俺の中の妄想での設定では、ナリミの彼氏というヤツは薄い本の入手絡みのキモヲタデブということになっていて、性欲は人並み以上だが性能が伴わな
いだろうとまで考えていたので彼女がまた性的な欲求を満たすために俺の前に現れるとは十分に想定内だった。
これは妹の友達ミカの一件からの延長としての発想だが、やはりまず左手薬指に指輪を探した。
明らかに本気でない、恥じらいみたいなものの具現化として局部に添えられているのがまさにナリミの左手で、その薬指には確かにリングが光っていた。
隠すと見せて時おり中指が膣の中に入っているのを俺は見逃していないし、そのせいで指輪が一層目立つ結果となっているので、これ自体が何かの趣向
なのかな?と思えてきた。単にセルフ前戯だったのかもしれないが…。
ナリミは空いている手で俺に紙袋を押し付けた。
部屋の灯りは点けていないが窓のある部屋で、しかもカーテンが経年で傷んでいるからかそんなに暗くはなかった。
(ディルドを紙袋に)裸で入れてやがる…。
手持ちはモップとポケットティッシュだけで、ウエッティーなモノはナリミも持っていないと言うので手のひらでこねるだけでヨシとした。
「口ではしますよ」というのでソファの脇に立ってファスナーから出した。
局部を弄りながらの女がディルドを握りしめて立っている男にフェラをしているのは妙な光景かもしれない。
互いの動ける自由度の加減でちょっとイラマチオ気味になっていた。
そのほうが落としどころというか終わりどころを俺自身が決めることができたので正解かなとは思えた。
あとは、ディルドを挿入するとして、これはどこでオチにする?
ナリミの後任としては、仮にオバサンと言っては失礼だが既婚の女性がほぼ毎日旧館に来ていて、おそらく2Fのトイレは使うだろうから、それほど声を出さ
れても困るので、イかせるのは無理だとしても・・・・・。
オバサンのことを考えたからか、俺はすぐに萎えてしまって事務的にちゃっちゃと仕舞うことができた。
前日に元嫁と交えたのかもしれないし、ビジュアルとしてナリミの恥部のどこも視野に入っていなかったからかもしれない。