……
(ちょっとムッとした顔をしながら男の話を聞いている)
(確かに年上だし、それなりに人生経験豊富だろうから、物事については色々と知ってるんだろうし、
負けん気が強かったり人見知りするせいで、クールに装ってしまう理紗のことも見透かしているんだと思う)
(でも、この男は、若い女の下着を盗んだり、ストーカーまがいなことをしていた変態だ)
(普通なら警察に突き出していたのに、何故か理紗はそうしないで、男を下僕にしてこき使うことを選んだ)
(今思えば、何でそんな事をしたんだろうと不思議に思う)
(一番の理由は、男に白状させた淫猥な欲望を聞いて感じてしまったからだ)
(屈折した淫らな性癖を刺激され、もっと理紗に対するいやらしい想いを聞かせて欲しいと思った)
(それに、この独占欲の強い男なら、他の男に理紗を犯させないように命懸けで守ってくれるというのも、
寂しがり屋の理紗が依存してしまう大きな理由となった)
(男が下僕という立場を甘んじて受け入れて理紗に誠心誠意仕えてくれるおかげで、
今までの立場を崩さずに安全に暮らせる理紗には、この男が必要不可欠な存在になりつつあった)
(変に気位の高い理紗は、本当のことは言えないけど、こんなおかしな関係を続ける理由はそれだった)

も、もういいわよ
そんなことは…
(詫びながら理紗に感謝するように言う男に照れるように答える)

……//
(ペットの前で着替えるというか餌を与えるような感覚で下着を見せていたけど、
男を欲情させてしまっていたかと思うと恥ずかしさも感じる)
(丁寧な口調だけど、下着を欲しがる変態の本性を垣間見せる男を睨む)

…じゃ、約束してよ
私のこと裏切らないって
そうしたら、私もあなたのこと信用するわ
(理紗のことを裏切らないと言う男にドキッとしながら、男の良心を信じて約束させる)
【続けます】