「セシリー、こっちを向いて?」
「……?」

寂しさは偽れなかったか顔を向ければ涙で濡れるセシリーの顔
健康的なラインの細顔は少しやつれていた
唇に深いキスを落とすシーブック
セシリーは瞳を閉じてただ彼の肩を掴むだけ

「……っ」
「…………」

「あ、ありがとう。あなたのお陰で少し落ち着いたみたい……」
「いいんだ、君が少しでも楽になれれば」

「ねえ、シーブック。貴方になら見せられる気がするわ……」
「?」

ゆっくりと掛け布団を捲り、患者服を着たセシリーの華奢な姿が現れる
細いのは前からだが今は一段とそれが顕著に思えて辛くなるシーブック

目をギュッと閉じると後ろを向き両膝を着く彼女
シーブックも覚悟を決めて見守る
ゆっくりとズボンと下着を躊躇いがちに順番の下げていくと、やはりそこには白く膨らんだ下着に守られた形の良いヒップがあった