【風俗嬢】過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part3 [無断転載禁止]©bbspink.com
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前スレからの続きです。
スレ主が自分の過去を淡々と書き綴るスレです。
part1
前スレ【風俗嬢】恋愛物語~過ぎ去りし想い出は【風俗店員】
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/dame/1483366309
part2
前スレ【風俗嬢】恋愛物語~過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part2
https://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/loser/1486558015/ またネットで店を探す。
西川口という街が出てきた。
西川口？知らないなあ。
でもけっこうお店がたくさんありそうだな。
それで俺はＨＰを見て、求人に年齢制限の無い店の中で適当に店を選び、
電話をかけてみた。
「もしもし、ＨＰの求人を見てお電話させていだだきましたが・・・」
「あー、ハイハイ、男子従業員の応募の方ね、面接いつがいいかな？」
あれっ、いきなり面接の話になっちゃったよ。
電話の相手は、50がらみの年配の男性の声で、いきなり馴れ馴れしい言葉づかいだけど、
ソフトな声なので、嫌な感じはまったくしない。
「あ、あ、あの、私は34歳なんですが、年齢は大丈夫ですかね？」
聞かれもしないのに、俺はさんざん年齢で断られてたので、つい聞いてしまった。
「34歳ね、ぜんぜん構わないですよ、で、面接いつ来ます？」
良かった。電話の人も年配の人のようだし、結構感じもいい。
ヘルス時代から、ずっと自分より若い人間関係の中で働いてきたので、
フロントの人が自分より一回り以上も年上だと思うと、なんだかほっとした感じがある。
「も、もし差し支えなければ、今晩行けますが・・・」
俺ののんきな性格からして、明日やあさってにしようとも思ったが、
採用されるかどうかわからないので、出来るだけ早く面接に行くべきだと思った。
経済的にも時間的にも余裕がないからね。
「あ、今晩ね、いいですよ。20時でいい？履歴書だけ持ってきてね。お名前は？」
「20時ですね。わかりました。名前は○○と申します、よろしくお願いいたします。」
「ハイハイ、お待ちしてますよ」 神奈川や千葉の店には、さんざん電話をしても面接にすら至らなかったのに、
埼玉は一件目の電話で面接が決まってしまった。
電話をしたのが何時だったか、よくは覚えてないけど、
そのあと、さほど時間的な余裕がなかったので、たぶん夕方に電話したんだろうな。
俺は、買ってきた履歴書を書き終わると、埼玉の店までの経路を調べた。
今みたいに、スマホやＰＣで乗り換えを簡単に調べられる時代ではなかったので、
とりあえずＰＣの地図に表示されてる線路をたどって、経路を確認した。
その当時、俺は、ＪＲ埼京線という路線があることを知らなかったので、
乗り慣れた山手線で田端駅まで行き、京浜東北線に乗り換えるルートしか思い浮かばなかった。
すでに外は暗くなっていた。
初めての場所に行くわけだから、早くここを出発しなければ。
俺はあわててスーツに着替え、新宿駅に向かった。
田端駅で京浜東北線の大宮方面の列車に乗り換え、帰宅のサラリーマンやＯＬで込み合う電車の中、
ぼーっと車窓から外を眺めていたのを覚えている。
新宿から遠ざかるにつれ、窓の外の街の明かりが、だんだん暗くなってきた。
色んなことを考えた。
都落ちとは、今の俺のことだろうな。
俺はいっいどこに行こうとしてるのか。
自分の選択は間違ってないのだろうか。 それにしても、思ったより遠い。
今にして思えば、新宿から赤羽まで埼京線で行けば、ずっと早いんだけど、
そんなことも知らず、山手線で遠回りしてるので、ひたすら遠く感じたんだ。
（ちなみに新宿駅から西川口駅まで、埼京線経由だと6駅、山手線経由だと14駅）
一体いつ着くんだ？
時間もけっこうギリになるな・・・
さらにいくつか駅を通過し、ようやく目的の駅に到着した。
すごく長い時間電車に乗ってた気がするけど、時計を見ると、出発してからそれほどは経ってなかった。
ちょっと時間に余裕あるな。といっても30分あるかどうかだけど。
改札を出る。
あれっ、うーん西口？東口？どっちだっけ？
とりあえず、改札から近いほうに出てみるか・・・
埼玉っていうからド田舎（失礼）を想像していたけど、そこそこ賑わってるね。
さてたしかロータリーを右のほうに行ったところだ。
だけど、ちょっと歩いたらすぐ真っ暗になっちゃった。
おかしいな、うろうろしてそれらしきところを探したけどわかんない。
と言ってるうちに、10分前になっちゃったよ、ヤバい。
面接で遅刻なんて洒落にならん。 ※※※
さて久しぶりに少しＵＰしました。
今回の更新でデリヘル編を終わらせるつもりでしたが、まだもう少し続きます。
今まで荒らしの人を避けるために書きためてからＵＰしてましたが、
もういないみたいなので、小出しにしていきます。 待ってました！
しかし、相変わらずの文才ですなぁ。
昔の感情なんて、よく覚えてますよね。私なら、出来事を思い出すだけで精一杯ですわ。脱帽です。 さっそくのレスありがとうございます。
すべてのことを覚えてるわけではないですね。
特殊な状況のときの感情は、やっぱり覚えてます。
普通の人は、失業して一文無しになって風俗に面接に行くような状況なんてなかなか無いでしょうから・・
覚えてる場面だけ書き繋いでる感じです。
全部覚えてたらいつまで経っても終わりません。 もう探しまわってる時間が無いと判断し、店に電話を入れた。
「あ、もしもし？すいません、２０時に面接の○○ですが・・・」
「あーハイハイ、どうしました？」
「すいません、探してるんですがお店の場所がわかりません・・」
「今どこにいるの？」
説明したら、俺は店のある場所とは、駅を反対口に出てしまったようだ。
「じゃ、迎えにいかせるから、ロータリーに戻って待っててね」
すっかり店に迷惑をかけてしまった。
普段から綿密に準備をし、時間に正確なことだけが取り柄の俺としては、
忙しいであろう時間帯にボーイさんを迎えにこさせるという
大失態を演じて、すっかり意気消沈してしまった。
やっぱり面接は明日にして、ちゃんと準備してから来るべきだったか。
これは不採用の確立が上昇してしまったに違いない。
その後、なんとかボーイさんと合流し、後をついて歩いた。
反対口である西口に来たとたん、たくさんのポン引きに遭遇する。
なんだか、俺が最初降りた東口とはいきなり空気が違う。
ロータリーを抜けた途端、驚くほどの風俗店が連なっていた。
あっちを見てもこっちを見ても、まばゆいばかりのネオンがキラキラしてる。
なんだこりゃあ？
規模は小ぶりだが、元気だったころの歌舞伎町と雰囲気がそっくりじゃないか？
これみんなソープなのかな？
いや、店の外の立て看板やネオンの料金表示を見ると、どうみてもヘルスの料金だ。
埼玉がこんなヘルス天国だったとは・・・ いかにも風俗客としか思えないたくさんの人々と、
さらに客と同じくらいの数がいるんじゃないかというポン引きの間をすり抜ける。
俺を引率してくれたボーイさんが、黒ズボン、白いワイシャツに蝶ネクタイという
いでたちだったので、ポン引きに声を掛けられることはなかった。
少し歩くとヘルス街を抜けたのか、空気が変わった。
通過したヘルスは、どこも風俗ビルに入ってたが、
このエリアは１つのビルに１つの店のようだ。
ここがソープエリアだ、間違いない。
店の前に立っている客引きも、どの店もピシッとした格好をしている。
なにか気が引き締まった感じがした。
それと同時に、なにか希望の光のようなものが感じられたんだ。
すでに死に体となった歌舞伎町や、うまくいかなかったデリヘルと、
長らく下降線をたどっていた俺の人生に、
この街なら、なにかをもたらしてくれる。
そう感じたんだ。
やがて店に到着し、面接を受けた。
その時のことは、ほとんど覚えていない。
覚えているのは、ヘルスとは比較にならない広い待合室で面接を受けたこと。
あと、待合室の明るい照明で、今日着てきた薄いグレーのスーツが、
ずいぶん黄ばんでたのに気がついたこと。
結果は,採用だった。 読みました！
NKには足を踏み入れたことはないのですが、本サロとソープって、そんなに雰囲気が違うんですね。
勉強になりました。
さあ、何もかも失ったウーさんがNKでどうなっていくのか！
この後の展開、引き続き気長に待ってます。 西川口、懐かしいな。
NK流がまだブームだった、15年位前かな、もっと前かも知れないけど、エロ友と本サロ梯子してた。
本サロって言うとオバチャン出てくるイメージなんだけど、若くてそれなりの見てくれの風嬢多かったわ。 面接を終え新宿の自宅兼デリ事務所に戻った。
採用されたソープには、たしか３日後くらいの入店で設定してもらったと思う。
このデリ事務所を引き払う時間が必要だからだ。
マナミに連絡を取ろうとしたが、やはり相変わらずつながらない。
俺はマナミのことをひとまず頭から除外し、荷物の整理をした。
といってもたいした荷物があるわけではない。
歌舞伎町の店から、バッグに詰めてもってきた物くらいだ。
俺は、ゴローや、レギュラーのナギサちゃんに連絡するのを後回しにすることにした。
本来、ゴローに辞めることを通達し、マンションや電話、ネット回線を解約し、
警察署には企業届けを出さなければならない。
しかし、俺は、このデリヘルをゴローが誰かに引き継がせてもらうことを考えた。
あるいはゴロー本人が。
だから、全てのことをそのままにしておこうと思った。
営業届もマンションも、回線も全部、俺の名義だけど、特に問題はないと思った。
なぜならもう俺は、ゴローとも連絡を断つ気持ちでいたからだ。
俺は翌日、荷物を抱えて事務所を後にした。
まだソープの入店、入寮日には２日ある。
それまでどこかで時間をつぶし、ゴローに連絡をいれるつもりだった。
歌舞伎町の店を飛んできたときは、いろんな感慨深さが頭をよぎったが、
今回はそうでもない。
デリヘルを始めると決まった時、遅かれ早かれ、こういう日が来ると覚悟が出来ていたからだろうか。
それとも単に、わずか半年足らずの期間で終わったからだろうか。 事務所を後にした俺は、まず新宿駅方面に歩き、駅の近くのネットカフェに腰を落ち着けた。
その時の俺の全財産は6,000円だった。はっきり覚えている。
2日後の入店日まで、ずっとここにいるわけにもいかない。
とりあえず、少し休んだ俺は、まずレギュラーのナギサに連絡することにした。
昨日今日とナギサはたまたま休みだったけど、明日はシフトが入ってる。
誰もいない事務所に出勤させては気の毒だから。
送ったメールの内容は覚えてないから、ここでは想像で書くのはやめとこう。
だけど、ナギサから返ってきた返信メールは、今でもはっきり覚えている。
【ふざけんな！無責任すぎ！そんな人だと思わなかったからがっかり。】
たしかにその通りだ。だけど俺は、レギュラーのナギサには、精一杯のことをしてきたつもりだった。
ヒマな時は食事に連れて言ったり、客がつかなくてお茶を引いたときでも、俺のポケットマネーから1万円を渡したり、
東村山の自宅まで送り迎えをしたり。
それなのに、まるで給料持ち逃げして夜逃げした社長のような言われ方をして、
俺はショックを受け、同時に腹も立った。
だけどそんなこと言い返しても仕方ない。実際俺も悪いんだし。
俺はナギサに返信はせず、次にゴローにメールした。
ゴローに送ったメールはなんとなく覚えている。
【ゴロー、申し訳ないけど、資金が尽きてもう続けられない。昨日で店を閉めた。
ナギサちゃんには今連絡した。事務所はそのままに置いてきてあるから、カッシー（歌舞伎町のゴローの店の副店長）にでも引き継がせてやってくれないか？本当に申し訳ない】
ゴローからもすぐ返事が来た。
【もう終わりですか？】
短い返信だった。
俺も短く返事をした。
【うん。ごめん】 ゴローに決別のメールを入れ、これで俺の４年間に及ぶ新宿ストーリーの幕が閉じられたと実感した。
長かったような短かったような、でもいっぱい中身が詰まった４年間だった。
おそらく、これからの人生、この新宿での経験は、忘れたくても忘れることはないだろう。
ありがとう新宿、さよなら。
俺は気持ちを切替え、埼玉に向かった。
＊＊＊＊＊＊
これにてデリヘル編も終了しました。
以降、ソープ編になります。
ありがとうございました。
＊＊＊＊＊＊ お疲れさま〜。
少しずつ、少しずつの投下でしたね。
しかし、最後まで語ることが一番大事なのです。
お忙しいでしょうが、これからも続けていってくださいね。 ほんと、読みやすい文章ですね。
続きがとても気になりますが、最後まで書いてくれることが大切です。
うーちゃんさんのペースでお願いします。 みなさまありがとうございます。
新宿編を終え、ひと段落した感があり、次の西川口編を執筆するパワーを充填しています。
またよろしくおねがいします。 お待たせしており申し訳ございません。
年末年始の休みに書こうと思ってます。 新年明けましておめでとうございます。
大変お待たせしております。
しかし、残念なお知らせになることをお許しください。
実は、西川口ソープ編を中止し、これにて連載を終了しようと思っております。
その理由にはいくつかあります。
理由１としまして、地方ヘルス編や新宿ヘルス編に比べ、西川口編はドラマ感に欠けること。
この西川口のソープでは２年半ほど勤めたのですが、その間、たいした事件もありませんでした。
平のボーイからスタートし、昇進は主任までで打ち止めになり、毎日が割と平凡な日々でした。
もちろん細かい事件やアクシデントはいっぱいありましたが、新宿での思い出に比べると、
あえて文章にするまでもないことと思いました。
それと理由２として、入店数ヵ月後に、ある嬢が入店し、俺はその女性と付き合うことになるのですが、
2019年の今でも連絡をとっております。
もう１６年？ほどの長い付き合いです。付き合い当時は恋人関係にありましたが、
今はもうお互いその感情も無くなり、年に数回、食事に行く程度ではありますが。
新宿の店はとうの昔に消滅しましたが、西川口の店はまだ現存し、俺も今現在その近所に住んでるのです。
何が言いたいかというと、新宿の話はもう幻のような過去になってしまいましたが、
西川口の店はまだそれほど現実離れしていないということ。
物理的な距離、人間関係が、まだわずかにつながっているので、身バレも考慮しなければなりません。
ましてや新宿と比べ、小さな町です。店の数も１０軒余りしかありません。
話をしていくうちに、店を特定するのは難しくないでしょう。
以上のような理由を持ちまして、西川口編は取りやめとさせていただきたいと思います。
お待ちいただいた皆さんにはまことに申し訳ございません。
ただ、入店１カ月後にマナミと連絡が取れたことと、その顛末だけは近々お話したいと思います。 2002年。夏。
西川口のソープに入店し、どれくらい経っただろうか。
数週間か１カ月、２ヶ月か。
よく覚えてないけど、まだ仕事に慣れてないころだったと記憶してるから、
３カ月は経ってない頃のはずだ。
もう諦めていたころ、ふいにマナミから着信があった。
「もしもし？」
「マナミ？マナミか？どうしたんだ、心配したぞ？」
「うーさん、ごめんね、連絡できなくて」
「何かあったのか？」
「うん・・・ちょっといろいろと。うーさんは今どこにいるの？」
俺は新宿のデリヘルを畳んだいきさつと、今は西川口のソープにいることを説明した。
「そうなんだ・・・大変だったんだね。」
「マナミは何があったんだ？今はどこにいるの？」
「私、今は茨城の実家で弟と一緒にいるの」
「えっ、茨城に帰ったの？三鷹のライオンズは引き払ったの？」
「うん、まあ・・・」
マナミは何か言いづらいことがあるようだった。
「マナミ、何があった？正直に話してくれないか？」 マナミは少しの間、無言だったが、事情を話し始めてくれた。
その内容は俺を驚かせるに充分なものだった。
「私の住んでる東京のマンションにね、旦那が来たの」
「えっ？！茨城のＤＶ旦那のこと？」
「うん」
「マンションって、三鷹のライオンズマンション？」
「あっ、うん、そうそう」
俺の知ってる三鷹のマンションじゃなさそうだ。
「なんで旦那はマナミのいるところ知ってたんだ？」
「それはわかんない」
「で、普通に訪ねてきたのか？」
「それがね・・・そのとき、マンションの外壁工事で、全体に足場がかかっていたの」
「足場が？まさか？」
「そう。旦那が足場登って、ベランダから入ってきて、暴れたの」
「暴れたって・・・マナミとヒロキは大丈夫だったのか？」
「うん、私たちは大丈夫」
（じゃ誰が大丈夫じゃなかったんだ・・・？）
「暴れたって、なんで暴れたんだ？怒らせるようなことしたのか？」
「それは・・・わかんないけど・・びっくりして」
（そりゃびっくりするだろ・・・他の男と何かしてたのを見て旦那が暴れたんじゃないのか・・・）
「とりあえず警察が来て、旦那は連れていかれて・・・」 「そうだったのか、今は水戸で働いてるのか？」
「うん、水戸のファミレスでバイトしてる」
マナミからそう聞いても、俺は、風俗でバイトしてるんだろうと疑った。
「給料安いだろ？生活は大丈夫なの？よかったら、また俺が働いてる店に来ないか？」
「えっ？うーさん、西川口のソープ・・・だっけ？」
「うん。社長も店長も良い人だし、ヒロキと住める寮も用意してくれると思う」
「私、ソープに売られるの・・・？」
マナミ自身から、デリヘルで本番して良いかと聞いてきたくらいだから、
俺はソープにも抵抗がないと思ったんだ。
だから「売られる」と言われて、ちょっととまどった。
デリヘルの立ち上げの時みたいに、「うーさんと一緒に働きたい」って言ってくれるものだと思ってたんだ。
「うーさん・・・、私ね・・・」
マナミは少し黙り込んだ。
「どうした？」
「ううん、なんでもない。私、そこには行けない」
「どうして？別にソープだからって怖くないよ、新宿の時よりしっかりした店だから」
「そうじゃないの。」
「じゃなんで？」
他の男が出来たのか。あるいはまさか、茨城で旦那とやり直す、なんてことあるのか？
マナミはそれきり黙りこんでしまった。
「マナミ、とりあえず一度会えないか？」
「うん、いいよ、でもヒロキを連れていけないし、預けるところもないよ」
「じゃ俺が茨城に行くよ、来週休みが取れるから」
そうして俺は、水戸駅でマナミと落ち合う約束をして電話を切った。 イメージソング
牡羊:TRAIN TRAIN
魚:Rhapsody in Blue 〜エピローグ〜
みなさま大変長らくお待たせしております。
今回を持って最終回とさせていただきます。
長らくお付き合い、誠にありがとうございました。
最後は、マナミとの最後と、俺のその後の人生を簡単に紹介させていただきます。
マナミに会いに行くため、俺は常磐線に乗って水戸駅まで行きました。
マナミは一人で来るかと思っていたんですが、自分の実弟を連れてきました。
その時点で俺は、マナミが俺を避けているのかなという気はしてました。
少し話をして、蕎麦屋で二人に食事をごちそうして、弟に５千円の小遣いを渡し、
その日はそれだけで、俺は埼玉に帰ってきました。
本当に久しぶりに会って、当然、俺はまた会いたいし、会えると思ってましたから、
マナミに貸し与えてる携帯電話は解約せずにいました。
数日後だったと思いますが、マナミに電話して、俺はプロポーズをしました。
せっかく久しぶりに会って、水戸まで行ったのに、なんかマナミはうれしそうじゃなかった。
だから俺は焦っていたのだと思います。
・・・そして、マナミの答えは、想像したとおり、ＮＯでした。
「うーさん、私、風俗で働いていたことが、今になってすごく恥ずかしいの。
ヒロキが大きくなってきて、そう思うようになったの。だから、ごめんね、うーさんと一緒にはなれない」
マナミがファミレスでバイトを始めたのも、風俗と縁を切るため、母親として独り立ちするためだったのかな、
と思いました。 「そうか、うん。わかったよ。」
「うん」
「じゃ、切るよ。」
「うん」
「悪いけど、携帯は解約するよ」
「だよね・・・わかった」
「じゃバイバイ」
「バイバイ」
それが最後の会話でした。
２０１９年の今、息子のヒロキはすでに２２歳くらいになってるはずです。
マナミも元気にやっていてくれればいいな、と思います。
マナミもサクラも、みんなも、俺も、風俗と言う、はたから見ると、暗い過去のようですが、
人生で一番、一生懸命、必死に生きてきたときでもあります。
だから今でも、これからも忘れることはありません。
俺は埼玉のソープで２年とちょっと働き、一般の会社に就職しました。
ろくな経歴ではないので、ブラック企業のようなところしか働けません。
キツくて体を壊したりして、何度か職を変えましたが、なんとかかろうじて生きています。
連載中に俺は５１歳になりましたが、まだもう少し、もがいて生きていこうと思ってます。
ありがとうございました。 長期連載、お疲れさまでしたー！
荒らしにも、詮索廚にも負けずに、無事完結しましたね。
まあ、めでたしめでたし、とはならないのはノンフィクションならではのほろ苦さってことですね。
独特の語り口、私は大好きでしたよ。
現在は昼の仕事に就いているとのこと。お身体を大切に、頑張ってくださいね！ 未完ではなく、最後まできちんと書いて締めてくれてありがとう
これで本当の「完」なのですね
私も同じような環境にいたことがあり、女の子たちの態度や振る舞い、気持ちに共感できるところもあり、いろいろ思い出したり考えたりしながら読んでました
おつかれさまでした。 大昔のソープの話なんですが
小柄な嬢から「お客さんは前と後ろとどっちがいいの?」
と聞かれましてどっちでもいいよと言ったら(正常位と後背位の話かと)
正上位で始まったんですがなかなか挿入できません。
酔ってましたから圧力掛けたら突然ずこーんと入りました。
抵抗が全くなくなりまして、あれ、と思って引いたら亀頭が締まります。
アナルと初めて気づきましたが感じるのでそのままピストン。
次に指名したら不在でした。気持ちよかったです。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
