「eスポーツ」に注目 東京ゲームショウ開幕


世界有数のゲームの展示会、「東京ゲームショウ」が21日開幕し、ことしは、プロの選手によるゲームの対戦を大勢で観戦する海外で人気の「eスポーツ」に関する展示やイベントが注目されています。

「東京ゲームショウ」は、まず、ゲーム業界やメディアの関係者を対象に千葉市の幕張メッセで始まり、国内外のゲームメーカーなど600社余りが出展しています。

会場では、仮想の世界を現実のように体験できるバーチャルリアリティーの技術を使ったゲームの体験コーナーが人気を集めています。

そして、ことしは会場に巨大な2つのスクリーンと1000人分の観客席を備えたステージが設けられました。
これは、プロの選手によるゲームの対戦を、会場のスクリーンやインターネットを通じて観戦して楽しむ「eスポーツ」の試合を行うステージです。
eスポーツは欧米やアジアで盛んで、賞金総額が20億円を超える大会もあります。

21日は、国内のプロ選手が格闘ゲームで対戦し、訪れた人たちがプロの妙技に拍手を送っていました。

ゲーム業界では、日本でもeスポーツが普及すれば、観戦料の収入やソフトの販売の増加が見込めると期待を寄せています。

海外でeスポーツの大会を運営しているゲームメーカー、「カプコン」の田中良輔広報IR部長は、「ゲームの放映権料やネット配信の収入もあり、ビジネスとして成立するようになってきた。
アメリカや韓国などで大会を行ってきたが、今後は日本でも事業を拡大していきたい」と話していました。

「東京ゲームショウ」は、22日までは関係者向けに、23日から2日間は一般に公開され、最終日の24日には、優勝賞金100万円をかけたeスポーツの大会が開かれます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170921/k10011150751000.html?utm_int=news_contents_news-main_001&;nnw_opt=news-main_a