滋賀県大津市内のレストランから生肉などを盗んだとして、滋賀県警大津署は2日、建造物侵入と窃盗の疑いで、同市晴嵐の無職、山田綱夫被告(69)=迷惑行為等防止条例違反で起訴=を再逮捕した。公園で女性の体を触ったあと、女性などに追いかけられて逃走中、盗んだ生肉を落としたことで発覚。逃げ込もうとした先は交番だった。

 山田容疑者は「お金がなく、腹が減ったので盗んだ」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、5月13日午後10時ごろから午後11時20分ごろ、同市内の閉店後のレストランに侵入し、生肉とフライドポテト(計2000円相当)を盗んだとしている。同署によると、冷凍庫内の生肉を近くにあった発泡スチロールの箱に詰めて盗んだという。

 山田容疑者は犯行後、市内の公園で同市のアルバイトの女性(18)の体を触ったなどとして、強制わいせつの疑いで同署に逮捕されていた。女性は被害を受けたあと、友人の男性を呼び、付近を自転車で走っていた山田容疑者を発見、声をかけたところ逃走した。その際、盗んだばかりの生肉の入った発泡スチロールの箱を落としていた。

 山田容疑者は、女性らに声をかけられた際、近くの交番に向けて逃走した。同署によると「(女性の友人の)男性が怖くて、交番に駆け込もうとした」と話しているという。


http://www.sankei.com/west/news/160603/wst1606030011-n1.html