(昼食時の学食は広く、一見閑散としている風でさえあったが。
それは規格外に広いからで、多くの生徒達が、秋葉のパシリ姿を見ていた)
(「うわー、アレがそう」「フクカイチョってもうさあ」「パシリって言うかぁ、ドレイ?」)
(もはや、痛いものを見る目線。あるいは道化を嘲笑う視線が濃度を増していく)

(秋葉が、息を切らせて戻ってくれば)
(アルクェイドと琥珀は、テーブルを背にするようにして)
(眺めの良いガラス窓の方を向いて座り、談笑していた)
(戻ってきた秋葉をにっこりと笑って見るアルクェイド)
(そんなアルクェイドのアイコンタクトを受けて、琥珀が秋葉に向かって指を立て)
あまり、素早い働きとは言えませんでしたね、秋葉。
秋葉は遠野家当主なんですから。それらしくしていただかないとね?
(そう言って、ちちち…と指を振って、軽く諌める。
「遠野家当主」としてそれらしく、素早い奉仕をしてみせろ、と。
幼い頃からの忠実な使用人が、秋葉に向かって言い、笑う)
では、お昼をいただきましょう。お嬢様は景色を見ながら食事なさりたいそうですから。
…そこに。跪いて。トレーを掲げていてくださいね?
お嬢様のはこっち。私のはこっちの手で。
(そこにテーブルがあるのに。椅子を動かせば景色などいくらで楽しめるのに。
 理由になっていない理由をつけて、秋葉にテーブル役を命じる)
ああ、膝をぴったりつけて跪いたりは…しませんね?秋葉ですものね?あははっ♪
(琥珀は笑って、ぴしっ!と床の一点を指さす)
(秋葉が股を開いて跪くように命じられれたのは、ガラス窓のすぐ近く)
(下から見上げれば、尻も股間も丸見えだろう)

【ありがとうございます。ナイチチのもお似合いですよ?】