あのっ……あまり荒らさないでください……!大事な本ばかりなんですから……!
(無遠慮に店の中を探し回る男の後を慌てて追って)

この店にはもう……価値のあるものはありません……全部売ってしまいましたから……
(それも全部男のせいだ、と言いたげな恨めしげな視線を向ける)

ちょっと……社長……何を……?
(こちらを下卑た視線で眺めるその姿に、少しだけ不快そうに顔を背けて)