這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/06/03(水) 16:51:54.17ID:4UvXuRZG
名状しがたいライトノベル「這いよれ!ニャル子さん」のエロパロスレのようなものです。
何ですかこの成人向けSSは!ハレンチな、ケシカラン!買って行きましょう。

次スレは>>980か、スレ容量が500kbに近づいたら立ててください。

前スレ
這いよれ!ニャル子さん でエロパロ4
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1368977651/

保管庫
http://nyarl.wiki.fc2.com/
0102名無しさん@ピンキー2015/07/05(日) 20:23:00.50ID:rqcuFrb4
乙乙〜
ニャル子かわいすぎだ
0103名無しさん@ピンキー2015/07/10(金) 13:06:03.84ID:5sWkhgSp
続きはまだかいの
0104名無しさん@ピンキー2015/07/12(日) 02:13:04.57ID:Z40imTme
つ、続きを……
0106名無しさん@ピンキー2015/07/13(月) 01:13:03.03ID:sxFizU+x
「ふぃ〜〜」
ニャルラトホテプは空になった丼を卓上に戻すと、お腹を撫で撫で一息。
「ごちそうさまでした!」
た手を合わせて拝む。

「はい、お粗末さま」
真尋は舐めたかのように綺麗な器を盆に乗せると流しに下げる。

『み〜ごみごど〜が♪ユゴスから午前0時くらいをお知らせします』
BGMを流していたPCから何処かから訴えられそうな時報が流れる。
「いやぁ、やはりこの時間に食べるお米は一味違いますな〜」
湯呑みのお茶を啜りながら呵々と笑うニャルラトホテプ。
「何で太陽系の最果ての惑星が日本時間と同じなんだよ」

洗いものを済ませた真尋は、自分の分の湯呑みを持って卓に着いた。
メタフィールド……ニャルラトホテプの部屋に閉じ込められて12時間が経過した。

真尋は、テレビに映るバラエティ番組を見ながら欠伸を噛み殺す。
「おや、お疲れのご様子ですね……ぱりぽり」
塩煎餅をかじりながらPCを弄るニャルラトホテプ。
「ん……まぁ、いろいろあったしな……」
「外がご心配の様ですね?」
「…………」
「大丈夫ですよ、ほら」
「ん?」
ニャルラトホテプが指差すPCの画面。

酒瓶の転がるテーブル越しに撮られたそれは、見慣れたソファで
眠りこける見慣れた二人の女性の写真……クトゥグアと、クー音だ。
「ハスター君のつぶやきでふ……ぽりぽり」
ニャルラトホテプは黒糖かりんとうをかじりながら、画面をスクロール。
赤ら顔でマイクを握る頼子とルーヒーの写真が画面にでてくる。
ハッシュタグは #這いより隊 だ。
「“雨降ってジ・エンド”って奴ですな!」
「固める前に終わらせるな」
ツッコミつつ、フッ……と笑う真尋。

「……いや、その理屈はおかしい」
何やら一段落した様子の家族達を見て、和みかける真尋だったが、ふと疑問にぶちあたる。
「何でインターネットに繋がっているんだよ……そもそもこの部屋のライフラインは何処から供給されている?」
「え?……あ〜〜ほら、鋭角が次元と次元を繋いだり?」
凄まじく適当な回答だった。
0107名無しさん@ピンキー2015/07/13(月) 01:17:08.02ID:sxFizU+x
「おや、真尋さんの携帯が!」
真尋は着信を伝える携帯電話を取り出す。
いろんな設定が緩和された途端これだ。
「もしもし……母さん?」
『はろ〜〜!ヒロくん♪』
母親の脳天気な声音にホッと一息の真尋。

「……うん、うん。分かった」
母親との数分の会話で真尋は外の様子を聞き取った。
『でね!クー音さんが修理屋さんに頼んでくれて、明日には直るって!』
「……そっか」
『あら?なーんか、あんまり嬉しくなさそうね』
「そ、そんなことは……」
『ふ〜〜ん。ま、良いわ。明日にはた〜〜ぷりムスコニウムを貰っちゃうんだから』
「はいはい」
アルコールが入ったからだろうか、いつもよりテンションの高い頼子。

『あ、それとね……』
「ん?」
『ニャル子さんにあんまり無茶させちゃ駄目よ?』
「え?」
『いくら若いっていったって、こんな……あらやだ、こんなことまで?』
「え?え?」
『あら、ルーヒーさん!鼻血が……じゃ、ヒロくん!ニャル子さんによろしくね』
「あっ、はい」
『……初孫かぁ……』
ピッ。
携帯電話を切った真尋はやおら立ち上がる。

「おや、お話は終わりましたか?もぐもぐ」
準チョコ菓子を啄みながらPCを操作していたニャルラトホテプは振り向いて、
固まった。

「ニャ〜〜ル〜〜子ぉ〜〜!」
ニャルラトホテプのPCには口にするのもはばかられる様な真尋との“メモリー”が写されていた……。
0108名無しさん@ピンキー2015/07/13(月) 01:19:29.93ID:sxFizU+x
「お前という奴はいつの間に……」
真尋はPC上に並ぶ、画像を次々消去していく。
「うぅ……せっかくの二人の愛のメモリーが……」

真尋とニャルラトホテプがこの部屋に閉じ込められてからの半日の様子を、
一体何処から撮影したのか、かなり凝った角度から写されている画像の数々に真尋は目眩を覚えた。
「心配せずとも大丈夫ですよぅ……ぽりぽり」
頭のタンコブを摩り、ニャルラトホテプが10円スナック駄菓子を頬張りながら口を尖らせる。
「ちゃんと、公序良俗に反する写真は非公開ですから」
「やかましい!」
そんなものが存在している事が真尋には堪えられない。

「全く、油断も隙もない……」
一通り画像を消去し終わった真尋は、赤い顔をあげた。
データこそ消去したが頼子のあの様子では、拡散済みとみて間違いあるまい。

(……ま、いいか)
真尋の心は、軽やかだった。
ニャルラトホテプとの関係を隠すべき障害のひとつが消えた事を実感する。
「なんとかなるもんだな」
「英語で言うと、アスタマニャーナですな!」
「それはスペイン語だ……で、お前は何をやっているんだ」
「おにぎりを食べていまふ……むぐむぐ」
因みに中身は鮭だ。
「そうじゃなくて……」
おにぎりを片手に紙に一心不乱に筆を走らせているニャルラトホテプ。
みると、幾つかの四角い枠の中に簡単な人物の絵と台詞。
どうやら、漫画のネームの様だ。
タイトルにはこうあった。

『ちょっと(かなり)えっちな 這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』

フォークが煌めいた。
0109名無しさん@ピンキー2015/07/13(月) 01:25:07.54ID:sxFizU+x
「……全く、とんだ一日だった」
ベッドに横になる真尋。
時計の針は1時を回っている。

「えへへ……こうやっていると、夫婦みたいですね私達」
「……っば!?」
否定しようとして横を向いた真尋は、柔らかなニャルラトホテプの笑顔を直視してしまう。

「あ……う……ん。今日だけだからな……その、しばらくは」
「結婚したら、毎日ですよね」
「き、気が早いんだよ……!」
にやけた顔を直視出来ない真尋はニャルラトホテプに背中を向けてしまう。

「……何事も、早い方がいいんですよ……?」
「?!」
背中に柔らかな温もり。
「バカ、暑いから離れろって」
「イヤです」
「う……」
力ずくでも振りほどこうかと、思案する真尋だったが、
肩に触れているニャルラトホテプの指が震えている事に気付いた。

「皆が無事で良かった……」
「ん……」
真尋はニャルラトホテプの手に自身の手を重ねる。
「……よかった」
指と指とが、絡まる。
「お前のお陰だよ、ニャル子……」
かぶりを振るニャルラトホテプ。
「皆、助けてくれました……」
真尋はニャルラトホテプに向き直る。

「……じゃあ、これは全部クー音さんのお陰かな……?」

「……いじわる」

ニャルラトホテプがそっと目をとじる。
真尋は吸い寄せられる様に唇を重ねた。
0113名無しさん@ピンキー2015/07/15(水) 01:37:59.90ID:36N6UsGL
乙乙乙!!!
ありがとー
0114名無しさん@ピンキー2015/07/17(金) 19:05:05.09ID:L97XIM3B
乙です
エロ写真を自分とハス太君に投影しちゃうルーヒーさん可愛いです
0116名無しさん@ピンキー2015/07/25(土) 00:35:58.53ID:chPMoLMW
続きを……
0117名無しさん@ピンキー2015/07/25(土) 10:14:24.51ID:pwcbgQ+w
何か書こうと思うんだけどニャルマヒでお題有りますか?
0118名無しさん@ピンキー2015/07/25(土) 12:47:39.97ID:gP5Gz3cO
>>117
今週のジャンプ読んで思いついたネタで
「気が付いたらルーヒー以上のガタイまで成長していたニャル子×真尋」とかどうかな
0120名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 15:52:31.31ID:rp9GBsEF
まとめると、アダルトタッチなニャル子さんと
ベイビィサイズのニャル子さんとの禁断の……?
0121名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 17:56:57.97ID:PGVLLCLg
ジャンプは読んでないけど
ガタイ云々ってのはお胸の話でいいんかな?
巨乳ニャル子とのニャルニャルな
イメージが湧きまして
0123名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:27:22.14ID:rp9GBsEF
「んっ、ふっ……ちゅぷ……んちゅう。れっ……ちゅぷ、つぷつぷ……んく、んく……」
ニャルラトホテプと合わせた唇の間を、お互いの舌が忙しなく行き来する。
混ざり合った唾液の甘さと温もりを味わい、呼吸が乱れ始める。

「ひゃうっ!ん……んんん……」
真尋の指先がパジャマ越しに胸に触れると、ニャルラトホテプの身体が強く反応する。
「はぁ……あぁ……んっ!」
腰に回していた左手が、パジャマの中に侵入する。
柔らかく弾力に富んだ尻肉を掌で堪能しながら、指先に引っ掛けたパジャマとショーツを下ろしていく。

「んあ……あぁ、がっつきすぎですよぅ」
「くぅっ……!お前に言われたくない……!」
ニャルラトホテプが嗜めるも、その手は真尋のパジャマを突き上げるペニスをガッチリと捉えている。

「私ばっかり気持ちよかったら……あぁん!ふ、不公平で……んっ!んん……」
「……はぁ……はぁ、なら、もっと……気持ち良くしてやるから」
真尋はニャルラトホテプのパジャマを脱がせると、頭の位置を入れ替え、
ニャルラトホテプの太股に顔を埋める。
0124名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:29:52.12ID:rp9GBsEF
「ニャル子のここ……凄いことになってる……」
ごくりと喉を鳴らすと、真尋は熟れた果実にかぶりつく。

「〜〜〜っ!!」
ニャルラトホテプは電撃を受けた様に身体を反らして痙攣した。

ぢゅぶ!ちゅるる……ぢゅぶぶ!ごきゅ!ぬちゃぐちゃ!ちゅう!ごきゅ!
真尋は勃起したクリトリスを包皮ごとかじり、わざと音を立てながら、溢れ出す愛液を飲み下した。

「あ、ああ……ふぁ、ああぅ……」
「ニャル子の愛液……飲んでも飲んでも湧いてくる……」
「こえ……あたまがふわふわします……んん」
「うっ……」
ニャルラトホテプは蕩けた表情で目の前で暴力的な威容を見せるそれをパジャマ越しに口に含んだ。

「んむ……あむ……んん!」
左手をズボンの中に忍ばせ、熱く猛る幹を掴み、
布越しでもハッキリと形を現わにした亀頭に舌を這わせる。

「ぐぁ!ニャル子……それ、やば!」
真尋は呻きながらも、舌と指でニャルラトホテプを愛撫し続ける。
「ふぁ……また、きゃいまふ……んむ……んむむ」
ニャルラトホテプの柔らかい手の中でグングン太さを増していく剛直。
口内で暴れるペニスに必死に舌を絡めるも、直後の大きな脈動と雄液の噴出に口を離した。

「ぐぅ……!」
噴出した精液が下着の中に広がる感触に身もだえる真尋。
ニャルラトホテプは、指を汚す粘液の臭いを嗅ぎながら達した。
0125名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:32:52.63ID:rp9GBsEF
「っ!はぁっ!はぁっ!」
真尋は汚れたパジャマを下着ごと脱ぎ捨てると、ニャルラトホテプに向き直り覆い被さった。

「ひぁ……んっ!……んぁ……」
絶頂したばかりのニャルラトホテプはされるがまま真尋に身体を預ける。

「真尋さんの、まだおっきい……」
太股の間に擦り付けられたそれは射精してなお、小さくなるどころか硬さと太さを増していた。

「い、入れるぞ……」
欲情で赤面する真尋。
じっとりと汗ばんだニャルラトホテプの身体からは甘い香りが漂い、
触れ合っている粘膜からは汗とは違う熱いぬめりが感じられる。
「ん……きて、くらはい」
ニャルラトホテプは蕩けきった表情で指に纏わり付いた精液を舐め取った。
「んえ……今度は……中にお願いひますね」
精液の味に顔をしかめると、潤んだ瞳で、あざとい上目遣いを繰り出した。

「ニャル子!」
真尋は堪らずにその身体を抱きしめると、有無を言わさずにニャルラトホテプを突き上げた。

「ああぁあぁ!!」
ニャルラトホテプの爪が真尋の背中に食い込む。
真尋は、構わずにニャルラトホテプを激しく突き上げ続けた。

「んぁ!は!あぅ!……んあ!あん!」
恐慌状態で乱れるニャルラトホテプをきつく抱きしめると、その唇を唇で塞ぐ。
酸素とお互いを求める荒い呼吸と、睦み合う肉の音だけが二人の空間を満たしていた。
0126名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:37:37.66ID:rp9GBsEF
「うぐっ!はっ!はぁっ!あむっ!」
腰が打ち付ける度にたぷたぷと揺れるニャルラトホテプの肉を両手で掬い、
甘い喘ぎ声を漏らす唇を夢中で味わった。

「ん!ん!あん……!はんん……お、おく!当たってま……あ!あんっ!あん!」
限界まで勃起したペニスはニャルラトホテプの子宮まで達し、
根本が埋め込まれる度にその聖域を激しく揺らした。
ざわめく膣肉がペニス全体を締め付け、極大の快楽に真尋の脳内が真っ白に染まる。

烈しい突き上げの合間に、先程見付けた性感帯にもペニスを擦り付ける。
蕩けた膣ヒダの奥のそこを雁首が引っ掻くと、
ニャルラトホテプは、首を烈しく横に振り、その刺激から逃れ様と暴れた。
「ふああ!だめっ……そこ!おちんちんするの!だめ……!」
結合部から、濁った粘液が飛び散り、その源泉に飲み込ませたペニスをざわめく膣肉が這いまわる。
「くっ!」
もっとこのまま……その想いとは裏腹に真尋の身体は、
射精に向けてニャルラトホテプの膣を突くことを止められない。

「ニャル子……もう……出そう……」
「んくぅ……はひっ……来て……わたひの中に……」
蕩けきったその顔は見ているだけで射精しそうな程性的で……
真尋はその唇を吸い、幸せの内に果てた。

「あぅ……あったか……赤ちゃん出来ちゃいそうでふ……んちゅう……」
「……ぷはっ……うぐ!」
根こそぎ搾り取ろうとするうごめきに射精を終えたペニスが、忽ち硬度を取り戻す。

「……もっと……しましょ……」
「ん……」
真尋は抗えず、
その魅力的な肢体に被さった。
0127名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:39:45.39ID:rp9GBsEF
「はぁ……はぁ……」
汗だくで、ベッドに横になる真尋が呼吸を整える。
胸の上には寝息を立てるニャルラトホテプ。
真尋はその柔らかい銀髪を撫でながら深く息をついた。

あのあと、何度愛しあったかは覚えていないが、最後に派手に乱れた後、
ニャルラトホテプはスイッチが切れた様に穏やかな眠りについた。
「いゃんもぉ……真尋さぁん……でゅふふふ……」
……穏やかな表情で眠りに
「……はぃ、まひろさ……あ〜〜……ん……お腹いっぱいでふゅ……」
「……眠ってるときにも忙しい奴だな」
真尋は顔にかかった髪の毛を払うと、涎を垂らす残念な寝顔に苦笑いした。

「……これも今日だけかな……」
真尋は一日を振り返ると嘆息。
クー音が来てからの事を思い出し……そして、
決めた。

「今度は僕が守るからな」
真尋はニャルラトホテプの背中を抱いた。
その華奢な柔肌に刻まれた火傷後を思い出す。
あの制裁を受けるべきは自分だったのだ……と、

そして、本当の事を打ち明けて、今日だけじゃなく、
「この後もずっと……」
「私を抱いてくれます?」
「お……起きてたのかよ!」
「えへへ……」
魅力的に微笑むその顔を直視出来ずに顔を逸らす。
「ほら、汗臭いし、重たいからどけろって……!」
「にゃんと!それはシャワーを浴びねば行けませんね!」
「一人でな」
ぶっきらぼうに振る舞う真尋にニャルラトホテプはぷぅと頬を膨らませた……と思うと、
「そんな真尋さんも、大好きです」
「……?!」
耳元で囁いたニャルラトホテプは柔らかな微笑みを浮かべると、浴室に逃げて行った。
……そのあと、お風呂場でめちゃくちゃセックスしました」
「う、うるさい!」
0128名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:43:06.61ID:rp9GBsEF
「……「Welcome to this crazy time」」
「いきなりこれかよ」
開いた扉の先で人差し指を突き出す二つの影に真尋はホールドアップした。

「大丈夫?ヒロくん」
その物理的に熱苦しい二人の影から頼子が覗く。
「話しは聞かせて貰ったよ……少年君」
「真尋さ……」
駆け寄ろうとするニャルラトホテプを真尋は手で制する。
「……少年?」

真尋はその場に膝を折ると、深々と頭を下げた。

「申し訳ありません」
悪いことをしたら謝る。
……真尋が今まで居候達に教えてきた、けじめである。
理由はどうあれ、クー音を騙していたことに違いはない。
それが明るみに出たのなら、先ずはこれが礼儀であろう。

「あ〜〜、いいよ……そういうの」
クー音は肩を竦めると、嘆息し、真尋を掴み起こした。
「ま、改めて宜しくね……」
差し出される手を真尋は握り反した。

「あんたも……」
気が付くと真尋の横にはニャルラトホテプがいた。
しばらく憮然と睨み合っていた二人は、拳をコツンと合わせると、ニヤリと男臭く笑った。

「もう一ラウンド行きますか?」
「はん……ニャル滝をあんなにした奴とやり合うほど馬鹿じゃないよ」
真尋はその会話を聞かない事にした。
0129名無しさん@ピンキー2015/07/26(日) 19:48:28.40ID:rp9GBsEF
「……で、これがペナルティね」
葱を刻みながら真尋は、嘆息した。
「ま、これで一件落着ならお安いものですよ」
みそ汁の調味をするニャルラトホテプが笑いかける。
面倒事がひとつ去る……真尋は前を見る事にした。

「ん……美味い」
ニャルラトホテプが差し出したみそ汁を味見した。
向日葵の様な笑顔に頬を赤らめる。
ニャルラトホテプとの関係がこうやって明るみに出たのなら、
もっとオープンに接しても良いのかも知れない。
……そうして真尋は、緩みそうになる頬を必死に抑えた。


その数時間後
「……で、それはどういう事なの少年?」
「いやぁ、愛人君も隅に置けないなぁ」
「……少年はいつになったら自分の立場を弁えるの?」
「お母さん、そういう過激なプレイは関心しないなぁ……」

真尋は、自分の目論みの甘さを痛感させられた。
それは、クー音への説明がクー子任せであった事であり、
ニャルラトホテプが頼子に送っていたメールは、
いかがわしい行為を省いた実際クリーンなものであったり……。
「紛らわしいんだよ!お前達は!!」
不覚を取った真尋は叫ぶ。
「真尋さん!ずらかりますよ!」
ニャルラトホテプは真尋を抱えると、脱兎の如く駆け出した。
「……少年!」「ヒロくん!」「愛人君!」
「さぁ!撒きますよ!」
「なんでこうなるーー!?」
……この追いかけっこは、夕飯時まで続いた。



「う〜〜、頭がイタい……」
「だいじょうぶ?ふつか酔いのおくすり、いる?」
食後の昼寝をしている珍獣が、み〜と鳴いた。
0131名無しさん@ピンキー2015/07/27(月) 23:57:29.49ID:EvClpvnx
乙乙!!!
今回のニャル子さんも可愛かったのですョー!
0132名無しさん@ピンキー2015/07/28(火) 06:49:59.95ID:d/ZOFm0D
乙です
クー音さんも含めて丸く収まって良かった

愛人君てwwwww
0133名無しさん@ピンキー2015/07/31(金) 02:21:54.76ID:GQxX5xWt
乙でしたぜ!
ニャル子が最高にエロカワでした!
0134名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 02:20:57.30ID:f0TB6QiN
ところで、ニャル子さんのSAN期は始まるのでしょうか…
0135名無しさん@ピンキー2015/08/11(火) 05:58:28.49ID:NT3bRTm5
是非欲しいね、是非
0137名無しさん@ピンキー2015/08/12(水) 22:22:36.26ID:teID3bWF
今日はあすみんの誕生日だそうですねー!!おめでとうございます!
0139名無しさん@ピンキー2015/08/16(日) 20:28:18.72ID:b2a1KmLQ
明日11時からキッズステーションで這いよれニャル子さんが放送される
0140名無しさん@ピンキー2015/09/01(火) 19:39:13.79ID:1SWjFYft
黄衣の王verハス太の仮面の下は鼻や口もあるのかな
多分超絶美形なんだろーけどさ
0141名無しさん@ピンキー2015/09/22(火) 01:33:05.41ID:syhbL8hB
もちのろん超絶美形ですよ!
0142名無しさん@ピンキー2015/09/22(火) 02:40:06.83ID:KMk8BheF
どんな顔かは誰も知らないし説明できないけど超絶美形です。
0143名無しさん@ピンキー2015/09/27(日) 00:35:30.56ID:g1ept/Vf
いや、ニャル子さんのほうが超絶美形でしょ?
0144名無しさん@ピンキー2015/09/29(火) 21:12:05.05ID:2Nmnc6fD
ニャル子さんは別格だけどナーーー

ハス太といえば、あの掃除機の声は社長である親父さんじゃないかと思った
0145名無しさん@ピンキー2015/10/01(木) 02:22:52.39ID:bHIJlRBm
サイクロン・・・・・・・
0147名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 22:10:30.69ID:FEDQ47AD
ある日起きるとニャル子がちっちゃくなっていた……。

「お、おいニャル子まずいって!」
真尋は声を潜めて抗議するも、いきり立つソレを
口一杯に頬張るニャル子は悪戯な視線を投げるのみだ。

「そんなこといいながら、こちらのまひろさんは、やるきまんまんじゃないですかぁ」
膝上サイズの四頭身に縮んだニャル子にとって限界まで勃起したペニスは、まるで棍棒だ。
頼子が着せた真尋のお古(何故か女の子用)を着たニャル子が、
両手と舌を使ってソレを扱きあげる。

「うっ……くあぁっ!」
真尋の反応に気を良くしたニャル子は、亀頭に舌を這わせながら陰嚢を両手で揉みしだいた。

「うっ!は……くぅっ!」
「でちゃいそうなんでふか?」
溢れ出すカウパー腺液を舐めとり、うっとりした目でペニスを扱くニャル子は一気にスパートをかける。
「だひてくらはい!まひろさんのざあめん!にゃるこにかけてくらはい……!!」
「ああぁぁ!!」
真尋は垂涎し、ニャル子のちっちゃな頭を抱きしめた。

腰の奥を揺さぶる開放感。
煮えたぎる様な熱の塊がニャル子のちっちゃな顔を汚す。
ニャル子の紅葉の様なちっちゃな手を汚す。
「ふぁ……あったかい」
ちっちゃな子供用のノースリーブのワンピースも精液でベトベトに汚れている。
0148名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 22:13:05.43ID:FEDQ47AD
「む〜〜……」
「ご、ごめん今拭くから」
精液まみれで頬を膨らませるニャル子に謝る真尋だったが、
「むぅ、そうではなくて」
「?」
「これじゃ『ちっちゃくないですよ』っていえません」
「そこ、重要なのな……まぁ、」
小さいニャル子もかわいいよ……真尋は思わず口を突いて出そうになった失言を飲み込んだ。

「ヒロく〜〜ん!あら?」
後ろからの声に真尋はみっともなくうろたえた。
今しがたの行為がバレた?家事に勤しむ頼子に隠れて白昼のリビングで?
犯罪的な外見をしているニャル子を?ちょっとしたスリルのつもりが?

後悔とも諦めとも付かない想いで見上げた母親の顔はしかし、咎める様な色はなかった。
「あらあら、ジュースを零しちゃったのね?」
精液塗れのニャル子にそう言うと、落ちてもいない何かを床から拾う仕種。
「もうしわけありません。おかあさま」
ニャル子はしおらしい声音で謝りながら、未だにいきり立つ真尋の愚息をお尻で擦る。
0149名無しさん@ピンキー2015/10/04(日) 22:20:42.14ID:FEDQ47AD
「床は拭いておくから、お風呂に入って来なさい」
優しく促す頼子に真尋はただ、声を殺して頷くことしか出来ない。

「かるぴすでべたべたです」
粘度を失い、柔らかな肌を垂れ落ちる液体を舐めるニャル子。
どうみても精子です。

「ありがとうございました〜!」
大胆にペニスを扱き始めたニャル子を抱えて真尋は風呂場に逃げるのだった。

「ニャ〜ル〜子〜!!」
脱衣所の扉を閉めると、真尋はニャル子に詰め寄った。
「結界を張っているならそうと……!」
「スリルがありましたでしょう?」
悪びれる様子もなく微笑むニャル子はサムズアップしてみせる。

「……なんか、お前でかくなってない?」
「真尋さんのもおっきいですぅ……ぎゃふん!」
打ち下ろした拳の下にあるニャル子の頭は今は小学生くらいであろうか、着ている年少組サイズの服はぴちぴちだ。
「いたたたた……思うにですね、真尋さん」
頭のタンコブをさするニャル子は、真尋を指差す……正確には真尋の
「私に盛られた宇宙子供化ウイルスの中和剤はこれではないかと……」
「こ、これ……って」
真尋はゴクリと唾を飲み込んだ。

「続きはお風呂でしましょうか!」
肌に食い込む服を引っ張り、ニャル子はニンマリと微笑んだ。
0151名無しさん@ピンキー2015/10/05(月) 01:35:38.27ID:ip7vJoAg
おおー幼女ニャル子エロくて可愛い!!
0155名無しさん@ピンキー2015/10/30(金) 23:24:14.82ID:kYXMcRvK
>>154
ちなみにどの様なネタを…?
0156名無しさん@ピンキー2015/10/31(土) 01:37:15.51ID:7Ssbnf+I
>>154聞かせてくれ
0158名無しさん@ピンキー2015/11/03(火) 00:35:19.94ID:m3xIszEs
松来さん、今まで本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
0159名無しさん@ピンキー2015/11/03(火) 07:04:28.92ID:dpe5NrWc
松来さん今までありがとう
ご冥福をお祈りしています

心の整理をつけたら
クー子が愛したニャル子を愛し抜くことが供養だと信じて
精一杯エッチぃSSを書いていきます
0160名無しさん@ピンキー2015/11/03(火) 11:02:10.47ID:+cIb9+fm
供養になるのかわからんけど
ちょうどクー子を書いてて止まってたSSをまた書き始めたよ
松来さん今までありがとうございました
それでも早いよ早すぎるよ
涙止まらないよ
0164名無しさん@ピンキー2015/11/03(火) 20:31:06.57ID:dpe5NrWc
>>160
少なくともクー子はニャル子のエッチなSSを喜んでくれる筈さ!
自分はもう少し気持ちの整理が必要な感じです
お待ちしています!
0167名無しさん@ピンキー2015/11/12(木) 01:20:30.39ID:Af8y+YQG
お待ちしています!
0168名無しさん@ピンキー2015/12/23(水) 02:46:09.61ID:flz1kMpU
ついうっかりハスルヒ同棲設定で描き始めて「そんな描写ねーじゃん!」と筆を折る今日この頃
つーかよく考えたら正しいハスタくんの人間換算年齢はショタ状態じゃなくて黄衣の王の方なんだっけか
一応20代前半だしニャルクーハスは
0170名無しさん@ピンキー2015/12/24(木) 18:02:22.68ID:qeHXvc5g
自分は書く時は年齢ネタでも無い限りニャル子さんと真尋さん同世代のつもりで書いてるな
0172名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:40:35.32ID:0WXqBymb
「!」
何の気無しに真尋と抱き合っていたニャルラトホテプ。
このままこうしているだけでいいと思える二人だけの時間。
だが密着していると真尋のある体の変化に気付く。

「あ……ニャル子、ごめん……」
「えへへ、もー真尋さんったら男の子なんですから」
お腹に押し当てられる真尋の欲望。
千の貌を持つと言われるニャルラトホテプ星人だがこの身体は人間そのものである。
容姿だって真尋に気に入ってもらえるように人一倍気を使っている。

そんな真尋が一人の男として当然の反応を示す。
今回は意図してやったわけではないのだが禁欲していた真尋にとっては刺激が強すぎたようだ。
そして何よりも、真尋が自分の身体で興奮してくれたことが嬉しい。

「あの……良かったらお手伝いして差し上げましょうか、なーんて」
「……いいよ」
「いいんですか!?」
「おっ、お前が嫌なら別にいいんだぞ?」
「いややります!ヤらせて頂きますとも!」
まさかあの奥手な真尋がセックスの誘いに乗ってくるとは夢にも思わなかった。
八坂頼子は健全なお付き合いをと言っていたが真尋の許可を得たし我慢させるのはよくない。
ノーカンである。

「言質は取りましたからね。病人だからと言って容赦はしませんよ。もうあと3日は足腰立たないくらい蕩めかせて差し上げますから」
「まあお手柔らかに頼む」
とは言ってもこれはほんの冗談。
真尋にそこまで無理をさせるつもりはない。
それは分かっているのか真尋もそれ以上は突っ込まないことがちょっぴり嬉しい。
0173名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:41:23.35ID:0WXqBymb
「まひろさーん、すりすり」
「あっ、こら……やめろよ」
「いえまずは自分へのご褒美(笑)ってやつですよ」
「お前なぁ……」
真尋に抱きつくと、服を脱がせる前に匂いを堪能する。
あまりお風呂に入れていないためか体臭が強く感じられる。
不思議と懐かしい気さえする落ちつく匂い。
何故かずっとこうしていたいくらい穏やかな気分に浸れる。

「あーもう、好きにしろよ」
「んふふ〜」
文句を言いながらも真尋はぶっきらぼうに頭を撫でてくれる。
この人を選んでよかったと思える瞬間だった。
そして互いの服を脱ぎ捨てるとニャルラトホテプは胡座をかいた真尋の上に跨る。
0174名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:42:02.06ID:0WXqBymb
「わっ……もうおっきくなっちゃってますね」
「あんまり見んなよ……」
「それにしても真尋さん、脱がせるの上手になりましたね」
「そうか?」
「いっぱいしましたからね」
「ま、まあな……」
「ん、どうしました?」
「いや、ニャル子……綺麗だなって思って」
「もっ、もう何を言い出すんですか!そんなこと言っても何も出ませんよ。真尋さんにはいっぱい出してもらいますけど!」
「はぁ……」
まさか真尋の口からこんな言葉が飛び出してくるとは思いもよらなかった。
思わず言葉だけで達してしまうところだった。
恥ずかしさをごまかすようにニャルラトホテプは行動に出る。

「ん……くちゅ……れろ……れちゅっ」
口づけを交わすと伺いをたてるように舌を進入させる。
真尋もそれに応えちろちろと舌先を這わせ、軽いスキンシップを楽しむ。
背中に回された真尋の腕に掻き抱かれると、
お腹にいきり立った下半身が押し付けられ一心不乱に自分の身体を求めてくれる。
ニャルラトホテプも抱きしめ返し胸を押し当て、お互いの性感を確実に高めていく。

「んっ!?」
「んふふ、もうはち切れんばかりじゃないですか」
指先で若干のグロテスクさも持ちあわせた、血管を浮かべるそれを刺激する。
突然の刺激に体をピクリと跳ねる真尋。
0175名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:42:55.53ID:0WXqBymb
「タマタマもパンパンになるまで溜め込んじゃって……今日はたっぷり出してすっきりしちゃいましょうね!」
「うるさいな」
「ひゃっ!」
真尋も負けじとニャルラトホテプの秘部に指を伸ばす。

「お前だってビショビショじゃないか」
「私もその……してませんでしたから」
「そうかよ……」
真尋が挿し入れた指でヒダを優しく刺激し積極的に愛撫すれば、ニャルラトホテプも敏感なカリ首を指先でいじり、睾丸を揉み転がす。
そのあとは上の口で繋がったままお互いの性器を愛撫し合う倒錯的な状況が続く。

「やっ、ひぁっ……まひろさん……」
「ニャル子……気持ちいい?」
大好きな人が自分のことを気持ち良くしようとしている。
その気持ちだけでニャルラトホテプは達してしまいそうだった。
というより軽くイッた。
その証に掻き出された愛液は真尋の手のひらをびしょびしょに汚していく。
ニャルラトホテプも真尋のペニスに射精しない程度の刺激を与え続ければお互いに息も上がり始める。

「もう準備万端みたいですね、それじゃあ……」
0176名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:47:10.08ID:0WXqBymb
「えいっ」
「うわっ」
ぽふん、と真尋をベッドに優しく押し倒す。
何が起きたのか分からないと目をぱちくりさせる真尋を見つめつつも、ニコニコと笑みを浮かべたニャルラトホテプ。

「今日は私に任せて真尋さんは楽にしていて下さい」
「あ……うん」
とは言っても真尋との性行為はニャルラトホテプが攻めることがほとんどのため、あまりいつもと変わらないのだが。
0177名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:48:07.68ID:0WXqBymb
「ほ〜ら真尋さん、おちんちんが飲み込まれちゃいますよ〜」
「う……くっ……うぁ」
ペニスを陰唇にあてがうとゆっくりと腰を落とす。
膣口を押し広げられる感覚を味わいながら、幾重にも重なったヒダをかき分けペニスを飲み込ませる。
じっくりゆっくりと、馴染ませるように腰を下ろして真尋に結合する様を見せつける。

「んはぁ〜、やっぱり真尋さんのおちんちん最高です」
完全に腰を密着させると鈴口と子宮の入り口がキスを交わす。
お腹を撫でるとその上からでもわかる幹の入った一筋の剛直。
このたくましい剛直に女の穴を埋められると幸せを感じずにはいられない。

「どーです、ニャル子のナカは?」
「うわっ……あったかくて、すっごい締まる……」
きっともう真尋は地球人の女では満足出来ない身体になってしまっただろう。
だがそれはニャルラトホテプとて同じこと。
この高く張ったカリに膣肉を引っかかれる感覚。
この剛直に貫かれる快楽無しではニャルラトホテプも我慢できない身体になってしまったのだ。
「では久しぶりのニャル子の膣内、たっぷり味わって下さいね!」
0178名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:49:13.06ID:0WXqBymb
「んっ……、真尋さんっ……気持ちっ……いいですかっ?」
「あっ……ニャル子っ、これっ、すぐ……出ちゃうかも……」
真尋のペニスを優しく労わるようにそろそろと腰を動かす。
両手で指を絡ませあったまま繋がる様はまさに恋人同士のラブラブなセックスだ。

「真尋さん、キスっ……しましょう」
「ん、うんっ……」
「はむっ!ぷちゅ……くちゅ……んぁ」
繋がったままのキスはまた格別だ。
上と下の口で結合すると身も心も一つになったようでとても心地がよい。

「ではこの調子でどんどんイっちゃいますよ!」
「ニャル子っ、ちょまっ……あぁぁっ! 」
0179名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:50:27.56ID:0WXqBymb
「ほらっ、ずっぽり咥えこまれたおちんちんが出たり入ったりしてますよ」
「あっ!くっ、ニャル子っ!」
今度は男を気持ちよくさせるためのセックス。
結合部を見せつけるように開脚騎乗位のまま腰を上下に振り、真尋のペニスをヒダヒダに擦り付けてぬ゛ちぬ゛ちと卑猥な音を響かせる。
二人の腰がぶつかる度に水音が響き渡り、激しく擦れるたびに響く真尋の喘ぐ声が耳に心地よい。
少々下品にも思えるが真尋を興奮させるにはもってこいだ。


「それともっ、こうっ、ですか?」
「あぁっ!あーーーっ!」
今度は腰を密着させると前後にくねくねと素早く擦り付ける。
ベッドのシーツを掴み少女のようなかわいい喘ぎを発する真尋。
ついついSっ気が顔を出してしまう。

「ぐりぐりするのも、気持ちいいですよねっ?」
「うぁぁっ?!」
円を描くようにこね回し、腰の上で妖艶なダンスを踊る。
敏感な生殖器をあちこちのヒダで撫で上げるとたまらず真尋は腰をはね上げてしまう。
胎奥では子宮口が真尋のペニスにねっちり濃厚なキスの雨を降らせる。
すでにこれ以上ないほどに膨張したペニスと上ずった真尋の声から限界が近いことをニャルラトホテプは感じ取る。

「ああぁっ!ニャル子っ!出る……出ちゃうっ!」
「あれ、もう出ちゃいます?いいですよ、精液っ!いっぱい出してっ!」
「ニャル子ぉ!!!」
「ひあぁっ!!!」
0180名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:51:28.76ID:0WXqBymb
「(あっ……すごい、いっぱい出されてる……)」
感極まった真尋に急に抱きつかれがっちりと抱き寄せられると性急な射精が始まる。
ペニスを際奥まで押し込まれ、子宮にどくんどくんと打ち付ける熱い脈動。
全身を密着させたまま、一番体の柔らかさを堪能できる体位で射精される。
ニャルラトホテプも覆い被さったまま腰をくねくねとくねらせ真尋の射精のお手伝い。
ひくつくペニスを何度も柔らかい膣肉で締め上げ、尿道に残る最後の一滴まで絞り上げる。
大量の射精で辺りには嗅いだだけで妊娠してしまいそうな濃い性臭が立ち込める。


「んふっ、真尋さん、ごちそうさまでした」
「うあっ!」
腰を浮き上げるとにゅぽん、とペニスが露わになる。
3日ぶりの濃厚な子種をこってりお腹にごちそうされたニャルラトホテプ。
その精液の味をお腹を撫でさすりながら子宮で堪能する。
だが繁殖力旺盛な粘っこい濃い精液は決して垂れてくることはない。
きっと危険日なら一発で孕んでいたであろう濃厚さ。

「でも真尋さんのおちんちん、まだ満足されて無いですよねぇ」
「ニャ、ニャル子……」
そう、愛液でてらてらと光るそれはよだれのように先端から残滓を滲ませ、未だ萎えることなく凶器のごとくそびえ立っている。

「いいですよ。ほら……ニャル子のおまんこ、真尋さんのおちんちんで柔らかくほぐされてますから、自由にしていいんですよ?」
ごろんとベッドに寝転び、陰唇をくぱぁっと開くと先ほど出されたぷりっぷりの白濁の塊が顔を覗かせる。
そのまま生殖器を晒し今度は真尋を誘い受ける。
0181名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:52:36.11ID:0WXqBymb
「ニャル子っ……」
「んむっ!?……んっ……」
挿入、ではなくキス。
ニャルラトホテプにとってこれは予想外だった。
普段は奥手な真尋からするキスは二人にとって特別なものだ。

「(あっ……これ……、気持ちいい……)」
身体をぴったりと這わせたままのディープキス。
身体に感じる真尋の意外と引き締まった胸板と、下腹部に押し当てられる逞しい剛直の感触。
肉体だけではなく自分のことを求めてくれる。
それがニャルラトホテプの心を徐々に溶かしていった。

「んぁ……なっ、何するんですかもぅ……」
「ニャル子が好きにしていいって言ったんだからな」
「ひあぁぁ……」
間髪入れずにぐぷぐぷと音を立てて陰茎を沈みこまされる。


「ひぁっ、まっまひろさっ……無理しなくてもっ……、いいんですよ?」
「ニャル子もっ……僕ばっかりじゃなくて……、気持ちよくなっていいんだからな」
「んあぁ、あ……あぁあ……っ」
一度射精して余裕があるのかそのままぬこっぬこっと腰を掻き回される。
病み上がりの真尋に無理をさせまいとするニャルラトホテプだったが真尋の愛情を感じる言葉だけで体がとろけたように力が入らなくなってしまう。
0182名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:53:31.82ID:0WXqBymb
「ニャル子……可愛い」
「ひゃうっ!きゅ、急に可愛いだなんて言わないでください!」
「くっ、でもかわいいって言ったら締まったぞ」
「こっ、これは違いますっ、んぁぁ」
「何度でも言ってやる。可愛いぞニャル子、好きだ、愛してる」
「ひゃぁぁ……あっ……あ……真尋さんが可愛いって……」
柄にもない真尋の愛の囁きにニャルラトホテプの体は完全に弛緩。
思わぬ反撃に無意識のうちに秘肉は締め付けによる極上のご奉仕をしてしまう。
下がり始めた奥の口を何度も亀頭で叩かれ、溢れ出した粘っこい粘液は二人のお腹が密着するたびにいやらしく糸を引く。

「ひあっ!……ああっ……あ……それっ、いいですっ」
腰を押し付けたまま円を描くような動き。
性知識に疎い真尋が見つけたニャルラトホテプの弱点。
カチカチになった亀頭で降りてきた子宮の入り口をこね回すように揉みほぐされる。
ウィークポイントを的確に刺激する動きにニャルラトホテプの身体は歓喜し始める。
自分こそ無理をしているのに快楽に顔を歪めながらも必死に腰を打ち付ける姿にお腹の奥がきゅんきゅん切なく疼いて仕方ない。
0183名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:54:25.96ID:0WXqBymb
「ニャル子……出るっ!」
「きっ……きてくださっ、あああっ!」
「くっ!!!あぁっ!!!」
腰を完全に密着させるとニャルラトホテプ のナカで膨張した真尋のペニスは何度も脈打ち、二度目とは思えぬ濃厚な精液が爆ぜる。
眼前では愛しの真尋が顔をとろとろに蕩けさせながらも必死に射精を続ける。
そんな姿がつい愛おしくなり真尋の身体に絡めた肢体に力が入る。

「くっ……ぁ……」
「ひぁ……」
お腹の中にとくんとくんと注がれる愛の重み。
がっちりと抱き合ったまま最後の一滴まできっちり射精すると真尋の体の震えが止まる。
そして覆いかぶさるように果てる真尋。

「くっ……、あっ……ごめん、重かったか?」
「いえ、お気遣いなく。それに真尋さんの重みだと思うと幸せですから」
「そ、そっか」
事実真尋の重さは大して気にならなかったし、ペニスを埋められたままがっちりと身体を組み伏せられて密着していると全身が幸福感でどうにかなってしまいそうだ。
そのニャルラトホテプの言葉にただでさえ赤い顔がさらに茹で上がる。
照れる真尋はやっぱり可愛らしい。
0184名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:55:32.10ID:0WXqBymb
「それより、まだ出来ますよね?」
「うあっ!」
にやにやと笑みを浮かべながら腰に絡ませた脚をぐねぐねくねらせる。
ヒダの蠕動による刺激に真尋の腰が浮き上がる。
だががっちりと咥え込んだニャルラトホテプの雌穴は雄の生殖器を決して離さない。
その刺激に柔らかくなっていた敏感なペニスは再び硬さを取り戻す。

「言ったな?もう容赦しないからな」
「ええ、お気の済むまで……ふきゃあ!」
言い終える前に容赦なく腰を打ち付けられてしまう。
いつもは真尋から散々精液を搾るニャルラトホテプであるが、この日ばかりは真尋の好きにさせることに決めたのだった。
0185名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:56:40.69ID:0WXqBymb
事を終えた二人は再びベッドの中。
事後の気だるい雰囲気の中、こうして二人でいられることがとても幸せだとニャルラトホテプはつくづく思う。
それに子宮を真尋の愛でたぷたぷに満たされニャルラトホテプも大満足だ。
それに今はこうして見つめ合うことができる。

「今日の真尋さん、とっても逞しくてかっこよかったですよ」
「そりゃどうも……」
「それに私のことかわいいって言ってくれました」
「う……覚えてたのかよ。もうそれは忘れろ」
「いやんもう頭の中で永遠にリピートしちゃいますぅ!」
「お前なあ……」
これ以上はフォークが飛んできそうなので流石に自重するニャルラトホテプ。

紆余曲折はあったがこうして真尋の愛を再確認出来た。
憂いを帯びた瞳で真尋を見つめると、多少気恥ずかしそうにしているものの真尋もまた優しく微笑み返してくれる。

「真尋さん、浮気しちゃ駄目ですよ」
「うん、しない」
「私嫉妬深いんですからね。ただでさえ真尋さんは狙われやすいんですから」
「そしたらお前が守ってくれるんだろ?」
「はい、私はいつもニコニコ貴方の隣に這い寄る混沌ですから!」


おわり
0186名無しさん@ピンキー2015/12/27(日) 20:58:51.98ID:0WXqBymb
おまけ

「ニャル子さ〜ん。私忠告したはずよね……?」
「ひぃぃぃぃ!?お、お義母さま、どうかお許しをっ!」
「母さん、いいんだ」
「真尋さん!?」
「これは僕が選んだ事だから……ニャル子をあまり怒らないでやって欲しい」
「ヒロくんも言うようになったわねぇ」
「真尋さん……!」
「ニャル子さん、ヒロくんを絶対に幸せにしなきゃダメよ?」
「はいっ、お義母様!真尋さん、だーいすきです!」
0189名無しさん@ピンキー2015/12/28(月) 00:40:50.57ID:AovE21Em
乙乙乙!!

ニャル子とのイチャラブは正義


大正義!
0191名無しさん@ピンキー2015/12/28(月) 07:02:24.62ID:y39o5qvk
乙です

美味しいニャルまひのお歳暮いただきましたーー!
0193名無しさん@ピンキー2016/01/01(金) 08:01:59.09ID:gsRRJEku
あけおめっすー。
ご挨拶代わりに年末仕上がった真尋×ニャル子を投下します。

・タイトル:『最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。』
・投下量:25レス程度(かなり長文)
・11巻ぐらいからの時間線分岐
・しばらく放置していたのでネタが程よく風化ぎみ

ではよろしかったらどうぞー。
0194最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:07:05.50ID:gsRRJEku
 
「まったく、どうしたっていうんだニャル子のやつ……」

真尋は自室のベッドへ仰向けに寝転がると、疲れ切った口調で呟いた。
ぼやく理由はただ一つ。ここ数日、ニャル子の求愛行動が度を越して激しくなっている為だ。
以前はまだ隙を窺う程度の分別はあったのが、最近では時も場合もまるでお構いなし。
フォークも構えた程度では効果がなく、二・三本直撃させてもまだ諦めずに迫ってきたりする。
自分でやって言うのも何だが、フォークが刺さった女に苦悶の表情で言い寄られるのは非常に怖い。
先程も恐怖の反動で思わず滅多刺しにしてしまったけれど、あの執拗さはどう考えても異常だ。

「そう、あれじゃまるで、何かに追い立てられてでもいるみたいな……」
「ようやくお気付きになられたようですね」

誰もいないはずの部屋で返ってきた聞き覚えのある声に、真尋は驚きもせずムクリと起き上がる。
視線を向けると、そこには蜘蛛の巣模様の和服をまとった、黒髪赤目の美女が佇んでいた。

「……お前の仕業だ」
「まあ、そこは普通『お前の仕業か?』と尋ねるところでは」
「お前の仕業、だ。御託はいいから、どういう事なのか説明しろ」

頬に手を添えて小首を傾げる淑やかな仕草を完全に無視し、真尋は仏頂面で問い質した。
どこからともなく出現したこの女性は、アトラク=ナクア星人の銀アト子。
他人の男を寝取るのが生き甲斐で、その為に真尋とニャル子をくっつけようと企む、厄介な変態だ。
このタイミングで現れて思わせぶりな台詞を吐くからには、今回の元凶は彼女に違いない。
真尋の確信を実証するかのように、問われたアト子はあっさりと口を割る。

「実は先日ニャル子から、真尋さんと恋仲になる為の手立てについて相談を受けたのですが。
 その時彼女へ施した、太古より伝わる強力な恋愛成就のおまじないが、全ての原因なのです」
「……おまじない、だって?」
「ええ、その名も『青爪邪神呪詛』といいまして。
 ナイトゴーントの羽を触媒に、指の爪を青く染める誓約の印を刻む、恋のおまじないです。
 これを掛けられた者は、意中の方と身も心も通じ合うまで、激甚な苦痛に襲われ続けるという……」
 
0195最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:11:06.30ID:gsRRJEku
 
「それのどこが恋のおまじないだっ!」

声を荒げて突っ込みつつ、真尋はニャル子にフォークの脅しが効かなくなった訳を理解した。
どうせ痛い思いをするのなら己の欲求を押し通すほうを選ぶ、というのはいかにも彼女らしい。

「だけど、何でまたそんな無駄にリスキーな呪いを……」
「勇気とは痛さを知ること、苦痛を我が物とすること、それが無ければノミと同類だとかで」
「意味分かんねえよ。っていうか、お前も友達にそんなもん掛けるか普通」
「わたくしも一応、そんな呪法で大丈夫かと訊いたのですが、ニャル子が『大丈夫だ、問題ない』と」
「いや信じるなよどう考えても問題おおありだろうがコラ」

あの這い寄る混沌は、なんでそう根拠の無い自信を堂々と持てるのだろう。
もっとも、改めて『一番いいもの』を持ってこられても、それはそれで大いに困るのだが。

「とにかく、そんな馬鹿な呪いはさっさと解除してやれよ。あいつもいい加減懲りただろうし」
「いえ、それが……」

投げやり気味にそう告げると、アト子は気まずげな表情を浮かべて目を逸らす。
その様子に激しく嫌な予感を覚え、今度は何を言い出すのかと内心で身構える。

「……あの呪いは一度掛けたら最後、術者のわたくしにも途中で解除することが出来ないのです。
 更に、誓約を満たせずにいると呪いは徐々に進行し、青かった爪が赤味を帯びていきます。
 そして爪が真紅に染まった時、呪印はそのものを分解し、無力なヒキガエルに変えてしまうのです」
「なっ……!?」

想像以上に過酷なペナルティを聞かされて、真尋は一瞬言葉を失った。
苦痛に悩まされる程度なら自業自得と放っておく事もできるが、さすがにそれは洒落では済まない。

「それはその、元に戻したりは……」
「存在情報自体を書き換えてしまいますから、いかなる手段を用いても復元する事は不可能です」
「不可能ってお前……。本当に他の方法はないのか?」
「あと一つ、意中の方の心臓を抉り出し、そのしたたる血を爪に吸わせる事でも解除はできます。
 どちらにせよ、想い人のハートを鷲掴みするのには違いありませんけれど」
「うまいこと言ってる場合かよっ! お前もニャル子もなに考えてんだ!」

状況をわきまえない物言いに、真尋は声を大にして訴えた。
0196最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:15:11.47ID:gsRRJEku
要は、ニャル子と深い仲にならなければ、彼女と自分のどちらかの身が犠牲になる、という事だ。
そんな究極の選択を突きつけられて、はいそうですかと受け入れられるはずがない。
噛みつきかねない形相で睨む真尋に対し、アト子は憂いを帯びた顔つきで訴える。

「誤解しないで頂きたいのですが、ニャル子には呪いを盾に関係を迫る意図など全くありません。
 彼女は今でも、フォークに怯まず迫り続ければどうにかなると、本気で思っているようなのです。
 真尋さんに助力を求めるよう説得しても、まだ慌てるような時間じゃないと言うばかりで。
 一度決めたら譲らない性格なのは知ってはいましたが、まさかああまで頑なだとは……」
「あ、っの馬鹿……」
「言い訳にもなりませんけれど、わたくしもこれほど深刻な事態になるとは思っていなかったのです。
 匂いの濃さから考えて、ほんの少しの後押しさえあれば、すぐに進展するだろうと……。
 けれどこのままでは、ニャル子の呪いは今夜中にも、最終段階まで達してしまうでしょう。
 大切な友人がそのような目に会う事だけは、なんとしても阻止したいのです。
 こんな事を言えた義理ではないのは重々承知しておりますが、それでも敢えてお願いします。
 どうか真尋さんの御慈悲をもって、彼女の呪いを解いてやってはいただけませんでしょうか?」
「慈悲ったってな……」

最後の望みを託すかのようなアト子の懇願に、真尋はなおも悩み続けた。
事情は嫌というほど良く分かったが、それを素直に実行できるようなら、誰も苦労はしていない。
様々な思考が渦を巻く中、自分でも往生際が悪いと思いつつ、重ねて念を押す。

「……嘘じゃないんだろうな? さすがに『全部冗談でした』なんて言ったら本気で刺すぞ?」
「説明不足や誤解を招く表現で罠にかける事はあっても、そんな芸のない嘘偽りなど申しません。
 呪いの効果も解除法も、蜘蛛の誇りに誓って本当の事です」
「堂々と言う事かよ……」

告げる瞳には一片の曇りすらなく、まるっきりの虚言を述べているようにはとても思えない。
話の展開に詰まった作家の如く頭を掻き毟りながら、真尋は深く懊悩する。
しかし、見捨てるのも心臓を抉られるのもお断りとなれば、残る選択肢はひとつしかない。
散々に迷い躊躇ったその末に、真尋は苦りきった表情で己の決断を口に出した。
 
0197最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:18:24.36ID:gsRRJEku
 
                   ●

「まっひろさーん! 夢見るつぼみは諦めません、倒れそうな時も信じる笑顔の花束にします!
 という訳で、ラブリィプリティイエイ可愛い私とハピネスをチャージしましょうよぉん!」

突然現れたアト子が、真尋の部屋より立ち去ってから数分後。
滅多刺しのダメージから回復したらしいニャル子は、ドアを開けると同時に元気良く迫ってきた。
その身に纏うのは、どこかフラメンコの衣装を思わせる、赤黒二色のフリル付きベビードール。
しかもノーブラな為、薄いレース越しに両の乳首までがくっきりと透けて見えている。
普段ならば、まずその痴女めいた格好に突っ込むところだが、真尋の関心は今そちらには無い。
媚びたポーズを取る彼女の右手人差し指の爪が、邪悪で禍々しい赤紫色に染まっている。
更に解った上で観察してみれば、その態度にもわずかながら、苦痛を堪えるぎこちなさが滲む。

「はあぁぁぁっ……」

アト子の言葉を裏付けるそれらを確認し、真尋は深々と溜息をつく。
すると、ニャル子は満面の笑みを一転させ、すがるような涙目で訴えてきた。

「真尋さあぁぁん! やめて下さいよそのスベった出落ち芸人に対するよーな反応はっ!
 それフォークで迎撃されるよりキツいですから! せめて何かコメントを!」
「いや、お前があまりにも平常運転すぎるからさ……」

真尋は頭痛をこらえるように指で額を押さえ、深い疲労感を込めた声で呟いた。
ある意味、死ぬよりも悪い結末が待ち構えているはずなのに、この能天気ぶりは一体何なのだろう。
改めて彼女の精神構造に疑問を抱いていると、ニャル子が訝しげな面持ちで顔を覗き込んでくる。

「あのー、どうかしましたか真尋さん? いつになく深刻なご様子のような」
「どうかしてるのはお前のほうだよ。……全部聞いたぞ、アト子から」
「えっ?」
「青爪なんとかって言う呪いなんだろ、それ。僕と結ばれないと解除不能、なんてふざけた内容の」
「あ、いや、もう、なんでバラしちゃいますかねアト子ちゃんは!?」

ニャル子は慌てて右手を背後に隠すと、気まずさを誤魔化すように声を張り上げた。
その態度から、本気で事情を教えずにいるつもりでいた事を察し取り、真尋は憤然と腕を組む。
 
0198最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:22:20.74ID:gsRRJEku
 
「お前こそ、何で呪いの事を黙ってたんだよ。それを聞いてれば僕だって少しは……」
「……だって、ワケを話したら、まるで同情を引くためにやったみたいでイヤじゃないですか。
 本当に欲しいものは、真正面から実力で勝ち取るからこそ意義があるんです!」
「それで勝手に崖っぷちまで追い詰められてちゃ世話ないよな」
「ぐぬぬ……! し、しかしそこは、自らを極限まで追い込む事で新たな色気が覚醒したり……」
「するのか?」
「……いえ、普通はしませんけど。ですが、可能性はゼロではないんです!
 路上ライブで有名プロデューサーの眼に止まり、ヒットチャートを駆け上がっていく程度にはっ!」

それは普通、可能性は限りなくゼロに近いと言うのではないだろうか。
いつも適当に後付け設定を継ぎ足すニャル子だが、今回ばかりはそう都合よくともいかないらしい。
ともあれ、これ以上向こうのペースに付き合っていたら、無駄な時間が過ぎるばかりだ。
諦念と共に立ち上がった真尋は、彼女の肩にポンと両手を置き、宥めるような口調で語りかけた。

「あーもう、そういうのいいからさ。とりあえず僕の負けってことでいいよ」
「はいっ? あのぅ、私、話の脈絡が今一つ掴めないんですが……」
「そこまで捨て身で来られたら、抵抗なんて出来るわけないって言ってるんだよ。
 呪いを解除するにはその、……そういう事しないといけないんだろ? ならいいぞ、しても」
「な、なんですとー!?」

言葉を濁しつつ許可を出すと、ニャル子は某ミステリー調査班の隊員さながらの勢いで驚いた。
けれど真尋にしてみれば、そこまで愕然とされるのはいささか心外だ。
いくら何でも、自分に好意を寄せる相手をカエルに変えてまで、己の純潔を守ろうとは思わない。
だが、嬉々として押し倒しに来るだろうという予想に反し、ニャル子は激しい葛藤を見せる。

「うぬぬぬぬっ、ここはお言葉に甘えて、ありがたくゴチになってしまうべきなのでしょうか……?
 で、ですがそれでは、決定的な一歩は真尋さんに踏み出して貰おうという私の目論見が……。
 そう、やはり初めては真尋さんから、『もう我慢できなーい』とケロッグコンボされてこそ……!」
 
0199最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 08:26:05.43ID:gsRRJEku
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ……」

この期に及んでまだ妙なこだわりを固持するニャル子に、真尋は再び溜息をついた。
アト子も言っていた通り、本当に変な処でとことん強情なヤツだ。
そんなやり取りをしている間にも、彼女の爪の刻印は心なしか赤味を強めているように見える。
あまり猶予はないと判断し、真尋は毒を食らわば皿までといった心境で、更なる譲歩を自分に許す。

「……ったく、仕方ないな」
「しかし、このチャンスをただ見過ごすというのはあまりにも……ってあれ、何ですか真尋さ」

思考に没頭するニャル子が気付いた時には、すでに互いの顔は充分に近づいている。
ふと面を上げた彼女の無防備な唇を、真尋はそのまま静かに塞ぎ止めた。

「ん、んんっ? ──んむぅぅっ!?」

ニャル子は瞳をぱちくりと瞬かせた後、くぐもった驚きの声と共に、頭のアホ毛を天高く逆立てた。
さすがにいきなり舌を入れるほどの度胸は無く、唇を重ね合わせるだけの軽いキスだ。
それでも真尋にとっては、近所の某テレビ塔からバンジーするくらいに思い切った行動である。
呪いを解くための、いわば人命救助のようなものだとはいえ、冷静さを保つ事は難しい。
頭の中で、否定し切れない心地良さと、それに溺れまいとする理性とが、ぐるぐる回ってせめぎ合う。
数秒ほどで唇を離すと、ニャル子はいま起こった事が信じられないといった風情で呆然と呟く。

「え、な、なっ……? いっ、いま、真尋さんのほうから、私に、キ、キス、を……?
 げっ、幻覚やトリックじゃないですよね? 唇と唇で、こうムチューっと、少しぎこちなく……」
「ぎこちなくて悪かったな。仕方ないだろ、慣れてないんだから」

真尋は軽く拗ねながら、自分でも判るほどに火照った顔をプイと脇へ逸らした。
ほんの少し前までは一片の覚悟も無かったのだから、多少動きが固いぐらいは大目に見て欲しい。
誰もが宇宙人達のように、最初からクライマックスで欲望に身を任せられる訳ではないのだ。
ちらりと横目で窺うと、ようやく実感が湧いてきたのか、ニャル子の瞳が急速に輝きを増していく。
そして、いきなりガバッと身を乗り出すや、フンスと鼻息荒く迫ってきた。
 
0201最近、ニャル子のようすがちょっとおかしいんだが。2016/01/01(金) 09:50:11.32ID:gsRRJEku
 
「ま、真尋さんっ! 今のは唐突すぎて、記憶野にしかと焼き付ける事が出来ませんでしたっ!
 ですのでもう一回! もーいっかいっ! 真尋さんのちょっとイイトコ見てみたいっ!」
「変なコールすんな。頼むからもう少し普通に言ってくれ」
「あ、ん、みゅっ!?」

真尋は文句を返しつつも、請われるがままにニャル子の唇へ再び口付けた。
二回目ともなれば、さすがに緊張の度合いも先程よりは薄れている。
小さく音を立てながら、上下の房を順についばみ、最後の仕上げとばかりに柔らかく唇全体を吸う。
これでいいかと目線で問うと、ニャル子は口元を三角にして感激に打ち震える。

「フオォォォ……! 『おかわりもいいぞ』とか、コレひょっとして私の死亡フラグ確定ですか!?
 調子に乗ってがっついたら、31%の嘔吐ガス的な感じで無残にデッドエンドですかっ!?」
「縁起でもない事を言うなっての。むしろフラグ回避のためにしてるんだろうが」
「わっ、とと?」

真尋はニャル子のウエストに手を回し、引きずり込むようにしてベッドの端へ腰を下ろさせた。
身を寄せて並んで座ったその体勢に、今更ながら猛烈な気恥ずかしさが込み上げる。
だが、これからすべき事を思えば、この程度で照れている場合ではない。
頬に掛かった銀髪を掻き上げてやると、ニャル子はまたもやびっくりしたように目を丸くする。

「な、何だか真尋さんがなまら積極的です……。
 これはもしかするともしかして、今日こそは本当に最後まで行けてしまうのでは……?」
「だからそのつもりだって言ってるだろ。いつもの僕らしくないとは自分でも思うけどさ。
 ……そういえば、いつもならこの辺りで、状況を嗅ぎ付けたクー子が乱入して来る頃だよな?」
「あ、その辺は抜かりありません。先程2?ほど鼻血吹かせて、瀕死に追い込んでおきましたから。
 今頃は亡者モグラ叩きや亡者テーブルサッカーで、地獄の鬼共のオモチャになってますよ多分」

原因が鼻血というならば、手段はおそらく殴打ではなく、色仕掛け的なサムシングだろう。
詳しい経緯は聞く気もないが、ニャル子もなりふり構っていられないほど余裕がない、という事か。
なんにせよ、途中でクー子の邪魔が入る心配が無いのは正直ありがたい。
事の真っ最中に踏み込まれでもしたら、弁解する暇もなく嫉妬の炎で完全焼滅させられるだろうし。
後でバレても危険である事に違いはないが、誠意を込めて一から事情を説明すれば何とかなる。
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