【第3〜第4土曜迄】2021年ベストエロゲー投票スレッド

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
●投票期間
 2022/1/15(土)0:00〜1/22(土)23:59(8日間開催)

●関連スレッド等

ベストエロゲー投票運営スレッド2
 ttp://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1452861009/l50
【ワッチョイ】ベストエロゲー投票雑談スレッド
 ttp://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1485167793/l50
ベストエロゲー投票レス代行スレッド1(本スレに書き込めない場合にご利用ください)
 ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/11240/1610700158/
ベストエロゲソング投票企画スレ Part5
 ttp://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1515090071/l50
エロゲネタ&業界板ベストエロゲー投票まとめwiki
 ttp://www18.atwiki.jp/2chbesteroge/

●初参加の方は>>2の簡易テンプレをお読みください。
 詳細なルールについては>>3-6の通りとなります。

※このスレッドは「投票スレッド」となります。
 質問や報告は運営スレを、雑談は雑談スレをご利用ください。
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:: EXT was configured

0070名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 27.109.100.86)2022/01/22(土) 12:51:41.89ID:3Kv+QOr90
■星の乙女と六華の姉妹■ SC H2
ensembleの作品は初購入だったが、思った以上にしっかりしていた作品だと感じた。
ルートによってシナリオのパワーにバラつきはあったが、どのルートも一定水準以上ではあったと思う。
あくまでキャラゲーではあるが、各キャラの魅力を引き出すシナリオになっていた。
なかでも、ありすルートにおける華恋は良い意味で非常に印象的で、アイドルモノの作品としてとても良かったと思う。
そして、本作の魅力は何よりも山吹兎美という存在であろう。
基本的に善人であるが、敵意に対してはしっかりと立ち向かう主人公で、とても好感が持てるキャラだった。
笑顔や戸惑った時の表情差分がとても可愛かったのもグッド。
演出面ではやや物足りなさを感じることもあったので、可能であればその辺りは今後改善して欲しいかな。
サブキャラに攻略したいキャラが2人ほど残っているため、こちらもFDを期待したいところ。


■クナド国記■ SG H3
双子派生ルートまでで言えば、紫の作品の中ではトップレベルに面白かった作品。
それだけに最終ルートの失速が悔やまれる。
ただまあ最後で失速したとはいえ、双子本筋ルートの熱い展開や派生ルートでのエンディングは非常に良かったので、その点は純粋に評価したい。
音楽やCGに関しても、メーカーに期待する水準は十分上回ったと思う。
ただ、あれだけ凝っている鉄鬼の姿を作中で殆ど見る機会が無かったのは、ちと残念ではあった。
(牙鬼や死鬼などは片手で足りるほどしか出てないような)

0071名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 27.109.100.86)2022/01/22(土) 12:52:31.15ID:3Kv+QOr90
2021年発売エロゲプレイ数:7本/エロゲ歴:10?年/ベストエロゲ投票参加回数:5回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):あいりすミスティリア!(クリスかわいい)
【総評】

正直、厳しい年だったと思う。
抜きゲー面ではそれなりに数が出ていたと思うが、シナリオゲーの方面では、そもそも新作の本数自体が少なかったように思う。
また、質という意味でも期待値に届かなかった作品が幾つかあった。
ぶっちゃけた話、自分の中でハラショウの次に面白かった作品は「サクラノ刻」の体験版であり、そういう意味でも色々とキツい。
もっとも今年は期待できる作品が複数あるので、是非とも挽回して欲しい。
特に渦巻の新作についてはメーカーの底力が問われそうなので、色んな意味で楽しみ(かつ不安)である。
あと、個人的に目を掛けているCitrusでまた動きがありそうなので、そちらにも注目していきたい。

■ユキイロサイン■+2 CG H3
ロシア美少女の概念をぶち殺す!
との勢いで繰り出されたスヴェトラーナ・グルチェンコというウザかわ系ヒロイン
好演が光る担当声優さんは北大路ゆき、ハレキンの光役と知って納得した次第

■ハッピーライヴ ショウアップ!■+1 CM
あれ・・・幼女が居ない・・・?から始まるFAVORITEの新境地
それどころか巨乳メインヒロイン!?
大丈夫かFAVORITE、血迷ったかFAVORITE
大丈夫でした
カーチャ、クラリスは特に良かった
特筆として、OPの使い方が上手い
ショーをよく理解してる

■けもの道☆ガーリッシュスクエア■CG H4
ぶっちゃけて言おう、サブの二人の方がtnkにクリティカルなのだ
今回の二人はダメということはない
あざと系猫村ゆきとがんばり飴川紫乃が反則すぐる
ロープラ範疇のボリュームだが渦巻らしい軽い雰囲気とアイドルもので魔法少女ものによくマッチしてる
2はよという期待も込めて

■ゆびさきコネクション■CS
とりあえず美琴さんですわ
お隣のきれいなお姉さんで、最近まで交流なかったのに互いに気を遣わず自然に過ごせるとか
"本当の出会いなど、一生に何度あるだろう"
ふとこんなフレーズが頭をリフレイン

■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■SC
まー思うことはみんな一緒だよね
"アペンドで出すくらいなら最初から本編に入れとけよ"と
これ本編に入ってたら普通に加点2枠だわ

■あまいろショコラータ2■CG H4
1の世界観設定の弱さというファンタジーロープラ短編の悪い見本ともいうべきシナリオを見直して、
獣人、魔法使いについて一歩踏み入ったのはマル
まあ更に入り込んだ苺華√がアレなことで設定語りにパンチ不足な気がしたけど実はそうでもないのだ
正直ここまで世界設定固めたんなら3よりは同世界で別主人公でもいいんじゃないかと思う

2021年発売エロゲプレイ数 9本/エロゲ歴:20年/ベストエロゲ投票参加回数:11回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む)Gemini Seed(ジェミニシード)

■魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis■+2 SC H4
2021年タイトルで一番シナリオの出来が良いと感じたエロゲ。中盤までヒロイン達がひたすらヒロイン達を辱める方向だしハードな内容なので万人にお勧めできる訳ではないけど。
本作は大きく2ルートに分かれますが、どちらの展開にも良さがあって片方だけを選ぶことができないのも評価したい。こういうエロがないと描けないエロゲをもっと評価したい

■ハッピーライヴ ショウアップ!■+1 SC H3
主人公と最初に出会うボーイミーツガールヒロインのソフィー。可愛くて優しくておっぱい大きいけど、どうせまたロリ貧乳がトゥルーヒロインなんでしょ?ブランド的に…と思ったらそうじゃなかった。
グランドルートの出来も良かったし、ソフィー、カーチャ、クラリスと魅力的なヒロイン揃い。カーチャルートは金持ちの親が邪魔してくる定番コースだけど不快さを殆ど感じさせないのは令和クオリティ。「"Next Generation" FAVORITE」の謳い文句は伊達じゃない

【総評】
2021年は厳しい年でした。実績のある人気ライターの新作が軒並み期待外れでしたが、その大半がグランドルートでの失速というのが痛い。もうグランドルート方式止めてほしいですわ、グランドなしなら当たりヒロインの数で作品が評価できるし。

シナリオゲー不作の反動もあり、キャラゲーや抜きゲーやロープラゲーの安心感が目立った年でもありました。シナリオゲーが減ってもエロゲーはまだまだ楽しませてくれそうです

2021年発売エロゲプレイ数:25本/エロゲ歴:10年/ベストエロゲ投票参加回数:1回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):なし

007572、73 (ワッチョイ 153.142.6.132)2022/01/22(土) 15:10:36.40ID:uPXuoBBs0
H評価抜けてたので追記

■ハッピーライヴ ショウアップ!■+1 CM H3

■ゆびさきコネクション■CS H3

■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■SC H2

0076名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 133.200.171.0)2022/01/22(土) 17:06:14.81ID:4c5ZyNiU0
■ゆびさきコネクション■+2 CG H4
学園モノばかりだったHOOKSOFTの中でも
社会人モノに重点を置いたちょっと異色の本作
最初は不安が多かったが蓋を開けてみれば
いつも以上の純愛に仕上げてきてとても楽しめた作品
陰毛の導入をはじめとし、変化を恐れずに攻めた姿勢は大きく評価したい

■Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■+1 CG H5
2キャラフルプラと少しばかり割高なイメージをプレイ前はもっていたが、
むしろこの2キャラを究極にエロく仕上げてき、
エロゲとして基本すぎるエロを相当に仕上げてきた
語る感想といえばエロいしかないが、それがいい、それでいいという一作
年に数本は出てくる最高峰の抜きゲーといえば、今年はこれ

■HOMESTAY a la mode ■ CG H5
もうひとつ、エロゲとして基本のエロを仕上げてきたなと思った一作
アニメーションの出来などは上の作品の方がよかったものの、
キャラクターの設定や導入などはこちらのほうがよりエロゲチックだった
それが面白いかといわれると微妙だが、
抜きゲーとしては考えなくていい分、気軽にプレイできた

【総評】
2021年は確かに目立った大作はなかったものの、
著しくクオリティの低い作品もなかった印象で
全体的にクオリティの向上が見て取れたと感じた

あとはこのまま以前のような盛り上がりを見せてくれれば、安泰なのだが…
2022年はそういった年になるように祈って、
エロゲーライフを満喫致します

2021年発売エロゲプレイ数:15本/エロゲ歴:10年/ベストエロゲ投票参加回数:3回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):ブレイヴガール レイヴンズ

0077よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 21:17:09.72ID:c9e8jLk30
代行スレからの転載です。

12: その1 :2022/01/22(土) 11:10:31 ID:j5GYp/cI0
■ハッピーライヴ ショウアップ!■+2 SC H2
初FAVORITEでしたが全体的な品質が高くシナリオも良かったです。特にソフィアルート。
ネガティブ系ヒロインと昔はすごかった系の主人公は調理が難しいと思うのですが、
主人公たちの成長と舞台の成功を良いバランスで描いてくれて読後感も良くとても満足しました。
2021年プレイした中で一本だけ挙げるとするならならこれかな?
シナリオの尺も長くしっかりと丁寧に描かれており登場キャラも個性的で、
予算の都合上省かれがちな背景や過去絵にも適切にリソースが割かれていたりと本当に良い作品でした。


■俺の恋天使がポンコツすぎてコワ〜い。■+1 CG H5
キャラが可愛くかつエロ重視の萌えゲーメーカーと言えばユロット!今回も期待通りのデキ。
シナリオは恋天使が所持するラブノートに気になる相手の名前を書くと…という
前作の主人公の姿が透明に!並みの既視感ある世界観ですがエロゲーマーには実家のような安心感あるお話。
サブ含めて6人攻略可能ですが全員可愛く声も素敵で、これ買っとけば間違いないという萌えゲーです。


■あまいろショコラータ2■ CG H3
1は可愛いキャラを生かす気がないがっかりシナリオでしたが、今回は萌えゲーとして及第点でオススメ。
追加の新キャラ二人も可愛いですが、特に今作の攻略ヒロインの苺華がエロくてやばい。
攻略前から勝手に一人で自縄自縛して転がってるとかは意味が分からないw
きゃべつソフトさんの次作はトムさんのシナリオゲーなのでそちらも今から楽しみです(*´ω`*)

0078よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 21:18:21.81ID:c9e8jLk30
代行スレからの転載です。

13: その2 :2022/01/22(土) 11:13:17 ID:j5GYp/cI0
■ふゆから、くるる。■ SG H1
ネタバレになるので大筋はここに書けないですが、シリーズ物ではあるものの過去作未プレイでも問題ないと思います。
明かされている設定からして色々な意味で怪しげな雰囲気しか感じられませんし、
ライター的にとても人を選ぶので(ここ重要)体験版必須ですが最後まで興味持って読むことができました。
読後感良かったのとあめとゆきさんの絵が良すぎたので個人的に評価甘めかもしれません(汗)


■ガラス姫と鏡の従者■ SÇ H3
個人的にはなかなか評価したいシナリオ面。出だしダメそうな主人公は最終的には成長を遂げるので安心。
高貴な人々が集う学校が舞台ということもありヒロイン全員に異なった属性を振るのは大変そうですが、
一人で書いてるとは思えないぐらい各ルートで異なる毛色のシナリオが用意されていて飽きることなく楽しめました。
特に龍未兄貴やエラとレオポルドといったサブが良い味だしてたのが高評価です。
あとは……さもあらん姫こと織姫様のファンになったプレイヤー多そうw


■アサガオは夜を識らない。■ SM H1
「ミドルプライスにしては」という条件だとしても中々良かった作品。用意されている音楽がかなり高品質。
冒頭の条件が付いてしまうのはモブに声が無かったりたりサブの掘り下げに制約が感じられるためで
フルプライスならなぁと思ってしまいます。キャッチーなタイトル画面から始まるシナリオは賛否ありそうですが、
特に先生の発言(少し愚痴多めですがw)が刺さる部分がある人も多いのではないかな?



2021年発売エロゲプレイ数:14本/エロゲ歴:24年/ベストエロゲ投票参加回数:8回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):(タイトル):特になし(タダ飯騒ぎには心底がっかり)

【総評】
アイこめFDと創作彼女はまだ途中です……2022年もよろしくお願いいたします。

0079名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.238.228.33)2022/01/22(土) 22:36:08.03ID:jhZ3aEj/0
■冥契のルペルカリア■+2 GM H3
キャラの心情、シナリオ、曲、声優の演技など見どころが多い作品
キャラでは氷狐の存在が良かったですね。
人の弱さに付け込んだりある時は甘い言葉で誘導したりして本音を引き出す姿はまさに天才役者だなと
この不条理な世界で嘲笑うかのような白髪赤目に見事魅入られてしまいました。
夢を追い続ける辛さ、舞台の上で爪痕を残そうともがき苦しむ演者の姿や
歪んだ愛情など重い展開が多いですが、その暗い場面で流れるBGMが
より一層切なさや絶望といった感情を煽り声優さんの演技を際立てていたように感じました。
気になっている方はぜひプレイしてほしい作品です。


■流星ワールドアクター Badge&Dagger■+1 SC H4
前作に続きルカとクラリスの掛け合いが心地良いですね。
演出面も強化されてましたし、涼子とのHシーンも短いがよかったです。
新キャラが増えてさらに謎が増えましたが、
完結のことを考えなければ非常に楽しますし今後の展開の期待も高まります。


■ふゆから、くるる。■SG H3
独特の世界観が魅力的なシリーズ
百合?に期待して買いましたがいつの間にかストーリーに夢中になっていきました。
中盤以降の真実が明るみになっていきどう展開するのか楽しみながら読めました。
主人公役の月野きいろさんの終盤の演技もよかったですし、あめとゆき先生の絵も素晴らしかったです。

0080名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.238.228.33)2022/01/22(土) 22:36:40.27ID:jhZ3aEj/0
■閃鋼のクラリアス■CP H2
TEAM BALDRHEADの作品
これまでのような武装の入れ替えをする楽しみがなくなったのは残念だが
戦闘面では非常にシンプルであるゆえに単純に連打するだけでなく、
相手の攻撃を見極め反撃したりキャラ入れ替えでコンボをつないだり新たな面白さもあった。
主人公の言動を10段階のボリュームで選ぶ選択肢がありそのキャラ崩壊っぷりには笑わせてもらった。


■天結いラビリンスマイスター■CP H2
エウシュリーの時間泥棒ゲー
序盤は前衛の少なさから考えながらプレイする楽しみがありましたね。
中盤以降は仲間が増えるのでだいぶ楽にプレイできました。
遊べる要素が増えたもののシナリオにもう少し頑張ってほしかった。
それでも沢澤砂羽さんの声が聞けたのでとりあえず良し!


2021年発売エロゲプレイ数:5本/エロゲ歴:10年/ベストエロゲ投票参加回数:5回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):流星ワールドアクター The Strange World
【総評】
2021年は様子見することが多かったです
ただ小粥姉妹やホームステイなど良さそうな抜きゲはそのうち買おうかなと思います

0081よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 22:43:59.68ID:c9e8jLk30
■Demons Roots■+2 SM H4
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ349517.html

楽曲Shadeと聞いてホイホイされたら中身もアリスっぽかった件。てかTADAさん絶賛してたよ。
投票期間中に軽い気持ちで始めたら睡眠時間がとんでもないことになった傑作ダークファンタジーRPG。

かなり明確にアリスソフト(特にランス)リスペクトを感じる作品です。かなみみてーなの居るし。
甦った魔族と奴隷達が悪政を敷く帝国を討つ、という邪道設定の王道ストーリー、
コミカルなノリと弱者に慈悲なしの残酷性が同居する作風、
魅力的な主人公を描くことに費やした作劇など、アリスファンに刺さる要素を満載してる。

だがそこでパクリや劣化コピーに収まらず、「自分の作品」として完成させている点が強い。
特筆すべきはシナリオ。敗北者達の世界征服RPGを謳うだけあり、奴隷達の悲惨な境遇や
上げて落とされるときの絶望感、それらを覆し絶望から希望へ反転する瞬間のカタルシスの描写が非常に上手い。
シナリオ運びも相当に巧みで、え⁉ここで⁉と度肝を抜かれた経験は何度もあり、
かつ登場人物達が一貫したテーマに沿って動くため物語に骨太な説得力がある。
3章終盤・聖地パーシアス・ラストバトルの三大ピークは夢中になってプレイした結果、翌朝が大変なことになりました。

キャラはデスポリュカとリリィキラーの二強。プレイして好きにならない人いないやろって圧倒的主人公&メインヒロイン。
やはりそれがどんな困難でも誰より高潔な選択ができるからこその主人公であり、
それが折れそうなときに全霊で支えてこそのメインヒロインだなと。
あと個人的にすげーなと思ったのは様々なプレイスタイルに迎合している点。
エロ要素を作り込む一方でR18スキップ昨日を付けたり、やり込める内容なのにゲーム性をカットしたモードを入れたりと、
超すげぇゲームができたから全人類プレイしてくれ!というギンギンの熱意を感じます。

ランス完結後、「エロゲ界の旗振り」という役目はぬきたしが継いだと勝手に思っているが、
「TADAゲーの系譜」と呼べる作品は何気に無かったんじゃないかと。
この世界観でまだまだ新作作れそうだし、今後の作品にも期待したい。
泥中で拾い上げた宝石のような、きっと宝物になる作品でした。

008242-145-11-224.rev.home.ne.jp (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 22:45:28.27ID:c9e8jLk30
■Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■+1 CG H5

「一番抜けるエロゲー」を決めるのは難しい。性癖は十人十色だからだ。
だが純粋にエロの質を問う「一番エロいエロゲー」を決めるなら、あるいはそれは本作かもしれない。

まずは公式のサンプルを見れ。話はそれからだ。
http://www.akabeesoft2.com/products/roleplayer/anime.html
おわかりいただけただろうか。やってることはごく普通の騎乗位だ。
まずは舐め上げるような素股で煽る。次に膣口でくちゅくちゅと焦らす。
舌なめずりしながら腰を振った後、のの字を書くように腰をくねらせ、
だらしなく舌を出したままどんどんピストンは加速し、小刻みな動きを交えながら、
最後にずん!と腰を落として絶頂。びくんびくん、と受け止める。
エロゲにおける動画の歴史は古いが、LIVE2Dでここまで滑らかに、緻密に、そして淫靡に作りこんだ動くエロは空前絶後。
純然たる「エロシーンの質」においてこれを超える作品が……ちょっと思い浮かばない。

CGは可愛いと綺麗の中間で万人受けしやすく、一方でテカった塗りはエロエロしい。
軽度のアヘ顔やひょっとこフェラといった程々に下品なプレイも搭載。
総じてエロさを損なわない範囲で一般層の許容限界ギリギリを狙った節が見て取れる。
シナリオはまぁ抜きゲー相当だが、エロシーンの前菜としては悪くない。
要は拗らせたムッツリスケベの童貞と処女が割れ鍋に綴じ蓋でくっつくお話で、ヒロインに思い入れを持たせるには十分。
あと単純に小粥姉妹が可愛い。姉はコミュ障で妹はツンデレ、そしてどっちもスケベで巨乳。OKそれでいい。
また、何気に上手いと思ったのがロールプレイという設定。
ヒロインには思い入れがあるほうが抜ける、だがキャラを増やすとそれが浅くなる、でも抜きゲーでヒロイン二人じゃ物足りない……
そこをコスプレで外見もキャラ付けも変えることで色々なタイプの娘とHできる、というのは上手くやったなと。

昨今エロ方面は性癖の多様化に対応した同人や低価格帯に主戦場が移ったと感じていたが、
本作の剛速球でド真ん中をブチ抜いた凄まじいエロさからは
「俺達はエロで飯食ってんだ」というプロの底意地を垣間見た気分である。
ホントお世話になりました。

0083よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 22:46:21.50ID:c9e8jLk30
■Monkeys!¡■SC H3

チンコアハムートがクセになったぞどうしてくれる。
HARUKAZEの新作は男の娘ゲー、の皮を被った…何この…何…?

軽妙にして無軌道、それでいてポエミィ、そんな感じのはとテキストだが、今回は輪をかけてフリーダム。
予備動作なしでギャグを飛ばす、息をするようにポエムを吐く、そして何事もなかったように平常運転に。
カラスルートはそれが顕著で、ジャンルもテンションも時系列もあっちいったりこっちいったり。
だけどテンポだけは抜群に良い。イベントの掛かりだけ見せたら飛ばせるとこは飛ばし、行間読んでね?と言わんばかり。
シナリオの6割くらいは行間で進行してるんじゃなかろうか。全編そんな感じだからダレたり飽きたりする間もなく、
この劇物のようなテキストが最初から最後まで堪能できます。

ふと思ったことは、はと氏の本質は詩人なのかなと。
物語ではなく文章や情感を紡ぎたいタイプ、掘り下げとか整合性とかそういうのいいから
テキストを読ませるために物語の形で出力している、そんなことを考えました。
思えば氏の作品は既存の枠からはみ出した表現ばかり。ヤギ然りカートゥーン然り。
今回もマンガのコマ割りのような一枚絵を多用し、型にはまった創作なんてつまんないじゃん?とばかりに自由にエロゲー作ってます。
それが受け入れられるかはさておき、多様性こそを是とするエロゲにおいて
氏のような表現者がのびのびと活動してくれることを幸運に思います。

キャラは猿吉とカラスがツートップ。
健康優良不良少年とひねくれ者のお嬢様という定番コンビですが、どちらも互いの流儀を尊重し歩み寄ろうとする好人物。
「男と女が一緒になると楽しいんだ」というセリフの通り、この二人のボーイミーツガールが一貫して作品の根幹にあったのが実に心地よかった。

0084よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 22:47:39.89ID:c9e8jLk30
■ふゆから、くるる。■SC H2

ありがとうシルプラ。ありがとう渡辺ファッキン僚一。
すみっこソフト活動停止で発売が危ぶまれたSF四季シリーズがシルキーズプラスで堂々完結である。

目を離すとすぐセックスかバイオレンスに走るイカれた連中を特殊閉鎖環境に閉じ込めてみた、
という流れはいつも通りだが、今回はひときわ異質。
雪に覆われた天才児達の学園、カーネーションと呼ばれる成長と退行を繰り返す少女達、その中で起こる殺人事件と首無し死体。
百合の空気が流れる中で交わされる、下ネタと猥談と痴話喧嘩……いややっぱりいつも通りかも。

序盤はイカれた展開に置いてきぼりにされ、中盤から怒涛の勢いで引き込まれ、最後はなんだか綺麗に着地する。
そんなファッキン四季シリーズ独特の作風は最後まで健在。
なんやかんやで10年近くの付き合いとなったシリーズだけに、最後まで完走できてほっとしました。
氏は雇われライターやってるときは猫をかぶり、企画段階から関わるとハジケるという生体が確認されていますが
またどぎつい下ネタと鮮血に満ちた爽やかな物語を見せてくれることに期待します。

■同級生 リメイク■CG H2

92年の『同級生』発売はエロゲの歴史における最大の転換点だろう。
エッチな絵を見ることが目的だったエロゲにおいて「恋愛」を主軸に据え、
「ドラマ性」を盛り込んだ斬新なゲームコンセプトは今日全ての純愛ゲーの源流になったと言ってよい。
また、ハダカを見せるだけの存在だったキャラクターに個性とバックボーンを持たせ、
「ヒロイン」という仮想の恋人へと昇華させた功績も計り知れない。

その原初の名作がすめらぎ琥珀原画で原作に忠実なリメイクである。
正直今の基準で評価すると色々と厳しい。イベントもHシーンもすっごい薄味だし、システムも今となっては面倒臭い。
それはとても良いことだ。エロゲが進化を続けてきたことに他ならない。
この国にエロゲが生まれて40年。時には過去の名作に触れ、その旅路へと思いを馳せるのもよいだろう。
お調子者のナンパ野郎になって女の尻を追っかけまわし、やがて大切な誰かを得る、そんな青春に憧れる。
そんな時代も、あったんだ。

0085よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/22(土) 22:48:09.47ID:c9e8jLk30
■サキュバスアカデミア(同人)■MP H5
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ265946.html

奇跡は起きると本気で思った。セックスバトルRPGのマイルストーン、サキュバスクエストが9年の沈黙を破り大復活。
特筆すべきはゲームコンセプト。人間は夢魔に勝てない。夢魔が満足するとき人は必ず死ぬ。
このゲームは8人の主人公全ての命を使い切る前に5人の夢魔を満足させて死ねという、前代未聞のぼくらの形式RPGだ。

そのマゾゲーっぷりは徹底しており、まず戦闘の基本コマンドが「命乞い」「抗う」「なすがまま」。
そこらのザコでもイカせて撃退なんて無理、惨めにイカされる姿をさらけ出し、
こっちが死ぬ前になんとか満足して帰ってもらうという開き直ったドM仕様。ここまで尖らせるとか思い切りが良すぎである。
シリーズ特有の一夜の夢のような幻想的で淫靡な雰囲気も健在であり、一方システム面はだいぶ改善。
ゲスト出演のサキュバス界の大物達がシナリオ上重要な意味を持っている点も好印象。
唯一の欠点は本番がボスだけな点だが、MOD追加で一部マドロミにも絞り殺して貰えるようになったのも嬉しい。

俺にサキュバス属性を植え付けたシリーズだけに、色々アプデしてくれると嬉しいなあ。
某キャラ戦で某BGMが流れたときとかいきり立ったよ。やはり世の中には続編に前作要素が出てきたときにしか接種できない栄養がある。

2021年発売エロゲプレイ数:12本/エロゲ歴:22年/ベストエロゲ投票参加回数:18回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):対魔忍RPGX

対魔忍?感度3000倍でアヘる人達でしょ?と思ってたら大真面目にサイバー対魔行やっててびっくりした件。
脳筋集団対魔忍もまともな指揮官がいればヒーローになれることを教えてくれました。
ちなみに処女が娼館潜入捜査は対魔忍基準でもすごいバカだそうです。ゆきかぜェ…

【総評】
今年は話題作に画竜点睛を欠くものが多いなぁ、とか考えてたらデモンズルーツに全部ふっ飛ばされた。
近年の同人エロRPGの進歩は著しいとは聞いていたがここまでとは……。
やっぱり興味持ったら斜に構えてないで新規開拓してかにゃなりませんのう。

0086名無しさん@初回限定 (アウアウウー 106.154.151.190)2022/01/22(土) 23:08:03.51ID:NoKK+I8Ya
■極限痴漢特異点2 痴漢の証明■ +2 SC H4
面白いものの色々と消化不良で終わってしまった前作の半年後に発売された続編。
不意打ちの分割商法の様になってしまった
売り方に不満はあるものの、
2作目で綺麗にまとまっており、
笑えて抜ける素晴らしい作品に仕上がっていた。
痴漢という反社会的なテーマだが、
あまり後ろめたい気持ちにはならず、
痴漢という架空のスポーツで競い合う努力友情勝利のスポ根もの、という印象。
またこの世界では痴漢であらゆる問題を解決可能なので
「変わった能力を持つ主人公が
ヒロインたちの悩みを解決、最終的には世界も救う」
という王道のエロゲ文脈を体現している。
骨格は王道なものの、色々変化球なネタを投げてくるのがこの作品の魅力だが、
その1つがVtuber餅月ひまりとのコラボである。
ここ数年増えているエロゲ会社とVtuberのコラボだが
「現役のVtuberが痴漢として出演して主人公に必殺技を伝授する」
ゲームなんてあとにも先にもこの作品くらいのものだろう。
痴漢たちとの熱い友情展開もあったため、
男性キャラクターがボイスなしなのは勿体無かった。
ヒロインの中では見た目は子供、
実年齢はアラサーな銀髪赤目の少女・リーザちゃんが性癖に爆刺さりした。
エロシーンに関しては主人公が関わるものは基本イチャラブだが、
箱舟送りで陵辱成分を補完できるため、
おかずとしても非常に使える逸品。



0087名無しさん@初回限定 (アウアウウー 106.154.151.190)2022/01/22(土) 23:11:40.22ID:NoKK+I8Ya
■ クナド国記■ +1 CG H2
アマツツミとルート分岐が似ているが、アマツツミにあった
「本筋は面白いが派生√が薄っぺらい」
という欠点が改善されており
派生√も面白く全編を通じて楽しむことができた。
シナリオ面に関しては個人的には文句はなかったが、問題はエロである。
近年のPurpleといえば「克先生原画の濃いエロシーン」
が売りの1つだったと思っている。
アサヒナヒカゲ先生の担当キャラは
「いつものPurple」を感じられるシーンで満足したが、
肝心の克先生の担当キャラが微妙だった。
まずCGが少なすぎる。特に優里。
1人だけアフターがなく
ルート内に3シーン4枚あるだけであり、推しキャラだったため悲しくなった。
最後のシーンは2枚+別シーンの差分で尺は長めだったが、
前戯に2枚CGを使って、肝心の挿入絵は初めてのときの差分。
2回目のシーンは前戯のみで終わるため、
全編を通じて挿入のCGは1枚のみという悲しい事態に。
鑑賞画面を見ると優里の枠におっさんのドアップがあり、
いやおっさん描かずに挿入を描け
となってしまった(あのシーン泣いたけど)
内容についても燕のパラレルストーリーでの
血を使った表現はよかったが、
十八番のシーン中のカットインがなかったり、
前戯だけで終わるシーンが複数あったりと
全体的にいつもよりおとなしく感じた。
克先生は誰よりもエロを愛している原画家さんだと感じていたので、
どうしてしまったのか心配になった。
お詫びとしていちゃエロファンディスクはよ。

0088名無しさん@初回限定 (アウアウウー 106.154.151.190)2022/01/22(土) 23:14:45.10ID:NoKK+I8Ya
■ふゆから、くるる。■ SC H4
18禁要素がないと成り立たない作品であり、
エロシーンもかなり使えると感じたにも関わらず
「これ面白いけどエロゲではないよな」
と感じる不思議な作品だった。
ミステリー的な要素を推していたのに
肝心の謎解き要素が微妙だったのは残念だが、
種明かしの後に描かれるテーマや
各カップルの熱い想いには胸を打たれた。
しかしこれどう考えてもエロゲでやる話じゃないんだよなぁ……。
キャストは人気中堅声優揃い踏みという要素な豪華な面々で、みなさん素晴らしかった。
特に花澤さくらさん上手いなーと
改めて感じたので引退してしまうのが残念。
SF四季くるシリーズの集大成として相応しく、
あまりに綺麗に終わりすぎて渡辺先生エロゲ業界引退するのでは?と心配になったが、本人のTwitter見る限り
そんな気は微塵もなさそうなので一安心。


■催眠学習 Secret Desire■ CM H4

声豚的推し作品。
初めてキャストを見た時は令和に未来羽ボイスな堅物生徒会長が
センターヒロインの抜きゲーが出るとは何事だ、と驚いた。
令和になっても衰えないお声が聴けてとても幸せ。
他のキャストも蒼乃むすび、手塚りょうこ、葵時緒と実力派人気中堅声優揃い踏みで耳に優しかった。
女生徒の顔面偏差値が高いからという理由で
無理して進学校に入学し、周囲から浮いている不真面目な主人公が睡眠学習機を手に入れ、
自分が理想とする学園を作り上げる話。
催眠学習機を使うには対象を眠らせる必要があるため、人当たりの良い養護教諭に近づいて
「疲れている女生徒は保健室で昼寝をさせてあげるべき」という学習をさせ、ターゲットに
「あなた疲れてるでしょ、保健室で昼寝していきなさい」
と誘導させることから始める主人公の慎重っぷりが面白かった。
反面、堕としてしまってからは割と単調ではあったが、好きな声優の名演技が聴けて楽しい作品だった。
無駄に壮大なBGMが耳に残ったためMにも加点。

0089名無しさん@初回限定 (アウアウウー 106.154.151.190)2022/01/22(土) 23:18:03.95ID:NoKK+I8Ya
■TS魔法少女セイントチェリーVN■ CG H5
(同人作品。2021年10月1日発売)
https://www.dlsite.com/maniax-touch/work/=/product_id/RJ344684.html
個人的性癖ドストライク作品なTS魔法少女悪堕ちもの。
ライターの真田クロ先生が書かれた別の悪堕ちものが好きで、絵も可愛く(鳥三先生)声も好きな方(梅原亜衣さん)だったので購入。
定価1000円未満で短めの作品だが、かなり楽しめた。
宙吊りWファックのCGが特に好き。
快楽には割とすぐに堕ちるものの、
最後の最後まで「自分は正義の味方だから悪には屈しない」と抵抗する姿が股間に響いた。
まぁ結局は堕ちるんですけど。



■工口倫子シリーズVol2 人類最強性欲の嫁の実家■ CG H5
(同人作品。2021年6月24日発売)
https://principia.icu/rinko2/
恋羽もこのポテンシャルに気づかせてくれた偉大な作品。
最近萌えゲーでちょこちょこ名前を見る方、というイメージだったが
今作は純愛ものではあるもののおほおほ汚く喘ぐシーンも
非常に上手く演じられていて素晴らしかった。
飯尾メコ、いいオ◯コというヤバいけど実在しても
そこまで違和感はない絶妙なネーミングセンスが素晴らしすぎて、緒乃ワサビは神だと思った。
ラプラシアンの体制変更で別ブランドからの発売となり、
シナリオライターも変更になったのでどうなることかと心配していたが、
ラプラシアンのバカらしさを継承しつつ
しっかりとえっちな作品に仕上がっており、
満足度が高い作品。
ゆずソフトが全年齢向けタイトルを告知と同時に発売し、ゆずソフトだからできることと評されていたが、
倫子シリーズに関しては、
2019年4月1日の前作発売時に告知即発売しているし、
今作もファンクラブで事前告知はしていたものの
一般に向けては告知即発売だったので
もっと評価されてほしい。

0090名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.134.84.50)2022/01/22(土) 23:20:15.49ID:itrGpD9g0
■クナド国記■+2 SC H5
・優里ルート、それ以上の言葉はいらない。2021年ベストエロゲ!

今年の自分のベストエロゲはPurple Softwareの「クナド国記」。
1000年先の文明がほとんど果てた未来でカントの国の人々が都市復興をしていく物語。
一人一人の力強く生きている風景、力を持った民が土地を護る中で、
「これからの国」をどうしていくかが焦点となって話が進んでいきます。
物語を見ているだけなのに「確かにこの地で私たちは生きている」って感じたんですよね。
それだけでも本当に鳥肌が立つくらいすごいってのに主人公を中心としての
苦悩、挫折、機転、成長が力強く描かれているんです。
僕の涙腺はことごとく破壊されましたよ。
こんな凄い作品がベストじゃなかったら一体なんだと言うのでしょうか。
特に優里ルート、このルートほんと好きなんですよ。ただの主人公の護衛だったはずが、
周囲の人々が新たな国づくりを目指していくその最先端として
主人公達と研鑽し、戦っていき、結ばれていく…
拳2つで成長していくあの姿を見てルート中ずっと泣いてました。
最後の方、大切な言葉を伝えるところ…振り返ってたらまた涙ボロボロ溢れてきました…。

あ、あとエッチシーンこれまでよりやや少ないかもだけどシチュエーションはドチャクソエッチparadaice…。
力強い優里の押し倒しエッチまーーーーーーーーーーーーーーーじで好きなんだよなぁ!!!!!!
陰毛!おっぺぇ!そーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
もうこんな女性と結婚してぇよぉ僕もコールドスリープ出来ませんかね。
あとルートヒロインじゃないけど燕もめっちゃええんだよなぁ…
何もかも大きくて包み込むような優しさ…本当にコールドスリープ装置ない?

すみませんこれ以上書いてると延々と終わらないのでここまでにします。
これやらずして2021年越せたと思うべからず。やりましょう。

0091名無しさん@初回限定 (アウアウウー 106.154.151.190)2022/01/22(土) 23:20:26.72ID:NoKK+I8Ya
2021年発売エロゲプレイ数:10本/エロゲ歴:12年/ベストエロゲ投票参加回数:5回目 
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):エデンズリッターグレンツェ


コロナ禍の影響なのか、例年に比べて発売数が減り不作だったと感じた年だったが、
こうしてスレを覗いていると圧倒的覇権作品はなかったが、
なんだかんだ話題作はあったなと感じる。

個人的には2021年はソシャゲにハマってしまい、
毎週ソシャゲで良質なシナリオが提供されるので
エロゲ欲が失われてしまった1年だった。
ハマった作品は上記にあげたエデンズリッター グレンツェ。
元々は「極限痴漢特異点」とのコラボイベントがきっかけで始めたが、
「異世界の戦士を召喚できる聖遺物を手にした錬金術師の主人公が、
最愛の妹を救うため奔走しているうちに
いつの間にか世界を救っていく」という
ファンタジーもので、これがなかなか面白い。
特にギャグに振り切ったイベントシナリオの時は
毎回お腹が痛くなるほど笑っている。
定期的に開催されるダークサイドイベントでは、
妹の身に何かがありより本編とは別の選択をとった世界線の主人公を描いており、
毎度毎度言動が非道すぎてゾクゾクしながら楽しんでいる。
さらにこの作品エロシーンは全シーン陵辱であり、脳姦や石化などハードなシーンを多数実装している。
18禁ソシャゲには珍しく主人公の性別を選べるのが、
主人公を竿役とした和姦は絶対にしないという決意を感じられる。
また私は他のソシャゲを全くやらないのであまりピンときていなかったが、
この作品どうやら他の作品では類を見ないくらい
オタクに優しい運営らしい。
無課金でも配布石だけで天井まで引けるほどの石が簡単に
貯まってしまうのでストレスなく楽しめて
どんどんハマってしまう。
今年は少し距離を置いてもっとエロゲも
やりたいと思っているものの
多分沼から抜け出せないだろうなぁ…。

0092名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.134.84.50)2022/01/22(土) 23:20:52.29ID:itrGpD9g0
>90 の続き

■俺の恋天使がポンコツすぎてコワ〜い。■+1 H3
・可愛らしさ全開、明るめだけどたまにくる
シリアスでちょっとウルっとさせられるキャラゲーのお手本。

初HULOTTE作品でしたが、やって楽しいが最後まで続いた良作でした。
天使が落とした相手との親愛度が分かるノートをめぐる物語。
それぞれのヒロインとのやり取りがとても楽しい一方で、
各ヒロインと恋人関係になるまでの展開もよく、オタクまた号泣。
攻略可能キャラもサブ含めれば6人と多いですがサクッと遊べる一作になってます。
個人的にはサブですが、くすはらゆいさん演じる幸咲来瑠ちゃんがめっちゃ好きです。
誰と付き合うかで一緒に悩みながら精一杯先輩を支えてくれる後輩ちゃん。
ホントに僕こういうヒロインに弱いんですよ。いやもうこんな子がいたら人生楽しいんだろうなぁ…。
まだエロゲを遊んだことがないってオタクにもぜひオススメしたいキャラゲーです。
やりましょう。

■イチャ×2スタディ■ SG H5
・イチャツキの塊からの続作!甘えのラッシュが止まらない良作

まさかのスタディ§ステディのFDが出るなんて誰が想像しただろうか。
1学年上のお姉ちゃん彼女の御前崎 悠羽先輩ルートの延長戦。
付き合いだすとそれはもう止まらないくらいの世話焼き甘えん坊お姉ちゃんと
温泉に行って結婚式の予行練習…!もちろんエッチも凝縮に詰められてます!
本篇で見せていたあの甘えるお姉ちゃんモードがずっと続くところは
いつまでも噛んでも味が染みわたるホルモンの如く。
ずっとこんな幸せな時間を過ごしてぇんだわ…。

タイトル通りにイチャ×2をスタディ、最高でした。
やってない人はスタディ§ステディと一緒にプレイ、しよう!
(現状)2/25発売予定のスタディ§ステディ2もぜひ買おう!!

0093名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.134.84.50)2022/01/22(土) 23:22:02.71ID:itrGpD9g0
>91 の続き

■もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界超エロサキュバス学園!■ CG H5
・信頼と安心のみるくふぁくとりー。
ドチャクソエッチが止まらない抜きの本道

僕のGW中の股間はこの作品でずっと燃え滾ってました…!
シナリオは異世界転生先のサキュバス学園のサキュバス達をHで征服する内容。
ひたすらにH!H!H!今回はサブキャラとのHシーンまで動く!
集まるヒロイン情報にオナニー音声も装備してるので実質ASMR作品!
マジで股間がいくらあっても足りません。
どんな手を使ってでも抜かせるというみるくふぁくとりーの熱い意志がこもってます。
ぜひ手に取ってその意志を感じましょう。
個人的にはのじゃロリ巨乳ヴァンパイアソフィアちゃんのどのシーンも大好きなんだよなぁ!!!!!!!!!
幼さ残る体型でもトロトロ声とおっぺぇで搾り取られるのはいいぞ。股間が強制的に復活させられるんですよね。
皆さんもぜひサキュバスで股間永久ベホマ体験しましょう。ミイラになれるぞ。

■思い出抱えてアイにコイ!!■ SG H4
・幼馴染ヒロインの良さ濃厚に広がるヤバい作品。
その濃厚さはさながらエロゲしじみ汁。

幼馴染ヒロインは大概感情がダメになる位に強い。
そんなヒロインが5人もいれば面白くないわけがないやん。
時を経て再開したヒロイン達と恋に落ちていくのが5ルートもある、何て幸せなゲームなんだ。
特に兎鞠ちゃんがね…明るいのに…ほんとシナリオが重くて…出会ってから少しずつ好きになって、
恋人になって…最後に残ったのは一人暮らしの部屋でオタクが壊れて地面伏せて濡らす姿でした。
感動が凝縮、まさにしじみ汁の濃厚な味わい。しみじみしてしまう。
とにかくボロボロになりたい人はこれ買ってやりましょう。

0094名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 60.134.84.50)2022/01/22(土) 23:23:36.82ID:itrGpD9g0
>93 すみませんこちらは92の続きの誤りですすみません。
改めて続きです

■ガラス姫と鏡の従者■ SG H4
・1月から出てきたキャラゲー被りの泣かせゲー。不意打ちを体現した作品。

「今年はそんなに泣くゲームなんて出会わないやろー」なんていった1ヶ月後、その考えは簡単にへし折れました。
このゲーム、OPのインパクトや多彩なキャラクターから間違いなくキャラゲーだと思ったのに…
それはそれはもう、不意打ちの綺麗なシナリオのラッシュでボロボロになりました…。
オタクは…アンナルートのところで…兄に代わって学園を代表する貴族を目指すあの話ね…
とりあえずやってない人はイメージ捨ててやってみてください。オタクボロ雑巾が出来上がりますよ。


2021年発売エロゲプレイ数:16本/エロゲ歴:5年/ベストエロゲ投票参加回数:3回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):特になし(タイトル)
【総評】
2021年もなんだかんだでキャラゲーでボロ泣きする年になりました。
ガラス姫でボロ泣き、イチャスタでボロ泣き、アイコイでボロ泣き、クナド国記で大号泣。
相変わらずコロナは回ってもこんなにもエロゲを楽しんで泣ける、凄いことなんだなと思いました。
ユーザーの高齢化が進んでいるだろう中でもこんなに沢山いい作品を送ってくれる各メーカや
製作に携わるクリエイターの皆さんに多々感謝の念を送るばかりです。
これからも沢山遊ぶのでいい作品をお願い致します。

2022年はCRYSTALiAから「RE:D Cherish!」、ま〜まれぇどから「スタディ§ステディ2」、
Spriteから「蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2」等上半期からその年のベストエロゲ候補が沢山出るので
今から楽しみです。沢山エロゲを楽しむぞー!!!

あと書いててマジで去年の投票のゆれあかの感想(まとめツイート10ツイ分)何をどうしたらああなったんだって
今回書いてて改めて思いました。言葉にするって難しいですね。
ちょっと頭悪い文多いですが愛ということで許してあげてください。

■Demons Roots■+2 SC H3
最初から最後まで息もつかせぬ展開の数々。特に三章からはメインとなるキャラ達の行動に手に汗握る話が多く、最後まで夢中で読み進めてしまいました。
メインの他に立ち絵がないキャラも魅力的で、メイドなんかは物語が進むごとに数行のセリフがどんどん変わっていくのですが、変わっていくたびにデスポリュカを認めていく差異がわかって読んでて楽しかったです。
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ349517.html

■ハッピーライヴ ショウアップ!■ SM H2
他ルートも面白かったのですが、この作品を思い出そうとするとソフィアルートの内容ばかり頭に浮かんでしまうほど印象に残ったルートでした。
取り柄がない、自分に自信のない。そんな自分がコンプレックスだった彼女が仲間と出会い、学び、変わっていく。その流れが丁寧に描かれており、それが報われた最後のソフィアの笑顔が今でも忘れられません。

0096名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 123.225.214.9)2022/01/22(土) 23:38:37.56ID:FA7heuDv0
(1/2)
■コイカツ! サンシャイン■+1 GP H5
ILLUSIONのゲームやったのは「ジンコウガクエン2」以来なんですが、
なんかグラがメッチャ進歩しててどっぷりハマった。
しかも動作が軽い。当分使うつもり。

■HOMESTAY a la mode■+1 CG H5
抜きに特化した王道エロゲブランドによる貫禄の一作。
ある意味マンネリズムだけど、それはAC/DC的な偉大なるマンネリズムなのですよ。
フェラ好きなら外せない一本だね。

■魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis■ SC H4
「かわいそうなので抜きたい」人向けの、凌辱と物語が不可分な正統派エロゲ。
エロシーンそのものが特筆してどうこうというよりも、物語全体の絶望的な状況描写がエロを補完してくれるので、脳内興奮物質がドピュドピュでちゃう。

■Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■ CG H5
あかべぇのエロゲは個人的にあんま琴線に触れることがなかったんだけど、今回は評判につられてやってみてよかった。

0097名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 123.225.214.9)2022/01/22(土) 23:39:08.34ID:FA7heuDv0
(2/2)
■人妻LovelyMoment(同人)■ G H5
ここのサークルのは前々作「ホスピタリティ」が好きだったですが、前作「お兄ちゃんとHしたいよ」にはあんまりハマれなかった。
今回は自分としてはその中間ぐらいのハマり度。
でもあくまで趣味趣向の範疇で、全作品レベ自体は高いと思います。

■閃鋼のクラリアス■+1 CP H1
アペンドも込みで選出。悪い所挙げるとキリないから良い所だけ書きます。
まずキャラは良い。それと連動してプレイアブルキャラごとの使用感が差別化されてるのが良い。
そして何よりもいまだACTエロゲー作り続けてる姿勢が最高に良い。
決して駄作ではないから、TEAM BALDRHEADはまだまだ頑張れ。応援の加点+1を献上します。


2021年発売エロゲプレイ数:15本前後ぐらい?/エロゲ歴:12〜3年ぐらい?/ベストエロゲ投票参加回数:7〜8回目ぐらい?
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):かんぱに ガールズ (安らかに眠れ…)
【総評】
健全なエロゲライフは健全な肉体に宿る。
ということで、2022年もコロナに負けず健康なエロゲライフが送れますように。

>>95
■魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis■+1 SC H3
「人類は君達を消費する」という簡潔ながらもプレイすれば納得のキャッチコピーを持つ本作。
主人公であるみのりちゃんは自身が助けられた経緯から魔法少女に憧れており、序盤は過剰なほど正義感の強い女の子として描かれていました。それが男尊女卑の世界に放り込まれ、揉まれ、壊れながらも最後には自分の正義を貫き通す。
飯塚みのりちゃんの成長を記した物語といって差し支えない内容となっております。
そんな彼女も一人ではなく、七虹やイリューシャといった仲間たちがいます。最初は慣れないみのりちゃんを肉体的・精神的にサポートしつつ、後半は懸命に生きる彼女達が周りの環境ゆえに時に対立したり、時には良きパートナーとして歩んでいく。
ルートによってそのあり方は異なりますが、どちらも彼女達の友情を感じられる味わい深い話となっていて良かったです。

■我が姫君に栄冠を■ SC H2

主人公の相棒枠であるミンジャラが終始良かったです。強力な力を与える頼もしい一面や人造神という肩書きからは読めないギャグシーンがあったかと思えばホロリとする展開を作ったりと、この作品に欠かせない魅力的なキャラクターでした。

>>98
■Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE!■ CG H5
本作はコスプレに応じて4つの性癖に絡めたHシーンを見せてくれます。
聖女はバブみ、ビキニバニー/ビキニメイドは近しい関係からの純愛、戦巫女/騎士はSシチュ、サキュバス/黒魔法使いはMシチュといった感じで何かしら刺さるHシーンの種類と幅があり、
肉厚ながらも可愛く描かれている絵やクオリティの高いアニメーションと組み合わせると今年の中で一押しの抜きゲーとして記憶に残りました。
各々のプレイも一辺倒ではなく、片方のヒロインに対するシチュでもう一人を引き合いに出して羞恥を煽ったり舞台を変えて同ジャンルでもプレイを変更したりと飽きないように工夫されている点もあり、シーンの1つ1つがレベルが高かったです。
こういう様々な性癖を内包しつつも高水準のエロゲはこれからも増えて欲しいです。

■Monkeys!¡■ CG H2
重い話の多い作品でしたが、コマ割り演出や軽快なかけあいもあり、終わってみると優しい気持ちになるお話でした。
ヒロインたちとの掛け合いも楽しく、特に硝子はお姉様キャラ、母性、ハイテンションなギャグなど好きな要素が多くて良かったです。

>>99
2021年発売エロゲプレイ数:95本/エロゲ歴:6年/ベストエロゲ投票参加回数:4回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):迷宮剣舞
【総評】
毎月楽しみな作品が多かった年でした。
作品自体も過去作で評判の良いライターが多数出しており、共通範囲などはその過去作と比べても面白いと感じられる作品が多く、全体的に中弛みがあるものは少なかったように見受けられます。
その完成度に対する期待値ゆえか総括となる後半の話の進め方が合わない作品もいくつかあり、総じてパッとしない、もったいないと感じられる作品が多かったです。
来年も楽しくエロゲがプレイできれば良いなと考えています。

0101名無しさん@初回限定 (アウアウウーT 106.154.5.64)2022/01/22(土) 23:54:44.52ID:Q4HFh3eqa
■我が姫君に栄冠を■+1【SC】【H3】
(感想等)
フルプラの中では一番全体の出来が良くできていた作品。
個人的には相棒のウルシュラはとても良い友人枠であった。
みなとそふと久々の完全新作ということで、期待通りの作品であったと感じる

■アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS■+1【SM】【H2】
(感想等)
前作の消化不良だったラストを見事にまとめ、
盛り上がりが、とてもよくできていた。
もし前作にこのシナリオが組み込まれていたら、覇権争いに加われていたと思う作品。
絵も音楽も変わらずよくできており、物語を良い引き立て役となっていたと感じる。

■ハッピーライヴ ショウアップ!■【SC】【H3】
(感想等)
FAVORITEの安定したシナリオは素晴らしかった。
それぞれのヒロインおよび主人公が自分の中の問題と向き合い、
行動していく姿はとても良かったと感じる。
また今作はキャラもとても良いキャラが多く、
カーチャ、クラリスは2021の中で、特に印象的なキャラだった。

0102名無しさん@初回限定 (アウアウウーT 106.154.5.64)2022/01/22(土) 23:55:20.88ID:Q4HFh3eqa
■あまいろショコラータ2■+1【CG】【H4】
(感想等)
ここ最近のきゃべつに外れなしといったところか
前作のサクレットも、完璧なシナリオだったが、
今作のあまショコは、完璧なキャラゲーといって良い。
とにかく3ヒロイン全て可愛かった。
特に苺華は2021トップクラスで可愛かったと感じた。

■プリンセス☆シスターズ! 〜四姉妹は全員あなたの許嫁〜■【CG】【H5】
(感想等)
今回は前作と異なり、あまり暗めな展開なく純粋にキャラとの
イチャラブを重視しているのが良かった。
このブランドで見たいものが見れた気がする。
もし前作と同じくFDが出るのであれば期待したい。

■クナド国記■【SM】+1【H3】
(感想等)
2021年を締めくくった作品。
序盤〜中盤の盛り上がりは今年1といっても過言ではなかった。
終盤ちょっと微妙なところはあったが、それでも全体で見ればよくできていたと感じる。
特に双子エンドの話は、個人的には春ルートよりも気に入っている。
双子の前向きで明るい未来に向かう姿はとても元気をもらえた。

0103名無しさん@初回限定 (アウアウウーT 106.154.5.64)2022/01/22(土) 23:55:50.23ID:Q4HFh3eqa
2021年発売エロゲプレイ数:24本/エロゲ歴:11年/ベストエロゲ投票参加回数:5回目
【総評】
今年度はやはりミドル以下の作品を多くやった印象だった。
そのせいかは分からないが、全体的に小粒なイメージが強く、
前年のさくレットのような圧倒的な作品もなかった。
ただその中でも、いろいろな作品に巡り合えたことは良いことだと思う。
今年もまた一つでも良い作品に巡り合えたことを祈りたい。

0104よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/23(日) 00:09:41.05ID:ik218cq80
投票終了です。
以下、感想ロスタイムを開始します。

・投票や感想が間に合わなかった
・6枠使い切って7枠以上何か書きたい
・他の人の感想や結果見て見逃していたものがあった
・一般作だけど語りたい
・ネタに走りたい

……等々の理由により、まだ感想が書き足りない!という方は
◇タイトル名◇と表記して感想を投下してください。
加点・評価点・H満足度・フシアナ等のルールは一切無しとします。
期限は1/23(日)23:59まで。 代行スレでも受けつけております。

※集計作業を阻害しないためにもタイトルは必ず◇◇で囲ってください。

0105pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 20:58:47.47ID:2egDaBtx0
◇ハッピーライブショウアップ!◇

皆さんはプロといえばどういう人を思い浮かべますか?
おそらく答えは簡単、お金をもらって人を楽しませることができる人たちのことです。
ならプロを"続けられる"人はどんな人なのでしょう?
人を魅了してお金を稼ぐ、才能さえあれば簡単なようで何よりも難しい。
何よりその才能があったとしてもほんの些細な失敗と心の乱れで何もかも崩れていく。
それがプロを続けることだと外野ながら考えています。
この作品はそんなプロの世界の扉の鍵を握る資格を得た少女達の初心の物語です。
この作品の企画開始は2016年、そして初公開は2018のライブ、そして正式発表されたのが2020年の年末とコロナの影響もあってか発売まで時間がかかった作品ではありました。
ライブで公開されたPVの時点で「舞台」と「魔法」というワードは見えていたのでなかひろ先生の描いた星メモの世界でも漆原先生の描いたいろセカの世界でもないものが描かれることは気づいていましたが、
これまでの路線から大きく外れてキャラクターの魅力に注力した作品を作る気じゃないかと正直不安でした。
そして正式公開された時にライターにいた人の名前は聞いたこともない「高山大河」という名前、これを見てかなり多くの人が不安がったり購入を控える理由にしていましたがむしろ自分はこれで購入を決めました。
そもそも漆原雪人を見出したFAVORITEが変なライターを連れてくるはずがない!
むしろヤバい時は名前が売れてる連中を連れてきた時だと思っていたのでかなり歓喜しました。
さてそんな一部の不安な雰囲気と私のほんの少しの好奇を載せて作られた物語は期待通り近年の過去作とは違うけど、確かにこれはFAVORITE作品だと言えるものだと思っています。

0106名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 20:59:31.46ID:2egDaBtx0
長々と書きましたがそろそろ感想に、話の根幹ですが某空で追いかけっこするスポーツのゲームとよく似ているなという要素はかなりあります。
ただあのゲームと大きく違うのはソフィアのポジション、この子は作品の軸であり主人公以上に主役として作品を舞います。
それを取り囲むキャラクター達も魅力的でムードメーカーで立ち止まりがちな彼女の手を真っ先に引っ張るルー、
厳しい世界のことを知ってるからこそその厳しさを伝えられるクラリス、
折れることの悲しさと劣等感の恐ろしさを知るペチカ、そんなに絡んでこないのになぜか存在感のあるジャンとプロであることを辞めたアキト、
そして何より超暴走ブレーキなしヤバい系お嬢様カーレンティア・ベリーベルと愉快なメンツに溢れています。
特にカーチャのキャラクターの勢いはこの作品の大黒柱と言っても過言ではなく、この子がいるだけで日常パートがカオスで笑いの止まらないものになっていました。お嬢様強い。
その他のヒロインについてもKanon問題を突きつけてくるクラリスさんにツッコミと常識人枠が(主にカーチャのせいで)欠けてる中
自身の経験から手助けもできるペチカに重い過去を持ちつつだからこそ芸を好きだと思い続けることができたルーとそれぞれ大切な役割を持っています。
さて個別ルートの話に入りますが、今回ソフィアのルートだけ滅茶苦茶長くなってます。
ヤポンの???さんのルートと比べたらあまりに哀れなレベルで長いです。
???さんはサブキャラ相当として置いておくとして(FDでは回収するように)他のヒロインとも比べてもやはり長い、その理由となっているのは彼女自身が魔法をプロとしてやっていく理由を持ち合わせていなかったというのが大きいと思います。
誰かに喜んで欲しいと願い芸を磨いたり、自分だけの憧れた世界を掴むためにもがいたり、誰かの心を決して離さないために、新しく見つけた夢に前進するために、ヒロイン達はそれぞれの理由でショーを終えた後に夢を追いかけていきます。
ですがソフィアは違います。主人公の"代わりに"プロを目指すと口にしました。それは本当に正しいことなのでしょうか?
その答えを出すための物語があるからこそ彼女だけ長くなってしまっている、言わば彼女の補習の時間のようなものです。

0107名無しさん@初回限定 (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:00:22.83ID:2egDaBtx0
しかし終わらせてみると他の面々は結ばれなくても友人達のおかげできっと道を見つけられてもソフィアだけはプロになる理由を見つけられず埋もれていくように感じます。
なので彼女が輝くために必要なことだったと思っています。
そうやってプロとして続けていくための道標を見つけるのが今作だったのではないでしょうか?
しっかりとブレず一つの軸を徹底するFAVORITEらしくもキャラクターの愛らしさに注力しつつどのキャラも魅力的に描くことができた新境地だと思っています。
さて何度も繰り返してきますがこの物語はヒロイン達の夢へ進む一歩めの物語です。
だからプロという夢を捨て去った彼がもう一度舞台に立つことありませんでした。
そもそも自分から去った舞台に戻るにはそれ相応の理由が必要ですし、それを用意できるほどまだまだ彼女達は完成していません。
だからこそこの先の物語を描くある種の義務があると思っています。
さくら、もゆ。ではFD作らないようですが、今回は作らないのは許されませんよ?
だから高山大河先生の思うプロの物語をもう一度描いてくれることを期待しています。
その時には彼がまた舞台に立っていることを信じています。
このラインの次回作をすぐにでも読みたい、そう思えるだけの作品でした。
お疲れ様でした、FDの制作頑張ってください

◇冥契のルペルカリア◇

「この世は舞台、人はみな役者だ。」
この言葉は今作でも引用されたハムレットを書いたかの有名なシェイクスピアの別の作品の言葉です。
その言葉のインパクトから本来の意味合いは置いていかれ、様々な解釈されている言葉なようで少し調べてみると正反対ではないかと思うような解釈と印象を受けました。
その中でも私にとってしっくりきたのは人生という舞台の上で役を演じているうちにそれに入れ込みすぎて我々は役であることを忘れてしまっているという解釈です。
どこかの誰かに渡された人生という台本に翻弄され、演じるうちに熱くなり、役であることを忘れてその舞台に必死になる。
そんなものなのかもしれません。
前書きが長くなりましたが、冥契のルペルカリアは最愛の人に望まれた役を演じるうちに役に呑まれ、そして散っていた少女の最後の舞台の物語でした。

0108pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:00:52.49ID:2egDaBtx0
この作品はいつから存在が語られていたか?それは前作であるパラレログラム発売直後のトークショーでした。
この時点でトークショーで行われた朗読劇は次回作のためにやっているという言葉から演劇物であるとの予想は早々についており、また妹が重要になる物語だとも語られていたことは熱心なファンにとっては記憶に新しいことでしょう。
そこから表舞台から姿を消し、fanboxの中で少しずつ進んでいく進捗を見てきた人も多いと思います。
勿論私もその一員です。
コロナ禍というあまりに大きな出来事のせいで発売が年を跨ぎ、ようやく姿を見せた作品は前作とは違い、商業作品としては運命予報をお知らせしますから続く不条理の中で翻弄され、その中で前に進んでいく登場人物の物語でした。
まずこの作品に関しての大前提としてヒロインと恋愛する物語ではないということを念頭に置いておくかどうさは評価に大きな差が生まれるのではないでしょうか。
これまでの作品同様可愛い顔には棘がある、なんで言葉が甘っちょろいと言い切れるだけの信念と重い過去があり、更に苦しめと言わんばかりの展開の数々が繰り広げられていきます。
今回最もその悲劇にあったのは天使奈々菜、可愛らしい名前に可愛らしいキャラデザ、そして声優の演技、そんな彼女に向けられた台本はあまりに酷く、尊厳を嘲笑うかのような物でした。
特に個別ルートは相変わらずというしかなく、踏み台という言葉で表現するのも愚かなハッピーエンド(笑)となっています。
そんな地獄のような配役を、主演の少女にとってはただの脇役としての役しか与えられなかった少女はもう1人いました。
それが箱鳥理世、彼女のルートも奈々菜と同様に都合のいいハッピーエンドのような物語を繰り広げていきます。
しかし彼女はそれを選ばなかった。
紙の上では翻弄されるばかりで自分が幸せとなる物語さえ紡ぐことを許されなかった名前がそっくりなあの子とは異なり、自分の意思でその結末を否定し、もう一度主演の彼女へ向き合うために舞台に向き合います。

0109pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:01:58.60ID:2egDaBtx0
このシーンの演出はこれまでのウグイスカグラでは出来なかった物だと思うのでシナリオ以外でも成長しているのだと強く感じさせてくれました。
さて2人以外にも舞台に巻き込まれた哀れな登場人物達はいます。
その中でも匂宮めぐりに襲った悲劇はあまりに辛いものと言えるでしょう。
大切だった物、舞台に立つ理由、ようやく叶えられる夢、その何もかもが奪い取られ絶望に突き落とされる。
この辺りは主人公とリンクする部分も多く、もう一つのストーリーラインの主人公だったと言えるのではないでしょうか?
フィリアの中で信頼していた人達に裏切られ続けてその中で本当の想いを見つけるまでのシーンがこの作品における大きな山場であり、特に印象に残るシーンだと思っています。
その絶望に向き合えと言わんばかりの劇中劇は主人公にも繋がっていきます。
そしてこの作品、よくよく見ていくと終始主人公にとって都合の良い物語になっています。
演劇に参加するにはうってつけの劇団や彼にとって理想の妹になれる少女に共通の大切な人を失ってその罪から目を逸らして傷を舐め合える旧友、
同じように憎くも大切だったものを失いそれを否定して夢の中に生きることができる少女、妹と同じ才能を持ちながら都合よくそばに居続けた架橋琥珀もその一員でしょう。
彼女のルートは彼女自身も理解しているように代替品として愛される物語でした。
そんな中で唯一都合の良い悪いの外側で彼を支えた少女がいました。
それが倉科双葉です。彼女こそこの作品のMVPに相応しい人物だと思います。
自分にとって最も都合のいい物語を切り捨て、たとえ結ばれることがなくとも愛すべき人のために必死になり、そして常に友人の支えであり続けた。
ルクル先生の商業デビュー作である運命予報をお知らせしますには早蕨林檎という少女が登場します。
彼女は作中で主人公の友人として現れ、そしてその役割を最後までやり通す少女です。
扱いは間違いなくヒロイン達と同じ、どころかそれ以上なのに自らがスポットライトを浴びるルートは存在せず只主人公が幸せになれるために舞台を舞います。
そんな彼女の役割を引き継いだような存在が双葉で彼女の舞台において最大の誤算であったと言えるでしょう。
何せ彼女にはできなかった無償の愛とやらをやり通すことができたのですから。

0110pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:03:21.75ID:2egDaBtx0
それではいよいよ主演の彼女のことに触れましょう。
この物語は終始折原氷狐という伝説の女優の物語……ではなく瀬和未来という少女の最愛の兄へ向けた物語だったのだと思います。
先ほども言いましたがこの作品は主人公に都合の良い要素が数多くあります。
それは甘い地獄に突き落とすため……というには歪んでいながらも確かな情を感じるものがあります。
何よりもし本当に地獄に突き落とすためだけに物語を綴るのならば意を反した双葉をその時点で追放すべきなのに舞台に残しています。
孤高の女優に成り果てて彼への憎しみに満ち溢れていたとしてもそれでも彼女の根底にある彼に幸せになってほしいと想いがそれを許さなかったのではないでしょうか?
そして都合の良い結末で幸せに見えないかもしれないけれど、何も知らない当事者達は確かに幸せです。
彼女は自分のことを消し去って只幸せになって欲しかったからこそこの舞台を用意したのではないでしょうか?
ただそれは間違いでした。彼も憎く思っていたとしてもそれでも心の奥には捨て去ったはずの愛が残り、壊れてしまっていました。
そんな彼が何もかも忘れて生きたとしても本当にそれは幸せなのでしょうか?
答えはこの物語から脱落した先を知っていればわかるでしょう。
何よりそれは幻想に過ぎません。ルクル先生はこれまで前に進むために悲劇を許容していく、いや許容し前に進まないことを許さない物語を描いてきました。
今作もその側面が強くなっており、彼女の用意した幸せな都合の良い物語はあまりに空虚です。
そんな中で彼が選んだ全てを受け入れた上で未来へ進むという道はこのライターらしくその集大成として完璧なものだったのではないでしょうか?
用意されたものではなく、彼自身が選んだ彼にとって最も都合の良い物語は未来の愛とどういう形でもいいから幸せになってほしいという祈りに満ちた物語によって我々が席を立った舞台で描かれるのでしょう。
さてこの作品シナリオのことしか話していませんがやはり原画の力も大きかったと思います。
劇中で舞う彼等の真剣な表情をよく描けていました。この点に関しては桐葉先生の成長であり、パラレログラムやかみまほの頃ではできていなかったことだと思います。また誤字に関しても今回はよく減った!
これは素直に称賛しましょう。

0111pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:04:18.73ID:2egDaBtx0
そして音楽、元々ウグイスカグラの音楽は大好きなのですが今回特に心に残ったのはendingというED曲、
作中の感情のぶつけ合いを繰り返した舞台とは打って変わって静かで優しいメロディは別の物語に旅立っていく彼等への祝福と祈りが込められているようで何回も聞き続けていました。
この作品を終えて、数ヶ月ルクル先生は第一期終了という言葉を呟かれてました。
以前から生配信でも次に描きたいものはないと言っていたので不思議はありません。
何よりルクル先生ならいつか必ず戻ってくるという予感がするので不安にもなりません。
なのでスタッフの皆さんはゆっくりと休んでください。
そしてまた舞台に上がる少年少女達にどうしようもなく苦しくてほんの少しだけ救いのある台本を配り、美少女ゲームという名の舞台で心に残る演目を繰り広げてくれることを待っています。
本当にお疲れ様でした。

◇ユキイロサイン◇

群像劇という物語の形式があります。
これは様々なキャラクターの視点で物語が進行し、その思惑が重なっていくことで1つの物語を構成していく物です。
しかしこの形式、エロゲとは少々噛み合わせが悪いです。理由は簡単、エロゲの基本は主人公と自分をどれだけ重ねられるかという部分があるからで、視点をコロコロ変えてしまうと重ねにくくなってしまいます。
それでも視点の変化で見ることができるそのキャラの個性に根差す感情の描写や何もたった1人がメインで解決しなくても良いという部分は主人公が固定された作品では難しいもので、群像劇の長所だと思っています。
今作はアオナツラインに続く5人にスポットライトを当てた冬の街の群像劇です。
スタッフを見ればわかる通り戯画を離れてVAに行ってしまった大地こねこさんは抜きとして冬野どんぶく、うみこ両先生が参加されたアオナツラインを強く意識した作品で今回もメインになるのは5人に絞られています。
ただし今回はサブキャラも何名か追加されており、これらのキャラ中々良いキャラをしていました。
また立ち絵はなかったですがお婆ちゃんも要所要所で活躍するのも良かったと思います。

0112pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:04:42.41ID:2egDaBtx0
さてそんな本作ですが前述した通り群像劇、主人公だけでなくヒロイン達の目線で物語が進行していくことがかなり多いです。
この視点変更の良さとしてそれぞれのヒロインの性格を反映したテキストになっていたことは全力で主張したいです。
まずはスヴェ、北欧からからやってきた陽気な彼女の目線は雰囲気が重くなったシーンで上手く使われていたと思います。
空気が重く、主人公目線では重くしんどいシナリオになるところを彼女のいい意味でのおちゃらけ具合が雰囲気をうまく緩和していました。
またただふざけているだけでなくちゃんと他人を思いやれる娘であるとよく理解できる地の文もよくできていました。
そんな彼女だからこそ田舎街に上手く馴染めたのだと思えるだけのものでした。
次に香子、本作のMVPです。
彼女の良かったところは彼女自身の脆さです。
弱いからこそ誰かが悩んでしまった時にその気持ちを推し量ることできる姿が描かれていました。
そんな彼女のルートは自分の弱さを乗り越える物語、期待に押し潰されそうな彼女がどうすればそれを乗り越えることができるかを悩んで色んな人に手を引かれて見つける物語となっています。
所謂才人の物語ではありますが、他のルートでも描かれる彼女自身の自己肯定感の低さから嫌味に見えず、バランスが良くなっていたと思います。
そして最後が美玖、彼女は見た目からまあそうだろうと思ってはいましたが海希に続くクソめんどくさい系幼馴染の系譜でした。
他のルートではどこまでも常識人、解決の手を差し伸べるのは主人公と同じくらい多かったと思います。
何よりスヴェルートで落ち込む彼女を連れ戻したのは5人の中でも最も仲の良かった彼女でした。
一瞬ギャグシーンに思える勢いで展開していきますが、それも彼女にとっての全力。
あるがままの彼女の本心の言葉をご覧ください。

0113pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:05:39.22ID:2egDaBtx0
そんな彼女のルートはその強さとは別の弱さが描かれます。
一見芯があって弱さを見せない彼女の弱み、主人公への恋心が焦点となっていきますが、これが何ともめんどくさい!
大好きだからこそその言葉を素直に受け取りきれない、この複雑な恋心の描写はアオナツラインでもありましたが今回も健在です!
この作品を語る上でやはり比較対象になってくるのがアオナツライン、あの作品の一貫した映画のような演出の数々がなくなっており、ここに関しては劣化したと言わざる得ないでしょう。
ただ前作では見られなかった様々な視点により感情の描写と性格の表現、そしてそこから派生する書かれていない心情の類推のしやすさは前作から大きく進歩した部分だと思っています。
もし次回作があるのならその部分が見れたらいいですね。
売り方はどうしようもなく下手くそでしたがいい作品でした。

◇思い出抱えてアイにコイ!◇

Kanon問題という命題、こんなことこんな場所を見てる時点で語るまでもない命題でしょう。
誰かの笑顔の裏で誰かの涙がある。
なら誰も選ばずにハーレムでも築けばいいのか?
もちろんそれも解決方法でしょう。
ですが私はそれじゃダメだと思っています。
誰も彼も幸せにできないのなら本当に好きになったそのヒロインを強く愛するべきだと。
本作はPriministArでデビューした桜城なおが恵那森千里で突きつけた一つの答えをもう1度提示してきた幼馴染物でしかできない物語でした。
今作の売りはやはりヒロイン全員幼馴染であるという点、HOOKSOFTでは定番になっているプロローグが幼少編に充てられており、こちら結構ボリュームがあります。
その中で幼い頃のヒロイン達との日々とお別れが描かれていきます。
アイスキでも見られた破茶滅茶で賑やかだけど締めるところはしっかりと締める日常が描かれ、退屈せずに読めるのではないでしょうか?
SMEEっぽいと呼ばれるなお先生のテキストですが、キャラを崩してでもバカをさせようとするスタンスは結構好きです。
そんな日々がベースになって現代編へ、成長したことで変わったものと変わらなかった物が明確になるヒロイン達と更に増える変人達との日々は更に長い共通ルートを彩っていきます。

0114pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:06:00.81ID:2egDaBtx0
ここで少しだけ文句を言うとこの共通ルートが少し面倒だったなと感じました。
どうしても繰り返し行う部分ではあるので選択肢の多さから仕方ないとはいえもう少しなんとかならなかったのかというのが本音です。
ただこの沢山の選択肢を選ぶ中でヒロインと向き合い、ヒロインとの思い出と知らなかった側面を知っていく過程は良かったです。
そして個別ルートは長く描かれた積み重ねた関係性の総決算、それぞれが抱いていた変わらなかった物と変わっていった物を軸にして主人公との仲を深めていきます。
中でも優菜のルートははかなり良くできており、髪型を変えた理由などキャラデザも含めてかなり驚かされました。
そんな4人の幼馴染との賑やかで、でもほんのりセンチメンタルになれる個別ルートは安定して楽しめるのではないでしょうか。
さてここからが本題です。
4人の幼馴染との恋愛模様は楽しく笑いの絶えない物でした。
しかしたった1人幼馴染であり、幼馴染ではなかった少女がいます。
それが本作で最もピックアップされていた少女である栗山兎鞠です。
彼女に隠された秘密、それは記憶喪失により主人公との日々をすべて忘れてしまっているという事実でした。
この事実が明かされると潜んでいた不自然な描写の数々に説明がつき、別の表情が見えてくるようになります。
5人の中で最も深い中であったはずなのに主人公にすぐに気づけなかったことも、妙に主人公に対して世話を焼きたがるのも彼女にあるはずの記憶がないから、そしてそれを悟られないためでした。
このゲームは幼馴染物なので4人のヒロインと友人というように多くのヒロインが幼少期の日々で培ったはずの関係性の中で物語を進めていきます。
ですが兎鞠にはそんな記憶はなく、手元にあるのは過去の自分が主人公のことが大好きだったことと主人公との約束だけです。
その中で主人公に気づかれないように、けれど幼い頃の自分の想いをダメにしないようにとする日々を送っていたのです。
これに気づくと共通ルートでの彼女の表情にまた別の感情を見ることができると思います。

0115pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:07:45.22ID:2egDaBtx0
そして今作全体で言えることとして徹底的に彼女が魅力的に書かれていることです。
共通ルート時点では間違いなく一番人気といえるほどの個性と魅力を振りまくシナリオとなっており、発売前のHPでの人気投票は一種のジョークの部分とはいえ断トツの人気を誇っていました。
そんな彼女との結ばれるまでにおかれた壁は当然本当に好きなのは幼い頃の自分であり、今の自分ではないのではないかという疑念です。
その中で本当に好きなのは今の兎鞠であると答えを出していくのが個別ルートの本題となっています。
ここまで書いた通り彼女のルートは幼馴染ヒロインのルートではありませんし、製作側もそのように想定していません。
当然のように幼馴染ヒロインとの恋愛を楽しむ気満々だった人達にとっては怒りの対象になって当然ですし、HOOKSOFTに求められている要素でもないのでまあ大荒れです。
正直彼女のルートを終えた後にこれは賛否両論になるだろうなぁ……というのが一番の感想でした。
ただそれでもやっぱりこのルートが大好きで、幼馴染物だからこそできた純愛だと思っています。
積み重ねたものが本当はなかったとしても、それでも彼女を好きだと思えるだけの日々の描写に根差した恋愛模様です。
このルートの最後のシーンでは1つの決別が繰り広げられます。
ただやっぱり直接口にはしなかったですが、選ばれたのは「兎鞠」だったのでしょう。
徹底して1つのテーマに寄り添ったルートになっています。
この作品をプレイする上で初っ端に兎鞠を攻略してしまったせいで正直十全にこの作品を楽しめたとは言えないとは思います。
他のルートに入っても頭に浮かぶのは彼女の笑顔、そして裏ではどんな想いで2人を見ているのか、そんな思いでは他のヒロインに失礼だったと思います。
それでもやっぱりやってよかったと思えるだけな作品で2年間待ち続けてよかったと強く思った作品でした。
光を失ったとしても自分にとっての1番星を想い続けた千里と同様、選ばれなかった時の姿を想像するのが恐ろしいヒロインではありますが、だからこそ2021年の中で最も好きになったヒロインです。
難しいかもしれませんがほんの少し先をちょっとでいいから読んでみたいです。

0116pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:08:07.17ID:2egDaBtx0
理由としてはみくりのキャラクターがちょっとずれていた部分にあったと思います。
人と暮らしたことがない彼女の価値観は人として暮らす他の人と比べてずれており、その部分が浮き彫りになる構造となっていたのが大きな原因でしょう。
ただそんな要素も前述の獣人と人との考え方の違いを意識してみるとまた別の見方ができたのも事実、本シリーズの大きな軸として「違うものと同じもの」という部分は意識して読んでみると結構楽しめる要素だと考えています。
そして本作のヒロインは1では攻略できなかったナナちゃんと苺華ちゃんと追加ヒロインのかぐらちゃん!
しらたま先生と梱枝りこ先生によるキャラデザもあって可愛く仕上がっています。
特に前作の時点で攻略の要望が断たなかった苺華ちゃんが攻略できるということで速攻で予約したことを覚えています。
前作時点でかなり可愛かった彼女、ちょっと変態な要素が見え隠れしていましたがそこはご愛敬ということでまあかなり楽しみでした。
そんな彼女のルートで描かれたのは獣人であることの恋愛の壁です。
どれだけ似ていて、一緒に生活をしていて、互いのことを好きであったとしてもやっぱり種族の違いという壁は立ちふさがっていきます。
獣人であることに抵抗を持ってしまわれて、そして別れを告げないといけない可能性だってある。
そんな彼女にどうやって想いを届けるかが焦点になっていきます。
このシーンは基本的にとぼけた様子の多い主人公が真っ当にかっこいいと思えた瞬間でした。
前作でもそうでしたが基本的に抜けた様子なのに決めるとこはしっかりと決めるのはかなり高感度が高いです。
そしてこのお話、ちょっと重めの展開となっていますがオチはしっかりと平和な物、この辺のどこまでも平和で甘い日々を描く作品としてもかなり出来がいいと思います。
さてそんな苺華と結ばれた後ですが……こっから彼女の変態性が前面に出てきます。
Hシーンはエロいです。
エロいですが笑いが止まりません。
4シーンあって3シーンほど調教シーン、しかも彼女からの要望でこのようになります。

0117pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:08:25.73ID:2egDaBtx0
中でも夜のお散歩は爆笑しながら見てたのでエロシーンを堪能する余裕なんてありませんでした。
結ばれるまではものすごい純愛物で恋愛模様を楽しんでいたのですがエロシーンに入ると一気に変貌する苺華の言動と行動にひたすら爆笑してました。
ただこれまた可愛いので中々よかったです。
そんな本作ですが種族の違いという部分が多くピックアップされた作品となっています。
甘い恋愛模様に価値観の違いと同じもの見つめる中での結びつき、大きな転はないけれど良い作品になっていると思います。
前作時点では冬茜トムラインじゃないから期待できないなんて言葉も少々聞きましたが、今後は山蕗順平ラインでも楽しみだという声が聞こえてもおかしくないと思えるだけの作品になっていました。
ところであまショコ3、こちらはどうなっているのでしょうね?
発売前の今は亡きTECH GIANでのインタビューでは構想はあるとのお話でしたが、今回の評価でぜひこちらの企画も動いていると期待したいと思います。
今度はどんな獣人が増えるのでしょうか?
そういえば作中で馬の獣人の話が出てましたが……まさか!?
期待して待っています。

0118pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:15:47.63ID:2egDaBtx0
◇アインシュタインより愛を込めて APOLLOCRISIS◇
これについては昨年好き勝手に書いた文が全てなので3つだけ

「信じてました」
「良かったです」
「本当にありがとうございます」

GLOVETYの次回作心から楽しみにしています。

2021年発売エロゲプレイ数:17本/エロゲ歴:5年/ベストエロゲ投票参加回数:4回目
気に入っている18禁ソシャゲ(サ終含む):やってないっすね…
【総評】
色々思うとこあり今回はロスタイムでぶん投げさせていただきました。
去年不作だったなぁと正直思っていた部分もありましたが、
振り返ってみると思ったより書けるもので、
書けば書くほど作品の思い出が蘇ってきました。
そういう意味では悪い年じゃなかったと思います。
今年はどうなるか?VTuberなどに勢いが負けている業界ですがそれでも信じるだけだと思っています。
今年は去年よりも良き年になるように。
そう強く祈っています。

0119pdf86fd1a.tokynt01.ap.so-net.ne.jp (ワッチョイ 223.134.253.26)2022/01/23(日) 21:36:29.65ID:2egDaBtx0
>>116
スイマセン抜けありました……以下の文冒頭に追加です

◇あまいろショコラータ2◇

エロゲのお約束となっており、もはや当たり前の存在になっているのでまあ普通かと思うようになっている存在、それは獣人。
ネコ耳イヌ耳ウサギ耳といくらでもありますし、最近ではウマ耳なんてものも台頭してきています。
そんなエロゲーマーに馴染み深いものとなってしまってもはや普通の存在になっている獣人の皆さんですが、本当に彼女達は我々人類と全く同じ存在なのか?
そんなことなんて誰も考えないでしょう。
ですがやっぱり獣人にしかない悩みもあって、別の種族の社会で生きるのならば当然のようにそれに則った悩みだってあるはず。
本作は1の時点で随所にあったそんな人と獣人の違いをピックアップしつつ、それでも重くなり過ぎずに明るく続く純愛ラブコメディです。
あまショコはぶっちゃけ1の時点でかなり大好きでしたが、前作の評価は少々奮わなかった印象。

0120よろづ集計人 ◆PAP76nfaQs (ワッチョイ 42.145.11.224)2022/01/24(月) 01:15:53.91ID:Dxc8G6df0
感想ロスタイム終了です。
皆様お疲れ様でした。

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています