手術は、まず肉体が耐えられるよう延命手術からだった。弾丸を摘出、血液を注入し、バイタルを安定させる。
心臓の僅か数ミリで弾丸が止まっているので、かなり危険な手術だった。弾丸が摘出された後、心臓の横の破壊された部分の再生手術が施され、
いよいよ特殊細胞の注入だ。
「バイタル正常です。」
そう告げる看護婦の声も、いささか強張っている。彼女も<神の結社>に属しているので、失敗は即死だと理解しているからだ。
「やるぞ!」
医師は助手や看護婦に声を出して告げた。
注射器の先につけられたチューブが全裸の恋のおまんこに宛がわれた。
10才が故にまだ性交さえ無く恥丘さえ膨らんでさえいない縦筋だ。
深く突き刺すと恋の躰がビクンとする。
ゆっくりと注入が行われ、銀色と黒模様の液体がいまんこに注がれていく。
「ふう」
思わず息を吐く医師。
それから恋は十日間、眠り続けた。
<前篇終わり>