0001名無しさん@ピンキー (ワッチョイWW 963a-plMX)
2017/06/19(月) 22:34:28.913ID:82g3GMGN0前略
日本でもそういった「ステルス値上げ」は多数見られる。製造コストは上昇しているが、販売価格は引き上げたくないという企業の常とう手段である。英国では「シュリンクフレーション」(縮みながらの値上げ)と呼ばれている。
昨年6月の国民投票で、欧州連合(EU)離脱派が勝利して以降、英国ではこうした実質的な値上げが頻発している。
外国為替市場でポンドが下落して自国通貨安となり、食品の輸入価格が上昇したためだ。英紙「テレグラフ」は、国民投票の前後で食品の内容量がこれほど減っていると報じた。
ドリトスのポテトチップスは200グラム→180グラム、ケロッグのココポップスは800グラム→720グラム、モルティーザーズのチョコは121グラム→103グラム、トロピカーナのジュースは1.75リットル→1.60リットル、
アイスランドの冷凍フレンチフライは1.50キログラム→1.25キログラム、モーランドの缶ビールは500ミリリットル→440ミリリットル、ASDAの七面鳥フィレ肉は573グラム→500グラム、セインスバリーのポークソーセージは20本→16本。
スイス製チョコのトブラローネ(写真)も、昨年11月から英国で販売する製品に限って、内容量を減らした。写真の上段はこの5月にドイツ・フランクフルトで購入したもので、下段はその数日前にロンドンで買ったものだ。
後者は山と山の間の谷が拡大し、実にわびしい形状だ。このチョコは英国人にはなじみ深い製品であるため、嘆き悲しむ声がインターネット上に多数掲載され、まさに「英国人を動揺させること」になっていた。
「シュリンクフレーション」は肥満対策に有効ではないか、とポジティブに評価する声も一部にあるが、圧倒的多数の英国民は実質的な値上げに怒っている。ただ、EU離脱支持派は国民投票前よりも増えているというねじれた状況だ。
一方、内容量を減らすのではなく、値上げするケースも増えており、「賃金はあまり伸びない中、ポンド安による生活コストの上昇が消費を弱めるのではないか」という心配が台頭してきている。
現在の日本銀行は「物価の上昇は何であれ歓迎される」という奇妙なスタンスだが、英国ではコストプッシュ型のインフレは困るという論調が当然ながら主流である。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/18/diamond-stealth-price-increase_n_17198740.html?utm_hp_ref=japan