>>84
あふっ♥ あっ♥ あぁぁぁぁ♥♥
(周囲から聞こえてくる、自分を貶める言葉、言葉、言葉――)
(それが秋葉のプライドを傷つけ、叩き壊し、粉々にしていく――)
(いまや躊躇する声のほうが少なくなって、口々に「マゾ」「奴隷」「自分の使用人にいいようされるなんて」との声が飛び交う)

は、はい――♥

(琥珀の命令に、蕩けるように甘い声で返事する秋葉)
(しかしすぐ我に返り、気を取り直して)

ええ、わかったわ、琥珀――

(と、表面だけでも対等を装うと取り繕うも)
(さっきの返事と今の返事、そのどちらが本心に近いのかは誰にもわかるもので)
(アルクェイドと琥珀は立ったまま、秋葉だけがその前で跪いて、恭しく上履きを献上していった――)

お、お姉さん、右足から、失礼します――

(そして、アルクェイドが差し出した右足を、慎重に手にとれば)
(傷つけないように労わりながら、ゆっくりとその白いタイツに包まれた爪先に、上履きをあてがっていった)
(それは、第三者が見れば、お姫様に靴を履かせる奴隷そのものの構図)
(しかも秋葉の頬は紅潮し、いやがっているどころか、どことなしに嬉しそうにそれに従事しているのだった)

――終わりました。左足も――

(そして、昇降口で。この異常な行為は続けられる)
(上履きを穿かせる遠野秋葉は、すこしでも理性が崩れればそのままアルクェイドの爪先にキスしかねないほど陶酔しており)
(あるいは、その脚線美に頬をすりよせて甘えだしかねないほどの雰囲気をまとっていて)
(そうしないでいられたのは、ひとえに「お嬢様のままで」というアルクェイドからの命令にしたがっているからで)
(ただただその足先に見とれ、息を荒くしているのだった)

こ、琥珀……の上履きも……

(そして、次は琥珀の番)
(赤紫のタイツに包まれたその爪先に、土下座するような体勢になって)
(宝物を触れる時のように恭しく、丁寧に、その足に上履きを穿かせていく)

(――2人の両足に上履きを献上し終えたころには、そのミニスカから隠しようもないほど愛液が滴ってしまっていた)
(その状態で、最後には立って、自分の上履きを穿く)
(その時もミニスカの奥を隠すような真似はせず、見られるがままに、そのズブ濡れの中身を晒してしまった)