(理紗に対する言葉への反応を見ながら、存外可愛いところがあるなと改めて思う)
(こういう可愛らしさ、愛嬌が出せれば周囲の評価も変わるだろうに)
(ムリに自分を作る必要もなくなって、ストレスから解放されるんじゃないか)
(下僕として使えるようになって、いろいろな面が見えてきた)
(この関係が理紗にとって気持ちの良いものであるのならば、続けよう、と)

はい、そのようにします…理紗さまの部屋の玄関とベランダで、大丈夫だと思います
その2つは、必ず通るところですし、そこを映らずに通ることは不可能ですから
(部屋の中から、広角のレンズを使えば、広く撮れるだろう)
(ああ、部屋の中が見られれば、オナニー姿も見られたのにな)
(若干がっかりした表情を見せるものの、理紗に気付かれる前に真顔に戻る)

7階だからと言って、分かりませんよ、理紗さま
今の時代、いろんな手が使えますから…本当に、警官であるとしたならば
隣人だけでなく、上階や下階の住民を利用できるのならば、それも可能ででょう
あらゆる可能性は、排除すべきではありませんね
(理紗に淡々と事実だけを伝え、7階だからと行って安心すべきでないことを伝える)

ああ、やっぱり照れたお顔が可愛いですよ、理紗さま
(理紗が乗ってきたことを、悪びれることなく明るい声で返す)

【続きます】