女勇者でエロパロ
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0001名無しさん@ピンキー2014/03/12(水) 12:37:56.07ID:uFaoGcmx
魔王によるレイプとか仲間とのイチャラブとか
二次でもオリジナルでもなんでも
0002名無しさん@ピンキー2014/03/23(日) 05:54:19.81ID:+Y3RwSHJ
仲間を集めに行った酒場で酔客に襲われて…とか?
魔物に襲われるのは普通にありそう…

ちなみに処女膜は王様の前での復活の度に元の状態に戻ります。
と言う設定を付け加えておこう
0003名無しさん@ピンキー2014/03/23(日) 23:16:10.01ID:8Qq9kUP5
王様「おお、女勇者よ。イッテしまうとは情けない

お前が次の子を孕むには後……
0004名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 07:20:26.12ID:f3el7Ini
>>1
0005名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 12:14:49.97ID:VN3neFOj
勇者の証の紋章が胸とか尻にあったりするとお使いイベントのたびに
本人確認のためと称して服を剥かれるのか
0006名無しさん@ピンキー2014/04/05(土) 12:27:58.83ID:Fd33pTdd
アソコの形で勇者様が決まった瞬間である
(どうやってわかったかって…御告げがあったんだよ)
0010名無しさん@ピンキー2014/04/06(日) 17:05:52.64ID:cwqZB3Kl
まあ、この場合の「勇者」って
普通の日本語の意味で「勇気がある者」とかよりは

なんか良くわからん伝説だの因縁だので他人に勝手に選ばれて
まつり上げられた人、みたいなニュアンスが強めな感じだからなぁ
どんな女性、女の子でも別にそれはそれでアリ、って気は
0012名無しさん@ピンキー2014/04/07(月) 15:42:54.27ID:MAL6RSU8
一応、妹は勇者じゃねぇんじゃないか
それこそ、たぶんあの世界の勇者って「なんかナゾのパワーで天空装備をつけられる人」って意味でしかなさそうだし
いや、まあどっちにしても、勇者(五歳男児)とかなのは変わらんけどw
0014名無しさん@ピンキー2014/04/09(水) 22:31:53.73ID:EqR0IGuX
女勇者ロボシリーズという言葉が脳に浮かんだ
疲れてるんだ寝よう
0015名無しさん@ピンキー2014/04/10(木) 14:25:03.07ID:vka6jsw5
いや、別に良いんだがw
エロい絵面は、なかなか思いつき難いなぁ……
0018名無しさん@ピンキー2014/05/03(土) 07:29:29.47ID:3deZl6Qi
おお勇者よここでイってしまうとは情けない
0019名無しさん@ピンキー2014/05/13(火) 12:56:45.14ID:XUdLy5yc
幼い頃に天啓を受けてから勇者としての修行に明け暮れていたため、色恋沙汰(性知識)には疎いボクっ娘勇者が悪党や魔物に堕とされていく展開もいいですね
BadEnd系なら人類の希望である女勇者が快楽に堕ちて魔王の妃となって子を孕むというのも
0020名無しさん@ピンキー2014/05/18(日) 05:22:09.42ID:DgWIMCXc
○6歳になった誕生日の日
母親に勇者の子として王城へ連れて行かれる。

王様に、処女と引き換えに僅かばかりの資金と最低限の装備を貰い
痛みをこらえて仲間を集めに酒場に行けば、仲間になってくれる戦士達にヤられ…
街の外に出れば魔物に襲われ…

あれ…
0021名無しさん@ピンキー2014/07/17(木) 21:28:02.70ID:0olPY4zI
女勇者と魔王の純愛ものもアリかな
お互い倒すべき敵なのに旅の途中のうんぬんかんぬんで心惹かれちゃうとか
のんきな世界観だったらただのバカップルの痴話ゲンカになりかねないけど
0022名無しさん@ピンキー2014/07/18(金) 23:08:13.65ID:7p20+Wvu
上で言われてる女勇者と魔王の純愛ものとかそういうの大好きなのに、
自己犠牲一歩手前レベルの献身的なヒロインが好きなせいで世界観が
魔族も亜人の一種で互いを食べたりしないレベルのゆるさでないと脳内で悲恋一直線になって欝だ。
0023名無しさん@ピンキー2014/07/20(日) 16:34:57.34ID:H5UIrV1l
ゆるゆるの世界観でもいいじゃない
むしろ最近、年のせいかあまりにも鬱すぎるのは読めなくなってきたよ
0025名無しさん@ピンキー2014/11/07(金) 21:40:46.37ID:AWC5mQUM
ピサロを女勇者に寝取られたロザリーが進化の秘法を使ってラスボス化するんですね
0026名無しさん@ピンキー2014/11/09(日) 00:08:57.75ID:+c7gmtaQ
女勇者をピサロに寝取られたシンシアがあの世で悪堕ちして真のラスボス化ですね
0028名無しさん@ピンキー2016/03/02(水) 07:52:00.80ID:8Uf55mMC
このスレ生きてるかな?ちょっと妄想してたので時間がある時に文書に起こして投下したい
0031前座2016/04/05(火) 04:16:29.30ID:7Oe+g1x3
とりあえず、今自分の中で軽く組上がった草案みたいのを一つ投下

元ネタは電撃文庫の「クズ剣」―
0032クズ勇者・12016/04/05(火) 04:18:32.77ID:7Oe+g1x3
 その世界には二つの太陽があり、夜の無い日が続いていた―


 これから語られるのは、そんな少し変わった異世界での「女勇者」の物語


 「名前を忘れたぁ?!」
 とある酒場で、場違いにすっとんきょうな声をあげたのは大柄な体躯で、
見たまんまTHE・男戦士な見た目のガルフ。
 「う、うん…」
 「でもまあ、普段のお前さんの有り様からすると、ある程度は納得もいく話か」
 「え?それって―」
 戦士の前には、極めて一般人然とした普通の少女と言っても過言でない者が
相対しており、なにやら期待の眼差しを向けて今の戦士の言葉の真意、続きを待っていた。

 「普段からぬぼ〜っとしてて、掴み所がなく色々と抜けてて、いちいちグズグズ
して要領が悪いっ――たッ?!」
 「ッ…ガルフさんのバカ―――!!!」
 少女は戦士の頭をチョップで小突いた後、涙目になってその場から逆向きに失踪―いや全力疾走して
ずっこけて顔面をしこたま打ち付け、軽く鼻血を出す羽目になった。
 おまけに「きゅう」と言って気絶すると言うテンプレ付き

 「ったく…自分の名前を忘れるバカに言われたかぁねえよ―ホント、神様は何で
こんな奴を「勇者」にしちまったんだかなぁ」
0033クズ勇者・22016/04/05(火) 04:49:45.70ID:7Oe+g1x3
 その少女は自身を「勇者」だと言った。

 言葉では、誰でもなんとでも好き勝手を並び立てて言える。 俺は最初「ハッタリ」か何かだと断じた。
 女だてらに一人冒険者やってんだから、むしろそのくらいの虚勢は必要だろう、とも思った。

 実際「勇者」だった―

 この世界で、真っ当に扱う事の出来る者が限られている「聖剣」を
実にあっさりと片っ端から振り抜き、しかも剣に備わっている特殊な効力、
効果までをも操ってみせたのだ。
地に群がる魔物の一団さえ一掃するその姿は、確かに伝説に謳われた「勇者」の再来だった―


 「私は勇者なんだ!!」

 「…で、今は迷子か」

 「はい、すいません…で、ここドコなんですかね?私、さっきまで
「ガッコー」にいたハズなんでずううぅぅ!……」
 「わ!?こら!俺のマントの布で鼻かむな!」

 とある昼下がりの平原にて。
 戦士ガルフと、異世界から転移して来た(させられた?)らしき女勇者との出会いは
こうしたものだった

 (突然空間にヒビが入って何が出てくるかと思ったら―)

 「しゃ〜ね〜な…迷子ってならとりあえずはアソコか。お嬢ちゃん、ついてきな!」

 「ほえ?」

 そうして「お役所」に行く途中、立ち寄った酒場で起きた事がさっきの話である。
0034クズ勇者・32016/04/05(火) 05:24:10.84ID:7Oe+g1x3
 「迷子の呼び出し?」

 ガルフと女勇者はとりあえずお役所に到着した。
 「いや、呼び出すんじゃなくて私はこの世界の住人じゃないんで、元の世界に
戻る方法を―むぐ?!」

 ガルフが後ろから女勇者の口を塞ぐ。
 (バカか!正直に直球投げ過ぎだ!)
 「あ〜悪い、ちょっとこいつ昨日から熱があってどうも記憶が錯乱してるみたいなんだ」

 「はぁ…」
 役所の受付嬢(お姉さんタイプ)は二人を一瞥すると、ある所に着目し声をあげた。

 「あ!!アンタが持ってるそれ、聖剣?!」

 「「え?」」

 話は、ここからビックリするくらい解決に向かい出した。
 あの後、もう一人の役所の受付嬢(妹さんタイプ)がこの場にやってきて、
女勇者が元々いた世界についてや、転移してきた理由や方法―
 それらが次々に明るみになっていった

 「…以上が、私が現状で出来る限りの説明になります」

 「私、クルスって名前だった―?」

 「いやそんなん自分の名前の事だろ?俺に聞かれてもな…」

 「なるほど…異世界から異世界に転移した際の(鍵)が、今回は彼女の名前の記憶、
みたいな事かしらね?」

 「恐らくは―ってニム!さりげなくクルスさんから聖剣を盗まないでください!」
 「何でよメル?クルスの世界じゃ一般人が「剣」なんて持ってたら即、
銃刀法違反とかでしょ?それに聖剣自体は(こっち側の物)だし」
0035クズ勇者・42016/04/05(火) 06:06:12.21ID:7Oe+g1x3
 (ばら、いやパラれる?だったか…別の可能性の世界、ねぇ)

 役所での話が一通り終わった後(聖剣の事で、ニムとクルスはかなりすったもんだしてたが…)、
ガルフは一人で近場の安宿に泊まった。あの二人の話通りなら、もう
クルスについて護衛する必要性は皆無だと言っていいし、あの二人の方が「異世界」にも通じてる分、
世話を焼かせるなら適任だろう―

 「と、思ってるんでしょ?」

 「?!…お前は!確かニム、だったか?!」

 「いやいや、いきなり呼び捨てはヒドくない?!」
 「不意に気配も無く人の背後をとって、帯剣までしてる女が今さら何を!」

 「あ〜…そっか、こりゃうっかりだわ」

 「?何の話だ」

 「う〜ん、ま、簡単に言うと私もアンタが言うとこの「勇者」みたいなモンだって事」

 「な、何だと?!じゃあその剣も「聖剣」…なのか」

 「そ。クトネシリカよ。簡単に言えば「氷」の、ね」
 ニムは軽くウインクする。

 見た目が見た目だけに、男としてはその仕草に色気も感じたが、
ガルフは次にニムから放たれた言葉の前に、そんな僅かな感情のさざ波は、
あっさり津波級の衝撃によって上書きされてしまった。


 「俺が「転生したクルスの想い人」おおおおぉぉ?!!」
0036クズ勇者・52016/04/05(火) 06:43:48.37ID:7Oe+g1x3
 メルは語る。

 「本来なら、私たちとあなたたちに接点は無く、お互いにお互いの世界の日常を生きて終わるハズだったのです」


 「ですが―」

 ガルフたちが宿屋から役所に戻った時、「お役所」は「異界」と化していた。

 「な、何だよ…コレは…」

 見れば、お役所の建物の最低限の輪郭、原型を辛うじて留めてはいるものの、
窓やら配管やら、外壁の質感などが出鱈目な有り様で―

 「勇者クルスの心の闇が異世界で形を得てしまい、過去にある歴史や時空間まで歪めたのです…」

 「それってもう「勇者」ってより「魔王」って領域の仕業じゃね?」

 ガルフが不意に、若い学生みたいな声をあげる。

 ………………あれ?

 「にひひ。(綻び)が広がってきてるんだよ」
 ニムがイタズラっ子みたいな顔で笑う。

 「クルスさん、やり直したい、て言って泣いてました。…多分、この世界は(世界そのもの)がクルスさんが
憧れていたファンタジーの世界なんでしょう」

 メルは、子供に昔話を聞かせるように。或いは子守唄を歌うように語る。

 「そんな世界でさえ、思い通りに自身の理想の勇者にもなれず、一番
逢いたい人にも逢えないまま―」

 つまり。

 「あのバカ「勇者」になりたいって言っといて、実はなりたかったのは
拐われた「お姫様」だった、てか!」

 「女のロマンだねぇ」
 しんみり語るニム。
 「…ニムさん、なんか婆くさいッスね」

 こうして、顔の左頬にオレンジ色の手形を張り付けた「勇者」ガルフは、
クルスの居場所を聞いて単身その場所へと駆け出した
0037クズ勇者・62016/04/05(火) 12:33:44.26ID:7Oe+g1x3
 クルスがいる魔王の城、その最深部へは、拍子抜けするくらいあっさりとたどり着けた。

 「―そりゃいるよな、魔王が」

 「無論。よくぞここまで来た、戦士カリバよ」

 「いや、俺の方の素性知ってんならそこはせめて「勇者」でいいと思うんだが」

 魔王(こちらも転生体)の、メガネをした女子高生然の女の前には全裸のクルスがいた。

 その顔には覇気や生気、人間味らしさが皆無だった。

 その代わり―

 その身体から妖艶なオーラ、とでも言うか、ただならぬ誘惑の力を放っており
見る者を魅了しようとしているのがありありと読みとれた。

 (…世界に、自身に絶望した挙げ句の果てか)

 気がつけば。

 ガルフは全裸のクルスを、しっかりと抱き締めていた。
 肉欲に任せて口づけをして、魔王(他人)が見てる前だと言うのに、何の躊躇いもなく―

 ぱん!

 「「?!!」」

 小さなクルスの頬を張った。
 「…危うく、最後までいきそうだったわ。ったく」

 「な、何で私の(誘惑)から逃れ―」
 「お前を好きなのは、異世界の(カリバ)って奴だ。俺はもう、この世界の
戦士ガルフ、別の存在だから、だ。多分…な」

 「私の、こほん―魔王の力さえ弾いて?」

 「…メルって奴の話の受け売りだが、今回の件はお前の中の(魔王)の目論みで、
勇者クルスの心の闇が生むであろう絶大な力が別世界、その時間軸や
別歴史のある世界さえを生み出す事に着目した結果、らしい」
0038クズ勇者・72016/04/05(火) 13:12:49.73ID:7Oe+g1x3
 「それって―私が犯人って事??」

 正気を取り戻したクルスが不思議そうに聞いてきた。
 「まあ、大筋はそうなるかな?或いはそこの魔王と共犯、ってとこか…」

 「そうね。勇者の心を絶望で縛った別世界を創造して、自身をより
完璧な魔王として復活するまで魔力を吸い上げる糧にしたかったんだ、て話よ…」

 ガルフとクルスが目を丸くして魔王(女子高生)を見た。

 「和佐(かずさ)さん、意識が―」
 「私は…それでもガルフ(カリバ)が欲しい、て欲望の心を人質にされて今さっきまで
乗っ取られてたみたいね」

 「ん?じゃ何だ、そりゃお前も―むぐ」
 「(カリバ)くんは渡さないよ!」

 「はいはい。私の負け、ね。ま、何時の世も魔王ってのは勇者に負けるものよね―でも」

 「でも?」

 「真っ裸のアンタが今名乗るべきは「勇者」ってよりも「痴女」よ!!」

 「「あ」」

 その日。魔王の城辺り一面を揺るがす程の悲鳴が響き渡った―


 「…落ち着いたか?」

 「ガルフのスケベ」

 「いやいや?!アレ、別に俺が脱がせたとかじゃねーし!そりゃ理不尽な
言いがかりすぎねえか?」

 「うん、わかってる…でも何か様式美だと思って」
 「ったく。困った勇者もいたもんだ」

 「要するに、お前にとっての心の逃げ場が(この世界)だったわけだ」

 「そう、かな」
0039クズ勇者・82016/04/05(火) 13:53:42.02ID:7Oe+g1x3
 クルスは語る。

 クルスが元いた世界での失敗談、異世界に憧れた背景、この世界に来るまでの経緯を―

 「何をするにしてもドジって、失敗して―」
 「友達もできなくて―」

 「そう、か…」
 ガルフはそんなクルスの独白、或いは懺悔を聞きながら。
 (逃げ出したくもなる、か)

 僅かばかりの同情と、苛立ちを覚えて言った。

 「元の世界へ帰れ」と。

 「―え?」

 「お前には、この世界でやる事よりも先に、まだ元いた世界でやれる事がある」

 「でも…」

 「元の世界に戻るのが、「聖剣」を失って、普通の「一般人」になるのが怖い、か?」

 ガルフの問いかけに、少し間をおいて、クルスは認めた。
 「…うん、怖いよ」

 「なら尚更だ。お前が憧れたのは「勇者」だったんじゃないのか?」

 「―――!」

 「俺は、お前から見たら所詮は村人Aみたいなもんなんだろうが、
この世界で今まで戦士としてやってきた」

 「……」

 「そしてそれはこれからも変わらない。俺が誰彼の転生体であろうとなかろうと、な。
俺はこれからも、ごくごく普通の戦士でいる気だ」

 「つまり?」

 「このままお前がこの世界にいても、とても「勇者」にゃなれん、て事だ」


 泣かれた気がする。
 喚かれた気がする。

 それでもクルスは―

 「―うん、やっぱり目の前の事から目を逸らしてちゃダメだよね」

 最後には笑って。

 この世界から去っていった。

 (…カッコつけすぎたか?俺)
 クルスが空間に出来たヒビから元の世界に帰ったのを見届け、ガルフは
彼女との僅かばかりの間の冒険を振り返り、その愛らしい姿に
心を奪われていた事をその胸の中にしまい、淡く苦い思い出に変えた。
0040クズ勇者・92016/04/05(火) 14:44:24.07ID:7Oe+g1x3
 あれから3年―


 「ちっ…こりゃあ、俺もいよいよか」

 太陽が二つある異世界。

 そんな世界の片隅で、一人の戦士が命の終わりを迎えようとしていた。
 ヴァイトニルと言う、狼を巨大化した様な魔獣を前に。

 「まだ弱音を吐く時間じゃないでしょ!?ガルフ!」
 「うるせえ!元凶(ニム)に言われたくねーよ!!…てか、さっきの話(約束)は
マジか?マジだって言うなら俺もまだまだ奮起するぜ!」
 「な?!さ、妻子持ちがこの期に及んで何言ってんのよ?!」
 ニムが顔を赤面させる。
 「この期に及んでるからこそ、だ!」
 「(カリバ)くんの理想の戦士像は、かなり性豪みたいなのです…」
 メルは魔獣戦闘とのメインフィールドからは少し離れた後ろの方で、
誰彼にでも聞こえる様な声量の独り言を呟いた。


 (…アイツのせいかね?やっぱり―)

 あらゆる属性魔法攻撃を無力化させ、刀剣の類のダメージがほとんど通らない
化け物に襲われていたお役所の二人組を偶然に見かけ、今に至る。

 普段なら勝算、勝ち目の無い無謀な戦闘など愚の骨頂、ととりあわないのだが…
 (勝てたら一泊、と言うニムの誘惑と―)

 こんな化け物を野に放ったら俺たちの町は終わりだ、と言う恐怖、
或いは義侠心みたいな思いから。

 しかし戦いは魔獣のワンサイドゲームだった。

 聖剣を持つニムでさえ、真っ当に戦えない相手に一介の凡庸な戦士にすぎない
ガルフでは、苦戦できていた事すらが奇跡的な有り様で―


 ガルフの死は目前に迫っていた。
0041クズ勇者・102016/04/05(火) 15:12:33.02ID:7Oe+g1x3
 「ただいま!」

 (?!)

 「アレ?かり―ガルフ?どうしたの?昼寝?」

 突如。
 空間にヒビが入り、そこから懐かしい顔が出てきた。

 少し外にはねた癖のある黒髪、 華奢な服装、豊かな胸に少し抜けてそうなおっとりした顔立ち―

 「あ!今、後半失礼な事考えてたでしょ?」
 「当たりだ」

 「もう!…でも、もう「大丈夫」だよ」

 「それも、分かってたさ」

 そんな飄々とした顔の中にある確かな、力強い意思を映した黒い瞳。

 (俺が惚れた女は、こんなにも強かったんだな……)

 勇者クルスの手にあるのは「聖剣」

 ならば。

 いかな魔獣とて、一刀両断されるのは自明の理。

 
 言いたい事があった。
 伝えたい事があった。

 (お前との出会いがあったおかげで、後悔なく生きる今の俺がある事の感謝、
その気持ちを―)

 「おかえり、勇者クルス」

 その一言に詰めた。

 「―うん!」

 その笑顔に。

 誰よりも「勇気」をもらったと確信して―


             Fin.
0042名無しさん@ピンキー2016/04/11(月) 22:39:40.19ID:pf2XoUB1
>>28はまだなのかな?

次は、DQ3の女勇者ものを軽く投下してみるか。なるだけエロさも加えつつ
0043DQ3・女勇者2016/04/11(月) 23:48:58.10ID:pf2XoUB1
 16才の誕生日―

 普通に生きる人々にとっての誕生日は、生まれてから無事にその日まで
過ごせた事と本人の成長を祝う、通過儀礼的なお祝い事でしかないが、
ボクの場合は、少し違う意味も含まれていた。


 「よくぞ来た!アリアハン一の勇者・オルテガの息子よ!」


 アリアハン王の言葉が城内に響き渡る。

 ボクはこの日。

 今は亡き勇者オルテガの(息子)として、ボクはその意志を引き継ぎ―

 「魔王バラモスを討ち滅ぼしてまいれ!!」

 世界の平和を脅かす存在、魔王バラモスを討伐する旅に出たのだった。

 (いよいよ、か…)


 「どうした、ゆうちゃん?」

 「うん?いや、何でもな…って、(ちゃん付け)で呼ぶなっての!」

 旅立ちの感慨にふけるボクの後ろには、ルイーダの酒場で知り合い、
軽く話をして意気投合した後に、今回の旅の道連れを了承した命知らずが3名。

 「じゃああの(本名)で呼ばれたいのか、お前?」

 「う"」

 職業:ゆうしゃ 【とんぬら】

 (と、父さん(オルテガ)の事は世界一尊敬してるつもりだけど…ネーミング
センスの悪さは、勇者ってよりも魔王級だったからなぁ)

 「ちゃん付けしなけりゃいいの!…単にユウ、でいいって」


 「しっかしなぁ…付き合ってるでもない女の名前を、軽々しく呼び捨てって
のは流石に―」
 「っぶ?!つ、付き合ってって?!…ゆゆ、勇者のユウだから!じじ、
自意識過剰だよ!(けん)!」
0044DQ3・女勇者22016/04/12(火) 00:45:35.17ID:uKbwEcOW
 パーティー構成はボク(勇者・♀)と武闘家(けん・♂)、盗賊(えもん・♂)、僧侶(じゃん・♀)

 途中、怪物の群れを一網打尽にする強力な集団魔法を使える魔法使いを
加えようとして、盗賊を外すか転職でもさせようかと考えたが、転職可能
になるダーマ神殿に行くまで、ボクと僧侶の呪文力でどうにか怪物たちと
渡り合えたので、結局そのままに落ち着いた。


 「え?これ、ユウが作ったの?!…」

 「うん、そうだけど…美味しくなかった?」

 「いや逆よ、逆!あなたはほら!以前から男として育てられて云々、
って言ってたから、料理や裁縫みたいなのって、全然ダメなのかな〜って思ってて…」

 とある日の勇者自宅にて。

 「いや男女に関係無く、自炊事くらいはできないとサバイバル的にマズいでしょ?」

 さも当然のように、女勇者は女僧侶の(じゃん)に言い放つ。
 (くっ!…ま、まさか20歳にも満たない、こんな少年みたいな娘に女子力面で
引け目を感じるなんてッ!!)


 今二人のテーブルの前には、とても「サバイバル的な食事」とは思えない
「豪華ディナー」が食欲をそそる匂いと湯気を漂わせていた。

 「お!?何かスゲぇな…こりゃ奥さんの手料理、てヤツか?」


 ぼっ!!

 「?…何だユウ。熱でもあんのか?顔、ぐんたいガニより赤いぞ」
 「え!?…あ!え〜と、じゃん!ルカニかけて!ルカニ!」


 「(駄洒落言ってる自覚も無し、か…こりゃかなり重症ね)」

 「(進展しないな、この二人…)」

 女僧侶と盗賊の二人は、人知れずそっとため息ついた。
0045DQ3・女勇者32016/04/12(火) 01:44:51.90ID:uKbwEcOW
 夜のアッサラームにて (1)

 『あら?素敵なお兄さん!どう「ぱふぱふ」していかない?』

 ボクは今、一人で深夜の街を宛もなくふらついていた。

 (何だろう、この気持ちは?…スゴく、イヤな感じ…)

 あの後、けんが一人であの(ピー!)娘について行きやがり―

 「…別に、好きにすれば…」

 ぶつくさと一人恨み言を呟くボクの前に、いつしか数人の、いかにも
(恐喝と恫喝とかやり慣れてます系な強面さん's)が集まっていた。

 いつものボクなら、振り払うのも煩わしいと「逃げる」のだが―

 「イベント戦闘からは逃げられない!!」

と、(恐喝と恫喝とかやり慣れてます系な強面さん's)の内の誰かが
調子こいてそんな事を言い出したものだから、街中であるにも関わらず

    『ライデイン!』

をブッ放して、ボクは感電死者寸前の群れを量産してしまった…


 しかし―

 自分の服も焦がしていた。

 おまけに。

 体が痺れて、思う様に上手く動けなくなっていた。


 (はは…みっともないなぁ…)

 そこに。

 「人目のある街中で雷呪文使うとか…何やってんだよ、お前は」

 ・むっつりスケベ武闘家(けん)が現れた!!

 (脳内)コマンド?


 ・ > ※す 
 ・  にげる 
 ・  ぼうぎょ
 ・  どうぐ

 「…け、けんには関係無いだろ!それに深夜だし、あんな連中だし!」

 「あんな連中て…ま、ある程度お前の気持ちも分からないでも無いが…」
0046DQ3・女勇者42016/04/12(火) 02:27:42.76ID:uKbwEcOW
 夜のアッサラームにて (2)


 ボクは今日、自分の体を思うように動かせない事が、こんなにも理不尽で
(悔しい)と言う気持ちを抱かせる事を知った―

 「俺たちの敵ってのは、まずは巷に溢れかえるモンスターどもだろ?な?」

 「そんな事!…い、今更けんに言われなくっ、―てっ!?」

 今ボクの体が、痺れて機敏な動作がとれないと見抜いたけんは、
アッサリ抱きつきに来て、ボクの小手先の技の出だしの大半を無力化させ―

 「なッ―?!けん?!何をする気な…え、あ!?」

 「俺にだって―あの連中みたいな肉欲はある、んだ」

 本能が危機を理解する。

 そして理性が危機を回避する方法を模索す―

 「んむ!?」

 ボクの唇は、けんに奪われていた。
 (ここ、街中……)

 泣きそうな視線でボクはけんに訴える。
 「深夜だろ?気にするな」

 ボクは衣服を脱がされて―

 近くにある建物の壁へ、ドン!と押し付けられた。

 (う、そ…だよね?)
 懇願、期待、焦燥―それらの様々な感情がボクの頭と体中を駆け巡り。

 「あっ!」

 軽く広げた股の間から、ボクはけんの「挿入」を受け入れていた。
 
 一度「それ」が入った後、割とボクはスムーズに逝ったみたいだった。

 (…っあ!くっ!こ、こんな、のって!…で!でも…あっ!はうっ!
…け、けん!けん!―――ボクの事なんて―)

 割と何度も。
0047名無しさん@ピンキー2016/11/25(金) 02:36:49.42ID:XZBrLR2B
生き返れ生き返れ
0048名無しさん@ピンキー2016/11/27(日) 09:38:43.06ID:9ONtMHQU
おお >>28よ!しんでしまうとは なにごと だ!
そなたほどのものが きえうせるとは なんと おもいがけぬ!(サマンオサ版)

いまいちど きかいを あたえよう!
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