エロい女は、その存在そのものがエコである。

この惑星に生命が誕生して38億年。
それは現在まで一度も途切れることなく続いてきた。
その奇跡のような生命の本質とは何か?
それは「食」と「性」である。
言い換えれば「個体維持」と「種の保存」だ。
このふたつによって生命は維持されてきたのだ。

昨今、日本社会にもすっかりエコ=環境意識
なるものが定着してきた感がある。けっこうなことである。
本屋にはエコ雑誌が溢れ、そこには「食」の情報が満載である。
しかしちょっと待てよ。
生命のもう一つの本質である「性」が
ちっとも扱われていないではないか。
これは文字どおり不公平だ。
そこでわれわれは、エロをエコの観点から考察すべく、
一つの雑誌を作りたいと思った。

とりあえず強引に、
「エロい女はエコである」
という直感に導かれて、
われわれはここに雑誌『エロコト』を世に問う。

編集長:坂本龍一

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