しばらくすると、トイレの水を流す音がなり、まみが帰ってきた。
「お姉ちゃん、まみ、ちゃんと、おトイレ行けたよ。」
「よかったね、まみちゃん。それに、お勉強も大丈夫そう?」
「んー、しょーがっこうのお勉強なら大丈夫かも」
「そっかー、じゃあ、あともう一回くらいすれば大丈夫そうだね」
「うん!」
まみの会話をよく聞いていると、さっきよりも、まみの話し方が大人っぽくなっているのを感じた。
「姉ちゃん、これどういうことだよ?」
「これはね、まみちゃんに、男の子っぽいことをしたから、体にあわせて、まみちゃんの精神も成長したの。これをあともう1回くらいすれば、まみちゃん、中学の勉強もわかるようになると思うから、安心かな」
「そ、そうか。。。」
まみが中学に行っても、大丈夫ということに安心しつつも、何だか俺としては複雑な気持ちだった。
ただ、少し気が抜けたからか、俺はある感覚に気づいた。
(んっ、おしっこしたいかも)
姉ちゃんのエッチなやり取りに夢中になっていたせいか、気づかないうちに、尿意が高まっていたよだった。
思わず俺は股間を押さえた。
「あれ、千秋ちゃん、おしっこいきたいの」
「う、うん」
恥ずかしくなりながらも、俺はそう答えた。
「おしっこいってくる」
そう言って、俺は立ち上がった。
(ううっ、もう、漏れそうかも)
男と女の体の違いか、年齢の違いか、感覚がうまくつかめていなかったけど、どうやら、思ったよりも限界が近いようだった。
俺は、股間に手を当てながら内股歩きで必死にトイレへ向かった。
(あぁ、間に合った)
トイレの前までたどり着き、トイレのドアを開けるため手を離した瞬間、我慢していたおしっこが一気に流れ出してしまった。
「あっ、だめ」
再び手でおさえ、おしっこが流れ出るのを止めようとするけど、一度出てしまったおしっこは止められなかった。
じわじわと、オムツの中に温かい感覚が広がっていくのを俺は止めることが出来ず、結局、最後までおしっこを出し切ってしまった。
(うぅ、おれ、中学生なのに。なんで、子供みたいに。おもらしなんて。はずかしいよぉー)
おもらしでずしりと重くなったオムツの感覚を感じていると、何だか情けなくなってきて、恥ずかしくなってきて、なんだか、嫌な気持ちで心が一杯になってきた。
「うわぁぁーーん」
気づくと、俺は子供みたいに、泣き出してしまっていた。
何で泣いているのか、自分でもわからなかったけど、恥ずかしい気持ちとか情けない気持ちとかを我慢することができず、ただ、ただ、泣くことしかできなかった。
そんな俺に気づいたのか、姉ちゃんが俺のところにやって、俺を抱きかかえ背中をさすってくれた。
「大丈夫だよ。大丈夫。今、千秋は小さな女の子なんだから、おもらしするのが普通なんだよ。だから、大丈夫。大丈夫」
そう言って、姉ちゃんが俺のことをなだめてくれたので、俺も何だか、気持ちが落ち着いてきた。
「もう、大丈夫?」
「うん。」
「じゃあ、リビングにいって、おむつ替えてあげよっか。今のままだと気持ち悪いでしょ?」
「は、はずかしいよぉ。」
「大丈夫、今は千秋は小さな女の子なんだから、恥ずかしくないよ」
「そ、そんな、小さな女の子って、言わないでよー」
気づくとおむつは、冷えていて、少し気持ちが悪くなっていた。
おむつをお姉ちゃんに替えてもらうのは恥ずかしかったけど、慣れない体でおむつを履ける自信もなかったので、仕方なく替えてもらうことにした。
「さーって、おむつ脱ぎ脱ぎしましょうねー」
そう言って、お姉ちゃんは、俺のおむつをぬがせた。
脱がされたおむつは、俺のおもらしで黄色く染まっていた。
それを見つつ、おしっこの匂いを感じていると、おもらししちゃったんだという記憶が蘇り、恥ずかしくなり、思わず顔を手で隠してしまった。
「はい、これで、交換終わり、新しいおむつは気持ちいでしょ」
「う、うん。」
そうこうしているうちに、おむつの交換は終わった。
あまり認めたくはなかったけど、真新しいおむつはふかふかしていて、ちょっと気持ちよかった。