―女子寮 自室―
「じゃ、切るわよ〜〜」
舞衣が部屋の明かりを消し…消灯する…
テレビの電源も切り…しんと静まり返る部屋…
ミコトはベッドに寝転がると、あっという間に眠りにつこうとする…
「むにゃむにゃ…舞衣ぃ…お休み…」
そしてパジャマ姿の舞衣は、ベッドに腰掛けると、ゆっくりと身体を伸ばす…
「ねえ、ミコト…」
「何だ…舞衣?」
「あの…さ…明日から…お風呂は別々に入ろう」
舞衣の言葉を聞き、ミコトは寝転んだままクルリと舞衣の方を向く…
「どうしてだ舞衣?ワタシと風呂に入るのがイヤになったのか?」
「ううん、そうじゃなくて…いろいろあって…あたし、一人でお風呂入りたいから…」
「舞衣…一体どうしたんだ…?」
その後…舞衣は何も言わないままベッドに横たわると、そのまま眠りについた…
ミコトは舞衣が眠ったことに気付くと、舞衣の言葉の意味を考えながら、いつの間にか吐息をあげていた…
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