(いつの間にか、すっかり夜も更けていた)
(いつもならとっくに理紗は自分の部屋に戻っているのだけど、今日はこういう話しになってしまったせいもあって、
怖くなってなかなか男の部屋から出て行けなかった)
(とはいえ、男の部屋に理紗の着替えとかは無いし、お風呂にも入りたい)

……
(この男を自分の部屋に連れて行くのは、まだ少々抵抗があった)
(でも、さっき裏切らないって約束してくれたことも思い出して揺らぐ)
(だけど、理紗の部屋に押し入って犯したいとか男の卑猥な妄想を聞かされているから、
いつ豹変されるかも分からないし…)

わかった 私の部屋に付いて来て
(潤んだ瞳を向けて男を誘うように言う)

でも、その前に… その汚いズボンとパンツは新しいのと履き替えて
あと、私の部屋でお漏らしされたら嫌だから、ゴムを2重にしておちんちんに着けてね
(有頂天になって浮かれる男に対して、冷めた表情で酷い命令をする)

……
(そそくさと男がトイレでゴムを付けるのを見届けてから、バッグを持って立ち上がると、
男が箪笥の中に隠していたいつか理紗を犯すために用意していたらしい拘束具を勝手に持ち出す)

じゃ、行くわよ
(男の着替えが終わると、周囲の様子を伺いながら廊下に出て、足早に自分の部屋の前に移動する)
入って!
(ドアの鍵を開けると、後ろから付いてくる男を部屋の中に入れて鍵を閉める)
【続けます】