【舞-HiME】静留*なつき シズル*ナツキ百合専用11 [転載禁止]©bbspink.com
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
・アラシは絶対無視
・静なつ、シズナツ、静ナツ、シズなつ何でも有り
・もちろんリバ有り
・マッタリ萌えましょう
前スレ
【舞-HiME】静留*なつき シズル*ナツキ百合専用11
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1385813814/ 円盤おまけのショートストーリーをそのまま続編として展開してほしい 完全受注制ドラマCDで他の声優出さなかったら経費掛からないから出来そうなんだけどな・・・ いや、完全受注制で、先入金制にすれば、
多少予算が高めでも問題ないだろ
予約とともに振り込み方式にすりゃいいんだ
引き落とし方式はダメだ 4・5年前にアニマックスかなんかで再放送あったよな
またやりゃいいのに 終戦記念日だったね
おめでとう
いっぱい可愛がってもらって なつき誕生日おめ!
学生は夏休みだし今日は静留とめいっぱい、いちゃいちゃセクロスしてくれ ../" ゙̄ヽ
..〃∩l l ノ、\ヾ
⊂⌒i..l| *゚ ‐゚ノl|
`ヽ_つ_と) そういや非公式ながらファンの間じゃほぼ公式みたいな二人の子供がいたよな ナツキ「ガクテンオーずるい!」
ミドリ「あんたにも似たのいるじゃん」
シズル「デュランどすぅ〜」
ナツキ「シ、シズル?!」
シズル「デュランどすぅ〜ペーロペロペロ」
みたいな流れで乙の次回予告であったな
悪のりシズル大好き 「お先に失礼します」
私は挨拶もそこそこにバイト先を飛び出した
平日だけど、今夜は静留がうちで待ってるんだ
泊まりに行ってもいいかと聞かれ、バイトの帰りが何時になるか解らないけど喜んで了承したら
なんという神の采配か、いつもは深夜まで残業三昧のバイトなのに
今日は仕事が捗り随分早く帰宅出来る事になり
愛の力かな、なんて思いつつにやけ顔で家路を急いだ
静留には合鍵を渡してあるし、別に私の許可なく好きに出入りすればいいのに。
あいつそういう所はきちんとしてるよなあ、育ちがいいんだなあ
何処に出しても恥ずかしくない、自慢の恋人だよ全く///
静留を恋人に出来て、幸せで誇らしいけど、あいつに釣り合う立派な人間にならないとな
色々と考えるうちに、我が家(と行っても賃貸だが)の駐輪場が見えてきて、私ははっとした 「おかえり、なつき」
愛しい静留が、駐輪場で私の帰りを待って居てくれた
「ただいま、静留」
私はバイクから降りると、そっと彼女を抱きしめた
昼間はまだ暑い日が続いてるけど、日が落ちると気温が下がり肌寒いくらいだ
静留の髪も、顔も、体も、少し冷えきって居る
私の帰りを待ってどのくらい夜風に吹かれて居たんだろう
私がバイト先から、帰りを告げる電話をしたときすぐに部屋を出て、
私の帰宅を待ち焦がれて居てくれたと思うと、
嬉しいような申し訳ないような複雑な気分になった
「お夜食出来てるえ」
「ありがとう、うちに入ろう」
私は静留の手をしっかりと握りしめて駐輪場を後にした
絶対大事にするからな
二人で幸せになろう
繋いだ掌から、気持ちが筒抜けなんじゃないかと気恥ずかしい思いで私はドアを開けた 「どれも凄く美味しいよ」
愛する静留の手料理に、舌鼓を打つ私を嬉しそうに眺めながら彼女は言った
「今日は食後のスイーツもあるんよ」
「へえ、そりゃ嬉しいな」
夜遅くに食べすぎは体に良くないからと、静留の作る夜食はいつも少量なのだ
まあ、少量でも満足できるように多彩な料理を作ってくれては居るが
毎日のバイト疲れがある身としては、甘いものは正直ありがたい
でも珍しいな、どうしたんだろう
「こっちで食べるんよ」嬉しげな静留に手を引かれ、私たちは寝室に入った
「あ…」
私は思わず声を上げた
寝室のカーテンが開かれ、窓の外には夜空に浮かぶ月が見える
ベッド横のサイドテーブルには花瓶が置かれ、稲穂が頭を垂れている
そして、沢山の団子が乗った皿が鎮座していた
「これ、もしかして月見の…?」
私が不思議そうに尋ねると、静留は笑顔になって答えた 「今日、9月13日は旧暦のお月見なんよ。
先月は、なつきの誕生祝いでお月見しなかったから…///」
「あ…///」
急にお互い何だか気恥ずかしくなった
そういえば私の誕生日は世間一般ではお月見デーなんだよな
月見よりいいコトに夢中になってて、月見どころじゃなかったけど///
私は顔が赤らむのを感じつつ、話題を変えようと稲穂を指差して言った
「飾るのはススキじゃなかったか?」
「もともと、月の神は稲穂がよりしろなんよ。
ススキは代用やから」
「そうなのか」
静留は博識なんだな
私と月見をしたくて稲穂や団子を用意するなんて可愛いなあ
何だか嬉しくなって、でも先月の初めての夜を思い出して気恥ずかしくもあって
私は恥ずかしまぎれに団子を一つ、自分の口に放り込んだ
「んっ!?!?」
なんだこれ!?甘くないぞ!?
というか、辛いじゃないか!?!?
私は口の中の団子をもて余しつつ、静留を見つめた 「さっそくハズレを引いたん?」
にっこりと小悪魔のように微笑む静留が可愛くて愛しくて。
私は彼女をぐいっと抱き寄せて、口の中の団子を半分は飲み込み、
半分を彼女の口の中へ送り込んでやった
「んん…」
顔を赤らめて色っぽく団子を咀嚼して飲み込んだ静留は、小さな声で
「甘い…」と、呟いた
いや、甘くないだろ
ワサビ入ってたじゃないか。いたずらっ子め
そう思いつつ私は気づいた
そうか、私のキスが甘いのか
私はワサビ辛かったぞ、口直しにいっぱい静留の甘いキスを私にもくれ
私はベッドを横目にそっと彼女を床に押し倒し、唇や首筋、肩や鎖骨、まぶた、耳たぶ、ありとあらゆる場所にキスの嵐を降らせながら囁いた
「好きだよ、静留…」
「…うちも…」
それから一晩中愛し合う私たちを、夜空の月と星だけが見つめていた
ワサビ団子、ハズレじゃなく当たりだなこりゃ
こうして二人の夜は今日も熱く更け往くのでしたとさ
〜おしまい〜 ありがとうございますありがとうございますありがとうございます
やっぱり静なつは夫婦!! 読んでくれてありがとうな
今回の話の萌えポイントは、なつきを驚かせる為に、
いそいそと団子にワサビを注入した小悪魔静留サンだw 萌えてくれてありがとうな
スレがある限り、しずなつは永遠さ つーか、読み返して気づいたが全然月見してねえなw
まあいいかw
いちゃいちゃの後に、きっと二人裸で抱き合ったまま
窓の外の月を眺めたことだろう
次は秋祭りやハロウィンで、しずなつに会える…と、いいな 賛辞と労いの言葉をありがとうな
自作も気合い入れるぜ 催促とは嬉しいな
俺の拙いSSを楽しみにしてくれてるのかい
来月、地元町内で秋祭りがあるからネタを拾ってくる予定だ
ありがとうな 「舞衣!これは何だ!?キラキラして、宝石みたいで綺麗だな!」
「りんご飴よ。食べてみる?」
「飴なのか!?もちろん食べるぞ!!
あっ、舞衣!あれは何だ!?」
「綿菓子よ。食べようか」
「もちろん食べるぞ!凄いな、こんな面白い食べ物があるなんて!」
両手にりんご飴と綿菓子を持ち、交互に食べて満面の笑みを浮かべる命
それを嬉しげに見つめる舞衣を、私と静留は少し離れた所から見て居た
「全く、騒がしい奴だな。山猿には何もかも珍しいのか」
「微笑ましくてええやない。
お祭りなんやから、楽しんだモン勝ちやないの」静留はそう言って微笑んだ
10月初めのよく晴れた土曜日。寒くもなく暑くもなく、今日は絶好の祭り日和だ
私たちは朝から祭りを楽しんで居た
雪之たちも一緒に来て居たが、はぐれてしまった様だ
いや、もう日も落ちたし、二人きりになりたい頃か 「静留、舞衣たちを二人きりにしてやろう
私たちは山車や、からくり人形でも見物に行こう」
「そうやね」
私たちは屋台通りから離れ、歩きだした
凄い人出だ、これじゃ二人きりとは言ってもあの二人は何も出来ないだろうな
夏のあの日…
大勢の人が居るにも関わらず、静留と口づけを交わした私の様な大胆さは舞衣には無いだろうな
そんなことを思いながら静留を見ると、彼女も同じ事を考えて居たのか、「舞衣はん、決められるやろうか」と、いたずらっ子の様にニヤッと笑った
「どうかな、あいつは常識人だからな
人前でそんな事をする勇気は無いんじゃないか?」
言いながら私は静留を抱き寄せると、彼女の額にそっと口付けをした
「オデコだけなん?」
ちょっともの足りなさそうに、頬を膨らませる静留が可愛くて。
大至急帰っていちゃいちゃしたくなってしまった私は、
もう帰ろうかと口にしかけて立ち止まった 「どうしたん?」
静留が私の顔と、私の視線の先を見て、はっとした
山車やからくり人形を陳列してある神社の境内周りには沢山の木々が生い茂り、
そしてその木々の根元には、小さな段ボール箱
かすかな鳴き声と共に、小さな何かが見え隠れして居る
立ちすくんだままの私の腕から、そっと自分の腕を外すと静留は段ボール箱に駆け寄った
「お、おい、静留!よせ!」
私はどうしたものかと額に手をやった
なんてこった、なんでこんな日に…?
私の苦悩を知ってか知らずか、彼女は小さな生き物を胸に抱き、
「拾ってもうた」と、微笑んだ
「静留…。駄目だよ、私は昼間は学校で、夜はバイトの毎日なんだ
子犬の世話をする暇はないし、帰宅が遅くて寂しい思いをさせるだけだし」
「その心配はなさそうやよ?」
静留は屈んで、もう一匹の生き物を段ボール箱から抱えあげた
「子猫も居たのか!?」 「なつきが学校やバイトに行ってる間も、この子たち二人で楽しく過ごすやろ。
きっと寂しい思いはせえへんよ。
食事は、自動給餌機を買えば、なつきがおらへんでもタイマー予約で大丈夫やし」
にっこりと微笑む静留に、私は何も言える訳もなく。
ああ、惚れた弱味か
私は愛しい静留と共に、黒白茶のぶち模様の子犬と、真っ白な綺麗な子猫を養う覚悟を決めた
「わかったよ、うちの子にしよう
お前も面倒見るんだぞ?私たち二人の子だからな?」
静留から子犬と子猫を受けとり、箱に戻して私はそれを抱えた
「もう帰るぞ、この子たちの寝床を作ってやらないとな」
「おおきに、なつき。今日からデュランと清姫も家族やね」
「えっ…。名前、それかよ」
「駄目なん?」
…静留の澄んだ瞳に見つめられると、私は何も言えなくなってしまう
「駄目じゃないさ、いい名前だな」
「そやろ」
得意気な彼女を背にして私は歩き出した
ちぇっ、箱を抱えてたんじゃ手も繋げないし腕も組めないぞ
やれやれだな 「いて〜っ!!」
私は叫ぶと、後ろを振り返った
私の下で達して果てた静留が、心配そうに私を見つめ尋ねた
「なつき、どうしたん?」
どうもこうも…
私は静留の上から体を起こすと、ふくらはぎに噛みついて居るデュランをひっぺがし、
瞳を見つめながら説教をくれてやった
「デュラン!私は静留をいじめてた訳じゃないぞ!?
仲良くしてたんだ!」
それを聞いて彼女は、頬を赤らめた
「うちがいじめられてる思て、助けに来てくれたん?
デュラン、賢くて優しい子やね」
「助けに来たのか、ヤキモチ妬いて混ざりに来たかだな」
私はデュランの鼻先を指でピンとはじくとベッドの下に降ろしてやった
「こんな時に、ちび姫はどうしてんだ?」
私は静留を抱きよせて口付けをしながら周りを見回した
「清姫は子猫ちゃんやから、もう朝まで起きんやろ
寝る子が猫の由来やからね、猫は一日中寝るのが仕事なんよ」 「そりゃ、いい仕事だな。だが、私は寝るは寝るでも」
愛しい静留に口付けをしながら、そっと彼女の股間に手を這わせ、私は彼女の耳元に囁いた
「眠るよりも、こっちの゛寝る゛がいいな」
「親父臭いこと言いな///」
キャッキャうふふとじゃれあいながら、第二ラウンドになだれこもうとする私の脚を
白き小さな悪魔が狙って居ることに気づくのはまだ先なのだった…(泣
こうして、新たな家族を迎えつつ
私たちの夜は今夜も熱く更けゆくのでしたとさ
めでたしめでたし(?
おしまい 乙です…乙です…
静なつ百合夫婦は至高…!!
ほんとにレズ百合板自体が廃れてる中こうして神が降臨して下さるのは有難い!! 今はサイトを探し回るほどじゃないけどSS読んでたらやっぱり好きだなって実感する 喜んでくれて嬉しいけど、俺の事を職人とか神とか誉め殺し照れるぜ
いつも読んでくれてみんなありがとうな 労いありがとうな
みんないつも読んでくれて本当にありがとう 一応チェックはしてるけどな
昨日久し振りに静なつ×こんなに近くでの動画見たけどやっぱいいよな たまにこうして保守がてらの雑談をしてりゃ
このスレが落ちることはないだろ もう出来上がってるシズナツもいいけど、やっぱ色々ありつつ静留卒業後の妄想捗る静なつが好きだ
どっち派が多いんやろ?なんとなく静なつなのかな、と思うけど 静なつ派
シズナツはシズルが浮気性なのが気に入らない 静留は一途で、なつきはヘタレ気味で時々格好いい
ぼくも断トツ静なつ派! 静留の気持ちを初めて知った際には、いやっ!と拒絶したヘタレだが
自分を想う静留の気持ちにほだされて
自分からキスして二人で消える覚悟をするくらい男前だったぜ
〜結論〜
静なついいよなあ!静なつサイコー!! シズルが浮気性なのは「イタズラしたら怒ってもらえる関係」が出来てることを意味するのでは?
つまり一方的に愛を与え続けるだけの関係でなくあちらからも愛されているという実感を持ちそれを噛み締めて悦んでいる、と シズナツの学生時代もなんかそんなんだったよな?
ドラマCDは久しく聞いてないから忘れたけどシズルがナツキを怒らせてたよな……? ドラマCDいいぞ
無印も乙もギャグ多め(やったと思う)で普通に面白い
でもそれだけじゃなくて真面目シリアスもあるし
静なつ・シズナツメインの話もあるし機会があったら聞いてみなよ(ネットの中古が安い)
あードラマCDでいいから新作欲しいなぁ…… ちょっと探してみるか
俺は円盤やコミックスは新品で買う主義なんだ
どうしても新品が見つからなければ中古も視野に入れるよ
教えてくれてありがとう ちょっと違うけどなんかそんなssかブログ漫画見たことあるな……
無印×乙の静なつシズナツ
シズルの大人の魅力になつきがドギマギして静留が焼きもち
静留を見て「若くて可愛いな」ってナツキが言ってシズルがムッとして
落ち着いた大人の雰囲気のナツキに静留がチョロってた 静留はナツキ見てもその隣のシズルに殺意覚えるだけだと思う
(うちのなつきじゃないけどようもてあそんでくれましたな)みたいな シズルと静留やとどっちのが強いんやろ?
癖ってかなつきをいじる感じとか そりゃ静留が最狂、いや違った最強だよ
浮気者なんて軟弱なシズルがかなうわけない 静留はレイポゥしたわりになつきを(自他により)傷付けたり嫌われたりしたくない、なるべく見守るだけでタッチはしない方だったと思う
誘惑に駆られて狂ってからはガン攻めだけど
シズルは基本同上だけど嫌われない自信ついてるのか少しアグレッシブになってて手管だけは多そう。安定してる
だから破局に繋がるような無茶な一手は打たない?
強いて言えば恋愛中の静なつと式後ちょっと経った夫婦のナツシズ?シズナツでないのがポイント なつきはヘタレだから、静留の尻に敷かれてるのが満更でもないw
静留はなつきに嫌われたくない思いがあって、
なつきの方が立場的に優位だけど、静留がイニシアチブを取るのがパワーバランス的に優れてる 「…なんだ、そのキテレツな仮装は」
「きてれつ?これはな、じゃっく・お・らんたんと言ってだな」
生かぼちゃをくり貫いて作った面を外して命が説明し出したので、
私はそれをさえぎって命と舞衣を部屋に通した
リビングではすでに着飾った遥と雪之が寛いでいる
遥は吸血鬼カーミラ、雪之はシンデレラ(なんでだよ)の仮装をしているのはまあいいとして
命のいでたちは何か変だろ!?
麦藁帽子、かぼちゃの面、服は晶か巧海にでも借りたのかメンズスーツでマントに下駄って
珍妙過ぎるだろ、舞衣がコーディネートしたんじゃないのかよ
「命は何を着ても似合うよね、私がコーディネートしたのよ///」
したのかよ!!!!
…やれやれ、恋は盲目とはよく言ったもんだな
舞衣のヤツ、命にメロメロじゃないか
見ててこっちが恥ずかしいぞ
「静留さん、それ雪女?似合うね」
「おおきに。ほんまは貞子にしたかってんけど、雪女がええてなつきが言うたから」 「あんたは何で普通の格好してんのよ?せっかくのハロウィンなのに」
「ちょっと、遥ちゃん!あんまりそういうことをずけずけと言っちゃ」
「あはっ、私はいいの。みんながお化けじゃ脅かされ役がいないでしょ?私は一般市民役だからこのままでいいのよ」
…いやそもそも別に仮装パーティーだとは一言も言っとらんぞ
普段着の私と舞衣が正解だろ…
女って本当理由付けて着飾るの好きなのな
「みんな、遥と雪之が持参してくれた菓子や舞衣と命が持参してくれたパンプキンパイとかとくと味わえ。
静留の手料理も残さず堪能してけよお前ら」
「あっこれ美味しい」「やだほんと!レシピ教えて」「カンパーイ」
…聞いちゃいねえ
楽しそうだなお前ら
全く、私も楽しまなきゃ損だな
「よーし、ハッピーハロウィンだ!カンパーイ!!」
私は半ばやけくそぎみに自分のグラスを取り、ぐいっと喉を潤した
…まあ、中身はジュースだけどな そして夜も更けてきた
デュランと清姫はすでに爆睡し、みんなも散々飲み食いをして
ガールズトークや一発芸(何でだよ)もひとしきり楽しみ、
何となく静かになった時だった
窓辺で風にあたって居た命が急に叫んだ
「舞衣と結婚!舞衣と結婚!舞衣と結婚!!!!」
一同顔を見合せ、瞬時にそれが何を意味するのかを理解し、
私たちも流れ星が消えぬまにと、各々叫んだ
「し、静留と結婚!静留と結婚!静留と結婚!」「雪之と結婚!雪之と結婚!雪之と結婚んんんん〜!!!!」
「わぁい、命と結婚、命と結婚、命と結婚♪」
そしてふと気づいた
雪之が少し困った様な顔をして居る
静留はすまし顔だ
なんでこの二人は叫ばなかったんだ
「み、みんな…。あの…。願い事は口にしちゃいけないんじゃ…?
流れ星には心の中で願うものなのよ」
!!!!????
一同、血の気が引く
「あっはっは!そうなのか。みんなすまん」
命は豪快に笑うと舞衣に言った 「舞衣、心配するな。流れ星がかなえなくても、私は必ず舞衣と結婚するからな!
だから安心してずっと私を好きで居ろ!
私もずっと舞衣を好きで居る!!」
「命…うん…///」
私たちの中で一番幼いガキんちょが、ずいぶん頼もしいじゃないか
「雪之、雪之は心の中で祈ってくれたの?」
「聞いちゃ意味無いでしょ、聞かないで///」
あっちもこっちも、いいムードになりだした
私は愛しい静留の瞳をただ黙ってみつめた
「…山猿に釣られて、カッコ悪いとこ見せちゃったな」
少し気恥ずかしくなって静留から目をそらす
「かっこよかったで?うちと結婚したい思てくれて嬉しいえ///」
「静留…///」
ヤバい、みんな居るのにキスしたくてたまらないぞ
どうしよう…みんなちょっとだけ目を瞑っててくれよ?
こっち見るなよ?
私はたまらず静留を抱き寄せて、可愛い耳元に好きだと囁くと
愛しい彼女と熱く長く口づけを交わした
きっとみんなそうしてるだろう… 「んぎゃ!!??」
しっぽりとした静寂を突き破ったのは、遥の叫び声だった
「いたっ、なんだ!?」続いて命の叫び声も上がり、私は額をポリポリかきながらみんなに頭を下げて謝った
「みんなすまない、うちの子たちはヤキモチ妬きでな。
あんまりいちゃいちゃしてると、その…洗礼が」「そんなの聞いてない〜っっっ!!」
そこから先は、笑うともなし誰ともなしに笑い声が上がり、
また一同キャッキャウフフと盛り上がったのだった
まあ、10代の女の子だもんな、箸が転がっても笑える年頃とはよく言ったもんだ
楽しげにおかしげに笑いながら話し込むみんなを見ながら私は静留に言った
「なあ、静留。二人きりの夜は凄くいいけど」
静留は私に寄り添って耳を傾けている
「友達と過ごすこんな夜も悪くないよな」
「そやね…」
静留が静かに瞼を閉じたので、私は再度愛しい彼女に口づけをした
私はすっかり忘れていたのだ
…今度は私の番だということを… 「いっっっ!!たああぁぁ〜っっっ!!」
私は涙目になって静留からそっと離れ、右足にかじりついているデュランと
左足にかじりついている清姫をひっぺがしてナデナデしてやった
「おお、よしよし。お前たちは大事なうちの子だよ、愛してるよ?
だから安心して今夜はねんねしなさい
みんなお前たちを愛してるよ」
「プッ!なつきったら、大黒柱だから特別に両足なんだね
愛されてるなあ」
舞衣が笑いながらからかうんで、私はちょっとおどけて言った
「まあな、羨ましいだろ?自慢の子たちだ」
「あははははっ」
また大爆笑が起こり、私は本当に平和で楽しい日々に感謝した
もう、戦いに明け暮れる日々は懲り懲りだから
そして。今夜も私たちの夜は楽しく過ぎ往く。
うちの子が羨ましかったのか、舞衣がレオパルドゲッコーを、
晶がベルツノガエルを飼い出すのはまた別の話
名前は聞くまでもないだろ?
当然、カグツチとゲンナイさ
めでたしめでたし、おしまい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています