「う、うおおぉ!?」
またしても鹿屋は大きな声を上げる。
第二波で落ちてきた衝撃に……。
下腹部を圧迫する重量で、吸い込んでいた空気が口から抜けていった。
堰を切ったような、と言うのは、正にこういう時に使う表現なのかもしれない。
それは明らかに、さっきよりも柔らかく、もっと温かかった。
そして重かった。
最初の便、こぶし大の硬い便が出尽くすと、今度は――やや明るめの茶色をした、これまた見事な一本糞が富士谷の肛門から溢れてきたのである。
茶色く、長い動物の尻尾を思わせる……。
この柔らかな便ですら、鹿屋の一物を凌駕する太さだった。
排泄に震える、富士谷のおしり。
その中心にある、大きく拡がった彼女の穴。
ひくつく頬と同じくピンクに染まったそこから次々に、一瞬の途切れも無く、茶色い排泄物が生まれ続ける。
堰と言うより、華厳の滝もかくやという流麗な大便の落流がそこにあった。
「ふっ、ふっ! ふうぅぅっ!! う…うんち……! うんち止まんないぃ……!」
「ほっ…本当にあんた……何処にこれだけ溜め込んでたんだ!? 何日分だよ!? 何食ってたらこんな……! でも、すげぇ…… 最高だよ富士谷さん! あんた世界一の女だ……!」
時ならぬゴールドラッシュが巻き起こっていた。
鹿屋の腹の上で、最初は古典ギャグ漫画で見るようなとぐろを巻くうんこが出来上がった。
それは、ほんの数秒で、降り積もり続ける便に壊される。
富士谷の肛門を源とする、極太の大便の滝は枯れることがなかった。
その後は無秩序に、積もる傍から自重と新たに降ってくる便につぶされて、広がっていく。
白いバスタブが、まるでカレー皿のようになっていく。
その皿に寝転がる鹿屋は、ただ受け止め続けるだけだった。
天を衝いて立ち上がった鹿屋の男根も、じわじわと押し寄せてくる軟便に、飲み込まれていった。
それがまた、言葉に尽くせないほどに心地よい……。
(こっ……これ、本当は……。本当は俺、もうとっくに川に飛び込んでて、死んでて、ここはあの世で……天国にいるんじゃないか)
隆起した男性器を丸ごと、出したての軟便に包まれる。
それだけで、言いようのない快感で満たされる。プロの女性との行為となど、比較にならない……。
至福としか表現ができない。