【第13号機】新世紀エヴァンゲリオン【第13使徒】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@ピンキー2013/10/20(日) 10:56:15.59ID:tkSwGaFI
新世紀エヴァンゲリオン・ヱヴァンゲリヲン新劇場版・コミックス(貞本)版、
その他派生作品を元ネタにしたエロパロ作品を投下するスレです。※sage進行推奨

<前スレ>
【Q公開】新世紀エヴァンゲリオン【12号機】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1350488452/

<まとめサイト(現行)> (★更新ストップ中。「まとめサイト2(新)」に引き継ぎ予定)
【PC用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com/i/

<まとめサイト2(新)> ★13/10/20現在工事中(見られません)。
【PC用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com/i/


<ローカルルール>
前提
1.「1作品」は起承転結を持つ、ひとまとまりのものである
  (短編は「1作品」、長編は複数の「1作品」からなる)
2.本スレはエロパロスレなんので「1作品」にはエロシーンを含む
  (長編作品では、エロシーン抜きの話があるのは可)

以下を推奨する(強制ではありません)
職人サイド
1.1作品を数レスずつ細切れ投下しない(書きながら投下しない)
2.一回の連続投下が終わった場合は、連続投下が終わったことを示す
3.グロ、スカトロ、イタモノなどの内容を含む場合は冒頭で明記する
4.他の職人の投下後は半日〜1日程度、間隔を開けて投下する
5.タイトルをつける
6.作者名を明記する
7.読者のレスに対する職人からのレスは、個別にせず、時間をおいてまとめてする

読者サイド
1.自分の気にいった作品にはレスをすること
2.自分の気に入らない作品はスルーすること
3.ルール違反と思われる投下に対しては、ルールを示して注意すること
4.元ネタ作品や、投下作品に関する雑談は可とする
5.特定職人への投下待ちコメントはほどほどにすること

次スレ
>>970を超えたら次スレ立てを行うこと。スレ立て終わるまでは書き込みを控えること

荒らし対策
 基本はスルーすること。ただし、書き手、作品に対する誹謗中傷については、厳重注意を行うこととする
 (書き手排撃を狙う粘着荒らしが過去発生しているため)
 過去の粘着荒らしについては>>3参照のこと
0503【安らぎの契約(第20回)(11)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 13:03:58.99ID:2P5xXlrU
考えてはいけないことを考えようとしている。
そうアスカは感じる。
(まさか……?まさか)
だが、動き続けえる思考はとめられない。
(そうか……)
数学の授業で方程式を解くように、迷い無くあっという間にその答えを導いてしまう。
「アタシを選んだんじゃない……」
シンプルで残酷な答えを。
「あの娘を選べなかっただけなんだ……」
アスカは自分の中で何かが壊れるのを感じる。
『アスカがいい』
大切にしていた言葉。
たった一つの、自分を支え続けていたあの言葉。
だが、あの言葉には何も意味は無かったのだ。
自分にとっての意味は。

自分は道化だ。
自分が道化であることを知らない道化。
アスカは笑い出す。
腹に溜まったものを吐き出すように笑いが迸る。
「……なぜ笑うの?」
レイが表情一つ変えずに聞いてくる。
「……可笑しいからよ。」
人の感情の分からぬ女。
言葉で説明されないとそんなことも分からないのか。
苛立ちが募る。
そして、レイの次の言葉がさらにアスカの感情を逆なでする。
「なぜ、悲しいのに可笑しいなんて言うの?」
「悲しくなんてないわよ!アタシは!アンタ、何言ってんのよ!?」
半ば怒りをこめて、アスカは吐き捨てる。
「……だって貴女、泣いているもの」
何の感情も含まないレイの言葉が突き刺さり、アスカの思考を止める。
そしてようやくアスカは気づく。
自分の頬をぐっしょりと濡らし、伝い落ちる涙に。
視界が急激にぼやけ、平衡感覚が狂う。
アスカはふらふらと2,3歩後ずさると、その場に崩れ落ちる。
両手をつき、俯いたままアスカは動くことができない。
暗い床に向かって、言葉をぶつける。
「全部……。全部あげたのに」
「ファーストキスも!バージンも!アタシの全部!」
胸の奥にしまいこんでいた想いが吐き出される。
「なのに!……なのに何で!?」
悲痛な叫びは薄暗い空間の中に残響を残して空しく消えていく。
答えてくれる者などありはしない。
アスカは座っていることも出来ずに、床に突っ伏する、
「こんなの……ずるい……。あの子にもう勝つことができないなんて…」
冷たく固い床が頬に触れるが、顔を上げることすら出来ない。
「……あ、あううあああっ!」
顔を床に押し付けたまま、アスカは嗚咽しつづける。
その場所は皮肉にも、赤木リツコが泣き崩れたのと同じ場所だった。
恋を失った少女を、感情を無くした少女がずっと見つめ立ち続けていた。

(つづく)
0504【安らぎの契約(第20回)(12)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 13:06:21.44ID:2P5xXlrU
あとがき

また大分、間が開きました。
シンジ君が随分鬼畜っぽい役割になっちゃってますが、展開上ご勘弁を。
エヴァ本編だと、綾波レイ2、3人目の辺りの話はアスカは知らされずじまいになっていて残念ですが、こちらの話に取り込めて良かったと思います。
これでようやくTV版の部分は残り一話です。EOE相当が3話。
新劇の完結は2016年以降になりそうなので、うまくいけば追いつけるかな?

このスレも大分人が減ったようなので、レスをつけさせて頂きます。

>>467
応援ありがとうございます。
次は年明けくらいと思われます。

>>470
90年代末期くらいのエロス含んだイタモノは随分読ませていただいたので、
末席に連なれれば光栄です。

>>483
投稿期待しています。

>>485
次回は24話に直接つながるのでカヲルはちょっと登場予定です。

>>486
話の構成上は次回が一番イタエロい予定なのでご期待ください。

それでは。
0505LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 14:29:26.46ID:2P5xXlrU
>>496
失礼しました。連投制限に引っかかってしまいました。
24時間待たないと再登校できないようです。
1回につき、60行、4096byeまでOKで、連続7回は投稿できるようです。
今回のは19KBくらいなので、段落など考えずにつめて投稿すれば制限にかからなかったと思います。
(28KB程度まではいけそうです)

>>498
やはりそこは引っかかりますか(笑)。
ミサトならいいそう、リツコは言わない、レイは単語すら知らないというところでしょうか。
某「何かを勘違いした…」のように知識だけは豊富なアスカさんというのはどうですかね。
トウジ、ケンスケが「友情の印」にシンジに貸していたいかがわしい本を隠し読みしていたとか。

>>499
まだシンジ君は純情なのでそこまでは(汗)。
エレベーターの顛末はごらんのとおりですが、アスカさん恒例の自爆です。

それでは。
0506名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 15:55:52.84ID:sEuTjqMN
全般的に、エロいというより懐かしいね

レイの予備がぞろぞろ水槽に浮かんでで、しかも破壊されるというショッキングなシーン
これを話に組み込んで人間関係にドラマを発生させるとか、エヴァFFが盛んだった頃の雰囲気を
思い出す
この話だと、肉体関係の積み重ねも全部ここで起爆したシンジとの間のイベントの燃料として
意味を持ってくるようだから、どう転ぶのか、どんなセリフがシンジやアスカの口から吐かれるのか
そこはエロ抜きで楽しみにしてます
0508名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 20:06:25.27ID:DfTpYPyl
いよいよ「クライマックス」が近いですね。
期待してます。
0509名無しさん@ピンキー2015/09/07(月) 11:24:57.22ID:QACWOds9
キター
待ってました!!!!

懐かしいって>>506の言は確かに
昔のノリそのままで、新劇Q以降こういうのがなかったので嬉しい
(新劇Qのあれでみんな原作から離れてったんだと思う)

このまま2015年年度中に完結するのかなぁ
だとしたらなんて運命の巡りあわせ
0510名無しさん@ピンキー2015/09/08(火) 22:11:43.41ID:uA6mrusA
今回は一人で何度持ち上げるの?
前回はしくじったからなあw
0511名無しさん@ピンキー2015/09/09(水) 22:30:02.61ID:djlzPXv+
新作来た!
アスカは不幸の中で輝くキャラだけど
幸せにして欲しい。。
0513名無しさん@ピンキー2015/09/22(火) 00:48:00.19ID:4pJKz8Ro
作者さん他の創作活動もされてる方なのかな
気長に待ってますよ。
忙しいと思いますが頑張って下さい
0515名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 16:45:52.58ID:K+46IyYn
エヴァ10マジクソ台
一度もあたらねぇ
氏ね
マジ氏ね
0517名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 22:09:30.92ID:jtByAVmK
パチンカスなんぞに、人の話をまともに聞ける機能なんてあるわけないだろ
0518名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 22:22:52.16ID:ZLY7tN9Q
>>517
>>516
アホか?
エヴァの制作費がどこから出てると思ってるんだよ糞ガキが
0519名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 00:21:39.93ID:4zEvbjX1
エヴァは昔から朝鮮資本だろ
だからこそ慰安婦とかを主題にした、半島よりの迷惑な二次作品垂れ流す奴が出てくる
慰安婦捏造がバレ始めたら、今度はタイトルをさりげに改変して誤魔化そうとしたりな
書いているのが朝鮮人か極左暴力集団なのは明白だろ
0520名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 02:06:37.62ID:3p+3EGPG
お願いします!

アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0521名無しさん@ピンキー2015/10/10(土) 10:31:04.12ID:pKHazKED
所詮パチンカスだなw
作品の予算がどう確保されているのかと、ここでパチンカスの誰も興味のない
「きょうの、ぼくちん」を書くことの是非なんて何にも関係ないのにw

いいから黙ってアニメの養分になってろよwww
どうせそれだけしか出来ないウンコ精算機の分際で、どうすんだよ?
パチンコ市場急縮小だそうじゃないか?
愛知の方じゃ、老舗メーカーが飛んだぞw
0522名無しさん@ピンキー2015/10/13(火) 18:00:07.10ID:wL6HUq9S
アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0524名無しさん@ピンキー2015/11/10(火) 20:34:38.74ID:butbiN5n
>>523
お前が同じこと言ったの、わずか一ヶ月前だぞ
若いんだろうから、もっとしっかりしてくれや

まあ内容がペラッペラに薄い作品だから、前に読んだの忘れてしまったのかもしれないけど
もしそうなら、罵ったりしてゴメンな
0526名無しさん@ピンキー2015/12/14(月) 03:14:11.65ID:sjwY9Qal
アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0527名無しさん@ピンキー2015/12/14(月) 07:36:46.25ID:Uf5Q6bYi
こいつも荒らしに含めていいよな
いつでもどのスレでも同じこと言って、いい加減腹立つわ
0528名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 19:58:33.22ID:P82Oc7Aw
うむ。
続いて欲しい。
完結させて欲しいね。
まだ「彼」が出ていないし…
0529名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 20:50:23.66ID:R6jEZtln
このスレで「彼」と言えば……
やはり6thチルドレンのキッチー氏だな
俺もあの続きをずっと待ってる
0530名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 00:38:11.95ID:6LA4AIH/
確かに完結は重要だよね。
時間かかって良いから生存報告欲しいよね
0532LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/01/11(月) 22:00:43.14ID:27Zx2KNp
キッチーです。
生存報告がてら、少々コメントを。

>>506
旧作で23話以降はアスカと他のキャラの絡みがほぼ無くなってしまった為、レイの秘密をアスカが知ることが出来たら?
というIFは割りと人気があるテーマと思います。
劇中で描写がない分、完全に2次創作になるので、本編からズレを感じさせないようにするのは難しいですが、がんばります。

新劇のQアスカは余裕で「綾波シリーズ」とか言っているので、2代目レイ(白波)に対する秘密を知った上での感情はいろいろありそうで面白そうなのですが、完結編でその辺を描いてくれるのを期待しますね。


>>508
一応、エロLAS史上では最高のエロシチュを目指して頑張っております。
ご期待ください。

>>509
うーん、残念ながら年度中はさすがに無理ですね(笑)。
2016年中くらいならなんとか行けそうですが。
シン公開でまた2次創作が増えるといいですね。

>>511
不幸属性いいですよね。
本作でも今後、ますますどん底で輝いてもらう予定です。

>>512
ありがとうございます。
応援励みにがんばります。

>>513
前は同人誌などもやってましたが、今はこれ一本です。
単純に作業が遅いのと、時間もあまりとれないのが遅い理由です(笑)。
気長にお願いします。

>>514
劇場で衝撃の「終劇」見てからもうすぐ20年かと思うと何ともはやですが、頑張ります。

>>523
どもです。
いつの間にか初投下から5年ぐらい過ぎようとしてるのでびっくりです。

>>525
どうも、応援ありがとうございます。
エヴァSSは未完の作品も多いので、一読者としてはもったいない思いもします。
(むう氏の「マナ」は最後まで見てみたかった)
本作は必ず完結させるつもりです。

>>528
「彼」はほんのチョイ役で登場予定です。
が、それでも存在感アリアリになりそうなので、やはり大したキャラですね。

>>530
たまの気まぐれ投下ですみません(笑)。
正月UPは出来なかったので、ひとまず生存報告ということで。
ちょこちょこ書き進めてはいるので、2月には投下できそうですが。

他の作者さんの投下も待ってます。
では。
0534名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 23:41:57.66ID:/s4FxPA8
>>532
キッチーさんキター!!(・∀・)
続きの投下を気長に、そして楽しみに待ってますよ。
アスカに幸あれ(*´ω`*)
0536名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 22:09:56.37ID:+GBi7Za1
キッチー以外もうずっと来てないのに君らも物好きだね
そんなに好きか
0537名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 23:42:53.75ID:57zJ5Pww
久しぶりに覗いてみたらキッチーさん来てたのか。
シンの公開が伸び伸びになってて本編完結しないと書きにくいかもしれませんが
頑張ってください。チルドレンに幸福あれ
0538名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 00:02:43.47ID:kaoxlNA/
キッチーさん続き待ってます
焦らずじっくり作ってくださいね
0541名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 16:25:39.74ID:q4Wh1k1E
京王線 笹塚駅近くにあるエヴァンゲリオンカフェって公式カフェなんですか?
なんかやってるような、やってないような。
ネットにも掲載されていないようですし。。
0543名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 00:24:33.24ID:l6rKv2BS
しばらく待つとしよう。彼が登場して来るまで。
0544名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 02:46:25.12ID:rXfdkY1a
んなことどーでもいいからアスカの髪コキ見せてや
0545【安らぎの契約(第21回)(1)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:53:00.12ID:OLI4aoTI
・(15)プラグ内「崩壊」

顔の無いエヴァが大きくサスマタを振りかぶり、突き出してくる。
大きくエントリープラグが大きく揺れ、眼前のディスプレイの表示が一斉に赤く変わる。
「Mission uncomplete」
活動限界表示はあと17秒でストップしている。
これで、自分は新しいシミュレータの条件で100回目の死を迎えたことになる。
そして勝利は一回も無かった。
「ふう……」
半日に及ぶ訓練が終わり、シンジは一人帰途に着く。
模擬戦の回数の桁が一つ変わったことで、改めて絶望的な戦績を想う。
9体のエヴァを相手にした戦闘は今までとは次元が違っていた。
三位一体の攻守が鉄壁のエヴァの小隊が3つ。
各個撃破を狙おうと一つの小隊を狙い打ちにしても、必ず他の小隊が駆けつけてくる。
綾波レイ、惣流アスカのエヴァが健在で、こちらも集団ならばまだ勝機もあるかも知れない。
だが、初号機1機のみで9体のエヴァを相手にするなど正気の沙汰とも思えない。
「これなら、使徒を相手にしてるほうがマシだよ……」
一部の例外を除けば、使徒は一体ずつしか現われなかった。
人知を超えた能力も持つとは言え、それ一体を倒せば使徒戦は終わる。
相手の正体がわからないだけに、上官兼、保護者である彼女ように楽観的にみれば、すべてフィフティフィフティの勝利の可能性が有るともいえる。
それに引き換え、対エヴァ戦は絶望的な数との戦いだ。
一対一で互角以上であったとしても、そのサイコロを9回振って、すべて勝たねばならない。
その冷徹な数字に比べたら、皮肉にも対使徒戦すら懐かしく思える。
とは言え、使徒すらすべて倒せたとも分からないと葛城ミサトは言っている。
そんな状況で味方であるはずのエヴァを標的にした訓練を連日続けることの意義は何か。
使徒をすべて倒した後に訪れるはずの平和。
それを信じて戦ってきたはずだったが。
人類の危機と云うものが去ってみれば、後に残るのは人々の間の争いだと彼女は言っていた。
エヴァの力と云うのは国同士を争わせるほどの力だとも。
「そんなの勝手にやればいいのに……」
使徒を殲滅してどうなる。
エヴァを殲滅してどうなる。
なにも思いつかない。
考える気力も起きない。
今はただ、勝利を信じて、日々訓練に励むだけだ。
たったひとつ確実なのは、自分達のようなチルドレンが戦わなくても良くなるということだけだ。
だが、すでに鈴原トウジは大きく傷つき、自分の知る綾波レイは失われた。
残る学友達も戦火を逃れて、去ってしまった。
第3新東京市に来て、身の危険と引き換えにエヴァに乗ったから出会えた彼ら。
何も無かった自分の人生で、初めて得た同世代の親しい人たち。
彼らがいなくなってしまったら、自分の人生など何も無かったのと変わらない。
今までも。
これからも。
暗い道が細々と繋がっているだけだ。
「でも……」
ほのかに道を照らすものがまだ一つある。
それだけは守り通さねばならない。
たった一つ、自分に残された最後の道しるべ。
それだけが自分の足を進めさせる。
0546【安らぎの契約(第21回)(2)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:54:16.19ID:OLI4aoTI
目を開いた先にあるのは、チューブ型の狭い空間。
明かりもほとんどない前方はまるで奈落へ続くように漆黒だ。
「ふう……」
アスカはため息をつく。
久しぶりの弐号機のエントリープラグの中。
気だるい感覚。
弛緩していた四肢が重い。
ここでうたたねをして一体どのくらい時間が経っただろうか。
リハビリと称して弐号機の使用許可を得たものの、何をすることもなくここに座わり続け、いつの間にか眠り込んでいた。
主電源を入れることは許されなかったため、プラグ内はバックアップ電源モードの薄明かりのみだ。
久しぶりに着たプラグスーツは以前ほどしっくり来ない。
(ちょっと胸周りがきつくなったかも……)
以前なら大威張りで赤木博士にスーツの交換を要求したものだが、今はそんな気持ちも起こらない。
(こんなもんが大きくなったって、何がいいってのよ……)
葛城ミサトのマンションには今は居たくなかった。
かといって街はほぼゴーストタウン状態、ネルフ本部に自分の居場所はない。
結局、ここに辿り着いていた。
落ち着きとは無縁のはずのエヴァのエントリープラグの中に。
まるで、賑やかな昼の公演の終わった夜の舞台のようながらんどうで暗い空間。
練習熱心なバレリーナ達だって帰ってしまった後の、人のいないゆったりと流れるモノ達だけの時間。
ずっと忘れていた、この場所の別の表情。
でも今の自分にはお似合いだ。

思い起こせば、ずっと自分の居場所はここだった。
ここしか無かった。
日本に来るまでは。
あの騒がしく、狭苦しい、コンフォートマンション303号室の3人と一匹の奇妙な共同生活を始めるまでは。
エヴァの訓練と実戦を除けば、なんの特別待遇も無い平凡な日々。
私生活はまるでだらしの無い、葛城ミサト。
自己主張など頭にないような碇シンジ。
自分はまるでそんな親戚の家に転がり込んで暮らすただの女子中学生。
それをいつの間にか、当たり前の日常としていた。
生まれ育ったドイツでの緊張感に満ちた人間関係を遠い出来事のように忘れていた。
エヴァに乗れなくなるまでは。

「アタシどうしたらいいのかな……?」
エントリープラグの中で、自分の声だけが響き、静寂に戻る。
自分が知らずにいたことがどれだけ多かったことか。
ネルフの闇、綾波レイの秘密、それらに比べたら、自分の育ちの不幸や今の境遇など三文芝居もいいところだ。
くだらない。
たが、くだらなくても、結論を出さねばならない。
このくだらない想いに押しつぶされる前に。
すべてを投げ打ってドイツに帰るか、心を押し殺して今までどおりの関係を続けるか。
それ以外の選択肢などあるわけが無い。
「ドイツになんか帰りたくないよ……」
子供じみた呟きが口を突く。
だが、今の気持ちのままこの関係を続ける自信もない。
ようやく受け入れるようになって来ていた少年との関係。
自分の感情などで今更変えられるものでないことくらい分かっている。
もし、シンジに自分の気持ちを伝えたら。
彼はそれに応えてくれるだろうか。
0547【安らぎの契約(第21回)(3)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:55:34.47ID:OLI4aoTI
(ふん、オメデタイわね……)
頭の中で、もう一人の自分が小馬鹿にしたような声を上げる。
勇ましい声の自分。
同級生の男子など歯牙にもかけず、並み居るネルフの大人達にも、臆することがなかったセカンドチルドレンの惣流アスカが。
(アタシのことなんか、なんとも思ってないわよ。あのバカは)
「そんなこと無い。シンジだってあたしのこと少しは……」
辛辣な指摘を打ち消すように無意識に呟く。
(バカじゃないの?好きな女にあんなこと出来るわけ?)
愛の言葉も無く抱かれた。
自分の言葉も聞いてくれない。
(そうよ。アイツは毎晩、アタシを犯して、ザーメンまみれにしてるだけじゃないの!)
(わかってるんでしょ?アイツが好きなのは……)
「優等生……」
(……そうよ。アイツは綾波レイが好きなのよ)
(で、その綾波レイがいなくなっちゃったから、アタシを代わりにしたってわけ……)
僅かな沈黙の後、フフンと笑って、その声は続ける。
(寂しいときに手軽に抱ける女のカラダが、アタシだったってだけのことよ)
(アイツも所詮、自分の欲望ばっかりが大事な、どうしようもない男の一人なのよ)
アスカは首を振る。
「……ううん。あたしがそれを望んだの……」
エヴァパイロットであり続けたい、そのための代償。
自分のたった一つの生きる目的。
自分の体を差し出すことなど、造作も無い。
そう思っていたはずだった。
そう割り切ったはずだったのに。
(……全部嘘。大好きな『彼』に全部あげたら、『愛してもらえる』って思ってたんでしょ?)
体だけのつながりのはずが、心までも縛られていた。
(……勝手にそう思い込んで、尽くしてあげたら、ハッピーエンドになるかもって?)
いつの間にか、少年とのつながりが自分を支えるすべてになっていた。
(……ご愁傷様。セカンドチルドレンの惣流アスカも焼きが回ったもんよね。そんな三流のラブロマンスを信じるなんて……)
「アタシってホントにバカ……」
抱えた両膝にアスカは顔をうずめる。
胸をかき乱す想いから逃れるように。
そうすれば遠い昔に居られたはずの、安らぎの空間へ戻っていけるかの様に。
突然、エントリープラグ内にモーターの動作音が響く。
アスカの頭上のハッチがスライドし始める。
「……!?」
身を固めて、それを見守る。
幅を広げていくハッチの隙間からハッチを操作した人物の姿が現れてくる。
一番会いたくなかった人物。
優しげな顔の少年が屈託の無い笑顔をして立っている。
「……いやぁ……」
アスカは絶望の呻きを漏らす。
0548【安らぎの契約(第21回)(4)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:56:53.41ID:OLI4aoTI
「アスカ、こんなところにいたんだ。探したよ……」
エントリープラグに座っていたアスカは目を丸くして驚いているようだった。
何か口をパクパクとさせてかすかに言葉を発したようだが、聞き取れない。
よほど不意を突かれたのか、ここまで狼狽しているアスカも珍しい。
久しぶりにみる赤いプラグスーツ姿は、以前の勇ましい姿、というよりは艶かしさを感じさせる。
記憶にある姿より、より女性らしくなったように見えるプロポーションの所為か、あるいははそのプラグスーツの下の白い肉体を知ってしまったからだろうか。
パイロットシートに座っているパイロットというよりは、ベッドに身を横たえた天使のようだ。
アスカの反応を待たずにエントリープラグに乗り移り、彼女の背とシートの間に身を滑り込ませる。
「ちょっと……どうするつもり?」
我を取り戻したらしいアスカが立ち上がろうとするのを制すると、彼女が固い表情で問いかけてくる。
LCLは使用していなかったのだろう、アスカの髪のシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
両脇から彼女の胴に手を回し、胸に手を触れようとする。
「よしてよ。こんなところで」
アスカがビクッと身を引き、シンジを睨む。
「エヴァの中で何考えてんのよ!?」
自分の表情が微動だにしないのをシンジは他人事のように感じる。
アスカもそれを見て取ったのだろう、声のトーンが高くなる。
「ここはアタシ達エヴァパイロットにとって、神聖な場所でしょ!?」
アスカの真顔での必死の言葉。
だが今の自分には滑稽なことにしか聞こえない。
「……何言ってるのさ、アスカ」
「……え?」
きょとんとした顔のアスカに言葉を続ける。
「……ここは、僕たちの棺桶だよ」
「何を……?」
アスカが怪訝そうに眉を寄せる。
「みんな安全な場所に隠れて、僕らだけをこんなところに押し込めて戦わせようとしてるんだ」
(トウジはそのために傷ついた)
(綾波はその所為で……)
(アスカだって何度も危ない目に逢っている)
勝手な大人達への憤懣が湧き上がる。
「僕達の棺桶で僕達が何をしようと、僕達の自由じゃないか?」
勇敢だった少女達。
いつも自分は彼女たちに守られていた。
その一人の綾波レイはもういない。
だから、せめて。
せめて、アスカだけは自分が守ろう。
そのためだったら、エヴァに乗って死ぬことになったってかまわない。
けれど、その覚悟の代わりに実感が欲しかった。
自分が守るものが確かな、温もりのあるものだということの実感が。
0549【安らぎの契約(第21回)(5)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:58:44.74ID:OLI4aoTI
「だからさ、ここでしようよ……」
「……どうかしてるわよ!?シンジ!?」
首を振りながら、立ち上がろうとするアスカの手首を掴む。
「やめて」
手先に微かな痛みを感じる。
少女に振りはらわれた手が宙を彷徨う。
だが、その手を再びアスカに伸ばしかけて、シンジは躊躇する。
わずか50センチほどの間に不可侵の壁があるかのようだ。
アスカの瞳にははっきりとした拒絶の色が現われている。
今まで見たことの無いアスカの冷たい視線。
「な……んだよ」
かすれた声で呟く。
(何でそんな眼で僕を見るんだよ……)
きっとアスカなら自分の気持ちを分かってくれる、そう思っていた。
右も左も分からずにエヴァに乗せられ、全人類の盾になれと言われる理不尽さ。
それに応えられ無いかも知れないという、底知れぬ不安。
その気持ちをわかって欲しかった。
勇気を与えて欲しかった。
2人ならなんとかやっていける、そう言って欲しかった。
だが、口をついて出た言葉は自分でもそう思うほど、冷たいものだった。
「アスカは僕のいうことを何でも聞くって言ったじゃないか!?」
アスカがハッとしたように身を固める。
蒼い目の光の鋭さが失われていく。
そして、シンジは思い出す。
目の前の少女を意のままにできる呪文を。
僅かな逡巡を唾と共に飲み込み、ゆっくりとそれを口にする。
いままで発したことのない、邪悪で、淫らな、恥ずべき言葉を。

「――それがアスカの『契約』なんだろ?」

ヒュッと息を呑む音と共に、アスカの眼が大きく見開かれる。
その肩が僅かに震えるのが見て取れた。
アスカが肩を落とし、体全体からも力が抜けていく。
顔を背け、シートにもたれかかったアスカが問いに答える。
「わかった……わよ……」
緊張した場が去り、シンジはほっとする。
直前までのギスギスしたやり取りを頭の隅へと追いやる。
彼女の目の端が一瞬、微かに光ったように見えたことも。
顔を背けたまま、アスカが低い声で呟く。
「好きにすれば……」
0550【安らぎの契約(第21回)(6)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:59:47.22ID:OLI4aoTI
シンジは背を丸めたアスカの背後に陣取る。
手を伸ばし、アスカの腰に手を回し抱き寄せる。
動いた拍子に立ち上ったアスカの髪の香りに誘われ、その髪の毛に顔を埋める。
手は自然とプラグスーツの上からアスカの胸を弄り始める。
うっとりとしながら、こうやって少女に甘えているだけでも良いとすら思う。
だが、ゆっくりとアスカに触れ続けたいという思いとは裏腹に、股間はズボンを押し上げ、はちきれんばかりになっている。
ふと解決策を思いつく。
アスカの耳元で囁く。
「アスカ、口で……してよ」
僅かにアスカが肩を振るわせる。
やがてアスカが体の向きを変え、シートの前方に移動する。
シンジが背もたれに寄りかかると、アスカがシンジの股間に顔を寄せてくる。
アスカがカチャカチャと音をさせながら、ベルトをはずし、学生服のズボンを下ろす。
ペニスがトランクスの薄い布地をテントのように突き上げる。
トランクスを引き下ろそうと伸ばされたアスカの手がそれに触れるとピクンと脈打つ。。
--布地ごしに伝わる手の温かさと、柔らかさにペニスがピクンと脈打つ。
アスカがゆっくりとトランクスの前を引き下げていくと、拘束を解かれたペニスが勢いよく屹立する。
さらに顔を寄せたアスカの吐息が敏感な部分にかかり、ペニスが期待に打ち震える。
目を伏せたアスカがペニスを口に含んでいく。
「うっ……」
温かく柔らかい口腔に呑み込まれた快感にシンジは呻く。
「くっ……ふっ……」
深く呑み込みすぎたのか、アスカがやや苦しげな吐息を漏らす。
アスカが顔を少し引き、ペニスを咥えなおす。
そして、先端をゆっくりと舐め回し始める。
「そ、そうだよ……。上手だよ……」
シンジの呟きにアスカが応じ、より積極的に愛撫を加えてくる。
ペニスの裏側の敏感な部分を下で転がされ、シンジは背を仰け反らせ呟く。
「ああ……いいよ……アスカ……」
うっとりと酔いしれながら、眼下の光景を眺める。
エヴァのエントリープラグ内で、プラグスーツを身に着けた少女を跪かせ、自分のモノに奉仕させている。
全人類の盾となるべき兵器の最重要なコックピットで、希望の星たるそのパイロットの少女の口を欲望のままに汚す。
その背徳的な光景にシンジの興奮はさらに高まっていく。
若干の罪悪感はそれに吹き飛ばされていく。
(いいんだ、全部、僕が自由にして良いんだから)
そう思うと、かつて無いほどの開放感と、快感が全身を包む。
迫りくる絶頂の予感に、少女の頭を両手で掴み、より多くの快感を得ようと、腰を突き上げ始める。
「……んんっ!?」
喉を突かれたか、アスカがくぐもった声を上げ、苦しげな表情を浮かべる。
だが、すぐに口をすぼめ、シンジのピストン運動にあわせて顔を上下させ始める。
アスカの口でペニスを激しくしごかれ、シンジはとうとう絶頂に達する。
「くっ……、出るよ!」
アスカの頭を掴んだまま、腰を彼女の口に押し付けて、思い切り射精する。
「んっ!!」
「アスカ、全部飲んで……」
ドクンドクンとザーメンを彼女の喉元に放出する。
「ふ……んんっ!」
息苦しそうな声を上げるアスカの口にザーメンを噴出させながら何度も腰を打ち付ける。
ようやく放出しきると、シンジは動きを止める。
快感の名残にうっとりしていると、アスカがコクン、コクンと喉を鳴らしてザーメンを飲み込んでいく。
最後にチュッと、アスカがザーメンをこぼさぬというように亀頭を吸い、チュパッと口を離す。
「ふうっ……」
快楽の終わりにシンジはため息をつく。
「……満足したでしょ?」
感情のこもらない声でアスカが俯いたまま問うてくる。
綺麗な前髪に隠れてその瞳は見えない。
だが、返事は決まっている。
「何言ってるのさ、アスカ。これからが本番じゃないか」
0553名無しさん@ピンキー2016/03/26(土) 09:08:59.05ID:EwtELWNk
>>552
キッチーさん投下乙です。
シンジもアスカも精神が病んでますね。
早くお互いの本当の気持ちが分かればと思います。
続きの投下を待ってます。
0554名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 02:13:44.49ID:tzLaFlOD
この後、何回一人で同じようなレスを繰り返すのかな
もはや能や狂言みたく、古典芸能の域に達してきた感があるなw
0555【安らぎの契約(第21回)(9)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 07:59:00.43ID:7fioB4K7
シンジが口での奉仕を要求してきたのはこんな場所での行いに対する彼なりの最低限の配慮か、というアスカの僅かばかりの希望は打ち砕かれる。
シンジの手が両脇を掴み、体の向きを変えられる。
シートに腰掛けたシンジの上に抱えられて座らせられる。
シンジが耳元で囁く。
「いつかと一緒だねアスカ」
エントリープラグに座った姿勢で、耳元に響く少年の声と微かに感じるその体温。
それらが、アスカに半年以上も前の出来事を思い起こさせる。
空母オーバー・ザ・レインボウでの戦い。
初めて目にした使徒。
一人乗りのエヴァに尻込みするシンジをわざわざ乗せての初出撃。
何もかもが初めてで高揚と不安とがぐちゃぐちゃになっていた。
狭いエントリープラグの中でお互いもみくちゃになってエヴァを操った。
ミサトの的確だが無茶な指揮、頼りなさそうでいて意外に肝の据わっているシンジ。
それから彼らと共に何度も経験した命がけの戦いの輝かしい第一戦。
初めて会った二人がその日、力を合わせて勝ち取った勝利。
この場所で互いの吐息すら感じるほどに身を寄せ合い、手を重ねていた。
(でも違う、あの時は……)
アスカは首を振る。
(こんなイヤラシイことしなかったじゃない!)
シンジの右手がプラグスーツの上から胸をまさぐっている。
「あの頃はちょっとでも体が触れたらアスカがカンカンになってさ」
左手はわき腹をなぞり、股間へと伸びてくる。
「あっ……」
「船の中だって、別にわざと着替えを覗いたわけじゃないのに」
シンジがアスカのプラグスーツの手首のスイッチを操作し、装着モードを解除する。
「バカでエッチだって……」
アスカの襟元を開き、テンションを失ってたるんだスーツを肩口までさげてしまう。
「あの時はこれくらいしか見えてなかったのに」

胸元は露になったが、かろうじてスーツがひっかかり乳首までは見えていない。
「もしかして、アスカはエッチなこと考えてたの?」
シンジの手がスーツに潜り込み、直に乳房を握る。
「あん……違う」
アスカは身を捩じらせて呟く。
その間にもアスカの両手がスーツから引き抜かれ、支えをなくしたスーツがだらりと垂れ、乳房があらわにされる。
親指と人差し指が敏感に成りかけている乳首を摘む。
「こんなことされるかもって?」
「やあっ!」
スーツが腰まで引き下ろされ、下腹部の茂みにシンジの手が触れてくる。
「アスカは初めて逢った時からそんなこと考えてたんだ……」
シンジの中指がワレメを探り当て、陰唇を割り開き、中に侵入してくる。
「やっ……」
アスカの意に反してそこはすでに緩み始めている。
ピチャクチャとイヤらしい水音を立てて、シンジの指がアスカの胎内をかき混ぜる。
「あ、あん……」
(違うっ……)
あの日、初めて逢った自分と同じチルドレンの少年。
加持リョウジ以外の男で初めて、不快さを感じずに接することのできた少年。
自分がきっと、本来の年相応の少女として、振舞えることが出来た初めての日。
シンジも多分、同じように大切な日なのだと思っていてくれているだろうと、信じていた。
「二人で乗っている時もこんな風になってたの?」
シンジがことさらからかう様に問いかけてくる。
その柔らかな声がその澄んでいた記憶を濁らせていく。
(……やめて、二人の思い出を汚さないで!)
「アスカは初めて会った時からエッチだったんだ。知らなかったよ……」
(どうしてそんなことを言うの?……)
肌さえ触れ合わせている少年との絶望的な距離。
そして少年の言うとおりに淫らに緩み始めている自分の身体。
アスカはフルフルと首を振ることしか出来ない。
0556【安らぎの契約(第21回)(10)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:00:16.10ID:7fioB4K7
シンジはアスカを前に倒し、四つんばいにさせる。
目の前の白い尻肉を左右に広げると、ピンク色の襞が現われる。
顔を寄せ、内部の粘膜に舌を這わせる。
「あっ!……」
いやいやと揺れる尻を押さえ込んで、シンジはアスカの花弁を舌で掻き分け舐め続ける。
「あっ!あん!!」
やがて、舌が疲れてくると、アスカの尻を解放し、プラグスーツから足を抜いて完全に脱がせてしまう。
アスカは顔を伏せたまま、白い背中をゆっくり波打たせている。
シンジも学生服を脱ぎ、裸になる。
ふと、思いついて、モニターの電源を入れる。
砂嵐のような画像が一瞬表示され、すぐに薄暗い格納庫の様子に切り替わる。
さすがにこれからの行為は人に見られたら拙い。
格納庫内に人気が無いのを確認してから、アスカの尻を抱えて手元に引き寄せる。
先ほどと変わらないくらい勃起したペニスに手を沿え、割り広げたアスカのワレメに押し当てる。
ペニスの先端がアスカの愛液に触れ、つるりと滑りながら中心へと導かれる。
さらにアスカの腰を引き寄せ、ペニスを飲みこませていく。
「はうっ……」
奥までペニスを突きこむと、アスカが背中を仰け反らせて喘ぐ。
互いの腰の位置を調整するとシンジはピストン運動を開始する。
ヌルヌルと温かく濡れた膣内をペニスが前後する。
勢いを強めていくとピチャピチャと水音が漏れてくる。
「やっ、あん……」
アスカ顔を仰け反らせて喘ぐ。
まるで広い格納庫内でアスカと堂々とセックスしているかの様だ。
高揚感につつまれ、シンジは嬉々としてアスカを突き続ける。

手を突き、尻を男に向けた屈辱的な姿勢。
(いやっ……。嘘……。)
プラグスーツを剥ぎ取られて、素っ裸にされている。
(こんなところで……)
幼いころから一心不乱に目指してきたエヴァのパイロットという夢。
それだけを求めて、生きてきた。
母と自分の夢。
それをかなえた筈の場所。
たった一つの自分が輝ける場所。
(世界で一番大切な場所で…、一番大事な人に…、どうしてアタシ…)
獣のように組み敷かれ、否応無く突かれ続ける。
「アスカは僕が守るから」
シンジが腰を叩きつけてきながら、勝手なことを言っている。
(アタシのことが見えていない。見てくれない……。)
自分はそんなことは望んでいない。
誰かの庇護に頼ることなど御免だった。
親子二代に寵愛された少女。
自分が嫌って、そう思い込んでいた彼女のような生き方は。
「だから、大人しく僕の言うことを聞いてよ」
(イヤ!アタシを、あの娘の代わりの人形にしないで!!)
「あう……」
腰の動きを緩めたシンジが乳房を掴んでくる。
「僕を慰めてよ……」
(体だけにしか興味がないの?)
シンジが背中に覆いかぶさり、腰をゆっくりと押し付けながら耳元で呟く。
「答えてよ、アスカ」
(口に出した言葉だけしか分からないの?)
沈黙がエントリープラグを満たしている。
問答を諦めたのか、押し黙った少年は尻を抱えなおすと、リズミカルに腰を動かし始める。
「ああっ!!」
不意をつかれ、アスカは悲鳴を上げる。
自分の声に胎内のシンジのものが硬度を増し、膨張するのが分かる。
シンジの腰の勢いが自信ありげに強くなっていく。
女をこれで支配できるのだと、勘違いしている男達のように。
0557【安らぎの契約(第21回)(11)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:02:03.48ID:7fioB4K7
(……ううん、悪いのはコイツじゃない、アタシだ)
アスカはかぶりを振る。
(あの娘は、人形であることを止めて、自分の意思でシンジを守ったのに…)
いや、綾波レイは最初から人形などではなかった。
自分の信念に従って生きていたのだ。
何も知らない自分など、歯牙にもかけずに。
誰にも頼らず、自分の命すら惜しまずに、生を全うした。
それに比べて。
(アタシは……。自分から進んでシンジの「お人形」になったのよ……)
(……何も言わない人形に)
(でも、アタシにはそれしかできなかった……)
想いを告げて、受け入れられず、捨てられる。
それがどうしようもなく、恐ろしかった。
何も言わなければ。
何も望まなければ。
彼の欲望を満たすだけの存在でありさえすれば。
捨てられることもない。
傷つくこともない。
だから自分は、「碇シンジの人形」になった。
彼に偽りの慰めをもたらす、心のない、空っぽな人形に。
(……なんて、惰弱な、哀れな娘)
そう、惣流アスカ・ラングレーになれるものなど、所詮はそんなものだったのだ。
母親にすら愛されなかった小娘には。
自分にはこれがお似合いだ。
(……もう、いい。)
そう思ってしまえば楽だった。
シンジのペニスが体の中心を突き抜く。
「はあっ、あああっ!」
快楽に逆らわずに自然に声が出てしまう。
シンジが調子に乗ったように腰を叩きつけてくる。
思い出も心もいらない。
(……勝手にすればいい)
膣奥で放たれたシンジのザーメンの熱さを感じ、シンジのそれを締め付けながらアスカは軽く絶頂に達する。
0558【安らぎの契約(第21回)(12)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:06:28.75ID:7fioB4K7
「はあっ……はあっ」
プラグシートのボード部分に顔をつけ、荒い息をついているアスカはシンジに引き起こされる。
「あっ……」
シートの上でシンジの上に寝かされ、愛撫され始める。
(まだ、するの……?)
だが、逆らう気力ももう無い。
アスカは人形のようにシンジに体重を預ける。
(早くしちゃってよ……)
アスカは目を閉じて閉じこもろうとする。
が、すでに2回射精を果たしているシンジは焦らず、ゆっくりとアスカを攻めてくる。
乳首にはわざと触れずに、乳輪のまわりをゆっくりと触れたりと徐々にアスカの快感を高めようとしてくるようだ。
一回絶頂に達したアスカは、僅かな肌への刺激にもピクンと反応してしまう。
「あ……」
乳房は左手に任せ、シンジの右手がアスカのわき腹をなぞり、やがて下腹部に降りてくる。
(ああ……)
自身の愛液と、シンジのザーメンが混ざっているであろう液体が満ちているワレメをシンジの指がなぞり、アスカは背を仰け反らせる。
(もう、忘れちゃおう。面倒くさいことは……)
やがて、アスカが腰を浮かされ、シンジのペニスが真下からあてがわれる。
スルスルとほとんど抵抗の無いようにシンジのペニスが自分を貫く。
「ああっ……」
そしてシンジがゆっくりと腰を突き上げ始める。
(そうそう……こうやって、シンジのオチンチンで突いてもらうととおっても気持ちいいの……)
シンジの両手が両の乳房を掴み、乳首を転がす。
(おっぱいも、いっぱいもみもみしてもらって……)
クチャクチャという水音が二人の結合部から聞こえてくる。
(気持ちいい……)
預けた背中からはシンジの熱い体温が伝わってくる。
(ずっとこうしてもらえたらいいのに)
アスカの脳裏から煩わしい想いが消えていく。
(そうよ、もういいの。アタシは人形なんだから)
視界を閉ざした暗闇の中で、シンジの行為だけが自分に伝わってくる。
ただ与えられる快楽に素直に反応していくだけ。
背中を仰け反らせ、汗を撒き散らせる。
「はあっ!はあっ!」
シンジの腰の動きに合わせて、アスカも腰を上下させる。
シンジのペニスを勢い良く深く呑み込み、倍加された快楽にアスカは全身を振るわせる。
(そうよ、これ……)
ペニスと蕩けた襞とが求め合うように絡み合い、僅かな隙間からズチュズチュと淫らな音が漏れる。
そのたびに頭が白くなるような快感が走り、今度こそ、本当の絶頂が近づいてくるのが分かる。
(これがとっても幸せなの……)
もうそこには誇り高きセカンドチルドレンはいない。
少年たちを笑い飛ばす勝気な惣流アスカもいない。
いるのはただ雄に抱かれ、浅ましく腰をふり快楽をむさぼる雌。
0559【安らぎの契約(第21回)(14)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:07:31.86ID:7fioB4K7
「あああっ……!」
天を仰ぎ喘ぐアスカにシンジが囁く。
「ほら、見てごらんよ、アスカ。こんなに気持ちよさそうな顔してさ」
シンジの手がアスカの顎を支え、正面を向かせる。
(なぁに……?)
目の前のモニターに映し出された女の顔。
アスカは快楽のペースを落とされ不満を感じながらそれを見つめる。
(だぁれ(誰)……、これ?)
惚けた、締りのない笑顔。
茶色がかった綺麗な髪、整った鼻筋、蒼い瞳。
白人のようなシャープさと東洋人の柔らかさを兼ね備えた顔立ち。
誰よりもよく知っている顔。
(あ……、ママの顔)
(『あの時』のママの顔だ……)
最後に見た、表情を持った母の顔。
だが、目の前にあるのは記憶にある母の顔とは良く似ているが、まだ幼さを残した少女の顔だ。
アスカはすぐにそれが何かを思い出す。
(――ううん、これはアタシの顔)
けれども、その微笑みは母を強く思い起こさせる。
(アタシ、ママと同じ顔をしている…)
世界で一番好きだったはずの母の、一番嫌いな顔。
(……これがアタシの顔……)
「アスカってエッチだね……!」
シンジが息を荒くしながら、耳元で囁く。
「あああっ!!」
その貶めの言葉にアスカの僅かに残った羞恥心が悲鳴を上げさせる。
それに呼応して、絶頂に向かうのであろうシンジの突き上げが一層激しくなり、それが与える快感がアスカの理性を剥ぎ取っていく。
(どうしてアタシはこんな顔……)
ますますだらしなく蕩けていく目の前の顔をぼんやりと見ながら、アスカもまた最後の高みへと持ち上げられていく。
「アスカっ!出すよっ!!」
シンジの声が遠く聞こえる。
シンジの叩きつけるような射精を胎内奥深くに受け止めアスカの思考は真っ白に焼き尽くされていく。
アスカは薄れ行く意識の中で最後にその顔の正体に辿り着く。
母と自分とあの人形の『アスカ』が3重に重なった顔。
その顔が微笑む。
それは。
『魂を失った人形の笑顔』
現実という苦痛から、自らの死という快楽に逃避した女の顔。
やっと認識した自分の現実の姿。
(い……、いやああああ!!!)
悲鳴は言葉にならなかった。
心とは裏腹の、肉体からの快楽への屈服の呻きをエントリープラグ内に響かせながら、絶望の中でアスカは絶頂に達していった。
0560【安らぎの契約(第21回)(15)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:08:33.91ID:7fioB4K7
シンジは、マンションの自室で気だるい朝を迎える。
時計を見ると、時刻はもう午前12時近かった。
昨晩はあの後も、何回もアスカと交わった。
アスカはすっかり従順になり、まるで人形のように自分のなすがままになっていた。
それどころか服を着ることすら満足に出来ずに、苦労して家に連れ帰った時には日を跨いでいた。
家の中を見回ったが、アスカもミサトもいないようだった。
「アスカはネルフ本部にいったのかな……」
ふと胸騒ぎを感じて、手に取った携帯電話が突然鳴り響き、シンジは驚く。
「はい、碇です」
「シンジ君?」
赤木博士のの声だった。
「アスカはそちらに帰ってきたかしら?」
「いえ、出かけているようですが……」
「そう……」
彼女にしては珍しく落胆したような声。
「私は今、あまり自由に行動できる立場じゃないの。だから手短に話すわ。アスカの希望でね、今日、朝一でシンクロテストをしたそうよ。」
一瞬の間をおいて、赤木博士が続ける。
「結果は……、シンクロ率はゼロだったそうよ」
突然の悪いニュースに気だるかった体に衝撃が走る。
「ゼロ?この前は順調に回復しているって、アスカが……」
「この前はね。でも今回はゼロだったそうよ。もちろん機械の故障じゃないのは確認済みよ」
「アスカのシンクロ率がゼロ……」
にわかには信じがたかったが、赤城博士の言うことなのだから、事実なのだろう。
アスカはきっとひどいショックを受けているだろう。
「それでアスカは今どこに?」
「……それが分からないから、あなたに電話したのよ。マヤがテストに立ち会っていたんだけど、計測値を伝えたら、家に帰ると言ってそれきりよ。マヤ達は計測器の故障だと思い込んで、そのまま調査を続けたそうだけど、対処の対象を間違えたわね……」
赤木博士はため息のように息をはいてから次の言葉を口にする。
「……あの子、結果を聞いてどんな顔をしたと思う?」
シンジの息が止まる。
「笑っていたそうよ。可笑しそうにね」
0561【安らぎの契約(第21回)(16)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:58:14.72ID:7fioB4K7
「アスカ……どこいっちゃったんだろ……」
あれから10日以上もたつ。
少女の行方は杳として知れない。
毎日、こうして当ても無くアスカの姿を追い求めている。
「でも会ってどうするんだ。綾波の話でもするのか」
自らネルフを去っていった少女。
彼女を探し求めて伝えたい言葉はなんだろうか?
「トウジもケンスケも友達はみな家を失って遠くへ行ってしまった」
「友達は、友達と呼べる人はいなくなってしまった。誰も」
「綾波にも会えない。その勇気がない。どんな顔をすればいいのか分からない」
取り留めの無い、独り言。
「アスカ、ミサトさん、母さん。僕はどうしたら…。どうすればいい」
最後に思わず口を突いて出た、弱音。
その先頭に自然に出てくる少女の名。
ほんの一年前まで、存在すら知らなかったはずの少女。
なのに今はまるで半身を失ったような気持ち。

「どうして、僕を一人にして、どこかに行っちゃうのさ?」
「シンクロ率なんてどうでもいいじゃないか……」
言いかけて、ふと、少女がなぜ姿を消したのか、本当の理由に思い当たる。
シンジの歩みが止まる。
記憶の底に閉じ込めていた、気づきたくなかったこと。
もやもやとしていたことが頭の中で形になっていく。
正確にはずっと、心の奥底に押しやっていたあることが、口をついて出る。
最初の夜に聞いた、少女の泣き声。
最後の夜に見た、少女の涙。
「……僕はアスカに、酷いことをしたんじゃないのか?……」
0562【安らぎの契約(第21回)(17)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:59:43.43ID:7fioB4K7
太陽の熱さも、風の圧力も感じない。
何も聞こえない、色を失った世界。
落ちたことに気づくことなく自分は奈落にいる。
(僕はアスカに……)
もう少し、思考を巡らせればそう確信できそうだった。
そんな予感にシンジは背筋を凍らせる。
だが、そんな静止したような世界にいたのは一瞬だった。
「フフフンー」
「え……」
廃墟になった無人地帯におよそ似つかわしくない、能天気な鼻歌。
しばらく聞くことの無かった、同世代の少年らしき、透き通った声だ。
シンジはその声の主を探して振り向く。
「歌はいいね」
その顔を認めた刹那に、唐突な言葉がかけられる。
ほんの数メートル先、その存在に気づかなかったことに驚くほど近くにその少年はいた。
思ったとおりの、同じ中学生らしき少年が湖に半ば埋まった大きな石像の上に腰掛けている。
右から射す夕日の赤い光が彼の髪を輝かせている。
まるで絵画の様な情景と、見知らぬ少年にいきなりかけられた言葉にどう返したら、いいかシンジはとまどう。
「歌は心を潤してくれる」
少年はまるで、『歌』というものを初めて発見した学者でもあるかのように、しみじみと言葉を続ける。
その声は柔らかく、軽やかだった。
「リリンの生み出した文化の極みだよ」
少年がニッコリとほほ笑む。
『リリン』という、恐らく人間を意味するだろう聞きなれない言葉とひどく大人びた感想を口にした後にはおよそ不釣合いな、無邪気な幼児のような微笑み。
こんな、人の笑顔を見たのは久しぶりだった。
シンジはその微笑に吸い込まれていく。
それらのアンバランスなその組み合わせなどどうでも良いと思わせるほどに。
その微笑はすべてを赦すようにシンジを包んでいく。
つられて、自分の頬も緩んでいくのが分かる。
ついさっきまで自分を苦しめていた、心の中にあるわだかまりが消えていくのが分かる。
突き刺すような視線で自分を見た蒼い瞳の少女のことも。
胸の奥に刺さった棘のような小さな痛みも。
「そう感じないかい?」」
少年は大きな瞳で、まるですべてを見通すかのように見つめてくる。
だが、この瞳になら何を見られてもきっとかまわないだろう、とシンジは思う。
きっと誰かが彼を自分の元に遣わせてくれたのだろう。
無人の野で彷徨う自分の為に。
それは彼のさらなる微笑と共に発せられた次の言葉で確信に変わる。
「碇――シンジ君」

(つづく)
0563【安らぎの契約(第21回)(18)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 09:02:59.53ID:7fioB4K7
・あとがき
足掛け6年になりましたが、これでTV版相当部分はおしまいです。
旧劇の準備稿にあった24話時点のシンジの没台詞「僕はアスカに酷いことをしたんじゃないのか?」と、やっぱり没設定のシンジとアスカに肉体関係があった、という没設定を復活させてみたかったのがこの話の主眼なので、まあだいたいやりたいことが書けて満足です。
カヲル編は本編準拠で特に整合性に問題なさそうなので、ノータッチです。

このまま、後3話はEOE編になります。
一応2015年度内にTV編が終わったので、EOE編は2017年夏までには完結予定です(笑)。
0564名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 09:11:28.84ID:JykvrhG2
キッチーさん続きの投下乙です。
アスカの精神がやっぱり崩壊しましたね。
シンジも余裕が無いかもしれないけど、アスカに対して自分の正直な気持ちを伝えてほしい。
カヲルが出てきたのであと少しで終わりそうですね。
完結まで大変だと思いますが、引き続きの投下を待ってますよ。
0565名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 21:45:44.24ID:KW+fQeQC
アスカの髪コキSS下さい
0566名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 23:13:45.96ID:traxjxJa
足掛け6年……
よくも続いたもんだよね
ひたすら乙

今後はEoE編ということは、今まででも充分キツい目に遭ってたアスカがさらにエグいことになるわけか
元々のEoEに完全に準拠してしまうと意識が無いまま物語進行ってことになるけど
この話だとそこどうなるのか楽しみにしとります
0567名無しさん@ピンキー2016/03/31(木) 00:27:45.36ID:usrXmZ8w
色々広げすぎてもう畳めなくなってるだけだろw
ご覧の通り、もう読者も飽きて、見放しているようだし
0568名無しさん@ピンキー2016/03/31(木) 00:37:53.16ID:k6hFDCiA
おーキッチーさん来てたー!
激しくGJでした!
EoE編も楽しみにしてます!
0569名無しさん@ピンキー2016/03/31(木) 23:17:24.91ID:g+ixGHsS
実に分かりやすいな
キッチーさんもどんだけ住民に迷惑かけたら気が済むの?
0570名無しさん@ピンキー2016/04/23(土) 21:16:56.22ID:90l+PkDo
キッチーさん新作有難う。久しぶりですね!
カヲル君登場ですが別方向には行って欲しくない私が居ます。
巷でk5も特定されたみたいだしアンチはスルーでお願いします。
0571名無しさん@ピンキー2016/06/18(土) 15:57:07.22ID:oECvH2Ik
アスカの髪コキSS下さい
0572名無しさん@ピンキー2016/07/29(金) 14:18:52.63ID:F7jCpUh9
 気が付くと、見知ったリビングの天井があった。
(あれ、僕、寝ちゃってたのか……?)
 シンジは、靄がかった頭で記憶を辿る。
(夕飯の後片づけをして、それから……テレビを見てたらウトウトしちゃったんだな……)
 眠気と倦怠感に任せ、再び眠りについてしまいたい誘惑に駆られるが、
(ダメだよ。まだお風呂に入ってないし、明日のお弁当の用意もしなきゃ……)
 よしっ、と心の中で勢いをつけて起き上がろうとするが、起き上がれない。
(あ、あれ?)
 というより、体を動かすことことがほとんどできない。
(え、え、えっ?)
 そこでようやく、シンジは自分が後ろ手に縛られていることに気づいた。両足も閉じるように縛られている。
「な、なんだよ、これ!?」
 思わず、声に出して叫んでいた。
 なんとか解こうと両腕に力を込めるが、驚くほどきつく
縛られていてビクともしない。
(も、もしかして、強盗?)
 眠っている内に不審者が侵入したのでは? その想像はシンジの血の気を引かせた。
「はっ、そ、そうだ。アスカは?」
 彼女も一緒にテレビを見ていたはずである。
 首だけ左右に動かしてみるが、アスカの姿は見えない。
と、シンジの頭の上の死角で何かが動く気配がした。
(っ!?)
 頭を足で押さえつけられる。恐怖で体が硬直してしまい、目をきつく閉じることしかできない。
(助けてっ!)
 普段信じてもいない神に祈るのを滑稽に感じながら、それでも何かに縋らなくてはいられない。
 たっぷりとした間ーー少なくともシンジにはそう感じられたーーがあってから、
「ようやくお目覚め、バカシンジ?」
 張りつめていた室内に、聞き馴れた少女の言葉が響いた。
「へ、アスカ……?」
 恐る恐る目を開けると、シンジの頭に足を置いたままアスカが立っている。真下から見上げるホットパンツから伸びる長い足は、改めて綺麗だと感じた。
「なんだよもう、びっくりするじゃんか。早く解いてよ、これ」
 アスカの質の悪いイタズラだったことにホッとして、問いかけるが、
「……」
 彼女は無言で、腕組みをしてシンジを見下ろしている。その表情はじと目で、眉間に皺ができていた。
「お、怒ってるの?」
 違ったらいいなと、希望を込めながら聞くと、
「別に怒ってなんかいないわよ」
 みしりと、シンジの頭に加えられる重さが増えた。
(怒ってるじゃないかぁ)
 それは間違いなかった。しかし、その理由が思い浮かばない。
(お弁当にアスカの苦手な物を入れちゃったせいかな? それとも洗濯物の染みを取りきれなかったせい?)
 そんな程度のことしか思い当たらない。いくらなんでもこんな仕打ちを受けるようなものではないだろう。
(あ、あれだ! ケンスケがアスカの寝顔を勝手に撮ったがバレたんだ!)
 昼休み、アスカがほんの数分眠っていた隙にケンスケが寝顔をカメラに収めていた。やれやれと、苦笑して見ていたが、こんなことになるなら止めておくべきだった。
「ぼ、僕は止めたんだよ! やめた方がいいって! なのにケンスケがバレなきゃ大丈夫だって」
「は?」
 およそ秀麗な少女の口から出たとは思えない、地の底から響くような一文字だった。
「へ?」
0573名無しさん@ピンキー2016/07/29(金) 14:20:09.85ID:F7jCpUh9
飽きた。
この後無理矢理髪コキされたということで我慢してくれ
0575名無しさん@ピンキー2016/07/29(金) 16:35:27.61ID:tXPVY+Xd
アスカの髪コキで逆レイプください

髪のけ尿道攻め調教ください
0576名無しさん@ピンキー2016/08/06(土) 02:48:21.80ID:tVGAh99k
おおおお?新しい職人様かな?
続きお願いしますよ。じっくり待ってます
0577名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 19:30:38.61ID:MXp9POhM
アスカがヤリマンで、ひたすらシンジとやりまくる、LASとも言えないような作品て需要ありますか?
0578名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 19:58:38.29ID:9g+Nk1wa
ある
Lasに拘る気が無いんなら洞木姉妹とか鈴原妹とかサブの参加に期待

同人誌や汁とかでNTRやビッチは飽食気味なので
0579名無しさん@ピンキー2016/09/01(木) 00:31:14.50ID:lTF4KrQO
>>578

ありがとう。荒い構想みたいなのしかないけど、いいところまで書き上げられたら投下してみる。


キッチーさんは未だに書いていて凄いな。自分もかつて書いていたけど、未完のまま放置してしまった……。次は完結させられるか。
0580名無しさん@ピンキー2016/09/01(木) 20:56:10.39ID:iQkt0tyc
それよりアスカの髪コキくださいっていってるでしょ!!
0581名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 18:36:22.05ID:DgtmK+fr
吹いた
0583名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 23:27:50.16ID:wfd5zPBA
再放送?が始まったのに、静かだなぁ
あれ、リマスタリング時点で新規の操作されそうなシーンとかあったかな
0584名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 15:26:06.31ID:6fSexIUt
アスカの髪コキSSください。
0585名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 16:28:29.37
 数十秒後、大きく息をついて、私はやっと床におしりを降ろしました。
 頭がくらくらして、腰も排便の快感でふらついていますが、なんとか上手くいったようです。
 黒いハンカ……海苔の真ん中に、一本。
 大蛇のような極太便が、きれいなグラデーションを描きながら横たわっています。
 4日我慢した甲斐がありました。
 そんじょそこらの男の一物になんか負けない、立派なうんちです。
 ……海苔から結構はみ出るくらい、いっぱい出てしまいました。
 に、にがい…… 苦いと言うか……えぐい……!
 自分の出したモノとは信じたくないくらいの……。 絶対に「食べ物の味」ではありません。
 まるで涙を流すように、開きっぱなしの口から大量のよだれがお皿に垂れます。
 それ以上前に進めず、しかし期待に応えようと後ろに戻ることもせず…舌をうんこに這わせたまま、私は止まってしまいました。
 画面には、ピンク色の私の舌が、「うんこ色」としか表現できない汚物の塊に触れている様子がはっきりと写っています。
 人間は原始時代、食べられる物とそうでない物を、ひとま
ず口に入れてみて、ひどい目にも遭いながら少しずつ区別して行ったという話を聞いたことがあります。
 これが正に、うんこの味……。
 普通の人が、誰もうんこを食べない理由、食べてはいけない理由が、言葉ではなく心で理解できる味です……。
した。 「やけくそ」という言葉がありますが、今の私は正にそれでした。
 舌に広がるあまりの酷い味に、一度でも離れたら二度と口を付けられ
ないと思った私は、息を止めて勢いに任せ、一気にほおばれるだけ大便を口に入れたのです。
 わなわなと、両手、両肩が震えています。 手づかみで口の中に便塊を押し込んだ瞬間、この世のものとは思えない、恐ろしい風味と感触が口の中に広がりました。
 便の先端だった、少し硬めの粒と、その後ろのやわらかい粘土のような部分。
 それが口の中で一緒になって……
 噛む必要なんて無い、上半身を起こして、無理にでも飲み込め……ませんでした
 それを私は、快楽の追求のために乗り越えようとしています……。
さえ乗り越えたら何とかなる! とっ…と、私の舌のが、茶色い便塊に触れて……
 私の初体験が始まりました。
 そして1秒送れて、脳がその「味」を認識しました。
 ……ひどい味です……。ggggggggggg
 動物のような、変な声が漏れてしまいます。
 床に置いたお皿を目の前に、女の子座りで私は固まっていました。
 すりこぎのように太く長く、茶色い特大の便が、白いお皿の上で
ものすごい存在感を放っています。
 なんだか実際の大きさ以上に、大きく感じる……。
 うんちの臭いは大好きな筈なんですが、その私が引いちゃうくらいの凄まじさ。
 よく考えたら、流さず放置したのは初めてでした。
「昨日はニオイも全然大丈夫だったのにな〜。った
んだけど、うんこに賞味期限ってあるのかな……? 
お客様の中に、うんこ食べた経験のある方はいら
っしゃいませんか!? ……さ、流石にいないよね〜。うぅ…… 
大うんこの乗ったお皿を両手で持ち、助けを求めるように、カメラに向かって喋りかけます。
食べたことのあるっぽい人がいましたが……本当なら尊敬します。
 私弟子にして欲しいくらいです。
っぱいが床に付くくらい、低く……
 エサのボウルに口を寄せる、室内飼いの大型犬みたいな格好です。
 私のような変態女には、お似合いの姿……もちろんドキドキします。
 ですが私の頭の中に、緊張、ためらい、嫌悪といったマイナスの感情もまた、溢れてきます。
 喜ぶべきでしょうか?  
 この時私は、自分が人間として、女として、まだ本当の底の底までは堕ち切っていなかったのだと知りました。
「 本日の成果を目の前に、私は正座でみんなに手を振ります。
回我慢の命令ですから、流石の私の肛門も悲鳴を上げています。
 直腸はもう本当にパンパンで、はちきれそう。
 ですがそれを堪えて、私は四えdつんばいの体勢を諦め、体を反対に向けました。
 一旦体育座り、そしてカメラに向かってM字に大開脚の姿勢へ。
 歓喜の叫びと一緒に、背ut筋がのけぞりま
 お祭りの始まりです。
 この瞬間、u溜めに溜めた、太く逞しい排泄物で、そして何
 やっと排便を許された私の肛門は、嬉しそうに次々と本糞yuを産いきます。
 腸の奥から玉突yよgうにii固い頭を押し出したhurhのwjku6濁gyy流がgfe、どんどgんと溢れてきuます。hh
 そして今回は、いつもとg違って一工夫必要です。
 大便をひねり出すのと一緒に、慎重に腰を後ろにずらして、。。drr
0586名無しさん@ピンキー2016/10/22(土) 22:17:46.07ID:Vjs+O6Dn
さて、BSでそろそろあの赤鬼、登場予定
賑わい見せるか?
0587名無しさん@ピンキー2016/10/23(日) 16:41:14.12ID:Us00H7Lf
髪コキさせろよアスカ
0595名無しさん@ピンキー2016/12/18(日) 18:01:29.02ID:omF7aeYd
こんな場所にも…もはや単なる害虫だなゴキブリ並みな。おっと!これは
ゴキブリに大失礼だったかw^^
0596名無しさん@ピンキー2017/02/20(月) 03:21:15.23ID:VisAjcIc
髪コキアスカくれ
0598名無しさん@ピンキー2017/07/22(土) 06:54:05.27ID:OGTg/epW
アスカの髪コキください
0599名無しさん@ピンキー2017/08/13(日) 17:39:33.85ID:X4TqFrwB
アスカの髪コキSSくれ
0600名無しさん@ピンキー2017/08/13(日) 23:03:27.82ID:XVaHtR70
キッチーはんに頼みはったら?
もう誰もおりまへんけどぉw
0601名無しさん@ピンキー2017/08/13(日) 23:10:56.98ID:/Qc7WlNG
おっさん「アスカァ!可愛いよぉ!」コキコキ
アスカ「あんたバカァ?人の髪使わないでよ気持ち悪い!」


はい次
0603名無しさん@ピンキー2017/09/16(土) 14:54:36.55ID:AvjVe109
アスカに髪コキされたいからSSかいて
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況