティックや有名雑貨店でのショッピングリストがびっしりと詰まっている。
『marbledeath』に『アンノウンX』などというゴスロリ系ショップ中心なのが少し気になるが、とにかく彼女はこの日程全てを過酷な撮影の合間にこなしているのだ。

「……じゃ、他の共演者の方にも挨拶してきます。蛍ちゃん、ノルトを宜しくね」

「Sehen wir uns wieder!!」

恐るべしノルト・シュワルテ。その颯爽と逞しい同い年の背中を見送りながら、己の未熟をひしひしと痛感した蛍であった。

END
0147名無しさんX ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 18:53:36.10ID:/G2oyPGc
>>142-145
GJです!そしてノルトを使って頂きありがとうございました。
此方はぜっ不調で全然書けなくなってしまいましたが、長い目で見て下さい。

今回はショートショートで1レス程度の奴ですが、女神たちのプールのちょっと後のお話です
次より投下
0148ちょっとした観光ツアー ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 18:58:06.50ID:/G2oyPGc
ちょっとした観光ツアー

大帝国ホテルシャワールーム
ふとしたきっかけから周辺の観光へと赴く事になった少女達はまず、先ほどまでプールで泳いでいたので、汗などを洗い流す事から始めていた

「麻衣達って本当にいいね〜こんな広いシャワールーム見た事無い」
石引優子を持ってそこまで言わすほど設備自体が広く敷居も必要がないほどだ、当然アメニティグッツも超がつくほどの一級品ばかりである。

プール近くにトレーニングルームもあり…そこでも基本として全裸のまま汗をかき…体を鍛えて客の目を楽しませている。
無論着衣状態(と言っても超極薄で体のライン丸分かりのウェアなど着用)のままのモデルも愛でる客は多く、単純に性欲を満たしたい人もいれば一種の芸術品として鑑賞する人もいてまちまちなのだ。

当然みんな全裸でシャワーなどを浴びているのだが、みんな少女ではあるがそれと違って胸の発育など平均値を大幅に超えている。
その様子なども優子は内心興奮しており、器具や…この間可愛らしい巨根の少年にこじ開けられた華や蜜壷が潤ってしまい乳首も腫らして…しとしとと蜜が股間から垂れている位だ。
…もっともその事などもあって優子は非処女だったのだが…とある人物から半ば強引に処女膜を直してもらって現在は処女である…その事はまた後日語るとしよう

そんな優子の気持ちを知らずに麻衣は
「今回は本当に特別って感じだけどね。世界中から小学生モデルが集まってお披露目をするってわけだし……
ユウだって全部凄いと思うけどな〜リリアム忙しいのは分かるけどお付き合い程度にモデルやっていけばいいのに❤」
モデルの付き合いを申し出るも優子は

「う〜ん何度も言うけどね〜うちは多分そういう事をやってたらあっという間にポジションを盗られるって所だから…
勿論麻衣やティナさん達も綺麗でおっぱいもすっごく大きくてこういう場は好きだけど華やかな場に立つ暇があるんだったら練習してたいって言うのが…さごめんね麻衣」
申し訳なさそうに断る

その様子に世界一の超乳少女ティナは
「…石引さんが言っていた“リリアム”ってソフトボールリトルってそんなに大変な所なの?」優子の属するリリアムの質問をするが、優子は

「うん!すっごく練習きついよ!しかも私の場合立場的に手を全く抜けないから……中間管理職の厳しい所というところかな!」
色々と気苦労が多い事も洩らすのだった。現在西小で6年生を差し置いてレギュラーを取っている事。現キャプテン神楽坂沙織に勝ったことなどからどうしても目立ってしまうがゆえの弊害である。

次にラミムも
「それから…二人が言っていた“光陵”ってどんな野球リトルなの?」
野球リトル光陵に対して質問したので、優子の方から

「う〜ん。私の幼馴染の理奈がエースを務める…新進気鋭のチーム……と言いたい所だけど色々とチーム内が揉めちゃってね…
まあチームに関しては土生たちから話してもらった方が早いだろうけど」
少し話を濁しながらも教えてくれるようだ。

麻衣は優子に気を使う様に
「まあその事は後々っ!とりあえず周辺散策しましょうみんなでね」
皆にそう告げて…各自シャワーを浴びて着替えるのだった。

そして入り口で待っていたジャンゴと合流し、まずは球場をぐるっと回る。
「ここは地元チームグラウンドでね…ちょっと前までは理奈達と一緒に野球を見る事もあったかな?」
優子が言う様に数年前改築され、メジャー球場の様な良い球場という事…
そして優子自身理奈の友人という事もあり、優子から話を通すだけですんなり球場内に入れたことなどを感謝する。

球場を後にした皆はバスに乗って西小地区へと向かうがバス内の乗客全て皆ティナや麻衣らに対して熱い視線が注がれて皆胸が熱くなってしまうのは仕方のない所だった。

そして西小地区
「ふふふ…ここが私達が通っている西浦小学校がある地区!」
にぎわっている商店街で楽しそうに歩く麻衣達。やはりここでも目を惹かれる様で、ティナの超乳が揺れる場面などみんなが見ていたのだった。

だが昔と違ってティナは周囲の視線を受け流す度量もみにつけ…大きすぎてどうしても乳首が浮いてしまうがそれも気にする事もなかった。

暫く西小地区にて観光を楽しむ一行だったが、優子からそろそろ頃合いだと思い
「それじゃあそろそろ東小地区に行きましょうか?村田さんも色々と用意してくれているだろうしね」
皆にアキュリスへと向かうよう指示をし…向かうのだがばったりと別の巨乳・爆乳組と出会う事になるのだった。
0149名無しさんX ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 19:01:35.92ID:/G2oyPGc
以上です。なんか全然筆が進みませんが、楽しんで頂けたら幸いです
落ちます。
0150名無しさんX ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 19:56:53.30ID:/G2oyPGc
【先ほど落ちますといいましたが、根性を振り絞ってもう一本次スレより投下します】
0151アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 19:57:52.57ID:/G2oyPGc
アゲハの夢 一学期 五月
あれから約一カ月がたち、黄金聖闘士!

ではなかったゴールデンウィークがやってきたのだった。
そんな中アゲハと理央は家族旅行前夜にて相も変わらず、理央はお風呂場でアゲハの胸を揉んでいたのだった。

「ふぁ…ぁぁぁ……お兄ちゃん…お兄ちゃん私の胸…大きくなったかな?」
理央の胸揉みに慣れてきた様子…と言うよりどこか切なげで吐息も熱っぽい様子である
そんないつも通りの二人だったが理央は気が付いていた

「アゲハ…少し胸……大きくなったんじゃないのか?
一カ月前と比べたら胸の肉…少しふっくらしているように感じるんだけど」
と胸が少し大きくなったのではと尋ねる。

アゲハも
「そう?お兄ちゃん
確かにシャツ最近おっぱいの先がたまに擦れたりとか…服とつっかえたり…してるから……成果出ているんだよね❤」
と自分の申し分ない胸がそれなりに成長しているのではと嬉しそうにアゲハはいう

実際ちょっと前までは真っ平らだったのが、オレンジ程の大きさでつんとつまめるようになっていたのだ。
そして…

(アゲハ…直接触れてないけど…乳首感じているのか?)
と理央は内心未成熟だったはずの乳首が少し色つき、先ほどまでは子供のそれだった乳首も子供なりに主張していた

そんなアゲハの魅惑的な乳首を理央は自分もペニスをがちんがちんに勃起させながら
どうしようか考えるもまだ胸揉みだけにしておこうと考え

「よ…よしアゲハ!今日胸揉みしたら明日に備えて早く寝ようぜ❤」
何時も通りにマッサージを終えて、アゲハも「旅行!楽しみだね!!パパとママ!そして理央お兄ちゃんと一緒の旅行!!楽しみっっ!!」死ぬほど楽しいって感じで理央に微笑み
理央とアゲハはそれぞれ就寝に入るのだった。

そして
五月…黄金週間らしくたまには食道楽と言われる大阪にて遊びに来た姫木一家だった
四人仲良く散策するのだが

「お兄ちゃん凄いね〜これが道頓堀かぁ」
アゲハは可愛らしいワンピースとスカートで理央に道頓堀の事を振り、理央もラフなスタイルでアゲハの言葉に

「ここにあのおじさんの人形がいるんだよな…」
とある呪いの事を思い出すのだった。

ちなみに父は
「理央・アゲハ。例のおじさんの事ばかりじゃなくて逸話を知らないと
もともとこの名前はこの川を整備した安居道頓から来ているんだよ」
一夜ずけながら簡単に由来を説明する。
0152アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:00:23.23ID:/G2oyPGc
その後も通天閣のタワーで高い景色を見ていたり観光を楽しんでいたが、その時おかしな男と姫木一家は出会う事となり
「ぼんず!穣ちゃん!大阪楽しんでいるけのぉ!!」
と鉢巻を付けた男にいきなり話しかけられるが、全員その男のいで立ちを見て言葉を失う

上半身何も身に纏っておらず、下半身は制服と思われるズボン
しかしながらやたらと筋骨隆々した、見ただけでどう考えても喧嘩が強そうな男…しかも意外と年を食っているようだ。

全員言葉を失うがその男に対してまたガラの悪そうな連中が
「見つけたぞ喧嘩百段!!今日こそお前の不敗神話を…」
その男に向かっていくが男は

「じゃかあしい!!ごぉぉっつい!タイガーバズーカじゃ!!」
何やらかまえたかと思ったら、巨大な虎の様な気…と言うかよく分からないものを飛ばし
あっという間に不良軍団が吹っ飛んでいくのを確認した後。姫木一家どころか周囲の人物すべて一目散に逃げ出した

「どぉぉじゃい!!ワシの強さを!あれ?お〜い」
謎の男が姫木一家や周囲の人物がいなくなっていた事を不思議に思うが、そこの女性が現れハリセン一発を男にかます。

「もうっ!何やってるのよ誠君。こんな所で喧嘩したらみんな逃げちゃうわよ
ただでさえ誠君強いから周囲に迷惑がかからないだけ良かったけど」
その女は男を諭す

だが男の方も
「じゃがそいつらから襲いかかってきたから応戦したまでじゃ千江」
反論し顎でごっついタイガーバズーカで倒れた男達を指すも

「本当に…誠君学校卒業する気ある?確かに誠君は格闘家として誰にも負けないと私は思うけど……」
あきれ顔で呟く

男もギクッとした表情になるが
「学問なんぞワシの性に合わんわ千江!このワシ!喧嘩百段!溝口誠にはのぉ」
開き直り、千江はあきれ顔だ

男…溝口誠28歳は未だ高校留年であるが、格闘家としては世界でも有名な男である。
後日姫木一家は溝口の記事を見てあの男と思い出す事となる。
因みに溝口は数十年後相変わらず高名な格闘家として名を馳せているが、とあるソフトボール打撃コーチとしても雇われる事はまだ誰も知らない。

その頃姫木一家は肝を潰す勢いで逃げた後。喫茶店で休み
「凄かったねあの人…あんな大勢いたのに全然勝負にすらなんなかった」
アゲハは大阪や関西と言うのは、あんな常識外な人間もいるんだなと呆れていた。

理央らもただ溝口の非常識なまでの強さにそれ以上何も言えなかったが
喫茶店に来たので皆斯く斯く食事をオーダーしアゲハらは銘々軽食を取っていたが、母は
「あッ!そうだ!!確か今日から大河デパートで着物展があるんだったわ!九条さんが取りそろえた超一流の着物!!貴方見に行きましょうよ…」
何やら凄い食い付きで着物展に見に行こうとし皆戸惑うが、アゲハはふと

「お母さん?その九条さんの着物って……そんなに有名なの?」
そこまで母が執着するほどの着物がどんなものか気になって聞いてみるが母は

「アゲハ。人間国宝よ人間国宝!
九条さんは卸問屋さんだけど、九条さんが取りそろえる着物は全部逸品ぞろいなの
それが今日から着物展と言う事だから、無料で展覧できるの!アゲハも女の子だったら一度見てみた方がいいわよ!!」
心の奥底から着物展を見たそうだったので、父も

「分かった。お前がそこまでみたいって言うんだったら…じゃあ理央・アゲハ…皆で行こう」
半ばあきれつつも見に行く事にし、家族総出で大河デパートに向かうのだった。
0153アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:01:53.54ID:/G2oyPGc
大河デパート
関西を拠点にする百貨店で、首都圏においても有名なデパートである。

入場料を払い着物展に入る姫木一家…アゲハもそこまで着物に興味がなかったが
名うての職人が作り上げる着物の美しさに惹かれるものを感じ、嬉しそうに理央の手を引っ張っていた

「あはは❤お兄ちゃんどれも可愛いね〜」
アゲハの上機嫌ぶりに理央も少し戸惑いながら

「そだな…これが似合う頃はアゲハも嫁さんになって俺から離れるんだろうな〜」
アゲハが成人になったら、兄としてアゲハの婚約者の事を考えてしまうが当のアゲハは

「ん〜違うよ〜こういう着物着て…私がお兄ちゃんのお嫁さんになるんだからさッ!」
理央の妻になると言い切るのだった

(アゲハが俺の奥さん…ん〜)
これまでだったら結構流して考える理央だったが、胸が徐々にだが可愛らしく膨らむ様子
そしていつも何時も心地よく甘える声など…異性として見るのなら申し分なく可愛い…というよりぶっちゃけタイプだ
ただ兄妹という血縁関係が泣けてきちゃうのだ…

とはしゃいでいたアゲハだったが、女の子とぶつかってしまう

「あいたっ!貴女どこ見ているの??」
多少高飛車な物言いの少女…だけど理央としてもぶつかったのはアゲハの方だと分かっているから
「ああ…ごめんね妹がぶつかって……大丈夫?怪我してないか?」
理央は少女に謝るが…その少女を見て理央は言葉を少なからず失う

黒々としたロングヘアー・日本人形みたいな顔立ち・そして少女としては発育が良く均整のいい体
理央に続いて謝ろうとしたアゲハでさえ言葉を失うほどの美しい女の子だった…がアゲハも
「ごめんなさい…着物綺麗ではしゃいじゃって…私姫木アゲハ……貴女は??」
見惚れていたのが分かるほど頬を赤く染めながら、グラマーな少女に声をかけた

「…謝ってくださるのでしたら…私の方こそごめんなさいね……浅葱が…妹がどこかに行っちゃって
探していたから私も周りが疎かになっていたみたい…申し遅れました私…九条紅葉と申しますわ」
少女…紅葉は浅葱という妹を探していたようだ。

理央もアゲハも何か感じるものがあったのか
「お兄ちゃん…私達も紅葉ちゃんの妹さんを…」
「そうだなアゲハ…紅葉ちゃん。浅葱ちゃん探すの俺達も手伝おうか?」

二人で紅葉の手伝いをしたいと申し出た。

紅葉は最初見ず知らずの人間にと考えていたようだったが…手勢が多い方がいいと思って
「では…分かりました。手伝って頂けるのならありがたいです」

そう紅葉はいい三人で浅葱を探す事となった…三人で固まって探していたが
「ゴメン❤お兄ちゃん。紅葉ちゃん私ちょっとトイレに…」

アゲハはもようしてしまい…理央も紅葉も呆れ顔ながら
「私達はそこで待ってますからお早く」
「まあ仕方ねえわな…」
トイレに行けと言ってくれたので急いでトイレに入るアゲハ

個室にて用をたすアゲハ…出す物を出してすっきりしたのだが…隣のドアから呻き声みたいな声が漏れ出していた
0154アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:03:48.97ID:/G2oyPGc
(何だろう?)
アゲハは気になり…壁に耳を当てて聞いてみると女の子がなんかウンウン言っていた
ただ…なんか気持ちよさそうな…何というか…少し変わった様子の声で

「んぁぁぁ!!❤わたしのおまたまたヌルヌルに❤おねえちゃんにみつかったらおこられちゃう!!
んにゃぁ❤れもぉぉらめぇ❤イザナミのおまんことイザナギのおちんちんが挿入されてぇぇぇ!!!!」
激しく悶える様な声…余りの様子に気になったアゲハは

「ちょっと貴女?大丈夫??……うぇぇぇぇぇえ!!!!」
アゲハは絶叫してしまう…なぜならスカートを下ろして一心不乱に指であそこを弄っていた事
そしてその少女がまだ幼女位の年かさだった事
更に…

「いにゃぁぁぁあ!!!!…あ…あフゥ❤お姉ちゃん誰ぇ❤」
その少女の胸がとても幼女の物ではなく、同級生最大の爆乳少女小倉伊織と同等かそれ以上の胸だったからだ…

アゲハはその少女が…股間から今まで見た事無い位に濡れて…まるで蜜のように小水を流しているのをまじまじと見てしまう

「あ…あれ?貴女何やってたの???」
アゲハは未だ自覚して自慰をした事は無く、その少女のやっていた事が全く分からなかったが……アゲハの絶叫を聞き付けた紅葉が来てその少女を見るや

「浅葱!またこんな所でそんなはしたない事!!しかもよりによって古事記で!!」
怒った様子で幼女…探していた紅葉の妹浅葱という事にアゲハは気がついた

「ご…ごめんなさいお姉ちゃん❤でもぉ❤でもぉ想像しちゃって…イザナギの熱くて大きなおちんちんがイザナミのおまんこに入るのを想像しちゃうと体が熱くなっちゃって❤」
アゲハはふと浅葱が持っていた本を見てみるとポケットサイズの文庫本“古事記”だった

(浅葱ちゃんが何やってたかよく分からないけど…古事記ってエッチな本…なのかな?家に帰ったら読んでみよっと)

アゲハがそんな事を考えていたが、とりあえず紅葉が浅葱に服を着せ…
「お世話になりましたね姫木さん。ご両親と合流致しましょうか…お礼を改めて言いたいですし」
紅葉が総まとめ、浅葱もまた
「うにゅう❤」少しべそをかきながらだが、紅葉と浅葱についていくようだ。

入り口で理央と会うが
「アゲハ?どうし…うぉ❤」
理央も先程のアゲハ同様美幼女…だけど爆乳な浅葱を見て言葉を失ってしまってた。

で…ある程度事情をぼかし……まずはアゲハの両親と合流し、爆乳姉妹の事を問われ色々と話していたが
「まあ!あなたたち姉妹が九条の!!」
アゲハの母は驚く!勿論少女離れした爆乳もだが、展覧会の着物士の娘と聞きテンションが上がったのだ。

「改めて。私は九条家長女九条紅葉です」
「こんにちは…私は二女の九条浅葱です」
九条姉妹がアゲハの両親にあいさつしていたら…ちょうど九条の両親も姉妹を見るやアゲハらに寄り

「こんにちはどす。私達の着物展にいらしましてありがとうございますどす」
「着物気にいってくれましたどすか?」
丁寧なあいさつと共に長身な和服の二人を見て驚くアゲハら…しかも上品な女性の胸は…
0155アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:06:10.78ID:/G2oyPGc
「どうなはれました?」
女がそう聞き返すほどアゲハらはまじまじと見てしまう…なぜなら着物というのは基本胸は目立たない様サラシを巻いて隠す物…そうなのだが隠すどころか明らかに着物内にラグビーボールが二つ入っているとしか思えないほどの膨らみがあったからだった。

男の方がそれに気が付いてか
「皇の胸に見惚れてしまいましたかあ〜私も好きなんで気持ちは分かりまふわ!」
そうリアクションを取る

女…皇という女性はそれほどまでに胸が大きかった…皇もまた
「すいまへんなあ〜サラシで隠しても135cmとなるとどうしようもなくて…申し遅れましたわ〜わては九条 皇(くじょう すめらぎ)夫の九条 剣(くじょう つるぎ)ですわ」
まさに桁外れの135cm(V)カップという異常な大きさの胸を着ものごしに揺らしながら、夫の説明をする

剣もまた
「妻は妊娠しとるという事もありましてな〜サラシも負担掛からんよう緩めとるんですわ」
事情を説明するのだった。

そう余りの胸の巨大さと美しさに何も言えなかった姫木家だったが…母は
「凄いですね〜私感動しました!!子供の時から和服って好きだったんですよ!!
でも自分ではなかなか着る機会とかなくて…本当に今日来てよかったです!!」
一同を纏めるつもりで九条の着物を褒めちぎるのだった。

そして子供一堂集まった理由も口ぐちに話し、姫木兄妹もまた九条夫妻に礼を言われたのも言うまでもなく、剣から
「すんまへんなあ〜浅葱が世話になってしまって〜これも何かの縁。私の友人の誕生日会があるのであなた方も出ませんか」
なんと知りあいのパーティに出ないかと言われたので、アゲハの父は断る理由もなく

「じゃあ私達と一緒で構わないのでしたら我々は大丈夫ですが」
剣の願いを了承し…その後着物展を更にじっくり見た後。リムジンの迎えが来て姫木と九条家の面々を乗せてホテルへと移動する

「ふぉは〜凄いな〜生きている間こんなセレブな展開に合うとは思わんかった〜」
理央も…流石にどこぞの秘密結社でも想像力が間に合わないであろう自体にため息を付き、アゲハは紅葉・浅葱の二人とおしゃれなりなんなり話していた。

「紅葉ちゃんと浅葱ちゃんってどうやっておっぱい大きくなったの?」
「アゲハさん。私達の場合は遺伝としか言いようがないですね。うちの母を見れば言う事がないと思いますよ」
「アゲハお姉ちゃんはなんでおっぱい大きくしたいの?気になる男の人でも…あたた!」
「浅葱!まだ私達子供なのよ!そういう不健全な事言わない!」
「あはは…けど紅葉ちゃんも浅葱ちゃんも可愛いし…胸大きいしスタイルもいいからモテルだろうな〜って羨ましく思っちゃって」
「だけどおしゃれとか、必要以上に大人びたものしか合わないから…却ってアゲハさん位の胸の方が良かったな〜アゲハさんの胸がもっと大きくなるにしても私達ほど露骨にならないでしょうし」

ガールズトークに華を咲かす三人
だけど胸の事などから聞こえてくるフレーズに理央が顔真っ赤にしたのはいうまでもない。

そしてホテルについたのだが…やっぱり大金持ちなんだろと思ってた通り。見た事無い位に大きなホテルがそこにあり
姫木一家は緊張していたが、剣らがエスコートをしてくれた
0156アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:08:06.40ID:/G2oyPGc
「すっげ〜」
理央の言葉通りとっても大きなホテルの応接間を借り切った贅を尽くした晩餐会
出るものでるもの姫木家が食べた事のない食材のオンパレードだった。

勿論皆。がっつきたいのを押し殺して美味しく…ゆっくりと食事をしていたら
上品な女性が声をかけてくれた
「貴方達ですか…剣達が言っておられたご家族は…私は大河喜久子と申します」

品のいい女性…喜久子は優しく…だが彼女も妊娠している模様で…ゆったりした服を着ていた。

「こちらこそ痛み入ります…私達は姫木……」
アゲハの父と母が銘々喜久子に自己紹介をした後。アゲハらにも喜久子は声をかけてくれた

「わ…私姫木アゲハって言います!」
「お…僕は姫木理央です!」
少し硬い兄妹に対しても喜久子は優しく微笑んで

「ふふ…もう少ししたら夫の長く大きな話が始まりますからその前に紅葉ちゃん達の所に行きましょうか」
子供どおしの方がいいと判断し、紅葉らの所に連れていくのだった。

再び九条姉妹と姫木兄妹が出会って…喜久子は
「では私は夫の所へいますので…よしなに」会釈をして去っていった

その様子を見届けたアゲハたちだったが、紅葉から
「喜久子さん…やっぱり綺麗だな…」尊敬を感じさせる言葉が漏れる

浅葱もまた
「紅葉お姉ちゃんはああいう落ち着いた人を目指してるんだよね」
言葉をかけるが紅葉は否定せず

「うん。ああいう上品な人っていいなって思ってるの…勲さんの隣にいる人はああいう人じゃないと務まらないでしょうしね」
率直にそういうのだったが。勿論勲という人物に対しての件のは見受けられない。

「勲さんってどんな人なの?」
気になったアゲハはそんな事を洩らすが、浅葱の方から
0157アゲハの夢 一学期 五月 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:09:20.15ID:/G2oyPGc
「すっごい大きな人!そういうしか表せない人〜」という感想が出てくる
紅葉もそれに同調する様に
「浅葱の言うとおり何をやるにしても大きな事する人でね…ほら今だいに立っている人が勲さんだけど…」

遠目から視線で彼を見ると
「……でけえ」理央がそういうしかないほど勲は高い大男だった
そして…声もとても大きい。勿論大きいだけではなく誕生パーティに来てくれた一堂への感謝・労いなど堂に入ったものがある。
勿論仕事の事などはまったく何を言っているか理解できなかったが、絶対的な自信の表れも感じさせ“王”の風格さえ漂わせていた。

「なんか凄い人だね」アゲハも勲の演説独演会を聞いてそんな感想を持つのだった。

「…両親が世話になっている事もあるけど、今後の世界経済を動かしていくんじゃないかって言われているほど敏腕な方なの」
紅葉の言葉に彼なら日本どころか世界経済さえ動かせるのではと確信させるしゃべりぶりだった。

そしてパーティは続き…お開きになった事
姫木兄妹は九条姉妹とも別れ
「それじゃあ。理央さん・アゲハさん。またお会いできたらお会いしましょう手紙とかも出しますわね」
「またね〜理央お兄ちゃん。アゲハお姉ちゃん」
「夏休みとかで会えたらいいな…紅葉ちゃん・楓ちゃん」
「それじゃあまたね二人とも」
すっかり友人になった四人は夏休みにでもまた会おうと約束するのだった。

その後元々泊まっていたホテルまで送ってもらい…家族皆ぐっすり寝たのは言うまでもない
因みにお土産も山ほど貰え…少し困惑してしまうほどではあったが

そして無事に一泊二日の旅行を終えて夕方頃家へと戻ってきた姫木家一同だったが、アゲハは早速…図書館で古事記を借りて一人で読むのだが
「うわあ…全然よく分からない……浅葱ちゃんよく理解できるな〜」

出来るだけ分かりやすそうな古事記を選んでも読み解くのは大変だった。
だがアゲハはアゲハなりに内容をを理解して読み進めていくと…思わず本を閉じてしまう

「やだな……こんな最後は…私とお兄ちゃんの行く末がこんなのは」
アゲハはとある節を見終わった後。何も言わずに図書館に古事記を返しに行く
彼女が最後に目を通して不快になったのは“衣通姫”だった。 続く
0158アゲハの夢 アゲハの夢設定資料集 その2 ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:11:53.83ID:/G2oyPGc
アゲハの夢設定資料集 その2

大河勲(いさむ)
大河グループ社長。36歳
200cm 105kg

恐ろしく熱意とガッツのある男で三日三晩妻喜久子をくどき、ものにした事もある。
長身体躯に合った豪快な男でもあるが同時に家族を何よりも大事に思っており、現在妊娠中の妻を心配している。

大河喜久子(きくこ) 32歳
153cm 59kg
B84(A).W62.H86

勲の妻で旧姓黒川。現在妊娠中。お淑やかなで上品な女性、スタイルはスレンダー。

九条剣(つるぎ) 35歳
185cm 63kg
着物問屋・九条を取り仕切る主人
勲とは古くからの親友でお互い妻が妊娠中の為少しそわそわしている

九条皇(くじょう・すめらぎ) 33歳
182cm 65kg
B135(V).W65.H107

剣の妻 旧姓村雲。何故だか村雲家に連なる女性は皇を始めとして女系になりやすく、かつスタイルが異常なまでによく特に胸が大きい。
現在三女を妊娠している。
因みに勲の妻喜久子とは古くからの親友であり、突っ込みには定評がある。

九条 紅葉(くれは) 12歳
157cm 49kg
B87(G).W54.H86
九条家長女。高飛車な所はあるが生まれつきの花があり、学校等では取り巻きを従えている。
ただ根は純情で男女交際などは意外と奥手

九条 浅葱(あさぎ) 6歳
109cm 28kg
B95(J).W49.H89
九条家二女。姉の紅葉とは真逆に引っ込み思案な文学系少女。
6歳にして背丈とは全然違う異常なまでに肉感的な肉体を持ち、性的な目覚めも早かったのかあらゆる本をおかずにしつつこっそりオナニーをする事もしばしば
0159名無しさんX ◆q5tFVKFOs2 2013/11/06(水) 20:45:48.58ID:/G2oyPGc
以上です…暫く振っても何も出ませんがご感想などがあれば
また先ほども言いましたが>>142-145様ありがとうございます。

先日から言っていますが脱衣紀行譚系のキャラクターもじゃんじゃん使用してOKです
流石に私も含めて読者が戸惑うような展開(グロなど)はともかく
純愛やモデル交流などたくさん書いてくれると嬉しいのでお待ちしています
0163名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 16:53:23.05ID:ILA3VGhG
もうまともに読めるSSは投稿する人は残ってないのかねえ
0166名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 20:56:09.97ID:ILA3VGhG
>>164
普通の巨乳小学生もの
今投稿されてるのは設定も展開もセリフも全てが安っぽくてわざとらしい、大昔のエロ漫画みたいで白ける
0167名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 20:58:58.39ID:mrE5o0Uv
そんな風に自治ばっかしてると過疎る一方だろ
投下してくれるもん読めっての
0168名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 20:59:44.82ID:7NVZa2qy
隗より始めよという言葉があってだな……
不満があるなら自分で書くしかない。
ここはそういう場所だ。
それで不満なら商業小説へ行けばよい。
0169名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 21:25:00.28ID:prbIZ2H+
>>166
もう少し『普通』の内容に踏み込んでくれたら嬉しいな。本番の有無とかカプ(大人×女児、男児×女児、百合……)
書き手に住人の嗜好を伝えておけば今後の参考になる。
0171名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 22:26:10.10ID:mrE5o0Uv
なんでこいつの要望を聞かなきゃいけないのか、とは思うが

好きに書けばいんでね?
0172名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 22:57:51.14ID:prbIZ2H+
別に誘い受けしてる訳じゃなくて板全体が過疎ってる今、貴重なスレ住人の嗜好も知りたい訳よ。
辛辣な応酬で現在の書き手まで離れたらしょうがないじゃない。
馴れ合いは禁則っていう旧来のストイックな空気も、住人ひとりひとりの思慮で塗り替えてもいいと思う。
0173名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 23:07:02.28ID:6mDrd4io
のんのんびよりの蛍は背が150未満で性格がもっと子供っぽかったらベストだった…
0174名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 23:19:13.49ID:88ev2IX/
巨乳小学生って、考えてみればツンデレだの姉妹だのといった
他の多くのジャンルと比べて結構特異な感じがする
よく9スレも続いているなと思う
それとも俺の発想力が貧困なのかね
こう、代表的なキャラとかがパッと思い浮かんでこないというか
0175名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 23:23:55.37ID:mrE5o0Uv
ツンデレや姉妹なんかと違ってロリ巨乳はエロの付属品って感じだからかね

良くも悪くもエロくしかならないから扱いにくい
0176名無しさん@ピンキー2013/11/12(火) 23:34:03.14ID:ODG1d7++
色々思う所はあるんだがハートマーク乱舞が一番苦手かも。
これをつけるだけで十はキャラの歳が上がってるような気がする。

>>174
漫画とか見ててもそうおらんね。こどものじかんかロウきゅーぶしか持ってないわ。
0177名無しさん@ピンキー2013/11/13(水) 00:03:14.76ID:04CK353M
やっぱりみんな色々考えてるな。確かに一番オーソドックス(と自分が思う)作品は巨乳小学生がパイズリ→本番という展開で展開の幅が狭く、書き手的には一人数作で精一杯っぽい。
そこでシェアワールドで世界観を共有し、キャラやストーリーに重点を置き始めると今度は巨乳小学生要素が希薄になり本末転倒と……
とりあえず忌憚ない意見が聞けて嬉しい。
0178名無しさん@ピンキー2013/11/13(水) 00:52:44.75ID:Wr74Nwi3
シェアワールドにこだわらんくてもいいんじゃないか…?
とりあえずもっと性の目覚めとかそういうのシチュが読みたい
0179名無しさん@ピンキー2013/11/13(水) 21:07:46.05ID:JFsKrmRl
シェアワールドって創作の世界では最大級の地雷だけどな
馴れ合い好きがそればっかりにかまける上に9割9分面白くないっていう
0180名無しさん@ピンキー2013/11/23(土) 17:35:20.53ID:ueoAUrAF
確かにバストサイズのインフレが激しかったり
シェアWORLDで色々と荒唐無稽な展開なのは邪道だわな
勿論名無しさんXさんの作風を否定する気はないし寧ろ超展開やあり得ないバストサイズの女の子をバンバン出してほしいけどね
保守
0181名無しさん@ピンキー2013/11/23(土) 20:30:23.28ID:C0d/qwnJ
そりゃ数少ない書き手が需要のないキワモノなんだから過疎るに決まってる
0183名無しさん@ピンキー2013/11/23(土) 21:15:40.11ID:dFMINJ+G
>>180
バストサイズのインフレもそうだけど、希少性の低下も問題だよね。
Dカップの小学生といえば非常に価値の高いものに感じられるけど、Fカップ以上(中にはバスト3桁)の小学生がすごくたくさんいる世界だと価値は低くなる。
0185名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 03:10:45.49ID:4f08eRa+
小学生らしい格好で、小学生らしい性格がいいな

陵辱はオッケー
0186名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 07:05:41.37ID:YTJ1wOJp
ここで批判してる人たちは、なぜ自分で書こうとしないの?

それで問題一発解決なのに。

それが一番不思議だ。今時エロパロ板にただのお客様感覚でいられることがすごく不思議。
0187名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 07:25:34.16ID:98+XxbRW
お前ツイッターとかで馴れ合いしてるタイプだろw
そういうのは2ちゃんでは通用しないから、気持ち悪い感覚を他人に押し付けんなよ
0189名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 20:56:09.33ID:98+XxbRW
はぁ?意味分からん、俺が何を押し付けたよ?押し付けるなを押し付けるなとでも言うつもりか???
0190名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 21:03:13.96ID:odn3MI6V
そんだけ血圧上げて書き込んでる間に、自分好みのSSぐらい書けると思うが……
最初は誰でも下手くそだよ
やらない言い訳ばかりだからいつまで経っても前に進めない
0191名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 21:07:53.49ID:98+XxbRW
自分好みの絵なら描いてるがな、勿論このスレ向きじゃないし証明する気もないが
そんなことより適当な言いがかりで相手を陥れようとする>>188が気に入らない
0193名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 21:44:21.62ID:98+XxbRW
総員撤退レベルwww何それ上手い表現のつもりなの?wwwww
そっちの方がよっぽど痛いから一人で退場してろよ
0195名無しさん@ピンキー2013/11/24(日) 21:53:18.35ID:98+XxbRW
さて、もうこのスレには気色悪い駄文垂れ流して得意気なバカと相手がSS書きだからってヘラヘラご機嫌取りするバカしか残ってないらしいな
最初の頃はそんなことなかったと思うが、まともな連中はまともなSS書きがいなくなった時点で見切りを付けたか
久々に覗いてみたけどクソスレ化してるなら用はない、じゃあな
0197名無しさん@ピンキー2013/11/25(月) 04:28:31.91ID:8M4O9VL8
書いてみたけどエロくならんかった。投下するだけ投下します。脱ぐだけです。
0198児童館にて2013/11/25(月) 04:29:35.90ID:8M4O9VL8
「君が彼女いない理由を教えてあげようか」
 沙羅がいつものように突然に言い出した。
「ズバリ、出会いがない!」
「…引っ張るほど大層な理由でもないな、それ」
「でも、当たってるっしょ。
 休みの日は家でゲームとマンガっしょ、君は。
 大学生がそれではいかんのだよ! 出会い不足!
 実際、あたし以外に女の子の知り合いいなくない?」
「まあ、いないな」
「そこで沙羅さんの出番です! ぱふぱふ!
 これを読みなさい!」
 沙羅はわら半紙に書かれた安っぽいチラシを取り出した。
「…学童保育?」
「うちの大学、教育学部あるじゃん。
 そっちからのツテでね、児童館のお手伝い」
「お金は?」
 その記載がなかったので、聞いてみた。
「出ません。ボランティアだからね」
「じゃあ、俺にメリットは?」
「ボランティアは評点にプラスだよ。
 でも君は授業は真面目だからね、それでは引っ張れないと思って―」
「―出会い、か」
「そうそう! 教育学部の女の子とか、児童館の人とか。
 結構人脈広がると思うし。そっから彼女とかできたりとか。
 あ、最近の小学生はかわいいからって、手を出しちゃダメだからね!」
「ふうん…沙羅は来るの?」
「なんであたし?」
 沙羅のマシンガントークが一瞬、止まった。
「まあ、あたしも行くけど」
「そっか…うん、考えとく」
 前向きに考えといてね、と言って沙羅は別の講義へ向かった。
 俺の答えは考えるまでもなく決まっていた。
 俺に彼女がいない理由は、出会いがないためばかりではない。
 はためにも明らかなほど、俺は沙羅のことが好きだった。
0199児童館にて2013/11/25(月) 04:30:36.22ID:8M4O9VL8
「いろいろ急だよな、あいつ…」
 俺は一人で黄金の山(こがねのやま)小学校の児童館の前にいた。
 沙羅は欠席、というか突然のアメリカ放浪を思い立ち、ボランティア自体をキャンセルした。
 児童館は小学校の隅にある。とはいえ、小学校には違いないので、大学生には居心地がよろしくない。
 スマホを取り出し、SNSをチェックする。沙羅がのんきに食がまずいとかつぶやいている。
「俺一人でどうしろっていうんだ。出会い? いやいや…」
 小学校の隅で何やらつぶやいている大学生という、声をかけにくい存在に声をかけてきた存在があった。
「あのー、すいません…」
「はいっ、すいません!」
 何故か謝ってしまった。その人は一瞬間合いを測るように沈黙し、
「…ボランティアの方ですよね? えーと、館長さんが中に入るようにって」
 その人はそういうと、児童館のドアを開けて中へと促した。
「…どうぞ」
「どうも」
 児童館の、いかにも子供子供した色彩の(実際に子供がこういうのが好きなのかどうか、知らないが)
 廊下を歩きながら、俺は一つため息を付いた。
 感嘆のため息だった。
(…きれいな人だな)
 派手な顔立ち、常に自信に満ち溢れているような沙羅とはタイプが違う。
 おしとやかで、一歩引いた印象の女性だった。
 化粧もしていないように見える顔はそれでも整っていて、
 少し鼻にかかったような口調も好ましく思えた。
 そして、もう一つ沙羅とは違うと思ったのは―正直一番に目が行ってしまったのだけど―その胸の大きさだった。
 館内の仕事で、見た目には構わないのだろう、彼女はシンプルなTシャツを着ていた。
 白いうなじから細い肩へ、すんなりとした身体のラインが、胸のところで大きく崩れる。
 ほとんどアンバランスなまでの大きさだったが、不思議と、下品ではなかった。
 俺は自分でも驚いたことに、その人(まだ名前も知らない)と一緒に街を歩くところを想像していた。
 意外と似合うのではないか、と思った。
 沙羅は祝福するのだろうか、それとも、少しは寂しく思うのか。
 などと妄想しながら、「じむ」とひらがなで書かれた扉を開けると、
 俺は笑い声に包まれていた。
0200児童館にて2013/11/25(月) 04:31:19.91ID:8M4O9VL8
「だから言ったでしょ。千鳥ちゃんは『大人』でも通用するって」
 館長が笑いを噛み殺しながら言った。
「わ、わたし、止めたんですよ。
 でも館長が…ごめんなさい、あはははは」
 20代前半ぐらいの(俺より2つ3つ年上だろう)職員が苦しそうに笑っている。
 なるほど、冷静に見ると、この人は20代で「千鳥ちゃん」は10代だ。
 そう、「千鳥ちゃん」は職員ではなかった。
 むしろ面倒を見られるほうだった。児童館を利用している鍵っ子だったのである。
 俺は部屋の隅で縮こまっている「千鳥ちゃん」をまじまじと見た。
「あの、えっと、ごめんなさい」
 少し鼻にかかった声も、小学生のものと言われれば自然だった。
 俺の中で何かがしぼんでいくのを感じた。
 しぼんで分かったが結構大きく膨らんでいた。沙羅が出会いがどうとか煽るからだ。
「いいよ。
 綺麗だから騙された」
「え」
「いや、綺麗だって…」
「そそそそそそんなことないですから!
 キレーとか、そういうの、違いますから!
 し、失礼します!」
 千鳥ちゃんは俺の言葉を思いっきり否定すると、そそくさと事務室を出て行った。
 …走ると、揺れる。
0201児童館にて2013/11/25(月) 04:32:08.63ID:8M4O9VL8
 俺は一日にして、けっこう児童館のボランティアに馴染んでしまった。
 沙羅がいないのでやる気をなくし、ついでに他のボランティアもおらず、
 いるのは館長と20代前半ぐらいの職員だけ。
 その先輩職員さんも親切な人ではあるっぽいが、なんというか、早くも女を捨てていた。
 「出会い」を期待していたわけではないが、拍子抜けして、やる気なーく働いていたのだが、
 その態度が逆に子供たちに好印象だったらしい。
 考えてみると、彼らもけっこう、物事をよく見ている。そして子供扱いは嫌いだ。
 子供相手だからと、無理に口調を作ったりするのは、「子供扱い」の典型例、避けて正解だったかもしれない。
「次はパズル、パズルできる?」
「できるぞー、大学生だからなー」
 ケンゴに連れられて「としょ」室にやってきた。
 パズルと言われて想像してたのと違い、組み立てて何か形をつくるものだった。レゴの亜種か。
 俺は緑と黄色のみを使って恐竜を作ったが、その「色合い」を意識するというのが子供たちにはカルチャーショックだったらしい。
 ケンゴたちは俺をほっぽり出して赤と黄色、紫とオレンジなど、色の組み合わせに夢中になった。
 すこし余裕ができて、顔を上げた。
 電気が走ったような感覚がして、目線があった。千鳥ちゃんがこっちを見ていた。
 大人に見えたのは見た目だけではなく、千鳥ちゃんの落ち着きぶりはいっそ怖いほどだった。
 はしゃぎ回る子供たちの中にいると、その異質ぶりがよく分かる。
 目があったのは一瞬。千鳥ちゃんは読んでいた本に目線を戻した。
 俺もその本のほうに目をやると、全然関係ないものが目に飛び込んできた。
 胸が、机の上で変形している。
 重いのだろう。それで机に置いたのだろう。と、頭ではわかっても、
 小学生が胸を机に乗せているというのはけっこうショッキングな眺めだった。
0202児童館にて2013/11/25(月) 04:32:52.26ID:8M4O9VL8
「おっぱいでかいよなあ」
「はい!?」
 心の声が漏れたのかと思ったが、違った。ケンゴだった。
「ほら見ろよ、千鳥ちゃんさ、いっつもおっぱい、机の上に置いてるんだぜ。
 でけーよなあ。うちのかーちゃんより…」
 千鳥ちゃんの表情が急速に曇りだした。これはまずい。
 子供たちが物事をよく見ているといったがあれは間違いだった。こいつら、バカだ。
「なあ、兄ちゃんも気づいた?」
「いや、あの、大きいな、とは思うけれども、ソウイウコトハ…」
 えぐ、という大きな音が、図書室に響いた。
 そう、女の子の泣き声は周囲を圧するほど大きいんだった。思い出した。
 思い出している間に千鳥ちゃんは涙が涙を呼び、もう止まらない。
「あー、ケンゴが千鳥ちゃん泣かしたー!」
「ちげーから! ホントのこと言っただけだから!」
「いや、あの、ケンゴな、ホントのことでもな」
「なーかした、なーかした」
「ほら、お前らもそう煽るな。何も、わざと…」
「うわああああああ、えええええええ」
 …これは俺では対処できん。館長を呼ぼう。
0203児童館にて2013/11/25(月) 04:33:32.42ID:8M4O9VL8
「いやー、初日から大変だったわねえ」
 館長は変わらぬ笑顔で俺を労ってくれた。
「千鳥ちゃんはね、大きなおっぱいがコンプレックスなのよ。
 それで、せっかく綺麗なのに、いつも引っ込み思案でねえ。
 そのへん、どうにかなるかと思って、君へのドッキリを仕掛けてみたりしたんだけどね」
「いや、館長。完全に楽しむためだったでしょう」
 先輩職員のツッコミが入った。
 どうやら俺の指導力不足は問題にはならなかったようだ。まあ、初日だし。
「それじゃ、もうそろそろ仕事は終わりだからね。後片付けだけ、してきてくれる?
 いいボランティアさんが入って、わたしも嬉しいわ」
 …俺は、沙羅の言ったように、バイトもしていない。
 これが働くということかと、少しグッと来た。

 後片付けはそれなりに大変だった。子供は汚す。それは仕方ない。
 片付けをしている最中に、子供たちはならんで帰っていったり、迎えが来たりして、だんだん減っていった。
 そして、まったく狙ったわけではないが、
 図書室の片付けをしているときに、俺と千鳥ちゃんは二人きりになった。
0204児童館にて2013/11/25(月) 04:34:19.52ID:8M4O9VL8
「お母さん、来ないな」
 声をかけてみると、意外な返事だった。
「お母さん、いないんです」
「あ、ああ…そっか」
 そうかとしかいいようがなかった。
「じゃあ、お父さんが迎えに来るの? あ、おばあちゃんとか?」
 集団下校はもう終わっている。誰かが迎えにくるはずだった。
「お父さんです」
「この時間だと、仕事が終わってすぐだろうな。
 お父さん、大忙しだ」
 千鳥ちゃんはクスっと笑った。何かを想像しているらしい。
 考えてみると、千鳥ちゃんの笑顔を見るのは初めてだ。
 これからも見る機会が多ければいい。
「お父さん、好き?」
 千鳥ちゃんはゆっくりとうなずいた。
「そうか…
 まあ、大切にするよな。こんな娘がいちゃあな」
「でもお父さん、最近…」
 そこまで言って、千鳥ちゃんは黙った。話していいものかどうか逡巡しているらしい。
 でも結局、小さな(物理的には大きいけど)胸に、悩みごとは抱えておけなかったようだ。
「…冷たいんです」
「気のせいじゃない?」
 気のせいのような気がする。こんな娘を冷たくあしらえるだろうか。
「で、でも、以前とは違うんです」
「どんなふうに?」
「どんなって、その、えっと…
 一緒に、お風呂、入ってくれない…」
0205児童館にて2013/11/25(月) 04:46:17.49ID:8M4O9VL8
 俺は納得した。そりゃ一緒にお風呂入れんわ。
 とはいえ、その納得をどう、千鳥ちゃんに伝えたものか。
「そりゃ、あれだよ。千鳥ちゃんももう5年生だし、えーと」
「おっぱいですか?」
 千鳥ちゃんは適当にごまかせる相手ではなかった。
「…たぶんね」
「どうしてみんなおっぱいなんですか」
 やばい、また目がうるっと来てる。
「お父さんはね、万が一にも間違いがあっちゃいけないと思って、距離、そう、距離を置いてるんだ。
 千鳥ちゃんが嫌いになったわけじゃないと思う」
「間違いって、エッチなことでしょう?
 あるわけないじゃないですか。わたしは、子供です」
「こういうの、たぶん俺が言っちゃ立場的にまずいと思うから、内緒にしてくれよ。
 …千鳥ちゃんは、エッチだ。心は子供かもしれないけど、身体はすごくエッチなんだ。
 それに綺麗だ。男だったら、ケンゴみたいなんじゃなくて、もうちょっと大人の男だったら、
 まともじゃいられなくなる…たとえ父親だって」
 千鳥ちゃんは黙った。とはいえ、納得がいってない黙り方ではないように思えた。
 ちょうど片付けも終わったので、それじゃ、と言って出ていこうとした時、
「お兄ちゃんも『まともじゃいられない』んですよね?
 …さっき、見てたの、見てました」
0206児童館にて2013/11/25(月) 04:48:02.41ID:8M4O9VL8
 鼻にかかった声で「お兄ちゃん」と言われるのもなかなか破壊力があった。
 が、それより内容がやばい。
 さっき、ケンゴがおっぱい話をする前に、俺が千鳥ちゃんの胸を見ていたのを、気づいていたというのだ。
「…うん」
 ごまかしても無駄だと思ったので認めてしまった。
「お兄ちゃん、『大人の男』ですよね?」
「…うん。あまりちゃんとしてないけど」
「そんなことないです」
 千鳥ちゃんは少し笑った。
 やっぱり笑うとかわいいが、それより会話がどこに流れるのかが気にかかる。
「お父さんの考えてること、今ならわかります。
 わたしが、『大人になった』と思ってるんです。本当は、そうじゃないのに。
 でもその誤解は、解けない気がするんです」
 千鳥ちゃんは熱っぽく語った。白い顔が上気している。その熱は、ふつうのものとは少し違う気がした。
「だから、わたしは…わたしが、大人になれば、解決するでしょう?」
「そうだ。俺もそうするしか無いと思う」
 言っていることはまともだが、それにしてもこの妖気はなんだ。
 それは声か? 確かに、今はあの鼻声ではない。低く―しかし通る声で、俺の何かをざらつかせる。
 だが、それだけではない。彼女の全身が何かを主張している。
「だから―わたしを大人にしてください」
 彼女は外見は大人だが、心は子供―誰もがそう見ていたし、俺もそう考えていた。
 しかし今は、彼女はランドセルを背負っている千鳥ちゃんじゃない。
 気圧されている。
0207児童館にて2013/11/25(月) 04:49:07.83ID:8M4O9VL8
 千鳥ちゃんは一瞬俺から目をそらした。何をするのかと思えば、Tシャツのすそを手で探って、まくり上げた。
「千鳥ちゃん!」
「…見てください」
 目をそらすべきだったかもしれないが、見ざるを、得なかった。
 千鳥ちゃんの胸は顔よりもさらに白く、飾り気のないブラジャーの中に窮屈そうに収まっていた。
 その胸と胸の間には谷間があった。これだけ大きいのだから、当たり前かもしれないが、
 千鳥ちゃんを見て谷間に出くわすと思っていなかったので俺は心理的によろめいた。
「…触ってください。お願いします」
「いや待て。なんか他に…」
「泣きますよ?
 人が来ますよ。その人がわたしを信じるか、お兄ちゃんを信じるかは賭けですけど…」
「待て待て待て」
 館長の顔が浮かんだ。俺を信じてくれそうな気はするが…
「そうなると、どっちかが傷つく。俺が傷つくか千鳥ちゃんが傷つくかは分からないが。
 そういうのは、やめにしよう」
「お兄ちゃんは、優しい」
 千鳥ちゃんは妖しく笑った。
「わたしも、誰でもいいと思って誘ってるわけじゃないんです」
 千鳥ちゃんはそういうと、身体の後ろに手を回した。
「だからそういう…」
 俺の言葉は途中で途切れた。見とれてしまっていたからだ。
 ブラジャーが外れて、裸の胸が蛍光灯に照らされた。
0208児童館にて2013/11/25(月) 04:55:15.53ID:8M4O9VL8
 ほんの数時間前。
 Tシャツを着ていた千鳥ちゃんの身体のラインを見て、俺は、細い肩と柔らかな胸のギャップに心を惹かれた。
 その時は千鳥ちゃんが小学生だとは知らなかったが…
 そして今、シャツとブラを脱ぎ捨てた千鳥ちゃんの曲線は暴力的な角度でもって俺の神経を苛めた。
 胸の大きさを気にしていた千鳥ちゃんは、ブラジャーもきつめのものをつけていたらしい。
 目の前に迫る二つの楕円球は、あきらかに、『着ていた時』よりも大きかった。
 千鳥ちゃんは座っていたので、這うようにして、俺に近づいてきた。
 そして上目遣いで俺を見た。
 その目線。そして瞳の下、唇のさらに下で、深い谷間を作る二つの乳房。
 俺はもう正直、ボランティアなど投げ出しても良かった。
 法律とかわりとどうでもよかった。
 沙羅への恋心など、かなりの部分忘れていた。
 でも、それでも俺は、千鳥ちゃんが子供で、守るべきものだという考えを捨てられずにいた。
 それは千鳥ちゃんの妖しいまでの色気が、その裏の、必死さに裏打ちされているということに気づいてしまったからだ。
「触ってください。お願い、します」
 千鳥ちゃんは俺の腕を取り、自分の胸に無理矢理に当てた。
 信じられないほどの柔らかさで、それでいて手応えがないというのではない。
 そしてその胸の先の小さなしこりが、だんだん固くなっていくのを、俺は覚めた頭で感じていた。
「気持ちいいです。分かるでしょう?」
 千鳥ちゃんはささやき声で言った。小学生が出している声とは思えなかったが、俺にはいつもの鼻声のほうが好ましかった。
「お兄ちゃんも、気持よくできます、きっと…お願いします」
「千鳥ちゃん」
 俺は言った。
「もう無理だよ」
 千鳥ちゃんの娼婦の顔が崩れた。ゆっくりと、ゆっくりと、小学生の千鳥ちゃんの顔に。
 そして泣き顔に。
「ゆっくりと、ゆっくりと。大人になればいい」
 俺はその横顔にキスをした。
0209児童館にて2013/11/25(月) 04:57:24.10ID:8M4O9VL8
 ボランティアは月水金で、千鳥ちゃんが乱れたのは月曜だった。
 なので水曜になるまで、正直どうなることかと悶々として過ごした。
(別の意味でも悶々としていた。ツタヤで巨乳モノのAVを借りたが上手く行かず、
 結局妄想では千鳥ちゃんを犯してしまった)
 しかし水曜になってみると、拍子抜けするほど千鳥ちゃんは小学生に戻っていた。
 いや、戻りすぎていた。
「ね、お兄ちゃん、これどう? 赤と黄色と青」
「三原色だな」
「三原色って?」
「赤と黄色と青のこと」
「お兄ちゃん、知らないんでしょ」
「知らないんだあ」と他の女の子と声を合わせて言う千鳥ちゃんの姿は、なんか月曜日よりも退化していた。
 それから週3で通いつめ、正直あの娼婦・千鳥ちゃんがもう白昼夢か何かだったような気がしてきたころ。
 バレンタインデーが来て、千鳥ちゃんもチョコレートをくれた。
 それには手紙がついていて、それによるとやっぱり千鳥ちゃんもあの夕方のことを覚えていた。
 そしてちょっと焦りすぎたことを反省し、
 16歳になったら付き合ってくださいという、前からするとかなり控えめの結論がくだされていた。
 沙羅は今度はオーストラリアに行っていて、チョコレートはメールで済ませるとか言ってきた。
 俺は『あの日』、千鳥ちゃんにほだされて沙羅のことを一瞬どうでもよくなってしまったのをまだ引きずっていて、
 正直この恋はうまくいかないんじゃないかという予感が拭えずにいた。
 なので千鳥ちゃんの提案は、ぶっちゃけ素直に嬉しかったが、
 16歳…4年後か。
 まあ、ゆっくりとやるさ。
0210名無しさん@ピンキー2013/11/25(月) 05:00:03.02ID:8M4O9VL8
別にいい話を書こうと思ってたわけじゃないんですが…主人公があんまりエロくなかった。
読んでくれた人どうもです。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況