7年前、広島県の山の中で島根県の女子大学生の切断された遺体が見つかった事件で、警察は事件直後に交通事故死した男が女子大学生を殺害し遺棄したとみて調べていることが、捜査関係者への取材でわかりました。
容疑が固まり次第、容疑者死亡のまま、書類送検する方針です。
 この事件は2009年10月、島根県立大学の1年生だった平岡都さん(当時19)が行方不明になり、翌月、広島県北広島町の臥龍山で切断された遺体の一部が見つかったものです。
 捜査関係者によりますと、島根・広島両県警の合同捜査本部は、平岡さんの遺体が見つかった2日後、山口県内の高速道路で交通事故で死亡した当時30代の会社員の男が事件に関わった疑いが強いとみて調べていることがわかりました。
男の遺品から、行方不明になった後の平岡さんを撮影した画像のデータが見つかっていて、男は生前、周囲に「大変なことをした」などと漏らしていたということです。
 警察は、この男が平岡さんがアルバイト先を出て以降、いずれかの場所で平岡さんを殺害し、遺体をバラバラに切断した後、遺棄したとみています。
警察は、慎重に裏づけ捜査を進めていて、容疑が固まり次第、男を容疑者死亡のまま書類送検する方針です。(17日00:08)
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2939573.htm