何の特別なことも無い、風間薫二十歳、冬の朝の情景。
良いも悪いもなく、お腹の中の怪物とどうにか付き合っていかなければならない。

「バケツも…そろそろ買い替えようかなぁ…」

彼女のそんな毎日は、昨日も、今日も、これからも。
月産何トン湧いてくるのか考えたくもない、非常識な大量便と共に続いていくのだった。