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……嫌よ。何度でも言ってあげるわ……悦んでいる雌の顔よ、今のお前の顔は。
誰が見ても、善がっている様にしか見えないでしょうね……

(湿った音の代わりに、いさ子の体が湯をかき回すぱしゃ、と言う音が立つ)
(小さく、大きく――そして早く)
(その度に腕の中で体が悶え、背中に爪が食い込む鋭い痛み)
(甘んじて受けて、いさ子の中を抉る事で返していく)

嫌と言ったでしょう、聞き分けの無い子ね。
表情も何もかも、お前は私のものなのよ……それを自覚なさい。

(台詞だけは咎めるようだが、気に留めた様子は無く)
(いさ子がそうしているように男根を力強く抱き締める膣肉を、満足げに味わう)
(声色ときつさを増すばかりの締め付けに絶頂を感じ取れば、追い詰めるように深く刺し貫いて)

――そらしたわね、顔を。

(罰があるのを思い出させるような平坦な声で、しがみ付くいさ子に囁くと同時)
(腰をぴったりと引き寄せ、ごり、と子宮口に鈴口を押し付けて、放つ)
(白く粘ついた迸りは、雌の胎を我先にと熱く満たし――しまいには、抜いても居ないのに湯の中に溢れ出した)


【……あら。(眉をわずかに上げて、多少の驚きを露わにすると】
【どうせするなら、ここにすれば良いものを……(と、自身の唇を指しながら微笑み】
【……話は変わりますけれど、お時間や眠気の方は如何ですかしら?】