無理筋の事件や無茶な要望でも、「お客様ファースト」で受任をする弁護士が増加している事で、
弁護士間の問題解決の大前提である、法的な検討や要件事実の精査などが行われない事が増加しているのである。
弁護士は、法律の専門家として無理筋の事件や、依頼者のデタラメな要望などを受け入れて行動するべきではない
事は当然である。しかしながら司法制度改革の失敗と、「カネに追われた」弁護士の増加で、
弁護士としての倫理も矜持も持たない者が増加した現在は「カネの亡者」と化した弁護士も増加している事も事実だ。
筆者の感覚では、こんなクズ案件を受任する弁護士の感覚が狂っているとしか考えられない。こんな探偵業者の依頼に対しては
「お前らのやっている事は社会的に問題がある、契約の残金はあきらめて、こんな工作は二度とするな」という態度をとるのが、
普通の弁護士であると思われる。宮本智弁護士も同様であり、いったい2460万円もの違約金を請求すること自体
が問題だと「カネの亡者」の米田敏一を叱り飛ばすべきだったのである。
しかしながら、倫理では銭は食えないとして、こんなクズ案件を受ける弁護士が後を絶たない事は事実である。
そんな弁護士たちが弁護士法に定められた弁護士の使命である「社会正義の実現」を理解しているとは思えない。くだらない「別れさせ工作」
を行うような探偵業者や、米田敏一のような人間のクズを社会的に抹殺することが「社会正義の実現」に寄与することであると
筆者は考えているが、人権派を自称する宮本智弁護士や引用記事の探偵業者の訴訟代理人弁護士らは、
そのように考えていないのかもしれない。しかしカネに魂を売った弁護士らの末路は現世も来世も
「無間地獄」でしかない事を良く自覚して欲しいものである。