久しぶりにスレを見たら、「かけよ」という天からの声が聞こえたので、思いつくままに書いてみました
添削とかはしてないので、誤字とかあってもご愛嬌で。

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俺の名前は、千秋、中学2年だ。
俺には、しっかり者の姉と、あまえんぼうの妹がいる。
姉の名前はゆかりで、今は大学2年生だ。
姉の体つきはまだ高校生とは思えないほど大人っぽく、まわりからはお母さんって呼ばれているそうな。
妹のまみは、そんな姉に甘やかされたからか甘えん坊に育ってしまった。
最近、トイレトレーニングをし始めたけれども、まだまだおもらしが続いている。
ついさっきも、おもらしをしたばかりようで。。。

「おねーちゃん、おもらししちゃったの。おむつ、かえて〜」
「あらあら、しょうがないわね。」
母性満載の姉は、嫌がる素振りも見せず、まみのオムツを交換していた。
「なんだ、まみ、おもらししちゃったのか。そうやって甘えてばかりじゃ、ずっと治らないんじゃないのか」
「そんなことないもんっ!すこしはトイレにいけるようになってるもん!」
「へー、どうだか」
甘えん坊で、進歩があまり見られないまみを見ていると、なんだか苛立ってきて、つい悪態をついてしまう俺だったのだが。
「もぉ、千秋も、そんな悪口言っちゃ、めっでしょ。はい、これで、おむつは、大丈夫」
「ありがとー、おねえちゃん」
そうこう言っているうちに、おむつの交換は終わったようだった。
「そうだ、千秋とまみ、ちょっといいかな?」
「いいよー」
「なんだ、姉ちゃん」
「あのね、お姉ちゃん、千秋とまみには、もうちょっと仲良くなって欲しいんだよね。」
そう言って、姉は、何だか古びた本を取り出してきた。
「だからね、二人が仲良くなるおまじないを試してみたいと思いまーす」
「わーい、おまじないー」
「おまじないって、・・・」
まみは、おまじないと聞いて、何だか楽しそうな感じだった。
俺は正直ちょっと胡散臭いなと思いつつも、ちょっと自信アリげに話す姉ちゃんの様子を見ていると、断るのも何だか悪いかなと思った。
「じゃあ、二人、ここに座ってね」
そう言われて、オレたちは、リビングのソファーに座った。
「じゃあ、今からお姉ちゃんが唱える呪文をよく聞いてね」
すると、お姉ちゃんは、どこの言葉かもわからない言葉を突然話し始めた。
なんだと驚いたのもつかの間、いつの間にか、頭がぼーとしてきて、気づいたら、俺の意識は暗闇に落ちていった。


「起きて、起きて、千秋」
「あれ、もう、朝?」
目を開けると、姉ちゃんの姿があった。
「ねえ、千秋であってるよね」
「そうだけど、なんだよ、姉ちゃん」
「そっか、じゃあ成功だね」
そう言って、姉ちゃんは手鏡を俺に見せた。
そこに映っていたのは、まみの姿だった。