「AV業界や、その周辺の風俗業界に違法状態が蔓延していると考えた警視庁の幹部が、『一罰百戒』を狙って徹底摘発を指示したと聞いている」(捜査関係者)
警視庁保安課は11月22日、東京・吉原のソープランドにAV女優を派遣したとして、芸能プロ社長ら3人を逮捕した。

実は、今年夏前に別の芸能プロを労働者派遣法違反容疑で摘発したときから、徹底摘発の流れは始まっていた。
AV出演を強要されたと女優から相談を受け、保安課は6月、この芸能プロを本番行為の撮影という「有害業務」に派遣したとして摘発。
不起訴にはなったが、7月8日までに屋外でAV撮影を行ったとして公然わいせつほう助の容疑で書類送検している。それが今回の検挙の前段にある。

「保安課は風俗取締部署で、ソープランドやストリップ、裏ビデオを主に捜査対象としてきましたが、
AVへの出演強要の実態を弁護士などに聞き、AV業界も取締りの対象に加えるべきだとの判断に変わったようです」(同前)

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