『20有余年』と『20数余年』、どっちが正しいと思いますか?
……って、そもそも両方使ってる時点でダメなんですよ!このスレでもそうでしょ。例えば、>>65では「二十有余年」、>>140では「20数余年」。
はい、これね、文章を書くうえでいちばんやっちゃいけないのが、表現のブレ。
つまり、語彙や言い回しの使い分けに一貫性がないと、それだけで読んでる人は「あ、この人、語感で書いてるな」ってバレちゃうんです。
「20有余年」──これはね、文語的・古典的表現で、「20年以上」という意味。
日本語としてはちょっとカタいけど、意味は通る。これはOK!
でもね、「20数余年」ってなるとどうでしょう?
「数」も「余」も“だいたい・それ以上”って意味でしょ?
つまりこれ、意味が重なってるの。いらないの。無駄遣い!
例えるなら、「頭痛が痛い」って言ってるのと同じ。
「余計な強調表現」でしかないんです。
で、ここがポイント。
日本語を母語として話す人なら、こういう語の重複には自然と違和感を覚える。
でも、中国語母語話者だったら?
「数」「余」「多」などの重ね表現、中国語ではよくあることなんです。
だから僕はね、こう言いたい。
「20数余年」なんて言い回し、日本語じゃないです!
書いてるあなた、中国語的な語感が抜けてませんか?
というわけで、語彙の使い分けっていうのは、単なる文法の問題じゃないんです。
その人の言語的な背景、ものの考え方まで見えてくる!