私の声だけに耳を傾けろ
静めるんだ心を
思考を解き放て
嫌な思い出は消せ
安らぎが訪れん事を
真っ青な海の穏やかな波に身を委ねればいい
波に包まれ寛ぐといい
思い描け穏やかな場所を
思い描け安らかな場所を
思い描け...凍てつく森を
お前は空き地に立っている
辺りの木々は空に届くほど高い
純白の雪が舞っている
それが肌に触れて溶けるのが分かる
だが寒くはない
寒さも鼓動を打つ心臓の暖かさには敵わない
聞こえるか?
耳を傾けるだけでいい
徐々に遅くなっているだろう?
遅くしているのはお前だ
お前は大丈夫だ
静けさ
平穏