>>635のつづき。

気が狂いそうだ、と、下校しながら竜司は思った。
射精管理が辛い。少し前までは、射精なんて知らなかった。そのときは、どうしていたんだろう?
今の竜司には思い出せない。
射精の快感を義理の姉に教えられ、射精管理される。
セックスの良さを教え、射精を伴わないで逝く身体にしつけた義母は、あれからは愛撫するだけで逝かせてはくれない。竜司の全身を性感帯にしながら、焦らして楽しんでいるのだと思う。
母娘とも、忘れられない悦びを味あわせておきながら、お預けを食らわす。本当にひどい。
そう思いながらも、女性に従う悦びを、噛み締めてもいた。
ケンカなら負けない。必要なら誰とでもやってやる。そんな気持ちをいつも抱いてたハズだった。
それとは全く違う、女性に支配され、かしずきたい気持ちを抑えきれない。
…俺、おかしくなっちゃった。
ランドセルを背負い、竜司はうつむいて独りトボトボと帰り道を歩いていた。
「やっと見つけたよ。キョーケンくん。」
前から声がした。
顔をあげてギョッとする。
派手な中学生…野外調教のギャラリーの独りが立っていた。
「久しぶり。遊ぼうよ。」
少女はにっこりと笑った。
竜司はガタガタと震えた。