次の日、私はずっとウキウキ気分だった。
正直、興奮して眠れなくて、朝、お母さんに「いつまで寝てるのっ!」って怒られた。
弟に何気なく挨拶したら耳まで赤くなって面白かった。

学校に来ても授業なんて頭に入るわけがない。
その日はあっという間に放課後になった。
そして私はある部屋の前にいる。
【生徒会室】
普段は一般の生徒にはあまり縁の無い部屋。
私は扉を軽くノックする。
もしかしたら誰もいないかもしれない…でも…。
でもその人は必ず居る。なぜだか私にはそれがわかった。
中から「どうぞ」と声が聞こえたので、部屋に入った。
「失礼します」