らき☆すたの女の子でエロパロ65
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0001名無しさん@ピンキー2022/10/01(土) 02:06:00.38ID:B8Zv6qR8
アニメも原作も大好評でOVAも制作された「らき☆すた」前スレから10年も経ったが
今年の11月に復活するので改めてSS(エロパロ)を書いていこう。


☆カップリングは自由
☆基本的に百合マンセー
☆801は禁止(と言っても男キャラあんまいねぇ)
☆投下した作品の保管を希望しない場合、前もってその旨を知らせること

※マナー等※
※割込みを防止するため、書き込みや投下の前等にリロードを。
※荒らしや煽り、気に入らない人・作品等はスルーで。
※グロやSM、鬱モノなどの過激な内容は断りを入れてから投稿する
※読者=主人公の作品(いわゆる俺キャラもの)についてはNGワード指定や断り文を確実に。
※480KBまたは950レスのどちらかに近づいたら、次スレの準備を。

■みゆきさんの一言メモ
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SS投下は、一度メモ帳やワードパッドなどで書き上げてからまとめて投下してください
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マターリはぁはぁしましょうか。

☆まとめサイト(管理人と職人に感謝!)(避難所の行方はここ参照)
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html
☆前スレ
らき☆すたの女の子でエロパロ64
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1310896530/

次スレ誘導ができなかった場合はスレ立て後に下記にて案内をしてください
☆まとめサイト
ttp://www33.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1.html
避難所連絡スレ
ttp://www.sonokawa28.net/bbs/test/read.cgi/luckystar/1198667525
0013名無しさん@ピンキー2022/10/19(水) 05:05:09.50ID:0n2pmXNO
書かずにdat落ちはやめてくれよなー頼むよーm(_ _)m
0014名無しさん@ピンキー2022/10/23(日) 20:51:58.40ID:Th32C3Ei
こなたとかがみんのカップル好き
0015名無しさん@ピンキー2022/10/27(木) 12:54:17.37ID:Yi8/EmmU
スレ復活したんだ
久しぶりにwikiのss読み直してみようかな
0016名無しさん@ピンキー2022/11/04(金) 23:57:24.53ID:2l1LQjhs
こなかがカモン
0017名無しさん@ピンキー2022/11/17(木) 10:31:53.67ID:OwtDMfUO
確か明日復活だよね?
0018イッチ2022/11/22(火) 22:45:07.54ID:vjVZ6H6k
どうもこのスレを立てた者(イッチ)です。
もう少しで投下出来そうです。
一ヶ月以上もかかってしまい申し訳ございませんでした。
11月の終わりまでには投下します。
申し訳ございませんm(_ _)m
0019イッチ2022/12/08(木) 03:28:04.93ID:u8QQmZ6e
インフルにかかってしまい携帯をいじる気力すらありませんでしたが、だいぶマシになったので今日以降から上げていこうかなと思っています。
期待してくれた方々には本当に申し訳ないです。
m(__)m
0020名無しさん@ピンキー2022/12/08(木) 03:32:01.32ID:u8QQmZ6e
一様今日から私情(大学のオンラインでの講義など)があったりするので書き込みする時間は夕方以降になりそうです。m(_ _)m
0021イッチ2022/12/24(土) 23:33:05.70ID:ROJYSbKK
大変お待たせしました。
かなりの月日が経ってしまい、
誠に申し訳ございません。
今からSSの投下をしていきます。
ジャンルは かが×こな です。
取り敢えずキリの良い所まで投下しようと思います。
0022イッチ2022/12/24(土) 23:50:58.55ID:ROJYSbKK
投下する際、事前にジャンルを教えて頂けるとありがたいです。
0023イッチ2022/12/24(土) 23:53:57.66ID:ROJYSbKK
今回初めてSSを作成したので、正直あまり上手くできていないと思います。誤字脱字があるかもしれませんが、ご容赦ください。
0024イッチ2022/12/24(土) 23:57:49.80ID:ROJYSbKK
「ん...ここは...?」
辺りを見回すと見覚えのある光景が広がっていた。
そこはこなたの部屋。
いきなりの事だったので、思考を働かせようとした時、「かがみ」と聞き覚えのある声が切なげに私の名前を呼んだ。
「?...こなた...って何よその格好!!」
振り向くとそこには全裸にリボンで包装というオタク界隈では需要度が高そうな姿をしたこなたがいた。
0025イッチ2022/12/25(日) 00:00:12.94ID:azL9bV4x
「かがみ...」
「///!?」
もう一度こなたが私の名前を呼ぶ。が、その幼女体系の可愛さと破壊的な萌えスタイルに悶絶して私は声が出なかった。
「私...かがみのことが好き」
赤面した顔で突然告白してくるその姿は理性を壊すには十分すぎる威力だったが、私は何とか耐えることができた。
0026イッチ2022/12/25(日) 00:02:55.10ID:azL9bV4x
「かがみは私のこと好き?」
「そ、そんなのき、決まってるじゃない...///」
こんな時こそ素直にならなくちゃいけないのに恥ずかしくて気持ちを伝えることが出来なかった。
「私...もう我慢できないんだ。
だから早く...かがみにだ、抱いてほしいの///」
え...今何とおっしゃいました?
聞き間違いでなければ、抱いt
「だ、抱くって!そんないきなr」
さっきの告白や爆弾発言のせいで思考回路がぐちゃぐちゃに混線して疑問に思う前に声に出てしまった。
0027イッチ2022/12/25(日) 00:05:16.89ID:azL9bV4x
「お願い、かがみぃ...!
もう私、このままだとおかしくなっちゃうから...」
「....」
その台詞を聞いた途端プツンと自分の中にある何かが切れた。理性の糸だろう。リボン巻きの姿で告白された時に良く耐えたとその時の自分が誇らしく思えるほどの防御不可な威力だった。
あ...もうダメ...
全身がプルプルと痙攣して顔の筋肉が徐々に緩るみ始めてきた。
おそらく今頃は、到底普段じゃ見せれないほどのニヤケ顔だろう。
「........こ、こなたぁー!」
ついに私は我慢の鎖が千切れて獣の如くこなたに飛びかかった。
だが...
0028イッチ2022/12/25(日) 00:07:05.34ID:azL9bV4x
「こなたぁー!…ってあれ?」
ま、まさか...ゆ、夢!
さっきまでの事を思い出して丸々顔が赤くなっていく。

そう、今までのはすべて夢の中で起きていたのだった。
0029イッチ2022/12/25(日) 00:08:53.46ID:azL9bV4x
夢のまま?←(題名)
0030名無しさん@ピンキー2022/12/25(日) 00:12:35.70ID:azL9bV4x
申し訳ございませんが、一旦ここで中断させていただきます。
明日中にまた投下し始めます。m(__)m
0032イッチ2022/12/25(日) 14:31:17.62ID:azL9bV4x
投下再開します
0033イッチ2022/12/25(日) 14:33:57.41ID:azL9bV4x
夢の中でこなたに飛びかかろうとしたせいか私は叫びながらベッドから飛び起きていた。
「ど、どうしたのお姉ちゃん⁈」
大きな声を出したせいで起きたのか双子の妹であるつかさが驚いた顔をして自室に入ってきた。
って私の声どんだけ大きかったのよ...
「べ、別に何でもないわよ。ちょっと寝ぼけてただけ」
正直に理由を明かす。
つかさなら「そうだったんだ」とすぐに納得してくれるだろうし。
「そうなの?てっきりこなちゃんの事で悩みがあるのかなって」
・・・聞いてくるのか。
何でこんな時に限って勘が鋭いのかしらこの子は。
「ううん、何もないわよ。あいつがちょっと夢の中でボケてきただけよ」
「そうだったんだ、ごめんね?いきなり部屋に入ってきちゃって」
「別にいいわよ、それよりこっちこそ大きな声出しちゃって悪かったわ。」
「うん、じゃあね」
そう言ってつかさは私の部屋を後にした。
はぁ、上手く誤魔化せたようね。
まぁあの姿もボケに入ら...ないわね...いや、やっぱり入るのか・・・?
0034イッチ2022/12/25(日) 14:36:24.29ID:azL9bV4x
それにしても、愛しのこなたへの想いが強すぎるからって一線を越えようするのは夢だとしても刺激が強すぎるわ!

...私だって、もう限界なのよ...

いつからだろう、あいつを好きになったのは。気づけば目で追っていたし、今では頭の上にアンテナの様に大きく立っているアホ毛はもちろんいつもしてる何気ないしぐさや、会話してる時さえも可愛いとか抱きしめたいとか今すぐ襲いt...ゴホン...最後のは思ってないわよ?
ともかくそんな想いで頭がいっぱいになっていた。
それに私の限界が近づいている理由はそれだけじゃなかった。
実は前にも夢にこなたが出てくる事があった、それも何度も。今では週に5回以上は見てしまう。
まぁ、そんなこんなで今にもこなたへの想いが爆発しそうな私であるが、しっかりと理性という鎖で自分を縛りながら朝食をとって学校に行くための支度を始めた。
0035イッチ2022/12/25(日) 14:40:40.11ID:azL9bV4x
「そろそろ行くか」
そう言って私は学校の鞄を持って玄関に向った。
それでも今朝の事で気が少し重く、「はぁ」と玄関の前で軽くため息を吐いた。
するとつかさがやってきて、
「ため息なんてどうしたの?やっぱり今朝のこなちゃんって叫んでた事?」
「ギクッ!?」
不意に聞かれたので漫画やアニメにある擬音が聞こえてきそうなくらいビクッと身体が震えてしまった。
だから何でこんな時に限ってそんなに勘が鋭いのよ!
さすがにあのリアクションでは図星だと思われているだろうから、正直に話すしかないわね。
「つかさの勘には敵わないわね。駅に着くまでに歩きながら話すわ。」
「え、合ってるの?やっぱりこなちゃんの事で悩んでたんだぁ」
悩みを打ち明ける覚悟ができた私は、「ええ」と返事をして玄関のドアを開けた。
0036イッチ2022/12/25(日) 14:43:47.41ID:azL9bV4x
「それで、お姉ちゃんがため息ついてたのはこなちゃんが夢に出てきた事に関係あるの?」
「・・・そうなのよ」
「でもどんな内容だったの?」
「そ、それは……///」
覚悟はできてると思ってたけどやっぱり言えない!
いくら同じ屋根の下で過ごしてきたつかさでもあんな妄想全開のような内容を話したら変態だと思われるかもしれないじゃない!・・・でもここで言わないとさっきの事は嘘になっちゃうし、うぅ〜。
ええい、こうなったらもうヤケよ!腹を括って話すしかない!
私は意を決して夢の内容を全て伝えた。
0037イッチ2022/12/25(日) 14:46:33.44ID:azL9bV4x
「・・・と、という夢だったのよ///」
「こ、こなちゃんが・・・リ、リボン巻き///」プシュー
案の定つかさには刺激が強すぎたのか顔が赤くなっていた、おまけに頭から蒸気のようなものも出ていた。
「ちょっ!つかさ大丈夫?!」
「う、うん。なんとか・・・///」
つかさは何とか落ち着きを取り戻してくれた。そしてしばらくしてからようやく口を開いた。
0038イッチ2022/12/25(日) 14:48:41.71ID:azL9bV4x
「そ、その夢って最近よく見るの?」
「最近は週に3回は見てるのよ...」
つかさが聞いてきた事に正直に答えた。
まぁ、本当は週5以上なんだけどそこはあえて黙っておいた。
「そっか。でもお姉ちゃん、本当にこなちゃんの事好きなんだね」
「なっ!!///」
「だって毎日のように夢に出てくるってことはそれだけ凄く好きってことだよぉ」
「・・・///」
1人でいる時はいつもこなたへの想いを暴走させているけど、他人から言われるとやっぱり恥ずかしすぎるわ...
0039イッチ2022/12/25(日) 14:58:56.85ID:azL9bV4x
その時の私は顔を真っ赤にして俯いている事しかできなかった。
「ねぇ、こなちゃんのどこが好きになったの?」
暫くして私も落ち着きを取り戻すと、それを見計らったのかつかさが問いかけてきた。
「えっと、まずはあの笑顔よね。あれを見ると元気が出るし、私だけに向けられた笑顔ならもっと出るわ。それにあのアホ毛も可愛いし、たまに見せる無邪気な姿とかもう最高よ!あとh……」
「お姉ちゃんストップ、ストーップ!!」
「ハッ!///」
無意識の内に暴走してしまったわ。でもこなたも可愛すぎるのがいけないのよ!
それに私のこなたに対する想いは誰にも負けないわ。ってまた暴走してるじゃない私!
0040イッチ2022/12/25(日) 15:07:04.64ID:azL9bV4x
「ご、ごめんね。つい1人で盛り上がっちゃって///」
「ううん、大丈夫だよ。でもそこまでこなちゃんへの想いが強いなら告白した方がいいと思うよ」
「えぇ!?む、無理よ!...そんなの絶対できる訳ない。それに、もしこなたにフラれたりでもしたらもう生きていけなくなるし...」
「最初から諦めるなんてお姉ちゃんらしくないよ。今お姉ちゃんが想ってる気持ちを伝えれば、きっとこなちゃんもわかってくれるよ」
確かにつかさの言う通りかもしれない。このまま何もせずに後悔するよりは当たって砕けろの精神で行くべきなのかしら。いや、でも・・・。
そんな風に悩んでいるとつかさが私の手を優しく握ってきた。
「つかさ?」
「大丈夫だよ。お姉ちゃんならできるよ」
そう言ってつかさは優しい微笑みを見せてくれた。
その言葉を聞いて心が軽くなった気がした。
そうだ、私はこなたの事が大好きだ。
だから今度こそ自分の想いを正直に伝えよう。
「ありがとうつかさ。おかげで決心がついたわ」
「うん。頑張ってねお姉ちゃん!」
「ええ、必ず伝えてみるわ!」
そうして駅に着いた私たちは電車に乗り、こなたと待ち合わせをするバス停へと向かった。
0041イッチ2022/12/25(日) 15:26:35.53ID:azL9bV4x
所変わって糟日部駅バス停にて
私はこなたに告白すると覚悟を決めたが、流石に公衆の前だと気が引けるし言うのは学校ですると決めた。でも、これからあいつが来ると思うと緊張してくる。
「どうしよう...学校でもこんな状態だとちゃんとこなたに伝えられるか不安だわ...」
「お姉ちゃん落ち着いて。さっきまではあんなに自信あったじゃん」
「そ、それはそうなんだけど...」
「おはy」
「ドワー!」
不意に想い人の声が聞こえたので思わず変な叫びが出てしまった。
「わ!びっくりしたぁ・・・でもその反応はちょっと傷つくよぉ」
そう言いながら頬をプクゥと膨らませるご機嫌斜めのこなた。
謝罪する状況にも関わらず、その仕草に可愛いやキスしたいなどで頭の中がいっぱいになる私はやはり重症なのだろうか...
「ご、ごめん///」
よく謝れた私!
「おはよう、こなちゃん」
「おはよう、つかさにかがみん」
「お、おはよう///」
「そういえば2人で何の話してたの?それにかがみは顔赤いし」
「え⁈べ、別に何でもないわよ?」
「そう言われると余計気になるなぁ・・・もしかしてかがみにも恋の悩みとか?」ニヤニヤ
「///?!」ビクッ
「え...もしかして本当に?」
「う、うるさいわね!そうよ、好きな人がいるんですよーだ!///...ほら、バス来たし早く乗るわよ」
隠し切れなかったので私は開き直ってしまった。
「そ、そうだね...」
またいつもの様にからかい始めるのかと思ったが、珍しくしてこなくて何故か素直だった。
0042名無しさん@ピンキー2022/12/25(日) 15:28:32.54ID:azL9bV4x
また少し経ちましたら再開します。
休み休みですいませんm(_ _)m
0043イッチ2022/12/25(日) 22:47:42.11ID:azL9bV4x
お待たせしました。
投下再開します。
0044名無しさん@ピンキー2022/12/25(日) 22:57:03.14ID:azL9bV4x
車内の椅子に座ってからしばらくするとバスは定刻に発車して目的地に向かって走り出した。因みに椅子に座っている順番は窓側からこなた→私→つかさとなっている。
こなたには気付かれてないと思うけど、告白すると決めた後もあってか好きな人が隣にいるだけでこんなにドキドキするなんて...///
走り始めてから少しすると肩に重みを感じた。見てみるとつかさが寄りかかって寝ていた。
きっといつもは家を出るギリギリまで寝ている所を私の大声で起こしてしまったからだろう。でも、その寄りかかってくれたお陰かつかさが手を優しく握ってくれた事を思い出させてくれて落ち着くことができた。
心の中でつかさに感謝していると右の肩にも重みがきた。
「なっ///⁈」
ふと横を見るとこなたも私に寄りかかって寝ていたのだ。
つかさの助け(自覚無し)は呆気なく意味が無くなり、またもやドキドキしてしまう。さらに、追い討ちのようにこなたは突然私に抱きついてきたのだ。
「ちょっ...///」
くっ、こいつ人が理性と戦ってるとも知らずに!
つかさとは違ってこっちは意識しちゃってるんだからそんなことされたらヤバいのよ!!
正直かなり危なく、今にもタガが外れてしまいそうで怖い。
だけど、こなたも疲れてるみたいだし起こす訳にはいかない。それにこの幸せな時間を壊すような真似は絶対に嫌だ。だから今は耐えるしかないと思った矢先。「ん〜好き...」Zzz
あー神様、私はどうしたらいいのでしょうか。
こなたの口から発せられたのは紛れもない愛の囁きであり、私の理性を崩壊させるには十分過ぎるものだった。
もう我慢の限界・・・
その時だった。丁度バスが学校の前に到着してくれたお陰で私は正気を保つことができた。
「もう!良い加減2人とも起きろ!」ピシッ
「アイタ」×2 > <
苦労させられるわ・・・まったく///
2人を起こして私たちはそれぞれのクラスに向かった。
「じゃあ、昼休みにだね?かがみ」
「ええ」
はぁ、こんな調子じゃ上手く話せる気すらしないわ....
0045イッチ2022/12/25(日) 23:05:08.62ID:azL9bV4x
告白すると決心してはずなのにいざこなたを前にすると、どうしても緊張してきてフラれるのが恐怖なのか自信を無くしてしまう。こればっかりは仕方がないのかもしれない。なにせ今までずっと片思いしてきた相手なのだから。
授業中にそんな事を考えていたらあっという間に時間は過ぎてお昼休みなってしまった。今日だけは授業に集中する気力も無かった。

放課後に何て呼び出そうかと悩んでいながらもこなたのクラスに向かう。扉を開けるといつもの様に皆んなが出迎えてくれた。
「あ、かがみーん」
「こっちだよお姉ちゃん」
「こんにちは、かがみさん」
「オーッス」
0046イッチ2022/12/25(日) 23:16:01.82ID:azL9bV4x
私が席に着いて弁当の蓋を開けているとこなたが話しかけて来た。
「かがみって今日暇?」
「え?う、うん。特に予定は無いけど...」
「ほんと?なら今日うちに寄っていってよ?かがみの好きそうなラノベ見つけたんだよ」
「え?...」
嬉しい誤算だった。まさかこなたの方から誘ってくるなんて。しかも、これは私にとって願ったり叶ったりの状況。
...でも、何でこなたがラノベを?...いつもは漫画とかしか読まない筈だけど...
「じゃあ帰りにやらせてもらうわ。それにしても珍しいわね、こなたがラノベ持ってるなんて」
「まぁかがみに勉強教えてもらう為の
口実みたいなものだよ」
「そんな事だろうと思ったわ」
ん?ちょっと待てよ?
やっぱり怪しいと疑念してしまう。
こなたが私に口実を作ってまで家に呼ぶ理由が分からない。いつもならそんな事しないのに...何かあるのか...?
「でも、あんたが自分から私に勉強教えてほしいなんて言ってくるのもなんか変ね」
「い、いやー私も勉強しなきゃダメだよって気づいただけだよ。そ、それに今日うちに誰もいないから集中出来るかなぁって」
え?それってもしかして... 2人っきり!?
ヤバい、顔が熱い・・・心臓の音が直接耳に聞こえてきそうだ。
いや、まだそうと決まった訳じゃないんだから落ち着け私!
必死に気持ちを落ち着かせているとみゆきが口を開いた。
「でしたら今日泉さんのお宅で皆んなで勉強会するのはーーー」
「ゆ、ゆきちゃん!今日私用事があるからゆきちゃんに付き合って欲しいんだ!」
今非常に困る言葉がみゆきから飛び出しそうになったが、つかさはそれを察したのか慌てて遮った。今の私にとってその発言は死刑宣告にも等しい言葉なのだ。つかさには感謝してもしきれないくらい。
それにしてもこなたも慌てた表情をしていた様に見えたのは気のせいなのか?
やはり、どうも引っかかる。こなたの態度を見てると明らかにおかしいし何かを隠してる気がしてならない。
まあ、今はいいか。
とにかく今はこなたの家に行けることが嬉しくてしょうがなかった。
0047イッチ2022/12/25(日) 23:33:50.13ID:azL9bV4x
ホームルームを終えた私は、いつもより急ぎ足でこなたを迎えに行ったが、クラスにアホ毛を生やした青髪のあいつは居無かった。
「あれ?こなたは?」
「こなちゃんなら先生の手伝いがあるからちょっと待っててほしいって言ってたよ」
「そういうことね」
状況を把握して納得する私。
「先程は申し訳ありません。つい、口を滑らせてしましました」
みゆきも昼休みの失態に気づいたらしい。
本当にこの子は抜け目がないのかあるのかよく分からなくなるわね。いや、あいつが言ってた天然ってやつなのか...?
「大丈夫だよ、ゆきちゃんは知らなかったんだから何も悪く無いよ。でも良かったね、お姉ちゃん」
「え?...」
不意にそんな事を言われても何の事だかさっぱりだった。
何が良いのだろうか。別に良いことなんて...もしかしてこなたの家に行く事になった事?
いや、流石にそれは安直すぎるし...
0048名無しさん@ピンキー2022/12/26(月) 01:20:54.73ID:9H8EvH8p
寝落ちかな?
0049イッチ2022/12/27(火) 10:25:24.36ID:CSWN+0CZ
↑m(_ _)m
再開します
0050イッチ2022/12/27(火) 10:27:40.31ID:CSWN+0CZ
「もしかして、気づいてないの?」
「え?・・・ーーーッ!!」
いや、本当は薄々勘付いていたかもしれない。ただ、信じたくなかっただけで。だって、そんな都合の良い話なんてあるわけが無いと思っていたから。
でももしそれが本当ならーーー
「こなたが私の事を・・・」
窓から入ってくる日差しが赤くなった頬を余計に照らす。でもその日の温かさは不思議と心に沁みて落ち着く様な感じがした。
そして、その温もりをくれたのは他の誰でも無く、こなたなんだと実感した。
「そっか・・・」
嬉しいとその一言に尽きる。今までずっと悩んでいた事が、胸の中が一気に晴れた気分だった。
「お姉ちゃんがバスに乗る直前こなちゃんが一瞬だったけど凄く寂しそうな顔してたんだよ。それに授業中とか休み時間でもゆきちゃんと私が話題を振っても上の空だったし。それでさっきのこなちゃん家の事で確信したんだ。お姉ちゃんが好きなんだなって」
私は今朝バスに乗る直前のことを思い出した。確かにいつものこなたとは反応が違っていたが、あの時は気にも留めていなかった。もっと早く気が付いていればこんなに悩む事なかったのに・・・
なんて考えるだけ無駄ね。
って言うかバスに乗ってる途中だって寝言だけど私に抱きついて「好き」って言ってくれてたじゃない。ほんと、つくづく自分の鈍感さを恨むわ。
でも、つかさのおかげで今までの迷いを晴らす事ができた。
そして、私はありったけの感謝の気持ちを五文字に込めて、つかさに伝える。
「ありがとね、つかさ」
「どういたしまして、お姉ちゃん」
0051イッチ2022/12/27(火) 10:29:43.21ID:CSWN+0CZ
薄暗い教室の窓から入り込んでくる風は普段なら鬱陶しいとしか思えないのに不思議と嫌じゃなく、むしろ清々しかった。そんな心地良い雰囲気に浸っていると教室にこなたが戻ってきた。
「ごめん!待たせちゃったね」
「気にしないでいいわよ。それじゃ行きましょうか」
「うん!あっ、そうだ。今日うちに誰もいないって言ったよね?」
「ええ、言ってたけど・・・何かあるわけ?」
「いやぁ、1人だと夜とかどうしても暇になっちゃうからさ・・・かがみさえ良ければ今日泊まってかない?」
私はその言葉に衝撃を受けた。
こなたが私と一緒に居たいと思ってくれてるのは素直に嬉しい。
でも、私にとってこれはチャンスであり、同時に危険な状況でもあった。理性とか理性とか。
「いや、でも着替えとかが、ねぇ・・・ってあれ⁈」
1人で断ろうとするのは無理だと思った私は、助け舟を出してもらおうとつかさとみゆきに振ろうとしたが、そこに2人はいなかった・・・嘘⁈ 30秒前にはいたじゃない!
「つかさ達ならさっき帰っちゃったよ」
あいつら・・・こうなる事を読んでそそくさと帰りやがったわね。それも光速並みのスピードで。って今はどうにかして泊まる事を断らないと!
「やっぱりダメ・・・かな?」
「!?」
断れなかった、いや断れるはずがなかった。
身長差で自然と上目遣いになるこなたの顔は反則的で私の心身共に会心の一撃を与えた。そして、私は悟った。この(自覚なし)必殺技には敵わないと・・・
「わ、分かったわよ。今日は泊まってく」
「やたー、それじゃ早く帰ろ♪」
そう言ってこなたは嬉しい限りか、私の手を掴んで走り出した。
「え?ちょっ!」
今の私は顔が真っ赤だろう。でも恥ずかしい気持ちはなかった。誰にも見られていないっていうのもあるけれど、1番の理由はこなたが嬉しそうに走っている後ろ姿がとても愛らしく見えたから。
だから・・・もう少しこのままでもいいかも、なんて思ったりもした。
0052イッチ2022/12/27(火) 10:31:48.08ID:CSWN+0CZ
そして、学校を出て1時間もしないうちに・・・あれ?何か忘れてるような・・・
「ああ!!」
「ど、どうしたの!?」
告白してない・・・放課後学校でするって決めてたのに。
「あ、いや、別に何でもないわ。ちょっと考え事してただけよ」
「ふぅん、そっか」
危ない危ない、思わず声に出てしまったわ。それにしても今日は緊張なの意識し過ぎだので一段とペースを乱されてる気がする。
でも、つかさの言ってた事だとこなたも私に好意を抱いてるみたいだし、これって両想いなんだから告白しなくても・・・ってダメダメ!せっかく今朝相談に乗ってくれたつかさと話し合って決めた事なんだから!
それにちゃんと言葉で伝えないと不安にさせちゃうかもしれないし、何より自分が納得出来ない。
でも、どうしたら。もうすぐ家に着いてしまうし、かと言って今更ここで言う勇気は無いし・・・
「ふぅ、着いたよ」
「え?ああ、そうね」
結局考えてるうちにこなたの家に着いてしまった。
ムードには欠けるけど、タイミングを見計らって言うしかない。
よしっ、頑張れ私!
0053イッチ2022/12/27(火) 10:32:55.36ID:CSWN+0CZ
「とりあえず私の部屋行こ?」
「えぇ。」
ガシッ
「え?」
不意に手首を掴まれた。
かと思うとそのまま引っ張られていく。
それもかなり力強く、「ちょっ」などと声を出して抵抗しようとするもこなたは何も答えずに進んでいく。
「こ、なた!痛いわよ!」
それでも手は離さない。
一体何を考えているのか全く分からない。
でも、ただ一つだけ分かる事は、

雰囲気が違う

学校を出たばかりはあんなに嬉しそうだったのにどうしてだろう?
今なんて別人と言っても過言じゃないくらい真剣な表情。いつもなら絶対にこんなことしないはずなのに。
家に着いてからなんで急に・・・あ。
私は帰路の事を思い出した。そして、気付いた。

雰囲気なんてとっくに変わっていたと

こなたの最寄り駅に着いてからだろうか。駅を出て再び手を繋いできたこなたと家に向かう時、さっきの告白の事を考えていたせいで気にも留めていなかったが、確かに段々と私の手を握る力が強くなって次第に早歩きになっていたような気が。曖昧だがそんな記憶がある。
そんな回想に耽ていたからか、気付いたらこなたの部屋にいて、いつの間にか手首を掴んでいた手も離れていた。
「こなた・・・」
不安に駆られてなのか、それとも恐怖心が芽生えたのか自分でもよく分からなかったが、私は無意識に呟いていた。
すると、こなたが振り向いて俯きながら近づいてきた。そして、私の目の前まで来て・・・
0054イッチ2022/12/27(火) 10:33:31.55ID:CSWN+0CZ
唇を塞がれた。
0055イッチ2022/12/27(火) 10:36:54.01ID:CSWN+0CZ
「んん!?」
キスされたと理解するのに数秒かかった。そして、その行為がどれほどの衝撃を与えたのかも。だってこなたとの初めての口づけだから。
私は驚きのあまり固まっていたが、こなたは違った。私が動けずにいる間もこなたは自分の舌を絡ませてきた。
クチュクチュという水音が耳に入ってきて、こなたの吐息が鼻にかかり、自分の顔が熱を帯びてくるのが分かった。
恥ずかしい。だけど心地良い。
頭がボーっとしてきた。
そして、ゆっくりとこなたの顔が離れていって、お互いの口から唾液の糸が伸びてやがて切れた。
「はぁ、はぁ・・・」
「・・・ごめん」
呼吸を整えるのに精一杯な私は考える余裕など無く、なんで謝ったのか理由を聞けなくて、今にも泣きそうなこなたを見る事しか出来なかった。
「ごめんね・・・嫌だよね、こんなの・・・」
思考が追いつかず、言葉にできない。
嫌じゃないのに、言えない。言わなきゃいけないのに。
「私、かがみの事が好き。どうしようもないくらい大好き。
・・・ほんとはこの気持ちを隠し通すつもりだった。親友のままでいようって。それで今日諦められると思ったんだ。かがみに好きな人がいるって分かったから。
・・・でも、無理だった。諦めようと思う度に胸が締め付けられて、苦しくなって、どうしようもなくなって、抑える事なんて出来なかった・・・。
お願いっ、恋人になってなんて言わない!我儘かもしれないけど、また友達として隣にいる事を許してくれるだけでいいから・・・だからっ!だから・・・私を拒絶しないで・・・お願い、かがーーー」

ガバッ‼︎
「違う!」
私は強くこなたを抱きしめて叫んだ。
「か、かがみ?」
「違うのっ!
私の好きな人はこなたなの!
ずっと前から好きだったの!!」
「えっ?」
「でも、かがみは今日バスに乗る前・・・」
私はバスに乗る前のことをもう一度思い出す。
そうだ、あの時の私は揶揄われた時、否定しないで誤魔化しただけだった。
それがこなたを勘違いさせた原因だったなんて・・・
でも、今はその誤解を解かなきゃ!
「あれは図星を突かれて動揺しただけっ!否定しなかったのは自分の気持ちに嘘をつくのが嫌だったから!」
「・・・じゃあ本当に私のこと・・・」
「そうよ・・・私はっ、こなたの事が好き・・・誰よりも好きなのっ」
気づけば自分が泣いていた。でも、そんな事はどうでも良かった。だって、たった今好きな人に想いを伝えられたのだから。それも両想いという保険付きで・・・
「私も、かがみの事が・・・大好きっ!」
私たちは大粒の涙を溢れ出しながらも、抱きしめ合って笑っていた。
それと同時に実感した。

こなたと恋人同士になれたのだと。
0057名無しさん@ピンキー2023/01/08(日) 16:10:59.01ID:0whW7e6Q
復活しとるだと...(感涙)
0058名無しさん@ピンキー2023/01/25(水) 19:49:14.89ID:KU8JRg/7
続きオナシャス!
0059名無しさん@ピンキー2023/02/26(日) 12:59:58.54ID:urPc4G6S
続きいつでも待ってます
0060イッチ2023/05/13(土) 11:27:07.65ID:c5BAX5la
イッチです。
いい加減、また作品を載せようと思います。
あ、前回の続きではないです。すいません...
またかなりの月日が経つと思いますが、気長に待って頂けると幸いですm(_ _)m
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